米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2008年11月30日日曜日
Goizuetaでの生活~其の百七十五
上の写真は一昨日の友人宅でのThanksgiving Dinnerの様子です。
昨日紹介させていただいたpartyとはまた別のものです。
Thanksgiving DayはマラソンのあとThanksgiving Partyに三つ行ってきたのですが、このDinnerが最後でした。
マラソンのあとということで食事にも全く気を使う必要がなく、好きなものを好きなだけ食べることが出来ました。
マラソンの前もそんなに気にしていたわけではないのですが、あまり脂っこいものは食べないようにとか、あまり食べ過ぎないようにとか多少は気にしていました。
本日は一昨日、昨日と紹介させていただいたマラソンの続きです。
残り4マイルですが、本当にそこは地獄のようでした。
体は全く言うことを聞かず、これがマラソンでなければ当然走るのを止めているところですが、マラソンを走っている以上そうは行きません。
平地でもつらいのですが、上り坂では筋肉が、下り坂では関節が悲鳴を上げます。
ほんのちょっとでも傾斜があると、そこは断崖絶壁に見えます。
しかし、とにかく走りきるしかありません。
歯を食いしばり、体が致命的な怪我をしないであろう範囲内で走りました。
栄養補給ですが、最初の何箇所か以外は、給水所でパワーレード(アクエリアスやポカリスウェットのようなもの)を飲みました。
力が出ますし、多少つりにくくなるはずです。
気持ちの問題かもしれませんが、最後の10マイルくらいは、パワーレードを飲むたびにちょっと元気になった気がしました。
スタートから3時間16分54秒でやっとゴールすることが出来ました。
朝7時半のスタートだったので、ゴールしたのは午前10時47分ころです。
目標だった3時間にもBoston Marathonのqualifying timeにも届かず、しかも最後の10マイルがきつすぎたので、達成感や満足感は全くなく、失望と屈辱感しか残りませんでした。
とりあえず完走すれば達成感は得られるだろうと思ったのですが、世の中そんなに甘くはありませんでした。
怪我をしていた右足首は、恐らく骨折などはしていないものの相当ひどい状態で、下半身の筋肉はほぼすべてパンパンに張っています。
次回マラソンを走るときは、万全を期して今回の借りを10倍にして返したいと思います。
2008年11月29日土曜日
Goizuetaでの生活~其の百七十四
上の写真は昨日友人に招待してもらったThanksgiving Partyの料理です。
トリニダードトバコ出身の友人だったのですが、家族親戚が一堂に会し、音楽と料理を楽しんでいるところに参加させてもらったのです。
ラテンアメリカの文化というのは底抜けに明るく、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
しかしどうすればあんなに明るくなれるのか、ふと考えてしまうほどみんな楽天的です。
ちなみにトリニダードトバコでは週休3日の会社も多いそうです。
どうなっているのでしょうか。
本日は昨日のAtlanta Marathonの続きです。
15マイル過ぎで右足の腿の裏とふくらはぎが張り始めたのですが、左足はその時点では大丈夫でした。
しかし左右のバランスが取れないので非常に走りづらく、どんどんスピードが落ちていきます。
かといってどうすることも出来ないので、そのまま走り続けたところ、20マイル近くの時点で左足も張り始めました。
すると逆にバランスが良くなり、走りやすくなったのです。
というわけで、今度は多少スピードを上げて走り続けました。
ところがちょうど22マイルを過ぎたあたりで両太ももの裏が同時につり、止まってストレッチをせざるをえなくなりました。
理由の如何にかかわらずレースの途中では今まで止まったことはおろか歩いたこともないので、その絶望感と屈辱感は筆舌に尽くしがたいものがあります。
自分でも今では思い出せないような悲鳴を上げ、道端でストレッチをするしか取れる手段はなかったのです。
ストレッチをしてからすぐに走り始めたのですが、またすぐにつり、というのを3回か4回繰り返し、やっとつらないぎりぎりの体の使い方を探し当てることが出来ました。
それからはそのスピードを保ち、足がつらないことをひたすら祈りながら走りました。
どんどん抜かれていくのですが、この期に及んではもう順位など気にすることは出来ません。
残り4マイル強、キロにすると6キロ強這ってでも完走するしかありません。
とにかく、1秒でも早く完走するために、その時点で出来る限りのことをするだけです。
まだ続きそうなので、明日以降もう少し続けさせていただきます。
2008年11月28日金曜日
Goizuetaでの生活~其の百七十三
上の写真は、今日のAtlanta Marathonの様子です。
僕にとってはこれが人生初マラソンでした。
完走したものの、タイムは3時間16分強であり、とても満足できるものではありませんでした。
初めてマラソンを完走したのにここまで満足感も達成感もないとは思っても見ませんでした。
今朝は4時に起きて食事をし、5時45分に家を出ました。
6時過ぎには会場であるTurner Fieldに到着したのですが、その時間はまだ外は非常に寒く、仮設テントの中でしばらくストレッチをしながら時間をつぶしました。
昨日まで何回か紹介させていただいたとおり右足首を怪我していたのですが、この期に及んでそんなことは言っていられません。
ここまで来たら死ぬ気で走るのみです。
一つだけ注意しなければいけないことは、最初から飛ばしすぎないこと、特に下り坂は足首を含めた関節に非常に負担がかかるので、スピードを出し過ぎないようにすることでした。
7時半にスタートしてからは普段よりはゆっくりとしたペースで走り、1マイル(約1.61キロ)を6分20秒から6分30秒のペースで走り出しました。
折り返し地点である13.1マイル(21.0975キロ)まではちょうど1時間26分で、これは自己ベストよりも多少速いペースになります。
自己ベストを出したころよりは格段に早くなっているはずなので、これでもまあまあのペースだったと思います。
ただ、この時点で右足に多少の違和感を感じていたことは確かです。
そして15マイル過ぎの時点で急に右足の腿の裏とふくらはぎが張り始めました。
やはり右足首をかばいながら走っていたせいだと思います。
その影響でどんどんスピードが落ち、後続のランナーにどんどん抜かれ始めました。
残りはまだ10マイル以上あるので、ここで無理をして足が動かなくなったら元も子もありません。
というわけで、足がつらないぎりぎりのところまでスピードを落として走り続けることにしました。
しかしこの時点でまだ10マイル以上、キロにすると16キロ以上あると考えると、本当に気が遠くなりました。
長くなりそうなので、続きはまた明日以降にさせていただきたいと思います。
2008年11月27日木曜日
Goizuetaでの生活~其の百七十二
上の写真は今日行ってきたAtlanta Marathonのnumber pick-upの会場の様子です。
会場はInterContinental Hotel Buckheadで、会場にはランニングシューズメーカーや栄養補助食品メーカーがブースを出していました。
このnumber pick-upをすると、いよいよだなという感じになります。
というわけで、Atlanta Marathonが明日に迫ってきてしまいました。
肝心の右足首はましになったものの、痛みはかなり残っており、果たして42.195キロ持つかどうかはかなり微妙です。
ただ、ここまで来たからにはそんなことは言っていられません。
骨折しようと血が吹き出そうと、倒れて動けなくなるまで走るのみです。
倒れて動けなくなっても死ぬことはまずないでしょう。
大体スポーツにおいて怪我は付き物であり、怪我の功名とはよく言ったものです。
では、気を取り直して今回の怪我による利点、あるいは利点となりうる要素を挙げてみましょう。
・走る前の準備体操などが念入りになる
・レース直前の数日間にほとんど走ることが出来なかったので、筋肉や関節がレース当日は万全に近い状態になっている
・走っている間常に右足首のことを気にしている可能性が高いので、そのほかの部分の痛みや、体全体の疲れを感じにくい
・ペースを無理に上げようとしなくなる
というような要素がプラスに働く可能性があり、それによってむしろ結果が良くなるかもしれません。
また、今回の怪我をしなければ、怪我をしなかったときのトレーニングによってより深刻な怪我をしていたかもしれません。
というわけで、ここまで来たらすべての物事を良い方向に考えるしかなく、あとは運を天に任せて右足首が痛くならないことを祈りながら走るのみなのです。
幸い天気予報によると明日の最高気温は摂氏18度であり、風もあまりないようです。
スタートは朝の7時半なのですが、マラソンを走るには絶好のコンディションといっても良いかもしれません。
トレーニングもそれなりにしてきましたし、記念すべき人生初マラソンなので、ベストを尽くしてこようと思います。
2008年11月26日水曜日
Goizuetaでの生活~其の百七十一
上の写真は先日のAtlanta Falconsのボランティアのときのものです。
ご覧のように子供がフェイスペインティングを受けています。
Georgia Domeに一度入ってしまうと有料ですが、試合前のTailgateではただです。
子供はしかめ面をしていますが、終わって鏡を見た瞬間にとてもうれしそうな顔をします。
ちなみにフェイスペインティングは全く痛くなく、ちょっと冷たさを感じます。
ただ、なんとなく不思議な感じがするので、しかめ面になっているのでしょう。
Thanksgiving Breakの前日ということもあって、いつもより学校に人がいません。
Thanksgiving Breakは5日しかないのですが、人によってはその前から休みを取って実家に帰ったりします。
日本人の感覚からすると、どうせもうすぐ学期が終わるんだし、そうすればもっと長い休みがあるのだからそのときに帰れば良いのではないか、と思うのですが、アメリカではそのような考えは通用しません。
Thanksgiving Breakは家族とTurkeyを食べると決まっているのです。
ちなみに、Thanksgiving Breakに家族に会ったからといってChristmas Breakに家族に会わないわけではなく、当然両方会う、という場合が多いようです。
このあたりの感覚は日本と異なるところで、しかもこちらの場合は実家がSeattleにあったりするとアメリカの南東から北西まで斜めに横切ることになるので、移動距離という観点からも日本とは比べ物になりません。
しかし、人が少ないからといってやることがなくなるわけではなく、授業もmeetingもきっちりあります。
今日をしのぎきれば明日からは一休みできるので、本当に最後の一頑張りというところです。
meeting自体も、最後の仕上げに入ってきているので、いつもより緊張感があり、展開も早くなります。
Thanksgiving Breakがあけるともうあっという間に提出期限やpresentation当日になってしまうので、今のうちにしっかり仕上げておきたいと思います。
Goizuetaでの生活~其の百七十
上の写真は昨日行ったAtlanta Falconsのボランティアのときのものです。
Tailgateと呼ばれている試合前会場でボランティアをしたのですが、Falconsの試合はAtlantaでは年に8回しかないということもあり、試合前の会場もかなり盛り上がっています。
多くのファンは試合開始前の2、3時間前には来て、いろいろなイベントを楽しんでいます。
この試合前会場ではフェイスペインティングなどはただですし、チアリーダーに会ってサインをもらったり、写真を撮ったりすることも出来ます。
試合そのものもそうですが、試合前のイベントだけでも十分に楽しめるのがNFLです。
明後日からThanksgiving Breakに入るのですが、今日はその前々日ということもあり、ハードな一日でした。
朝8時からMarket Intelligenceのmeetingがあり、10時からはDerivativesの授業、その後はMarket Intelligenceの課題を仕上げ、午後はまた授業、そして最後にはNegotiationの最後のGraded Negotiationをしてきました。
帰ってきたのは夜の8時ごろでしたが、朝8時から息をつく暇もなく、昼食も課題をしながらやっととるといった感じだったので、本当に疲れました。
Market Intelligenceは今日提出した課題が最後のものなので、ほぼ終わったも同然です。
Negotiationも今日のGraded Negotiationが三回あるうちの最後のものなので、これもほぼ終わりです。
このように、この時期になるともう授業そのものが終わってしまったような感じになる授業も出てきます。
ただ、ものによってはこれからFinal PresentationやFinal Examがあるので、そのあたりは本当にその授業次第です。
明日も朝から授業とmeetingがあり、その合間にSports Managementのprojectの関係でConference Callをすることになっています。
明日が終われば休みに入れるので、何とか明日一日頑張りたいと思います。
2008年11月25日火曜日
Goizuetaでの生活~其の百六十九
上の写真はClairmont CampusからGoizueta Business Schoolのキャンパスまで行く途中にかかっている橋の様子です。
Emory Universityの敷地内には鉄道が走っていて、その鉄道の上を通るために橋が架かっているのです。
ちなみにこの鉄道は大学のものではありません。
大学が敷地内に鉄道を走らせるなどということはあるはずないのですが、アメリカだと時と場合によってはそれくらいしかねない大学があることも確かです。
ご覧のように、胸がスーッとするような気持ちのいい道です。
たまに歩いて学校に行ったり、また帰ってきたりするのですが、そのたびにこういうキャンパスで毎日を過ごせる幸せを感じます。
この道は一般車は通行できず、天然ガスで走るシャトルバスか、そのほかのエコフレンドリーな車(正確な定義は知りません)、そして緊急時に走る車しか通行が許されていません。
というわけで、渋滞することもなければ、排気ガスが舞っているなどということもありません。
キャンパス内ということで、真夜中に一人で歩いても治安に問題がないので、あらゆる意味で本当に安心して歩ける道です。
さて、昨日はMarket Intelligenceのteam meetingがありました。
昨日のmeetingはひどいもので、僕以外は誰一人として準備をしてきていませんでした。
しかしだからといって不満を感じるかというとそういうことではなく、むしろ安心します。
逆に全員が完璧に準備をしてきたりすると、もうついていけなかったりする可能性もあるので、そのあたりはかなりの重圧がかかっているのです。
準備をしてきていないということは、僕のやったことをこれから見てくれるということですし、その上から改良してくれるということを意味します。
そのような点では僕自身にとってはむしろ好都合なのです。
というわけで、この週末は、少なくともMarket Intelligenceに関しては罪悪感を感じずに過ごせることが出来ました。
Thanksgiving breakまであと二日なので、何とか歯を食いしばってこの二日間を乗り切りたいと思います。
2008年11月23日日曜日
Goizuetaでの生活~其の百六十八
上の写真は昨日僕の部屋で開いた鍋パーティーに来てもらった同級生たちです。
何とかみんなに楽しんでもらうことが出来ました。
アメリカではベジタリアンや特定の肉は食べない人など食事に制限のある人が多いので、その分全体をアレンジするのに多少手間がかかりますが、慣れればあまり気にならなくなります。
Thanksgiving前でちょうど課題などの波も多少おさまったところだったので、みんなにくつろいでもらうことが出来ました。
今回はアメリカ人のほかにインド人、エジプト人、デンマーク人、カザフスタン人がいたのですが、とりあえずみんなにおいしかったといってもらえました。
ほとんどの人が食べられる鶏肉を中心にして、たれは単純にポン酢だったのですが、このあたりの味は通じるようです。
せっかく鍋用の電気コンロを買ったので、これからも機会があれば友人を招待してこのような機会を設けていきたいと思っています。
さて、マラソンが来週木曜日に迫ってきたのですが、どうやらまずいことに右足首を捻挫してしまったようです。
この前の日曜日にどこかで少しひねったみたいで、多少痛みがあることはわかっていました。
しかし、腫れはなかったので無視してトレーニングを続けていました。
走っているときはほとんど痛みはないのですが、走り終わってからは逆にかなりの痛みが出て、昨日は軽めに6キロくらい走って止めにし、今日は走ること自体を止めました。
もう一週間を切っているのにこの状態というのは非常にまずいのは明らかです。
先日21キロ走ったときは痛みが出ませんでしたが、走り終わった後すぐに痛みが出ました。
42.195キロ走りきることが出来るかどうかはかなり微妙ですし、走っている途中で捻挫どころではない怪我をしてしまう可能性は十分にあります。
しかも本番では思いっきり走るので、力の入り方も多少変わってくるはずで、足首がそれに対応できる保障はありません。
というわけで、あせっても仕方がないのはわかっているのですが、そうは言ってもあせってしまいます。
明日は、様子を見て体を動かせる範囲内で動かし、とにかく体がなまらないように気をつけたいと思います。
跡は何とか本番までに直り、本番で痛みが出ないことを祈るのみです。
2008年11月22日土曜日
Goizuetaでの生活~其の百六十七
上の写真は僕が住んでいるClairmont Campusに止まっていた車のものです。
ご覧のようになぜか「Sushi」と書いてあります。
日本人の感覚的には???という感じだと思うのですが、もしかしたら寿司大好きの人かもしれません。
その点では、日本人としてむしろ喜ぶべきことかもしれませんね。
今日は午後1時からSports ManagementのプロジェクトのConference Callがありました。
Clientと40分ほど電話で話をしたのですが、だんだんConference Callにも慣れてきました。
5人のteamで、僕がしゃべったのは5分くらいでしたが、Clientも電話を通してでも僕の言っていることがわかっていたようです。
やはりInternational studentにとって英語の問題は大きなもので、去年などは自分で絶対に通じた、と思っても通じていないことが多くありました。
最近では逆に「これ通じていないな」と思っても実は通じているというようなことが多くなってきたので、少なくとも去年に比べればだいぶ進歩しているということだと思います。
ただ、まだまだ英語力には改善の余地が大いにあるので、出来る限りNative speakerに近づけるように努力していきたいと思います。
さて、Atlantaの最近の天気ですが、本当にどうかしています。
今朝の最低気温はなんと摂氏でマイナス6度だったようです。
Atlantaではこの時期は寒い期間と暖かい期間が一週間おきくらいで交互に来るのですが、最近はずっと寒いですし、このレベルの寒さは去年は経験しませんでした。
アメリカの場合は室内は完全に空調が利いているので室内に入ってしまえばこちらのものなのですが、その間は非常に寒いです。
しかも風がやたら強いので、本当に身に染みる寒さです。
Atlantaの売りは温暖な気候なので、一刻も早く暖かくなってほしいものです。
去年は12月でも最高気温が20度くらいの日があったと記憶しているので、今年もそのような日が来ることを期待しています。
来週はThanksgivingということもあり、今週末はこれまでよりはゆっくり過ごせそうです。
2008年11月21日金曜日
Goizuetaでの生活~其の百六十六
上の写真は昨日のMarket IntelligenceのPanel Discussionの様子です。
今回のPanel DiscussionはCoke、AirTran、McKinseyからPanelistを招いて、マーケティングとマーケティングリサーチをテーマに行われました。
実際にリアルビジネスの最前線で活躍している人ばかりなので、臨場感にあふれていました。
SonyのWalkmanの話も出てきましたが、Walkmanはマーケティングを語る上で見逃すことの出来ないトピックのようです。
他の授業やPanel Discussionでもよく出てきます。
さて、昨日は水曜日だったのですが、このPanel Discussionは午後6時半からでした。
しかし、水曜日の夜には普段はNegotiationの授業があります。
昨日のNegotiationはGraded Negotiationでしたが、具体的には1対1でNegotiationをし、その得点で成績が決まるというものです。
Graded Negotiationは三回あるのですが、その三回目だったので、期末試験のようなものでした。
しかし1対1でやるということは二人がある時間に会えば出来るので、教授にあってGrade Negotiationを他の時間にやる代わりにMarket IntelligenceのPanel Discussionに出られるようにしてくれないかと頼んでみました。
すると即答で快い返事をしてくれ、Panel Discussionに出られるようにアレンジしてくれました。
このあたりの柔軟性は見事なものがあります。
学生がそれによってより大きなものを得ることが出来るのであれば、惜しみなく協力してくれます。
このような教授、学校の姿勢を見ていると、自分自身も出来る限り教授、学校に貢献したいと思うようになるのはむしろ自然なことなのかもしれません。
昨日で課題とpresentationの嵐がやっと少しおさまったのですが、かといってゼロになるわけではなく、今朝も5時に起きて今日提出の課題を仕上げました。
そして、1週間後に迫ったマラソンのために朝7時から21キロほど走り、それから学校に行って授業を受けました。
マラソンまで泣いても笑ってもあと1週間なので、出来る限りのことをして本番に臨みたいと思います。
2008年11月20日木曜日
Goizuetaでの生活~其の百六十五
上の写真はLenox Squareというショッピングモールの様子です。
このLenox SquareというのはAtlantaでは結構有名なショッピングモールで、高級ブティックなどもたくさん入っています。
逆に僕にはほとんど縁がないのですが、たまに行くと「こういうところで買い物をできるようになりたいなあ」と思います。
さて、本日は当校における教授と学生の距離を紹介させていただきたいと思います。
当校はTwo-year MBAが各学年160人から180人程度で、規模としては小さい方に入ります。
逆にそれだけ教授と学生の距離が近くなるわけで、それが当校の「売り」の一つでもあるわけです。
最近このブログでも何回か紹介させていただいていますが、個人的に教授と話をしたいというときは事前にメールで連絡しておけば翌日か翌々日に会えることがほとんどですし、教授がオフィスにいればほとんどの場合はその場で会ってくれます。
しかし、昨日はそれにとどまらないケースが二つありました。
昨日紹介させていただいたとおり、昨日の夕方にSDA (Strategic Decision Analysis)のteam meetingがあったのですが、teammateの一人が事前に他の教授と会う約束をしていました。
その約束の時間までにmeetingを終わらせる予定だったのですが、いざ始まってみるととても終わりそうになく、「どうしよう」という状況になってしまったのです。
するとその約束の時間丁度に突然彼は教授に電話をし「今日の約束をキャンセルさせてくれ」と伝えました。
教授は「もちろんオーケー」という感じだったのですが、これは日本ではありえないことです。
まず教授に電話をするということ自体があまり普通ではないですし、約束をその時間になってキャンセルするということはかなり印象が悪いことです。
これは当校というより日米の文化の違いかもしれませんが、とにかく僕はびっくりしました。
もう一つですが、meeting中に疑問点が出たときにteammateの一人が「わからないから教授をよぼう」と言い始めました。
すぐに教授のオフィスに行って教授を連れてきて、その場で説明をしてもらったのです。
これも日本ではありえないことで、そんなことをしたら「教授を何だと思っているんだ。」ということになりかねません。
しかし、教授も学生も当然といった感じで、ごくごく普通のことのようです。
たった2時間弱の間に教授と学生の距離の近さ(=日米の文化の違い)を体感したmeetingでした。
Goizuetaでの生活~其の百六十四
上の写真は今日のSDA (Strategic Decision Analysis)のteam meetingの様子です。
再来週末のpresentationに向けて準備をしているのです。
今回のテーマはGoogle、Yahoo!、そしてMicrosoftの買収、経営統合の可能性をゲーム理論を使って分析するというものです。
面白いテーマですし、今アメリカでは話題のトピックの一つなので、分析しがいがあります。
ちょうど今日Yahoo!のCEOが自分を発表し、株価が急騰しました。
もしかしたら僕たちのpresentationまでにもっと大きな動きがあるのかもしれません。
さて、いよいよ人生初のマラソンまで10日を切ってしまいました。
マラソンのことを考えるだけで頭が痛くなります。
というわけで、今日も朝6時過ぎから走りに行きました。
まだその時間だと真っ暗なのですが、走っているうちにどんどん明るくなっていくのを見るのは結構気持ちのいいものです。
最近のAtlantaはAtlantaらしくない気候が続いており、最低気温が摂氏でマイナスになったりします。
今朝も、気温もさることながら風が非常に強く、走っているだけで手が痛くなってしまいました。
10キロ強走ったのですが、走り終わっても朝8時前なので、非常に得をした気分になります。
今週末にかけて集中的に走りこんで、来週に入ったらペースを落として本番に備えたいと思います。
さて、明日はMarket Intelligenceの最後のGroup Assignmentの提出があり、夜はMarket Intelligenceの特別講座にGuest Speakerが来ます。
そのおかげで通常の授業はないのですが、その時間はteam meetingに使うことになっています。
最近はteam meetingがない日がないくらいで、下手すると土曜日、日曜日もmeetingが入ったりします。
meetingを予定する段階から週末の予定の確認が入るので、みんなもうなりふりかまっていられないということでしょう。
一般的にアメリカでは日本に比べて週末は働かないようですが、状況しだいではそうも言っていられないと言うことのようです。
2008年11月19日水曜日
Goizuetaでの生活~其の百六十三
上の写真は一昨日行ったベトナム料理の店で撮ったものです。
ご覧のように、フォーと生春巻きという僕にとっては黄金の組合せです。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、フォーはLargeサイズで、麺も具もぎっしり入っていました。
これで6.5ドルですから、非常にお得だと思います。
さて、おいしいものを食べるのもいいのですが、かといって時は待ってはくれません。
今日はDerivativesの課題の提出と、ICA (Industry and Competitor Analysis)のpresentationがありました。
Derivativesの課題は最初はなかなかやり方がわからなかったのですが、ノートを丹念に見直したところ、なんとなくわかってきて、何とか仕上げることが出来ました。
具体的にはオプションの価格決定理論に関するものです。
ICAですが、team全体で頑張ってはみたものの、今ひとつ納得いくpresentationにすることは出来ませんでした。
今回のケースはどうもつかみ所がないケースで、非常に厄介でした。
先週それなりにmeetingを重ねたのですが、これといった結論を導き出すことが出来ず、結局今日になって最終版のスライドを仕上げる、という感じになってしまいました。
本番のpresentationの練習をする時間もあまりなく、流れに任せてpresentationに望むという感じでした。
しかし、逆に考えると、去年の今頃はこのような流れではとてもすぐにpresentationをすることは出来なかったので、ほとんど準備なしでpresentationを出来るようになったのはある意味進歩だと思います。
何はともあれここ数週間頭を悩ませ続けたICAのpresentationが終わってほっとしました。
ケースの中身は紹介することは出来ないのですが、自分があまり知らない分野のものだったので、teammateに助けてもらいながら新しいことを学ぶことが出来ました。
team全体にはあまり貢献できませんでしたが、いい経験をさせてもらえたと思います。
さて、明日も授業とmeetingでぎっしりに一日になりそうです。
来週はThanksgivingがあるので多少ゆっくり出来るはずです。
それまでは歯を食いしばって頑張りたいと思います。
2008年11月17日月曜日
Goizuetaでの生活~其の百六十二
上の写真は昨夜ベトナム料理を食べに行ったときのものです。
自分自身が写っていないのですが、カメラを持っている人が写真に納まっていないというのはよくある話だと思いますので、御容赦いただきたいと思います。
今回のベトナム料理もBuford Hwyというところにある店で、非常においしく、しかもお得感がある店です。
みんなお腹いっぱい食べてチップを入れても一人当たり10ドル程度でした。
アメリカでは、チップがあることもあり、日本に比べて外食するときのコストが高くなるのが普通なのですが、このベトナム料理のレストランに限っては日本より安いと思います。
ベトナム人の友達がお墨付きを与えている店なので、味の方も本格的なベトナム料理なのだと思います。
アジア料理を食べに行っていつも気になることがあるのですが、それは麺を食べるときの食べ方です。
アジアでは欧米に比べて一般的に音を立てて食べることが許されており、特に麺を食べるときは音を立てることになんら問題はありません。
しかし、欧米では食べるときに音を立てたりすることは非常に行儀が悪いことであり、特に「すする」という行為は非常に下品な行為とされています。
昨日もフォーを食べたのですが、アジアの麺類を箸で食べるときに全く音をたてず、しかもすすらないというのは非現実的な話です。
というわけで、僕はアジア料理を、特に友人と食べるときは、あまり欧米流の礼儀を気にしないことにしています。
昨日もベトナム人の友人と僕だけズルズル言わせながらフォーを食べていました。
ところが、逆に習慣というのは非常にやっかいなもので、欧米人は音を立てて食べたり、「すする」という行為によって食べることが出来ないのです。
「食べにくいだろうから音を立てても良いんだよ」と言っても、逆に「音を立てるほうが難しい」という風になってしまいます。
おかげで彼らは麺を食べるのに悪戦苦闘しており、ちょっと悪いことをしたような気分になりました。
ベトナム人の友達と僕だけは、昨日の夕食を満喫したと思います。
次回このような機会があったら、何とか欧米人の友達ももっと食事を楽しめるような方法を考えたいと思います。
2008年11月16日日曜日
Goizuetaでの生活~其の百六十一
上の写真も昨日Clairmont Campusで行われたFall Festivalの様子です。
写真の右側に写っているのはキャラメルです。
これはキャラメルを丸のままのりんごにコーティングして食べる、というものでした。
日本と違って、コーティングするときは塗りたくるようにべったりとつけます。
「食べるか?」といわれたのですが、さすがに甘すぎて完食できなさそうだったので遠慮しました。
こういうところで怖気づいてはいけないのですが、周りの人が食べているのを見るとさすがにちょっと怖くなってしまいました。
僕には一口で十分そうだったのですが、この国ではそういう行為は受け入れられないようです。
昨日はあいにくの雨で、Fall Festivalにはあまりふさわしくない天気でした。
最近はAtlantaにしては雨が多く、ここ数日は降ったりやんだりで、やんでも曇り空が続いていることが多いです。
Atlantaは最近水不足に悩んでいるので、ちょうどいいのかもしれません。
水不足の影響で学校の植木や花壇に何もなかった時期があったのですが、最近になって復活したので、やはり多少は水不足が解消したのでしょう。
キャンパスに植えられている木や花は実は学校にとっては非常に重要な問題です。
アメリカでは、入学前に家族でキャンパスを見に来ることが多いのです。
そこでキャンパスが魅力的でないと、いくら子供がその学校を気に入っていても、親が「こういう環境の大学に子供を入学させたくない」と思ってしまい、子供をその学校に入れない、ということがあるそうです。
アメリカでは、特に大学を選ぶときなどは、その判断に両親が絶大な影響力を持っています。
というわけで、学校側としては植木の管理を含めた美しいキャンパスの環境の保持は死活問題です。
僕は日本の大学を経験しているのであまり気になりませんが、それでも当然美しいキャンパスの方が気分がいいことは確かです。
気をつけてみてみると、常にきれいに整えられていて、定期的に水がまかれています。
アメリカという国は荒っぽいところは荒っぽいのですが、いざやるとなると徹底的にやる国で、そこに妥協の余地はありません。
高い授業料を払っているので当然といえばそれまでですが、ふと美しいキャンパスにいる幸せを感じる今日この頃です。
2008年11月15日土曜日
Goizuetaでの生活~其の百六十
上の写真は本日Clairmont Campusで行われたFall Festivalの様子です。
焚き火にマシュマロを当てており、これをチョコレートと一緒にクラッカーにはさんで食べるのです。
S'moreという食べ物で、アメリカではキャンプなどでよく食べるものだそうです。
何回かトライしたのですが、マシュマロに火がつかないようにするのが大変です。
火がつくと一気に焦げてしまうので、くるくる回しながら軽く焼き色がつく程度に火に当てなければいけません。
味の方ですが、とにかく非常に甘かったことは確かです。
本日は朝からGALA (The Goizueta Advanced Leadership Academy)のsessionがありました。
今日のテーマはEthicsです。
具体的には、実際のビジネスで、本来すべきでないことをせざるを得ない状況になったときにどうするか、ということです。
たとえば、情報を開示するときに、自分たちにとって不利な情報があったとします。
その情報を自分は開示すべきだと思って原稿を作成したものの、上司がその部分を削ったとします。
そのときにあなたはどうしますか、というような場合です。
このようなことは実際のビジネスでは非常に良くあることです。
そして大体の場合は本来取るべきではない方針を取ることになります。
利害相反の問題は良く論じられるトピックの一つですが、逆にあらゆるところで利害が一致するなどということは実際のビジネスではまずありません。
しかも、時と場合によってとるべき対処方法は異なりますし、それによってもたらされる結果も異なるでしょう。
その中で大事なことは、やはり長期的な視点を持ち、大原則というものを確認するということだと思います。
GALAのsessionは9時から始まって12時に終わったのですが、12時45分からはSports ManagementのプロジェクトのConference Callがありました。
Clientは西海岸なので、Clientにとっては朝9時45分になります。
午後は教授にあって質問をし、そのあと写真で紹介させていただいたFall Festivalによってきました。
明日は来週のpresentationと課題提出に向けての準備に追われる一日になりそうです。
Goizuetaでの生活~其の百五十九
上の写真も昨日Clairmont CampusであったCoffee and Dessert Mixerの様子です。
手前に写っているサイコロの形をしているのがチーズケーキで、これは非常においしかったです。
アメリカは食べ物に関してはほとんど期待できないのですが、チーズケーキだけはたまに非常においしいものがあります。
ただ、それでも当たることは滅多にないので、昨日は非常に幸運でした。
さて、今日も相変わらずハードな一日でした。
朝8時からMarket Intelligenceのmeetingがあったのですが、そのための準備をしなくてはいけなかったため、今朝は4時に起きました。
昨晩準備をしようと思っていたのですが、12時過ぎにはとてもその力は残っておらず、そのまま寝てしまったのです。
なぜ8時からかというと、memberの一人が就職活動の関係で週末Atlantaを離れるため今日中にmeetingをせざるをえず、空いている時間が8時からしかなかったのです。
この時間に学校に来るということは7時半ごろには家を出ているということであり、みんな眠くてたまらない、という顔をしていました。
僕は最近典型的な朝型人間の生活を送っているので全く問題ありませんでしたが、meetingの最初の方は御通夜のような雰囲気でした。
僕の頭が冴えていたのにはもう一つ理由があり、それはみんなが完璧な準備をしてくるのでは、という恐怖感でした。
昨日配られた課題ですが、本気になったら一晩で仕上げてくるような学生ばかりです。
つまり、冴えていたというよりは恐怖に怯えていたのです。
しかしふたを開けてみると誰もほとんど何もやっておらず、結局僕がやってきたことをみんなで確認して終わりました。
ほっとしたような、拍子抜けしたような感じでしたが、足を引っ張ったり取り残されたりということがなかったので良かったです。
今回はConjoint AnalysisというMarketingではいろいろなところで使われているデータ分析手法がテーマです。
消費者の選考を分析し、実際に価格設定に使ったりするそうです。
今日のmeetingでは、課題の半分くらいまで仕上げることが出来ました。
そのあともまたほかのmeetingと授業が続き、合間を縫ってやっとマラソンのためのトレーニングをしたという次第です。
明日は午前中にGALA (The Goizueta Advanced Leadership Academy)のsessionがあります。
2008年11月14日金曜日
Goizuetaでの生活~其の百五十八
上の写真は今夜僕が住んでいるClairmont CampusであったCoffee and Dessert Mixerの様子です。
Campusの一角でデザート、コーヒー、紅茶が出されました。
当然ですが、入場料などはありません。
僕は普段甘いものを食べないのですが、昨日あたりから急に甘いものが食べたくなり、今日というタイミングはちょうど良かったということになります。
特に今日はチーズケーキが非常においしかったので、しっかり食べてきました。
しかし少し食べるとすぐに胸焼けをするあたり、やはり甘いものは向いていないということを実感します。
さて、今日も授業とmeeting一色の一日でした。
昨日も紹介させていただいたとおり、ICA (Industry and Competitor Analysis)は来週の発表で今週の雪辱を期さなければなりません。
今日も2時半から5時近くまでmeetingをしていました。
しかし、あまり努力を形にすることが出来ず、仕方がないので今夜個人で取り組んでまた明日meetingをすることになりました。
なんとなく悪循環にはまっているような気もしますが、この期に及んでは仕方がありません。
5時からはロッカーに荷物をしまって走りに行きました。
こう授業とmeetingに追われていると、なかなか走る暇がありません。
かといってマラソンは待ってくれないので、空いている時間を見つけて走るしかないのです。
1時間ほど走ったので、12キロくらいは走ったことになると思います。
6時半からはNegotiationの授業がありました。
今日は1対1ではなく、多人数が絡む場合のNegotiationの紹介でした。
1対1の場合よりはNegotiationの中身がかなり複雑になります。
今日のNegotiationにはFacilitatorがいたのですが、その役割が非常に重要になり、実際に社会に出るとFacilitatorとしての能力が問われることが非常に多いとのことです。
そのあと上記のMixerに出たので、帰ってきたのは10時前でした。
明日も朝8時からmeetingがあります。
今夜はそのための準備に追われることになりそうです。
2008年11月12日水曜日
Goizuetaでの生活~其の百五十七
上の写真は本日のSDA (Strategic Decision Analysis)の様子です。
本日のSDAではいろいろな選挙の方法をゲーム理論を使って分析しました。
大統領選直後ということもあって、選挙に親しみが沸いている学生も多いのかもしれません。
一つの選挙結果の例が事前に渡され、それを各自が分析し、誰が当選されるべきかを選びます。
上の写真は、各学生が大きな紙にシールを貼ってそれぞれの意見を提出している様子です。
僕はというと、最後まで待って、誰も選んでいない候補者を選んでそこにシールを貼りました。
それから急いでその候補者が当選されるべきであるという論理を組み立て、授業内で発表しました。
失敗することもあるのですが、今日はうまく論理を組み立てることが出来、授業が終わったあとも他の学生から「あの論理は良かった。」と言ってもらえました。
このような行為はひねくれているようであり、また実際にひねくれていないとはいえないのですが、授業内のディスカッションに新しい視点を与えるという点で非常に有意義だと思います。
2年目になると英語にも学校にも慣れてきて、即興で組み立てた論理を授業内ですぐに自分の思い通りに発表することが出来るので、普通に授業に出ているだけでも楽しさや緊張感が違います。
その意味では今日のSDAは非常に楽しい時間でした。
これからも、他の授業も含めて、このような時間を過ごせるようになりたいものです。
さて、明日は午後にICA (Industry and Competitor Analysis)のmeetingがあります。
昨日のpresentationが思ったようにいかなかったので、来週月曜日の次回のpresentationに向けて雪辱を期してのmeetingです。
自分も含めて、team全体でそれ相応の準備をしていかなくてはなりません。
明日はその前もそのあとも授業があるので、またもや一日中学校にいることになりそうです。
気がつくと今学期もあと数週間で終わりであり、今学期が終わるまでこのような生活が続くことはほぼ確実な状況です。
少しは息を付く暇がほしい気もしますが、ここまで来たら歯を食いしばって乗り切るしかありません。
Goizuetaでの生活~其の百五十六
上の写真は先日のCVS/pharmacy Strong Legs Run 10Kの表彰式の様子で、左に写っているのは優勝したランナーです。
2位のランナーも3位の僕も38分台だったのですが、1位の人は32分台で走っており、ここまで来るともう次元が違います。
その次元も数次元違うことは明らかで、手の届きそうな存在ではありません。
昨日はAtlanta Falconsでのボランティアがありました。
ボランティアのあとは第3Qから試合を見ることが出来るのですが、昨日も見事に34-20で勝ちました。
これで今期はホーム全勝です。
そのボランティアから帰ってきたあとは、今日のpresentationと試験の準備でした。
今日は朝10時から授業があり、昼にはBBA (MBAの学部生版)の学生からCultural differenceについてのinterviewを受け、午後にはまた授業、5時からはICA (Industry and Competitor Analysis)のpresentation、6時半からはDerivativesの中間試験という非常にハードな一日でした。
せっかく留学しているのですからハードでなくては困るのですが、あまりこういう日々が続くのも問題です。
presentationと試験の準備は空いている時間を縫ってやらざるを得ないという状況でした。
Derivativesの試験はあまり難しくはないのですが、その分平均点が非常に高いそうなので、油断が出来ません。
制限時間である2時間をフルに使ってきました。
ICAのpresentationはつかみ所がないもので、結局教授が求めていたものを提供することが出来なかったということがわかりました。
このpresentationは2部構成になっており、来週後半のpresentationをすることになっています。
来週こそは今週の反省を生かして、教授の求めるものを教授の求める水準で出せるようにしたいと思います。
昼のBBAとのInterviewですが、これは特に何も準備をする必要がなかったので、気楽でした。
外国との文化の比較をするというテーマだそうで、日本の商習慣についていろいろ聞かれました。
アメリカと日本では違う点がかなり多いのですが、自分で話してみてその違いの大きさを再認識した次第です。
2008年11月10日月曜日
Goizuetaでの生活~其の百五十五
上の写真は昨日のCVS/pharmacy Strong Legs Run 10Kの銅メダルです。
個人でメダルをもらうのは初めてなので、とてもうれしいです。
さて、本日はそのCVS/pharmacy Strong Legs Run 10Kの続きです。
ゴールまであと数百メートルというところで、コースを間違えてしまったのですが、肝心の係員がコースをわかっていなかったあたりはいかにもアメリカです。
ただ、2年目にも入るとあまりそのようなことに不思議を感じなくなっていることも確かです。
ゴールをしたあとレースの主催者に抗議をしましたが、最初は「そんなことはありえない。」の一点張りでした。
しかし、2位だった人も抗議していましたし、コースを間違える前に4位以降にいて、コースを間違えたあとに順位を上げてゴールをした人も正直に話をしてくれたようです。
このCVS/pharmacy Strong Legs Run 10Kというのはアトランタでは比較的大きな大会で、このような大会で3位以内には入れるチャンスというのは、人生でもうないかもしれません。
そのような意味でも、非常に残念でしたし、レースの前になんとなく「3位以内には入れたら良いのになあ」という感じで抱いていた思いがレース中にどんどん強くなっていったので、ゴールをしたあとは憤りと悲しみが入り混じったような感じでした。
主催者側は最後まで誘導ミスを認めなかったので、表彰式のときには僕はもうあきらめていました。
一度でいいからみんなの前で表彰されて、メダルを掛けてもらえたらなあ、という淡い感情しか残っていなかったのです。
しかし、いざふたを開けてみると、順位とタイムは訂正されており、全体3位で表彰をしてもらうことが出来ました。
地獄から天国とはまさにこのことで、文字通り天にも昇る気持ちでした。
最近は睡眠時間を削ってトレーニングをしていたので、その成果が少しは出たということでしょうか。
最終目標はあくまで今月27日のAtlanta Marathonなのですが、それに向けていい弾みになればと思います。
幸い、多少筋肉に張りはあるものの、関節に痛みは出ていないので、関節もだいぶ強くなってきたということだと思います。
さて、明日はDerivativesの試験とICA (Industry and Competitor Analysis)のpresentationがあります。
気合を入れて望みたいと思います。
2008年11月9日日曜日
Goizuetaでの生活~其の百五十四
上の写真は今日の朝走ってきたCVS/pharmacy Strong Legs Run 10Kからのものです。
僕の隣にいるのは2位のランナーで、僕は3位でした。
タイムは38分22秒で、これは自己ベストを2分以上更新するものであり、アトランタでは比較的大きなレースである今回のレースで3位には入れたことは、非常にうれしいことです。
というわけで、今とても幸せな気分なのですが、そこにいたるまでには紆余曲折がありました。
今回のレースは朝8時にスタートしたのですが、最初は2位でした。
僕は途中からペースをあげるのが苦手なので、最初から出来るだけ早めに自分のペースを作り、後はひたすら粘る、という典型的な素人の走り方をします。
1マイル走らないうちにすぐに抜かれて3位に落ちました。
そのあと一度4位のランナーに並ばれたのですが、相手の息が荒いのがわかったので、何度か競ったあと振り切りました。
ただ、後ろを見る余裕はなかったものの、雰囲気で少しはなれて数人は知っているのはわかりました。
3マイルのタイムが18分10秒程度だったので、そこまではかなりいいペースで来ていたことになります。
そしてそのまま2位を追いかけ、4位を振り切ろうとしながら5マイル地点を過ぎました。
数秒差で4位以降が出来ていることがわかっていたので、最後の上り坂を登りきったところでペースをあげ、最後の逃げ切りにかかりました。
この時点では2位と差が開いていたので、3位を死守することしか考えていませんでした。
しかしなんとコースの誘導がなく、しかも間違った方向にコーンが置かれており、2位のランナー、そして4位以降数名のランナーとともにコースを間違えてしまいました。
当然みんな怒り狂っていたのですが、肝心の係員がコースをわからない、という困った状況になっていました。
やっとのことでコースを見つけ出し、それからまた走り出したのですが、あとから来ていたランナーに先に行かれてしまい、結局7位でゴールしました。
ゴールをしたあとは当然抗議をし、最終的にはその抗議が認められて3位として表彰をしてもらうことが出来たのですが、そのあたりは長くなりそうなのでまた明日以降紹介させていただきます。
2008年11月8日土曜日
Goizuetaでの生活~其の百五十三
上の写真は先日のインドのフェスティバルを祝うイベントの様子です。
食事もおいしかったのですが、デザートもおいしかったです。
最近はマラソンにむけてトレーニングをしているので余り甘いものは食べない方がいいのですが、やはりおいしいものがあるとどうしても食べてしまいます。
体の健康より心の健康ということでしょうか。
さて、今日は予想通りハードな一日でした。
まず、9時半からは来週のICA (Industry and Competitor Analysis)のGroup Presentationのためのmeetingがありました。
6人のGroupなのですが、それをまた二つのSub-Groupに分けたので、今日は3人でのmeetingです。
今回のPresentationのためにかされた課題はかなりの難問で、どうやっていいのかさっぱりわからないという感じです。
昨夜は一晩中かかりっきりだったのですが、たいした成果を挙げられないまま今日のmeetingにのぞみました。
他の二人が完璧に仕上げていたらどうしようと思っていたのですが、逆に他の二人もどうしようもないという感じで、逆にがっかりしてしまったほどです。
たださすがに3時間以上3人で話し合うと何とか形にはなるもので、一応の道筋は見えてきました。
あとはもう片方のSub-Groupと合わせて行くしかありません。
1時からはSports ManagementのProjectのConference Callがあり、2時半からはGALA (The Goizueta Advanced Leadership Academy)の個人面接がありました。
この個人面接とは、事前にコンピューター上で行った自己分析の結果を約1時間半にわたり教授と1対1で話し合うというものです。
この面接は特に準備をする必要もなく、二人でいろいろ話し合うだけなので、むしろ気楽でした。
自己分析の結果を自分で見るというのは恥ずかしいものですが、教授と話しながら自分自身を分析してみると、今まで見えなかったものも見えてきたりします。
逆に最後にリラックス出来て良かったくらいです。
さて、明日は朝に10kmのレースを走る予定です。
どうせ走るからには死ぬ気で頑張って来たいと思います。
2008年11月7日金曜日
Goizuetaでの生活~其の百五十二
上の写真は先日のGMSC (「アメリカ文化紹介~其の六」参照)のteammatesを僕の部屋に招いての鍋パーティー(「Goizuetaでの生活~其の百四十七」参照)の様子です。
ほんの数日前のことなのですが、遠く昔のことのように思えてしまうのは気のせいでしょうか。
さて、本日もいろいろなことがありました。
午前中にSDA (Strategic Decision Analysis)の授業を受け、そのあとSDAのFinal Projectを何にするかを決める15分ほどのGroup Meetingがありました。
最近はみな時間がないので、15分と決めたら15分できちんと結論にたどり着きます。
ということは普段時間を無駄にしているということなのかもしれませんが。
そのあとは当校の受験生を迎えて食事を一緒にする予定だったのですが、うまく会うことが出来ず、数十分学内をさまよう羽目になってしまいました。
そのあとは2時半の次の授業まで時間があったので、何人かの教授にあってたまっていた質問をしてきました。
Office Hourでなくても、大体の教授はいれば会ってくれます。
このあたりは非常に助かるところです。
お陰様でたまっていた疑問が少し解決しました。
2時半からはNBAのAtlanta HawksのGeneral ManagerであるRick Sund氏がSports Managementのクラスにゲストスピーカーとしてきました。
テーマはFA (free agent)で、FAのもたらした経済的影響に関して話をしてくれました。
実際にFA選手との交渉を行っている当事者なので、次々に出る学生からの質問にも的確な回答をしてくれていました。
アメリカでGeneral Managerというと典型的なDream Jobであり、実際にSund氏も聞いている我々も眼を輝かせていました。
一度しかない人生なのですから、せっかくならいつかGeneral Managerになってみたいと思うのは当然かもしれません。
授業の後は来週のICA (Industry and Competitor Analysis)のpresentationのためのmeetingがありました。
明日も朝からmeeting、conference call、meetingと一日中学校にいる羽目になりそうです。
Goizuetaでの生活~其の百五十一
上の写真はWingfootというAtlanta Track Clubの機関紙のものです。
単なる偶然なのですが、僕が載っているのをある教授が見つけて教えてくれました。
こんな形でアメリカの雑誌に載せてもらうとは思ってもいなかったのですが、記念になります。
見た目からも明らかに緊張していますが、本当に緊張しまくっていました。
しかもこのときはタイムが良くなかったので、今度雑誌に載せてもらえることがあれば、良いタイムを出して嬉しい顔をしているときにしてもらいたいなあと思ったりもします。
さて、今日は大統領選から一夜明けたその日であり、Obama候補当選の話題で持ちきりでした。
僕の印象では学内でもObama派の方がやや多く、彼らは非常に喜んでいました。
今アメリカは景気が非常に悪いので、この景気を良くすることはもちろんですが、場当たり的な政策ではなく健全な経済活動を促すような施策を期待したいものです。
さて、今日はMarket IntelligenceのIndividual Assignmentの提出がありました。
昨夜は結局4時間弱しか眠ることが出来なかったのですが、お陰様で何とか形になりました。
今週の大きな山だったので、そこを越えてほっとしたところです。
昨日はSports ManagementのクラスでReal Madridのcaseを扱いました。
そこで、試合に勝つことがどれくらいReal MadridのMarketingに影響するか、というdiscussionがあり、教室の流れは「significant」だったのですが、一人で反対してしまいました。
僕の主張は「新しい収入源である、特にベッカム(ベッカムはもういませんが、case自体がベッカムがいたころのものなのです)ファンは、勝利よりもアジアツアーなどで実際にベッカムを見ることが出来ることに価値を感じるはずである。しかしアジアツアーによってベッカムの体調は崩される。」というものでした。
ここまで教室全体を一人で相手にしてdiscussionをするのは初めてでしたが、何とか自分の主張は伝えることが出来ました。
留学した当初はなかなかここまでは出来なかったので、少しは進歩したという証かもしれません。
2008年11月5日水曜日
Goizuetaでの生活~其の百五十
上の写真も一昨日のインドのフェスティバルを祝うイベントの様子です。
ご覧のように、多くの参加者がsareeと呼ばれるインドの民族衣装を着ています。
しかし、中にはその下にジーンズをはいて「こっちの方が楽だ」といっている学生もいました。
そのあたりの合理性はさすがです。
さて、昨日はICA (Industry and Competitor Analysis)でSamsungのcaseが出てきました。
最後にどのような経営方針をとるかを全員で決めるという機会があり、それぞれの意見が代表者として黒板の前に出て、1分間のスピーチをし、それに対して残りの学生が投票をしました。
そこで僕は初めてある意見の代表者として黒板の前に出ることになりました。
1分間とはいえ、事前に準備をせずに全体に向かってスピーチをするのは初めてです。
平静を装ってはいるつもりでしたが、全身がくがく震えて、脂汗が出てきて大変でした。
しかし何とか1分間のスピーチに経営方針をまとめて伝えることが出来、それを他の学生が理解できなかったということもなく、そのあとの質疑応答も僕にしては危なげなく答えることが出来ました。
結局僕が提案した経営方針は採用されませんでしたが、2年目のこの時期にしてやっとビジネススクールなってきたと実感した瞬間でした。
教授から指名されて前に出されるのも大変ですが、今回のように自らの意思で「自分が前に出て自分の意見を述べたい」というのは結構勇気のいることです。
アメリカに来てから1年強ですが、やっとそういうことが出来るようになって来ました。
これからもこのような機会があったら積極的に発言し、授業に貢献できるようにしていきたいと思います。
さて、昨日は朝から授業、教授とのmeeting、授業三コマ、学生間でのteam meetingと続き、家に帰ったあとは本当にくたくたでした。
そもそも朝学校に行く前に、寝不足でありながら10キロほどのスピードトレーニングをしていったので、夜は身も心も疲れ果てた状態でした。
今後はもう少しバランスを考えた生活を送りたいと思います。
2008年11月4日火曜日
Goizuetaでの生活~其の百四十九
上の写真は昨日夜に学校で行われた、インドのフェスティバルを祝うイベントの料理の様子です。
僕はあまり詳しいことは知らないのですが、先週の日曜日がインドの大きなフェスティバルの日だったそうで、それを記念した行事が当校でも行われた、ということのようです。
せっかくインド料理を食べることが出来る貴重な機会が目の前にあるのに、行かないわけにはいきません。
インド人に囲まれて、楽しい時間を過ごしてきました。
さて、昨日は振り返ってみるといろいろなことがあった日でした。
昨日紹介させていただいたとおり、まず午前にマラソンに向けたトレーニングを行いました。
そのあとはユダヤ料理のデザートを食べる会というのがあり、それに行ってきました。
待ち合わせがClairmont Campusの駐車場で3時半だったのですが、インド人の同行者が待てど暮らせど来ません。
いわゆる「インド時間」というのがあり、彼らは比較的時間にのんびりしていることが多いのですが、携帯電話で時間を確認したところ、2時45分になっていました。
もしやと思って一度自分の部屋に帰って調べてみると、どうやら夏時間が終わる日だったようです。
結局すぐに状況がわかったのですが、2時45分という時計の時間を見たときは本当にびっくりしました。
夜のインド人の会から帰ってきたあとは、今日提出のICA (Industry and Competitor Analysis)のGroup Assignmentのまとめをしました。
Group内での役割分担は決まっていたのですが、全員分をまとめなければいけません。
まず僕がまとめ、それを夜12時前に全体に投げ、朝4時ごろに起きて最後の仕上げをしました。
このようなGroup Assignmentは(Individual Assignmentもそうですが)、どうしても最後になってばたばたしてしまいます。
逆に、最後になってばたばたするくらいの負荷がかかるようにその授業、あるいは学校全体のカリキュラムがデザインされているということも言えるのかも知れません。
いずれにせよ、何とか提出することが出来たので良かったです。
2008年11月3日月曜日
Goizuetaでの生活~其の百四十八
上の写真は昨日の鍋パーティーのために一昨日行ったH-Martという韓国系スーパーマーケットのものです。
僕はほとんど行かないのですが、アトランタに住む日本人にとっては欠かせないスーパーで、日本食がかなり豊富に揃っています。
アトランタには日本系のスーパーマーケットがあまりなく、その代わりに韓国系のスーパーマーケットが日本食を提供しているという感じです。
逆に韓国系が強いから、日本系のスーパーが伸びないのかもしれません。
アメリカでは、しゃぶしゃぶなどで使ういわゆる「薄切り」という概念がありません。
アメリカで薄切りにすると、ステーキ程度の厚さになってしまうのが落ちで、それではしゃぶしゃぶしても火は通らないし、噛むことも出来ない、という状況になります。
しかし、このH-Martにくればしゃぶしゃぶ用の肉が手に入ります。
ただ単に薄切りにしているだけなのに、それだけで値段が跳ね上がっています。
需給バランスを考えれば仕方がないことだと考えて買いましたが、高すぎて自分用には絶対に買えない代物です。
H-Martは僕の住んでいるClairmont Campusから車で25分程度と多少遠く、他の近所のアメリカのスーパーでも大体のものは揃うのですが、薄切り肉をはじめH-Martでないと手に入らないものもあったので、今回はH-Martに行った次第です。
さて、話はがらっと変わりますが、僕は11月27日に人生初のフルマラソンを走る予定です。
その名もAtlanta Marathonで、Atlantaでは年に数回しかないマラソンの一つです。
そのために最近はトレーニングに励んでいるのですが、今日は生まれて初めて30キロ程度走りました。
あまりペースはあげなかったのですが、2時間20分走り続けました。
自分でも何が楽しくてこんなことをやっているのかよくわからないのですが、とにかくマラソンを走るためにはこのようなトレーニングが必要なので、敢行した次第です。
President Houseという場所があり、その周りが1マイル(約1.6キロ)弱あるはずなのですが、そこを20周しました。
上りと下りの坂が一回ずつあるので、坂の多いAtlantaのコースの練習にはうってつけです。
幸い筋肉や関節にがたが来ることもなく、今日で30キロ程度なら走れるということがわかりました。
今後は距離を伸ばし、ペースを上げていきたいと思います。
2008年11月2日日曜日
Goizuetaでの生活~其の百四十七
上の写真は本日僕の部屋で行った鍋パーティーの様子です。
GMSC (「アメリカ文化紹介~其の六」参照)のteammatesを招いて、日本の鍋を紹介したのです。
前からやってみようとは思っていたのですが、GMSCのteamは韓国人と中国人がいるので、箸の使い方や鍋の楽しみ方を一人で全部説明する必要がなく、やりやすいのでは、と思ったのです。
お陰様で何とかみんなに楽しんでもらうことが出来ました。
昨日買出しに行ったのですが、足りなくならないようにとたっぷり買ったところ、大量に余ってしまいました。
余りは僕の今後の食糧になります。
GMSCのように長い期間濃密な時間を一緒に過ごすと、そのteammateとはかなり仲良くなることが出来ます。
逆に非常に仲が悪くなることもあるようですが、そのようなことはまずないと思います。
お互いある程度成熟した大人なので、そのあたりを自分で何とかしてよい方向に持っていく能力は身につけているということではないでしょうか。
今回も一人が「久しぶりに集まろう」と言い出して、それなら、という感じで僕の部屋に呼ぶことにしたのです。
お互いのことをよく理解していますし、思い出話も尽きることがなく、非常に良い関係だと思います。
いつも友人とアジア料理を食べに行って感じることですが、箸を使わない人の多くが結構意地になって箸を使おうとします。
悪戦苦闘していて、ナイフ、フォーク、スプーンが用意されているのに、それでも箸を使おうとします。
ビジネススクールに来ている時点で自分の知らない文化に興味があるということなので、ある意味納得できることではありますが、それでも空腹であるにもかかわらずなれない箸を使っているがためにうまく食べることが出来ないというのはつらいことのように思えます。
人によってはかなりぎこちないながらも箸を何とか使えるようになる人もいるので、努力は報われるということでしょうか。
さて、楽しかった鍋パーティーも無事終わり、片付けも一段落しましたが、ふと気がつくと来週以降課題も試験も山積みです。
気持ちを切り替えて取り組んでいきたいと思います。
2008年11月1日土曜日
Goizuetaでの生活~其の百四十六
上の写真は昨日紹介させていただいたHalloweenのかぼちゃです。
学生はもとより、教授や学校のスタッフが子供を連れてきていました。
さて、本日は昨日紹介させていただいたNegotiationが実際に役に立つのかどうかについて、個人的な経験を紹介させていただきます。
実は昨日ある試験の採点に抗議をするために、教授に会いに行きました。
これは一つの交渉であり、当然僕は点数を上げようとし、教授は点数を上げまいとするわけです。
この年になるとどうでもいいから何とか点数を上乗せしてもらおうということは考えないわけで、抗議をするからにはそれなりの根拠があります。
そしてそれなりの根拠を持って交渉をしにいくからには、その根拠は大体正しい、と少なくとも自分では考えています。
しかしそれは教授は百も承知で、そこで点数を変えていたら収拾が付かなくなるのです。
ビジネススクールではopen-endedな問題が多いので、採点にぶれが出るのはある意味仕方がないと思っています。
どの学生のどの問題にも多少のぶれはあるわけで、そのぶれは大体の場合は差し引きゼロになるわけです。
しかし、差し引きゼロにならない可能性もあるわけで、マイナスの学生には涙を呑んでもらうしかないのです。
不合理なような感じもしますが、世の中そんなものであるということはみな理解しています。
というわけで、お互いに手の内をわかっている以上、お互いの出方は手に取るようにわかります。
その上で点数を上げようとするからには、それなりの交渉術が必要になります。
しかも相手はアメリカ人で、ここはアメリカです。
一般的にアメリカ人の交渉能力は日本人とは比べ物にならないほど高いのです。
この点数交渉の内容もあまり明らかには出来ないのですが、Negotiationで学んだことを生かすことが出来たと自分では考えています。
交渉においては、相手と友好的な関係を築くことが非常に大切です。
これはよく誤解される点ですが、友好的な関係を築くことにより、相手の情報を知りやすくなりますし、相手が譲歩しやすくなります。
Negotiationでよく強調されるのは、「交渉の枠を如何に作るか」ということです。
つまり、決まった大きさのパイを取り合うのではなく、どうやってお互いが取りうるパイの合計を大きくしていくか、ということです。
そうすることにより協力関係が生まれ、最終的にはお互いがより得をすることが出来るようになります。
今回の点数交渉でも、教授の主張より自分の主張が正しいということではなく、教授の主張を認め、その上で自分の主張する考え方も存在し、その考え方も同じくらい妥当なものであるという主張をするようにしてみました。
そうすることによって教授もより譲りやすくなるのではないかと考えたのです。
それがうまく機能したかどうかはわかりませんが、個人的には協力関係を築くことが出来たと考えています。
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