米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2011年2月27日日曜日

Japan Trip

こんにちは。

今日はなんと日本からの投稿です



前記事に引続き「Mid-Semester Module」の話になりますが、

私はインドではなく日本に来ています。

日本人在校生3名が企画者となり、引率2名+各国の学生32名を連れて、

「日本のビジネスと文化を学ぶ」という主旨で海外研修旅行です



実は、かなりの時間と体力をかけて準備してきました。

昨年8月の学校への企画提出に始まり、企業訪問の依頼、旅行代理店との打合せ、

予算の調整、参加者への各種案内などなど…とても書ききれないです



でも、いよいよ旅行本番

正式な期間は3月1日~10日ですが、既に日本に到着し観光をしている学生もいます。

参加者全員に「日本ってスゴイ!良いところ!!」と思ってもらえるように、

私も企画者として「やって良かった!」と思えるように、

最後まで頑張り抜きたいと思います



またJapan Tripの様子も投稿しますね



Class of 2012

F美

2011年2月20日日曜日

インドへの道 その1

当校では2月末~3月中旬にかけてMid-Semester Moduleと名づけられた特別講習期間があります。

アトランタベースでEthics and Executive LeadershipやRedesigning Health Careなどの

集中講義を1週間受講して次の1週間を春休みとするか、

Travel Moduleを選択して2週間程度海外研修を行うか選択できます。



私は今年はインド研修を選択しました。

インドは日本から行ったほうが近いですが、職場に復帰してから2週間休暇を取得して

インドに行くことはほぼ不可能ですし、私にとっては文化の違いが想像できない近くて遠い国だったので

勇気を出して行ってみることにしました。



もともとTravel ModuleはInternational Studentが企画して同級生に母国を紹介するケースが多かったはずですが

なぜかこのインドトリップはベネズエラ人の教授の企画によるもので、インドにルーツがある生徒も

数名参加しますが、本当の意味でインドに詳しい人が誰もいません。

そのため慎重になりすぎている部分もありますが、現地で水や生ものや蚊にいかに気をつけなければいけないかということを

事前打ち合わせで散々情報交換し、Emory Clinicの行っているTravel Clinicにも全員必ず行くように、としつこく言われました。

今回は、そのTravel Clinicでの経験とVisa申請にまつわる手続きについて紹介したいと思います。



まず、Travel Clinic。

危険地域に渡航する場合に、必要な予防接種を行ったり、現地で気をつけるべきことについてアドバイスをもらうためのもの。

Emoryは医療でも有名なので、一度は足を踏み入れたいと思っていたもののこれまでは日系の医療機関にしか行ったことがありませんでした。

さっそく予約して行ってみると、まず驚いたのが病院ぽくないこと。

Travelについてのアドバイスも行うだけで通常の医療行為を行っている病院ですが、

日本の白い感じをイメージして行ったら全く異なり、むしろ学校に近い雰囲気。なにしろ消毒薬の匂いがしません。

そして呼ばれて行った場所は担当看護婦さんの部屋で、これが普通の事務室のようなつくり。

二人で一部屋でそれぞれの机があり、そこでインドにはどのような予防接種が必要か説明を受けます。

そしてこれまでの接種履歴と照合することになり、入学前にアメリカ渡航にあたって必要な接種を打って作成したものの、

一向に提出する機会がないな、と思っていた証明書を卒業目前にしてようやく提出。

結果B型肝炎の3回目とおたふく風邪の2回目をまだ打っていないことを追及され、

インドには必要ないけど打つことに。さらにインフルエンザの接種も勧められ、全部で6種類。

インフルエンザ、A型肝炎、B型肝炎、ポリオ、腸チフス、そしておたふく風邪。

一度に6つは無理なので今日は3つね、と言われ、左肩に2本、右肩に1本、その場で打たれました。

アメリカの注射は激しく乱暴だといううわさを聞いていたのでかなりびびっていましたが、

「そのアクセサリーかわいいわね」などと気をそらしてくれながらサクッと打ってくれて

概ね普通でほっとしました。注射のあとに貼ってくれる絆創膏が迷彩柄だったりハート柄だったり、

どこまでも病院ぽい雰囲気を和らげる演出が行き届いていて、感心してしまいました。





そして、ビザの申請。

実は非常に手間取っていて、渡航予定まであと4日の現時点でまだ受領できていません。

が、今後アメリカでインド行きのビザを取る日本人の方のために情報共有を。

手間取った原因のひとつは、インドのビザには出生証明が必要だったためです。

アメリカ人は誰しも出生証明という書類を持っているそうなのですが、日本人にはないので、

戸籍謄本を日本から取り寄せて、対訳をつけて提出してみました。

すると対訳はオフィシャルな機関に公証されたものでないと受け付けない、と受理されず、

日本領事館に相談したところ戸籍謄本の原本があれば出生証明を作成できる、とのことだったので慌てて駆け込みました。

インドではパキスタンルーツなどのある人にビザを発給するときはものすごく慎重になるようでそのため出生証明は重要書類なのだそうです。

私以外にも、グループで提出したところパキスタンルーツが疑われて審査に手間取っている子が一人いるために

グループ全員が申請して3ヶ月以上経過している現時点でまだビザをもらえないでいるケースもあり、

全員揃ってインドに行けるのか、まだまだ不確定な状態です。



無事インドに行けたら、その2を報告したいと思います。

では。



Class of 2011

MM

2011年2月12日土曜日

最終学期

最近毎日のように意識する最後の学期という現実。限られた時間の中、できるだけやり残すことがないように、悪あがきをしております



エクササイズ

留学当初、社会人生活でなまりきった身体をシェイプアップしようなどと考えておりました。ところが、自動車社会での歩かない日々の生活に加えて、アメリカンフードを食べ続けた結果、シェイプアップどころか体重が加速度的に増してしまいました。このままではスーツが入らない、という深刻な悩みを抱えたことで、さすがに行動を起こすことにしました。エモリー大学には、立派な体育館があり、室内テニスコート、ジムなども兼ね備えております。学生は無料で利用可能!というわけで、授業が終わった後、できる限り汗を流すようにしています。最近は、韓国人の同級生とテニスレッスンも習い始めました。最大の難関は大好きなファーストフードの誘惑。相変わらず、通学途中のファーストフードの看板に身体が反応してしまい、せっかく消費したカロリーを補給してしまうこともしばしば。肥満大国、米国との闘いは最後まで続きそうです。



ネットワーキング

入学当初は、同じコアクラスの同級生(かつ、私の英語力に付き合ってくれる心優しい人達)ぐらいしか、まともに話せる友人はいませんでしたが、最近では、選択科目などで一緒になった友人なども増えて、かなりネットワークも充実してきました。しかしながら、せっかくつくりあげたネットワークも卒業してしまえば希薄になってしまうのだろう、とも思っています。そんな危機感から、最近は、特に気の合う仲間たちとプライベートで食事に行ったりする機会を増やしています。ホームパーティ、同級生主催のChina New Year Dinner等々、相変わらず英語には苦労しておりますが、卒業後も付きあって行ける友人が増えてきたように思えます。さすがに全員というわけにはいきませんが、地道にネットワークを広げていきたいと思っています。



履修科目

今学期の履修科目は本当に悩みました。今まであまり深く考えずに履修してきてしまった付けがまわってきてしまっただけなのですが、自分のキャリアに必要だと思われる科目、ビジネススクール卒業生として履修しておいたほうがよい科目等々、最後の学期ならではの悩みも多い履修選択となりました。悩みぬいた末、結局、6科目を受講しています(ゴイズエタは、一定の範囲内であれば、卒業必須単位以上も履修できるありがたい制度があります)。当初、最後の学期なので少し楽をしてしまおうかな、などと考えていたのですが、これ以上自分を甘やかすと社会復帰ができなくなるのではないかと思い至り、自分らしくない判断をしてみました。現時点では負荷を感じていないのですが、卒業準備、帰国準備で追われる頃には、結構しんどい時期がありそうです。手の抜き方を覚えてしまっているので、なんとかなるでしょうが…。きっと…



卒業まで残りわずか。社会復帰の準備もしながら、残された学生生活を満喫したいと思っています。



Class of 2011 an


イブニングクラス

��年生は卒業まであとわずか3ヶ月。せめて最後のセメスターは悔いなく勉強しようと意気込んだのはいいのですが、いざ履修してみるとどの科目もグループ課題に忙しく、入学以来一番忙しいのではないかと思えてくる状態。 ちょっと後悔。。。いえいえラストスパートがんばらねば!!!



履修科目のひとつに、Financial Statement Analysisという授業のイブニングクラスを取っています。自分はファイナンス畑でもアカウンティング畑でもないばかりか、むしろ苦手分野なのですが、漠然とその必要性を感じて取ってしまいました。文字通り、財務分析をベースに企業評価をし、株価等の将来予測をするというものですが、イブニングクラスなので、周りは知らない人ばかり。受講生の年齢層は30中盤ぐらいが多い感じです。私と同年代なので、これはむしろ居心地が言いのですが、どうやらファイナンス畑の人が多いようで、レベルが高い。また、イブニングクラスの学生は、働きながら週に2クラス程度受講している人が多いようで、しかもクラス単位で受講料が発生するので、私のように“何となく”受講する学生は少ないのです。おまけに先生は今年からこの授業を持っているらしく、張り切って教えてくれるのはいいのですが、驚くほどマシンガントーク!! 私のような出来の悪い学生には復習が必須です。。。



さて、この授業は最終試験の変わりに、グループでFortune100内の企業のいずれかを分析し、プレゼンする課題があります。つまりグループを組んでくれる人を探さないといけないわけです。よく見ると私の他に3人フルタイムの学生がいたので、誘ってみると全員がオーディット(聴講のみ)とのこと。 オーディットの学生は課題をやる必要がないのです。

仕方なく、近くにいたイブニングの学生に声をかけてみると、快くOKしてもらえて一安心。みなさん非常に物腰やわらかく、大人な感じで、一気にイブニングクラスが好きになってしまいました。あ、もちろんデイタイムのエネルギーに溢れた感じもいいのですけどね。


2011年2月4日金曜日

はっちゃん、おめでとう!

お陰様で、先日長女が1歳の誕生日を迎えました。

と同時に、一年前の悪夢のような日々を思い出しました。



私は現在2年生ですが、入学当初より妻子(長男)帯同でアトランタに来ておりまして、掲題長女はアトランタで出産しました。



戦いが本格的になったのは10月を過ぎてでしょうか。1月の予定日に備え、書類の準備やら検査やら医療用語と奮闘する日々。

時折、日本人通訳を入れて電話会議できたこともありましたが、検査に行くのは本当に苦痛でした。



出産当日は、いつ生まれるかわからないからか通訳をセットできず、ミスコミュニケーションが大事故に繋がったらどうしよう。。。などと、母子ともに健康に出産できるか本当に心配でした。



とはいえ、一旦出てきてしまえばこっちのもの、なんとカワイイ娘さんでしょう!

予定より大分時間が掛かり大作業だったこともあり、いろんなところからお医者さんや看護師さんが集まってきて「おめでとう!」の嵐。

日本人であることで余計に気遣ってくれたのかは分かりませんが、「みんなええやっちゃなぁ~」としみじみ思ったことを覚えています。





この出産はMBAメモリー第一位です、間違いなく。

副産物として、このイベントを通して、英語が上達したというか怖くなくなったという気もします。

昨日、「英語の上達具合」についてチラッと話す機会がありましたが、私にとってはこの出産が一大転機だったのは間違いありません。





現在、ひとり立ちの最高記録は5秒。ひとり歩きの最高記録は3歩。

毎日私の膝の上で飛び跳ねてます。

娘はこっちで生まれたので、アメリカ人と日本人の2重国籍です。

成人した時にどっちを選ぶのか今から楽しみです。

ちなみにミドルネームは。。。ナイショです。





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