2026年8月29日土曜日

Happy Wife = Happy Life:配偶者のアトランタ生活

こんにちは!CO2027TSです。長かった夏休みも残りわずかとなり、来週からついに2年次の授業が始まります。だらけ切った休みで鈍りまくった頭をちゃんと戻せるか心配ですが、休み明けが怖いのは何歳になっても変わりませんね。

さて、先日のAGOS夏祭りに参加いただいた皆さま、ありがとうございました。これをきっかけに多くの受験生の方に当校を知っていただく機会が持てたこと、在校生一同嬉しく思っています。その中で、当日いただいた質問のうち、これまでブログではあまり触れてこなかったのが、配偶者・家族の生活についてです。我が家は妻が帯同しているので、一例として、普段どんな生活をしているのかを書いてみたいと思います。

我が家の状況

まず簡単に我が家の状況ですが、妻は渡米前まで日本でフルタイムで働いており、現在は休職中です。海外で生活するのも今回が初めてです。私は先に渡米し、妻はビザの関係もあって約3か月遅れてアトランタに来ました。

私はR3で出願したこともあり、ちょうど現政権の方針転換と時期が重なってしまい、妻はそもそもビザ面接の日程がなかなか取れない状態が続きました。当時はビザ発給をめぐる状況もやや不安定で、予定通り渡米できるのか最後まで少し読みにくかったです。このあたりは時期によってかなり変わると思うので、これから渡米される方は最新情報を確認しておくのがよいと思います。一方で日米関係自体は良好ですから、申告内容を正確にすること以外に心配はいらないと思います。

配偶者のビザステータスでできること

配偶者はF-2ビザで滞在することになりますが、運転免許の取得や銀行口座の開設など、日常生活に必要なことは基本的に可能です。一方で就労やフルタイムでの通学には制約があるため、渡米後にどう時間を使うかは一つ大きなテーマでした。

ちなみに妻はアメリカでは運転免許を取得しておらず、このまま取得しない予定です。日本でもほとんど運転していなかったことに加え、我が家は子どもがおらず学校や保育園への送迎などで車が必須という状況でもありません。また本人自身がアメリカでの運転に不安があり、万が一事故などが起きた際に一人で対応する自信がないというのも理由です。後述する語学学校にはシャトルバスで通っていましたが、これは公共交通とは別なので一人で乗っても問題ありません。もちろん免許を取得して普通に運転している帯同者の方も多いため、アメリカでの運転を過度に心配する必要はないと思います。我が家がかなり安全寄りの選択をしている、くらいに考えていただければと思います。

語学学校に通う

では、実際毎日何をしているのかという話ですが、妻の場合は多くの時間を語学学校に通って過ごしていました。渡航前から仕事で英語を使う機会は多少あったものの、英語のアウトプットを集中的に鍛えた経験はなかったため本人の希望もあり同じアトランタにある、Georgia Tech(ジョージア工科大学)の語学講座に2ターム参加しました。

1タームは8週間で、研究者などを対象としたプレ講座だけではなく一般にも門戸が開かれているプログラムです。実際F-1ビザでフルタイム受講している人もいます。授業はReading、Grammar、Writing、Speaking/Listeningなどに分かれており、1科目あたり約600ドルから受講できます。

F-2の場合は履修できる科目数に制限があり、妻は最初のタームで3科目受講しました。ただ思った以上に、というより普通に課題も多くきつかったようで、次のタームは2科目に減らしていました。最初にPlacement Testもあるため、自分のレベルに合ったクラスから始められる点は安心だと思います。

夏休み中はアトランタを離れて旅行することも多かったため、語学学校には通っていません。その代わりこちらで知り合った韓国人の友人らとよく出かけていて、最近は二人だけで旅行にも行っていました。

ちなみに旦那として妻の生活を完全にぶん投げているわけではなく(そのはずです)、土日は一緒に買い物に行ったりカフェなど近場で過ごすことが多いです。アトランタは少し車を走らせると落ち着いた雰囲気の良いエリアやカフェが意外と多く、週末に気軽に出かける選択肢には困りません。また他の記事などでも触れていますが、アジア系コミュニティも大きく、日本を含むアジア系の食品や雑貨、化粧品・日用品などへのアクセスも良好です。一方でまとまった休みが取れるときは二人で旅行することが多く、普段は近場、長期休暇は旅行という感じで過ごしています。

居心地のいいカフェも豊富、混雑も少なめです

Happy Wife = Happy Life

渡米前の最大の心配事は、妻が初めての海外生活で暇を持て余したり生活に馴染めなかったりしないかでした。ただ蓋を開けると語学学校に通い友人もでき、かなり楽しんで生活しているので、非常に安心しています。私はたまに日本に帰って好きなラーメンやスシローに行きたいと思いますが、妻にはそういうのは一切ないようです。まあいいんだか悪いんだかですが、私自身もMBAの授業や自分のやりたいことに集中できており、その意味では本当にいい方向に転んでくれたと思っています。せっかくの米国生活ですから、ただの帯同ではなく友人ができたり新しいことを始めたりしながら、こちらの生活を楽めることは大変ポジティブだと思います。

一点、残念ながらGeorgia Techの語学講座は6月をもっていったん無期限で休校となっており理由など詳しいことは分かっていません。予算面の話などいろいろ噂はありますが詳細は不明です。周辺には代替となる語学学校がいくつかあり、これまでGeorgia Techに通っていた学生もそちらに流れているようなので現在はその中から次の候補を検討しています。ただこれまで使えていたEmoryとGeorgia Tech間のシャトルが使えなくなるため、我が家としては徒歩圏内で通える学校を中心に探す予定です。何かわかったことがあれば続報します。

今回は妻帯同の我が家のケースをご紹介しました。総じてアジア系コミュニティが大きく、アジア系の食品や雑貨へのアクセスが良いことも海外生活への馴染みやすさという点ではかなり効いていると思います。お子さん帯同の場合の生活や教育についてもまた別の機会にご紹介できればと思います。アトランタをMBA留学先の候補として考えている方で配偶者の生活や子育て・教育など気になることがあれば、在校生も喜んで相談に乗らせていただきます。ぜひコーヒーチャットなどにもお気軽にお申し込みください!

CO2027 TS

GBSのプログラム、学校生活やアトランタ生活についての質問があれば、在校生がいつでもお答えします。お気軽にご連絡ください。

📌 日本人在校生ホームページ:https://emorymbajapanese.wixsite.com/website

📧 日本人会メールアドレス:gbs.japanese-club@emory.edu

2026年8月6日木曜日

MBA1年目を振り返る:Emoryの特徴、そしてアトランタという選択

■告知

8月16日(日)のアゴス・ジャパン MBA夏祭りに日本人在校生が参加します。また8月22日(土)には東京でJapan Emory Alumni Network Receptionを開催します。MBAや当校に関心をお持ちの方は、リンクから当該記事をご確認の上でぜひご参加ください。

■本題

こんにちは。Class of 2027のTSです。

早いものでMBA生活の1年目が終わりました。残りの留学期間は1年、正確にはすでに10カ月を切っています。そこで、今回は1年目を終えた率直な所感をEmory MBAのプログラムとアトランタでの生活を中心にまとめてみました。少し長くなりますが受験を検討している皆さんの参考になれば幸いです。

Emory MBAの特徴

まずは当校をアピールする際によく挙げられる点として、実践重視のプログラムとトップスクールには小さな約150名規模のクラスサイズが挙げられます。実際に学生として1年間を過ごしてみて、この点は事実だと感じています。

実践重視のプログラム

この実践重視の中核となるImpactはEmory MBAを象徴するプログラムになります。実企業の課題に取り組む授業は他校にもありますが、Emoryでは秋学期のStructured Problem Solvingから春学期のImpactまで問題解決やコミュニケーションを1年目のコアカリキュラムに組み込んでいます。その分、相応の時間も必要になり、ここに時間をかけるのが特色です。

私のImpactでの経験はというと、課題設定から議論を重ね、成果物につなげる進め方に苦労しました(Impactの詳細は別記事)。これまでの仕事の進め方が通用せず、フラストレーションを溜めまくっておりました。

一方で、このような経験を通じて、Emoryがここに力を入れる背景も見えてきました。米国のビジネスコミュニケーションでは何を分析し伝えるか(What)だけでなく、どう伝え、相手の関心を引いた上で納得させるか(How)が、時に分析そのもの以上に重視されるように感じます。学校での経験だけで一般化はできませんが、ナラティブや伝え方が評価を左右する感覚は、これまでの仕事ではあまりありませんでした。

同時に、MBAではファイナンスをはじめとするハードスキルにも力を入れたいと考えていました。問題解決やImpact、コミュニケーションに時間を使えばトレードオフがあります。MBAだけで特定分野を完璧に身につけるのは難しいと聞いていましたが、確かに思った以上に時間は限られています。そこで、2年目は少しバランスを変え、元から興味のある分野に集中して取り組んでみたいと思います。

小規模なクラスサイズ

もう一つの特徴であるトップスクールにしては小規模なクラスサイズには恩恵を感じました。学生数に対して機会が多く、希望する機会に競争が激しくて参加できないという場面はほとんどなかったからです。

他方で、少人数かつ日本人が少ないからといって、自然に存在感や繋がりが生まれるわけではありません。前項のWhat、Howに加えてWho、つまり「誰がそれを言っているか」も等しく重要です。日本での仕事と同様、自分がどの程度できる人間で何に強いのかを教授やクラスに認識してもらう必要があり、私も未だアピールが足りていないことがあると感じています。

ここでは2つの特色について私が思うことを書いてきました。これ以外にEmoryがどの分野に強く、どこに弱みを持つかは色々ありますが、この点はぜひイベントやコーヒーチャットなどで在校生に聞いていただければと思います。

春先、キャンパスに咲く桜

アトランタでの生活

学校と同じだけ大切なのはどこに住むか、ということだと思いますが、アトランタを選んだことは、1年住んでみて期待通り良い選択だったと思っています。

最大の強みはNYやLAのような他都市と比べて高い生活・住居コストを負担せずに米国で都市生活ができることです。受験段階で想像が難しい話かもしれませんが、住んでみるとこれが非常に大きいのです。ここは都市・郊外・自然のバランスも良く、生活に必要なものにはまず困りません。日本の食材も容易に手に入ります。一方で車社会であり、車の有無は生活スタイルと行動範囲を左右する点は東京とは異なります。

また学部時代に西海岸へ留学しましたが、ジョージア州を含む米国南部(いわゆるDeep South)はそれまで接点のない地域でした。アトランタ自体は"南部の首都"であり、リベラルな都市ですが、周辺にはより保守的な文化や価値観もあります。人口構成や歴史、文化なども、これまで私が見てきた社会や文化とは異なりますし、日本で一般に描かれやすい米国像ともまた異なります。自分にとって米国は、ビジネスに限らず社会や文化を考える上で無視できない存在です。こうした異なる側面を知ることにも、私は価値があると考えています。

最後に、日本人学生の距離感も心地が良いです。アトランタには日本総領事館や日本人コミュニティがあり、学校でも必要なときには日本人学生で相談し助け合っています。一方で日本人学生が大勢で固まる環境ではなく、学校生活の大部分は自ずと日本人以外の学生と過ごすことになります。この程よいバランスは自分が求めていた環境に完璧にマッチしました。この雰囲気を大事にしつつ、学校内で日本人コミュニティのプレゼンスを拡大することも、残りの期間で取り組みたいことの一つです。

ハイウェイとアトランタの夜景

1年目を終えて

このように1年を振り返ると、MBAが単にハードスキルを学ぶだけの場所ではないことを改めて理解しました。同時に、米国のビジネスやMBAへの過度な崇拝もなくなったように思いますが、自分がこれまでの人生で培ってきたことが強みになる場面もあれば、更なる成長が必要なところも感じています。社会人10年目にして、仕事を離れてこういった経験ができることは本当に貴重なことです。

残り時間もあるようで、もうわずかです。2年目は自分が何を得たいのかをより明確にしながら限られた時間を使っていきたいと思います。

CO2027 TS

GBSのプログラム、学校生活やアトランタ生活についての質問があれば、在校生がいつでもお答えします。お気軽にご連絡ください。

📌 日本人在校生ホームページ:https://emorymbajapanese.wixsite.com/website

📧 日本人会メールアドレス:gbs.japanese-club@emory.edu