米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2009年4月30日木曜日
Goizuetaでの生活~其の三百九
上の写真はMBA Program Officeに用意してあるお菓子です。
Exam Weekということで、Program Officeにはお菓子が用意されるのです。
このお菓子にお目にかかるのも今回が最後となってしまいました。
今日はProduct and Brand Managementのexamがありました。
これが最後のIn-classのexamです。
この授業はcase中心なので、試験といってもどうやって勉強していいのかわかりませんでした。
これまでの試験問題、いわゆる過去問もないので、どういう試験問題になるか全く予想が出来ませんでした。
授業でやったことをきちんと理解していれば問題ないといわれていたのですが、それはどの授業でも同じであります。
確かに試験問題は、授業でやったことそのままでした。
しかしだからといって出来るほど簡単なものではなく、試験もcaseがベースになっていたので、そのcaseを分析するのは大変でした。
今になって振り返ってみると、caseを使ったIn-classの試験は初めてです。
その意味では、最後の最後で一度そういう経験をできてよかったと思います。
詳しい内容を紹介させていただくことは出来ないのですが、今回の試験は与えられたcaseを分析し、自分で判断を下すというものでした。
ある会社の広告を見て、その広告を分析し、どのような理由でその広告が有意義なものか、あるいはそうでないか述べる、というのが一例です。
Open-endedではありますが、授業で学んだことをきちんと身につけていれば出来るといわれればそれまでであります。
これで試験や課題が残っている授業は後二つになりました。
明日Customer Behaviorのtake home examの提出があり、明後日の朝はDecision Modelingのtake home examとapplication portfolioの提出があります。
それで僕の当校での勉強はすべて終わりになります。
とはいえ、この二日間でこの量というのは結構大変です。
泣いても笑っても最後なので、もうひと踏ん張り頑張りたいと思います。
2009年4月29日水曜日
Goizuetaでの生活~其の三百八
上の写真は今日の献血の様子です。
久しぶりに献血をしてきました。
本当は8週間おきに献血できるのですが、今回は約13週間あいてしまいました。
今日はたまたまEmory University内で献血をすることが出来たので、行って来たというわけです。
試験勉強真っ盛りの今日この頃ですが、一回は外に出ないとなんとなく気分がめいるので、丁度良かったのです。
場所はRollins School of Public Healthでした。
今日はじめて行った建物だったのですが、非常にきれいで、設備の整った建物でした。
僕は日本の大学を出ているのですが、その設備とは比べ物になりません。
学費も比べ物にならないほど高いので一概には言えませんが、この辺りも当分埋まりそうにない日米の差だと思います。
あれだけの設備が整っていれば勉強したくなくても勉強しようという気になるというものです。
献血をする前には体調や常備薬の有無、アレルギーに関しての質問に答えなければなりません。
今日の人はかなりの早口で聞き取るのに一苦労したのですが、相手の質問が予想できることもあって何とか聞き取れました。
これも聞き取りの練習です。
しかし、途中で「私しゃべるの早過ぎ?」と聞かれたので、ゆっくりしゃべられては練習にならないと思い、「いや、そんなことない。」と答えました。
アメリカ生活2年目後半といっても、この年では成長も遅いですし、いろいろなアクセントの人がいるのです。
常に完璧に聞き取れるということは、実はアメリカ人でもあまりないようです。
献血などをしていて面白いのは、アメリカでの人々の働きぶりです。
普通にガムをかんだり、携帯電話の電源を入れてテーブルの上に起き、着信やメールをチェックしています。
もうなれたので気になりませんが、日本ではありえないことだと思います。
最初のころはかなり面食らいました。
今日は試験がなく、明日一つIn-classの試験があり、明後日と金曜日に一つずつtake home examがあります。
今日は献血をしたので、栄養満点の食事にしたいと思います。
2009年4月28日火曜日
Goizuetaでの生活~其の三百七
上の写真は今日のMacroeconomicsの試験の様子です。
今週はExam Weekであり、早速朝8時半からの試験でした。
僕はIn-classの試験は2つあるのですが、これがその1つめでした。
先週末はpresentationと課題提出の連続、土曜日はパーティー、日曜日は野球の試合とイベントが目白押しだったので、全く試験勉強が出来ず、昨日野球から帰ってきてからは激しい頭痛の中午前3時過ぎまで試験勉強というハードスケジュールでした。
自分で勝手にやっているだけなので自分で大変な思いをすることは仕方がないことなのですが、それにしてもこれはちょっとつらかったです。
試験は結構難しく、出来た問題と出来ない問題の差が激しいというのが印象です。
終わってみれば「もうちょっときちんと勉強しておけばよかったなあ」とか、「試験時間中にもうちょっとねばれたかなあ」とか思うのですが、そんなことを思っても仕方がありません。
それなりにベストは尽くせたと思います。
今週は水曜日にもう一つIn-classの試験、土曜日夜に提出のtake home exam、そして金曜日の朝に提出のtake home examと課題一つがあります。
そしてそれが終われば勉強に関しては完全に終了です。
早く終わって欲しいのは当然なのですが、その一方で、今回ばかりは終わらないで欲しいという気がするのも確かです。
必死に勉強している合間にふと、「ああ、これで終わりなんだなあ。」と思ってしまったりするのです。
この2年間は自分なりに頑張ってきたつもりではありますが、少し振り返っただけでも、やり残したこと、後悔してしまうこと、反省しなければいけないことが山ほどあり、出来ることならもう一度やり直したいというのが本音であります。
多くのことに挑戦し、多くのことを達成し、多くのことを学んだことは確かですが、全体として決して満足できる出来ではなく、そのまま卒業してしまうのは惜しいというのが正直なところです。
ただ、今はそんなことは言っていられないので、目の前に迫り来る試験と課題の山を何とかし、そのあとじっくりこの2年間を振り返りたいと思います。
Goizuetaでの生活~其の三百六
上の写真は今日行ってきた野球の試合の前のものです。
今日の野球場はこれまでのところとは違う場所だったのですが、球場としての質はこれまでよりも高かったです。
非常にきれいな天然芝で、グラウンドも非常に硬く、日本人にとっては夢また夢の典型的なアメリカの野球場でした。
今日の試合も僕達のチームはぼろ負けしたのですが、僕は2番手で登板しました。
前回の反省を生かし、今日は変化球中心の投球に専念しました。
失投などもあり点数はかなりとられたのですが、印象は予想通りでした。
ちなみに点数は取られすぎたので、何点取られたかは覚えていません。
今日は変化球は全く打たれず、たまに投げた直球はことごとく打たれました。
変化球が続いているから、ここで直球を投げれば逆に打たれないだろうと思って直球を投げると、見事に打たれるのです。
つまり相手はあくまで愚直に直球を待っているということであり、逆に変化球をずっと続けて、それでストライクが取れれば、まず打たれないのです。
今日は肩の調子が悪かったのでサイドから投げることにし、直球、スライダー、そしてシンカーを投げました。
僕のスライダーは典型的な「なんとなく」変化する程度の非常に切れの悪いものなのですが、逆にタイミングが合わないようで、相手打者はみんな打ち上げていました。
この辺りは非常にアメリカらしいところです。
そして肝心のシンカーですが、僕は今日生まれてはじめてシンカーを投げました。
投球練習では面白いように曲がったのですが、ストライクどころかストライクゾーンの近くに行くことすらなく、本番で投げる気は全くありませんでした。
捕手にもそのことを伝えていたのですが、途中でいきなりシンカーのサインが出ました。
「そんなもの投げるわけないだろ」と思ったのですが、「いや、実はこれがアメリカ流なのかもしれない」と思って覚悟を決めて投げてみたところ、面白いように曲がり、それがストライクゾーンに消えていったのです。
相手打者はことごとく引っ掛けて内野ゴロを三つ打ってくれました。
良かったのはその回だけで次の回は決まらなかったのですが、退廃の中で大きな収穫を得ることが出来ました。
長くなりそうなのでまた後日続けさせていただきます。
2009年4月27日月曜日
Goizuetaでの生活~其の三百五
上の写真は昨日僕が住んでいるClairmont Campusで行われたバーベキューの様子です。
今学期の終わりを記念してのものでありまして、メニューはハンバーガーとホットドッグといういつもどおりの変わり映えしないものでしたが、そのあたりはもう気にならなくなりました。
今日は友達を呼んで卒業記念のパーティーをしました。
紆余曲折があったのですが、Clairmont CampusにあるHousing Tower最上階のPenthouseという部屋を予約し、そこを会場にしました。
僕は寄せ鍋とお好み焼きを作り、トルコ人の友人がトルコ料理を作って持ってきてくれました。
僕を含めてみな試験や課題があるのですが、その合間を縫って駆けつけてくれました。
幸いなことに寄せ鍋もお好み焼きも好評で、満足してもらうことが出来たようです。
最近のAtlantaは非常に暖かく、今日の最高気温は30度を越えていたのですが、アメリカはどこも冷房がしっかり効いています。
というわけで、鍋もそこまで違和感がなかった様でほっとしました。
お好み焼きは非常に好評で、箸ならぬフォークが進むといった感じでした。
2年間一緒に過ごしてきた同級生ともうすぐ別れてしまうというのは本当に信じられないのですが、今日一緒に楽しい時間を過ごせたことで、最後にいい思い出をまた一つ付け加えることが出来たと思います。
ビジネススクールでは勉強をするのは当然ですが、いわゆるNetworkingも非常に重要視されます。
普段学校で一緒に時間を過ごしているだけではそこまで仲良くなることがなかなかないというのが現実でありまして、このように自分で何か企画して人を招待したりすると、交流する機会にもなりますし、相手の記憶にも残りやすくなります。
留学したときの目標の一つは出来るだけいろいろな企画をし、多くの人に来て楽しんでもらい、卒業したあとも長続きするような人間関係を構築することだったので、その目標に少しは近づけたかもしれません。
準備には本日未明までかかり、パーティーが終わったあとは疲れ切って死んだように寝てしまいましたが、その疲れも今日ばかりは心地よく感じました。
2009年4月25日土曜日
Goizuetaでの生活~其の三百四
上の写真は今日のDecision Modelingのpresentationの様子です。
終わってみれば、これがビジネススクール生活最後のpresentationです。
しかし、昨晩はいろいろとやることがあり、結局寝たのは4時、しかも今日のpresentationの練習は全く出来ないという状況でした。
そして今朝も、明日僕が個人的に開く卒業記念パーティーのため、8時過ぎには家を出て買出しに行きました。
買出しのあとはすぐに学校に行き、presentationのための直前meetingです。
team meetingもこれが最後です。
2時半ぎりぎりまでmeetingをしてスライドを作成し、2時半からはほかのグループのpresentationを聞きました。
そしていよいよ5時からは僕達のpresentationです。
結局今日は全く練習をせずにpresentationに臨む羽目になってしまいました。
さすがに一度も練習できないとは想像できませんでしたが、それでも今日のpresentationはどうにかなりました。
ところどころ詰まったりしどろもどろになったりしましたが、何とか立て直すことも出来、言いたいことも言え、それもしっかり伝わっていたようです。
最後のpresentationがこのレベルでは先が思いやられるという気もしますが、最後の最後で準備なしでも何とかなることがわかったとも言えます。
留学して以来、いろいろな形で英語でのpresentationをしてきました。
達したいレベルまで達したかといわれると、そのレベルまでは手も届かなかったというのが本音なのですが、多少ましにはなったと思います。
こつもだいぶわかってきましたし、聞き手の反応の見方、質問への答え方、頭が真っ白になったときの対処方法なども自分なりに習得することが出来ました。
何回も痛い失敗をしましたが、そのたびにそれを教訓にすることが出来たと思います。
これからはこのような機会はなく、失敗が許されないpresentationしか僕の人生には存在しなくなってしまうのです。
この2年間に学んだことを生かして、そのようなpresentationにも望んでいきたいと思います。
Goizuetaでの生活~其の三百三
上の写真は本日のSlope Dayの様子です。
このSlope Dayがどこまで一般的な用語かはわからないのですが、一年度の授業の最後の日のことを差すようです。
というわけで、今日でいよいよ僕のビジネススクール生活の授業がすべて終了しました。
恐らく僕が学生として授業を受けるのも今日が最後でしょう。
このSlope Dayという日は一年の中でももっとも重要なイベントの一つです。
朝からベーグル、メキシカン、サンドイッチ、ピザと夜まで食べ物が次々に出てきます。
その質にはいまだに感心できないのですが、この際そういうことは問題ではありません。
当然アルコールも一日中用意されており、授業が終わった学生はさっさと飲み始めます。
今日はWackyなTシャツを着てくるようにとの御触れが出ており、学校中が妙な格好の学生で溢れていました。
僕も3時45分にいよいよ授業が終了し、「ああ、終わってしまったなあ」と少しだけ思いました。
しかしそんなことを思っている余裕がないほど学校中が大騒ぎでしたし、かといってふとわれに返ると明日はpresentationが一つ、提出すべき課題が一つ、そして来週には試験が4つ、提出すべき課題が一つ控えています。
とりあえず今日だけはみんなと一緒の時間を楽しむことにし、結局夜の8時くらいまで学校にいました。
前述の通りやることは山ほどあるので気は全く抜けないのですが、それでも授業が終わったというのは一つの大きな区切りでありまして、なんとなく心にぽっかり一つ穴が明いたような感じです。
当然これから前に進むわけですから良いことではあるはずなのですが、本当にこれでいいのだろうかという気もしますし、なんかはかないなあという気もします。
何より毎日当然のごとく顔を合わせていた同級生が、それこそ世界中に散らばってしまうのかと思うと、いてもたってもいられません。
次に会うのが最後になる同級生もいるかもしれませんし、前回会ったのが最後で、これから一生会わない同級生もいるとふと思うと、もう少し何か出来ること、明日はすべきことがあったのでは、という気もします。
しかしながらそんなことばかり考えていても仕方がないので、今は今やることに専心したいと思います。
2009年4月23日木曜日
Goizuetaでの生活~其の三百二
上の写真は今日のTownhallの様子です。
Townhallも今回で4度目、そして僕にとっては最後となってしまいました。
Townhallの定義はよくわからないのですが、教授陣、Program Office、そして在校生などGoizueta Communityに属している人たちが一同に会し、情報を共有し、意見交換をする場であると僕は理解しています。
今日もAdmissions OfficeやCMC (Career Management Center)をはじめそれぞれの部署からの報告があり、そのあとCore Valueを体現した学生の表彰がありました。
Admissions Officeの報告では、今年はInternational Studentの応募が減っているとのことでした。
昨今の金融危機の影響ででCiti Bankの貸与奨学金が引き上げられ、International Studentは経済的に留学が難しくなっているようなのです。
これは、特に公費、社費派遣が多い日本人にはあまり関係ないのですが、インド人や中国人にとっては大問題でしょう。
その代わりというわけではないのですが、アメリカ国内からの応募が増えているそうで、来年はInternational Studentの割合が減りそうとのことでした。
いよいよ今年度も明日で授業が終わりです。
なんだかいまだに信じられないのですが、これが現実ということだと思います。
しかし、年度末に向けて課題やpresentation、そして試験は目白押しで、今日は金曜日にあるDecision Modelingのpresentationのためのmeetingが朝9時からありました。
今回は僕の担当はIntroductionの部分になったのでさっさと終わったのですが、テーマが競馬ということもあり、なかなかモデルがうまく組めません。
大体競馬をモデルに落とし込んで絶対に勝てる方法を導き出すことが出来るなら誰かがもうやっているわな、と思ってしまうのですが、teammateの一人は自信満々です。
僕は最終的には結論にたどり着かない気がして戦々恐々としているのですが、ここまで来たら信じるしかありません。
金曜日のpresentationまでにうまく仕上がることを祈るのみです。
2009年4月22日水曜日
Goizuetaでの生活~其の三百一
上の写真は先日のBeverage Marketing Competitionの様子です。
各国から飲み物が出され、その人気度を競い合いました。
しかしながら飲み物はすべてアルコールであり、お酒の飲めない僕には残念ながらあまり縁のないイベントでした。
聞くところによるとものによってはアルコールや佐藤などの調合がばらばらで、ものすごくアルコールの強いものや、ものすごく甘いものがあったそうで、中にはとんでもない目にあった人もいたそうです。
その人はちょっとかわいそうですが、そのあたりもこういうイベントの面白いところの一つかもしれません。
さて、先日の野球で一つ印象深い出来事がありました。
チームメイトの応援にその母親が来ていて、ビデオで息子のプレーする様子を熱心に撮っていたのです。
日本ではあまりそのようなことはありませんが、アメリカでは特に珍しいことではありません。
日米の違いというのはいろいろなところで見つけることが出来るのですが、親子間、家族内の距離もその一つです。
アメリカ人、というか日本人以外は、性別を問わず親子で頻繁に連絡を取り合っているようです。
meetingの途中に「お母さんから電話がかかってきた」から席を立つ、ということはよくあります。
最初は何かあったのかと思いましたが、そういうわけではなく、毎日のように親子で電話をしているのです。
僕をはじめ日本人は親子や家族間で連絡を取り合う、しかも電話で話すということはあまりなく、ほかの国から来た同級生からは心配されてしまうほどです。
この辺りの感覚の違いは非常に大きく、二十歳を超えた息子の草野球をしている様子をビデオカメラで撮影するということも、アメリカではごくごく普通の親子の姿なのです。
日本ではちょっと想像できませんが、アメリカに2年近くもいるとあまり不思議に感じなくなります。
もうすぐある卒業式にも、親、兄弟、そして親戚が大挙して押しかけます。
「お前の親は来るのか」と聞かれ、「いや、来ない」と答えると、「そうだよな、遠いもんな」といわれるのですが、そうではなくそういう感覚が日本人にはほとんどないのです。
でもそのあたりを説明するのは面倒なので、日本とアメリカが遠くってよかったなあと思ったりする今日この頃であります。
Goizuetaでの生活~其の三百
上の写真は今日のSales and Business Developmentのpresentationの様子です。
presentationにはいろいろな形があり、このteamはRole Playを取り入れていました。
本日は昨日の野球の続きです。
打つほうでは2打数無安打1死球でしたが、うち1打席はエラーで出塁しているので、3回中2回出塁することが出来ました。
やはり塁に出ると野球は楽しいです。
2打席ともあたりそのものは結構良かったですし、恐らく120キロは出ているであろう直球に振り負けていないことがわかったので、自信になりました。
死球ですが、すっぽ抜けた変化球がヘルメットのつばに当たっただけなので、全く痛くありませんでした。
大怪我とは隣り合わせですが、今までのところ何とか無傷で済んでいます。
正直なところ、死球はそれほど怖くはありません。
頭にはヘルメットをかぶっていますし、顔面にボールが当たることはまずありません。
むしろ守備で、弾丸ライナーがショートバウンドしてイレギュラーしたときが一番の恐怖です。
そうなると、もうよける暇はありません。
ここまで3試合、すべてぼろ負けしているのですが、これで雰囲気が悪くならないところがアメリカです。
確かにどうすれば勝てるのかという考え方が日本より不足しているとは思いますが、みな前向きで、互いのミスを責めたり、ということはありません。
どんなに点を取られても、投げやりになることはなく、あくまで一生懸命にプレーし、そして野球を楽しんでいます。
それが一番大切なことであり、それだけは忘れない、というところでしょうか。
一番アメリカらしいと感じるところは、どんなに好投していても投手を試合途中で代えるところです。
完投させようなどという考えはなく、次に出てくる投手の力が明らかにおちるとわかっていても、平気で代えます。
日本では勝つことが監督、コーチの最大目標かつ最優先事項であるのに対し、アメリカでは怪我をさせないことが大前提となります。
やはり投手は肩肘に非常に負担がかかるので、そのあたりを重視しているということでしょう。
野球を通してでも、まだまだ学ぶことがアメリカにはたくさんあります。
2009年4月20日月曜日
Goizuetaでの生活~其の二百九十九
上の写真は今日の言ってきた野球の試合の球場の様子です。
試合の結果でありますが、2-14で負けました。。。
僕のチームはいわゆる急造の寄せ集めチームであり、なかなか経験豊富なまとまりのあるチームが相手になると勝てないというのが現状です。
まず、僕も投手陣の一角ではあるのですが、エースがいません。
そして、守っているときに一度リズムが崩れるとそれを立て直すことが出来ません。
毎回のように点数を取られているわけではないのですが、特定に回に大量点を取られてしまいます。
四球、エラーが絡むという、典型的な大量失点のパターンです。
僕は今日はマウンドには上がらず、一試合を通してショートを守りました。
4回ゴロが飛んできたのですが、すべて無難にさばくことが出来ました。
実は硬式野球の試合でショートを守るのは、よく考えてみると人生初めてです。
小学校のころはショートだったのですが軟式野球でしたし、硬式野球ではセカンドやサードの経験はあってもショートはありませんでした。
それは試合中に気が付いたのですが、やはりショートが一番慣れているので、守りやすいです。
ちなみに僕の守備はこちらでは、非常に基本に忠実だといわれます。
日本では全く基本がなっていないといわれていたので、僕の人生で野球において基本に忠実といわれるなんて想像もしていませんでした。
確かに、グラブを下から出す、ボールに対して送球しやすい体勢で入る、動くときに腰の高さを動かさない、カバーリングを怠らないなど、日本でいわれている守備の基本はアメリカ人はほとんど気にしていません。
いつも試合を観ていて、「良くあれで取れるなあ」と思ってしまいます。
でも、アウトに出来ればいいのです。
それがアメリカです。
「今回アウトに出来ても、次もアウトに出来る可能性を高くするにはこうしたほうがいいよ」などという言葉はアメリカでは全く意味を成しません。
それがわかっているので、僕もチームメイトに対して何もいいません。
この辺りはアメリカにいてちょっともどかしいところであります。
長くなりそうなので、また明日以降続けさせていただきます。
2009年4月19日日曜日
Goizuetaでの生活~其の二百九十八
上の写真は昨日のGALA (The Goizueta Advanced Leadership Academy)のセッションの様子です。
このセッションが今年度のGALAの最後のセッションとなりました。
今思うと遠く昔のようですが、思い出の多いセーリングでした。
昨日のセッションでは、これまでのGALAでの活動を振り返りました。
まず、全員行ったボランティアです。
僕は中学校に代数を教えに行ったのですが、それ以外にもいくつものボランティアがありました。
そのほかにも障害者施設を訪問したり、ホームレスの方への食事の配膳をしたり、小学校で放課後の活動の手伝いをしたりというものがあったそうです。
アメリカではボランティア活動が一般的に盛んですが、今回のボランティアもやらされているという意識はあまりなく、「いい機会だからボランティアをしよう」という前向きな意識が感じられます。
次はいよいよ実際のセーリングを振り返ります。
セーリングから戻ってきてから1ヶ月ほどが経つのですが、確かにちょうど記憶がおぼろげになるころです。
その時期を狙ってこのようなセッションを行うというのは、そのあたりを意識しているのでしょう。
セーリングの最後の日には、そのときに感じていることを自分に対して手紙に書きました。
それが数日前に配られたので、セーリングで感じたことを自分で後になって思い出すことが出来ます。
人間の記憶というものは意外に頼りにならないもので、喉元過ぎれば、、、ではありませんが、どんなに鮮明な記憶でも、時が経つと共に薄れていってしまうということは良くあることです。
しかしそれは逆に考えれば非常にもったいないことであり、せっかくの貴重な経験を最大限に生かしていこうという努力が感じられます。
そしてセッションのあとはレセプションです。
学年末の忙しい時期ではありますが、多くの仲間とGALAの記憶を振り返ることが出来ました。
授業もそれぞれ終わりに近付いていますが、GALAが終わり、本当にビジネススクール生活が残り少なくなっているという実感が湧いてきました。
その貴重な数日を大切にしていきたいと思います。
2009年4月18日土曜日
Goizuetaでの生活~其の二百九十七
上の写真は先日行ってきたGeorgia Institute of Technology (G-Tech、ジョージア工科大学)の卒業生イベントです。
僕はG-Techの卒業生ではないのですが、同級生に卒業生がおり、その同級生に紹介してもらいました。
G-Techは全米でも有数の工科大学で、分野によっては世界ランキング1位だったりもする南部の超名門大学です。
そして、我らがEmory大学との最大の違いは、スポーツで非常に有名なことです。
今回の卒業生イベントのテーマはそのスポーツマネジメントに関してだったのですが、アメリカでは大学スポーツが非常に盛んです。
特にGeorgiaではその傾向が強く、一番人気のあるスポーツはNFLではなく大学フットボールだそうです。
この辺りは日本ではありえないことであり、ちょっとピンと来ないのですが、誰に聞いても大学フットボールのほうが好きだといいます。
アメリカでは大学スポーツは一大ビジネスであり、テレビやラジオで中継される試合も非常に多く、グッズも売れに売れています。
G-Techのフットボールの試合では、55,000人収容のスタジアムに平均で50,000人の観客が入るそうです。
Georgiaで一番有名な大学フットボールチームはUGA (University of Georgia)なのですが、UGAの試合には5時間前から観客が来て、試合前のイベントなどを楽しむという一日がかりのイベントになるそうです。
ここまで来ると、当然のごとくその経営はプロスポーツ顔負けになります。
やはり収益はそのチームの勝敗に大きく依存してきますし、チームカラーのコーディネートの仕方、チケットの売り方、スポンサーの探し方など、経営の専門家が取り仕切っています。
G-Techは広告販売に関しては専門のマーケティング会社と委託契約を結んでいるそうなのですが、そのマーケティング会社の話では、スポンサーはあくまでGeorgia中心ではあるものの、全米で売りさばいているそうです。
アメリカと日本ではスポーツのあり方が大きく異なるとはいつも感じていますが、この辺りにはその裾野の広さを感じます。
今度機会があったらまたG-Techの試合を観に行きたいと思います。
2009年4月17日金曜日
Goizuetaでの生活~其の二百九十六
上の写真は先日のClairmont Campusで振舞われたSmoothie(「 Goizuetaでの生活~其の二百九十四 」参照)の案内のチラシです。
このようなチラシが常に張られており、Clairmont Campus内でのいろいろなイベントが告知されています。
本日は昨日の続きであります。
さて、実際のビジネスでのpresentationを考えて見ましょう。
自分で作った資料を発表する機会がどれくらいあるでしょうか。
それに対して、自分で作ったわけではない資料を発表する機会はどれくらいあるのでしょうか。
実際のビジネスにおいては、自分が良く知らないこと、自分が作ったわけではない資料を発表しなければいけない機会も多いと思います。
そう考えると、今その練習をしておいて、損はないというのが僕の考えです。
しかも僕の場合は以前それで大失敗しているので、その教訓を生かす機会を待っていたのも事実です。
というわけで、それが今回でした。
ところが、最近は授業の課題ほか、学校行事の準備などやるべきことが非常に多く、前日にはほとんど準備が出来ませんでした。
実質的にぶっつけ本番になってしまったのですが、実際のビジネスではぶっつけ本番でpresentationをしなければいけない機会も多いはずなので、これも良い練習です。
とにかく要点だけを頭に叩き込み、授業に出ました。
授業では3グループがpresentationをするのですが、僕達は最後でした。
前のグループの発表を見ていたのですが、アメリカ人でも、presentationに自信がない人、準備が出来ていない人でたまにしどろもどろになったりする人がいます。
そのような姿を見ていると、やはり英語力も大切ではありますが、presentation能力そのもの、そして事前の準備が大事であるということを再認識します。
いよいよ僕達の番になったのですが、僕自身は、何とか危なげなく終えることが出来ました。
やはりこれまでpresentationの場数を踏んできているのが大きいと思います。
そして、前回の失敗から得た教訓をうまくいかし、わずかながらした練習を効果的なものにすることが出来たのも大きかったのではないでしょうか。
というわけで、今回のpresentationに関しては、とりあえず自分の思ったことは出来たという感じです。
Goizuetaでの生活~其の二百九十五
上の写真は今日のSales and Business Developmentのpresentationの様子です。
写真は僕達の前のグループのpresentationですが、今日のpresentationは本当に緊張しました。
なぜ緊張したかというと、僕が担当したパートはもともと僕の担当ではなかったからです。
presentationの準備は大体以下のような流れになります。
・テーマを決める
・そこからどのように結論に持っていくかの流れを決める
・その流れを人数分に分割し、それぞれの担当範囲を掘り下げる
・全体をあわせて、流れがぶれていないか確認する
というわけで、流れを分割し、自分が担当になった部分をpresentationにおいても担当するのが通常です。
しかし、presentationの流れや、論理の流れ、そのほかの理由で自分が掘り下げたわけではない分野を誰かが担当しなければならないことがたまにあります。
そして、今回は僕がその役になったのです。
どうしてその役になったのかというと、自分でその役をやりたいといったからであります。
presentationの際に、自分が分析を担当した範囲を発表するのはそれほど難しくはありません。
もともとの理解が出来ているので、最初からうまく出来ますし、途中で躓いたりしても立て直すことはそこまで難しくないのです。
しかし、自分が担当した範囲でない場合は、そうは行かなくなります。
途中で間違えたり、頭が真っ白になったりすると、どうにもならないという状況になりかねません。
僕は実際にそのようなことが以前あり、明らかにしどろもどろで自分の発表を終えざるをえなかったという非常に苦い経験があります。
というわけで、今回はその反省を踏まえ、自分が分析を担当したわけではない部分の発表にあえて挑戦したわけです。
学校でpresentationをする機会ももうそんなにあるわけではありません。
卒業してしまうと、presentationは実際のビジネスですることになるでしょう。
学校でのpresentationはその練習なので、学校にいるうちに出来る限りの練習をしておきたい、ということであります。
長くなりましたので、また明日以降続けさせていただきます。
2009年4月16日木曜日
Goizuetaでの生活~其の二百九十四
上の写真は今日Clairmont Campusで振舞われたSmoothieです。
このSmoothieというものが日本でどれくらい知られているのかは知りませんが、僕はアメリカに来てはじめて知りました。
正しい定義は知らないのですが、僕の理解では、フルーツに牛乳やヨーグルトを混ぜ、それをミキサーにかけたものです。
確かにおいしく、体にもよさそうなのですが、高いので僕は普段はほとんど口にすることはありません。
今日はそれがただだったので、二つほど飲んできました。
アメリカでは非常に人気があり、みんな良く飲んでいます。
プロテインなどが足されているSmoothieがあるのがいかにもアメリカという感じです。
本日は授業は1時からだったのですが、当校受験予定者が学校見学に来ていたので、昼食を一緒にとって話をしてきました。
これはAdmissions Officeによって運営されているプログラムで、昼食を一緒にとったり授業見学の案内をしたりします。
これには確かに1時間強の自分の時間を投資しなければいけないのですが、下記のようなメリットもあります。
・自分のコミュニティ(学校)に貢献出来る
・昼食をただでとることが出来る
・受験予定者という学外の人間との交流が出来る
・大体自分より若い人なので、若い人から多くのものを学ぶことが出来る
特に最後の点は非常に大きく、やはり若い人というのは新しい考えを取り入れ、それを自分で吸収して実行に移す能力に優れいるので、学ぶ点は多々あるのです。
しかもアメリカという自分の母国ではない国のことを学ぶのには、これ以上の機会はありません。
普段学校にいると、意外に一対一で1時間も話す機会はないので、そのような意味でも、一対一でお互いにお互いのみに集中する機会は貴重です。
そう考えてみると、1時間という時間は投資する価値があると僕は思っています。
また、ある意味当校のSales Pitchをしなければいけないので、普段自分が感じていることを、押し付けがましくないようにうまく相手に売り込む練習にもなります。
この点はまだまだであり、たまにアメリカ人が学校案内をしているのを聞くと「うまいなあ」と感心してしまいます。
僕もいつかそのレベルまで達することが出来るよう頑張っていきたいと思います。
2009年4月15日水曜日
Atlanta Bravesの選手紹介~其の三
上の写真は先日Atlanta Bravesの本拠地開幕戦を観に行ったときの様子です。
写っているのは現在ラジオ解説者をしているMark Lemkeという元Bravesの選手です。
日本人でこの選手を知っている人が果たして何人いるのでしょうか。
球場でLemkeを見たときに非常に感激してしまったので、本日はLemkeの紹介をさせていただきたいと思います。
Mark Lemkeは1990年代のAtlanta Bravesの黄金時代を支えた選手で、二塁手として活躍していました。
通産打率は2割5部弱なのですが、ポストシーズンの打率は2割7分強まで上がり、しかも大事な場面でよくヒットを放つことから「Little Mr. October」と呼ばれていました。
ゴールドグラブ賞を受賞したことはありませんが、守備の名手としても知られていて、特にダブルプレーを取ることにかけては超一流でした。
Bravesはファームシステムが優れていることで知られているのですが、そのファームシステムからのたたき上げでメジャーにまで登りつめ、活躍した選手の典型であります。
監督であるBobby Coxのお気に入りであり、細かい野球をそつなくこなせる非常に頼りになる選手でした。
黙々と仕事をこなし、地味ながら進塁打をきっちり打つなど玄人好みのする選手です。
1990年代を知るBravesファンにとっては忘れられない存在であり、目の前にいるのがLemkeであるとわかった瞬間の感激は忘れられません。
野手としての選手生活を終えた後は、残念ながらメジャーにはたどり着けませんでしたが、ナックルボールを武器に投手としての選手生活を開始したりもしていました。
いつかメジャーで登板したい、といっていたという記事を見たのを最後に僕の中では消息不明だったのですが、その人がTurner Fieldでラジオ解説をしていたのです。
ちなみにこのブースは試合前の特設ブースであり、まさに僕のような昔からのコアなファンのために設置されているのです。
AtlantaではLemkeはまだまだ有名人なので、ブースの周りでは多くのファンがLemkeの写真を撮ったりしていました。
このような思いがけない経験が出来るのも、実際に球場に野球を観に行くことの魅力の一つです。
2009年4月13日月曜日
Goizuetaでの生活~其の二百九十三
上の写真は一昨日観に行ったAtlanta Bravesの本拠地開幕戦の様子です。
ご覧のように雨が降りしきっております。
昨日紹介させていただいたとおり雨で試合は一時中断し、しかも延長に入りました。
しかし試合そのものには6-5で勝ちました。
この試合、およびこの日の天気が今シーズンのBravesを予言しているのかどうかはわかりませんが、今までのところおかげさまで我らがBravesは5勝1敗と好調であります。
ただ、肝心の救援陣にはまだ不安が残っており、怪我を抱えている選手も、また怪我をしやすい選手もいるので、まだまだ安心は出来ません。
今シーズンは気を抜くことなく、最後までしっかり戦いきって、プレーオフには当然進出し、World Championにもきちんと輝いていただきたいものです。
アメリカの野球の面白いところは、試合日程が詰まっているということもあり、どんなに雨が降っていても、再開の見込みがあれば待つだけ待って試合を続けるという点です。
その理由の一つには、公共交通機関で来ているファンが少なく、その代わりに自家用車で来ているファンがほとんどであるという事情もあげられます。
ファンも帰りの足の心配をする必要がないせいか、みんなのんびりと待っています。
野球ファンであれば、そのくらいは計算済みというところでしょうか。
一つ気がついたのですが、中断している間はやることがない成果、球場に入っている飲食店に長い列が出来ています。
しかし、試合終了時間が遅れることによって、その分光熱費や人件費もかかるはずです。
雨による中断は果たして球団経営にとってはプラスなのでしょうかマイナスなのでしょうか。
ちょっと気になりました。
もうすぐ今学期も終わりということもあり、課題の提出が目白押しの今日この頃です。
今日も午後Sales & Business Developmentのmeetingがありました。
明日発表資料の提出、そして水曜日にpresentationがあるのですが、今日のmeetingでやっとその目処が立ちました。
僕の学生生活もあとわずかなので、できる限りのことをしておきたいと思います。
2009年4月12日日曜日
Goizuetaでの生活~其の二百九十二
上の写真は昨日のBravesの今季本拠地開幕戦の様子です。
というわけで、昨日はその本拠地開幕戦を観に行ったのです。
で、なぜその本拠地開幕戦を観に行ったかというと、数日前にとある教授からメールが来て、「野球を観に行かないか」といわれたわけです。
そういう話なら、というわけで、二つ返事で「よろしくお願いします」とメールを送ったのです。
教授からメールが来て野球を観に行こうと誘われるなどということは日本では考えられないことですが、この辺りも教授と学生の距離の近さを示す典型的な例といえるかもしれません。
ただ、昨日の試合に関しては一つ大きな懸念がありました。
それは、天気予報が非常に悪かったことです。
昼くらいから雨が降り出すという予報だったのですが、風は強かったものの、夕方になっても雨は降り出さず、とりあえず球場に行きました。
そして試合も始まり、3回くらいから小雨が降り始めたのですが、だんだん雨が強くなり、4回表1アウトで中断になりました。
大リーグでは日本でいう移動日のような試合がない日がほとんどなく、年間162試合を消化するので、雨で試合を中止にしたり、無効試合にしたりすることを非常に嫌います。
多くの球場はそのための設備も整っており、排水システムはすばらしいものがあります。
この試合はその典型的な例で、結局約2時間の中断のあと再開されました。
僕らはというと、中断してから1時間半くらい経った10時ごろに帰途に着きました。
試合が再開されるはずだということはわかっていたのですが、まだ雨が降っていましたし、どれだけ遅くなるかわからなかったからです。
実際に、昨日の試合は午前1時過ぎに終わったようですが、年に何回かは試合が終わったのは明け方近くだった、というような試合もいくつかあり、そのようになる可能性も捨て切れませんでした。
10時45分ごろに試合再開予定というアナウンスがされたのですが、それは早くても試合再開は10時45分になる、という意味で、それ以上遅くなる可能性も十分にあったのです。
そのような点では残念でしたが、何はともあれ本拠地開幕戦を観に行けたことは僕の人生にとって貴重な記念になることでしょう。
Goizuetaでの生活~其の二百九十一
上の写真は昨日のCoffeehouseの様子です。
このCoffeehouseというイベントはGAMES (Goizueta Association for Media Entertainment & Sports)というクラブが企画しています。
このGAMESというクラブはその名の通りMedia、Entertainment、そしてSports業界に興味がある学生のためのクラブであり、今回のCoffeehouseはそのうちのEntertainmentの一環ということでしょうか。
Coffeehouseは6時ごろから始まったのですが、その直前はビデオカメラ調達に奔走し、そのあと10時まではひたすらビデオを撮り続けました。
楽しかったのですが、さすがに疲れました。
昨日はそのほかにもDiversityをテーマにしたディスカッションに参加してきました。
Diversity (多様性)は当校のCore Valueの一つでもあるのですが、そのDiversityが当校において本当に重要視されているか、解決すべき問題があるとすればそれは何か、それに対する対策は立てられ、実行されているか、どのような対策が必要か、などが話し合われました。
主な論点は下記の通りです。
・Diversityのあるクラス構成になっていることがDiversityを実践していることになるとは限らない
・アメリカ人学生はDiversityを理解し、実践する機会の重要性、希少性を十分に理解していない
・留学生はアメリカ社会に溶け込もうとする十分な努力をしていない
・教授陣を含めた学校側は、Diversityの重要性を紹介するのみで、それが実践されるような十分な努力をしていない
アメリカは日本に比べるとDiversity、あるいは差別に対して非常に敏感な国で、それが重要なテーマとして常に取り上げられています。
今回がその典型的な例なのですが、このようなディスカッションに参加すると、誰がどのように感じ、どのように考えているのかを知ることが出来ます。
単位が出るわけでも、ただで食べ物や飲み物がもらえるわけでもないのですが、そのような意味でこのような機会はとても貴重なので、参加してきた次第であります。
2009年4月11日土曜日
Goizuetaでの生活~其の二百九十
上の写真は今日の学校の様子です。
今日は卒業のための全体写真の撮影がありました。
いよいよこういう時期になってしまったのか、という感じです。
卒業まであとわずかとは、本当に実感が湧きません。
このブログを僕が書くのもあとわずかということであります。
本日はこの写真撮影のあとにCoffeehouseというイベントがありました。
これは学生主体のカジュアルなコンサートで、交代で歌を歌ったり、バンド演奏をしたり、踊ったりというものであります。
僕はもともと写真撮影を頼まれていたのですが、そのCoffeehouse直前になってビデオ撮影をしてほしいといわれました。
というわけで急いで学校側に頼んでビデオを貸してもらい、テープを買いに行きました。
このビデオを貸してもらうのも楽ではなく、それなりの交渉力が問われます。
そのあたりは2年間でかなり身に付いてきました。
このほかにも僕はSports ClubのPresidentとしてGoizueta Gamesという運動会のようなものを主催しなければいけないのですが、その場所の確保に手間取っており、現在右往左往している状態です。
このような課外活動はかなり意識的に多くやるようにしているのですが、ここまで来ると本当に目がまわりません。
当然授業での課題やPresentationなどはそれなりにあるわけで、それ相応の緊張感に襲われており、昨夜も午前2時に寝たのですが、朝の5時には目が覚めてしまいました。
起きた瞬間「さすがにやばいなあ」と思ったのですが、やることが山積しているのはわかっていたので、結局そこでおきてしまいました。
反動が怖いです。
しかし、このような充実した恵まれた生活を送れるのもあと数週間であります。
暇になって寂しさに耐えなければいけないほうが辛いということはわかっているので、この残された数週間を頑張って生きたいと思います。
来週は一つ大きなpresentationがあるので、この週末はその準備に多くの時間を費やすことになりそうです。
また、せっかくのチャンスですし、Goizueta Gamesも盛大に開催したいと思います。
2009年4月10日金曜日
Goizuetaでの生活~其の二百八十九
上の写真はNCAA Basketball Tournament 2009の決勝戦のClairmont CampusでのPublic Viewingの様子です。
NCAA Basketball Tournamentというのは、僕は良く知らなかったのですが、どうやら日本でいう甲子園の高校野球大会のようなもののようです。
今回の決勝はUNC (University of North Carolina)対Michigan Stateでした。
試合はUNCが89-72で勝ち、見事優勝しました。
UNCは地理的に比較的近いということもあり、当校にも卒業生がたくさんいます。
スクールカラーは水色なのですが、優勝した翌日にはUNCのロゴの入った帽子やTシャツを着た学生がたくさんいました。
試合当日の授業でも、今日はNCAAの決勝があるけど、というような導入を教授が入れるなど、まさに全米が盛り上がっているという印象を受けました。
僕はそれでもあまりぴんと来なかったのですが、確かに日本の甲子園のような印象を受けました。
アメリカでは高校スポーツは全くといっていいほど人気がなく、中には全米一を決める大会がないスポーツもあるようです。
確かに国土が広いから、大変なのかもしれないですね。
それに比べて大学スポーツはプロスポーツに負けないほど人気があり、AtlantaがあるGeorgia州では、プロフットボールよりも大学フットボールのほうが人気があるのではないかといわれているそうです。
昨日はCustomer BehaviorのGroup Presentationがありました。
今回もpresentationそのものの準備はかなり不足していたのですが、この際そんなことは言っていられないので、直前にババッと練習して本番に臨みました。
かなり不安があったことは確かですが、心配していたよりはうまく出来ました。
やはり二年目も終わりになると、途中で失敗しても何とか立て直せるようになります。
これは英語力、presentation能力が改善されていることのほかに、やはり場数を踏んで経験をつんできていることが大きいと思います。
ここ最近非常にばたばたしていますが、4月いっぱいはこのような日々が続きそうです。
2009年4月8日水曜日
Goizuetaでの生活~其の二百八十八
上の写真は僕が住んでいるClairmont Campusの駐車場の様子です。
何気ない普段の様子ではあるのですが、このような情景に触れているのも、あとわずかになってしまいました。
本日は一昨日の野球の紹介の続きです。
アメリカに来て、草野球レベルとはいえ野球をやると、本当にアメリカに来たなあ、という気がします。
まず、体格が違います。
そしてそれに伴って、身体能力が違います。
僕のチームで3番目に登板した投手は、まさに全身バネでした。
下半身は全く出来ていないのですが、恐らく130キロくらいは出ていたと思います。
下半身をきっちり鍛え、フォームを少し直せば、140キロは出ると思います。
袖なしのシャツを着ていたのですが、その腕の筋肉は見るからに強靭かつしなやかで、日本人であのような筋肉を持っている人はほとんどいないでしょう。
そのほかにも、見るからに身体能力が高そうな選手がごろごろいます。
しかし、野球というのは比較的技術に重きがおかれているスポーツであり、身体能力だけでは勝負が決まらないところに面白さがあります。
僕は降板したあと三塁を守っていたのですが、正直なところ怖くてたまりませんでした。
右打者が思いっきり引っ張った打球が来たらどうしようと、そればかり考えていました。
やはり怪我は怖いので、一球一球集中し、出来るだけ腰を低く落として下からボールを見るようにしました。
しかし、意外に強い打球は来ないのです。
いわゆるミート力が絶対的に低く、ボールをバットの芯で捉えることが少ないのです。
この辺りは日本人との技術レベルの違いだと思います。
投手にしても打者にしても本当にフォームが個性的です。
特に投手に関しては、ちょっと直せばもっといい球が投げられるのになあ、、、と思うことが多々あります。
投げ方はまさに上半身、特に肩肘中心で、僕が投げたら3球で肩を壊すような投げ方をしています。
日本人のように、下半身、特に内転筋を意識した投げ方や、股関節、体幹重視のフォームなどという概念はそこにはないようです。
僕にあの体格と身体能力があれば、もっと野球人生楽しいのになあ、とプレーしながらつくづく思ってしまいました。
2009年4月7日火曜日
Goizuetaでの生活~其の二百八十七
上の写真は昨日言ってきた野球の試合の、僕達の試合の前の試合の様子です。
内外や天然芝というアメリカならではの球場でしたが、今回の球場はこれまでの球場に比べていまいちでした。
それでも、天然芝でプレーできるのは日本で考えれば夢のまた夢ですし、アメリカならではの硬いグラウンドは日本人にとっては憧れです。
というわけで、その野球の試合ですが、いろいろなことがありました。
僕は9番投手でその試合に先発したのですが、2回3分の1で11点取られてしまいました。
野球の試合で投手をするのは実は高校時代以来なのですが、ストライクは入ったものの、僕の球はどうやら打ちごろだったようで、ストレートをぽんぽんと打たれてしまいました。
今日はとにかく打たれてもストライクゾーンに思い切ってボールを投げ込もうと思っていたのですが、その通り面白いように打たれてしまいました。
しかし、終わってみると変化球は全く打たれなかったどころか、前にすら飛んでいませんでした。
この辺りはいかにもアメリカという感じです。
僕のストレートはいわゆるフォーシームというやつで、アメリカでは相当スピードがないと投げてはいけない球とされています。
ところが、僕のストレートは当然そんなスピードはなく、ちょうど打ちごろだったということだと思います。
変化球はカーブとスライダーがあるのですが、カーブはあまりストライクは入らず、スライダーは肩と肘に負担がかかるのであまり投げたくなかったのです。
そこを狙い打たれたというところでしょうか。
ホームランは2本打たれたのですが、2本とも「その打ち方で打つか!?」というような打ち方で打たれ、衝撃そのものでした。
やはりパワーは桁違いです。
打っては4打数1安打だったのですが、なんと僕は最後のアウトを取られてしまったのです。
しかも2アウト1、3塁で、3塁上で牽制死というなんとも間抜けなアウトの取られ方でした。
日本であれば、試合後はチームメイトに合わせる顔がないというところですが、アメリカではそこまで深刻ではありません。
なんか今日は僕一人で負けたような気がして本当にがっくり来たのですが、そこでそのような重苦しさが全くないのもまたアメリカです。
今日はそれに救われたような気がしましたが、いつもはそれがちょっと物足りなく感じたりしてしまうのは、日本人の性でしょうか。
2009年4月6日月曜日
Goizuetaでの生活~其の二百八十六
上の写真は先日のING Georgia MarathonのBib Pickupの会場の様子です。
写真に写っているのはPublixというスーパーマーケットで、僕もよく行きます。
南部を中心に展開しているスーパーマーケットチェーンで、近くに店がありますし、値段、質、品数すべてにおいて満足できるものがあります。
僕は基本的にいくつかのFarmers MarketとこのPublixを組み合わせて食料品を調達しています。
Publixは今回のING Georgia Marathonのスポンサーになっていて、water stationや走った後の飲食物はPublixが仕切っていたようです。
このように、Marathonのような大イベントになると、先日紹介させていただいた当Emory Healthcareを含めて、地元の有力企業や大学などがスポンサーにつき、街をあげて盛り上げます。
当然ではありますが、スポンサーになった企業は宣伝効果を期待しているわけですが、その効果はかなりのものがあると思います。
費用がどれくらいかかっているかが重要ではあるのですが、やはりランナーとしては自分が走っているときにいろいろ助けてもらったスーパーマーケットなどには深い思い入れが湧くものです。
特にマラソンの場合は走っている間非常に暇なので、water stationを見るたびに、「ああ、Publixがやっているんだなあ」と思うわけです。
Bib Pickupの会場でも、靴にくくりつける鍵入れというランナーにとっては貴重な小物を配っていましたし、新しい自社ブランドのジュースの試飲も出来ました。
自社のマーケティングをすると共に、新製品を試したりもしているわけです。
他にスポンサーになっていた会社も同じようなことをやっており、参加者である消費者とスポンサーが相互に協力し合って一つのイベントを成り立たせているということを実感しました。
日本でもこれに近いものはありますが、やはりここまでのダイナミズムはありません。
アメリカのビジネスの規模の大きさと共に、その躍動感を実感する機会でもありました。
2009年4月5日日曜日
Goizuetaでの生活~其の二百八十五
上の写真は今日のClairmont Campusでのpartyの様子です。
Atlantaの売りの一つはその気候であり、最近は暖かい日も多くなってきています。
というわけで、先日早速屋外プール開きが行われました。
今日のpartyは春の到来と、プール開きを記念してのものということのようです。
partyのメニューですが、相変わらずのハンバーガーとホットドッグ、そしてポテトチップスでした。
しかし、アメリカ生活も2年目後半になると、そのようなメニューに失望するというようなことはもうありません。
逆に普段はアメリカにいながらもそのような食べ物はほとんど食べないので、これをいい機会とばかりに非常にアメリカンな食事を楽しんできました。
そこは学生のイベントで出される食べ物だけあって、ハンバーガーもホットドッグも一番の安物です。
それでも、たまに食べると実は結構おいしいですし、何よりお腹にたまるので、食費を切り詰めるのにはもってこいです。
肝心のプールですが、暖かくなったとはいっても、まだ泳ぐのにはちょっと気温が低いかなあという感じです。
まだたまに肌寒い日もありますし、暖かい日でも朝晩はそれなりに冷えます。
さて、来週はassignmentが山積みです。
しかも、卒業を控えているということもあり、夜はいろいろなイベントがあり、来週中は普段ほど勉強をする時間がありません。
というわけで、この週末は狂ったように勉強するしかないというのが現状であります。
大きなものでは火曜日にpresentationがあり、水曜日にはcase reportの提出があります。
月曜日にもgroup assignmentの提出があるのですが、それはほとんど終わらせることが出来ました。
厳しい週末になっているのですが、こんな生活もあとわずかであることは明らかであり、そのわずかに期間が終わると、今が非常に懐かしくなるのでしょう。
大変ではありますが、そう考えると今の時間を大切にするのは当然といえば当然であり、ここは覚悟を決めて一生懸命勉強にいそしみたいと思います。
Goizuetaでの生活~其の二百八十四
上の写真は今日行ってきたRace for Ronaldの様子です。
これはGeorgia Institute of Technology (通称G-Tech)で行われた10キロのレースです。
今日も早起きしてこのレースに参加してきたというわけです。
あまりレースに出ているとお金がなくなるので、本当はあまり出ないようにしているのですが、今回のレースは10Kにしては安く、しかもG-TechのTシャツがもらえるということで参加したのです。
今回の目標は10Kのベストタイムである38分23秒を更新することでした。
しかし、終わってみればタイムは39分30秒、しかもそのコースは実際は明らかに10Kより短いのに、、、という始末でした。
確かに坂が非常に多く、タイムが出にくいコースではあったのですが、もう少し頑張れたかなあという気はします。
唯一の収穫といえば、最初の5Kは19分30秒で入ったのに、後半の5Kでそこまでペースが落ちなかったということでしょうか。
今日はG-Techの学生が運営していたということもあり、いかにもアメリカの学生的なレースでした。
まず、朝8時スタートのはずでしたが、8時になっても全くスタートする気配はありません。
仕方なくずっとアップを続け、体が冷えないようにしていました。
すると、なんとしたことか運営をしていた学生達は記念写真を撮り始め、レースがスタートする気配もレースのスタートが遅れていることを気にしている気配もありません。
結局スタートしたのは8時半ごろでした。
これまでも運営がうまく行っていなくて仕方なくスタートが遅れたことはありましたが、そうは言っても10分程度で、今日のように参加人数も少なく、特に理由もないのに30分もスタートが遅れるということは普段では考えられません。
しかし、そこは南部ののんびりした文化の良いところでしょうか、みんな多少不機嫌に放っているものの、それほど怒っている様子もありません。
参加費は安いし、学生が運営しているわけだし、まあ仕方がないかという感じです。
というわけで、いろいろ不満はありましたが、なんのかんの言って楽しい一日になりました。
今日は天気も良かったので、非常に美しい日でした。
2009年4月3日金曜日
Goizuetaでの生活~其の二百八十三
上の写真は先日のING Georgia MarathonのBib Pickupの会場の様子です。
Atlanta Falconsの本拠地でもあるGeorgia Domeで開かれていたのですが、それはそれは豪華なものでした。
去年よりも景気が悪くなっているので規模が縮小されているかと思っていたのですが、それは杞憂に終わりました。
食べ物、飲み物、そしてそのほかの小物が山のように用意されており、一周したころにはお腹がいっぱいになっていました。
小物も、特に走る人にとっては役に立つものが多く、かなり得をした気分になりました。
それなりの登録料を払ってはいるのですが、なんとなく得した気分になりました。
今日はCustomer Behaviorという授業で、簡単なプロジェクトの発表をしてきました。
僕もteammateもあまり時間がなくて発表の準備をする時間がなく、発表はしなくてもいいのですが、せっかくなので発表をしようということになったわけです。
これはほぼ肝試しに近く、即興のようなものです。
去年の今頃であればとてもこんなことはできなかったのですが、やはり2年目も終わりになると何とかなるようになります。
確かにあまりほめられたpresentationではありませんでしたが、去年から比べればだいぶ進歩していると思います。
去年は発表の前日は夜の2時、3時まで練習をし、それでもいざ本番になると全くしゃべれないという感じでした。
この手のものは慣れも大きいので、何回もpresentationをしてきた中でだいぶ慣れてきたということも大きいと思います。
以前は一度詰まると頭の中が真っ白になり、立て直すことが出来なかったのですが、今は何とかなります。
また、予想しなかった質問をされても、それなりに答えることが出来るようになりました。
継続は力なりということでしょうか。
明日も朝からmeetingがあり、来週月曜日の課題提出に備えることになります。
そして来週の火曜日には、今度は少し大きなGroup Presentationがあるので、この週末はその準備に追われることになりそうです。
2009年4月2日木曜日
Goizuetaでの生活~其の二百八十二
上の写真は先日行ってきたGMSC (「アメリカ文化紹介~其の六」参照)のteammateの子供の1歳の誕生日会の様子です。
去年の今頃はまさにGMSC真っ盛りで、提出物やらpresentationやらにおわれている毎日でした。
そのさなかに生まれた子供なので、teammateである我々としても、感慨深いものがあります。
あれからもう一年経ってしまったのかと思うと、本当に信じられません。
そして、苦楽を共にしたteammatesとこうやってまた一緒に一年前を振り返ることが出来る幸せを感じたりもします。
その1歳になる子供のいるteammateは韓国人なのですが、誕生日会に行ってみると韓国人ばかりでした。
総勢60人くらいの中で、韓国人以外は、アメリカ人一人、インド人一人、中国人一人、そして日本人僕一人、という感じでした。
当然すべては韓国語で進められ、何が起こっているのかは全くわかりませんでした。
しかもキリスト教のしきたりに従って会が進められたようなので、牧師さんのお説教や賛美歌を歌ったりということがあったのですが、それも全く理解できませんでした。
僕達はまさに蚊帳の外という感じでしたが、韓国人の勢いに圧倒されっぱなしでした。
韓国では1歳の誕生日は特に盛大に祝うようで、非常に豪華な会でした。
正直僕はここまでの規模のものは想像しておらず、韓国語がわからないということもあり、他のインド人や中国人と部屋の隅でおとなしくしていました。
当然のごとく韓国料理を楽しむことが出来たのですが、箸以外のフォークやナイフなどは用意されておらず、インド人は非常に苦労していました。
かわいそうでしたが、あの環境ではそれも仕方がないかなあという感じです。
早いもので、いよいよ今学期も佳境に入ってきました。
今日も授業に出た後、meetingが二つありました。
みんなほかにもやることが山ほどあるのは同じで、とにかく情報共有を出来るだけし、役割分担を決め、それが終わったらさっさと切り上げたい、という感じです。
グループワークもさることながら、個人の課題も山のように押し寄せてきているので、結局このまま息の抜けない日が続くといういつものパターンになりそうです。
2009年4月1日水曜日
Goizuetaでの生活~其の二百八十一
上の写真は先日行ったFarmers Marketでのものです。
写真ではよくわからないかもしれませんが、日本のあられを売っていました。
アメリカのFarmers Marketで日本のあられが売られているというのは、ちょっと不思議な感じがするものです。
本日は先日のING Georgia Marathonの紹介の最終回です。
今回のレースで一つ良かったことは、当Emory大学の構内がコースに入っていたので、そこをレースの中で走ることが出来たことです。
しかも僕が行っているBusiness Schoolのキャンパスの横がコースの一部だったので、自分が通っているキャンパスを見ながら走ることが出来ました。
コースにはさまざまな趣向が凝らされており、激痛に苦しみながらも、それらを楽しみながら走ることが出来ました。
給水所(Water Station)が約1マイルごとに設置されているのですが、冗談好きな人が勝手に(Beer Station)を設置してビールを配っていました。
他にも、日曜日の早朝だというのにバンド演奏をしたり、大音量で音楽をかけたりしている人がたくさんいました。
印象的だったのは、僕が住んでいるDecaturという地区のメッセージです。
走っている途中に読んだので詳しくは覚えていないのですが、「この街をもし離れなければいけないことがあっても、いつでもこの街はあなたを待っている。気が向いたときにでも立ち寄ってみれば、あなたが暮らしたその街がそのままあなたを迎えてくれるでしょう。」というような文句が書かれた看板がコースに並んでいたのです。
卒業を目の前にしている自分としては、なんとも感傷的になるような文句でした。
さて、今回の僕の正式タイムが発表されたのですが、3時間14分1秒でした。
全体2076人中67位でした。
ハーフのタイムは1時間31分59秒だったのですが、これは僕のベストよりも5分強遅れています。
前回はベストを上回るペースで最初のハーフを入ったので、今回はちょっとペースを落としすぎたということがいえるかもしれません。
逆にそれだけ痙攣を警戒していたということも言えます。
いずれにしても、なんとも悔いの残るレースでした。
もし次回マラソンを走る機会があれば、あらゆる意味で完璧の準備をして望みたいと思います。
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