米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2022年12月24日土曜日

アメリカでの虫歯治療

皆さん、こんにちは!Class of 2023Y.Oです。

クリスマス直前での投稿になりますが、アトランタは珍しく最低気温マイナス12という大寒波に見舞われています。久々の雪かと少しワクワクしましたが、寒いだけで雪は降らないようなので、残念ながら北部のようなロマンチックなホワイトクリスマスにはなりません。。。


さて、今回は私の体験をもとにアメリカでの虫歯治療について簡単にお伝えできればと思います。

なぜこんなタイミングでこの記事を書くのか。それは、、、虫歯治療には時間がかかるからです!私のようにMBA受験が終了してから治療して渡米すれば良いと考えている人に是非一読して頂きたいと思います!!


遡ること約1年半前、渡米前の歯科検診で下の親知らずと奥歯の間が虫歯になりそうと指摘を受けたものの、親知らずを抜いて治療をするには時間が足りないと悟った私は、ちゃんと歯磨きしていれば2年間くらいなんとかなるだろうと甘く見て渡米しました。しかし、アメリカでのコーラ生活が着実に虫歯に養分を与え、半年前にアトランタの日本人歯科医にて定期健診を受けた際にはなんと2本も虫歯があり驚愕の限りでした。


そしてさらに私を驚かせたのはその治療費!!

下の親知らずを両側2本抜き、虫歯を2本治療するだけで保険適用前の治療費はなんと合計$4,900!!!(1$=\132換算で約65万円)

通っている歯科医が加入している保険ネットワークと自分が加入している保険の種類・ネットワークによって自己負担額は異なりますが、私の場合は抜歯の治療費は全て保険でカバーできたものの、虫歯治療代の約$2,500(約33万円)のうち$1,000(約13万円)は自己負担となりました。治療の内容が日本と同じような一般的なものだったため、社費生の私は運よく会社から補助を得ることができ、実質的な自己負担はゼロで事なきを得ました。日本では何も気にならなかった虫歯治療ですが、アメリカにおける保険の重要性をひしひしと感じるイベントとなりました。


私は医療関係の英語なんてチンプンカンプンなので日本人歯科医を選びましたが、全て保険でカバーされるローカルの歯科医を見つけて治療してもらうのも選択肢の一つだったかもしれません。

しかし、私がここでお伝えしたいのは、日本にいるうちに可能な限り虫歯の芽は取り除いて渡米するに限るということです。前述のとおり、親知らずの抜歯を伴う虫歯の治療は思った以上に時間がかかります。MBA受験の合否が出揃う34月からスタートした場合、意外と間に合わない可能性もあります。特にGBS6月中旬に事前語学プログラム(PMEL)が始まるため、私は間に合いませんでした><

2023年入学を目指している方々にとって、この年末年始は2ndの出願準備で寝れない日々が続くかと思いますが、1月中下旬になれば、出願も終わりインタビューのインビテーション待ちというステータスで少し時間の余裕が出来ると思います。インタビュー対策の息抜き?になるかは分かりませんが、合格後の留学生活をより快適にするために、早めの歯科検診&虫歯治療をおススメします!


ndの出願締め切りも近くなってきました。エッセーの内容やインタビュー対策、アトランタでの生活について等、気になることについて在校生からお答えさせて頂きますので以下のメールアドレスまでお気軽にご連絡下さい! 

Goizueta 日本⼈会メールアドレス: gbs.japanese-club@emory.edu

2022年12月5日月曜日

アメリカンスポーツ

 Co2023のR.Nです。今回は私の趣味であるアメリカンスポーツ観戦について記事にさせていただきます。


北米4大プロスポーツリーグ(アメフト、野球、バスケットボール、アイスホッケー)のうち、アイスホッケーを除く3つのプロチームがアトランタを本拠地にしています。

アトランタではどのスポーツも人気な印象を受けますが、特にアトランタブレーブス⚾は地区5連覇を果たしており大変人気があります。

私は4大プロスポーツリーグのうち、野球とバスケットボールの観戦経験がありますので、今回はその経験をお伝えさせていただきます。

観戦の醍醐味は、何といっても日本人選手を間近で応援することが出来ることです。


~野球~

今年度よりメジャーリーグに挑戦した鈴木誠也選手が所属するシカゴカブスとアトランタブレーブスの試合が4月に行われたため、観戦に行きました。

アトランタブレーブスの本拠地のTruist Parkは比較的新しく、とてもきれいな球場です。試合に飽きてしまった子供たちが遊べるスペースがバックスクリーン後方にあり、家族連れでも楽しめる球場です。また、GBSから車で30分程度の場所にあるため気軽に観戦に行くことが出来ます。

尚、試合の方は、鈴木選手がヒット2本の活躍で、熱狂的なカープファンである私は大満足でした。


大谷選手を何としても見たくて、エンゼルススタジアムに観戦に行きました。エンゼルスはここ数年成績が振るわないこともあり、Truist Parkと比較してとてもリーズナブルなチケット料金です。

この日大谷選手はホームラン2本の大活躍でした。(なおエンジェルスは敗戦しております笑)

試合終了後には子供たちがベースランニングをすることが出来るイベントが開催されており、なんとグラウンドに降りることができました。長女が全力でベースランニングする姿を写真に収めることができ、大満足の観戦でした。




Truist Parkで行われたエンゼルス vs ブレーブスの試合にも観戦に行きました。この日は二刀流の大谷選手を見ることが出来ました。残念ながら負け投手になってしまいましたが、MBA同級生の家族と観戦出来たことは、忘れられない思い出になりました。



















シカゴ旅行の際には、鈴木選手が所属するシカゴカブスの本拠地リグレーフィールドに訪れました。チームストアには多くの鈴木選手グッズが並んでました。





~バスケットボール~

八村選手が所属するワシントンウィザーズとアトランタホークスは同一リーグに所属しているため、年に2回アトランタで八村選手を見ることができます。
1度目は八村選手が欠場してしまいましたが、2度目についに見ることが出来ました。


















バスケットボールは試合時間も短くて、子供たちもあまり飽きずに観戦することが出来るのでおすすめです。試合途中に行われるイベントもアメリカらしくて、バスケットボール好きじゃなくても楽しめると思います。

渡辺雄太選手が前年所属していたトロントラプターズの試合も観戦に行きましたが、残念ながら渡辺選手のプレーは見ることが出来ませんでした。
本年はネッツに所属しており絶好調ですので、帰国までに是非観戦したいと思っています。


~番外編~

クラスメートにもスポーツが好きな人が多く、スポーツの話題を通じてクラスメートと話が盛り上がることもあります。先日のワールドカップは、たまたま席が隣になったドイツ人と仲良く?観戦しました。笑
















アトランタはスポーツ好きにはとても良い環境です。
スポーツ好きな方はぜひGBSを志望校の一つに加えていただければと思います。

2022年11月19日土曜日

冬Webinar のご案内

この度、在校生主催によるEmory University Goizueta Business Schoolの学校説明会及びパネルディスカッションを行います。

今年の出願に向けて準備されている方はもちろん、受験生のご家族や今後MBA 留学を検討中の方も、お気軽にご参加下さい。在校生一同、皆様のご参加をお待ちしております。

 

1. 開催日時

2022年12月11(日) 10:00am~11:00am(日本時間)

 

2. プログラム内容

第一部:GBSのプログラム概要

第二部:パネルディスカッション

第三部:QAセッション

 

3. 登録方法

以下の参加登録フォームからご登録ください。こちらにて事前質問を受け付けさせていただき、当日QAセッションにて事前質問についてご回答させていただく予定です。


https://forms.gle/nDr1C4scdr1BaCuA6

 

4. 当日の配信について

参加登録フォームに登録していただいたメールアドレスに、後日ZoomLinkを送付致します。



2022年11月16日水曜日

エモリー大学でのヘルスケア、ソーシャルインパクト関連の学習機会

 

ご無沙汰しております、Co23Y.M.です。最近、業種を関係なく、非常によくご質問、お問い合わせをいただくトレンドの一つが「ヘルスケア」と「ソーシャルインパクト」です。両者は必ずしも同じというわけではないですが、非常にシナジーがある分野でもあり、実はエモリー大学はこの2つを学ぶのに非常に適しているので、この2つの価値観で授業をとるかどうか決めている私が少し学習機会を紹介したいと思います。

 

(1)「ヘルスケア」、「ソーシャルインパクト」を因数分解してみる

   そもそもですが、「ヘルスケア」、「ソーシャルインパクト」を学ぶというのはどういうことでしょうか?何を学ぶ必要があるのでしょうか?意外とこの問に答えるのは難しいのではないかと思います。そして、もっと言うと、なぜPublic Healthの学校でなく、またなぜPublic Policyの学校でなく、Business schoolで勉強したいのでしょうか?面接官は必ず聞いています。

   私の考えはこうです。

·       実は昨今のヘルスケア/ソーシャルインパクトの課題の大半は、「ヘルスケア/ソーシャルインパクト特有の課題」よりも「一般的なビジネスの課題(投資、財務、会計、オペレーション、戦略・実行、マーケティング・イノベーション等)」がかなりのウェイトを占めており、「分野特有の課題」は「技術的課題(例:医薬品の作り方、治療法、風力発電の技術的メリットデメリット、等)」「実務的課題(例:医薬品の承認申請の手続き、風力発電の建設に係る手続き等)」といった限られた部分しか占めていない。(ヘルスケア/ソーシャルインパクトは特別な分野で一般論は全く当てはまらない、というバイアスがプロフェッショナルの人にも一般人にも存在する。これは間違い。)そして、「現場レベルで絶えず発生する課題(キャリアや雇用の課題、心的・身体的課題、パッション、差別、定性的な課題)」は当然、学校では学べないのでキャンパスを飛び出して現場にでて学ぶ必要がある。

·       従って、「分野特有の課題」を学びたければ確かにPublic HealthPublic Policyの学校に行くべきだが、「一般的なビジネスの課題」に関する解決方法を知らないのであれば、まずはそちらをビジネススクールで学ぶべき。

·       その上で、まずはヘルスケア/ソーシャルインパクトに特化しすぎることなく一般論(王道)を常にヘルスケア/ソーシャルインパクトへの関連に意識を向けつつ学ぶべき。(イメージはセンター試験の問題も解けないのに、東大の二次試験をいきなり解こうとしないのと同じ。)。

·       とはいえ、基礎は1年ほどで終えられるので(それぐらいビジネススクールの教育システムは確立しているし、頑張ればだいたいの知識は学びきれる)、2年目以降に応用問題へチャレンジする時間ができるため、ヘルスケア/ソーシャルインパクトに関する学習機会が程よくあるビジネススクールを選ぶことが重要。

·       ただし、その場所は「現場レベルで絶えず発生する課題」が学ぶのに適する場所に位置する地政学的事項を考慮するべき。つまり、学校での学習期待と並行し、学内、学外のヘルスケア/ソーシャルインパクトに関するステークホルダーやコミュニティーとは現場感覚を学び、ネットワーキングするためにつながりを持とうと頑張るべき(セミナーや学外イベントへの参加、他校学生との交流、地元の人やNGOとの交流等)。

 

=>公民権運動発祥の地であるジョージア州アトランタに位置するエモリー大学はまさにこのバランスが素晴らしい!!



 以上を踏まえて、少しエモリー大学inアトランタでの学習機会をご紹介します。

 (2)一般論に関する授業(でかつ、ヘルスケアやソーシャルインパクトに役立つもの)

Ø  コア科目全般:すべてのビジネスの基本で、当たり前だが基本的にすべて役に立ちます。ただ、知識というよりビジネスとは何か?という概念を学ぶということですが、ヘルスケアやソーシャルインパクトに関する課題を再度見つめなおすときの視野を広げ、同時に解像度を上げることにつながったと思います。

Ø  Investment Banking:基本的な投資に関する勉強ができますし、財務モデルの組み方、バリュエーション(企業価値の算定)等を学べます。ヘルスケア業界でも最近はM&Aが活発ですがそのあたりも学べます。ビジネスセクターのお金を以下に集めてくるのかということは、ヘルスケアやソーシャルインパクトに重要なので、このような基本的な事項は非常に重要です(投資家心理を知ることが社会実装の第一歩!)。

Ø  Project Finance:ヘルスケアやソーシャルインパクトの開発は非常にリスクが高く、値段も高額であることが多いですが、そのようなハイリスクなインフラ施設、特に途上国での開発を進めるための資金調達や契約を達成するプロジェクトファイナンスという財務手法を学びます。近年だと、太陽光発電施設の開発や途上国での工場設置、病院設立、あとはCovid19のワクチンを途上国に届けるための国際プロジェクトを実施するための資金調達をこの手法で実施していますので、その基本的な概念が学べます。

Ø  Product & Branding Management:マーケティングの授業で、STPや3C(or 5C)Jobs to be done4P、コンジョイント解析、Brand extension、等一通りの基本的マーケティング知識を非常に効率よく、実務レベルで学べる授業です。製薬企業のマーケティングに関するトピックもふんだんにあります。

Ø  Global Marketing:エモリーが誇るマーケティングの権威、Jagdish教授の授業で、最近よく使われている4A分析を提唱した教授。インド出身で親日家ということもあり、インドや日本、極東アジアの企業の話はよく授業で出てきます。特に途上国での産業や途上国の企業活動による支援の方法、産学連携の方策など、幅広くマーケティングや戦略を学ぶので、ヘルスケアやソーシャルインパクトにとても重要な知見を得られます。

Ø  Financial Statement Analysis and Valuation:来期とる予定ですが、財務諸表(10-K)を読み込み、会社の状況を分析するノウハウを学ぶアカウンティングの授業です。財務諸表はすべての基礎なので、当然、ヘルスケアでもソーシャルインパクトでも、すべての企業やNGOは財務諸表を有しているので、それを読む知識は必要です。

Ø  Supply Chain Management:オペレーション系をあまりとっていなかったので、来期受講予定。ヘルスケアでもソーシャルインパクトでも、流通管理は非常に重要なので、その基礎を学ぶのは重要だと考えています。なお、病院の経営等に興味がある人は、私は取り損ねましたがOperation strategyという授業もあり、例えば、できるだけ病院を効率的に回転させるかという課題を解決するのに必要な知識・概念が身につきます。

Ø  Innovation Strategy:イノベーションはヘルスケア、ソーシャルインパクトの両方に重要なので、その基本的な概念を学べる授業です。マッキンゼー出身の教授が担当します。私は来期とる予定ですが、評判が良い授業なので期待しています。

(3)分野特有の専門的課題の解決に関する授業

Ø  Business of healthcare:アメリカの医療問題(保険政策)や医療サービスの向上、病院経営、AImRNAワクチン等の最先端技術に関する医薬品医療機器ビジネス、等、基本的な業界トレンド・知識を学べます。公衆衛生の学生との合同授業なので、チームも混成であり、お互いの知見をシェアできるので非常に役に立ちました。なお、私は都合がつかなかったので取れませんでしたが、別の教授が教えるヘルスケアビジネスの授業も存在します。そちらも非常に人気です。

Ø  Social Enterprise/Entrepreneurial Investment:市場メカニズムを用いたソーシャルインパクトをどのように実施するべきか、ビジネスの枠組みを使ってどのように公共政策を実行するのか、という点をケーススタディーやゲストスピーカーを迎えて学ぶ授業です。特に、Social Impact Bond等を学べたのは非常に勉強になりました。

Ø  Corporate Political Strategy:企業の渉外戦略を学ぶ授業ですが、PublicPrivateの接点の話なので、ESGやヘルスケア改革に関する論点や最新の知見を効率よく学べます。最終プロジェクトで一つの企業と政府とのnon marketの交渉事項を分析し、発表するのですが、私のチームはPfizerが直面する政府による薬価改定政策に関する渉外戦略策定に取り組んでいます。

Ø  IMPACT:当該授業はコアの一環ですが、実際の企業や病院・NGOをクライアントとして彼らの課題を1セメスターかけてコンサルテーションする、リアルワールドでビジネスを学べる授業です。私は某世界的医療機器メーカーの新規製品に関する価格戦略策定を担当し、毎週、クライアント(先方のマーケティング担当者)と打ち合わせをして、最後クライアントにプレゼンとレポートを提出しました。分野はヘルスケアに限りませんが、ほぼ毎年ヘルスケア関連、ソーシャルインパクト関連のクライアントがくるので、チャンスは高いです。理論と実務を学べる良い機会です。

Ø  Directed Study:来期に受講予定ですが、エモリー大学の制度で、在籍中1回まで、自分の好きな教授から個人指導を受けて自分の好きなテーマについて学習し、3単位もらえる機会があります(教授から許可をもらう必要はあり)。私は製薬企業のイノベーションに関するマーケティング戦略を検討しようと、マーケティングの教授に指導を受ける予定です(教授にもよりますが、私の教授の場合は自分が好きなペース、好きな粒度で活動してよいとのこと)。最後のセメスターにMBAの集大成として、ヘルスケア、ソーシャルインパクトに関する個人学習を進めるのはNext Careerにもつながるので非常に良いものと考えます。

(4)ビジネススクールの授業以外の学習機会
   (A)ビジネススクールのクラブ活動

  ビジネススクールのクラブ活動は主に就活準備のためですが、スポンサーでも参加可能なので、興味があれば参加してもよいかもしれません(私は参加できていませんが、参加した過去には社費生もいると思いますし、私費日本人留学生は参加していたりします。)

Ø  Healthcare Consulting Club:ヘルスケアの専門の教員がコーチを務め、MPHと合同で運営するクラブです。主にヘルスケアコンサルタントを目指す学生や、ヘルスケアに興味のある学生、製薬業界等ヘルスケア関連のテックに興味のある学生が集まり、勉強会をしています。

https://www.voiceofgoizueta.com/healthcare/

Ø  Net Impact Club: ソーシャルインパクトに関心のある学生が集まる米国のNPOですが、おおよそビジネススクールにはクラブ活動として支部があるようです。エモリーにも同様にあるので、ソーシャルインパクトに関して勉強、ネットワーキングができると思います。

https://netimpact.org/chapters/emory-university-goizueta-business-school-graduate

Ø  Peach Tree Minority Venture Fund (PTMVF):エモリー独自のクラブですが、学生運営のベンチャーファンドです。BlackHispanicNative AmericanFounder(創始者)のStart Upでベンチャーキャピタルから投資を受けられる率はそれぞれ3%未満とのことで、公民権運動発祥の地であるアトランタで、この3人種のFounderに対して投資活動を行い、ソーシャルインパクトを後押しするというものです。参加には選考がありますが、選ばれると10単位ほどもらえるそうです。正規で参加できなくとも、垣間見たいLight LearnerにはPTMVFの活動に触れられる授業も用意されているので、そちらをとることも可能です。

https://goizueta.emory.edu/faculty/entrepreneurship-innovation/programs/venture-fund

   (B)ビジネススクール以外の授業

Ø  Rollins Public Health School等の授業:公衆衛生の授業も教授の采配次第ですが、受講可能です。また、正規の受講が厳しくても、教授によってはAudit(履修登録なしの授業聴講、つまり宿題やテストは免除)をすることも可能なので、ビジネススクールにいながら「分野特有の課題」の解決に関する知識を学べる機会があります(私は公衆衛生の基礎である疫学についてAuditしました。授業はレコードされているので、空き時間で勉強できるのが便利で、質問は普通にできるのでそれがいいです)。

Ø  Georgia Tech等のアトランタ内の連携校の授業:希望すればアメリカ3大工科大学(東のMIT、南のGeorgia Tech、西のカルフォルニア工科大学)の一つ、Georgia Tech(ジョージア工科大学)ビジネススクールの授業もとれます。

Ø  海外の連携校の授業:追加の費用が必要ですが、数か月間、連携の海外のビジネススクールに留学することも可能です。

   (C)アトランタのコミュニティー

Ø  DE&I:昨今のヘルスケアやソーシャルインパクトに関する課題の根幹的問題の一つがDiversity, EquityInclusionに関する問題ですが、アトランタは他の地域と違い、非常にBlackの比率やHispanic、アジア人の比率が高いので、ちょうど各人種がほぼ均等に居住する大都市です。エモリー大学ゴイズエタビジネススクールもCo2024は半数がInternationalな上に、NativeBlackHispanicの比率が多く、加えて移民2世3世が多いので、隠れたInternationalの比率は恐らく7割ぐらい言っていると思います。Full Time MBADeanBlack、ビジネススクール全体のDeanも白人ですがInternationalの方です。他のトップスクールだとWhiteが7~8割という話はよく聞きますので、空港を降りた瞬間にカルチャーショックを受けると思いますし、校内の多様性には驚くと思います。

Ø  公民権運動関連:アトランタは言わずと知れた、公民権運動発祥の地です。マーティン・ルーサー・キング・Jr 牧師の出身地、埋葬地であり、暴力によるBlackへの迫害をガンジーにインスパイアを受け、非暴力で対抗し、大きくBlackの地位向上、ひいてはそれに続く形で他の有色人種の地位向上に貢献した偉人です。アトランタにはそのDNAが今も根付いています。

Ø  The Hatchery:エモリーの施設ですが、学生の起業を支援するために作業とソーシャライジングするスペースを3Dプリンターなどの工具などの無償レンタルを含めて提供するスペースがあり、起業に興味がある方はここのインキュベーションプログラムに参加すると学べると思います。(Directorはイノベーションに関するマーケティングが専門の先生が務めています)

https://hatchery.emory.edu/

Ø  University Bioconnect:アトランタのヘルステック系の大学の教員・学生、地元の投資家、起業家が集まり、月に1度程度、ソーシャライジングしながら勉強会を行っています。ここで、私はGeorgia TechのバイオエンジニアリングのPhDの学生と非常に仲良くなり、よくごはんに行ってキャリアや夢について語り合って、お互い高みを目指しています。
https://www.meetup.com/ja-JP/university-bioconnect/

Ø  Nucleate in Atlanta:元々ボストンのMITHarvardの学生や投資家たちによって立ち上げられたバイオテックに特化した学生向けインキュベーションプログラムですが、20231月より正式にアトランタにもスピンオフプログラムが開始します(幹事はGeorgia TechPhDの学生たち)。このプログラムはイノベーションの種を持っているPhDの学生が、その研究成果を基に起業することを支援するため、Medical SchoolMBAの学生を参画させ、チームを構成し、疑似スタートアップとして、様々な起業家や投資家のメンタリングを受けながら、ビジネスプランを作成、最後ピッチを行ってうまくいったら起業することを目指す半年程度のプログラムです。サステイナビリティ系のネタでもOKだそうなので、ヘルスケア・ソーシャルインパクトに関する起業を検討する方には良いプログラムだと思います。

https://nucleate.xyz/locations/atlanta-ga/

Ø  ジョージア日本人研究者の会:主に医科学系の研究が多いですが、研究歴の有無問わず、研究に興味のある方はだれでも参加可能な形で、アトランタで研究する日本人のソーシャライジングを目的として月1回程度セミナーを開いている団体です。私もよく参加しますし、MBAMPHの日本人学生も多く参加しています。

https://gjrainfo.wordpress.com/

Ø  アトランタの日本人コミュニティ:アトランタは多岐にわたる分野、リソースがあるので、非常に多くの日本人がそれぞれ違うバックグラウンド、目的をもって滞在しています。ここでは、立場や背景は関係なく、みんなファーストネームで呼び合うフラットなカルチャーで、研究留学する医師や私のような政府関係者、日本人弁護士、駐在員、MPHCDC(実はコロナで有名になったアメリカ疾病対策局(CDC)はエモリーの真隣に位置します)に留学する日本人医療関係者等、分野を超えた交流ができるため、アトランタにいながら日本のヘルスケア、ソーシャルインパクトに関する課題を学ぶことができます。

Ø  アトランタの現地+留学生コミュニティ:日本人同様に、実に様々な国から色々なバックグラウンドの方が集まっているのがアトランタです。アメリカ人でも同じで、アトランタ出身の人も多いですが、ニューヨーク、カルフォルニア、テキサス、・・・、国内の様々な地域から集まっています。そして、定期的に短期座滞在の人も多いです。専門分野も多岐にわたり、チベット仏教の僧侶(エモリー大学はダライ・ラマア14世が名誉教授なので、インド・チベット地域からの僧侶の留学生が非常に多いです)なんかもいますし、医師、研究者も多いです。地元の協会主催の無料英会話教室など、様々なコミュニティーで簡単にkのような方に出会えるのもアトランタの素晴らしいところです。

以上を参考にしつつ、さらに詳しい話がもし聞きたいようでしたら、遠慮なくgbs.japanese-club@emory.eduまでお問い合わせ下さい!

 

 

2022年10月21日金曜日

Class of 2024 自己紹介

今年はClass of 2024 (Two-Year MBA)として、日本から2名が入学しました。6月下旬に渡米し、PMEL(Pre-MBA English Program)やオリエンテーション等を経て、8月からコア期間のFall semesterが始まっています。Emory MBAのコアも他校と同様に非常にインテンシブな内容となっており、睡眠時間を削りながらBlock1と2を終えたところです。

今回の投稿では、今年の日本人入学生2名のプロフィールをご紹介します。今後、我々からも情報を発信していきますので、よろしくお願いします。


ーーー


1) K.N(男性、社費、家族帯同、2nd出願)


•Career Background


大学を卒業後、通信インフラ企業に入社。営業、財務、経営企画、コンサルティングファームへの出向等を経て、エモリーGBSへ入学。


•Why MBA


外大出身ということもあり、入社当時から同期や先輩と比較して、ビジネスに関する知識や経験不足を感じていました。財務や経営企画、コンサルティングファーム等のキャリアを積む中で、一度実務から離れて経営を体系的に学びたいという想いが一層強くなり、MBA留学を目指しました。


•Why Emory


スモールスクールで学生間はもちろん、教授との距離も近く、Hands-onの授業も多いため、より多くの学びを得ることができる点に魅力を感じました。オンラインではありましたが、体験授業や在校生とのチャットを通して、雰囲気の良さを知ることもできました。また、家族帯同(妻・子3人)ということもあり、アトランタというロケーションの良さも最後の決め手になりました。


•Post MBA


これまで幅広く経営管理の実務を経験してきましたが、帰国後は、「Finance」「Social」「Global」の3領域を軸としながら活躍したいと思います。短期的には、帰国後、派遣元企業において、財務の立場から非財務情報等を活用したサステナビリティ経営の推進、高度化を進めたいと考えています。


•一言


出願準備やEmory MBA全般のことはもちろん、家族帯同での留学を予定されている方はアトランタの生活情報も気になると思います。こちらのプレスクールや小学校の状況もお話できますので、出願を迷われている方がいましたら、お気軽にご相談ください!


2)Y.M(男性、社費、家族帯同、2nd出願)


•Career Background


大学卒業後、生命保険会社へ入社。地方支社勤務、融資、株式運用を経験した後、エモリーGBSへ入学。


•Why MBA


株式運用の業務に携わるうちに、外から分析するだけではなく実際に会社をマネジメントする側に回りたいと思うようになりました。業務や資格試験などを通して、ファイナンス、会計、経営等の基礎的な知識は身に着けてきたものの、オペレーションやマーケティングを含めた幅広い知識を習得したいとの想いから、MBAを目指すようになりました。


•Why Emory


コンサルプロジェクトが必修科目となっているように、実践に重きをおいたカリキュラムに魅力を感じました。また、温暖な気候や南部特有の人の暖かさなどにも惹かれ、エモリー大学への留学を決めました。


•Post MBA


卒業後は米国にある子会社で働く予定です。その後はM&Aや新規ビジネスの推進など、資産運用以外での自分の可能性を模索したいと思っています。


•一言


学校を知るための一番の方法は実際に在校生や卒業生に話を聞くことかと思っています。私もいろいろな方に助けられつつ、受験生活を終えることができました。私が先輩方から受けた恩はこれからMBAを目指す方のサポートを通して、返していきたいなと思っています。コーヒーチャットやキャンパスビジットをお考えの場合はぜひご相談ください!


ーーー


10月中旬に入り、特に2ndで出願予定の受験生は学校選びやエッセイ、インタビュー対策が本格化してくる頃かと思います。受験に限らず、Emory関連で何か気になることがありましたら、お気軽に日本人在校生までご連絡ください。

Goizueta 日本⼈会メールアドレス: gbs.japanese-club@emory.edu


2022年9月30日金曜日

1年制MBAプログラムを終えて

 

Class of 2022S.N.です。前回(202112月)の投稿は1年制MBAのご紹介でした。投稿後、1年制MBAを修了し、留学前から勤務している会社に戻りました。今回の投稿では、Emory MBAの感想とEmory MBAが実際の仕事で役に立つのかを1つのnとして書き留めたいと思います。エッセイを書く際の参考になればうれしいです。

 

率直な感想

超効率的にビジネスの型を親身に叩き込んでもらった1年でした。

私は、米国の他の大学のロースクールでLLMを修了してから1年制MBAに入学しました。Emory 1年制MBAは、2年制MBA1年間に濃縮したものであるため1年間の密度は非常に高いです。事務局からは「ちょっと気を抜くとおいて行かれる」と散々プレッシャーをかけられましたが、一匹狼の集合体であるロースクールと異なり、エモリー大学のビジネススクールはcollaborativeな環境であるため、留年や修了要件を満たせないなどの危機は一切感じず修了できました。

アメリカのビジネススクールを2つに分ける時、Collaborative Competitiveかという基準があると思います、エモリー大学は明確にCollaborativeな学校です。例えば、成績の50%程度は、グループで提出する課題に配点されている授業が多いですし、またチーム内での蹴落としあいみたいなことが起きる要素がほぼありません(クラスの〇〇%はFailにしなければならない。といったルールがない)。

そのため、例えば必須クラスでFinanceMarketingを取らないといけないが複雑な計算式を見ると吐き気がするとか、Marketingにしか興味がない。といった場合は、チーム内で役割分担をしてMarketingに集中するようなこともできました。(もちろん、このやりとりのなかでアメリカ流交渉を肌で学べました。)

これらのやり取りを通じて、常にビジネススクールのゲストとしてではなくメンバーとして教授陣、他の学生はもちろんスクールのプログラムオフィスなどと濃いコミュニケーションを取りながらアメリカ型の合意形成ステップや仕事の進め方を含めた教室の内外でビジネスの知識・テクニックを身に付けることができました。

 

MBAは役に立つのか(社費生)

社費生の場合、派遣元の会社に戻り大きな組織の中で事業運営の一部を担うことが多いと思います。そのため、「MBAで得た知識を適用してHands-onで事業を運営している」という実感は得にくいと思います。私のケースだと、ビジネススクールで得た知識よりもロースクールで得た知識の方が圧倒的に多く仕事の中で直接的に適用しています。

では、MBAは役に立たないのか?というと、知識バカになるのを防ぐという意味で役に立っています。

例えば私の場合、ロースクールで契約書について勉強をしました。会社に戻り契約書をチェックしたりしているとロースクールの知識だけを適用すると修正したくなる条項が大量に見つかります。それらの修正点を意見として提出する前に、ビジネススクールで学習したビジネスの「形」を適用しビジネスの観点から修正の要否を追加検討し、ビジネスの文脈から修正理由を相手に伝えることで相手に共感・納得してもらいやすい意見にすることができているように感じています。

=1ですが、私のケースが示唆しているようにMBAは広く浅くビジネスを学ぶプログラムですので個別の論点ではその分野を専門としている人(例えば法務、経理)の方が遥かに深い知識を持っています。そのため、それだけだと「広いけど薄っぺらい知識を持ったアメリカ帰りの人」扱いされると思います。一方で、特定の分野である程度経験を積んだ人がMBAと実務経験に裏打ちされた専門知識を融合することで「ビジネスのことも配慮してくれる〇〇に強い人」と評価されやすくなると思います。

これがMBA修了後、日本の企業で数カ月仕事をしてみた感想です。これを読まれている方は将来のMBA留学生が多いと思います。皆様が留学を終えた後、後輩に本心でおススメできる学校が皆様の母校になることを願っています。

2022年8月11日木曜日

【告知】アドミッションオフィス・日本人在校生による 公式Webinar 開催のご案内

 

この度、910()アドミッションオフィス・日本⼈在校⽣による学校説明会(Webinar 形式)を開催致します。

Goizueta Business School は、アメリカ南部の最⼤都市アトランタにあるEmory University のビジネススクールです。US Topレベルの教授陣が提供する優れたプログラムだけでなく、学⽣同⼠の仲が良く協調的な校⾵も当校の特長です。また、アトランタはとても住みやすい街ですのでご家族と一緒に渡米を予定されている方・単⾝で来られる⼥性の方にも⾮常におすすめです。当⽇は学習⾯と⽣活面の両方から当校の魅力をお伝えしていきます。

今年の出願に向けて準備されている⽅はもちろん、受験生のご家族や今後MBA 留学を検討中の方もお気軽にご参加下さい。在校⽣一同、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 

1.               開催日時
2022
9 10 () 11:00am〜(日本時間)

  202299() 10:00pm~(米国東部時間))

 

2.               プログラム内容
第一部:プログラム説明(アドミッションオフィス:英語)
第⼆部:パネルディスカッション・Q&A セッション(日本人在校生:日本語)

 

3.              お申し込み方法
以下の[参加登録フォーム]よりお申し込み下さい。
聴講⽅法等の詳細は開催⽇前までに個別にご案内申し上げます。
https://goizueta.emory.edu/engagement/full-time-mba-virtual-events/virtual-full-time-mba-information-session-japanese

 

4.               本件に関するご質問・お問い合わせ先
Goizueta
日本⼈会メールアドレス: gbs.japanese-club@emory.edu


 *下記も併せてご覧下さい。

Goizueta Business School 公式サイト: http://goizueta.emory.edu

日本人向けサイト:https://www.voiceofgoizueta.com/ja/japanese-student-association/school/

日本人在校生Twitter: https://twitter.com/EmorySchool

2022年7月25日月曜日

GBS1年生の生活

こんにちは、Class of 2023のA.Kです。

今回は、GBS(Goizueta Business School)の1年生の1年間がどんな様子だったか、についてざっと振り返りたいと思います。


◎渡米、PMEL(プレスクール):6月20日前後~7月20日前後

プレスクールが始まる2,3日前に渡米をし、アパートメントの契約や銀行口座の開設などできる限りのことをプレスクール開始までに済ませ、プレスクールに臨みます。

プレスクールは、基本的に平日9時~16時で、Academic reading, Academic listening, Academic writing, Oral communication & presentationの授業がぎっしり、課題も盛り沢山です。

生活の立ち上げも並行しますし、日々の生活にもまだ慣れない中なので、心身共に休まることがなく、意外とキツイ時期です。

わたしは、正直プレスクールがこんなにしんどいと思わなかった、というぐらい辛い期間でした。

想像以上の課題量、生活の立ち上げのストレス(アパートメント探しに1カ月かかったことが大きな要因)、英語ができない自己嫌悪、などなどで、身体が丈夫がわたしも何度か発熱したり、体調を崩していました。


◎International onboarding, Onboarding:7月20日前後~8月10日前後

PMELが終われば、留学生向けのオリエンテーション、学年全体のオリエンテーションがあります。

学年全体のオリエンテーションは2週間ほどあり、Fall semesterのクラスとコアチームの発表があり、早速チームビルディングための様々なアクティビティがあります。

この期間は、リーダーシップ醸成、チームワーキングを大事にしているGBSの校風がひしひしと伝わってくる期間です。

中でも、”Team charter”というチームでのあらゆるルール決めに相当な時間を割くのが興味深い経験でした。

チームワーキングが始まる前に、チームメンバーの雰囲気やチームワークを進めるイメージをつかむことができるのはとても有意義でした。

生活面では、8月末頃までには車も購入でき、フットワークが増すので、少し潤いが出てくるところです。


◎Fall Semester(8月10日頃~12月10日頃)

全て必修授業で、同じクラスで授業を受けます。4カ月間が3つのブロックに分かれていて、ブロック毎に授業は少しずつ変わります。

月~木が3コマ/日、金曜日は午前中に2コマといった形で授業があります。

全ての授業のチーム課題をコアチームのメンバーで取り組むので、授業以外の時間(早朝/ランチタイム/授業後)には、毎日チームミーティングが入ります。(休日もたまに)

1年生のFall Semesterは、MBAの2年間の中でおそらく最も濃密な時間を過ごす期間になると思います。

スクールでも、スクールから帰っても、休日も、ずっと勉強漬けで、それでも全ての予習・課題をこなしきれないほどで、いくら時間があっても足りませんでした。

ブロックの終わりにテスト期間があり、テスト期間が終わると1週間ほど休暇があるので、その休暇で小旅行をしてリフレッシュすることが楽しみでした。

Fall Semesterが終わると1カ月ほど冬休みがあります。


◎Spring semester(1月10日頃~5月5日頃)

授業は、必修2科目+選択科目3or4科目となり、月~木は授業、金曜は授業なし、という人が大半になります。

必修科目の1つにIMPACT360というコンサルティングプロジェクトがあり、実際の企業が抱える課題に対してソリューションを提案していくという実体験をすることができます。

また、選択科目は、自分が学びたい授業を選択できるので、私見ですが、授業の充実感はこの学期でぐっと増した実感がありました。

コアチームはなく、授業毎に異なるチームでワークをするので、色々な人と知り合える機会にもなりますし、学びも広がります。

金曜日に授業がないことで多少時間にゆとりができ、自分のペースで勉強も遊びも楽しみながら過ごせていたと思います。


以上、1年間の簡単な振り返りでした。

Fall semesterが終わるまで毎日勉強に追われる日々でしたが、Spring semesterからは少し余裕を持って学べるようになってきた、

というリアルな1年間の様子が少しでも伝わっていましたら幸いです。

2022年7月19日火曜日

【告知】2022年度AGOS夏祭り参加予定!(7/24Sun 14:00-15:00JST)

【告知】2022年度AGOS夏祭り参加予定!(7/24Sun 14:00-15:00JST)

直前の告知で大変恐縮ですが、Emory University Goizueta Business Schoolも投稿へ協賛くださっているMBA受験等の留学支援専門校のAGOS・JAPAN様が毎年開催される、MBA学校紹介イベント「第19回AGOS夏祭り」に当校も以下の日程で参加します。

当日は、2名の在校生、1名の卒業生が登壇予定です。Emoryってどんなところ?カリキュラムは?出願は?Atlantaって住みやすい?そんなざっくばらんな質問にお答えしたいと思うので、奮ってご参加ください。

日時

2022年7月24日(日)14:00-15:00 (14:00-14:15 学校説明、残りQAを予定)

参加方法等は以下のAGOS様のHPをご参照ください

第19回【オンライン】「アゴス・ジャパン MBA夏祭り」&夏祭り連動セミナー (agos.co.jp)


なお、当日参加できない方/参加後もっと話を聞きたい方は以下のアドレスまでご連絡いただければ、喜んでカジュアルトークさせていただきます。遠慮なくご連絡ください。

エモリー大学日本人在校生会宛:gbs.japanese-club@emory.edu


2022年5月31日火曜日

Summer Break到来!!

 

こんにちは!Class of 2023Y.Oです。二回目の登場になります。

アトランタはまだ5月だというのに連日30℃越えの天気が続いています。しかし、湿度は日本と比べて低いので、日陰に入れば気持ち良いそよ風を感じることができます。

さて、4月下旬に2022 Spring Semesterが終了し、5月から待ちに待ったSummer Breakに入りました。今回はSummer Breakの過ごし方について記載したいと思います。

GBSSummer Breakは例年5月上旬から8月下旬まで約3か月半あります。社会人になってこんなにも長い休暇を取得することはまずないため、Class of 2023のメンバーは4月上旬頃より皆ソワソワしておりました。

私費の学生にとってSummer Breakはインターンの季節であり、将来の転職先から正式なオファーを取得するための大切な時期になります。一方、社費留学が多い日本人留学生にとっては、約3か月半のSummer Breakをいかに有意義に使い米国生活をエンジョイできるかがポイントとなります。現在留学に向けて準備をされている方/留学を検討されている方にとってSummer Breakを満喫することも留学へのモチベーションの一部かと思いますので、以下の情報が参考になると幸いです。


Summer Breakの過ごし方① 旅行~

まず、最初に思いつくのが旅行です。日本国内もコロナ対策がwithコロナへと舵が切られ、国内の旅行者数も増えていると聞きますが、ここ米国も同様です。昨年までの旅行自粛の反動で今年は旅行者数が急増しています。デルタ航空のハブ空港であるアトランタは米国内外に旅行するにはもってこいの街です。西海岸やフロリダのテーマパークで楽しむ家族もいれば、グランドキャニオン等の大自然を満喫する家族もいます。中には米国を飛び出し、ヨーロッパへ旅行するメンバーもおり、各々Summer Breakを利用して自身の視野を広げるべく研鑽を積んでいます。

Summer Breakの過ごし方② インターン~

上述のとおり私費の学生にとってSummer Breakはインターンの季節ですが、社費の学生の中にも自身の会社が提供するインターンに参加するメンバーもいます。米国を拠点とする関連会社等にて約2か月程度実施されるもので、米国で就労するイメージを掴む良い機会となります。

Summer Breakの過ごし方③ 自主学習~

このSummer Breakは何か新しいことを始める良いタイミングかもしれません。渡米前から興味があったものの、業務に忙殺されて出来なかったことやMBAの経験を通して新たに興味がわいたことなどに時間をかけて向き合うことができます。メンバーの中には今後のキャリアステップアップのためにUSCPA(米国公認会計士)の勉強を始める人もいれば、業務効率化やアプリ開発に有用なプログラム言語の習得に挑戦する人もいます。問題点としては3か月半もあるため、「明日でいいや」という甘えが生じることです。そんな自分自身と戦いながらモチベーション維持に努めています。

 

上記はほんの一例ですが、留学生活のハイライトでもあるSummer Breakについてイメージを掴んで頂けたなら幸いです。休み明けに充実した3か月半のエピソードを当ブログでご紹介できるように、それぞれ目標を立てて日々過ごしていきたいと思います!

2022年4月1日金曜日

日本人在校生サイト リニューアルのお知らせ

この度当校の日本人在校生サイトをリニューアル致しました。新しい日本人在校生サイトは以下リンクからご覧ください。

Emory University Goizueta Business School日本人在校生サイト

併せて日本人在校生への宛先Emailアドレスも以下の通り変更致します。

新:gbs.japanese-club@emory.edu

旧:goizueta_jp_student@googlegroups.com

今後も引き続きEmory University Goizueta Business Schoolを宜しくお願い致します。





2022年3月20日日曜日

妻の暮らし in アトランタ

こんにちは。

MBA生、R.Nの妻、Yです。 

今回は帯同している妻の目線からアトランタ生活をご紹介しようと思います。

私は主人と同時期にアトランタへ引っ越ししてきました。1歳と3歳になる娘が2人います。

3歳の娘は現在、週に3回(月水金)Preschoolに通わせています。

午前9時~午後1時まで預かってもらっています。

娘の通っているPreschoolはlunchが持参のため、

朝お弁当を作り、送迎を行っています。

日本では保育園に通ったこともなければ、託児所に預けたこともなく

最初はなじめなかったらと不安でしたが、最初の2週間を過ぎたあたりからは泣かずに登園できるようになりました。

今ではクラスメイトの名前を覚え、仲良しのお友達もでき、短い英文は話せるようになってきています。

当初は通わせるか少し悩みましたが、今は通わせて良かったと思っています。

来期からは長女は週5日、次女も週に2日通わせる予定にしています。


アトランタは日本人も結構住んでいてとても住みやすく感じます。

毎週火曜日の午前中は「スパウズ」という主にエモリー関係の日本人の妻たちが集まる会があります。

もちろん、主催者は日本人ではないので、英語で話すことになっていますが、とてもフランクな場所で、情報交換の場となっています。

アトランタに長年住んでいる方に色々と教えてもらうこともできますし、息抜きにもなります。もちろん子連れでも大丈夫です。私も火曜日は娘のPreschoolがないので、2人連れて参加しています。


そして毎週金曜日の午前中は娘を預けた後、ESL(英会話スクール)に通っています。

こちらでは、色々な教会が無料で英会話スクールを行っていることも少なくありません。

実際、私の通う英会話スクールも初回のテキスト代のみで教えてくれます。

様々な国の人たちと一緒に授業を受けるので、色んな国のことを知れたりととても勉強になります。

週1回というところも無理なく通えている理由かなと私自身は感じています。


私はアトランタに来て良かったと思っています。

四季もあり、季節も感じられるし、日本食のスーパーも近い。

公園もたくさんあるし、買い物も不自由はしません。

主人の同級生たちが同じアパートに住んでいるということもあり、平日、休日問わず仲良くさせてもらっています。

長期休みには、家族ぐるみで、プエルトリコやアリゾナなどたくさん旅行もしています。

主人が学校で不在の日は子供同士を外で遊ばせたり、家も行き来したり、時には子供を主人たちに預けて妻たちだけで買い物に行かせてもらったことも。笑

同時期にアトランタに来たというだけではない関係を築かさせてもらえていることにとても感謝しています。

私は海外旅行が好きだったので、海外に住むことに抵抗はありませんでした。

しかし実際に住んでみると、当たり前ですが、日常生活も英語、娘のPreschoolの先生との会話も英語、病院も英語!となかなか苦労しました…笑

ですが、「ゆっくり話してほしい」など自分できちんと伝えることで、案外対応してくれる方も多く、なんとかなっています。

言葉の壁、お子さんがいる方はお子さんの生活などがやはり気になると思います。

実際に私も主人の留学が決まったときは、上記の2点がとても不安でした。

しかし、実際に生活することで解決できることがたくさんあると思います。

周りの方々に助けられて生活できることをアメリカに来て更に感じるようになりました。


刺激もありつつ、人の温かみにも触れられる海外生活を

アトランタで一緒に過ごせたら嬉しいなと思います。