米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2007年11月30日金曜日

アメリカ文化紹介~其の十三



本日は日常生活で気がついた些細ですが、驚いたことや気がついたことについてであります。



まず、上の写真ですが、野菜であります。

白菜です。

先日紹介させていただいたfarmers market(「Goizuetaでの生活~其の六」参照)で取った写真です。

farmers marketでは、白菜をはじめとした新鮮な野菜が結構お手軽な価格で手に入ります。

しかししかし、値札を見てください。

「Napa」とあります。

場所によっては「Nappa」となっています。

そうです、「菜っ葉」です。

なんかドラゴンボールみたいですね。

アメリカでは、白菜の事をNappaと言います、かどうかは知らないのですが、そうよぶことは結構あります。

間違ってはいませんが、日本人としては「ちょっと違うよ」といいたくなりますね。

白菜以外をNappaとよぶのは、僕は見たことがありません。



同じようなことは寿司にもいえます。

アメリカで寿司というと、握り寿司の事を指します。

がんばって巻物でしょうか。

つまり、散らし寿司、押し寿司などは寿司ではない、というか、そもそもそれらを知らないのです。

それらの寿司を食べていて、「これは何だ?」と聞かれて、「寿司だよ。」と答えても、「それは違う。」という話になります。

ちなみにアメリカ人は日本人は毎日、とまでは言わなくても、かなり頻繁に(握り)寿司を食べていると思っています。



ちなみにですが、この前僕はたまたま上下黒い服を着ていました。

すると、アメリカ人は「Oh, Ninja!」といって感動します。

「???」という感じですが、彼らは忍者が大好きです。

授業や普段の生活の中で、すばやい動きをするものを見ると、「すごい、忍者みたい。」といったりします。

逆にこちらがびっくりします。



日本でこれからの時期よく出てくるニュースに、「熊」関係がありますね。

熊が人間を襲う、というやつです。

そして、中には柔道などを経験している人が、逆に熊を撃退して、熊が退散するというニュースがたまにあります。

そのようなニュースの話をすると、アメリカ人は非常に喜びます。

ちなみに、僕は必ず、「でも日本人のほとんどはそのようなことが出来ず、熊に襲われるのを非常に恐れている。」ということを付け加えておきます。



僕は柔道や空手が出来ないのですが、アメリカでは柔道や空手がとても人気があるので、経験がある方はアメリカにいらっしゃったときに披露してみてはいかがでしょうか。

一瞬にしてスーパースターになれることでしょう。

2007年11月29日木曜日

授業紹介~其の十二



本日の内容とはまったく関係ありませんが、上の写真はClairmont Campusの様子です。

中央に見えるのがfieldで、その奥の建物に僕は住んでいます。



さて、本日はG+を紹介させていただきます。

本日はteamに分かれての面接の練習をしました。

就職活動においては、非常に大事な項目であります。



前述のfacilitator(「授業紹介~其の五」参照)のもと、teamの5人が一人ずつ面接の練習をします。

質問は、各自ひとつずつです。

思いついた人間が質問していきます。

facilitatorだけが質問をするのではなく、質問をするのも練習ということでしょう。

「今までに人との関係がうまく行かないことはあったか、それにどのように対処したか。」

「あなたにとって、MBAとは何か。どうしてBusiness Schoolに来たのか。」

「今まで自分が達成したことで、最もすごいことだと思うものは何か。」

などが質問されました。

それに対して、聞いているほうは必ずfeedbackをしなければいけません。

良かった点と悪かった点をそれぞれ一つずつです。

必ず悪かった点も挙げるのがアメリカですね。

アメリカ人はこのような問題意識を常に重視します。

日本人はどうしても他人に対して改善点を提案したりすることに抵抗がありますが、アメリカではそれはかなり重視されます。

「何も改善点がない」などというと、「何も考えてない」とか「聞いていなかった」と思われかねません。

いかに建設的なfeedbackが出来るのかも非常に大切なことなのです。

僕もわかってはいるのですが、なかなか改善点を見つけ、指摘するのには苦労します。

日本人から見るとアメリカ人は自信満々に見えるので、それだけで質が高く見えてしまいます。

他の人のfeedbackを聞いたあとで、「そういえばそうだなあ」と思う始末です。

普段から問題意識を持っていなければいけないということを痛感します。

このあたりは日本人がアメリカ人から学ばなければいけないことかもしれません。

他に全体を通して指摘されたことは以下のような感じです。

・出来るだけ具体的に。

・結論を早めに言うこと。

・話のframeworkを簡潔に述べたうえで、話をすること。

・すぐに答えられなければ、その状態で話すより、少し時間をもらうこと。

・話のどの部分が質問の答えになっているかを明示すること。

というような感じです。



G+は、アメリカ文化やアメリカ人の思考回路を学ぶのには最適な科目です。

いつも終わったあとに、「よくこういう授業思いつくなあ」と感心してしまいます。

2007年11月28日水曜日

Goizuetaでの生活~其の六



本日はfarmer's marketに買い物に行きました。

North Dekalbというところにあるのですが、ここでは珍しい食材、新鮮な食材が、かなりお得な価格で手に入ります。

上の写真はその戦果であります。

先日紹介させていただいた乾燥トマト(「Goizuetaでの生活~其の三」参照)もここで入手できます。

僕は車を持っていないので、買い物は毎回誰かに乗せていってもらいます。

迎えに来てもらって、連れて行ってもらって、また家まで送ってもらうというパターンになってしまうので、毎回「悪いなあ」と思いながらお世話になっています。

いつか100倍にしてお返しさせていただきます!と誓う今日この頃であります。

Emory大学周辺は治安もいいですし、車さえ持っていれば文句ありません。

逆に車を持っていないと、かなり不便です。

MARTA(公共交通機関)あるいは学校の無料シャトルバスを使うか、友達に頼るしかありません。

買い物には週に約一回行きます。

野菜以外は買いだめが出来るのですが、やはり野菜不足が怖いので、週に一回は行かないと生活が成り立ちません。



Clairmont Campusには家具つきの部屋と家具なしの部屋があるのですが、僕は家具つきの部屋に住んでいます。

冷蔵庫、食器洗い機、オーブン(トースターではない)、電子レンジ、洗濯機、乾燥機、テーブル、ソファー、ベッド、机などなどほとんどすべてそろっています。

アメリカは洗濯機と乾燥機が建物で共用になっているところが結構多いので、これは感動しました。

すべてそうですが、冷蔵庫もいかにもアメリカ、というごついやつなので、かなり買いだめできます。

冷凍庫に感謝です。



アトランタ、というかEmory周辺には、Publix、Krogerといったスーパーがあり、大体その二つで買い物を済ませることが多いです。

また、H-Martという韓国食料品店があり、そこに行くと日本食も結構手に入ります。

ちょっと距離があるのですが、車があればいけない距離ではなく、「こんなものまで?」というくらい日本食が充実しています。

farmer's marketは、行きたいのですが、なかなか一緒に行く人がいないのでそう頻繁にはいけません。

しっかり腹ごしらえをして、冬に備えたいと思います。

2007年11月27日火曜日

Goizuetaでの生活~其の五



本日はサッカーをしました。

毎週日曜日はサッカーの日であります。

しかししかし、今日は雨が降っていました。

結構強い雨です。

というわけで、幹事のDarren君に「今日ないよね?」と聞いたところ、「いや、やるよ。People are coming!」といわれました。

さすがDarren君、これは行くしかないね、と思ってfieldに行きました。

fieldに行ったところ、雨はかなり強くなってきています。

これは今日はインドアサッカーだな、と思って、gymに入りました。

さっそく、先日紹介させていただいた(「アメリカ文化紹介~其の十二」参照)Abbyさん、Darren君と3人でアップ代わりにパス練習を始めます。

しかし、待てど暮らせど誰も来ません。

Darren君に聞くと、「おかしいなあ」と言っています。

「People are coming!」って言ってたじゃん、と言ったところ、「You and Abby, two people!」と一言。

そりゃそうだけど。。。

それでも、来ないものは仕方がないので、gymで3人でサッカーの練習をしました。

アメリカのいいところは、gymの中でもサッカーボールとかフットボールとかを普通に使えるところですね。

上の写真は今日一緒に遊んだ3人の写真です。

Darren君は、ベトナム出身です。

二人ともサッカー経験者なので、教えてもらいました。

さすがに3人では飽きるので、40分ほど練習したあとは、隣の部屋で筋トレタイムです。

僕はあまり筋トレが好きではないので、一人でリフティングの練習をしていました。

目指すはロナウジーニョであります。



明日からはいよいよ授業再開です。

12月に入るとすぐにfinal (exam)なので、気を引き締めて行きたいと思います。

2007年11月26日月曜日

Goizuetaでの生活~其の四





本日(数日遅れてUPさせていただいております)はthanksgivingであります。

そのpartyに行ってきました。

先日紹介させていただきました、DIA(授業紹介~其の十一参照)のMichael Parzen教授も来ていました。

上の写真はParzenとParzenの息子です。



このpartyはClairmont Campusのtowerとよばれる建物の18階で開催されました。

普段は使われていないparty用のスペースらしく、中は広い上に結構複雑なつくりをしています。

ただ、一つ一つの部屋の広さはさすがアメリカ、という感じで、日本人の僕にとってはうらやましい限りです。

今日の挨拶は「Happy Thanksgiving」です。

料理はまさしく七面鳥そのものでした。

他に、マッシュポテト、グリーンピース、パンなどなど、という感じでした。

特においしい、ということもなかったですが、まあ食べられるな、という感じでした。

僕はアメリカでの七面鳥を含めた鳥肉の扱いに不満があります。

これは聞いた話なのですが、アメリカでは鳥肉=ダイエット用食材という認識があるらしく、一言で言うと鳥肉に味を求めたりしないそうです。

鳥肉の皮をパリパリに焼いたのを食べたり、まして鳥の皮の焼き鳥なんて、アメリカ人にとっては想像できないものかもしれませんね。

僕は鳥の皮やジューシーな鳥肉が大好きなので、非常に残念であります。

その点今日の鳥肉はまあまあでした。

下手すると、鳥肉というと本当にぱさぱさ、ということが実際にありうるのです。



本日のpartyもbusiness schoolが補助をしているらしく、参加費はかなり低く抑えられています。

このようなsocial eventもbusiness schoolでの2年間の生活の一部ということでしょう。

アメリカ文化を知っておくことも、businessにおいては必要、というか前提になるという考え方かもしれません。

休暇明けには課題の提出が結構あるので、サボってばかりいないでそろそろ勉強します。


2007年11月25日日曜日

Goizuetaでの生活~其の三



本日は休暇中ということもありまして、僕自身の日々の生活をちょこっと紹介させていただきます。



私費留学の僕は当然お金がありません。

というわけで、毎日完全に自炊しております。

料理はしていて楽しいですし、費用削減にもなりますし、何より自分でバランスを考えて作れるので体調管理が出来るのがいいですね。



アメリカ(あるいはアトランタ)は肉が安いです。

狂牛病も何のその、日本に比べればずっと安い値段で肉を食べられます。

日本の高級肉のようなものはありませんが、味もなかなかのものです。

ただ、野菜はちょっと高くて、味がいまいちであります。

日本の野菜が味がある過ぎるのかもしれませんが、値段まで高いのはちょっと納得できません。

しかし、捨てる神様がいらっしゃれば拾う神様もいらっしゃるのがこの世の中でありまして、中には超お得なものがあります。

それが上の写真の乾燥トマトであります。

見てくださいこの値段。

日本ではありえない値段ではありませんか。

味も最高です。

これだけはアトランタのほうがずっとお得だと思います。

戻したときに出ただしで、いつもオニオンスープを作っています。

う、うまい・・・

我ながらうまいです。

自分で作ったものがこんなにおいしいなんて信じられません。

戻した後は、パスタやサラダに使います。

これだけ安いと、ばんばん使えます。



些細なことではありますが、こういう小さな幸せがあると、日々の生活が充実するものであります。

日本と比べると、全体的に味はいまいち(というか日本人の口に合わない)、値段も高め(為替レートしだいですが)、という印象があります。

特にレストランは、チップを払わなければいけないこともあり、一般的にアメリカのほうが高いという印象があります。

しかし、たまにはこのような大ヒットを見つけることがあります。

これだけの大ヒットはまだ乾燥トマト以外に見つかっていないのですが、また見つけたら紹介させていただきたいと思います。

Goizuetaでの生活~其の二



現在thanksgiving休暇中ということもありまして、ちょっとのんびりした生活を送っております。

というわけで、ジョギングに行きました。

僕が住んでいるClairmont Campusにいろいろな施設があるのは紹介させていただきましたが、そのほかにもすぐ近くに湖があります。

lakeです。

上の写真はそのlakeの写真です。

名前は知りませんが、結構きれいな湖です。

家から歩いて、本当に5分もかかりません。

鴨やリスもいっぱいいて、自然を満喫できる場所です。

そのような点も含めて、僕は現在の住環境に非常に満足しています。

住環境を求めて留学しているわけではないのですが、やはり住環境が良いのと悪いのでは違いますね。

日本では絶対に手に入らない環境なので、2年間満喫したいと思います。



ここでジョギングをしていると、結構同級生に会います。

人によりますが、アメリカ人のなかには結構まめに運動する人がいます。

以前会った同級生とは、そのときは「Hi!」といってすれ違っただけだったものの、数日後のpartyでジョギング話に花を咲かせて仲良くなることが出来ました。

それまではほとんど話したことがなかったので、友達を作るにはこういうきっかけも結構役に立つなあ、と思いました。

同級生以外でも、すれ違うときに「Hi!」と挨拶をすると、「Hello, how are you?」などと挨拶が返ってきます。

たいしたことではないのですが、気軽に挨拶を交わすことが出来るのも、アメリカのいいところだと思います。



Clairmont Campusのgymは普段は週末でも夜12時まであいているのですが、thanksgiving休暇中は木曜日から土曜日まで完全に閉まっています。

gymの建物に郵便受けがあるのですが、建物自体に入れないので、郵便物を確認することも出来ません。

thanksgivingだから郵便も来ないのかもしれませんね。

休むときはしっかり休む、ということなのでしょうか。

休暇明けが結構怖いので、ちょっと気合を入れて勉強したいと思います。

2007年11月23日金曜日

Goizuetaでの生活~其の一



申し遅れましたが、昨日の写真はGeorgia Techのフットボールを見に行ったときの写真です。

本日の写真もそうです。



本日の内容は当てはまるタイトルが今までのものになかったので、新たに「Goizuetaでの生活」とさせていただきます。

昨日病院に行きました。

僕は病気になったのでしょうか。

いやそうではありません。

馬鹿は何とかで、すこぶる元気であります。

予防接種を受けにいったのです。

ここだけの話ですが、僕はまだアメリカに滞在するための予防接種が終わっていません。

渡米前に調べたところ、渡米後にアメリカで受けてもかまわない、とのことだったので、じゃあアメリカでやろうか、と思ったわけです。

実際日本の病院にもちょっと話を聞きにいったのですが、アメリカのほうが医療水準が高いからアメリカでやれるならそっちのほうがいい、とのことでした。

Goizuetaに入学するときに、学生保険に入るか、それとも自分で保険に入るか選べるのですが、学生保険に入ると予防接種はすべてただになります。

公費、社費の人には関係ないかもしれませんが、僕は私費なので、ありがたい限りです。

ちなみにこの学生保険はそんなに安いわけではありません。



予約をして、予約した時間通りの午前10時に行きました。

簡単な書類に記入して待っているとすぐに呼ばれました。

過去に受けた予防注射を調べられる範囲で調べて、さあ注射開始です。

左腕に3本、右腕に2本でした。

滞りなく注射が打たれます。

別に注射が超苦手、と言うわけではないのですが、注射が好きな人なんていないわけで、さすがに5本はきついな、と思いながらもすぐ終わりました。

事前、事後の説明、書類の記入、サインを含めて30分強でしょうか。

僕は予防接種で病院に来るのが3回目なのですが、毎回このような感じです。

あまり待った記憶はないですし、待っている人も見たことがありません。



Emory大学の病院は非常に評価が高く、Emoryといえば病院、というくらいだそうです。

僕は会ったことありませんが、日本から来ていらっしゃる日本人の先生もいらっしゃるそうです。

実際外国で生活するときに、病院というのは非常に大切な存在です。

その点からも、僕はEmoryの生活にとても満足しています。

2007年11月22日木曜日

授業紹介~其の十一



本日は教授と学生の交流の様子を紹介させていただきます。



月曜日に、Goizuetaのビルの1階でteam meetingをしていました。

ちなみに1階のスペースはCoca-Cola Commonsと呼ばれていて、この名前からもGoizuetaがいかにCoca-Colaと密接に結びついているかをうかがい知ることが出来ます。

meetingの途中に、DIA(Decision and Information Analysis)という授業の教授のMichael Parzenという教授が突然横に座って話しかけてきました。

何か特に用があるというわけでもなく、ただ話をしに来ただけのようです。

学生も普通に話しをしています。

Parzenは、本人にとっては当たり前かもしれませんが、われわれの全員の名前を覚えています。

会話の内容は主に3点、LPO(Leading People and Organization)の名前について、thanksgivingのpartyについて、skydivingについてです。



まずLPOの名前について、この授業は去年まではO & M (Organization and Management)と呼ばれていたそうです。

今年になって名前が変わったんですね。

名前を変えたことによっていかに自分が混乱させられたか、ということをしきりに強調していました。

2点目ですが、Clairmont Campusのthanksgiving partyに自分が行くから君たちも来なさい、ということでした。

僕は行く予定です。

3点目ですが、Goizuetaでは毎年参加者を募ってskydivingを企画しており、今年もそれがあります。

Parzenは「私は行かない。」といっていましたが、学生側としては、ここぞとばかり誘ったわけであります。

ちなみに僕のteammateの一人はcompetitive skydiverでありまして、彼女が一生懸命誘っていました。

僕も誘ってもらったのですが、正直怖いのでまだきちんと返答していません。

果たして僕はskydivingをするのでしょうか。

Parzenは「落ちて死ぬ可能性はどれくらいあるのか。その可能性はこれこれこういうふうに計算できるはずだ。」といったのですが、ちょうど同じ質問をParzenが来る前にしていたので、「その質問さっき僕がしましたよ。」といったところ、大笑いしてくれました。

アメリカのいいところは、いかに内容がくだらなくても、冗談であるとわかれば必ず大笑いしてくれるところです。

留学生にとっては、非常にありがたい文化です。



Parzenは特にfriendlyなのですが、このように教授は一般的に学生の中に結構入ってきます。

先日はParzenから夜9時ごろメールが来て、「いやな予感!?」と思ってメールを見たところ、「Pizzaのただ券があるから食べに来い。」という内容でした。

教授がこのようなメールを送るものかと、びっくりしてしまいました。

それでも、授業も研究業績もParzenはかなりしっかりしています。

ParzenはClass of 09の中では人気者です。



昨日に引き続いて写真をUPさせていただきます。

昨日はブログの最後に掲載されると思っていたのですが、果たして今日はどうなるのでしょうか。

UPする人自体がわかっていないなんてひどい話ですが、ITにはそんなに強いほうではないので、御容赦ください。

2007年11月21日水曜日

授業紹介~其の十



本日はLPO(Leading People and Organization)のテストがありました。
今期のfinal(期末テスト)であります。
LPOは学期の最後にプレゼンテーションがあるので、finalが少し早いのです。
試験内容ですが、選択式の問題が15問、既述式の問題が3問(出題された6問から3問を選択)という形式でした。
以前も紹介させていただきましたが、この科目はソフトスキルの授業なので、計算はまったくありません。
理解できているか、そしてそれを表現できるかが問われます。
つまり、留学生にとっては一番難しい試験であります。
制限時間は75分だったのですが、30分ほどの段階でアメリカ人が一人席を立ちました。
まあまあだぜ、って感じでした。
それから、ぞろぞろではないものの、結構みんな終わって行きます。
僕はまだ半分終わったかどうかで、制限時間内に終わるかどうか微妙な感じでした。
何とか制限時間内に終わり、提出して、ほっと一息という感じでした。

当校では試験前、試験中の悲壮感のようなものがほとんどないのですが、特にこの授業のテストではそれがありませんでした。
みんな余裕です。
アメリカ人にとっては、簡単なのかもしれませんね。
それが非常にうらやましいです。
僕なんかは必死に覚えて、何とかそれを吐き出して、という感じでした。
僕は結構楽しんでいるのですが、それでも難しい試験です。
留学生で、この授業を楽しんでいない人にとっては、非常につらい試験かもしれません。

他の学校はいざ知らず、当校にはHonor Codeというものがあります。
これは、倫理規定のようなものです。
簡単に言うと、カンニングしたり、他の人のレポート写しちゃいけませんよ、ということであります。
これについては、また後日紹介させていただきます。
Honor Codeがあるせいか、試験日程などはかなり柔軟です。
つまり、個人的な事情で試験当日学校にこれないときは、別日程で個人的に受けさせてくれたり、またオンラインで受けさせてくれたりすることもあります。
オンラインといっても、ファイルを送って、それに回答して送信するだけです。
ビジネススクールですから、家族持ちも多いわけです。
就職活動や家族の問題など、授業より大切なものが多いのは当たり前かもしれません。

最後に、先日のFootballの写真を掲載させていただきます。
写真をアップするのは初めてなのでちょっと緊張しています。
果たしてうまくいくのでしょうか。


アメリカ文化紹介~其の十二

本日は僕が住んでいるClairmont Campusのfieldでサッカーをしました。

前にも紹介したかもしれませんが、Clairmont Campusにはジム(トレーニング施設と体育館)、プール、field、テニスコート、ビーチバレーコートなどが隣接しています。

ジムは夜12時まで開いていて、他の施設もかなり遅くまで使えるはずです。

当然使用料は学生であれば無料です。

アメリカでは当然なのかもしれませんが、僕にとっては天国です。



では肝心のサッカーのお話。

総勢10名。

うち女性2名であります。

5対5で2時間休みなしで走り続けました。

とはいっても結構ゴール前ではっている時間もあるので、それほど疲れませんでした。

以前もサッカーの話をさせていただきましたが、今回はメンバーがもう少しまじめだったこともあり、みんなちゃんと動いていました。

今日改めて感じたことは、女性の強さです。

はっきりいって、女性2名が一番うまく、一番きちんと走ります。

手加減してほしいとは思っていないですし、こちらも手加減なしであります。

それはまだいいとして、サッカーというのは体にボールが思いっきりあたることがよく当たるスポーツであります。

2名のうちの一人が同級生のAbbyさんなのですが、金髪を後ろで縛って思いっきり動きまくっていました。

彼女には僕が覚えているだけでも計4回ボールが当たりました。

ちょっとあたりすぎですが、何回当たってもけろっとしています。

うち一度は思いっきり側頭部を直撃していました。

でも「だからどうしたの?」という感じです。

僕も一度夢中でクリアしたボールが彼女の側頭部に向かっていったので、心臓が止まるほどびっくりしました。

彼女はヒョイっとよけたのですが、すぐに謝ったところ、「は?」という感じで、何で謝るんだという反応をされました。

逆に「good job」といわれてしまい、思わず「thanks」と言ってしまいました。

それを聞くまでもなく、彼女は颯爽と走り去って行きます。

彼女は不死身なのでしょうか。

ちなみに僕のチームは6-4で敗れてしまいました。

僕は一点も決められませんでした。

それでも、楽しかったし、新しい友達と知り合うことも出来たし、本当によかったです。



アメリカ人のスポーツ好きは当然見ることだけでなく、やることにも当てはまります。

今日のような場で仲良くなると、学校でも何かと気にかけてくれます。

今週末はスポーツ一色でした。

明日はいよいよLPOのFinalであります。

2007年11月19日月曜日

アメリカ文化紹介~其の十一

Georgia Techのフットボールの試合の続きです。

さすがに好カードとあって、試合前から会場は大盛り上がりでした。

スタジアムの中も周辺も、プロスポーツと変わりません。

飲食物やグッズを売っている露天が軒を連ねており、そのグッズも普通のものから赤ちゃん用の服まで、ラインアップが充実しています。

それだけ買う人がいるということでしょう。

Georgia Techのユニフォームは金色(薄い黄色)なのですが、その色の服をみな着ていました。

試合前のセレモニーや、ハーフタイムのショーもかなり充実しています。

ちなみにバトンを持ったお姉さんはソロで踊っているのにバトンを落としまくっており、そのあたりもアメリカの不思議のひとつだなあ、と思いました。

いくら落としても笑顔満面なのは、本当にさすがアメリカ、という感じです。

会場は何万人収容か知りませんが、2万人くらいは入っていたと思います。

オーロラビジョンもあるし、CokeやDeltaなどの大手スポンサーもちゃんとついています。



さて、肝心の試合ですが、結論から言うと27-25でGeorgia Techが勝ちました。

残り15秒からのフィールドゴールでの逆転勝ちという、まさに絵に描いたような試合でした。

フットボールそのものの感想ですが、やはりタッチダウンですね。

これが決まった瞬間は会場は大盛り上がり、決められた瞬間はなんともいえないため息とブーイングに包まれます。

これこそがフットボールの醍醐味であります。

ただ、中断が非常に多く、そして長いです。

ひとつのプレーが数秒なので、1クォーター15分の計60分でも、試合は3時間以上かかりました。

しかし、それを補って余りある迫力があります。

よくそんなことされてすぐに立てるな、というようなぶつかり合いが当たり前のごとく繰り返されます。

見ているだけで痛い、とは本当にこのことだなあ、と思いました。

そして、ルールが非常に複雑です。

Pete君が一生懸命説明してくれたのですが、一日ではすべてを理解することが出来ませんでした。

今度がんばって勉強したいと思います。



何はともあれ、勝ってくれて良かったです。

幹事のPete君ありがとう。

Hot Dogも二つ食べました。

なんともアメリカンな休日でした。

週明けには試験があるので、そろそろ勉強します。

2007年11月18日日曜日

アメリカ文化紹介~其の十

本日はGeorgia Techのスタジアムにフットボールを見に行きました。

僕は今日が人生初めての生フットボールです。

対戦相手はUNC (University of North Carolina)でした。

両校とも南部屈指の名門校でありまして、本日のカードは一年の中でも滅多にない好カードであります。

幹事は同級生のPete君。

Pete君はGeorgia Techの卒業生でありまして、いつもさわやかで親切な典型的なアメリカの好青年です。

授業中に一番後ろの席で机の上に足を投げ出しながら質問を飛ばす彼の姿を見るたびに、「アメリカに来たなあ」と思います。



まず、簡単に基本情報を提供させていただきます。

ちなみにこの基本情報は僕も最近勉強したばかりなので、正直あまり自信はありません。

アメリカでは大学スポーツが非常に盛んで、人気があります。

逆に高校スポーツはまったく人気がありません。

日本とは高校と大学が逆になったような感じです。

中でもフットボールは非常に人気があり、大盛り上がりです。

NFLと同じくらい人気があるという人もいますし、中にはNFLよりも大学フットボールのほうが好きという人もいます。

そしてGeorgia Techという大学ですが、アトランタにある南部の超名門大学です。

名前からしても想像できるかと思いますが、理系の科目に強く、またスポーツにも非常に力を入れています。

我がEmory大学はGeorgia Techに比べると文系が強いといわれています。

ただ、決して理系が弱いわけではなく、医学部や付属病院は非常に高い評価を得ています。

ところが、両校はライバル関係にありません。

なぜか。

なぜなら、Emory大学はまったくスポーツに力を入れていないからです。

つまり、完全な住み分けが出来てしまっているのです。

よって、Emory大学にいてもGeorgia Techを応援することにまったく違和感はありません。

アトランタにはUniversity of Georgia (UGA)という大学がありまして、ここがGeorgia Techのライバルです。

両校のライバル意識はすさまじいものがあり、今日の試合もUGAが負けているという途中経過がアナウンスされるたび、大きな拍手が起こっていました。

ちなみにUGAは逆転勝ちしたそうです。

さすがUGA。

現在はUGAのほうがGeorgia Techよりも強いそうです。

両校ともがんばってほしいですね。



つづく

2007年11月17日土曜日

アメリカ文化紹介~其の九

本日GMSC(アメリカ文化紹介~其の六参照)のmeetingがありました。

そこで驚いたことをひとつ紹介させていただきます。

今月末にGMSCのスポンサー会社との顔合わせをかねた食事会があるのですが、そのときのdress codeがdressy business casualでした。

ただ僕は、もともとおしゃれじゃないので洋服をそんなにもっていないのですが、ふさわしい服を持っていないので、普通のスーツでいいかと聞いたところ、ネクタイはするな、といわれました。

理由はほかの人が必要以上にcasualに見えるからということでした。



僕はこれには非常に驚きました。

日本では、ビジネスがらみで人と会うときに服装に困ったらとにかくスーツを着ていけば安全であるという暗黙の前提があると思います。

ところが、アメリカではそうではないということですね。

普段授業でも言われているのですが、cultural normが優先されるということでしょう。

cultural normとは、日本語で言うと、その場の常識とか、暗黙の了解ということになると思います。

日本だと、会社説明会とかにいくときに、「リラックスできる格好でお越しください」とか「正装の必要はありません」という事前説明がされることがあると思います。

そのようなときにでも、とりあえずスーツを着る、というのが日本では普通ですね。

ところが、アメリカではそれは好ましくない、ということなのでしょう。

これは良し悪しではなく、文化の違い、共通認識の違いだと思います。



ちょっとしたことですが、こういうことは、就職活動とか以外の場でも結構重要です。

目立ってしまうという問題ではなく、他の人に迷惑がかかる、という問題なのです。

今日はとても大事なことを、ふとした瞬間に勉強しました。

授業紹介~其の九

今回はteam meetingを取り上げたいと思います。

これは授業ではなく、各授業で課されたteam assignmentに対してmeetingをしたということであります。

まず、既述ではありますが、teamとは何かについてさらっとおさらいさせていただきます。

teamとは学校側から割り当てられる5人のグループで、そのteam全体に対してかされる課題があります。

評価は個人ではなく、teamでされます。

わがteamは男性三人、女性二人、アメリカ人三人、留学生二人と、diversity重視を反映した構成です。

ほかのteamも大体同じような感じです。



さて、前期も終わりに近づいたということで、前期の総括のような感じで、team assignmentが各授業で発表され始めました。

今回はそれらに関してのmeetingです。

平均年齢30前後、職務経験ありということで、さすがにmeetingもてきぱきしています。

まず誰かが今後の日程をざざっと整理します。

ここで必ず誰かが、「えっ、そんなのあったっけ!?」とか「やばっ、忘れてた。」とか言うところがアメリカであります。

それくらい覚えとけよ。

実際に一番忘れていることが多いのは僕ですが。

teammateに感謝です。

それから各個人が家庭の都合、就職活動など、個人的な予定を述べ、それらがかぶったりしないように、今後のmeetingの日程をざっくり決めます。

そして、各meetingまでにどのようなことを各個人がやってくるか、を決めます。

みなそれなりにやることがあるので、出来ることは極力onlineで解決して、meetingのときには時間が無駄にならないよう準備をすることを確認します。

実際にはmeetingの時には結構時間の無駄が発生します。

これは日本もアメリカも同じで、meeting中に無駄話が始まると止まりません。

しかも結構楽しいです。

あと、アメリカ人はあまり準備をしてきません。

ただ彼らのすごいところは、あまり準備をしてこなくても、きちんと意見を述べられます。

時と場合によりますが、結構中身のある意見を述べることが出来るのです。

これはアメリカ人のすごいところで、僕が一番学びたいところでもあります。

そういうところが、演説とかプレゼンとかで生かされるんでしょうね。

中身もあるし、それを表現する力もあります。

しかもteamとかの単位だと、その意見に対する反対意見を述べたり、その意見にかけている視点を指摘したりすると、結構すぐ受け入れます。

teamという次元だからだと思いますが、そのあたりはアメリカ人はわがままで人の言うことは聞かない、ということはありません。

むしろ論理があればそれを尊重する、という感じです。

話を元に戻しましょう。

最後に、実際にLeading People and Organizationで課されたcaseの内容を確認し、各自の役割分担を決め、本日は終了、という感じです。



このように、結構てきぱきとmeetingは進みます。

内容も具体的、現実的です。

個人の事情は、どのようなものであっても基本的に尊重されます。

今後は結構大事なteam meetingが何回かあるので、毎回その様子をアップデートさせていただく予定です。

2007年11月16日金曜日

授業紹介~其の八

本日もLeading People and Organizationsです。

といっても今日は、そのQ&A Sessionについてです。

この科目は期末試験を来週行うので、そのためのQ&A Sessionが本日ありました。

教授が黒板の前のいすに座り、まさに何でも聞きたいことがあれば聞いてこいと言う感じです。

選択科目はわかりませんが、必修科目ではこのようなQ&A Sessionが試験前に必ず行われます。

学生はありとあらゆる質問をぶつけます。

試験に関連する質問は当然ですが、

「この授業のどこがよくて、どこに問題があるか、それぞれひとつずつ挙げてくれ。そして、その問題点はどのようにすれば解決できると思うか。」

「Goizuetaの学生の長所と短所をひとつずつあげてくれ。」

など、よくそういうこと聞くよなあ、と思ってしまうようなことを平気で聞きます。

当然試験には関係ないのですが、教授がどのような問題意識を持って授業を含めた仕事全体に取り組んでいるのか、を確認したいのだと僕は個人的に理解しました。

面白かったので、二つ目の質問を本日は取り上げることにします。



質問の趣旨からして、当然他校と比べて、ということになってきます。

まず、長所としては、みな性格が非常によく、協力的だと言っていました。

これは僕も実感していることで、とにかくGoizuetaは平和なのです。

入学時点から学生全員が性格がよかったということはないと思うのですが、この空間にいると性格がよくならざるを得ない、というほど平和であります。

これは、ビジネススクールとまったく関係ないように聞こえますが、実はソフトスキルそのものであると思います。

実際のビジネスの場で、相手に対する印象が良いかどうかは非常に大きなことではないでしょうか。

日本でもアメリカでも同じことで、就職活動でも当然人間性は重視されます。

短所としては、数字に対する強さが足りないという印象がある、といっていました。

特にWhartonやChicagoと比べると、財務諸表分析力などに差があると実際に企業の方がおっしゃっていたそうです。

これはハードスキルですね。

印象がいいだけではビジネスにならないわけで、特に金融業界などを志望するとなると、数字に強いかどうかは重要です。

結論としては、当校はどちらかというとソフトスキルに秀でており、ハードスキルに改善の余地がある、という印象のようです。



このようにQ&A Sessionの本来の目的からは外れた話題で、本日の授業は盛り上がりました。

2007年11月15日木曜日

授業紹介~其の七

今回は授業紹介~其の四で紹介させていただいたアンケートについてです。

アンケートの集計も終わったようで、各教授は早速その内容を授業に反映させ始めました。

具体的には、Financeの教授は板書が多少きれいになりました。

これまでは結構読めるかどうかぎりぎりのところが多かったので、僕にとってはこれは非常に大きいです。

Accountingの教授はこれまで各自プリントアウトしてた講義スライドを配布するようになりました。

そしてそのスライドに項目ごとに番号を振り、take home quizにその該当番号が記されるようになりました。

要するに、quizのどの問題がいつどこで取り扱った内容なのかわかるようになったわけです。

このように、アンケートの結果は着実に授業に反映されるというのが実感です。

逆に、そうしないと教授に対しての学生の採点が厳しくなるからだそうです。

そのあたりに関しては、学期、あるいは学年が終わってからまた書かせていただきたいと思います。

Financeの教授は、僕がほかの授業のテストとかぶるから課題の提出期限を延長してほしいとお願いしたところ、快く延長してくれました。

こういう態度で来られると、こちらもそれなりに努力しないとまずいなあ、と思ってしまいます。



先日の内容とも重複しますが、このように教授は非常に好意的です。

きちんとした理由があれば、多少の無理は聞いてくれます。

逆に、そのようにしないと、特にビジネススクールでは教授として生き残れないのでしょう。

全体として、学校、教授、学生が一体となって、それぞれの価値を高めあう、あるいは価値を高めようとする、という印象です。

そのための努力は惜しまない、それがはっきり感じられるのがビジネススクールではないでしょうか。

2007年11月13日火曜日

ディズニーパークに見る日米比較

  09のHiroです。私は、日本で東京ディズニーランド(TDL)の近くに住んでおり、年間パスポートを持って相当通いました。子供がキャラクター好きなのが当初のきっかけなのですが、行く度に感心させられるのが、MBA的に言うと「オペレーション」と「マーケティング」です。例えば、

・どうやってサービスのレベルを保っているのか、従業員教育やモチベーションの与え方、シフトや行動マニュアルの運用について

・ショーやパレードの季節ごと、時間ごとの運営、座席指定抽選やファーストパスの運用

・季節ごとのマーチャンダイズの企画開発力、クオリティ管理、ブランド管理など

色々と本なども出ているので詳細は割愛しますが、上記のようなことを非常に高い完成度で、しかもゲストには「夢と魔法の王国」としてさりげなく提供しているのがすごいです。



  さて、アトランタ在住のメリットの一つにフロリダにあるウォルトディズニーワールドに近いことが挙げられます。車で突っ走れば7時間程度(遠く感じるでしょうがアメリカでは行ける距離です)、先日の秋休みに思い切って行って来ました。3日間で4大パークを辛うじて回りましたが、さすが世界最大のテーマパーク、そのスケールに圧倒されました。

  興味深いことに、同じディズニーでも東京とフロリダでは相違点があります。フロリダのマジックキングダムと東京ディズニーランドで比較します。

  第1に、パークの雰囲気が違います。例えば、東京でパレードといえば、1時間前から場所取り開始の許可が出て、それから従業員の指示に従って行儀正しく並んで待っています。鑑賞中のゲストも非常にマナーがよい。一方、フロリダではパレードが始まるとワサワサ人が集まってくるのですが、端から詰めて座るでもなく、前から割り込んだり、立って見てたり、パレードルートに適当にはみ出していたり、何しろ秩序がありません。従業員も大して厳しく注意しないし、割り込まれた客もさほど怒るでもなく、結構楽しんでいます。これは、空いている時でたまたま余裕があったからかも知れませんが、秩序の日本、パワーのアメリカを表していると思いました。

  第2に、フロリダではハロウィンパーティーやX’masパーティーなど季節限定のイベントは、通常営業時間後にパークを締切り、別料金で再入場する方式で行っています。通常料金は安く抑えて最低限の平等は提供するけど、よりよいサービスが欲しければ高価格を払えという、いかにもアメリカ的選別的な考えが浸透しているのだと思います。日本では、大晦日以外はこの手の企画はあまり見かけません。日本では、多くの人にできるだけ均質のサービスを提供する、という思想の方が強いように感じます。TDLに限らず、日本ではサービス業・小売業での「平均的サービス」のレベルが極めて高いです。これはアメリカの無愛想な店員たちと、ちょっとでも接触すれば痛感します。

  あと、行っていないディズニーパークはロスとパリと香港。この2年間で全世界のディズニーパークを制覇しようという野望が沸いてきました。MBA学生の目標としてふさわしいのか不安にはなりますが。。


授業紹介~其の六

今回はGMSCを紹介させていただきます。

これはGoizuetaを代表するプログラムのひとつで、Goizueta Marketing Strategy Consultancyというものです。

各企業がスポンサーとなり、出資する代わりにGMSCが実際にその企業に対してコンサルティングを行うというものです。

平たく言えば、学生でありながら学校のプログラムの中で実際に起業に対してのコンサルティングをしてしまう、というものです。

企業の顔ぶれは毎年多少変わるのですが、Coca-Cola、Delta、GEなどがその主なものです。

GMSCは選択科目のひとつであるのですが、学校側の説明によるとほかの選択科目とは負担が違うとのこと。

わがGoizueta Business Schoolではひとつの科目につき1週間に150分(2コマ)授業が行われるのですが、GMSCは240分(3コマ)です。

そして、そのほかに毎日のようにteam meetingをし、各個人での作業も相当多いとのこと。

しかしながら実際にコンサルティングが出来る、企業の人と直接話が出来る、というのは非常に魅力であり、毎年非常に多くの学生が応募します。

昨年も応募しながら履修できなかった人が多く出たそうです。

今年は数回の事前説明会、それに志望動機の提出など、ほかの科目とは異なる履修プロセスがとられました。

僕自身も応募するかどうか相当迷ったのですが、せっかく自分でお金を払って留学しているので、覚悟を決めて応募しました。

今年は参加企業が多く、しかも学校側が事前に相当の脅しをかけたおかげでふたを開けてみるとそれほど倍率は高くなく、僕自身も参加できることになりました。

僕はKimberly-Clarkのteamになりました。



その最初の全体meetingが先日行われました。

まず全体の説明などがあり、teamの発表です。

meetingの前まではどのteamになるかは発表されていませんでした。

各自に紙が渡され、そこに企業の説明が書いてあります。

当然同じ企業であっても人によって企業説明の内容は違います。

つまり、その企業のことをきちんと理解していないと、どの企業かわからないという仕組みになっています。

そのあとは、teamに分かれてのpresentation competitionです。

内容はこのような感じです。

・各teamに分かれる。

・team内の各学生に絵が渡される。

・それらの絵はほかのメンバーには見せてはいけない。

・各自その絵をほかのメンバーに言葉で説明する。

・その上でteamとしてひとつのストーリーを作る。

・そのストーリーを発表する。

選考内容は、早さ、内容全体、創造性の3点です。

このようなことをいきなりさせるのもアメリカだなあと思いましたが、選考そのものはそこまで込み入っていたわけではなく、結論としては優勝しました。

その要因は、一番早く完成したからです。

つまり早さで1ポイントリードし、早さ以外では差がつかなかったのです。

何はともあれ優勝できたのでうれしかったです。

今回の活動はGMSCへの準備であるとともに、各team内が早く仲良くなるという目的があることは明らかです。



何はともれ、そんなこんなでGMSCがスタートしました。

生活環境がよいこと~Why Emory?その3

09のHiroです。個人的 Why Emory?の第3回は、「生活環境がよいこと」です。

この手の話はどうしても、「お国自慢」になってしまうことを最初にお断りしますが、私はこの項目を相当重視し、また現在とても満足しているので、お伝えしたいと思います。



子供2人を連れて渡米する私にとっては、生活環境のよさは学習への集中度に関わる重要な項目と考えていました。また、人生の中で決して多くはないだろうアメリカ生活を最大限にエンジョイしたいという思いもありました。アトランタはこの観点から素晴らしい場所です。在校生HPにも詳しい情報があるので、ここでは、私が個人的に感じていることのみ簡単に触れます。



自然環境

 街の雰囲気は、日本で言えば軽井沢のようで、森林自然が豊かで森の中に街があるという感じです。気候は温暖です。私は最近、11月の1週間の内にフロリダ・アトランタ・ボストンを経験しましたが、フロリダは暖かく、アトランタは涼しく、ボストンは息が白くなるくらいに寒かったです。同じ時期でも、全く気候の違うのがアメリカの大きさです。「寒い地域の方が勉強に集中できる」という説もあり、全くの同感(!)ですが、私はアトランタの温暖な気候を好みます。なお、夏はとても暑く、暑さが苦手な人には勧めませんが、夏休みはインターンシップや旅行でアトランタにはいない方が多いです。



治安・生活

 アトランタというと、どうしても危ない街のイメージがあったのですが、普段立ち入らないような一部の地域を除けば、実態は何と言うこともありません。学校と居住区のあるダウンタウン北東の郊外は、比較的裕福な人々の住む、緑豊かな文教地区です。NY・LAなどの大都市に比べれば家賃は安く、日本と同じ家賃なら、はるかに広い家に住めます。さすがに車がないと生活は不便ですが、近くにおしゃれなショッピングモールやレストランも十分にあります。道や駐車場が広い上に、自転車・バイク・歩行者が少ないため、日本よりもはるかに運転はしやすいです。アトランタは、そこそこ都会ですので、全くの田舎の限定された範囲内でのコミュニティって濃すぎるよね、と感じる人には向いていると思います。



医療・教育

 エモリー大学は、感染症の研究や小児科の巨大病院で有名だそうで、同じアパートにも日本人医師の留学生や研究者が多く住んでいます。当然彼らとも知り合いになり、非常に心強いです。また、アトランタには日本クリニックという日本人医師の診察する病院があり、既に予防接種や風邪の診断でお世話になっています。子供の教育は私にとって最大の不安要素でしたが、現在、日本人の経営で英語教育を行っている幼稚園に楽しく通っています。これは別途紹介します。



トータルで生活環境には大変満足しています。

住めば都で、いいことばかりを言っているようですが、ぜひキャンパスビジットで確かめてください。

2007年11月11日日曜日

ボストンキャリアフォーラム

せっかくボストンに来ているので、今回はボストンキャリアフォーラムについて報告させていただきたいと思います。

ボストンキャリアフォーラムとは、基本的にアメリカにいる日本人留学生をはじめとして、日本での就職、日本語を使った職探しをしている方のためのキャリアフォーラムであります。

中には日本から来ている学生、ヨーロッパから来ている学生、日本語を話さないけれども日本での就職を希望している外国人(主に中国人、韓国人)もいます。

外資系企業のみならず日本の企業も数多く来ており、製造業の会社も来ています。

年に一度のビッグイベントですので、双方とも真剣です。

各ブースでの面接、企業が抑えてある部屋での面接などを経て、本採用、サマーインターンシップの内定まで出す会社もあるそうです。

会場には、無料のパソコン、プリンター、コピー機があり、簡単なコーヒーショップもあります。

無線LANが使え、現在それを利用して会場内でブログを書いております。



そういえば、昨日は5時ごろぼやがあったらしく、会場は大混乱だったそうです。

僕はちょうどその時間に会場をあとにしてCelticsの試合会場に向かったので無事でしたが、そのときに会場にいた人は面接中断されるは避難するは、そしてまた荷物を取りに会場に戻らなければいけないなど、相当大変だったそうです。



また、本日の午前中には、マネックス証券の松本大さんを見ました。

僕はミーハーなので、握手をしたもらいました。

なんかすごく得した気分になりました。



アメリカに留学する機会などがありましたら、ボストンに就職活動をしに来られてはいかがでしょうか。

アメリカ文化紹介~其の八

昨日からボストンに来ております。

ボストンキャリアフォーラムのためでありまして、これはアメリカにいる日本人留学生にとってははずせない一大イベントであります。



で、本日はNBAについてであります。

MBAと似ていますが、本日の内容はMBAとはかけ離れてしまいそうなのであしからず。

ちなみにMBAとNBAはかなり違うと思います。

ボストンキャリアフォーラムのあとBoston Celtics対Atlanta Hawksの試合を見に行きました。

なぜわざわざこの試合を見に来たかというと、もともとバスケ好きというのもあるのですが、今年のCelticsは超注目だからです。

知らない方はまったくわからないと思いますが、Paul Pierce、Kevin Garnett、Ray Allenという超協力布陣を引いています。

そして本当の注目はというと、こういうことであります。

NBAではスーパースターを集めたチームは1,2年間はだめ、というのが常識になっています。

その中で今年まさにスターをかき集めたCelticsがどれくらいやるか、というのが注目なのです。

相手がAtlantaというのが皮肉ですが、Celticsの圧勝でした。

これまでのところCelticsは4戦全勝。

常識を覆していますね。

試合の感想ですが、Celticsのバスケはあまり面白くありません。

スター選手がスター選手の名に恥じない洗練されたプレーを見せてくれるのはいいのですが、チーム全体にこれといった特徴がなく、無理なプレーにも挑みません。

その点Atlantaは失うものがないせいか、非常に面白いバスケをします。

ディフェンスも一生懸命で、とにかくここでいっちょ活躍してやろう、という気合が伝わってきます。

その分とんでもないプレーが出たりするので、目が離せません。

ただ、自力の差は明らかであり、ペース配分を考えて、抑えるところは抑え押すところは押すことがきちんとできるCelticsには勝てませんでした。



文化紹介にまったくなっていないのですが、NBA自体がアメリカ文化を代表しているということで勘弁していただけないんでしょうか。

本日は会場に今年World ChampionになったBoston Red Soxの監督のTerry Franconaが来ていて、スクリーンに大写しになりました。

ハーフタイムには小学生が出てきて、5分ほどのバスケの試合をしていました。

小学生がNBAのバスケのコートで、しかも試合中に実際にバスケの試合をさせてもらえるあたり、さすがアメリカという感じでした。

みんなうまかったです。

ほかにも障害を持った子供に対する慈善事業の紹介、抽選で選ばれた子供がトランポリンをつかってダンクをする、などさまざまなイベントが試合中に行われました。

アメリカではスポーツは完全なビジネスであります。



ちなみにボストンキャリアフォーラムは大変疲れました。

本日はそんな一日でした。

2007年11月10日土曜日

授業紹介~其の五

今回の授業紹介もG+についてです。

今回はfacilitatorがついた、teamに分かれてのelevator pitchの練習でした。

teamについては以前説明させていただいた(と思う)ので割愛させていただきます。

facilitatorは全体の進行係で、二年目の学生が各teamに一人ずつつきます。

elevator pitchとは面接や企業訪問を始め、志望企業の方などにあったときにする、短い会話です。

状況に応じて内容も変わってくるのですが、

・挨拶

・自分のバックグラウンド

・自分の志望動機

・相手に対する質問

などによって構成されます。

各自いくつかのパターンを用意するように言われていて、短くて30秒、長くて3分です。

これは就職活動においては非常に大事であるといわれています。

理由は簡単で、これで第一印象が決まるからです。

各自志望企業を具体的に挙げて、ほかのteammate扮する志望企業の人に対してelevator pitchをするのです。

状況は就職関係の会場か、パネルディスカッションのあとでした。

両者の違いですが、前者は相手が採用目的であることが明らかであり、自分がどういう人間かということを積極的に話し、就職関係の話にも持って行きます。

後者は必ずしも採用目的で来ている訳ではなく、しかも相手はわざわざパネルディスカッションに来てくれているので、まずお礼を言って、相手に質問をするというほうが望ましいのです。

その上で、相手がインターンや本採用をはじめとした採用の話をしたら、そこで自分の話しをしたりすることが出来ます。

そのように、自分の目的を明確にした上で、状況に応じたelevator pitchが必要になるのです。

僕もたどたどしい英語ながら、一生懸命やってみました。

各elevator pitchのあとは、各自の感想、そしてよかった点、悪かった点、を指摘しあいます。

当然ですが、他人に対する意見であっても自分に生かすことが出来るので、みな真剣です。

最後にfacilitatorが、自分の経験などを元に総括してくれます。

このfacilitatorの総括はかなり勉強になります。

やはり実体験に基づいているだけあって、説得力があります。



本題からはそれますが、ちょっと気になったことを紹介させていただきます。

teammateの一人が、志望企業としてMizunoを挙げていました。

Mizunoは当然日本企業なのですが、アメリカ人は日本の会社であることすらきちんとは認識していないようです。

僕も最初はミズ~ノという感じで発音するので、Mizunoのことを言っているとはわかりませんでした。

それほどアメリカでも認知され、評価されているということですね。

当然Mizunoはteammate全員が知っていました。

確かに、スニーカーはMizunoに限るとまで言っているアメリカ人もいます。



全体として、就職活動のためにもなり、アメリカ人がどのようにものを考えるかを学ぶ貴重な機会だなあ、と思いました。

2007年11月9日金曜日

アメリカ文化紹介~其の七

いよいよニューヨークからアトランタに戻る日曜日になりました。

空港での出来事ですが、NFLの試合が空港内の待合所で中継されていました。

みんな釘付けです。

今アメリカでは、一番人気のあるプロスポーツはフットボールであるといわれています。

僕の知っている限りではアメリカで一番人気のあるプロスポーツは、1980年代から、野球、バスケットボール、そしてフットボールと変遷してきたと思います。

フットボールは日本では人気がありませんが、大学フットボールも含めてアメリカでは非常に人気があります。

アメリカでは一般的に、高校スポーツよりも大学スポーツのほうがずっと人気があります。

中継されている間は、空港でもテレビの間で拍手をしたり、日本人にはできない大きなリアクションをとったり、大盛り上がりです。

フットボールの試合が注目される理由はその試合数にもあります。

たとえば野球の試合は毎日のように行われますが、フットボールの試合は1週間に一回です。

NFLの1チームの試合数はMLBの1チームの試合数の10分の一ほどです。

それだけ注目度も高く、試合の券の値段も野球よりもずっと高いのです。



アメリカでは、アジア人、特に日本人は友達を作るのに苦労をするといいます。

そのような時はスポーツがお勧めです。

見るだけでもやるだけでも、もちろん両方でも効果抜群です。

実際に大学側も留学生がアメリカに慣れるにはスポーツを学ぶことが近道といっており、アメリカのスポーツの簡単な説明講座のようなものが主に留学生用に行われています。

僕も先日Emory大学内の大学院対抗ソフトボール大会に参加したのですが、非常に楽しかったと同時に多くの友達を作ることができました。

特に野球やソフトボールは日本人の技術は傑出しているので、体格やパワーで劣っていても高い確率で人気者になることができます。

MLBのシーズンには3試合ほど見に行きましたし、今度は大学のフットボールを見に行く予定です。

学校に行っても10月は毎日のようにMLBのプレーオフの話をしていました。

クリーブランド出身の同級生は、試験前だというにMLBのプレーオフとNFLを見ずにはいられず、8時間もテレビを見たのでまったく勉強ができなかったといっていた日がありました。

クリーブランドインディアンスがプレーオフで負けた翌日には、ずっとそのことを嘆いていました。

凡プレーから審判のミスジャッジまで、事細かに嘆くその様は、まさにアメリカ人という感じでした。

アメリカは地元意識が非常に強く、ほぼ全員地元チームのファンです。

大学、大学院になると全国から学生が集まってくることが多いので、必然的にほぼすべてのチームのファンが終結することになります。

アメリカでの友達作りはスポーツから、これはアメリカ人も認めるところであり、僕自身の経験則でもあります。



そんなこんなでアトランタに帰ってきました。

2007年11月8日木曜日

アメリカ文化紹介~其の六

もう数日たってしまいましたが、ニューヨークの続きです。

土曜日の昼も友人と会いました。

Major League Soccerに勤めている友人です。

こういう職種の違う友人と話すのは、将来を考える上でも非常に勉強になります。

夜はCarnegie Hallにピアノを聴きに行きました。

やっとニューヨークらしいことをしたという感じです。

Murray Perahia という人のピアノで、僕は音楽のセンスとかゼロなのですが、結構よかったと思います。

本日はここからささやかながら文化紹介をさせていただきます。



まず、Carnegie Hallそのものですが、手すりが低いです。

中2階のような感じの席だったのですが、ひざくらいの高さしかありませんでした。

自分が落ちるもの怖いのですが、パンフレットなどを落としそうで怖かったです。

下の人を怪我させたりしたら大変ですから。

そう考えると自分の上からいつものや人がおちてくるかもしれないと思い、ますます怖くなりました。

その分見通しはよかったです。

来場者全員がきちんと見えるようになっているのではないでしょうか。

そのあたりはとにかく安全第一の日本との差を感じました。

良し悪しではなく、優先順位が違うということですね。



席ですが、非常に席の間が狭く、びっくりしました。

日本のコンサートホールよりも狭いのではないでしょうか。

僕の周りはみんな非常に窮屈そうに座っていました。

飛行機の座席よりもずっと狭かったです。

何事にもスケールの大きいアメリカでは珍しいことです。

歴史を重んじて、改築などをしないからでしょうか。



あと、これも些細なことなのですが、1階の最前列の人が移動する際に平気でステージに手をかけます。

僕の認識では日本では絶対にしないと思うのですが、いかがでしょうか。

そのあたりはまったく気にしないようで、かといってコンサートそのものやピアニストを尊重していないということはないようです。



最後に個人的に改めて感じたことです。

ニューヨークという大都会であっても、コンサートが進むにつれて周りの人と仲良くなります。

演奏の間などに隣の人が、「さっきの曲はここがよかったな」などと話しかけてきて、そこから会話が始まります。

コンサートが終わったころにはちょっとした友達気分です。

ちなみにアトランタが南部だからか、大学内だからかはわかりませんが、Emory大学内では一切面識がない人でも通りすがりに挨拶をすれば挨拶が返ってこないことはまずありません。

目が合えば、必ず向こうから挨拶してきますし、僕も自分から挨拶をします。

それがニューヨークでは逆で、見知らぬ人と挨拶を交わすことはまずありません。

僕も今回何度か試してみたのですが、見事に一回も挨拶が返ってきませんでした。

そういう意味でもコンサートという場では開放的、社交的な気分になり、その場を楽しむことを重視するんだなあ、という印象を受けました。



次回でニューヨーク変は完結する予定です。

つづく

2007年11月7日水曜日

授業紹介~其の四

本日はブログのネタになるようなことがたくさんありました。

今思いついているだけでも5個はあるのですが、そんなに書いてもますます支離滅裂になるので、授業紹介をさせていただくことにします。

今回の授業紹介は、特にどの授業というわけではなく、授業全体です。

中間試験が終わったあと、6つある授業のうち3つでアンケートが実施されました。

内容は、

・授業のどこが有益か

・授業の仕方のどこが気に入っているか

・授業の仕方のどこが不満か

・授業全体に対する要望

・その他

などです。

半期制なので、その中間でアンケートを実施することにより、秋学期の後半に生かそうという狙いです。

無記名で、授業中の時間を割いて行われます。

教授によっては、公平を期すために教室の外に出る場合もあります。



本日はFinanceの授業でその結果の一部が紹介され、それに対する説明がありました。

その内容を軽く紹介させていただきます。

・板書が読めない

・授業内容が簡単すぎる

・授業中に質問をしようと思ったが、質問の回答を20分間される可能性があるのでできなかった。

などです。

最後のものは冗談半分ですが、それだけ授業中の質問にきちんと答えてもらえるということでもあります。

板書については気をつけるが、物理的にできないこともあるのでそこは勘弁してほしいとのこと。

授業内容は最初はゆっくりやって、ついて来れない学生が出ないようにしていたそうで、基本を一通り終わらせてからはすぐに難しくなってしまうので逆に気をつけるようにとのことでした。

この説明にも75分の授業のうち15分くらいを費やしました。



アンケートとは別に、中間試験の結果や採点に、疑問、不満、誤りなどがあったらいつでも研究室に来るようにとのことでした。

これは大体どの授業でも言われることで、試験は試験実施後2週間以内にすべて返ってきました。

ちなみに各教授ともオフィスアワーを設けているのですが、オフィスアワー以外にもメールで個別に予約をして研究室に行けたり、通りがかった時にいればいつでも質問できる、という教授がほとんどです。

模範解答も提示されます。

僕は日本の大学を卒業しているのですが、このあたりは日本ではありえなかったことです。

まず、試験は返却されないものの方が多かったと記憶しています。

模範解答が提示されることも少なかったと思いますし、試験についての採点の不満などは一切聞かないと明言している教授もいました。

ほかにも、僕が学部生のときに「試験前にだけ質問をしにくる学生は、絶対に相手をしない。」と明言している教授がいたと記憶しているのですが、そのようなことは当校では聞いたことがありません。

そのような発言をすると、こちらの学生はすぐにその発言の根拠を質すでしょう。

たとえ教授という立場にあっても、何事にも理由があって、それを説明できなければやってはいけないというのが、こちらの常識のようです。

ちなみにビジネススクールはアメリカの大学でもかなり特殊なところなので、その点だけはご承知おきください。



どのような状況においても出来る限りの改善を試みるという姿勢は、本当にすばらしいと思います。

2007年11月6日火曜日

アメリカ文化紹介~其の五

夜は友人と4人で地中海料理を食べに行きました。

コンサルタント、ヘッジファンド勤務、投資会社勤務、そして僕という面子です。

ヘッジファンドの友人はWall Street在住だそうです。

そんな人もこの世の中にはいるんですね。

僕だけが収入がゼロ、というか学費を払っているので実質マイナスであり、肩身が狭かったです。

2年間がんばって、卒業したらしっかり稼げるようになろうと思いました。

料理はおいしかったものの、サービスは最悪でした。

とにかく出てくるのが遅かったです。

3人とも久しぶりに会う友人で積もる話が山ほどあったのでよかったのですが、そうでなければちょっと勘弁してくれというような待ち時間でした。

個人的にはデザートに食べたヤギのミルクで作ったアイスクリームが非常においしかったです。

3人ともいわゆる欧米の典型的なエリートの職についている友人なのですが、話はごくごく普通、というかくだらないことしか話しません。

アメリカに来て思ったのですが、いわゆる駄話の内容は日本もアメリカもそう変わりません。

以前遊びに行く車の中で、「ひげの一番気持ちのいい剃り方」について1時間以上はなしたことがあり、その時に駄話の内容は大差ないと確信しました。

その駄話にいかに食い込んでいくかが一番の英語の勉強になったりもします。

食事のあとはせっかくの金曜日だったので、Times Squareを見に行きました。

夜の新宿にそっくりです。

新宿よりも汚くて危ないことは確かだと思いますが。

そこで、大学の友人に会いました。

前振りが長くなりましたが、本日はこの友人たちがニューヨークで何をしているのかを紹介させていただきたいと思います。



僕は個人的に来ているのですが、彼らは学校側が主催しているNew York Trekという就職活動でニューヨークに来ています。

そのために水曜日と木曜日の授業はすべて休講になり、水曜日から金曜日までのプログラムを組んでいます。

ちなみに、渡航費、宿泊費は自腹です。

この週末はNew York City Marathonがあることもあり、宿泊費が非常に高く、ほぼすべての学生は家族、親戚、友人の家に泊まっているようでした。

New York TrekはFinance TrekとMarketing Trekに分かれています。

それぞれに興味がある学生が応募するという形で、Finance Trekは定員オーバーでいけない学生もいたそうです。

僕は参加していないので詳しいことはわからないのですが、各企業を訪問して、社内見学をしたり、会社紹介をしてもらったりするそうです。

訪問するのは一日に3,4社のようです。

面接はないようですが、参加者リストは各社に残りますし、ここで見たことなどが応募書類や面接のネタになり、そしてそもそも自分がその会社にあっているかの判断の指標になるのではないでしょうか。

木曜日にはNew York Stock Exchangeの見学もしたそうです。



このように、ビジネススクールでは就職活動が非常に重視されます。

みんな就職するために来ている学校ですから当たり前なのですが、日本ではあまりそのような認識がされていないかもしれませんね。

入学する前から履歴書作成の手ほどきがメールなどを通して行われます。

現在は主に来年夏のインターンのための就職活動です。



結局本日はたいした文化紹介になっていませんでしたが、長くなるのでまたつづく。

2007年11月5日月曜日

アメリカ文化紹介~其の四

で、ベトナム料理を食べてからですが、せっかくだから自由の女神を見に行こうということになりました。

今回はNY観光のあまり知られていない(であろう)コツを少々。

まず、自由の女神に行くにはフェリーに乗らなければいけません。

ところが、このフェリーは待ち時間が長く、渡航にも結構時間がかかります。

これは聞いた話なのですが、Ellis IslandというのがLiberty Islandの近くにありまして、そのEllis Islandに一度いってからLiberty Islandに行くと時間も費用も節約できるそうです。

また、Staten Islandというのもありまして、そこへはManhattanから無料のフェリーが出ています。

このStaten Islandというのは結構大きく、住んでいる人も多いです。

つまり、Staten Islandのフェリーは住民用なので、無料になっているというわけです。

このフェリーからは自由の女神を結構近くで見ることができ(降りることはできません)、今回はこれを使いました。

普段のイメージが極端だったせいかもしれませんが、思ったほど大きくないな、という印象でした。

あとなぜか白というイメージだったのですが、実際は薄緑なんですよね。

フェリーは結構大きく、乗客も多いです。

乗り場に行くと人の多さに圧倒され、座席確保のために並びたくなるのですが、僕はこれまで座れなかったことどころか立っている人を見たことがありません。

座席の心配は通常であれば必要ありません。

関係ない話ですが、Staten IslandにはYankeesのマイナーのチームがあり、手軽にマイナーの野球を楽しむことができます。

以前いったことがあるのですが、治安も問題なく、安価で、人が多すぎることもなく、アトラクションもメジャーより多彩で、選手との距離も近いので、案外面白いのではないでしょうか。



Staten Islandをフェリーで往復したあとは友人が「Wall Streetを一回見てみたい」と言ったので、Wall Streetに行きました。

僕は何回か行ったことがあるのですが、単なる路地です。

特に「金融!」という感じはしません。

ちなみにLondonのCityは、もっと感動できる場所だそうです。

今度機会があったら行ってみます。

近くに同時多発テロの跡地もあるので、行ってみました。

現在工事中ですが、数年前まで超高層ビルが建っていたこと、そしてそこであのテロが起こったことを思い出させる場所であります。

そのあとは、一度解散しました。



もうひとつコツですが、Metropolitan Museumに関してです。

通称Metです。

Metは入館料がかかりません。

正確に言うと、Suggestedなので、払っても払わなくてもいいのです。

僕は決して払わないようにしましょうといっているわけではなく、払う義務がないことを述べたいのであります。

経験則ですが、一日ですべてをじっくり見ることはまず無理です。

すると何回も行きたくなります。

でも毎日入館料を払う気には僕はなれませんでした。

ただ、そもそも入館料を払う必要はなく、一銭も払わなくてもちゃんと入れてくれます。

当然1セントしか払わなくても入れてくれます。

払いたいだけ払えばいいわけで、払いたい額を出せば入れてくれます。

観光客はそれを認識していない場合が多く、結構お金を払っています。

地元の人も払っている人が多いのですが、観光客に比べれば額はずっと少ないというのが僕の印象です。

僕は最初から知っていたので、初回のみSuggested満額払いました。

ちなみに今回はMetには行きませんでした。



また長くなったのでつづく。

2007年11月4日日曜日

アメリカ文化紹介~其の三

せっかくニューヨークに来ているので、ニューヨークでの一日を報告させていただきます。

学生時代の友人二人と手軽なニューヨーク観光をしました。

まず、昼はベトナム料理を食べました。

これは非常においしかったです。



ここでアメリカの食に関して少々。

アメリカというのは不思議な国で、一番の健康問題は「肥満」であります。

確かに太っている方が多く、その太り方は日本とは比べ物になりません。

日本でも最近「金と時間をかけて太り、金と時間をかけてダイエットをする」という悪循環が指摘されていますが、アメリカはまさにそれです。

日本とは本当に比べ物になりません。

彼らは体重や健康に非常に敏感で、スーパーマーケットに行くと、各製品に「まったく手が加わっていないもの」、「脂肪分ゼロにしたもの」、「プロテインを加えたもの」、「ビタミンを加えたもの」などがおかれています。

レストランにアメリカ人と行くと、「これは太りそうな食べ物だ」とか「これ以上食べると太る」とかいう発言がよく聞かれます。

日本人の僕からすると、「そこまでこだわってどうするの?」と思うと同時に、「そんなに気をつけていながらどうしてここまで太っていられるのだろう?」と思ってしまいます。

答えは簡単で、彼らは日本でいう間食を非常に好むのです。

常に何か食べている感覚で、しかも甘いものが大好きです。

食事であっても、クッキー、ケーキ、アイスクリームなどをよく食べます。

日本のように食後につまむという感覚ではありません。

そして、食事の量は気にするのですが、なぜか間食の量は気にしません。

というわけで、軽くアメリカの食文化を紹介させていただきます。

これはよく言われることですが、アメリカの食事に味を期待しないほうが無難です。

日本人には理解し得ないことがよく起こります。

たとえば、チーズバーガー中毒というのがあって、その人は毎日に10個単位でマクドナルドのチーズバーガーを食べるそうです。

ほかにいくら気を使ってもやせるのは難しそうですね。

日本人だけではなく、僕が知っている限りほぼすべての(アメリカから見た)外国人が言っているので、共通認識と見て問題ないでしょう。



で何がいいたいかというと、ではアメリカではおいしいものは食べられないか、ということであります。

答えはyesです。

さすが資本主義の国、高いお金を出せば、かなりの確率でおいしいものを食べることができます。

逆に、日本のように低価格でありながらボリュームたっぷり、そして栄養バランスも抜群、しかもおいしい、などということは滅多にありません。

そのアメリカで、ニューヨークは抜群においしいものを食べられるところであります。

値段も全体的に高いのですが、レベル自体が高いので、他の都市で高い金かけてレストランに行くよりはニューヨークでそこそこの金でレストランに行ったほうがいいのではないか、と思います。

ちなみにそのニューヨークであっても、日本人から見たら、味は???と思うことが多いのではないか、というのが個人的な見解です。

結局何をいいたいかというと、そのアメリカでは考えられないほどベトナム料理がおいしかったということであります。



ここまで来るのに時間がかかりました。

長くなったのでつづく。

2007年11月3日土曜日

アメリカ文化紹介~其の二

今回もはなはだ僭越ではありますが、アメリカ文化について感じたことを、独断と偏見に基づき紹介させていただきます。

アメリカではサッカーは人気がないといわれています。

確かにプロレベルで見ると全く人気がありません。

これは本当に驚くほどみな関心を持っていません。

理由はいくつか考えられると思うのですが、僕が感じるのは以下のような理由です。

・引き分けが多い=白黒はっきりしない

・そもそも点が入らない

・45分間集中してみなければいけない・・・これはテレビ放映に非常に不利です。しかもアメリカ人は45分間もトイレに行かず、食べたいものを買いにも行かず、隣の人と雑談をすることもなく過ごすのは苦手なのではないでしょうか。ただでさえ点が入らないのに、隣の人と話しこんだ瞬間に点を入れられてはたまったものではありません。

・プロスポーツ市場に入る余地がない

などであります。

では、誰もサッカーを知らないか、というとそうではありません。

実際に遊ぶサッカーとしては、みんな結構好きです。

趣味という欄に出てくるスポーツとしては、フットボール、ホッケー、野球などよりも先に来るのではないでしょうか。

実際にそれらのスポーツや設備は危険性などの面から、遊びとして楽しむのはあまり現実的ではないのです。

遊びとして手軽で、しかもプロスポーツとして人気があるのはバスケットボールだけではないでしょうか。

僕が住んでいるClairmont Campusでもよくサッカーをしています。

ヨーロッパのサッカーを見るのがすきという人もたまにはいます。



ただ、さすがアメリカ、彼らはかなり特殊なサッカーをします。

いや、日本のサッカーが特殊なだけかもしれません。

日本でサッカーというと、とにかく走るスポーツ、という印象がありますが、彼らは走りません。

ボールを奪われた瞬間、彼らは仕事が終わったという感じで、休憩に入ります。

奪われたボールを追うことはしません。

それはほかの人がやればいいことだからです。

ルーズボールを追いかけることもしません。

誰かがやってくれるからです。

もちろん全員というわけではありませんが、その割合は日本に比べてはるかに高いです。

最初はアメリカ人がサッカーをわかっていないだけだと思っていたのですが、ラテンアメリカからの留学生も同じような感じです。

当然ブラジル人、アルゼンチン人もそうです。

遊びでやっているだけだと、サッカーは体力は関係のない技術のスポーツではないかと思えてきます。

日本では遊びでやるサッカーでもみんな一生懸命走ります。

というわけで、遊びレベルのサッカーでは、実は日本は非常に特殊なことをやっているのではないか、というのが最近の僕の結論です。



その分技術的な好奇心は非常に旺盛です。

まったく走らないのに、ヒールパスしかせず、しかもヒールパスは抜群にうまい人もいます。

トリッキーなプレーを試して、失敗し続けるのにそれでも試し続ける、という人も結構います。

みなとても楽しそうです。



サッカーは人気がないとよく言われ、確かにそのとおりなのですが、アメリカではサッカーを楽しむことができないというのは正しくありません。

そこらのフィールドでサッカーをしている人たちを見かけたら、是非勇気を持って仲間に入ってみましょう。

そして、全力で走り回ってみましょう。

一瞬にしてヒーローです。

快足ストライカーとして絶賛されることでしょう。

2007年11月2日金曜日

マーケティングに強いということ ~Why Emory? その2

Class of 2009 のHiroです。今回は、私の個人的「Why Emory?」第2回、「マーケティングに強いということ」です。「そもそもマーケティングとは何なのか?」「何かの分野に『強い』ってどういうこと?」といった素朴で根本的な問題もあるのですが、ここではあまり深入りせず、Emoryの特徴と思われる事項について触れます。私の興味にもとづいて、本件ではマーケティングを強調していますが、ファイナンス、不動産、アントレなど様々な興味を持つ人もいて、それぞれのプログラムにも魅力があると思います。本件、あくまでも私個人としての印象と受け止めてください。



��.コカコーラとの関係

 学校の名前のGoizueta(ゴツイ名前ですよね)は、多額の寄付と貢献をしたコカコーラの元カリスマCEOから取られてます。金額は知りませんが、コカコーラから継続的に寄付も受けており、学校として財政的には豊かなようです。ビジネススクールも学問の場ではありますが、資金が豊かな方が「よい教授を招聘できる」「よい学生に奨学金を出して引き止められる」「プログラムの改革を資金的に支える」等の観点からメリットがあります。さて、コカコーラが世界的なマーケティングに力を入れている会社であることに異論を持つ人は少ないでしょう。エモリーとコカコーラは人材の供給源として、経営の共同研究相手として、ケースコンペティションやプログラム、飲料の提供者として相互の関係を深めています。リテール商品のグローバル展開を勉強したいという私にとっては、格好のモデルでもあります。なお、炭酸飲料が嫌いでも入学可能です。



��.GMSC

 GMSCとはGlobal Marketing Strategy Consultancyの略で、実際の企業のマーケティングニーズに対するコンサルプロジェクトを1ターム4ヶ月ほど使って行うというプログラムで、Emoryの一つの売りといってもいいと思います。アトランタに本社のあるコカコーラ、デルタ航空、というビッグネームも含め、アメリカの実際の企業を深く知る機会になります。1チーム7人が組んで、毎日の様にミーティングをしながら、分析から最終プレゼンまで行う大変なプログラムですが、クラスの1/3~1/4程度が参加します。アトランタでのエモリーの企業の密接な関係と、生徒の熱心さを表していると思います。私は今回参加を表明する予定ですが、人気プロジェクトは抽選にもなるため、まだ分かりません。今後ご報告していきたいと思います。



��.集まる生徒たちの意識

 結局のところ、この項目が大きいと思います。マーケティングに興味を持ち、勉強をしたい生徒が集まるから、議論をしても深みや幅が出るのだろうと。私自身は、概念的な議論になるとチームメイトに付いて行くことも難しく、なかなか貢献できていない実情なのですが、日本企業の例などを出しつつ議論に参加していこうと思っています。



具体的な授業や教授についてのコメントは、今後の実体験後に追加していきたいと思います。



Hiro


Elective Class & Valuation Class

はじめまして、MBA2009の佃総一郎と申します。



11月に入ろうとしておりますが、1年生にとってこの時期はやっと一息つける時期になります。入学から怒涛の勢いで背中を押し続けられ、コントロール出来ないままに過ぎていた日々でしたが、mid-term examが終了し、Teaching Styleにも慣れ、テストのスタイルも把握し、自分なりのライフスタイルを徐々に確立できるようになってきます。(いや、そうだと信じたい。)



それと共に、今後の方向性を決める春学期のElectiveを選択する時期になります。

秋学期は6科目で全て必須科目で、内訳は

① Economics

② Decision and Information Analysis

③ Financial Reporting & Analysis

④ Marketing or Finance(どちらか一つ)

⑤ Leading Organization and People

⑥ Goizueta+

となっています。



春学期は、必須科目が4科目、選択2科目となっています。

ちなみに必須科目は、下記です。

① Strategic Management

② Information, Technology & Operations

③ Finance or Marketing (秋と逆のもの)

④ Goizueta+



選択科目の選択で一番悩むのが、看板授業でもあり1年生の春学期にしか取れないGMSC(Goizueta Marketing Strategy Consultancy)を受講するかです。(優先科目を選択していった結果、私は泣く泣く諦めました。)私費の人にはInternshipにおけるアピールポイントになり、社費派遣で来ている人にとっては海外企業との実作業ということで貴重な経験を積むことが出来ます。今年は、Coca-Cola、Deltaなどの企業が名前を挙げておりますが、詳細や魅力は実際に選択される方にお任せします。



さて、これ以外にもこの時期には特別にValuation Classがあります。(今年は10/26,27でした。)来年の夏にInvestment Bankingを希望する人を配慮して、一足早く準備できるように学校側が(外部機関に依頼して)$75で提供してくれます。(実際は$200前後ですが、残りは学校側が負担してくれます。)春先にもAdvanced courseがあると聞いており、学校側の学生の就職活動を出来る限り支援しようとする熱意がものすごく感じられます。他の学校と比べても比較的早い段階で準備をさせてくれていると思います。



実際受講した感想としては、かなり興味深い内容で実際手を動かして身につけていくスタイルで良い授業でしたが、如何せん基礎知識がない私には着いて行くのが精一杯でしたので、希望する場合には事前準備をした方がよいと思います。



Soichiro

2007年11月1日木曜日

アメリカ文化紹介~其の一

現在アメリカはハロウィーン真っ盛りであります。

ハロウィーンが何かは大体皆さんご存知かと思います。

今回はそれに対するアメリカ人の姿勢について。

とにかく彼らは仮装します。

しかも、仮装するイベントだけで仮装するのではなく、いつでもどこでも仮装します。

たった今アトランタからニューヨークに着いたのですが、「え?」というような仮装をいくつも見ました。

まず空港職員が赤いかつらをかぶり、角を生やしていました。

どうやら赤鬼のようです。

勤務中にユーモアを忘れるようでは、アメリカでは生きていけないようです。

ほかにも何を意図しているのかわからない仮装をしている空港職員が少なからずいました。

当然アメリカにはもともと鬼などいないはずなのですが、なぜか最近アメリカでは中国、日本文化が妙にはやっているようです。

刺青なども、「牛」、「力」など、日本人から見ると到底理解し得ないものが多く見受けられます。

カクカクしたところが強そう、ということだそうですが、はあそうですか、という感じですね。

どうせなら思いっきりおでこに「肉」とやっていただきたい。

ほかにも、子供が猿の衣装を着ていました。

飛行機の中で猿がずっとぐずっていたのですが、非常にかわいらしかったです。

地下鉄では、よくわからないですが、明らかに怪しい衣装をお面つきでまとっている人が歩いていました。

どう見てもその中身は筋骨隆々、身長は190cm以上あります。

あの格好で銀行に入ったら逮捕されるんじゃないでしょうか。

店に入るだけでも警報鳴らされかねません。

僕も見た瞬間非常に驚くとともに、ちょっと腰が抜けかけました。

まだまだだなあと思う反面、ちょっとやりすぎじゃないか・・・と思いましたね。

しかしそこはアメリカ、この手のことには寛容なようです。

日本だと悪ふざけが過ぎる、と怒られる前に、公衆の面前で仮装して歩いたりしないと思います。

教室の外でも、勉強勉強の毎日です。