2026年8月29日土曜日

Happy Wife = Happy Life:配偶者のアトランタ生活

こんにちは!CO2027TSです。長かった夏休みも残りわずかとなり、来週からついに2年次の授業が始まります。だらけ切った休みで鈍りまくった頭をちゃんと戻せるか心配ですが、休み明けが怖いのは何歳になっても変わりませんね。

さて、先日のAGOS夏祭りに参加いただいた皆さま、ありがとうございました。これをきっかけに多くの受験生の方に当校を知っていただく機会が持てたこと、在校生一同嬉しく思っています。その中で、当日いただいた質問のうち、これまでブログではあまり触れてこなかったのが、配偶者・家族の生活についてです。我が家は妻が帯同しているので、一例として、普段どんな生活をしているのかを書いてみたいと思います。

我が家の状況

まず簡単に我が家の状況ですが、妻は渡米前まで日本でフルタイムで働いており、現在は休職中です。海外で生活するのも今回が初めてです。私は先に渡米し、妻はビザの関係もあって約3か月遅れてアトランタに来ました。

私はR3で出願したこともあり、ちょうど現政権の方針転換と時期が重なってしまい、妻はそもそもビザ面接の日程がなかなか取れない状態が続きました。当時はビザ発給をめぐる状況もやや不安定で、予定通り渡米できるのか最後まで少し読みにくかったです。このあたりは時期によってかなり変わると思うので、これから渡米される方は最新情報を確認しておくのがよいと思います。一方で日米関係自体は良好ですから、申告内容を正確にすること以外に心配はいらないと思います。

配偶者のビザステータスでできること

配偶者はF-2ビザで滞在することになりますが、運転免許の取得や銀行口座の開設など、日常生活に必要なことは基本的に可能です。一方で就労やフルタイムでの通学には制約があるため、渡米後にどう時間を使うかは一つ大きなテーマでした。

ちなみに妻はアメリカでは運転免許を取得しておらず、このまま取得しない予定です。日本でもほとんど運転していなかったことに加え、我が家は子どもがおらず学校や保育園への送迎などで車が必須という状況でもありません。また本人自身がアメリカでの運転に不安があり、万が一事故などが起きた際に一人で対応する自信がないというのも理由です。後述する語学学校にはシャトルバスで通っていましたが、これは公共交通とは別なので一人で乗っても問題ありません。もちろん免許を取得して普通に運転している帯同者の方も多いため、アメリカでの運転を過度に心配する必要はないと思います。我が家がかなり安全寄りの選択をしている、くらいに考えていただければと思います。

語学学校に通う

では、実際毎日何をしているのかという話ですが、妻の場合は多くの時間を語学学校に通って過ごしていました。渡航前から仕事で英語を使う機会は多少あったものの、英語のアウトプットを集中的に鍛えた経験はなかったため本人の希望もあり同じアトランタにある、Georgia Tech(ジョージア工科大学)の語学講座に2ターム参加しました。

1タームは8週間で、研究者などを対象としたプレ講座だけではなく一般にも門戸が開かれているプログラムです。実際F-1ビザでフルタイム受講している人もいます。授業はReading、Grammar、Writing、Speaking/Listeningなどに分かれており、1科目あたり約600ドルから受講できます。

F-2の場合は履修できる科目数に制限があり、妻は最初のタームで3科目受講しました。ただ思った以上に、というより普通に課題も多くきつかったようで、次のタームは2科目に減らしていました。最初にPlacement Testもあるため、自分のレベルに合ったクラスから始められる点は安心だと思います。

夏休み中はアトランタを離れて旅行することも多かったため、語学学校には通っていません。その代わりこちらで知り合った韓国人の友人らとよく出かけていて、最近は二人だけで旅行にも行っていました。

ちなみに旦那として妻の生活を完全にぶん投げているわけではなく(そのはずです)、土日は一緒に買い物に行ったりカフェなど近場で過ごすことが多いです。アトランタは少し車を走らせると落ち着いた雰囲気の良いエリアやカフェが意外と多く、週末に気軽に出かける選択肢には困りません。また他の記事などでも触れていますが、アジア系コミュニティも大きく、日本を含むアジア系の食品や雑貨、化粧品・日用品などへのアクセスも良好です。一方でまとまった休みが取れるときは二人で旅行することが多く、普段は近場、長期休暇は旅行という感じで過ごしています。

居心地のいいカフェも豊富、混雑も少なめです

Happy Wife = Happy Life

渡米前の最大の心配事は、妻が初めての海外生活で暇を持て余したり生活に馴染めなかったりしないかでした。ただ蓋を開けると語学学校に通い友人もでき、かなり楽しんで生活しているので、非常に安心しています。私はたまに日本に帰って好きなラーメンやスシローに行きたいと思いますが、妻にはそういうのは一切ないようです。まあいいんだか悪いんだかですが、私自身もMBAの授業や自分のやりたいことに集中できており、その意味では本当にいい方向に転んでくれたと思っています。せっかくの米国生活ですから、ただの帯同ではなく友人ができたり新しいことを始めたりしながら、こちらの生活を楽めることは大変ポジティブだと思います。

一点、残念ながらGeorgia Techの語学講座は6月でいったん無期限で休校となってせいまいました。予算面の話などいろいろ噂はありますが、詳細な理由は不明です。周辺には代替となる語学学校がいくつかあり、これまでGeorgia Techに通っていた学生もそちらに流れているようなので現在はその中から次の候補を検討しています。ただこれまで使えていたEmoryとGeorgia Tech間のシャトルが使えなくなるため、我が家としては徒歩圏内で通える学校を中心に探す予定です。何かわかったことがあれば続報します。

今回は妻帯同の我が家のケースをご紹介しました。総じてアジア系コミュニティが大きく、アジア系の食品や雑貨へのアクセスが良いことも海外生活への馴染みやすさという点ではかなり効いていると思います。また、違うケースとしてお子さん帯同の場合の生活や教育については改めてご紹介できればと思います。アトランタをMBA留学先の候補として考えている方で配偶者の生活や子育て・教育など気になることがあれば、在校生も喜んで相談に乗らせていただきますので、ぜひお気軽にコーヒーチャットなどもお申し込みください!

CO2027 TS

GBSのプログラム、学校生活やアトランタ生活についての質問があれば、在校生がいつでもお答えします。お気軽にご連絡ください。

📌 日本人在校生ホームページ:https://emorymbajapanese.wixsite.com/website

📧 日本人会メールアドレス:gbs.japanese-club@emory.edu

2026年8月6日木曜日

MBA1年目を振り返る:Emoryの特徴、そしてアトランタという選択

■告知

8月16日(日)のアゴス・ジャパン MBA夏祭りに日本人在校生が参加します。また8月22日(土)には東京でJapan Emory Alumni Network Receptionを開催します。MBAや当校に関心をお持ちの方は、リンクから当該記事をご確認の上でぜひご参加ください。

■本題

こんにちは。Class of 2027のTSです。

早いものでMBA生活の1年目が終わりました。残りの留学期間は1年、正確にはすでに10カ月を切っています。そこで、今回は1年目を終えた率直な所感をEmory MBAのプログラムとアトランタでの生活を中心にまとめてみました。少し長くなりますが受験を検討している皆さんの参考になれば幸いです。

Emory MBAの特徴

まずは当校をアピールする際によく挙げられる点として、実践重視のプログラムとトップスクールには小さな約150名規模のクラスサイズが挙げられます。実際に学生として1年間を過ごしてみて、この点は事実だと感じています。

実践重視のプログラム

この実践重視の中核となるImpactはEmory MBAを象徴するプログラムになります。実企業の課題に取り組む授業は他校にもありますが、Emoryでは秋学期のStructured Problem Solvingから春学期のImpactまで問題解決やコミュニケーションを1年目のコアカリキュラムに組み込んでいます。その分、相応の時間も必要になり、ここに時間をかけるのが特色です。

私のImpactでの経験はというと、課題設定から議論を重ね、成果物につなげる進め方に苦労しました(Impactの詳細は別記事)。これまでの仕事の進め方が通用せず、フラストレーションを溜めまくっておりました。

一方で、このような経験を通じて、Emoryがここに力を入れる背景も見えてきました。米国のビジネスコミュニケーションでは何を分析し伝えるか(What)だけでなく、どう伝え、相手の関心を引いた上で納得させるか(How)が、時に分析そのもの以上に重視されるように感じます。学校での経験だけで一般化はできませんが、ナラティブや伝え方が評価を左右する感覚は、これまでの仕事ではあまりありませんでした。

同時に、MBAではファイナンスをはじめとするハードスキルにも力を入れたいと考えていました。問題解決やImpact、コミュニケーションに時間を使えばトレードオフがあります。MBAだけで特定分野を完璧に身につけるのは難しいと聞いていましたが、確かに思った以上に時間は限られています。そこで、2年目は少しバランスを変え、元から興味のある分野に集中して取り組んでみたいと思います。

小規模なクラスサイズ

もう一つの特徴であるトップスクールにしては小規模なクラスサイズには恩恵を感じました。学生数に対して機会が多く、希望する機会に競争が激しくて参加できないという場面はほとんどなかったからです。

他方で、少人数かつ日本人が少ないからといって、自然に存在感や繋がりが生まれるわけではありません。前項のWhat、Howに加えてWho、つまり「誰がそれを言っているか」も等しく重要です。日本での仕事と同様、自分がどの程度できる人間で何に強いのかを教授やクラスに認識してもらう必要があり、私も未だアピールが足りていないことがあると感じています。

ここでは2つの特色について私が思うことを書いてきました。これ以外にEmoryがどの分野に強く、どこに弱みを持つかは色々ありますが、この点はぜひイベントやコーヒーチャットなどで在校生に聞いていただければと思います。

春先、キャンパスに咲く桜

アトランタでの生活

学校と同じだけ大切なのはどこに住むか、ということだと思いますが、アトランタを選んだことは、1年住んでみて期待通り良い選択だったと思っています。

最大の強みはNYやLAのような他都市と比べて高い生活・住居コストを負担せずに米国で都市生活ができることです。受験段階で想像が難しい話かもしれませんが、住んでみるとこれが非常に大きいのです。ここは都市・郊外・自然のバランスも良く、生活に必要なものにはまず困りません。日本の食材も容易に手に入ります。一方で車社会であり、車の有無は生活スタイルと行動範囲を左右する点は東京とは異なります。

また学部時代に西海岸へ留学しましたが、ジョージア州を含む米国南部(いわゆるDeep South)はそれまで接点のない地域でした。アトランタ自体は"南部の首都"であり、リベラルな都市ですが、周辺にはより保守的な文化や価値観もあります。人口構成や歴史、文化なども、これまで私が見てきた社会や文化とは異なりますし、日本で一般に描かれやすい米国像ともまた異なります。自分にとって米国は、ビジネスに限らず社会や文化を考える上で無視できない存在です。こうした異なる側面を知ることにも、私は価値があると考えています。

最後に、日本人学生の距離感も心地が良いです。アトランタには日本総領事館や日本人コミュニティがあり、学校でも必要なときには日本人学生で相談し助け合っています。一方で日本人学生が大勢で固まる環境ではなく、学校生活の大部分は自ずと日本人以外の学生と過ごすことになります。この程よいバランスは自分が求めていた環境に完璧にマッチしました。この雰囲気を大事にしつつ、学校内で日本人コミュニティのプレゼンスを拡大することも、残りの期間で取り組みたいことの一つです。

ハイウェイとアトランタの夜景

1年目を終えて

このように1年を振り返ると、MBAが単にハードスキルを学ぶだけの場所ではないことを改めて理解しました。同時に、米国のビジネスやMBAへの過度な崇拝もなくなったように思いますが、自分がこれまでの人生で培ってきたことが強みになる場面もあれば、更なる成長が必要なところも感じています。社会人10年目にして、仕事を離れてこういった経験ができることは本当に貴重なことです。

残り時間もあるようで、もうわずかです。2年目は自分が何を得たいのかをより明確にしながら限られた時間を使っていきたいと思います。

CO2027 TS

GBSのプログラム、学校生活やアトランタ生活についての質問があれば、在校生がいつでもお答えします。お気軽にご連絡ください。

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2026年7月25日土曜日

8/22(土)東京開催 Japan Emory Alumni Network Reception 2026:MBAアプリカント参加募集

2026年8月22日(土)、東京アメリカンクラブにて、毎年恒例の「Japan Emory Alumni Network Reception」を開催します。

本イベントは世界各国に広がるEmoryコミュニティのうち、日本在住の卒業生を中心に交流を深める年次イベントです。今回は例年にない試みとしてEmory MBAへの出願を検討している方にも参加枠をご用意しました。

当日は、日本を拠点に活躍する卒業生や在校生と交流し、MBAでの学校生活、出願、キャリア、アトランタでの生活などについて直接お話しいただけます。出願準備の段階やMBAについての知識は問いません。少しでも当校に関心のある方、これから出願校を検討したい方も、ぜひお気軽にご参加ください。


概要
  • 日時:2026年8月22日(土)17:30~19:30(開場17:00)
  • 会場:東京アメリカンクラブ
  • 住所:〒106-8649 東京都港区麻布台2-1-2
  • 参加費:無料
  • 申込締切:2026年8月12日(水)23:59(日本時間)
  • 申込:こちらのGoogle Formから

注意事項
  • 参加枠には限りがあるため、先着順となります。
  • 定員に達した場合は、申込期限前でも受付を終了する場合があります。
  • フォームの送信をもって、原則として参加申込完了となりますが、申込多数につき参加人数の調整が必要な場合に限り、個別にご連絡します。
  • 会員制施設への入館手続きのため、当日は申込時のお名前を確認できる顔写真付き身分証明書をご持参ください。
  • 当日の緊急連絡先は、参加者に別途ご案内します。
ご不明点は、以下の在校生メールアドレスまでご連絡ください。
gbs.japanese-club@emory.edu

多くの方のご参加をお待ちしています!

2026年7月19日日曜日

デンマークで考えた働き方と社会制度:Global Experiential Modules (GEMS)

■告知

当校は、8月16日(日)開催予定の日本人MBA受験生向けオンラインイベント「アゴス・ジャパン MBA夏祭り」に参加します。当日は日本時間で計2回のセッションを予定しています。

参加登録を含めた詳細はアゴス・ジャパンのHPからご確認ください。

■本題

こんにちは。Class of 2027のTSです。夏休みも折り返しを迎え、在校生はそれぞれの時間を過ごしています。私も帰社後のキャリアを見据えつつ、国内外を旅行するなどして夏休みを過ごしています。

さて、今回は5月の春学期終了後に参加したGlobal Experiential Modules(GEMS)での経験をご紹介します。

GEMSの概要

GEMSは、現地企業や大学などへの訪問を通じて、特定のテーマを海外の文脈から学ぶ約1週間の研修プログラムです。今年度は日本とデンマークの2コースが用意され、私はワークライフバランスとサステナビリティをテーマとするデンマークのプログラムに参加しました。

現地では、Novo Nordisk(製薬・ヘルスケア)、Ramboll(エンジニアリングコンサル)、Ørsted(再生可能エネルギー)、Danske Bank(金融)、Copenhagen Business Schoolなどを訪問しました。なお、プログラムは学生が企画する企業トレックとは異なり、学校から単位認定される正式なプログラムとなっています。

訪問先の一つであるØrstedでの説明

デンマークの企業経営と社会制度

デンマークは一人当たりGDPが日本の2倍以上です。産業構造などの違いもあり単純な比較はできませんが、日本より少ない人口と労働時間で高い付加価値を生み出す背景に関心を持ちました。

今回特に印象に残ったのは、マネージャーが効率的に組織をまとめ上げる一方で、マネージャーからプレイヤーまで仕事を程よく切り上げ、家族や友人との時間を楽しむ、Hyggeという言葉に代表されるようなライフスタイルです。

短期滞在でデンマーク社会を理解したとは言えませんが、理想的に見える制度や働き方ほど、その裏側にある負担や規律、効率性まで見る必要があることは、今回の大きな気づきでした。デンマークの仕組みをそのまま日本に持ち込むことは難しいでしょう。一方で、人々の勤労意欲や手厚い社会保障には意外にも日本との共通点があるように感じられ、部分的に取り入れられる点もあるのではないかと思います。また、日本企業は一般に言われるほど非効率なのか、それとも制度や組織のあり方に問題があるのか、改めて考えるきっかけにもなりました。

いずれにせよ、長期的な視点を持ちながら足元の成果にもこだわり、仕事と余暇にメリハリをつけるコペンハーゲンのあり方に触れられたことは、自分自身の働き方を考える上でも貴重な経験となりました。

CopenHill(ごみ処理場)からの都市景観

海外プログラムに参加する意義

MBAの授業では戦略、組織、金融などを幅広く学びます。一方で、教室での議論が現実の企業経営で起きる問題とは少し離れているように感じ、学んだ内容が実際の問題解決にどこまで役立つのか、疑問が残ることもありました。

今回の企業訪問では、質疑が中心ということもあり、様々な疑問を登壇者に投げかけることで、MBAで学んだ考え方がどこまで現実に当てはまり、どこから企業固有の事情や制度上の制約が影響するのかを考えることができました。また、海外の大企業の経営層とディスカッション出来る機会は、そうあるものではなく貴重な経験です。

また、米国のMBAでは、当然ながら米国企業や米国市場を題材とする授業が多くなります。米国でのキャリアを考える学生にとっては大きな強みですが、私のように卒業後に帰任先があり、複数地域の事業に関わる可能性がある学生にとっては、米国以外の経営や制度にも触れることが重要だと感じます。その点でGEMSは短期プログラムながらも、米国MBAの弱点を部分的に補完できる機会だと考えられます。

今回、米国MBAの文脈で学んだ内容を日本とも異なるデンマークで確かめ、クラスメイトとの議論や雑談を通じて自分の考えを反芻できたことは、GEMSに参加した意義となりました。海外の制度を直に持ち帰るのではなく、日本、米国、欧州それぞれの考え方を比較し、自分なりの判断軸として蓄積していくことが、これからも重要になってくるはずです。

CO 2027 TS

受験生の皆さんへ

GBSのプログラム、学校生活やアトランタ生活についての質問があれば、在校生がいつでもお答えします。お気軽にご連絡ください。

📌 日本人在校生ホームページ:https://emorymbajapanese.wixsite.com/website

📧 日本人会メールアドレス:gbs.japanese-club@emory.edu


2026年6月22日月曜日

告知:アゴス・ジャパン MBA夏祭り

当校は8/16(日)開催予定の日本人受験生向けオンラインイベント「アゴス・ジャパン MBA夏祭り」に参加予定です。

例年、本イベントをきっかけに当校に関心を持っていただいた方から、在校生との個別コーヒーチャットのご相談もいただいておりますので、現在出願に向けて準備をされている方はもちろん、受験生のご家族や今後MBA留学を検討中の方もお気軽に当校のセッションにお立ち寄りください。

当校は日本時間8/16(日)に計2回に分けて参加を予定しております。

参加登録を含めた詳細は以下のアゴス・ジャパンのHPからご確認ください。https://www.agos.co.jp/onlineservices/modules/eventreservation/?op=view&eid=11474

在校生一同、皆様の参加をお待ちしております!

2026年6月8日月曜日

Emory GBSの目玉:Impactプロジェクト

こんにちは。CO2027のTSです。5月に1年次を終え夏休みの旅行第一弾からアトランタに戻ってまいりました。6月はワールドカップなどのイベントもあり、夏休みを満喫したいところですが、今回は当校MBAの目玉科目であるImpactについて私自身の学びの整理も兼ねて経験を共有したいと思います。

■Impactの概要

ImpactはEmory GBSにおける特徴的なプログラムの一つです。1年次のコアターム(秋学期)では全員が共通して理論部分を学び、その後春学期の実践部分で各プロジェクトに分かれて取り組みます。

プロジェクトのカテゴリーは年度によって異なりますが、今年は経営戦略、マーケティング、オペレーション改善、企業価値評価・投資判断、不動産の5つに分かれていました。学生は各カテゴリの中から選んだプロジェクトにアサインされ、春学期の約4か月間をかけて実践に取り組みます。

コンサルティングへの就職に強い当校ならではのハンズオンプログラムであり当校の目玉科目と言ってよいと思います。またこれを一つのステップと捉えて夏のインターンシップに臨む学生も多く、負荷は高い授業です。

■プロジェクトの進め方

守秘義務の関係で詳細は省きますが、私のチームは米国の大手外食企業の成長戦略に関するテーマを担当しました。

私自身のバックグラウンドは非鉄製造業の営業職です。そのため外食業界は全く毛色の違う分野でした。一方で対象企業は規模が大きくコーポレートアメリカの文化に触れられるのではないかと考えたこと、また企業戦略に関わるテーマに取り組みたいという考えからこのプロジェクトを選びました。

進め方については、3月初旬に中間報告を行い5月にはクライアント向けの最終報告と学内での発表の2回を行う点以外は、例えば顧客とのミーティング頻度などもクライアントによって異なります。私たちの場合はまず大きなテーマが与えられ、それをチームで議論しクライアントと適宜すり合わせながらリサーチスコープと実際のリサーチに落とし込んでいきました。

また今回のクライアントはImpactへの参加が初めてだったこともあり、かなり意欲的で通常の報告機会に加えて週1回の報告・相談ミーティングが設定されました。プロジェクトではコアタームで学んだロジックツリーやクエスチョンツリーなどのフレームワークも使いながら問題の特定、リサーチスコープの決定、調査、提言という流れで進めていきました。

Impact のざっくりスケジュール

■難しかったこと

のプロジェクトで特に難しかったのは与えられたテーマから論点を絞り込み実際のリサーチ内容に落とし込むこと、またそれをチーム内とクライアント双方で合意しながら進めることでした。

今回のテーマは複数の海外市場を対象とした成長戦略であり、具体的には既存の外食チェーン店を若い世代にとってより魅力的な体験の場へどう進化させるかというものでした。ただ具体的にどの市場を対象にするのか、どの競合を見るのか、店舗体験・商品・ブランドのどこまでをリサーチ対象にするのかで、かなり労力を使いました。

特に1月から3月初旬の中間報告までは、リサーチスコープが広がったり方向性を固め直したりする場面が多く、かなり大変でした。ExcelやPowerPointで目に見える成果物を作る前にそもそも何を問うべきかを議論する時間が長く続いたため、非ネイティブとしてはストレスを感じる局面もありました。

またクライアントミーティングのリードにも苦労しました。ミーティングのリードは基本的にチームメンバーで順番に担当し、私も3回ほど担当しました。MBA前には海外営業で米国の顧客とも相対していたため、クライアントとのやり取りにはある程度自信がありましたが、実際に米国のドメスティック企業とプロジェクトを進めてみると議論の進め方や合意の作り方は想像以上に違いました。

日本にいた時の米国顧客とのやり取りはあくまで自社と顧客との関係性の中でのものであり、米国企業の会議文化や意思決定の進め方に深く触れていたわけではなかったのだと思います。米国のワークカルチャーについて話を聞くことはありましたが、実際に自分で議論や合意形成をやってみるのは別次元の経験でした。担当者や関係者が変わると前提や優先順位も変わる中で、誰とどの段階で合意を作るのかを考えながら進める必要があり、この点は自分にとって畑違いの分野であったことも含めて大変でしたが、非常に良い経験になりました。

学内発表後の集合写真

■Impactを通じた学び

貴重な経験から多くのことを学びましたが、その中で3つに絞ると次の通りです。

一つ目は、自分で考えることの大切さです。今回、外部コンサルタントの立場で取り組んでみて、どれだけ時間を投下しても自分が実際にその仕事をしていない業界や立場を外から想像することには限界があると感じました。戦術レベルでは理解できることもありますが、オペレーションの実態や組織のカルチャーまで根ざして実効性を伴うことは簡単ではありません。これを踏まえて、自分の会社の戦略や意思決定については外部の知見を活用しつつも、事業や現場を理解している自分たちがグリップして考えるべきだと再認識しました。

二つ目は、マネジメントにおける他者の良いところを見ることの大切さです。チーム内では意見や進め方が異なる場面も多くありましたが、分析の正確さ、資料に落とし込む力、発表で説得力を出す力など、貢献には様々な形があることを実感しました。自分の物差しだけでチームメイトを判断するのではなく、最終的にたどり着くべきところに向けて、それぞれの強みをどう活かすかを考えること、その視点を頭に置くことが大事だと感じました。この点は教科書的にはよく言われる一方で、綺麗ごとのようにも感じていました。しかし、自分自身が留学生という立場になったこともあり、ようやく腹落ちした気がします。

三つ目は、コーポレートアメリカの文化を身をもって学んだことです。今回、米国企業とのプロジェクトを通じて日本での仕事とは異なる部分を多く感じました。一方で、丁寧に前提を揃え関係者の認識を合わせながら進める日本的なやり方が活きる場面もあるのではないかとも感じました。米国でビジネスを進める上で、何を外してはいけないのか、逆にどこはスピードを調整して丁寧にやるべきなのか、その感覚を少し掴めたことは今後の私のキャリアを考えても有意義な経験だったと感じます。

以上が、私のImpactでの経験と学びです。今回書きながら大変だった場面も思い出しましたが、実務、チーム、英語、そしてアメリカ企業との向き合い方を一度に試された点で、MBAでなければ実現しなかった経験だったと思います。

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2026年3月24日火曜日

ワシントンDCで公共政策の授業に参加:企業と政策の関係を考える

 こんにちは! CO2027のTSです。先日1年制MBA、またフルタイムMBA Round 2の合格発表がありました。合格された皆さま、本当におめでとうございます。

さて、今回は春休み期間中にワシントンDCで行われた、Washington Campusという公共政策と企業活動の関係を学ぶ集中講義についてご紹介します。

■概要

このプログラムは3月9日から13日までの5日間におよぶ集中講義でした。内容は議会、行政機関、規制、メディア、通商政策など幅広いのですが、単なる制度の説明ではなく企業が政策形成にどう向き合い、どう関与していくかを実務家から学ぶ構成でした。講師陣は元政府高官を中心に主要メディア関係者、ロビイスト、大手企業の渉外・対政府対応の責任者など、ワシントンDCの各分野の第一線で活躍してきた方々が多く、かなり現場感のある内容だったと思います。

授業では議会と行政府による政策形成の難しさ、戦略的な規制対応と政策提言の重要性、メディア・ソーシャルメディアと政策、米国通商政策の変化、規制プロセスの理解などが扱われました。

授業は講義が中心です

■企業×行政の観点を考える

前々から参加を楽しみにしており、関心を持って各講義に参加したので学びは書ききれませんが、特にアメリカでは企業活動と政策との距離が想像以上に近いことが印象に残りました。中でも感じたのは、企業が政策の影響を受ける存在であるだけでなく、その形成過程に関与することがごく自然な実務として捉えられていた点です。

政策提言やロビイングを扱った講義では、企業による対政府対応は一回限りの要望ではなく、継続的な関係構築と情報提供の積み重ねとして説明されていました。私自身、金属資源を扱う仕事に携わってきたため、行政や立法が事業に影響すること自体は比較的身近に感じていましたが、アメリカでは民間企業が行政や立法に働きかけることが、より自然で、より日常的な実務かつ企業の責任として位置づけられていた点が印象的でした。

また、単に要望を伝えるだけでは良いロビイングにならず、自社の投資や事業が米国経済や地域社会にどのような意味を持つのかを、相手に伝わる形で説明することの大切さも印象に残りました。授業ではこれを 「Narrative:物語」 と呼んでいましたが、単なる「ストーリー」ではなくて、自分たちの存在意義や貢献を、相手が理解しやすい形で筋道立てて示すことだと理解しました。これは政府だけに向けた話ではなく、メディアや地域社会も含めて、自分たちが何をもたらしているのかを継続的に伝えていく、という考え方です。政策提言も、単に政府に直接働きかけるだけで完結するものではなく、メディア対応、業界団体の活用、他社との連携、さらに地域の有力者や市民レベルでの支持形成まで含めた、幅広い戦略として捉えられていると理解できました。

DCでは至る所で桜が推されています

■米国市場における日本企業

プログラム中には、ジョージア州選出の上院議員とそのスタッフにお会いする機会もありました。これはジョージア州関係者向けイベントの一部として設けられたもので、議員本人の話を聞いた後、写真撮影や政策スタッフへの質問もできたのですが、こうした接点がオープンに設けられていることは日本と異なる点であると感じました。

少し話は変わりますが、こうした接点も含めて講師や参加者とのやりとりを通じて感じたのは、日本を筆頭に一部のアジア諸国の対米投資や米国経済への貢献が投資規模に見合うほどには十分認識されていないのではないか、ということです。よって先ほどの話に戻りますが、雇用、地域経済、産業基盤への貢献に関する発信を行政のチャネル任せにせず、民間としても米国の行政や地域関係者にしっかり発信していくことの重要性を強く感じました。

なお、関税については各講義でかなりホットな話題として、やや批判的に取り上げられていましたが個人的にはこの件について報道以上の新たな発見があったというより、これはあくまで一つの政治的イベントにすぎず、その背後にある現政権の狙いやそれを支持する人々の背景を見極めることの方が建設的だ、との考えに改めて至りました。

特に日本企業に籍を置く身として重要だと感じたのは、自分たちがその市場に提供できる価値を過小評価せず、一方で米国経済や地域社会への貢献をNarrativeを持って発信し続けることです。とても当たり前のことのように聞こえますが、これを米国の地で体感できたのは非常に大きかったと感じており、今回の経験はここでの学びにとどまらず、今後の自分のキャリアを通じて大きなテーマになる予感がしています。

CO 2027 TS

受験生の皆さんへ

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2026年1月26日月曜日

気がつけば、CEOプレゼンだった話

■告知

当校のアドミッションが2/7(土)に来日し、東京で志願者および卒業生向けレセプションを開催します。奮ってご参加ください!詳細はこちらのブログ記事、登録はこちら

■本題

こんにちは。CO2027のTSです。年があけて1月から春学期が始まっています。今回は、皆様に学校の様子をお届けする目的で、コアタームの期末試験期間にカリキュラムの一環で実施されたケースコンペ、Growth Weekについて紹介します。

Growth Weekとは

Growth Weekは、実在企業を題材に、短期間で状況分析から成長機会の特定、財務インパクトの試算、実行プランの設計までを行い、トーナメント形式で競うケースコンペです。最終ラウンドまで勝ち進むと、当該企業のCEOに直接プレゼンを行います。

テーマと評価ポイント

今回のテーマはCoca-Cola Companyで、各チームが同社の成長につながるアイデアを10分のピッチと2〜3分のQ&Aで提案しました。

新製品やマーケティング、サプライチェーン、オペレーション改革、M&Aなどテーマ設定は自由ですが、共通して求められたのは、どこに成長余地があり、それが利益成長にどうつながるのかを、信頼できるデータと一貫したロジックで示すことでした。チームで議論し、筆者らは、米国ではまだ浸透していない血糖値に作用する飲料ブランドのM&Aをテーマとしました。

短期間でのチームワーク

準備期間は月曜のお題発表から金曜朝の初回ピッチまで。2回勝ち進むと翌週月曜に最終ラウンド(CEOプレゼン)という短期決戦です。期末試験とも並行するため、最大の制約は時間でした。今回は留学生4人(日本人2名、他国籍2名)のチームで、立ち上がりは比較的スムーズでした。スライドは分担しつつ、ミーティングは短く、その分タッチポイントを増やして認識ズレを早めに潰すなど、効率重視で進めました。

結果と各チームの提案

結果について、筆者チームは善戦し、金曜日のラウンドを2回勝ち抜いてファイナリスト4組に残ることができました。決勝では、筆者チーム以外からはコーラのサブスクリプションビジネス、既存ブランド(Fairlife:プロテイン飲料)を活用した新ターゲットへの拡販など、複数のアプローチが提案されました。

優勝したのは既存ブランドのFairlifeを軸にした提案で、派手さはないものの、既存事業との接続が明確で、実行可能性(feasibility)が高く評価されたのだと思います。実際、CEOからも「実効性の観点で頭一つ抜けていた」とのフィードバックがありました。

コカ・コーラ社CEOらと記念撮影

成熟企業における成長の考え方

今回の結果を通じて、CEOクラスが成長戦略を見る際、単に成長余地の大きさや新規性も然ることながら、「既存の収益基盤とどう接続し、どの確度で実行できるか」を重視している、という点を実感しました。CEOは実行上のリスクも引き受ける立場にあります。そのため、新興市場を狙うM&Aよりも、すでに稼いでいる既存事業と親和性の高い成長の方が、意思決定として合理的に映るのだと思います

米国といえばスピード感のある新規事業や斬新なアイデアにも積極投資、というイメージを持っていた私にとって、自分がこれまで働いてきた日本企業の意思決定の感覚と重なった点は意外でしたが、成熟したグローバル企業のトップであれば、自然な判断基準なのかもしれません。

個人的な収穫

決勝で敗れたものの、学年内の競争を勝ち抜き、観衆を前にグローバル企業のCEOに向けて提案する場まで進めたことは、教室では得難い経験でした。学業面にとどまらず、今後米国で生きていく上で大きな自信になったと感じています。

また、日本でキャリアを積んでいると当たり前に感じられるかもしれませんが、限られた時間で意思決定し、成果物に反映するという点で、成果から逆算した仕事の進め方と現実的なタイムマネジメントは大きな強みになり得るとも実感しました。まだ短い私のキャリアですが、これまで日本で培った力が米国でも評価されたように感じられたのは嬉しい点です。

教員の支援

最後に、アプリカントの皆さんにアピールできる点として、Emoryの協調的な雰囲気を強く感じた経験に触れて結びたいと思います。短期間にもかかわらず、教員が分析面の相談やプレゼンのチェックに、週末の夜まで時間を割いてくれた点は印象的でした。CEOが同席する場で「中途半端なものは出せない」という緊張感があったかも知れませんが、それ以上に、教える側が学生の成功を本気で願い、伴走してくれている姿勢が伝わってきました。

入学前から当校が「少人数で全体的に協調的、教員の支援が手厚い」とは聞いていましたが、今回の経験を通じて、それを実感できたことは個人的に大きな喜びでした。これまでの在校生と同様に、Emoryはどんな学校かと聞かれた際には、私も一層の自信をもって当校をアピールできると思います。

CO 2027 TS

受験生の皆さんへ

GBSのプログラム、学校生活やアトランタ生活についての質問があれば、在校生がいつでもお答えします。お気軽にご連絡ください。

📌 日本人在校生ホームページ:https://emorymbajapanese.wixsite.com/website

📧 日本人会メールアドレス:gbs.japanese-club@emory.edu

2026年1月16日金曜日

【告知】Goizueta Business School 東京レセプション(2/7土)


Goizueta Business School(Emory University MBA)が、出願者・検討者および卒業生向けに東京でレセプションを開催します。

R2出願中の方、R3を検討中の方はもちろん、少しでもMBAに興味がある方は是非ご参加下さい。

当日はGraduation AdmissionのDeanであるMelissa Rapp氏が来日され、また卒業生も参加する予定です。

校風やプログラムを知る良い機会になるかと思います。

■日時:2026年2月7日(土)19:00–21:00

■場所:Andaz Tokyo Toranomon Hills(BeBu)

■締切:2月5日(木)

■参加登録: https://mbaadmissions.emory.edu/register/?id=bb5aee38-7187-4c3b-b350-134e5a449f61



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