class of 2014のRockyですお久しぶりです!
いかがお過ごしでしょうか?
日本は、まだまだ残暑が厳しいと聞いておりますが、アトランタはすでに秋ムード全開です朝と晩は、15℃以下まで気温が下がり、もともと乾燥していることもあり、非常に過ごしやすく(時には寒いくらい)、日差しも弱まっていますので、外の芝生の上で勉強している学生も多く見かけるようになりました。私が数ヶ月前に投稿した「アトランタは、やっぱホットランタ!?」を書いた頃が懐かしいです。
さて、今回は、ガラにも無く真面目に授業について書きたいと思います。そろそろ受験勉強も後半に差し掛かり、受験校の選別に入ってる方々もいらっしゃることと推察します。自分自身も各大学の日本人ページや直接メールを打つなどして在校生や卒業生とコンタクトを取ってエッセイや面接対策に有効な情報を取得したのを思い出します
その中でも必須事項の一つと考えていたのが大学の「授業」に関してです。取りたい興味のある授業や教授に関してたくさん質問しましたし、丁寧にご回答していただきました。授業に関してエッセイ等で触れる触れないは別として、大学のことを知る上でも重要なファクターだと思うので、今回は表題にもありますように終了したばかりのブロック1で受けた授業を紹介したいと思います。
その前に、ゴイズエタの場合、1年生のコア(2012年の秋学期8-12月)は、3つのブロックに分けられており、それぞれ5週間ずつとなっています。各ブロックの間には、一週間のテスト期間があり、テストが終了すると翌週から次のブロックがスタートします。
ブロック1:8/13月~9/7金 (9/10~13が中間テスト)
ブロック2:9/17月~10/19金 (10/22~26が中間テスト、10/29~11/2がキャリアウィーク(いわゆる就職活動イベント週間))
ブロック3:11/5月~12/7金 (12/10~12が中間テスト、12/13~冬休み)
現在は、ブロック2の2週目です。
では、ブロック1の授業のご紹介。ちなみにMBA業界では全員がめちゃくちゃ有名な教授陣です。
■Econ
授業名:Economic Analysis for Managers
教授名:Raymond Hill(Rayhillの愛称で生徒からの信頼も厚い)
http://goizueta.emory.edu/faculty/academic_areas/finance/hill_raymond.html
内容:ミクロ経済学の基礎、デマンドカーブとサプライカーブの分析、マージナルコストなどのエコノミックプロフィット・ロスに関する基本的考え方、競争市場、ゲーム理論 等々
感想:理系出身で大学時代に経済学を勉強したことがなかったので、非常にためになった。世の中に出回っている商品やサービスがどのような意思決定(コスト計算=ブレイクイーブン)により流通しているのか、など超基本的なことを分かりやすく具体例を使いながら学べたのが良かった。
■Finance
授業名:Managerial Finance
教授名:J.B. Kurish (元投資銀行のバンカー、奥さんも同様)
http://goizueta.emory.edu/faculty/academic_areas/finance/kurish_jb.html
内容:コーポレートファイナンスの基礎、お金の現在価値と将来価値、NPVとIRR、債券の評価、株式の評価 等々
感想:コーポレートファイナンスの基礎を本場のアメリカでさらには、元バンカーから学べるのは、非常にいい機会である。ちょうどQE3の話が決定したときなどは、具体的にウォールストリートジャーナスなどの記事を元にアメリカのお金の回り方の構造などを知ることができた。Shinjiが以前「Orientation & Boot Camp!!」書いていたけど、インターナショナルを非常に大事にしてくれる教授は、この人!
■Marketing
授業名:Marketing Management
教授名:Ryan Hamilton(アメリカの若手教授トップ40人に選ばれた!)
http://goizueta.emory.edu/faculty/academic_areas/marketing/hamilton_ryan.html
http://poetsandquants.com/2011/02/11/best-prof-ryan-hamilton/
内容:カスタマーバリューとカンパニーバリューの関係、ターゲッティング、セグメンテーション、ポジショニング、競合との競争、ブランドマネジメント 等々
感想:スタンドアップコメディをしていたということもあって、ユーモア溢れる授業の展開に毎回感嘆している生徒も多い。定期的にCase Write-upというエッセイ提出があるが、授業で学んだツールを実際のケースに当てはめて分析を行うスタイルは、大変やけど、勉強になる。ゴイズエタには、次の春学期にGMSCという実際に企業にコンサルティングを行える授業があり、その下地を築く上でもこのマーケティングの基礎の習得は必須。
■Management
授業名:Management Practice
教授名:Patrick Noonan(普通にしてたら陽気なおじさん!?授業は秀逸すぎる!)
http://goizueta.emory.edu/faculty/academic_areas/isom/noonan_patrick.html
内容:人(会社)がどのように効率的に意思決定を行うか、意思決定を行うまでの「問題設定→リサーチ→分析→意思決定」の各パーツの習得 等々
感想:いわゆるスーパー経営者だったら一瞬で思いつくようなすばらしい考えを凡人でも短時間でできるだけそのすばらしい考えに近づくにはどうすればいいのかをロジックを立てて分析、議論を繰り返すことをチームで組み立てる実践的なスタイルは、非常に有効。
■Statistics
授業名:Data and Decision Analysis
教授名:George Easton
http://goizueta.emory.edu/faculty/academic_areas/isom/easton_george.html
内容:正規分布、Z値・T値分析、二項分布、ポワソン分布、帰無仮説をエクセルを用いて分析 等々
感想:とにかくこの難しい統計学をこんなに楽しく分かりやすく教えてくれる人は他におらん!
Rocky