米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2013年8月11日日曜日

本コース開始に向けてのオリエンテーション(8/5~8/9)


こんにちは。Class of 2015きっての長老、誰も最近はそのように呼ばないMATことまっちゃんです!

渡米直後こそは住宅の手続きや電気・ガス・水道等のインフラ、携帯電話や日用品の買い込みに加え、サマースクール(PMEL)のケースやリーディングの予習で忙しかったものの、7月中旬頃よりは多少慣れたこともあり徐々にゆとりが出始め本コース開始に向けての充電期間という感じでした。


余談ですが、私には10月に6歳になる娘と2歳になる娘の二人の娘がおり、家族に先立って渡米をして生活環境をセットアップし、落ち着いた後に家族が渡米するというスケジュールを組んでいたのですが、家族の渡米が本コース開始直前の8/10で設定していたことを今になって少し後悔しています。
というのも、本コースはやはりPMELの比ではなく宿題も出ますし、そもそもDomesticが加わってきて英語力のハードルが一気に上がり苦闘するのは見え見えの状況なので、この段階において家族の生活環境が整っていることがとても大事なのだと改めて思った次第です。
私は特に長女の学校でかなり悩まされており、またその辺についてはご報告をさせて頂きます。


話は戻って今週はその充電期間が終了し、本コース開始に先立って、Class of 2015全員が参加をするOrientationが開催されました。
簡単にスケジュールを記載しますと、

  • 8/5(月)、8/6(火)@Emory University / 座学中心
    • MBAプログラムの概要説明
    • Diversityの重要性を理解させるための寸劇+ディスカッション
    • ケーススタディー(本コース開始に向けてケーススタディーというものを学生に理解させるためのもの)
    • 就職活動関係(レジュメ、インターン等)、学内インフラ(図書館等)、等々
  • 8/7(水)~8/9(金)@Twin Lakes / Activities中心(ミニキャンプ)
    • Outdoor/Athletic Activities
    • Cultural Highlights(各国、各州単位で学生達がそれぞれの文化を4分程度で紹介)
    • Lecture by Dean(オリエンテーションの総括)、等々

のような感じです。

はじめの2日はいずれも簡単な朝食やコーヒーを授業前に、またお昼にはグループを分けてランチを楽しめるよう用意されており、食事を取りながら学生同士のコミュニケーションを深めたいという大学の配慮を感じました。また後半の2泊3日のキャンプもチームビルディングが主体であり、また、夕方からはビールやワインも用意され各国、各州文化をそれぞれ紹介をするCultural Highlightが催されるなど、“チームワーク”、“協調性”、“相互理解”といったことがMBAでは非常に重視をされているというのが伝わって来ました。

特に後半のキャンプ期間中では、2日半にわたってず~~~っと一緒に生活をしているので他の学生達と本当に仲良くなります。夕方5時にプログラムが終わって7時までの自由時間では、体育館でバスケットボールをしたり、プールで泳いだりバレーボールをするなどスポーツを通じてコミュニケーションを図る機会もありました。
また食事後もエンドレスで騒ぎ飲み明かすことも可能なので、人によっては真夜中まで踊り狂ったり深夜3時頃まで飲み明かしたりと、それぞれがそれぞれのやり方でお互いの交流を深めることが出来ました。

我々日本人がCultural Highlightで何をやったかというと、詳細は秘密ですが、日本のサブカルチャーを紹介しました。日本というとみんな寿司、天ぷらといった食文化や侍、忍者といったイメージが強いようですが、アジア人からはアニメや漫画についての関心の高さも感じました。そこで我々は日本のアニメとポップソングを紹介して好評を博することができました。


渡米をして気がついたことなのですが、先人が苦労をして培ったレピュテーションに我々は助けられています。学生はもちろん現地のアメリカ人も含めホンダやトヨタといった日本車を愛用している人々は非常に多いですし、家電製品に対する信頼感も非常に高く、それらの製品を通じてアメリカ社会での日本人や日本に対する信頼感が形成されている気がします。したがって我々日本人学生はそのようなよい印象を汚すことなく、むしろもっとよりよい日本人像を作り上げるべくそれぞれ努力をしなくてはならないと思いました。

このキャンプを通じ、PMELから一緒の韓国人や台湾人、一部の中国人の学生はもちろん、全世界から来た学生達との交流を深めることが出来ました。これから2年間を一緒に過ごすことになるので、時には助けてもらったり時には助けられたりしながら更に信頼関係を構築し、MBA後も深い関係を維持できる仲間を一人でも多くつくるべく、クラスの中ではもちろん、クラス外でのクラブ活動等を通じて交流を図って行きたいと思います。

いまGoizueta Business School(GBS)の受験を検討している皆さんも、色々なところで話を聞いてMBAの一つの大きなメリットはネットワークを作ることだと聞いたことがあるかもしれません。私はまだオリエンテーションを終えた段階にいるだけですが、このキャンプ等の経験を通じて、今後の2年間でGBSの仲間たちと掛け替えの無い関係を作り上げることのできると確信しています。

ぜひ皆さんもGBSを機会があれば一度訪れて、その環境のよさと人のよさに触れることでGBSコミュニティーの快適さを感じて下さい。
そして大変な受験勉強の中、更に勉強に対する意欲を掻き立てることができれば幸いです。



Class of 2015 MAT