米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2010年4月18日日曜日

選択科目履修

先日、次年度秋学期の選択科目の履修登録がありました。



ゴイズエタでは、必修であるコア科目の他に、1st year の春学期に3-4科目、2nd year の秋と春にそれぞれ4-5科目のエレクティブ(選択科目)を履修します。(もちろん、これ以上選択することも可能です。その余裕があればですが。。。



履修登録は、スケジュールに基づきオンラインで行います。みな一斉に登録をするので、IT系バックグラウンドの私はついサーバ負荷は大丈夫かとか、ネットワークは大丈夫かとか心配をしてしまいましたが、考えてみれば1学年160人の学校ですのでレスポンスも快適で、早いもの順ですが取りたい科目が取れないことは稀のようです。



履修登録では、約40科目の選択肢から、事前に配布されるコースディスクリプション、事前説明会、過去の日本人の諸先輩方の残されたありがたーいコースフィードバック、カリキュラムのスケジュール等々勘案し、またファイナンス、マーケティング等といったコンセントレーションの希望がある人は、各科目がどの区分になっているのかを気にしながら、その中で自分の趣味趣向にあった科目を選択します。



私は、特にコンセントレーションを希望している訳ではないのですが、なんとなく職業柄か、ISOM(Information System and Operation Management)エリアの科目に興味が行くようで、それらが多めになっています。



前学期は当校の看板教授の一人であるProf. Patrick NoonanによるDecision Modeling(意思決定モデリング論?)の授業を目玉に履修しましたが、これが噂に違わぬ非常に秀逸な授業でした(未だ終わっていませんが。。。



教授は元McKinseyのマネジメントコンサルタントで、授業はよくオーガナイズされています。前半はExcel Solverや@Riskなど、ややテクニカルな内容が多いのですが、特に後半は、ケースを利用しながら、例えば保険プランの選択問題から、社会貢献活動を行うべきかの判断まで、問題の整理の仕方、意思決定の手順、現実問題へのモデルの適用方法を体感することができました。まあ、それらのツールが業務へ直ぐに活かされるかはともかく、頭の中の整理の仕方として非常に参考になるのではないでしょうか?



この授業、ファイナルプロジェクトとして、現実問題と授業の内容とを絡めたグループ研究成果を最後に発表する機会があるのですが、せっかくですので、私は自身の関心のあるテーマ(業務に関係あるもの)としたいと思い、それを伝えた上で、アメリカ人2人とアジア人3人のチームを構成しました。



実はこのようにチームを編成する際にもエモリーの利点を感じる今日この頃です。スモールコミュニティーということで顔と名前も一致しやすいので、チーム参加の呼び掛けもし易く、思っていた以上に気軽にチームに参加してくれます。もちろん、自分が考えていることを事前に伝えたりと、工夫は必要だったりしますが、低レベルの私の英語力を考えると、いわゆる「ガツガツ」した(学生間の競争意識の高い)学校では敬遠されてもおかしくないかと思うのです。



正直この時期、各クラスとも佳境になってきて、プレゼンやアサインメントの嵐でなかなか思ったようにグループワークも進まないのですが、そういった中で、こういったテーマにしたことはモチベーション向上に繋がってよかったと思います。ただし、”いいだしっぺ”ですので、手は抜けませんし、毎回打合せでは、仕切りを期待されますが。。。



SO