日本人受験生のキャンパスビジットが例年の数倍に上り、受け入れ側としては嬉しい悲鳴の今日この頃です。
受験生の皆様の中には、複数校に合格して、そろそろ行き先を決めなければ・・・という方もいらっしゃると思います。
行き先を決めるにあたり、既婚者の方々にとっては「家族の生活環境」も重要なパラメータの一つとなっていることでしょう。
参考になるかどうかはわかりませんが、我が家を例としてエモリーの生活環境についてご紹介します。
私の場合は、当初は自分のことだけ考えて受験校ポートフォリオを作ったのですが、
実際に合格してから急に家族のことが気になり始めました。ちなみにうちの家族構成は以下のとおりです。
私(渡米時33歳)
理系院卒。金融機関に勤めること8年。日本生まれ日本育ち。コミュニケーション能力に自信無し(英語はもちろん、日本語でも…)
妻(渡米時3○歳)
英米文学科卒。でも英語は苦手。職場結婚後、専業主婦暦6年。人付き合いは上手な方だと思う。
長女(渡米時5歳)
幼稚園に年少から通い、年中の一学期が終わったところで渡米。超人見知り。
次女(渡米時3歳弱)
日本では未就学。天真爛漫。人見知りの兆候アリ。
妻と娘たちがアメリカ生活に馴染めなかったらどうしよう…と少し不安に思い始めたのは、ちょうど今くらいの時期でした。
私は2月にキャンパスビジットをしたのですが、そのときは学校の雰囲気だけではなく、生活環境にも注目しました。
実は3校ビジットしたなかでエモリーは第三志望(笑)だったのですが、ビジット後に第一志望に急浮上しました。
要因のひとつは学校や学生の雰囲気の良さ(フィーリング)、そして、もうひとつは家族の生活環境でした。
以下に私がポイントとしたところを挙げていきます。
1.アトランタとエモリー ~大都会でもなく田舎でもない~
アトランタ国際空港から車で30分ほど、位置的にはダウンタウンの北東にエモリー大学はあります。
渡米前は「アトランタは大都市」というイメージを持っていたのですが、ダウンタウンを抜けると高い建物のかわりに緑が多くなります。
エモリー周辺は閑静な住宅街といった雰囲気です。緑が多くても、それほど田舎ではなく、スーパーやレストランもたくさんあり、ほどよい感じです。
「緑の多い田舎の大学に行きたい」と思っていたのですが、正直なところアメリカの田舎をなめてました。
生活に不便さを感じるほどの田舎はちょっと…。その点、エモリーは、ほどほどなところが良かったです。
2.治安 ~思ってたほど危険ではない~
家族持ちとしては治安は非常に気になるところです。残念ながらアトランタは全米のなかでも犯罪発生率が高いと言われています。
しかし、実際には一部の危険な地域が都市全体の犯罪発生率を上げているという状況で、
エモリー周辺は一応高級住宅地(?)となっているため危険な雰囲気はありません。朝夕は一人でランニングしている女性も見かけるくらいです。
3.気候 ~温暖で過ごしやすい~
妻が寒さに極端に弱いため、私がニューヨーク州のとある大学に合格したときは、
ネットで天気予報を調べてマークが7つ並んでいるのを見て凹んでました(笑)
アトランタは南部にあるため、カリフォルニアやフロリダほどではありませんが、温暖な気候です。
実際に住んでみると以下のような感じでした。
春
短いです。冬が終わってダウンジャケットはもう要らないかなぁと思った翌週からいきなり夏になりTシャツで過ごすことになります。
夏
長くて暑いです。5月くらいからプールに入れます。真夏は燃えるほど暑いというか熱いのですが、湿度が低いため日陰に入れば涼しいです。
熱帯夜で寝苦しい…ということもありません。ほぼ連日晴天で、夕方にスコールのような雨が降ります。
秋
秋も短いですが、紅葉を楽しむことができます。
冬
東京ほど寒くないのですが、一日の寒暖の差が激しいです。日中は15度以上なのに朝晩は0度近い…といった感じです。
雪は滅多に降らず、昨年めずらしく10cmほど雪が積もったときにはアトランタの都市機能が麻痺しました。
4.食生活 ~日本食材が普通に手に入る~
日本の食材はたいていのものは手に入ります。味噌・醤油はもちろんのこと、おたふくソースも売ってます。
カレーやシチューのルー、そば・うどん等の麺類も入手可能です。娘たちは頻繁に納豆を食べています。
我が家の夕食は日本にいたときと大して変わりません。今日の献立は、ご飯、ワカメの味噌汁、ヒレカツ、サラダでした。
そう言えば、魚率が下がって、肉率が上がりました。魚が高いわりにあまり美味しくない一方、肉が安くて美味しいのが原因です。
朝食は我が家は元々パン派だったので、食パンからベーグルに変わったくらいです。
と、ここまで書いて疲れてしまいました(笑)
実際の妻と娘たちの生活について書いていくつもりだったのですが、続きはまた明日ということで。
Masa
Class of 2012