Class of 2013のTomoakiです。
さて、アメリカ発のMBAですが、日本でもかなり知名度が増してきており、
実際に企業のCEOや重役でもMBA卒業生の就任が目立ってきました。
実際にどのような人たちがMBAを卒業して、実業界で活躍しているのでしょうか。
今回は、数あるMBA出身の重役の中で、著名な方々を紹介していきたいと思います。
以下、5人に絞って略歴を書いていきます。
��.樋口 泰行
・松下電器産業のエンジニア出身で、1991年にハーバード大学MBAに入学。
・松下電器からコンサルタントに転職。
・45歳にヒューレットパッカード社長。その後ダイエー取締役社長としてダイエーの再建に着手。
・2007年からはマイクロソフト日本法人のCOOに就任。
・著書に「愚直論」、「変人力」。
��.富山 和彦
・ボストンコンサルティングに入社。
・1990年にスタンフォードMBA sloan校に入学。
・産業再生機構でCOOを務める。
・産業再生のスペシャリストとして、経営共創基盤を設立し、茨城交通や岩手自動車などの支援を手掛ける。
・著書に「挫折力」、「会社は頭から腐る」
��.新浪 剛史
・三菱商事に入社。
・1990年にハーバード大学MBAに入学。
・2000年にローソンに出向し、2002年にローソンの社長に就任。
・関係著書に「砂漠で梨をつくる」
��.原 丈人
・中央アメリカの考古学に従事。
・スタンフォードMBAを卒業後、29歳で光ファイバー事業を起業。
・その後、情報通信技術分野でベンチャー企業の育成と経営に関わる。
・財務省参与や産業構造審議会委員などを務める。
・著書に「国富論」
��.玉塚 元一
・旭硝子に就職。
・サンダーバード大学でMBAを取得。
・日本IBMに転職後、ファーストリテイリング社の柳井正社長と出会い、2002年にはファーストリテイリング社の社長兼COOに就任。
・2005年に同社を退職。リヴァンプ代表、ロッテリアのCEOを歴任後、2011年にローソンの最高執行責任者に就任。
これらの方々はあくまで僕が著作を読んだので、紹介させて頂いただけなのですが、
みんなMBAについては異なった意見を持っています。
例えば、1.の樋口マイクロソフトCEOは、ハーバードMBAでかなり苦労をしていました。
ハーバード大学では成績が下位5%に入ると退学になるのですが、一度大学側から「このままでは退学になる可能性がある」と通知を受けて、真剣に勉強を開始。
最終的には卒業することができましたが、そこで得たケーススタディーの知識などは現在でも役立っていると聞きます。
ちなみに、ローソンの新浪社長も同時期にハーバードのMBAに在学していました。
一方で、2.の富山さんや4.の原さんはスタンフォードのMBAに対して、「MBAに対して過度に期待しないこと」と著作で言っています。
成功した人でも、MBAに対する思いは様々ですね。
他にも、元モルガン銀行東京支店長の藤巻健史さん(Kellogg卒業生)、富士ゼロックス元会長で現経済同友会幹事の小林陽太郎さん(Wharton卒業生)など著名な卒業生が目白押しです。
もし興味があれば、こういった著名なMBAホルダーの方々が書いた本を読んでみると、色々と勉強できます。