米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2018年3月4日日曜日

交換留学生(シンガポール)から見たGoizueta Business School


皆んこんにちは。

シンガポール国立大学のBusiness School (Class of 2018) から交換留学生としてEmory(Goizueta)に来ていますKenです。今回は外部の視点から見るEmory(Goizueta)の魅力について書かせて頂きます。本投稿が少しでも皆さんのお役に立てるようであれば幸いです。
(MBAでは学校によって交換留学という制度を用意しており、期間限定で提携した学校同士で学生を交換し合い、単位交換も可能な仕組みになっています。)


 <Emory(Goizueta)の魅力:カリキュラム編>
1.     時間割
Emoryでは日中の授業は75x 2/週で行われます。(イブニングの授業は18:30-21:15までの2時間30x 1/週で行われます。)ちなみにNUSでは全ての授業が2時間45x 1/週で行われていました。どちらが優れているとは一概には言えませんが、NUSは学外での課外活動の時間を充実させために、極力学生の拘束時間が少なくて済むように時間割を調整しているようです。英語がバリバリに出来る方であれば全く問題はありませんが、私のような海外経験が多くなく、かつ英語で苦労している者からすれば、1回当たり75分という授業時間は、集中力を持続させた上で授業に臨める最適な時間割でした。また週2回授業が行われるため、週前半の授業内容をしっかり消化した上で後半の授業に取り組めます。これは学習内容の理解度を高めるという観点からみても理想的なカリキュラムであると私は感じました。

2.     定量分析に強い/重きを置いている
Emoryではどのクラスにおいても定量的に分析を行う姿勢が求められます。さらに分析したアウトプットをそのまま相手に伝えるのではなく、組織内のどのメンバーに説明しても理解してもらえるように、内容を噛み砕くスキルも合わせて鍛えられます。これは学んだ内容を卒業後にビジネスで活用し、実際にビジネスを動かしていくことを意識した内容だと言えます。もちろん定性的にケースを分析する力も必要ですが、さらに一歩踏み込んで、いかなる課題においても定量的に掘り進める力を養えるEmoryの授業は素晴らしいと感じました。

3. ケース/レクチャーの比率
3点目はケースとレクチャーのバランスの良さです。レクチャーばかりだとビジネスへの応用が難しい。ケースばかりだと基礎力がないので真の問題解決力が身につかない。その点Emoryの授業はこの2つのバランスが上手に取れているなと感じました。もちろん授業により状況は異なるかとは思いますが、私が受けている授業では、週の前後半でレクチャーとビジネスケースの両方を行う場合が多いです。レクチャー部分で基礎力を身に付け、ケース部分でビジネスへの応用パターンをひたすら考えていきます。両方の視点をしっかり押さえられているので、課題に対する理解度や納得度が全く違いました。

<Emory(Goizueta)の魅力:番外編>
1. KEGS
詳細は他の方に譲りますが、KEGSとはKeep Everyone at Goizueta Social の頭文字でできた造語であり、毎週木曜日の夕方ビジネススクールの1階で、無料で食事とお酒が振る舞われるという太っ腹なイベントです。普段話すことのないクラスメートや教授陣と密なコミュニケーションが取れるため、アメリカ社会に溶け込むには最高のチャンスです。下記は参考までに日本人が主催したKEGSについてのブログです。
KEGSについて(過去ブログ)>
http://goizueta-japan.blogspot.com/2018/02/japan-kegs.html

2. 人の良さ
とにかくアトランタには感じの良い人が多いです。挨拶をする、お礼を言う、席を譲る、明るく振る舞うなど当たり前のことかもしれませんが、多くの人が自然にこれらのことが出来ています。日本人は仕事や子育てで日々忙殺され、普段の生活を心から楽しめている人はそれ程多くないと思います。アトランタの人々の自分自身の人生を前向きに楽しく過ごす姿勢を少しは私も見習わないといけないなと感じました…。

3. 日本食の入手性
意外かもしれませんが、日本の食材は割と簡単に手に入ります。(値段は少々お高めですが...)
また日本食を食べられるレストランが何軒もあるため、食事の面で困ることは皆無です。私は4か月間の短期滞在のため車を持っておりませんが、UberやLyftなどの配車サービスが発達していますので、いつでもどこへでも快適に出かけることが出来ます。これらの点を考慮すると、アトランタは家族を連れて来られる方にも適した素晴らしい場所だと言えます。(Goizuetaを志望される方々は、実際にアトランタに来て自分自身の目で生活のしやすさを判断されるのが良いかと思われます。)


以上がNUS(シンガポール国立大学)からEmory(Goizueta)に来て感じた魅力です。

NUS Business Schoolに関して今回は多くを語りませんでしたが、もし欧米のMBAだけではなくアジアのMBAにも興味があるという方は、私の友人(NUSの同級生)がアジアMBA全般を詳しく紹介するサイトを運営しておりますので、そちらをご一読願います。

<参考:アジアMBAの紹介サイト>
https://asiamba.net/category/asiamba/


読みにくかった部分も多々あったかと思いますが、最後までお読みいただき本当にありがとうございました。


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最後に、最近はキャンパスビジットのご連絡をいただくことが増えました。ビジットに際して在校生との面談や住居見学を希望される場合は、以下の情報を付記してご連絡をもらえると、対応者の調整などがスムーズに進みます。ご協力を宜しくお願いします。

<キャンパスビジットについて(過去ブログ)>
http://goizueta-japan.blogspot.com/2017/11/blog-post_30.html

 <ご連絡を頂く際に付記いただきたい情報>
・出身業界
・興味のあるプログラム(1-Year or 2-Year)、授業など
・面談を希望する在校生のバックグラウンド(ファイナンス、コンサルなど)
・渡米後の生活環境(家族帯同/単身など)

<連絡先>
goizueta_jp_student@googlegroups.com