■告知
8月16日(日)のアゴス・ジャパン MBA夏祭りに日本人在校生が参加します。また8月22日(土)には東京でJapan Emory Alumni Network Receptionを開催します。MBAや当校に関心をお持ちの方は、リンクから当該記事をご確認の上でぜひご参加ください。
■本題
こんにちは。Class of 2027のTSです。
早いものでMBA生活の1年目が終わりました。残りの留学期間は1年、正確にはすでに10カ月を切っています。そこで、今回は1年目を終えた率直な所感をEmory MBAのプログラムとアトランタでの生活を中心にまとめてみました。少し長くなりますが受験を検討している皆さんの参考になれば幸いです。
Emory MBAの特徴
まずは当校をアピールする際によく挙げられる点として、実践重視のプログラムとトップスクールには小さな約150名規模のクラスサイズが挙げられます。実際に学生として1年間を過ごしてみて、この点は事実だと感じています。
実践重視のプログラム
この「実践重視」の中核となるImpactはEmory MBAを象徴するプログラムになります。実企業の課題に取り組む授業は他校にもありますが、Emoryでは秋学期のStructured Problem Solvingから春学期のImpactまで問題解決やコミュニケーションを1年目のコアカリキュラムに組み込んでいます。その分、相応の時間も必要になり、ここに時間をかけるのが特色です。
私のImpactでの経験はというと、課題設定から議論を重ね、成果物につなげる進め方に苦労しました(Impactの詳細は別記事)。これまでの仕事の進め方が通用せず、フラストレーションを溜めまくっておりました。
一方で、このような経験を通じて、Emoryがここに力を入れる背景も見えてきました。米国のビジネスコミュニケーションでは何を分析し伝えるか(What)だけでなく、どう伝え、相手の関心を引いた上で納得させるか(How)が、時に分析そのもの以上に重視されるように感じます。学校での経験だけで一般化はできませんが、ナラティブや伝え方が評価を左右する感覚は、これまでの仕事ではあまりありませんでした。
同時に、MBAではファイナンスをはじめとするハードスキルにも力を入れたいと考えていました。問題解決やImpact、コミュニケーションに時間を使えばトレードオフがあります。MBAだけで特定分野を完璧に身につけるのは難しいと聞いていましたが、確かに思った以上に時間は限られています。そこで、2年目は少しバランスを変え、元から興味のある分野に集中して取り組んでみたいと思います。
小規模なクラスサイズ
もう一つの特徴であるトップスクールにしては小規模なクラスサイズには恩恵を感じました。学生数に対して機会が多く、希望する機会に競争が激しくて参加できないという場面はほとんどなかったからです。
他方で、少人数かつ日本人が少ないからといって、自然に存在感や繋がりが生まれるわけではありません。前項のWhat、Howに加えてWho、つまり「誰がそれを言っているか」も等しく重要です。日本での仕事と同様、自分がどの程度できる人間で何に強いのかを教授やクラスに認識してもらう必要があり、私も未だアピールが足りていないことがあると感じています。
ここでは2つの特色について私が思うことを書いてきました。これ以外にEmoryがどの分野に強く、どこに弱みを持つかは色々ありますが、この点はぜひイベントやコーヒーチャットなどで在校生に聞いていただければと思います。
| 春先、キャンパスに咲く桜 |
アトランタでの生活
学校と同じだけ大切なのはどこに住むか、ということだと思いますが、アトランタを選んだことは、1年住んでみて期待通り良い選択だったと思っています。
最大の強みはNYやLAのような他都市と比べて高い生活・住居コストを負担せずに米国で都市生活ができることです。受験段階で想像が難しい話かもしれませんが、住んでみるとこれが非常に大きいのです。ここは都市・郊外・自然のバランスも良く、生活に必要なものにはまず困りません。日本の食材も容易に手に入ります。一方で車社会であり、車の有無は生活スタイルと行動範囲を左右する点は東京とは異なります。
また学部時代に西海岸へ留学しましたが、ジョージア州を含む米国南部(いわゆるDeep South)はそれまで接点のない地域でした。アトランタ自体は南部の中でもリベラルな都市ですが、周辺にはより保守的な文化や価値観もあります。人口構成や歴史、文化なども、これまで私が見てきた社会や文化とは異なりますし、日本で一般に描かれやすい米国像ともまた異なります。自分にとって米国は、ビジネスに限らず社会や文化を考える上で無視できない存在です。こうした異なる側面を知ることにも、私は価値があると考えています。
最後に、日本人学生の距離感も心地が良いです。アトランタには日本総領事館や日本人コミュニティがあり、学校でも必要なときには日本人学生で相談し助け合っています。一方で日本人学生が大勢で固まる環境ではなく、学校生活の大部分は自ずと日本人以外の学生と過ごすことになります。この程よいバランスは自分が求めていた環境に完璧にマッチしました。この雰囲気を大事にしつつ、学校内で日本人コミュニティのプレゼンスを拡大することも、残りの期間で取り組みたいことの一つです。
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| ハイウェイとアトランタの夜景 |
1年目を終えて
このように1年を振り返ると、MBAが単にハードスキルを学ぶだけの場所ではないことを改めて理解しました。同時に、米国のビジネスやMBAへの過度な崇拝もなくなったように思いますが、自分がこれまでの人生で培ってきたことが強みになる場面もあれば、更なる成長が必要なところも感じています。社会人10年目にして、仕事を離れてこういった経験ができることは本当に貴重なことです。
残り時間もあるようで、もうわずかです。2年目は自分が何を得たいのかをより明確にしながら限られた時間を使っていきたいと思います。
CO2027 TS
GBSのプログラム、学校生活やアトランタ生活についての質問があれば、在校生がいつでもお答えします。お気軽にご連絡ください。
📌 日本人在校生ホームページ:https://emorymbajapanese.wixsite.com/website
📧 日本人会メールアドレス:gbs.japanese-club@emory.edu
