2025年1月11日土曜日

MBAの学びを日本の実務でどう活かしていくか

ご無沙汰しております。Class of 2024のK.Nです。昨年9月に帰国し、10月からは派遣元企業に戻り、新たなポジションで働いています。社会復帰してまだ数ヵ月ではありますが、Emory GBSへの留学は私のキャリアにおいて大きな転換点であり、MBAで得た知識や経験をどのように日本のビジネス環境に適用するかを試していく毎日でした。

現在、私は管理職として主に法人営業部門の事業計画策定とその実行管理を担当しています。今回のブログでは、私がMBAで学んだことをどのように実務に活かしているのか、そしてMBAを通じて得られた思考がどのように日本での実務に役立っているのか等を少し紹介できればと思います。

1. MBA留学で強化した問題解決スキル

MBAでは、経営学やファイナンスだけでなく、多様なバックグラウンドを持つクラスメイトとの議論やチームプロジェクトを通じて、問題解決におけるラテラル思考が磨かれたと感じています。ラテラル思考とは、従来の枠にとらわれず、横断的に物事を捉える力のことです。

例えば、現在携わっている業務では、複数のサービスライン(SI、SaaS、BPOなど)が混在しており、パフォーマンスの集計や分析の複雑化を招いています。この問題に対し、実態を整理しながらサービス毎の収益性や成長性を見える化、各サービスの貢献度を定量化する等、MBAで学んだ課題整理や問題解決の思考、そして統計分析やビジュアライズの知識を使っています。そしてデータドリブンな意思決定に繋げることで、現場と経営層の両方が納得できる事業計画となるよう日々意識しています。

また、MBA中に何度も実践したストーリーテリングの技術を駆使し、データを用いた論理的な説明と、共感を呼ぶビジョンを伝えることで、関係者の賛同を得ながらステークホルダーを上手く巻き込み部門間調整の対応を進めています。

MBAではケーススタディ等を通じて膨大な課題解決の実践を積みました。結果、自分なりのToBeの描き方、そこへのアプローチ、手段の検討/整理や実践方法等における「型」を見つけることができたと思います。同時に、どのような課題であっても、メンバーや環境がどうであれ、それに立ち向かっていく胆力が身につきました。このスキル(マインド?)は今後のキャリアでも確実に役立つと思います。

2. 心理的安全性の確保の大切さ

MBAでのグループワークでは、全員が自由に意見を述べられる心理的安全性の重要性を学びました。これは自身がマイノリティーに立てたことで場の雰囲気づくりや、リーダーからの声かけ等の重要性を身をもって体感することができました。この学びを、今のマネジメントで実践しています。

特に大切にしていることは、オープンなコミュニケーション文化の醸成です。チームミーティングでは、全員が意見を言える場を設け、意図的に議論の余地を残すようにしています。これにより、意見やアイデアが増え、チームとしてのアウトプット品質の向上に繋がっていると感じています。また、考えがまとまっていない状態でも気軽に発言することを推奨しており、私やリーダークラスのメンバーが言語化のサポートを行っています。経験の浅いメンバーであっても議論に貢献できる環境を築いており、チームの一体感も感じやすくなっています。

3. キャリアの成長を加速するMBAの魅力

最後に、MBAは単なる学位ではなく、自分自身を成長させる経験だったと思っています。現地での厳しい授業、異文化の同級生との切磋琢磨、そして多様な価値観に触れる経験は、私をより柔軟で挑戦的なビジネスリーダーへと変えてくれました。

私がMBAで得たスキルや考え方は、帰国後の実務において課題解決力、チームマネジメント力、ビジョンを描く力として間違いなく活きています。これらの力は、単に業務を円滑に進めるだけでなく、部下や周囲の人々を鼓舞し、組織全体を成長させる原動力になっていると日々感じていますし、同時にそうしないといけないという義務感も感じています。

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このブログを見ている多くの受験生は2nd出願、Interview練習等、MBA受験も終盤に差し掛かっている方が多いと思います。健康には留意しながらも、ぜひ最後まであきらめずに全力で走り切ってください。皆さんが描くキャリア実現の道のプロセスにEmory GBSがあれば幸いです。興味がある方はお気軽に日本人在校生のMLまで連絡いただければと思います。

日本人在校生ホームページ:https://emorymbajapanese.wixsite.com/website Goizueta

日本⼈会メールアドレス: gbs.japanese-club@emory.edu

2024年12月30日月曜日

1年目Fall Semesterの振り返り ①

こんにちは。Class of 2026のMTです。

自己紹介ブログから少し時間が経ってしまいましたが、約4ヶ月間の濃密なFall Semesterを無事に終えたので、渡米からこれまでの出来事を2回のブログに分けて振り返りたいと思います。

6月〜7月 PMEL参加

GBSでは、8月からの授業に先立ち、1ヶ月間のPMEL(Pre-MBA English Language Program)というプログラムが提供されています。このプログラムは英語が母語ではない学生を対象に、Reading、Listening、Writing、Speakingのスキルを強化する目的で行われます。参加は必須ではありませんが、少しでも語学力を向上させたかった&授業開始前に生活基盤を整えたかったことから、このプログラムに参加することを決め、6月末から渡米しました。

PMELでは主にビジネスケースやビジネスピッチを題材に、ディスカッション、論評、プレゼンテーションの練習を行いました。講師はGeorgia Tech Language Instituteの2名が担当しており、褒めて伸ばすスタイルの先生と厳しく指摘して鍛えるスパルタスタイルの先生というアメとムチの絶妙なコンビで楽しくかつ学びのある1ヶ月となりました。

このプログラムを通して、クラス内での発言が評価されるParticipationの文化に触れることができ、自分をプッシュする良い訓練になりました。また、MBAの授業で頻繁に用いられるケーススタディに事前に触れることができたため、とても有意義だったと感じています。さらに、PMELに参加したことで、PMELのクラスメイトたちと深い友人関係を築くことができました。Fall Semester中は、彼らと支え合いながら勉強に励むことができた点も非常に心強かったです。また、生活面ではクラスメイトや先生たちと情報交換をしながら、アパート契約、免許取得、車購入など、生活基盤を整えることができ、大変助かりました。(とはいえ、トラブルは数え切れないほどありました・・・。)


PMEL修了後の集合写真

 

8月オリエンテーション・Fall Semester(Block1)開始

今年のクラスサイズは約130人でした。ここから、約65ずつの2つのセクションに分かれて、Fall Semesterのコア授業を共に受けます。さらに、各セクションでは6人程度のスタディーチームが編成され、チーム課題がある場合はそのメンバーと取り組む仕組みになっています。チームメンバーは国籍、バックグラウンド、性別を考慮してプログラムオフィスが決定し、初日に発表されます。オリエンテーション期間中は、チームビルディングやクラスメイトとの交流を目的とした研修やハッピーアワーなど、さまざまなイベントが用意されていました。私は特に人見知りするタイプではないのですが、初対面の方々とたくさん話す機会があり、楽しい反面、少し気疲れすることもありました。そのため、体力が求められる1週間でもありましたが、新しい環境で多くの刺激を受け、とても充実した時間を過ごすことができました。

 


チームメンバー(アメリカ人3人+バングラディッシュ人1人+韓国人1人+私)


名物チームビルディング研修@米軍基地

 

8月中旬からいよいよFall Semester(Block1)が始まりました。 Fall semesterはBlock1~3の3つのブロックに分かれており7科目の必修授業を受けていました。各クラス週2,3回授業があり、毎日何かしらチームもしくは個人課題及び予習が課されるため、昼休み及び放課後は基本的にチームと集まって課題に取り組んでいました。また、土曜日はFinanceとEconomicの補講(1週間の復習)が開講されていたため、理解が追いつかない時は参加していました。8月は特に、クラスメイトの名前を覚えるのに苦労したり、チームに貢献できていない自分に焦りを感じたり、予習課題の多さに圧倒されたり、授業で発言できなかったりと、「できないこと」ばかりに悶々とする日々でした。それでも、声をかけてくれる友人がいて、放課後一緒に勉強してくれる仲間がいたおかげで、楽しく学校に通うことができました。また、家事はかなり疎かになってしまいましたが、パートナーにたくさん助けられ、本当に感謝しています。

 

Block1の時間割

9月Block1試験・2泊3日の弾丸旅行

Block1の試験が9月中旬にありました。試験前の土日もクラスメイトと図書館にこもって勉強したのは良い思い出です。大学生時代は、いわゆるテスト前の詰め込み型人間だったのですが、こちらでは日々の授業に関するクイズや課題があるため、自然と学びが定着していると感じていました。そのため、Block1の試験勉強は過度な負担を感じることなく、挑めたように感じます。また、一部のクラスではcheat sheetといって、A4用紙1枚のカンニングペーパーをテストに持ち込むことができます。そのため、試験前は授業内容を復習しながら、cheat sheetを作成することが主な勉強方法となりました。この作業を通じて内容の整理ができ、効果的に試験対策ができたように思います。


試験前:クラスメイトによる個別指導

 


Block1終わりの打ち上げ(プログラムオフィスが用意してくれます)

 

試験後は、2泊3日でアリゾナ州のPetrified Forest National ParkとMeteor Craterを訪れました。試験後の休みは特に設けられていなかったため、金曜日から日曜日にかけての弾丸旅行となりましたが、アメリカに来て初めての旅行で、ようやく一息つけた瞬間だったように思います。壮大な景色や大自然に触れることで、試験勉強の疲れが癒され、良いリフレッシュの時間となりました。


約2億年前の珪化木 表土の風化により地表に出てきているそうです。

 


約5万年前に衝突した隕石によって形成されたクレーター

 

以上、簡単にはなりましたが6月〜9月の振り返りです。Emory GBSでの生活をイメージする際に、今回の内容が少しでもその助けになれば幸いです。10月〜12月の振り返りは1月に投稿できればと思います。

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受験生の皆様は、これから面接に向けて本格的に準備されるかと思います。何かご質問があれば、お気軽にEmory 日本人会のメールアドレスまでお問い合わせください。また、キャンパスビジットの相談もお待ちしております。

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