ということで、今回は、あと2つ残っている試験がうまくいくことを祈る意味も込めて、この秋学期をアカデミックな視点から振り返ってみたいと思います!
2013年秋学期は8月12日(月)~12月11日(水)の4ヵ月間で、3つのブロックと呼ばれる期間に分かれていました。1ブロックの授業は4~5週間行われ、その後1週間程度の試験期間がある、ということが繰り返されます。そして今、今学期最後の試験期間に至っているというわけです。
Goizuetaでは、全ての必修科目を1年生の秋学期で履修することになっており(Leadership関連の必修科目については1年生春学期および2年生秋学期にも1科目ずつあります)、私たちClass of 2015はこの4ヵ月間で8つの必修科目を履修しました。履修した科目は次の通りです。
① Economic Analysis for Managers(経済学)
② Managerial Finance(ファイナンス)
③ Data and Decision Analytics(統計学)
④ Marketing Management(マーケティング)
⑤ Management Practice(学んだ知識を応用していかに問題を解決するか?という総合的な科目)
⑥ Financial Reporting and Analysis(会計学)
⑦ Leading Organization and Strategy(組織・戦略論)
⑧ Process and Systems Management(オペレーション)
各授業についてもう少し詳しく知りたい方は、過去の記事をぜひご覧下さい。①~⑤についてはこちら(④のマーケティングについては、今年から担当がManish Tripathi教授に変更になりました)、⑥と⑦にについてはそれぞれこちらとこちらをご覧下さい。
どの授業もそれぞれ単体で充分に素晴らしく、多くの学びを得ることができるのですが、さらにGoizuetaでは、学期の中でそれぞれの科目を履修する時期を適切にコーディネートすることで科目間の相互作用を促し、学生たちがより多くの学びを効果的に得られるよう絶妙な配慮がなされています。
8科目全ての授業が4ヵ月間ずっと行われていたわけではなく、上の図にあるように時期をずらして行われたのですが、このスケジュールが、非常によく考えられたものなのです。
例えば、ブロック1で学んだ経済学の知識や考え方が、ブロック2から始まる組織・戦略論の授業で企業分析をする際に使われたり、ファイナンスの授業で学んだ資本コストに関する指標が会計学の授業でも登場し、企業の財務諸表から導き出される指標との関連性が説明されたりします。また、マーケティングで学んだ需要予測の方法論や、組織・戦略論で学んだ企業全体の戦略を考える際のフレームワークは、オペレーション戦略を考える際にも重要でした。
それぞれの知識に何度も触れることでその定着度が高まるのはもちろんのこと、知識を断片的なものとしてではなく、有機的に結び付けて学ぶことができます。
そして極めつけは4ヵ月間を通して授業が行われたManagement Practiceの授業です。この授業は、他の授業で学んだ知識を活かして、ビジネスにおける実際の問題をどのように解決するかということを、文字通りPracticeするような授業です。最終課題は、秋学期に学んだことを総動員して行うプレゼンでした。
このようにGoizuetaのMBAプログラムは、必修科目の時点からビジネスについて実践的かつ総合的な知識・スキルを身に付けることができる非常に質の高いものになっています。
ぜひみなさまにも実際のところを肌で感じていただければと思いますので、キャンパスビジットにどうぞお越し下さい!
あいにく今学期の授業は終了してしまいましたが、2014年春学期の授業は1月13日(月)から始まります。また、授業がない間もお問い合わせには喜んでお応えさせていただきますので、日本人在校生メーリングリストまでお気軽にご連絡下さい!
今年もあとわずか、今年度の受験を考えていらっしゃる方は、出願のピークに入りますね。日本はかなり寒くなっているとのこと、体調には充分留意され、ぜひ万全の態勢で臨んで下さいね。
Class of 2015
Gucci