米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2008年6月16日月曜日
アメリカ文化紹介~其の五十一
上の写真は今日食べたBen & Jerry'sのアイスクリームです。
どうやら日本にはないらしいという話を聞いたことがあり、僕も普段はアイスクリームを食べないので、わざわざ食べに行ってみたわけです。
詳しいことはわからないのですが、日本には以前一度進出して撤退したという話も聞きます。
アメリカではハーゲンダッツと並んで有名なアイスクリームだそうですが、ハーゲンダッツに比べてバラエティーに富んだ味付けがしてあるのが特長だそうです。
確かに、看板やパッケージのデザインを見ていても、ハーゲンダッツが堅実、荘重なイメージを漂わせているのに対し、Ben & Jerry'sは遊び心に富んでいる快活なイメージを前面に出しています。
このあたりの差別化を互いにはっきりさせているのもアメリカらしいですね。
マーケティングの授業でつかえそうです。
しかしこのボリュームで4.09ドルでした。
値段だけ見ると高いのですが、ボリュームを考慮するとお得な感じがしなくもないという気がします。
今日はたまたま映画を見ていて気になったトピックを紹介させていただきます。
映画の中のせりふで「Kleenexをくれ」というものがありました。
これは「ちり紙をくれ」という意味です。
アメリカ人にとっては当たり前の表現なのですが、知らない人にとっては何のことかわかりません。
Kleenexというのは僕がGMSC(「アメリカ文化紹介~其の六」参照)でお世話になったKimberly-Clarkの主力商品なのですが、アメリカでは有名すぎてちり紙の代名詞になっているのです。
このように、アメリカでは常識でも日本人にとっては何のことかさっぱり、ということは結構あります。
典型的な例は動物の鳴き声です。
オリエンテーションのときに、目隠しをして動物の鳴き声を自分で出し、その鳴き声をしている他の人を探し出す、というアクティビティーがありました。
これは本当に困りました。
たとえば犬であれば、日本語なら「ワンワン」で決まりです。
しかし英語なら「bow-wow」で決まりなのです。
犬は有名だから知っていますが、他の動物も同じように違うので、手の施しようがありません。
しかもそういうことをするとはしらなかったので、準備はゼロでした。
というわけでそのときは一人取り残されてしまいましたが、おかげさまで文化の違いを痛感することが出来ました。