米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2008年7月18日金曜日
アメリカ文化紹介~其の七十八
上の写真は、大リーグのオールスター期間中にヤンキースタジアムのすぐ外に開設されたバッティングケージの様子です。
これは、Modell'sという野球関係のグッズの店とNikeが協力してオールスター期間中に運営しているものだそうです。
ここではただでバッティング練習(一人6球)をさせてくれる上に、バッティング練習をするとソフトクリームがこれもただでもらえます。
というわけで、やらないわけにはいきません。
ボールはマシンから出てくるのですが、僕はマシンが苦手でいつもタイミングが合いません。
こういうときにはどうしても格好をつけたくなるものです。
「いいところを見せてやろう」と思う反面、「空振りしたらどうしよう」とかなりびびっていました。
ところが、なぜかその時に限って調子が良く、ことごとくミートすることが出来ました。
4球目くらいから拍手が起こってきて、最後の球をジャストミートしたときには今まで受けたことのないほどの拍手を受けました。
そして、終わったあとは子供たちに「握手をしてくれ」といわれたので、握手をしてきました。
はっきりいって、ヒーロー気分です。
子供たちからあんな羨望のまなざしで見られたことは、今までありません。
人からほめられたり、拍手を受けたりすることは、いくら年をとっても嬉しいことです。
さて、大リーグのオールスターはその試合自体もとても面白いのですが、そのほかにもいろいろと見所があります。
まず、前述のとおりNikeはグッズ用品店と提携してプロモーションを行っています。
それが同時にソフトクリーム事態の宣伝になっていることも明らかです。
そのほかにもスナックや飲み物が球場の外で配られています。
オールスターを利用して、ここぞとばかりに宣伝をしているのです。
Niketownでは店に入った瞬間にCracker Jackが飛んできますし、ポスターを配ったりもしています。
一人一つまでなどというけちな縛りはなく、欲しい人はいくらでも持っていきます。
配るほうも、もらってくれるのならいくらでもあげるといわんばかりです。
日本でもないことはないと思うのですが、ここまで気前がいいのはアメリカならではだなあと思います。
僕はいろいろもらえたのはいいのですが、日本人の性でもらったものは残さず食べないと気が済まないので、ちょっと胸焼けがしてしまいました。
アメリカ人はいらないと思うと、残っていてもすぐに捨ててしまいます。
郷に入っては郷に従えとはいいますが、このあたりは抵抗があるところです。