米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2008年7月16日水曜日
アメリカ文化紹介~其の七十七
上の写真は先日行った大リーグのオールスターのFutures Gameの様子で、一緒に写っているのはPhilladelphia PhilliesのPat Gillick General Managerです。
試合前に球場内を散策していたところ、どう見ても大リーグの各球団のスカウトたち、という一団がいました。
「この人たちがスカウトなんだ」と思ってじろじろと見ていたところ、どこかで見たことのある顔がいくつかありました。
その中にNew York YankeesのGeneral ManagerであるBrian Cashmanと、前述の Gillickがいたのです。
Cashmanは松井選手、井川選手を獲得したGMですし、GillickはMariners時代にイチロー選手を獲得したGMです。
両者ともワールドチャンピョンに複数回輝いており、経験、実績ともに抜群で、大リーグの大物中の大物といえるでしょう。
こんな人たちに会えるとは思ってもいなかったので、久しぶりに体中が震えるほど緊張してしまいました。
Futures Gameとは現時点ではマイナーにいる選手たちのオールスターです。
マイナーの各リーグにはそれぞれのオールスターがあるので、Futures Gameはマイナー全体のオールスターといえます。
近い将来メジャーで活躍することが嘱望されている金の卵たちばかりで、コアなメジャーファンにとってはたまらない一戦です。
ただ、チケットが高かったせいか、あまり人は入っていませんでした。
その点も僕にとっては好都合であり、先ほど紹介させていただいたようなセレブたちに至近距離で接することができたのです。
Futures Gameのあとには往年の名選手たちによるソフトボール大会もあったので、そちらのほうをむしろ楽しみにして、昼の暑い時間帯は外出を避けたファンも多かったのかもしれません。
いずれにせよ、期待していた試合の中身以外にも収穫の非常に多いイベントでした。
MVPにはBoston Red SoxのLin選手が輝いたのですが、Red Soxとライバル関係にあるYankeesの地元New Yorkだけあって、Lin選手の表彰とインタビューの時にはすさまじいブーイングが飛んでいました。
オールスターなのにそこまでするか、という感じでしたが、あらためてニューヨークという場所の特性を思い知らされた気がしました。