米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2008年9月6日土曜日

Goizuetaでの生活~其の九十一



上の写真は今日のLead Week3日目の様子です。



今日は全体を二つのグループに分けて、午前と午後でグループを入れ替えました。

僕は午前は「Active Listening Skills」、午後は「Feedback for Improvement」でした。



Leaderにとって聞く耳を持つことが大事であることはアメリカでも変わらないようです。

数人一組になって円を作って、一人一つの文を全体で一つのストーリーになるように作ったり、二人で一人の人に左右から話しかけ、聞いている人が二人の話をどれくらい理解できるかを競ったりしました。

このようにすることによって、聞くことがいかに大事か、そしていかに難しいか、ということを学ぶのです。



Feedbackのセッションでは、まず自分が過去に働いた経験から、その会社でフィードバックを与えるという習慣があるか、そしてそれがうまく行っているかどうかのディスカッションをしました。

アメリカではフィードバックを与えるということが会社の中で体系化されていることが多いようですが、それがうまく機能している例はまれなようです。

ただ、日本ではそのような文化はほぼ全くないと思うので、その点においてはアメリカのほうが進んでいるのではないでしょうか。

アメリカ人の友人の一人は、「立場が上の人間3人のフィードバックをしなくてはいけなくて、大変だった。」と言っていました。

日本では上司のフィードバックを部下がするということ自体が、非常にまれなことだと思います。

このあたりの、組織をいかにして機能させるかという取り組みはアメリカで盛んに行われており、それは国レベルから個人レベルにまで及びます。

ディスカッションのあとは実際にフィードバックを与えるという練習をしました。

いくつかの種類のフィードバックを試すことによって、どのような違いがあるかを理解し、それぞれの場合にどのような手段をとるべきかを学びました。



そして最後は写真にあるように、一列になって前の人と後ろの人の肩揉みをして終わるという、よくわからないけど盛り上がった終わり方になりました。

いよいよ明日で今週のLead Weekが終わります。