米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2008年4月30日水曜日
アメリカ文化紹介~其の二十五
上の写真は先日Atlanta Hawksの試合を見に行った(「Goizuetaでの生活~其の三十二」参照)ときの写真です。
ちなみに僕は今回のプレーオフは見にいけていません。
昨日HawksがプレーオフでBoston Celticsに一勝してしまったことを最後にチラッと紹介させていただきましたが、なんと昨日の夜も勝ってしまいました。
これではサッカー日本代表がブラジル代表に二連勝してしまったようなものです。
しかし、本当に大げさではなく、それほどすごいことなのです。
奇跡としか言いようがありません。
NBAには30チームありますが、その中から16チームがプレーオフに進出できます。
その中で、Celticsは最高勝率(66勝16敗)、Hawksは最低勝率(37勝45敗)です。
しかもConference内の順位によってHawksはプレーオフに進出できましたが、NBA全体で見るとHawksの勝率はしたから12番目です。
さらに、NBAの常識を考慮する必要があります。
NBAではプレーオフに出られるチームの数が多いため、プレーオフ進出が見込めるチームのシーズン序盤、そしてプレーオフ進出がほぼ確実になったチームのシーズン終盤は露骨に手を抜く傾向があります。
主力選手が試合時間の半分くらいしか出なかったりするのです。
それを考慮すると、Celticsはそのような試合の中で落としたものが数試合はあるでしょうし、Hawksはそのおこぼれにあずかった試合が少なからずあるはずなのです。
つまり、実際の勝率差よりも実力差ははるかに大きいのです。
そんなCelticsとHawksのプレーオフ第一ラウンドは2勝2敗のタイになっているわけで、これはもう今年のNBAで一番の驚きといっても過言ではない状況なのです。
もう何が起こってもおかしくない、いざ行けHawks! といいたいところですが、そううまくは行かないでしょうね。
まだタイですし、地力の差はいかんともしがたいものがあります。
Celticsの主力が二人くらい怪我かなにかで欠場しない限り難しいでしょう。
とは言いながらも、「もしや」と期待してしまうのがファン心理であります。
この時点でCelticsは相当あせっているはずですし、Hawksに失うものはありません。
周囲もここまで来ると「Hawksが勝ったりしたほうが面白いんじゃ。。。」と思ってくれているかもしれません。
本当にHawksが勝ってしまったらNBA史上に残る大事件になるでしょう。
というわけで99%無理だと思うけど、そこを何とかHawksには頑張ってもらいたいと思います。