米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2008年8月12日火曜日
アメリカ文化紹介~其の百二
上の写真は先日Shea StadiumにNew York Metsの試合を見に行ったときのチケットです。
このチケットはインターネットで見つけました。
僕が使ったウェブサイトの仕組みは非常に簡単で、そのウェブサイトに「チケット売ります」と投稿している人に連絡を取り、待ち合わせ場所を決め、個人売買でチケットを交換します。
僕は試合当日にウェブサイトを検索し、試合開始直前にチケットを入手しました。
球場近くで交換したのですが、球場周辺というのはあまり治安がよくない場所なので、なんだが麻薬取引でもしているかのような気分になり、ちょっと怖かったです。
しかも、チケットが本物かどうかはわかりません。
今年は昨日(「アメリカ文化紹介~其の百」参照)も紹介させていただいたようにShea Statium最後の年なので、偽もののチケットが出回っているようなのです。
しかもかなり組織的に偽チケットを作っているという噂で、素人の僕に本物かどうかわかるはずもありません。
そして、チケットに関しては、本物かどうか以外にも問題があります。
MLBの最近のチケットはバーコードで管理するようになっており、入り口ではバーコードを読むことによってチケットを判別しているのです。
そして、一度読まれたバーコードは一括管理されていて、同じチケットで二度入ることはできません。
ただ、チケットには何も跡がつかないので、チケットを見ただけではそれが使われたチケットかどうかわからないのです。
これを利用して、一度球場に入り、それを誰かがまとめて外に持ち出して売るということも行われているようです。
これだと、チケットそのものは本物でも、球場に入ることはできません。
というわけで、今回の野球観戦は最初から最後まで緊張のしっぱなしでした。
入場できた(=チケットが本物であることがわかった)ときは、本当にほっとしました。
そんなに高いお金を払ったわけではないので、チケットそのものの値段だけならまだいいのですが、多くの人の見ている前で「偽ものをつかまされた」ということがわかるとちょっと格好悪いなあ、と思っていたのです。
今想うといい思い出ですが、そのときはまるでくじ引きでもしているような気分でした。