米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2008年8月6日水曜日

アメリカ文化紹介~其の九十八



上の写真はNiketownのランニングシューズのディスプレイの様子です。

靴とペットボトルを秤にかけており、要するに「靴はペットボトル一本より軽い」ということのようです。

ランニングシューズ(に限りませんが)は軽さVSクッション性&耐久性の勝負です。

その軽さをアピールしているのです。

ちょっとしたアイデアですが、言葉で説明するよりもこのようなディスプレイを見たほうがわかりやすいですし、印象に残ります。

マーケティングにおいては、当然論理は必要なのですが、如何に直感的に消費者に商品の性能(=売り)を伝えられるかどうかが非常に大事なのです。

言われてみると当たり前なのですが、「この靴の重さは何gで、それはこの靴の一つ前のモデルの何gよりも何g軽い。」と言われるよりも、「この靴はペットボトル一本よりも軽い」と言われたほうが、なんとなく分かった気になります。

その「なんとなく分かった気になる」ことが大事で、そこから「じゃあ実際にどれくらい軽くなったんだろう」とか「ペットボトル一本の重さはどれくらいなんだろう」、「靴の実際の重さはどれくらいなんだろう」という疑問がわいてきて、消費者は主体的にその商品にのめりこんでいくのです。



ところで、昨日のNike Run Clubで、Coach Cane(「アメリカ文化紹介~其の八十七」参照)がいきなり全員の前で「自分は日本でも有名らしい」という話をし始めました。

何の話をしているのかと思ったら、どうやら自分の名前を検索しているうちにこのブログを見つけたらしいのです。

そのことがCoach Caneのブログに載っているので、下にアドレスを貼らせていただきます。

http://citycoach.typepad.com/weblog/2008/08/im-big-in-japan.html?ref=nf

しかしこの時代どこで誰が何を見ているかわかりませんね。

翻訳機能を使うと一発で訳されてしまうので、日本語で書いているからといって安心は出来ません。

訳されて困るようなことは書いていないので別に問題ないのですが、昨日はちょっとびっくりしました。