米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2008年8月29日金曜日
アメリカ文化紹介~其の百十八
上の写真は昨日行ったUS Open Tennis 2008の試合会場の一つの様子です。
ご覧のように、まだ満員というわけではありません。
僕はテニスにあまり詳しくないので当然選手の名前も知らなかったのですが、あまり有名な選手ではなかったのでしょう。
昨日も紹介させていただきましたが、昨日観たテニスはとにかく臨場感がありました。
これは有名選手の試合でも、最後の方の試合でもなく、人が少なかったことも一つの要因だと思います。
昨日観た限りでは、その臨場感は、静かさ、距離の近さ、ボールの見やすさによってもたらされていると感じました。
そのうち静かさに関しては、昨日紹介させていただきました。
距離ですが、これはテニスコートがほかのプロスポーツの会場に比べて小さいこと、コートのすぐ周りから観客席になっていることが要因だと思います。
たとえば、野球やフットボール、サッカーは試合会場がずっと大きく、フットボールやサッカーの場合は、実際にプレーしているエリアから観客席が少し離れていることもあります。
そのような点においてテニスに近いのはバスケットボールだと思います。
試合会場も小さく、コートのすぐ周りから観客席になっています。
決して静かでない点はテニスと大きく異なりますが、実は共通点が多いのがバスケットボールではないかと思います。
また、コートと観客席が隣接しているのは、そのスポーツの性質を表している一つの例だと思います。
つまり、比較的平和なスポーツであるということです。
観客席がプレーをする範囲から離れているのにはいろいろな理由があると思いますが、警備が必要で、ファンの乱入を防ぐというのが大きな目的の一つのはずです。
たまに乱入者がいたり、選手が危害を加えられたりすることも過去にはありましたが、テニスというスポーツにおいてはそのようなことが比較的少ないということではないでしょうか。
試合会場のつくりを見ると、コートに乱入するのはそう難しくはないはずです。
そのような会場での試合を運営するのは相当大変なはずですし、確かに入場の際のセキュリティチェックは厳しかったです。(これは最近どのスポーツでもそうですが)
大きなバッグは持ち込み禁止で、小さいバッグも中身をチェックされます。
面倒ではあるのですが、そのような努力によってテニスの魅力が守られているのかもしれません。