■告知
9/27(土)11:00~、受験生向けの個別ウェビナー を実施予定です。詳細はこちらのブログ記事、登録はこちら!
■本題
こんにちは、CO27のTSです。9月最初の月曜日はLabor Dayで三連休。窓を開け、家でのんびり。3ドルのどデカいバケツアイスを食べながらこの記事を書いています。超甘党、ジャンク好きの私にとってアメリカは夢の国です。そんな私ですが、渡航直後は生活環境の立ち上げ、安定化に苦労しました。特にコミュニケーションは、留学生にとって大きな壁です。
現地での住居は大学から徒歩15分ほど。渡航後の1〜2週間はホテル暮らしをしながら、銀行口座の開設や、物件探しと入居手続きを進めました。住居の内見、契約、電気やネットの開通。どれも初めてでしたが、先輩のアドバイスや歴代日本人の残したマニュアルに助けられました。
日本のおもてなし文化に慣れていると驚くのは、こうした各手続きでレスが遅いこと。そしてメールより対面でのやり取りが優先されることです。私の場合も、入居手続きは順番ではなく、その場の担当者次第で進み方が変わる印象でした。
さらに、日本では一律が当たり前の手続きも、同時期に入居した同級生とプロセスが異なるなど、担当者の裁量で変わるのは、個人主義の強い「アメリカあるある」だと感じました。
![]() |
内見時の様子、どの家も広々しています |
私が最も苦労したのは、自分の要求の“トーン”でした。入居後もしばらくは施設利用やメンテナンスで管理事務所とのやり取りが続きましたが、強めに伝えても後回しにされているような気がしていたのです。
ある日、後回しになっていた住居のバルコニードアの修理について、「今日は一段強く主張してみよう」と意気込んで事務所を訪れると、すでに受付前に医学生風の女性がいました。彼女は担当者に次のように迫っていました。
「空調の修理を依頼しているのに、何日経っても進まない。何をしているのか。私は医学生で、患者に接するので体調を崩すわけにはいかない。これは入居者に対してDisrespectfulだと思う。」
日中の暑さでエアコンなしはブチ切れ案件だろ...と思いつつ、語気は強めでも声を荒らげず、淡々と筋道立てて要求を伝える姿が印象的でした。日本なら苛立ちをぶつけてしまう場面かもしれませんが、彼女は怒りをDisrespectful という“言葉の選び方”に込めつつ、落ち着いた態度を崩さない。その姿勢に「なるほど、こうすれば相手に伝わるのかも」と学ばされました。
それ以来、私も直接足を運び、要求の内容・期限・態度を明確に伝えるよう心がけました。やり取りは以前よりスムーズに。加えて、何度も顔を出したことや、「How is it going today!」といった、相手との関係性を作るスモールトークを多少オーバーにすることを意識したのも効いたのかもしれません。
この経験を通じて、現地でのコミュニケーションのコツを少しずつ掴んできた気がします。もちろん、まだ試行錯誤の途中ですが、渡航初期に得た大きな学びの一つとなりました。
さて、今回は住居編の経験でした。もう一つの大きなプロジェクトである自動車(免許取得を含む)では、相反するようですが、感情を言葉に乗せて主張することが大事だと感じる場面がありましたので、その話はまた次回以降にしたいと思います。
終わりに、執筆時点でアトランタの9月の朝夕は20度を下回る気温で、過ごしやすい陽気です。アイスが直ぐに溶けるのを気にせず、ゆっくりと楽しめる天気です。日本では当面は暑い日が続くと思いますが、冒頭告知の説明会で当校に関心をお持ちの方にお会いできること、また、エモリーの魅力をお伝えすること、在校生一同で楽しみにしております。
CO27 TS
受験生の皆さんへ
GBSのプログラム、学校生活やアトランタ生活についての質問があれば、在校生がいつでもお答えします。お気軽にご連絡ください。
📌 日本人在校生ホームページ:https://emorymbajapanese.wixsite.com/website
📧 日本人会メールアドレス:gbs.japanese-club@emory.edu