米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2016年4月21日木曜日

MBAは何の為か!


こんにちは、Class of 2017Buddhaです。
早いもので海外留学が始まってから1年が過ぎようとしています。この1年を振り返りMBA留学について思うのは、「MBAは人生の中の長期休暇である」ということです。
留学期間は、仕事をしている時とは比べられない程、多くの自分の「時間」を持つことが出来ます。それは休暇であるが如く。その「時間」を使って、ネットワーキングするもよし、起業の準備/起業するもよし、家族の為の時間とするもよし、就職・転職活動をするもよし、MBAの勉強に費やすもよし、旅をするもよし、ゴルフを上達させるもよし、今まで読みたかった本を読み漁るもよし、等々。そこに正解はありません。

人生色々、MBAも色々。

大学へ提出する”why MBA”のような建前ではなく、本音で何をしたいのか。与えられた自由な2年間の「時間」をどう使うのか。

それは全て自分次第。

通過点に過ぎないたった2年間のMBAですが、人生の転換点となったと言えるぐらい、自分の内面と対話しながら、やりたいこと・大好きなことに没頭する。そこから何かが必ず見えてくるはず、何かが変わるはず。
私はそう信じています。

この豊かな「時間」を得ること、社会人としての時間の狭間で2年間の長期休暇の如き「時間」を得ることこそが、MBAに行く意義だと、今の私は考えます。


Buddha

2016年4月20日水曜日

Leader's Reaction Course at Fort Benning

こんにちは。タローです。

今もなお余震が続く熊本地方のニュースを見るたび心が痛む日々です。被災された皆さまには謹んでお見舞い申し上げます。そして一日も早く元の生活に戻れますよう、心よりお祈りいたします。

さて、今回は先週土曜日に行われたフォートベニング リーダーズ リアクションコースについて紹介したいと思います。このイベントはGBSのリーダーシップカリキュラムの一つで、ジョージア州のコロンバス市にある米陸軍の訓練施設にてリーダーシップやチームビルティングについて学ぶイベントです。

筋肉番付のサスケを彷彿させるような障害物コースに5~6人のチームでチャレンジしていき、制限時間内に任務の遂行を命じられます(サスケと同様、失敗すると水の中に落ちます)。一つのコースが終了した後、各コースを監修する元軍人と反省会(AAR:アフターアクションレビュー)を行い、そこで指揮を執ったリーダーの何が良く、何が悪かったか、チームとして次は何が改善できるか等を話し合いました。

コースごとにリーダーが変更になるため、私もリーダーという立場を経験することができたことは非常に良かったです。そこで受けたフィードバックとしては、「すぐにアクションに移すべきではないところで、プランニングをおろそかにし、ミッション達成のための最後の2割を考えてなく、行き当たりばったりだった」でした。(私生活でも似たようなことがあるため耳が痛かった)。さすが米軍で、即座にアクションを起こすべきコースと、じっくりとプランニングを行ってから動くべきコースをうまく混ぜ合わせ、訓練生の判断力を鍛えているのではないかと思いました。

最終的に7つのコースを回り、リアルな軍人の訓練施設ということもあり、障害物等がかなり重く、ストIIのガイルのような肉体を持ち合わせていないとかなり厳しく、肉体的にとてもハードな一日でした。

イベントの様子:https://www.youtube.com/watch?v=Pb_zVorV0jY

GBSではこのようなアクティビティを通じてリーダーシップを学べる機会があります。学校選びほんの一部として参考にしていただければと思います。

タロー

2016年4月17日日曜日

Atlantaでの衣食住

こんにちは、TAKです。4月に入り、目下授業の課題・テストに追われる日々を過ごしておりますが、今回は、自らの気分転換も兼ねて、学習面の話題を離れ、Atlantaでの生活について、衣食住のカテゴリーに分けてご紹介したいと思います。


1.
 
Atlantaで衣料品を購入する場合、米国のその他多くの地域と同様に、Shopping Mallを利用することが一般的です。衣料品店を含め、各種小売店舗はShopping Mallの中に纏まって立地しているケースが多く、各地に大小様々なShopping Mallが存在します。従い、我々消費者はOne Stopである程度の買い物を済ませてしまうことが可能です。また、日本以上にAmazon等のOnline Shoppingの利用も一般的で、私も頻繁に利用しています。
 
衣料品の物価ついては、感覚的ではありますが、Atlantaでは日本(東京)と比較し、低い水準にあるように思われます。私もここAtlantaで四季を経験した為、相応に衣類を購入しましたが、何れも予算より安く購入することができました。
 
特に、米国では毎年11月の下旬にBlack Fridayと呼ばれる日があり、(これは衣料品に限ったものではありませんが、)この日は殆ど全ての小売店舗にて大幅な割引販売が行われます。Atlantaも例外ではなく、大学同級生の多くが同日にShoppingをしておりました。私はAtlantaから車で1時間超離れた大型のアウトレットモールに行きましたが、常に低価格販売を行っているアウトレットモールの商品であっても、多くが3050%程度の値引き販売をされていました。
 
Black Friday以降も、Christmasに掛けて多くの小売店が割引販売を行うため、タイミングを選らんで賢く纏め買いをすれば、衣料品に掛ける費用は随分と節約できます。
 
 
2.

渡米前は、米国の食事は日本人にはあまり馴染まず、苦労するものと想像していましたが、実際に生活を始めてみると、特にここAtlantaでは、食材は想像以上に種類が豊富で、和食の食材・調味料等も購入できるスーパーマーケットが複数あり、予想に反して不自由なく過ごせております。わざわざ車で少し離れたスーパーまで買い物に行き、毎日私の嗜好に合う料理を準備してくる家族には感謝するところです。
 
外食については、正直あまり低価格のレストランはありませんが、レストランの数は豊富にある為、事前に評判等をよく確認してから利用すれば、外食に対する満足度も総じて高いものになると思われます。
 
もう1点、これもAtlantaに限ったものではありませんが、こちらの食文化で特筆しておきたい点は、ピザ文化です。こちらでは大学のイベントの際には、しばしばピザが振る舞われます。現在私の受講している、ある授業では、15分間の休憩時間に教授が毎回ピザをご馳走してくれます。また、私の息子の通う保育園では、頻繁にピザパーティーがあり、息子もピザは好物の1つとなっています。以前、アメリカ人の友人達と食事をした際に、「伝統的な米国料理とは何か?」との私の問いに対し、「ピザ」との回答もあったほど、ピザはここアメリカでは浸透しております。
 
私もこちらに来てからピザを好んで食べる機会は増え、宅配ピザも頻繁に利用しております。因みに、日本でのピザ市場は、年間2600億円程なのに対し、米国の市場規模は同5兆円規模とのDataもあり、両国の総人口の差を勘案しても、ピザの1人当たり消費量が大きくことなることが分かります。
 
 
3.
 
私は大学の徒歩圏にあるアパートメントに住んでおりますが、住居を決める際には(私の派遣元企業人事部による指導の下)結構様々な物件を探しました。こちらでは、学生がルームシェアをして住むケースも多く、2 Bedroom以上の間取りの住居が数多くあります。
 
家賃相場は、同じAtlanta市内にあってもエリアによって随分異なります。Emory大学の周辺は、相対的に家賃の高いエリアとなりますが、それでも、居住スペースが広いため、東京都心部の物件と比較すると、坪単価では割安となります。
 
一方、こちらでは集合住宅であっても、鉄筋コンクリート造りの建物は少なく、殆どは木造である為、防音効果は今ひとつといった難点はありますが、自然環境豊かなAtlantaでの住生活は総じて満足度の高いものであるように思われます。
 
 
以上、Applicantの方々の直接の興味を引く部分ではないかもしれませんが、Atlantaでの生活の現状を少しでもお伝えできていれば幸いです。
 
TAK

2016年4月4日月曜日

エモリーMBA日本人在校生の会的週末の過ごし方

皆さんこんにちは。Class of 2017のUGです。


残念なことに桜は散ってしまい、授業の提出課題およびMP electiveに追われバタバタしている感のある今日この頃です。


今回はエモリーMBA日本人在校生の会的週末の過ごし方について一例をご紹介したいと思います。

在校生の会では、不定期的にではありますが、有志を募ってアトランタで行われているイベントに参加したりBBQをしたりして週末ライフを楽しんでいて、先週末もそうした機会がありました。4月2日にAtlantaで行われたColor Runへの参加です。


Color Runはカラフルな粉を浴びながら5kを走るというイベントで、世界各国(もちろん日本も)で実施されています。

日本人在校生の会では去年今年と有志で参加していて、今年は計11名で参加してきました。


まずは会場まで車で一時間のドライブ。思えば免許を取った後はペーパードライバーだった自分、知らぬ土地への一時間のドライブができるようになったんだなぁと感慨深いものがあります。

参加者が多く合流に手間取りましたが、スタート前に皆で集まり記念撮影。少し肌寒いですが天気は快晴!絶好のランニング日和です。



スタート後は各々のペースで走り(歩き)、色々な色のゲートを経てゴール!最後にみんなで色のついた粉を振ってカラーランを締めくくりました。


















その後は顔や手を洗って撤収。気心知れた日本人会の友人達との楽しい週末になりました。

アトランタではスポーツ、アウトドア、芸術、音楽等様々なイベントが開催されているので、進学される皆さんもぜひ週末ライフを楽しんでくださいね。


UG

2016年4月2日土曜日

ESL放浪記

こんにちは。Class of 2017 Kの家族のUです。

 日本はちょうどお花見の季節でしょうか。アトランタでは一足早く、先週桜が満開になりました。屋外での飲酒が禁止されていることもあり、今年は大学内や、家の前庭に咲く桜を目で楽しむという、いつになく静かな春を迎えています。
 さて、私からは、2回に渡り、MBA生のパートナーがアトランタで英語を勉強するにはどんな場所があるのか、体験談を中心にご紹介させて頂きたいと思います。今回は、無料のESLについて、次回は、ジョージア工科大学の語学学校(Language Institute at Georgia Institute of Technology)について詳しくご紹介して参ります。

●ESL放浪記


・初心者に暖かい教会のESL
 酒場ではなく、ESLを放浪する旅がここから始まりました。アトランタに来て今すぐにでも参加できる英語の教室はと探し、最初に足を運んだのがFirst Alliance Churchhttp://www.facatl.org/esl-school/esl-school/)のESLEnglish as a Second Language:英語を母国語としない人のための英語教育)です。まず、こちらの中級クラス(Intermediate Class)に参加しました。教会はエモリー大学からは車で10分弱。事前の申込みは不要、無料で参加することができます。毎回メンバーが入れ替わるので、授業の始めには自己紹介をして、それから聖書を音読、ボキャブラリーを習得するといった流れで2時間が進みます。こちらのクラスは午前中ということもあり、家族と一緒に渡米しているパートナーの方で、近隣にお住まいの中国、日本の出身者が多数参加していました。無料の託児施設が教会内にあるので、子どもを持つ親御さんにとっても勉強しやすい環境というのは素晴らしいと思います。

・日常でのサバイバル英語は図書館で
 教会のESLに参加した後、英語を実際に話す機会を増やそうと思い立ち、通い始めたのが図書館のESLhttp://dekalblibrary.org/services/literacy/english-as-a-second-language)です。住まいのあるディカーブ郡で、曜日ごとに各図書館を巡回して授業を行っています。
エモリー大学から比較的近い図書館は、Toco Hill-Avis G. Williams Library(エイビス ウィリアムズ図書館)と、Decatur Library(ディケーター図書館)で、それぞれの図書館に週1回通い始めました。エイビス ウイリアムズ図書館へは車で10分、ディケーター図書館へは20分。ちなみに、ディケーター図書館へは、CCTMAというルートを走るエモリー大学のバスでも通うことができます。CCTMAの終着駅がディケーター駅。そこから図書館までは徒歩5分です。
 こちらのESLも事前の申込みは不要で、教会同様無料で参加することができます。リテラシー アクションという、就業の機会を増やし生活の質を高めることを目的に英語の読み書きスピーキングを教えている会社が授業を提供しているためか、文法の基礎も交えて説明する先生のレベルも高く、内容は充実していました。
授業では、毎回日常生活に関わるテーマが設定されています。そのテーマに沿って、まずはボキャブラリーを学習し、その後、参加者同士がペアを組んで、互いに用意された質問をして答えることを繰り返します。
非常に勉強になったのは、ボキャブラリーを英語で表現するという練習です。自分の話している単語が伝わらないというときにこのスキルが生きてきます。また、「車の運転・方向の説明」「マナー」「服装」など、すぐにでも役立つ知識が習得できるというのも有難い。車の仮免許をlearner’s permitと表現することを学んだのもここでのことです。こちらのESLは開催時間が夜ということもあり、働いている人もいれば、研究者や学生さんもいて、国籍についてもコロンビア・ベネズエラなど南米や、中国・韓国・日本などアジア、スペイン・フランスなどヨーロッパ、そしてロシアなど多岐に渡っています。1時間半という時間のうちおよそ半分の時間を、ペアとの練習に充てる会話中心のクラスなので、様々な国の文化や習慣などについて学ぶことができるのも、図書館ESLの醍醐味です。

こんな私がESLを渡り歩きながら、日常生活にも少し慣れてきたところで、次に通い始めたのがジョージア工科大学の語学学校(Language Institute at Georgia Institute of Technology)で提供されているインテンシブ・イングリッシュ・プログラムです。次回は、こちらのESLについてご紹介していきたいと思います。See you next time!


エイビス ウィリアムズ図書館 内観
エイビス ウィリアムズ図書館 外観