米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2023年12月8日金曜日

1年生における就職活動について


こんにちは。Class of 2025のTAです。
現在真っ只中ではありますが、備忘の為、就職活動について以下、記載させて頂きます。

■ タイムスケジュール 
・6月             : 渡米/PMEL参加
・7月             : 本プログラム開始
・8月/9月      : CMC/CV&Networking準備開始、Goizueta Career Connections*参加
・10月/11月  : コーヒーチャット(=OB訪問)、BCF訪問(Boston Career Forum)
・12月以降    : (日/米)コンサル等のSummer Intern面接
・5月~8月    : Summer Internship期間
*GCC - Alumni Event : 23年度は
Georgia Aquariumを貸切、Emory卒業生を中心に数十社の企業と交流するイベント

■日本就職、米国就職の違いについて
・日本就職 : 業 界 - IBD、外資コンサル、VC、PE、外資製薬、外資テック等がMBA積極採用
      方 法 - ①渡米前の壮行会参加や、他のMBA生からの情報共有よりインターン応募
          ②BCF参加(1年目:インターン、2年目:MBA本採用応募)
          ③転職同様、直接応募 or エージェント経由

・米国就職 : 業 界 - Emoryにおいては7/8割がコンサル志望、1割金融、その他テック。
      方 法 - OB訪問によるリファラル採用、又は直接応募。
          ※International StudentはVisa Sponsor企業のみ

■所 感
・足元の円安地合(150円/$)もあり、日本人学生の米国就職志向は増加している模様で日系企業の米国支社やBIG4
が主なターゲットと想像。

・一方で日本就職では、所謂外資Top Tierの会社が主にMBA向けのインターン等を実施している事もあり、欧米ア
ジアの私費生の応募先は集中しており、過去職歴での差別化が必須と思料。

・次回はインターンでの経験を投稿予定ですので、私費生の生活に関する不明点などは問い合わせ欄よりお気軽にご連絡下さい。

以 上
 

2023年11月27日月曜日

アフターMBAについて(卒業後、アメリカ駐在)

こんにちは。Class of 2023のTFです。およそ半年前にGoizueta Business Schoolを卒業し、派遣元企業へ復帰してあっという間に時間が過ぎていることに驚いています。すでにEmoryで過ごした日々が懐かしく、会社を離れて学びに集中できた日々が有意義で幸せだったなと、この頃は感傷に浸っています。

今回卒業後にブログを寄稿させて頂く機会に恵まれましたので、Emoryでの卒業後から約半年の間の、アフターMBAのお話をさせて頂きます。卒業後、私は留学派遣元企業のアメリカの現地支社に赴任し、現在は家族と共にノースカロライナ州のシャーロット市で新たな生活をスタートさせています。シャーロットはアトランタから車で約3.5時間ほどの比較的近いアメリカ南部の都市で、Bank of Americaが本社を構える米国の金融都市のひとつでもあります。アトランタと比べると街の規模感も環境も気候もほぼほぼ同じですが、個人的に感じる大きな違いはアトランタが全米でも有数の日系サービスに非常に恵まれていた都市だったということです。アトランタにはたくさんの日本人コミュニティが存在し、アジア系のスーパー、日本食レストラン、日本の書籍を取り扱う本屋、日本語の医療機関、日本人経営の美容室があり、なかなか他の地域では見つけるのが難しい日本のサービスが簡単に手に入る、大変恵まれた環境だったと思います。

ここからは仕事の内容についてお話させて頂きます。自身の状況について簡単に説明させて頂くと、派遣元会社は日系化学メーカーで、現在は米国支社の企画部でAmericas地域にある事業の取りまとめを担当させて頂いています。また留学前は製造現場での技術職でしたが、ゆくゆくグローバルでビジネスを管理できるようにありたいという将来像があり、MBAの後は事業管理側へと転換しました。こうして新しく企画での業務が始まり、当初は右も左も分からないところで大変苦労しておりましたが、半年ほど経ってやっとペースをつかみ始められたような気がします。ここまでの間で、私にとってMBAの経験がどのように活きているのか、少し振り返りたいと思います。

まずソフトスキル面では、何といってもアメリカ人とコミュニケーションが取れるようになったことと思います。純ドメ&過去海外と接点ゼロだった自分でしたが、MBAでこれでもかというくらい英会話を強要される駆使する機会に恵まれ、おかげさまで現在のアメリカの業務では、上司含む同僚との英語での意思疎通は今のところどうにかできているかと思います。一方で個人的に課題と感じているのは、同僚から発せられるアメリカンジョークには今もなおポカーンとしている状態なので、まだまだ鍛錬が必要です。次にエモリーで得られた繋がりにも助けられています。管理会計の授業で学んだことの一部で分からないことがあったので、当時授業を教えていた教授に問い合わせて解決させることができました。教授に限らず学生も含め、エモリーには各分野でその手のプロフェッショナルがたくさんおりますので、「あの授業で学んだここの部分をもう少し深掘りして知りたい」と思ったときに気軽に問い合わせできるようなパイプを築けたことは大きな財産だと思います。

続いてMBAで得られたハードスキルがどう活きているかについてお話したいと思います。恐らく皆さんもアフターMBAの仕事の中で、「そういえばMBAの授業でこれに似たこと学んだなぁ」という場面に出くわすことがあると思います。そこからテキストや当時のノートなどを振り返ってみると、留学当時とは異なる新鮮な視点でとらえることができ、過去に蓄積された様々な知識の積み重ねが仕事の広がりや深みに繋がって、初めてMBAが仕事そしてキャリアの手助けになるのかなと感じています。個人的な経験談ですが、ちょうど私が担当していた業務の中でデータ分析関係の授業で学んだ知識が役立つことがありました。"Applied Data Analytics with Coding"というMySQLやPythonを使ったデータ分析入門の授業で学んだことですが、リレーショナルデータベースの構築の仕方やプログラミングなどの知識が、まさに現在業務で取り組んでいるBIツールを使ったAmericas地域のレポートの可視化、効率化、共用化に活かされています。本音で言うと、この授業は将来的な業務を想定して受講したというより個人的興味で受講していました。当時はどう活かせるか具体的なイメージは持ち合わせていませんでしたが、今回BIツールを使い始めたときにこの授業のことを思い出し、過去に学んだことを見返してみると新たな発見がありつつ知識が実務の課題解決に活かされていくことを経験し、MBAでの学びを改めて感謝することなりました。まだアフターMBAは始まったばかりでEmoryでの学びや経験の真価が問われてくるのはこれからですが、引き続きフル活用していきたいと思います。

ということで、簡単にアフターMBAのことをお話させて頂きました。私のように純ドメだけど留学を経て海外で新しいキャリアにチャレンジしたいという方に少しでも何か参考になれば幸いです。もう少しアフターMBAのことについて知りたいということがございましたら、諸先輩方含め多様なキャリア実例がございますので、お気軽にお問合せください。

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2023年11月14日火曜日

米国(Atlanta)における出産レポ

 新しく娘が産まれ、子育てに課題に追われているClass of 2024Y.Mです。

先月、(妻が・・・、いや、私も当事者として)妊娠から、出産までをAtlantaで経験しました。ということで、今回は私たちの出産経験について書かせていただこうかと思います。留学を検討されている方、留学中で情報収集されている方の一助となれれば幸いです。

私たちは健診から出産までEmory大学の系列病院で行いました。臨月までは月一回の検診を受診する必要がありますが、通常の健診はビジネススクールのすぐ隣にあるEmory University Clinicで受診しました。外観のとおり、中はとてもきれいです。受診の際は電話通訳を利用することが出来るので、言語面で心配する必要はありません。健診結果や予約日などはMy Chartというアプリを通して確認できるので、とても便利です。費用面についてはのちほど触れますが、このアプリを通して支払うことができます。



《日本との違いについて》

日本との違いについて気になっている方も多いかと思うので何点か日本との違いについて触れさせていただきます。あくまで私たちのエモリー病院での個別事例ということでご理解いただければと思います。

まず、業務の担当者が細かく分けられている点です。一回の受診でも多くの方が登場します。受付の方、体重測定等基本的な測定を行ってくれる看護師の方、問診ならびに胎児の心音を確認する看護師の方、採決する方(採血は違うフロアの別の科へ行きます。)などなど。エコーを受診する場合は技師の方、エコー結果を評価する医師の方(医師はここで初めて登場します。通常の健診では会いませんでした。)

つづいて、エコーの頻度です。日本では妊婦検診の度にエコーを行うと思いますが、エモリー病院では通常、2回程度とのことです。必要に応じて追加の受診を医師より指示されます。私の妻は2度追加での受診を指示されたのですが、判断基準はメジャーで測ったお腹の大きさ(正確には子宮の大きさだそうです。)でした。エコーの結果は全く問題なかったのですが、個体差、人種差の大きそうな測定方法だなと感じました。なお、エコーについては大学の近くのクリニックでは受けることが出来ないので、MidtownもしくはDecaturにある系列病院へ行く必要があります。(どちらも車で15分程度、エモリーシャトルでもアクセス可)

Emory Midtown Hospital



Emory Decatur Hospital



最後に、費用面です。日本では妊婦検診は自治体からチケットをもらって実質無料かと思いますが、アメリカでは無料ではありません。ただし、大学で用意している保険に加入している場合、通常の健診は実質無料です。(ディスカウントが適用されたり、保険会社が負担。)エコー等を受ける場合は、100200ドル程度を自己負担する必要がありました。

 

《出産について》

出産はエモリー大学病院(ビジネススクールの横)では行っていなく、先に紹介させていただいたMidtownDecaturもしくは少し北にあるJohns Creekの病院を選択します。私達はDecaturの産院を利用しました。ちなみに、韓国人の同級生は北のエリアに住んでいる方が多く、Johns Creekの病院を利用していました。

アメリカにおける出産にかかる基本的なステップは日本と同じでしたが、産後の入院日数が異なります。日本では4~5日程度産後は入院し、また新生児については入院中、一か所に集められ母子別室で過ごすことが通常かと思いますが、アメリカでは2日間の入院で母子同室です。また、小さいお子さんがいらっしゃる場合は出産に立ち会うことが出来ないので、誰か面倒を見てくれる人を探す必要があります。私たちはエモリー大学の別の大学院に通ってらっしゃる方に預けさせてもらいました。(夜中12時にパジャマのまま預けさせてもらいました。その節はお世話になりました・・・!)

分娩室はかなり広くきれいでした。ホテルの一室のようなイメージです。中にはパートナーの方も横になれるようなソファーや、トイレ・シャワーなども完備していました。

産後の入院室も清潔感がありとてもきれいでした。ただ、入院前に病院が開催している館内ツアーに参加したのですが、説明される方が「ホテルに泊まるつもりで来てねー!」と仰っていたのですが、当日言ったらドライヤーがありませんでした・・。なので、妻からの要請により急遽届けに行きました。なんでも事前の確認が大事ですね!

出産費用については、保険にてディスカウントやカバーされる部分があるものの、かなり高額でした。保険適用前で、入院諸経費が2万ドル、手術費用が1万ドル強、麻酔費用が3,000ドル弱でした。まだ全ての費用について、保険会社からの請求が来ていないものの、請求がきたものでは、1万ドル⇒400ドル、3000ドル⇒800ドル程度です。なお、日本で健康保険に加入している場合、日本の健保から出産一時金を受け取ることが出来ます。

《退院後》

退院後は2日以内に黄疸がないか等の診断を小児科で受診するように指示を受けました。日本では入院中に医師より診断を受けることが出来るので、この点も異なる点ですね。出生証明書にあたるBirth Certificateについては、申請書を記入し、病院に提出しました。病院から申請してくれるとのことです。登録が完了し、証明書を発行できるようになるには1か月程度かかるとのことです。アメリカで生まれた場合、自動的にアメリカ国籍を取得できるのですが、日本国籍を取得したい場合、総領事館への出生後3か月以内に出生届の提出が必要になります。(総領事館はアトランタにあり、大学から車で、15分程度で行くことが出来ます。)出生届は事前に総領事館で受け取ることが可能です。

 

《おわりに》

まだ、手続や支払等も完了していない段階ですが、記憶が新しいうちにアメリカでの出産の経験を書かせていただきました。病院へのアクセス、病院の設備、サポート体制はとてもよく安心して出産を迎えることが出来ました。

出産に関連することに限らず、エモリー大学へ留学を検討されている方は、是非お気軽にお問合せいただければと思います。

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2023年10月15日日曜日

Emory GBSでの交換留学生活

 こんにちは、HEC Paris MBAから交換留学に来ているY.Kです。20229月にHECでのMBAをスタートし、2年目が始まる2023年秋学期のタイミングでexchange制度にてGBSへやってきました。現在、Class of 2024の方々と一緒に選択科目を履修しています。厳密に言えば部外者かもしれませんが(笑)、今回は私がこちらの在校生ブログにお邪魔して、ところどころHECとの比較を交えながらこれまで二か月弱のGBSでの経験や感想を共有させていただきます。

GBSの雰囲気について】

GBSは協力的であたたかく穏やかな雰囲気のスクールだと感じています。既に人間関係ができあがっているコミュニティに後から入っていくということで、不安もあったのですが、クラスメイトはフレンドリーで優しい方が多く、すぐに馴染むことができたと思っています。授業で近くの席になった方と話が弾むことも多いですし、グループワークも孤立することなく参加させてもらっています。Internationalの学生比率が高いこともフィットしやすい要因かなと感じました。

GBSHEC選択科目の違いについて】

GBSHECの選択科目について最も違いを感じたのは開講期間と授業内容の濃さです。HECでは2か月半のtermで原則8つの科目を選択することになっており、1科目あたりの授業時間は18時間(3時間×6日となっていることが多く、授業によってはintensiveなスケジュールになっていて3日で終了するものもあります。)なので、選択科目のtermはいくつかのクラスを受けては、数日後にそれが終わって、また新しい科目が始まるといった日々を過ごします。また、履修するクラスにもよりますが、朝から夕方までクラスがびっしりと入ることもありました。一方でGBSでは1科目あたり週に150分~180分の授業が3か月半のsemester中ずっと続きます。周りを見ていると1 semester34クラスを受講している学生が多そうです。私は現在4クラス受講していますが、月曜日から木曜日まで1日当たり75分の授業×2コマというスケジュールです。HECでは短期間に数多くの科目を多く受けることができましたが、開講期間の都合上、いきなり実践的な内容やグループワークから始まることもありました。しかしGBSのクラスは開講期間が長いので1つのトピックにより時間を割いて、理論をしっかりと学びつつも、実践としてケースや課題等にも数多く取り組みながら、より深い内容まで触れることができるカリキュラムになっていると感じました。

GBSで現在受講しているクラスについて】

現在、私は以下の4つの選択科目を履修しています。授業の質は総じて高く、非常に充実したsemesterを過ごせていると感じています。

l  Multinational Firms & Strategy

グローバルにビジネスを展開する企業や特定の国の企業について事業や戦略を分析する授業です。事業に成功している(していた)事例も失敗している(していた)事例も扱います。授業は基本的にケースを元にした講義及びディスカッションで進行します。SonyPanasonicなどの日本企業も扱います。日系企業が題材でなくてもコカ・コーラの回では、なぜコカ・コーラジャパンは炭酸飲料以外の売り上げが多いのか質問されたり、Uberの回ではなぜUberride shareサービスは日本では上手くいっていないのか質問されたりと、日本市場が話題になることが多々あります。南アフリカやブラジルなど、個人的にこれまであまり接点が無かった国やその企業が題材になることもあり、とても楽しく学ぶことができています。

l  Customer Lifetime Valuation

あらゆる企業、ビジネスモデルにおけるカスタマーバリューについて検討、考察し、企業価値やビジネスの健全性の評価、customer-centricな戦略立案等に活かすことを目的とした授業です。講義はCLVの計算だけでなく、実世界で散見されるCLVの間違い(長すぎるretention perioddiscount rateを無視した将来価値等)やSaaS企業のcustomer-centricな戦略の最新実例等にも話が及び、毎回大変興味を惹かれる内容になっています。担当のDaniel McCarthy教授は物腰が柔らかく優しい人柄で、授業中も授業時間外も熱心に質問に対応していただけるsupportiveな一面もあり、尊敬できる方です。私の中で、是非おすすめしたい授業のうちの一つです。

l  Pricing Strategy and Analytics

プライシングのフレームワークやプライシングモデルについて実例を交えながら学ぶ授業です。授業は講義もありますが、ところどころでシミュレーションソフトやケースを用いた演習等も入ってきます。プライシングは、どのビジネスにも関わる重要な要素でありながら、体系的に学ぶことができる機会があまり多くない分野だと思うので、大変有意義なクラスだと思います。ゲストスピーカーでデルタ航空の方がお話をされる回が有るのですが、アトランタで大きなプレゼンスを築いているEmoryならではの機会だなと感動しました。

l  Data Visualization

いかに効率的且つ効果的にデータを見せるかについて学ぶ授業です。授業は基本的には講義形式です。講義で扱われるのは基礎的な内容で、ほぼ毎週出る課題が発展的な内容になっていて、多くの学生が苦労しながら時間をかけて取り組んでいる印象です。semesterの後半ではExcelTableauRを利用したダッシュボード、チャート作成も学べるようです。このクラスもこれまで体系的に学ぶことがなかなか無かった分野なので、楽しく受けることができています。

【週末や余暇の時間の過ごし方について】

私は単身での留学且つ就職・転職活動を実施していないこともあり、自由に使える時間が比較的多く、空いている時間には趣味のスポーツ観戦を楽しんでいます。HECのときにはParis Saint-Germainのスタジアムに足繁く通っておりましたが、アトランタに来てからはAtlanta Braves (MLB)Atlanta Falcons (NFL)の試合をよく観に行っています。10月末に開幕するNBAAtlanta Hawksの試合も今から凄く楽しみです。また、ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港から米国内のほとんどの大都市へ直行便でアクセス可能なので、数回ほど足を伸ばして他の州まで野球観戦に行ったりもしました。異国の地で奮闘する日本人選手を見て、私も頑張ろうと勝手にモチベーションを貰っています。

以上、これまでの2か月弱のGBSでの生活についてお話させていただきました。私のExchange期間は1 semesterだけなので、とても残念なのですが早くも折り返しを迎えております。この記事を書きながら、楽しい時間はあっという間に過ぎていくということを身に染みて感じておりました。またExchange期間終了後にこちらで振り返りもさせていただければと思いますので引き続き宜しくお願い致します。

もしGBSとの提携校に在学中の方で、Exchangeに興味があるという方はGoizueta日本⼈会を通じてお気軽にお問合せください。




2023年10月2日月曜日

Emory GBS Webinarのご案内<11/11(土)11:00 am~>

この度、日本人受験生を対象とした "Emory GBS Webinar" を日本人在校生が非公式で開催します。
現在出願に向けて準備をされている方はもちろん、受験生のご家族や今後MBA 留学を検討中の方も、お気軽にご参加下さい。

在校生一同、皆様のご参加をお待ちしております。

 

1. 開催日時

日本時間の2023年11月11(土) 11:00 am~

(1時間~1時間半程度を予定しております)

 

2. プログラム内容

第一部:Emory GBSのプログラム概要

第二部:パネルディスカッション

第三部:ブレイクアウトルームでの座談会

 

3. 登録方法

こちらの参加登録フォームからご登録ください。

フォームに記入いただいたメールアドレスへ、後日Zoom Linkを送付します。


日本人在校生ホームページ:https://emorymbajapanese.wixsite.com/website

Goizueta 日本⼈会メールアドレス: gbs.japanese-club@emory.edu


2023年9月24日日曜日

夏休みの振り返りと秋学期の履修クラス

Class of 2024のK.Nです。Atlantaはここ最近、涼しくなり秋の訪れと夏の終わりを感じています。早いものでこちらでの生活も2年目となり、学生生活の終わりが少しずつ見えてきました。

今回は夏休みの思い出を少しと、2年生の私が秋学期に受けている授業(選択科目)を紹介したいと思います。


■夏の思い出

私は夏休みの期間、課外プログラムへの参加と2~3週間の短期コースを受講しつつ、授業がない期間は家族(妻+子ども3人)とアメリカ旅行を楽しみました。ここではその中で2つピックアップしてご紹介します。

・課外プログラム(Washington Campus)への参加

このプログラムは、米国におけるロビー活動をその中心地であるWashington D.C.で学ぶ1週間のプログラムで、Emory GBSの単位としても認定されます。Washington Campusは年に何度か開講されており、基本的にはパートナー校(Emory GBS以外にはUC Berkeley, Michigan Ross, Indiana Kelley等)に所属している学生のみが参加できます。グループワークやチーム課題もあるのですが、普段は関わることがない様々なビジネススクールの学生と知り合うことができて刺激を受けました。私は5月の回に参加し、金融、製薬、メーカー等、様々な業界に属する米国企業がどのような目的や手法でロビー活動を行い、法案や規制に影響を与えているのかについて学びました。ビジネス側の立場からだけではなく、ロビー活動に特化したコンサルタント、元連邦政府の高官、メディアの記者がゲストスピーカーとして参加し、リアルな経験談を通して米国におけるロビー活動の重要性と社会的な意義を理解することができました。個人的には、企業内にロビー活動を専門とする役員や部署、専門のコンサルティング会社が存在していることに驚き、そしてゲストスピーカー皆様の所属元の立場を超えた、“社会をより良くしたい”という熱量の高さに感銘を受けました。
(プログラムの詳細はこちらからご確認ください)

・RV(キャンピングカー)での家族旅行

私は子どもの頃から“キャンピングカーで旅をする”、という夢を持っていたのですが、それがこの夏休みに叶いました。アメリカではキャンピングカーのことをRV(Recreational Vehicle)と言います。夏にいくつか旅行しましたが、約10日間のRV旅行が特に印象に残っています。Atlantaから南下し、フロリダのPanama City BeachとDestinで綺麗な海と砂浜を満喫(Atlantaから車で5~6時間)しました。帰りはPine Mountainという山間部に寄り、美しい山並みと綺麗な星空を堪能しました。RVはAtlantaでレンタルし、夜は全てRVパーク(RV専用の滞在施設)に宿泊しました。日中の海や山はもちろん、BBQや焚火、RVでの宿泊等、私だけではなく妻や子どもたちも楽しかったということで、家族にとって最高の思い出となりました。このブログを読んでいる方も、渡米時はぜひRV旅行を検討してみてください。大きなRVの運転も意外とすぐに慣れます。


■秋学期の授業

Emory GBSでは、1年生の春学期から3~4つ程度の選択科目を取ることができますが、2年生の秋学期からは全てが選択科目となります。私はアカウンティング/ファイナンス/サステナビリティの領域を中心に学んでおり、この秋学期では4科目履修しているのですが、ここではその中から2つ紹介します。

・Sustainability Measurement and Reporting

このコースでは、企業がサステナビリティ経営を効率的/効果的に進めるために、各種レポーティングの面からどうすべきか学んでいます。手法だけではなく、企業内部の文化をどう変えるか、運用はどうすべきか等、SX(Social Transformation)に直結するトピックについて幅広く取り扱っています。具体的には、理想的なレポートライン/サステナ組織の社内ポジショニング、温室効果ガスの排出量の算定方法/KPIとの連動、TCFD等のフレームワーク/情報開示の動向等について、講義やディスカッション、ゲストスピーカーの講演を組み合わせながら学びを深めています。サステナビリティの領域自体が今まさに各企業が力を入れているということ、加えてゲストスピーカーの多くがEmory GBSの卒業生ということもあり、役員同士での議論内容や他部門との交渉(時には決裂も・・)等、生々しい体験談を聞くことができています。日本の企業においても類似した課題に直面しているケースが多いと思うので、解決のアプローチ等、参考になる点が多いです。

・Social Impact Management

このコースでは、社会的/環境的なインパクトを与えるSocial Enterprise(社会的企業)とその組織を率いるリーダーにスポットを当て、ビジネスモデルやパートナーシップ、インパクト投資等について学んでいます。講義の時間もありますが、大半はケーススタディとグループプロジェクトとなっています。NGO組織のトップへのインタビューや、インパクト投資の戦略立案(ミッション、投資セクター、判断基準等)等、実践的な学びを深めることができるカリキュラムとなっています。学生約30人に対して教授は2人(ソーシャル分野のコンサル出身)の体制となっており、Emoryらしくきめ細やかな指導を受けることができています。また、こちらの授業はMBA生以外も受講可能となっており、Rollins School of Public HealthやCandler School of Theology等、様々なバックグラウンドを持った方との交流を通じて、多様な価値観に触れながら勉強することができます。

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受験生の皆様は、これからエッセイや面談に向けての準備も本格化する頃かと思います。AtlantaやEmory GBSでの生活をイメージする際に、今回の内容が少しでもその助けになれば幸いです。

他のビジネススクール同様、Emory GBSでも在校生が中心となり全力で受験生のサポートを行っております。少しでも興味を持っていただいた方は、お気軽にEmory 日本人会のメールアドレスまでお問い合わせください。キャンパスビジットの相談もお待ちしております!

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2023年9月11日月曜日

Class of 2025 自己紹介

今年はClass of 2025 (Two-Year MBA)として、日本から3名が入学しました。6月下旬に渡米し、PMEL(Pre-MBA English Program)やオリエンテーション等を経て、8上旬~9月上旬までのコア期間(block 1)を終えたところです。

今回の投稿では、今年の日本人入学生3名のプロフィールをご紹介します。今後、我々からも情報を発信していきますので、よろしくお願いします。

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1) K.S (男性、社費、家族帯同、2nd出願)

・Career Background

工業高校を卒業後、鉄道会社に入社。土木、知財・標準化、国際事業の経験を経て、エモリーGBSへ入学。

・Why MBA

元々理系出身ということもあり、派遣元企業の国際事業に携わる中でビジネス全般に関する知識不足を実感しました。経営に関する知識を体系的に学ぶことで、企業が効果的な意思決定をするために必要なデータ分析や戦略立案等について学びたいと思いました。

・Why Emory

コンサル分野に強みがあり、企業が抱える問題に対する解決アプローチを基礎から勉強できる点や、クラスが比較的少人数であり、学生と教授とのネットワークがつくりやすい点に魅力を感じました。また、家族帯同なのでアトランタというロケーションが最後の決め手になりました。

・Post MBA

卒業後は、派遣元企業の国際事業展開に貢献したいと思います。バックグラウンドである理系の知識とMBAで学んだ知識を融合させ、日本の鉄道の海外展開に貢献したいです。

・一言

昨年の9月頃は、出願スコアが伸び悩み、学校選択もかなり悩んでいました。同じような境遇の方や、受験のことや学校のことで気になることがあればいつでもお気軽にご相談ください!


2) N.K (男性、社費、3rd出願)

・Career Background

大学院を卒業後、某高速道路会社に入社。現場の工事管理(約3年)、支社コーポレート部門(約1年)での勤務を経てエモリーGBSへ入学。

・Why MBA

大学・大学院で土木工学を専攻してこともあり、入社当時からビジネスに関する知識や経験不足を感じていました。支社コーポレート部門での勤務通じて、より強く実務から離れ経営を体系的に学びたいという想いが一層強くなり、MBA留学を目指しました。

・Why Emory

スモールスクールで学生間の距離感が近く、2年間のプログラムを通じて深い関係を築くことができると思いGBSに魅力を感じていました。GBSに通っていた会社の先輩や在校生の方の話を聞き雰囲気の良さを感じることができたことも決め手の一つです。

・Post MBA

帰国後は派遣元企業の海外事業に携わりたいと思います。私はエンジニアとして働いていますので、直接学んだ知識を生かせるポジションに就くかどうかはわかりませんが、経営的な視点を持ち合わせたエンジニアとして業務にあたりたいと思っています。

・一言

受験生活を振り返ると、なかなか思うように各種試験のスコアが取れず、体力的にも精神的にも非常にタフでした。受験プロセスでのお困り事はもちろん、学校生活、アトランタでの生活状況等、なんでもお気軽にご相談ください!


3) T.A (男性、私費、2nd出願)

・Carrer Background

大学を卒業後、専門商社へ入社。財務部にて資金調達および債権管理、投資検討を経験した後、事業部にて製造業/子会社のPMIおよび販売戦略の立案・実行、新規事業を担当。

Why MBA

子会社の事業管理経験より経営課題の解決への興味・関心が強くなった一方で、不足している知識を網羅的に習得したいと考え、MBAを志望。

Why Emory

米国かつ、小規模なコミュニティを軸に複数校を受験。ランキング及び学校の雰囲気よりEmoryを選択。

Post MBA

主にアジア地域を中心に、経営課題の解決に携われるPE/VCを志望。

・一言

受験時に必要となるテストスコアの準備は、孤独な闘いになるかと思います。学校に関する情報収集だけでなく、モチベーションの維持の為でも問題御座いませんので何時でもご連絡下さい!

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9月に入り、1stで出願予定の受験生はラストスパートの時期に入り、2ndで出願予定の受験生は学校選びやエッセイ、インタビュー対策が本格化してくる頃かと思います。受験に限らず、Emory関連で何か気になることがありましたら、お気軽に日本人在校生までご連絡ください。

Goizueta 日本⼈会メールアドレス: gbs.japanese-club@emory.edu

2023年8月21日月曜日

Goizueta Advanced Leadership Academyについて

皆さん、こんにちは。Class of 2023のA.K.です。

今回は、わたしが2年生のSpring semesterに参加したGoizueta Advanced Leadership Academy(略称GALA。動画はこちら。)について、ご紹介したいと思います。

日本人でこのプログラムに参加したのは、わたしがおそらく歴代2人目というレアケースですが、とても貴重な、充実したプログラムなので、今後もっと参加者が増えてほしいなという想いも込めて、書きたいと思います。

(1人目のco2020のKeiさんの体験談はこちらです。GBSのリーダーシッププログラムの全体像もわかるので、是非ご参照ください。→http://goizueta-japan.blogspot.com/2020/03/goizueta.html)



GALAは、リーダーシップをより高いレベルへ引き上げるための実践プログラムです。セミナー、ゲストスピーカー、コーチング、英領ヴァージン諸島でのセーリングトリップを織り交ぜた充実したカリキュラムとなっています。

MBAで自分のリーダーシップを最大限に伸ばしたい、ここでしか出来ない強烈な経験をしたい、と考えている方には、GALAはおすすめのプログラムです。


 概要は、以下の通りです。

・例年、Spring semesterに開講。取得可能単位は、1単位。(2yearの場合、2年生のSpring semesterに受講可。)

・定員は、約20名。エッセイで事前に選抜されます。

・週1コマの授業 および ヨットに乗り込み洋上での1週間のチームワーク(3月上旬のSpring break中に実施) で構成されます。

・授業では、セーリングの基礎知識を学ぶセミナー、チームビルディングのためのワーク、ゲストスピーカーの講義が行われます。授業外では、プロのコーチによるリーダーシップを高めるためのコーチングを受けることができます。

・セーリングトリップでは、アサインされた生徒5-6名 + 教授/スタッフ/アラムナイ1名 + インストラクター1名でヨットに乗り込み、ヴァージン諸島にて、1週間セーリング(エンジンは使わず風の力で)します。

・トリップ中は、毎日課題(日々難易度が上がり、とてもやり応えがあります)が出題され、4つのヨット間で競い合います。

・一日の流れは、6時頃起床、6時半頃朝食、8-15時が課題、15-16時がアクションレビュー(反省会)、その後フリータイム、18時頃夕食、夕食前後に次の日の課題が出題され、夕食後に作戦会議、22時頃就寝、という流れです。

・船長、操縦士、ナビゲーター、エンジニア、コック、という役割を日々ローテーションさせて、全員が全役職を経験します。食事はすべてヨットの中で作って食べます。夜は沖に錨を下ろして船で寝るので、下船することはありません。(厳密にいうと、一晩だけGALA参加者全員でディナーをする日があるので、その時だけは下船します。)



わたしは、このGALAに、“グローバルかつ様々なバックグラウンドを持つメンバーで構成されるチームを率いるリーダーシップ力を身につけたい”、どんな環境下で、どんな人とチームになっても、自分らしくチームに貢献できるという自信をつけたい”MBA2年間での自分の成長を実感し、より高みへと引き上げたいという目的をもって参加し、結果的に、これらの目的に適う経験や、それ以上のかけがえのない経験ができたので、本当に参加してよかったと感じています。

もともとGBS入学前からGALAには興味を持っていて参加したいと思っていましたが、入学後のOnboarding中に行われるThe Leaders Reaction Course(略称LRC)という米軍基地での体験型リーダーシッププログラムで、リーダーシップを取る以前に全くチームに貢献できない無力な自分に非常にショックを受け、MBA生活の出だしは本当に悪夢のようで、当時は、こんなわたしがGALAになんて本当に参加できるのか”と不安になりました。その一方で、こんな自分がMBAでいかに成長できたのかを最も実感できるのはGALAに違いない、と改めてGALAへの参加を強く決意し、その後のMBA生活で自分なりのチャレンジをしていたように思います。

 

それでは、ここからは、わたしがGALAに参加してよかったと思う理由(どんな経験ができたのか、何を得られたのか、等)、をご紹介します。


◎毎日、目覚めてから眠りにつくまで、とにかく学びの宝庫。

ミッション前夜のチームミーティング(翌日の行動計画を立てます)、当日の計画実行(トラブル対処)、ミッション後のアクションレビューまで、リーダーシップに関しても、チームワーキングに関しても、学ぶことばかりです。エンジンなしでの航海で、自然をもろに相手にしているので、計画通りに実行できた日はまずありませんでした。

たとえば、特に興味深かったのは、チームをシャッフルする日があったのですが、そこで他チームのメンバーとワークすると、チーム毎にチームワークのスタイルが全く異なっていて、それがチームの結果にも作用していることを知りました。わたしのチームはほぼ毎日1位を取っていた常勝チームだったので、チームワークが上手く機能している自負はありましたが、他のチームの話を聞くとそれぞれにスタイルが異なり、チームの不和が生まれたり、個々の能力は高いのに上手く結果が出ないチームになっていたりして、チームワークが上手く機能する形と機能しない形を目の当たりにすることができました。

 

◎充実度の高いアクションレビュー

毎日のミッション後、1時間程アクションレビューをします。ここでは、ヨットの上で起こった出来事の反省はもちろんのこと、実ビジネスの世界にも展開して議論します。ヨットの上で起こる様々なトラブルやその対処については、意外にも実ビジネスにも類似するものが多く非常に感心しましたし、GBSがリーダーシップ教育にGALAを織り込んでいる理由がよくわかりました。

もちろん個人へのフィードバックも、チームメンバー、教授、インストラクターから毎日受けることができます。ヨットという狭い空間でのチームワークであり、お互いを高めるために行う本気のフィードバックなので、本当に有難いです。そんなところまで見ていてくれたんだ”と感激してしまうようなコメントをもらうこともあり、思わず涙したこともありました。

 

◎自分が目指したいリーダーシップ像の具体的なビジョンを持つことができた

  これは素晴らしいチームメイトに恵まれたおかげです。わたしのチームメイトは皆、それぞれに尊敬すべきところを持っていたのですが、中でもあるチームメイトが本当に素晴らしいリーダーシップを発揮していて、“私が目指したいリーダーシップはまさにこれだ!”と明確なビジョンを持つことができました。これはわたしにとって、とても大きな収穫でした。

 

◎カリブ海をヨットで航海するという特別な経験

  最後は、なんといっても、ヨットでのカリブ海の航海を、異国のメンバーに囲まれながら行うという特別な経験です。英領ヴァージン諸島は、米国人にとっては割とポピュラーなハネムーン先ですが、日本からわざわざ訪れない場所かと思います。そんな場所をヨットで航海する、なんていうのは、とても貴重な機会ではないでしょうか。加えて、わたしにとっては異国の人と1週間寝食を共にするというだけでも非常にドキドキで、不安もありましたが、日々互いの成長を感じ、リスペクトしあい、語り合ったり、笑い合ったり、満天の星空を一緒に見上げた時間は、一生忘れないだろうと思います。ヨットでシャワーが浴びられず、海に飛び込んでお風呂がわりにしたのもいい思い出です。

  また、そんな特別な経験を一緒にできたチームメイトも特別な存在です。卒業式の日に、チームメイトが手紙を書いてきてくれていて、心が通じていたことが改めてわかって、とても嬉しかったです。



ぜひ皆さんにも実際に経験して感じていただきたいので、敢えて具体的なことはあまり書きませんでしたが、GALAの魅力は伝わりましたでしょうか?

GBSのLeadership programやGALAに興味を持ってくださる方がいたら、ぜひGBSに来て、参加していただけると嬉しいです。 

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日本人在校生ホームページ:https://emorymbajapanese.wixsite.com/website

Goizueta 日本⼈会メールアドレス: gbs.japanese-club@emory.edu

2023年7月13日木曜日

【告知】2023年度AGOS夏祭り参加!(7/23 Sun 13:30-14:30 JST)

2023年度AGOS夏祭り【欧米編 Day2 7/23(日)】にEmory GBSも参加します!!
今回は、2名の在校生(Class of 2024)と1名の卒業生(Class of 2023)が参加する予定です。

Emoryについて少しでも気になっている方は、是非お立ち寄りください。

当日はEmory GBSの概要からカリキュラム等をご説明した後、QAセッションを設けております。
プログラムのことはもちろん、出願準備やAtlantaでの生活等、気軽に質問してください。

多くの受験生にお会いできることを楽しみにしています。

■日時

2023年7月23日(日)13:30-14:30 (前半の13:30-14:00に学校説明、後半の14:00-14:30にQ&Aの予定)
参加方法等は以下のAGOSのHPをご参照ください

第20回「アゴス・ジャパン MBA夏祭り」 欧米編 Day2


なお、当日参加できない方/参加後もっと話を聞きたい方は以下のアドレスまでご連絡ください。

コーヒーチャットを随時受付中ですので、遠慮なくご連絡いただければと思います。


Goizueta 日本⼈会メールアドレス: gbs.japanese-club@emory.edu
日本人在校生ホームページ:https://emorymbajapanese.wixsite.com/website

2023年7月9日日曜日

卒業式の様子

 こんにちは、Class of 2023Y.Mです。無事に5月に卒業し、帰国からの新生活立ち上げという怒涛の日々をようやく乗り越え、新しい生活を楽しむ余裕がやっとでてきた今日この頃です。

 

さて、今回は、5月に執り行われた卒業式についてご報告したいと思います。

 

エモリー大学Goizueta Business Schoolの卒業式は、55日に執り行われました。エモリー大学はTwo-year Full time MBAの一学年が180人前後しかいないSmall Schoolですが、Two-year Full time MBA以外のプログラム、例えばOne-year Full Time MBA, Evening MBA, Executive MBA, Master of Finance,…等多数のプログラムがあるので、卒業式は非常ににぎやかに行われます。

 

午前中は講堂にて、Award Ceremonyという式典があります。これは、在学中に優秀な成績を修めた卒業生にAwardを授与しつつ、その栄誉をたたえるものです。学業面での表彰はもちろん、学生団体の活動を頑張ったもの、学校が掲げる7つのコアバリュー(Courage, Integrity, Accountability, Rigor, Diversity, Team, Community)を体現するような学生生活を送ったもの、等が表彰されます。日本人からも多くの受賞者が輩出されました。

また、式典では、長年にわたり教鞭をとってきたファイナンスの名物教授、Ray Hill教授がとうとう勇退されるということで、最終講義が行われました。大学での研究歴に加え、投資銀行や電力会社でのCFOなどを経験し、さらにアジア地域でも長きにわたりビジネスを行ってきた、アカデミックも実務もわかる、ユーモラスなその人柄は、日本人在校生含め多くのファンがいました。最終講義では、その人生の大先輩から、ビジネスを進めるうえで最も重要なことはコミュニケーションをとる重要性、勇気をもって些細なことでもちゃんと質問することの重要性が説かれ、彼のこれまでの人生が凝縮されたようなためになるお話でした。

 

夕方は学位授与式で、大講堂にて、全卒業生が一人ひとり壇上に呼ばれ、学部長から手渡しで学位記が授与されました。当日渡されたのは学位記のケースのみで、残念ながら、本物の学位記は後日郵送という驚きのシステムでしたが・・それでも、あっという間の2年間のMBAの旅が終わってしまう切なさと、何をするにも自信がなく知恵もない自分が大きく成長できたそんな2年間だったとかみしめる瞬間でした。

 

帰国した今、私は諸般の事情で地元にある製薬企業へ転職し、新たなゴールに向かって爆走しています。新たな部署を上司と2人で立ち上げる、まさにアントレプレナーシップが求められるそんな環境で、時々MBA時代を懐かしく思いながら、学んだすべての知識を使ってビジネスに励んでいます。

 

エモリー大学のUS Newsランキングが17位まで上がったそうですが、まさにそれを売らずけるような素晴らしい経験をさせていただきました。もし、エモリー大学に興味を持った方がおられましたら、保証します。最高のMBAプログラムだと思います。

 

もし卒業後の感想に興味がある方がおられましたら、遠慮なく、日本人会の代表メールアドレス宛(gbs.japanese-club@emory.edu)にご連絡ください。Coffee Chat、歓迎します。

 





2023年6月14日水曜日

Class of 2023の卒業生にインタビューしました!

こんにちは!Class of 2024のK.Nです。

今回はGBSに関する映像のご紹介になります。

先月、5月に卒業したClass of 2023の日本人在校生6名に、2年間のGBS生活を振り返っていただきました。先輩たちの協力も得ながら、インタビューさせていただいた内容を約4分半の映像にまとめましたので、ぜひご覧ください。

GBSでの学びやアトランタ生活、今後の抱負等、熱く語っていただけました。インタビューやこの映像作成を通して、私自身も非常に刺激を受け、2年目の学習に向けてモチベーションが高まりました!

映像にはキャンパスや課外プログラム(GALA)の様子も盛り込んでいますので、少しでもアプリカントの皆様がこちらでの学生生活をイメージできればと思います。

私の趣味が映像制作ということもありますが、自身が受験生の時にもっと在校生の話やキャンパスの様子、雰囲気を動画で見ることができればと思っていたこともあり、今回こちらを作成してみました。(私はCovid-19の影響でキャンパスビジットができず、当時はGoogle Mapのストリートビューで学校の周りを探検していました・・笑)

この映像やBlog、ホームページ等を見て、エモリーGBSに興味を持っていただいた方は、ぜひお気軽に日本人在校生までお問い合わせください!


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日本人在校生ホームページ:https://emorymbajapanese.wixsite.com/website 【URL新しくなっています!!】

Goizueta 日本⼈会メールアドレス: gbs.japanese-club@emory.edu


 

2023年4月20日木曜日

IMPACT(Spring Semester)のクラス

GBSSpring Semester51週目までなので、課題やテスト準備に追われているClass of 2024Y.Mです。

 

Campusの雰囲気も少しずつ夏休みモードになりつつあります。

 




 

K.Nに引き続き、IMPACT(コンサルプロジェクト)についてすこしお話ししたいと思います。前回のブログではCore(Fall) SemesterIMPACTについて説明しましたが、今回のテーマはSpring SemesterIMPACTです。

 

【概要】

このプログラムでは、コアの授業で学んだことをもとに実際の企業へコンサルプロジェクトで行います。Fall Semesterで身に着けた知識やスキルを、Spring Semesterではクライアント企業とのプロジェクトで実践し、プロジェクトを進めていきます。

 

今季参加している企業は皆さんもご存じの有名企業も複数参加しています。



 (Source: GBS HP)

プロジェクトは大きくStrategy, Marketing, Finance, Healthcare, Operationなどに分類され、今回私が参加したプロジェクトはStrategyに分類されるプロジェクトです。

プロジェクトの詳細はクライアントとの守秘義務があるので、割愛させていただきますが、業界、領域、会社ステージ、国・地域という切り口で、バックグラウンドの職務経験とは全く違った経験をできたことが大きな収穫でした。

 

留学前は機関投資家にて株式の運用を行っていたのですが、投資対象は上場株式がメインでした。クライアント企業は上場前のアーリーステージの企業であったため、組織構造から、管理体制まで上場企業とは全く異なります。

 

また、私はマーケティングのパートを担当したのですが、一社のマーケティングに踏み込んで戦略を考え、提案する経験は初めてのことだったので、勉強すべきことが多くありましたが、マーケティングに関する造詣も深めることが出来、とても良い経験となりました。特にマーケティングは定性的な要素が大切な領域なので、他国の学生とのディスカッションを通して、自分の中の常識が通じない場面が多くあったことも大きな学びとなりました。

 

今までの株式運用の経験では企業の外から分析することがメインでしたが、企業の中から外の投資家に評価されるような戦略の立案に関わるような経験は将来のキャリアに活きると確信しています。

 

なかなかブログではIMPACTの魅力を伝えきれないので、是非興味ある方は在校生までお気軽にご連絡ください!

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2023年3月21日火曜日

【お知らせ】日本人在校生サイトリニューアルのお知らせ

 この度当校の日本人在校生サイトをリニューアル致しました。新しい日本人在校生サイトは以下リンクからご覧ください。

Emory University Goizueta Business School日本人在校生サイト

今後も引き続きEmory University Goizueta Business Schoolを宜しくお願い致します。


2023年3月18日土曜日

Core Semesterの所感とIMPACT (コンサル・Core Semester)のクラス

Class of 2024K.Nです。

必修科目で構成されるCore Semester(秋学期)を乗り越え、現在の春学期では自身の関心分野を中心にクラスを選択し、比較的ゆとりをもって学べています。

簡単にCoreを振り返ると、私は業務で会計領域の経験があったものの、統計や経済、Finance等は初学者であり、非常に濃密な(大変な?)時間を過ごすことができました。諸先輩方からCoreは大変だと聞いてはいましたが、授業の予習復習に加えて課題(個人、チーム)やチームミーティングで一日の24時間が一瞬にして消えるような毎日でした。特に私は子連れでの家族帯同のため、家事や育児タスクもある中、とにかく忙しすぎて思い返そうにも当時の記憶があまりないです(笑)授業での学びはちゃんと頭に残っている・・はずです!

さて、今回はそんなIntensiveなCoreの中でもGBSの看板クラスであるIMPACTについて紹介します。私は通信インフラ企業からの社費派遣ですが、コンサルティングファームに2年間出向していた経験もあるため、僭越ながら自身のコンサル経験も踏まえてコメントさせていただきます。

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【概要】

IMPACTPost MBAでコンサル志望の学生が多いEmory GBSならではの授業の一つです。2部構成(Coreと春学期)となっており、CoreではConsultantとしての基礎を身に付けるための授業となっています。翌年1月から始まる春学期では、実際の企業をクライアントに持ち、Hands-on形式でコンサルティングのスキルを習得、強化します。(1年生は今まさに実際のクライアントの抱える課題を解決すべく、チームでコンサルティングワークに取り組んでいます。こちらはまた別途ご紹介できればと思っています)

【担当教授】

Coreの期間は、GBSの卒業生でAccenture出身(元人材開発部門のDirector)のLynne Segall教授が長年担当しています。尚、春学期はアサインされるプロジェクト領域に精通した教授のもとで取り組みます。

【授業内容】

コンサルティングファームでの勤務経験がない方をターゲットとしており、春学期の実践編に向けて、Consultantとしての基礎(ロジカルシンキング、ドキュメンテーション、ファシリテーションスキル等)を身に付けることを目的としています。授業スタイルは、講義とディスカッションを織り交ぜており、オリジナルテキストやケースを使い、課題の構造化や特定、解決策の検討やリサーチ手法等を学びました。コンサルティングファームへ入社する際に受けるオンボーディング研修のような内容ですが、約4カ月かけて丁寧かつGlobalな環境下で学べる内容となっています。

Paper試験はなく、授業とは別に中間2つ、期末1つのケースプロジェクトがありました。

中間①:Marketingのクラスと合同で行い、Coreチームで実施、ワーク期間は2~3週間ほど

中間②:Coreチームとは別のチームで実施、ワーク期間は2~3週間ほど

期末:Coreチームとは別のチームで実施、通称「Day 1 Challenge」と呼ばれており、当日朝にメンバーとケースが発表され、その日の午後にはプレゼンをするというハードなイベント

【主な気付き・学び等】

・ロジカルシンキング系の演習も有意義でしたが、最も印象に残っているのは、どういった時にどのグラフを使うべきか等、PowerPointの作成術(伝わりやすいスライド)です。これはConsultantに限らず事業会社での勤務においても、Management層へのレポートや社外へのプレゼン等でそのまま活きる実践的な内容でした。経験則に頼らず、スライドの目的をしっかりと意識してアウトプットを作ることの大切さを改めて学びました。

・ありきたりではありますが、多様な価値観を持ったメンバーと議論する際、目線合わせが非常に重要であると感じました。特に数値情報(売上などの財務データ等)から感じ取る感覚(悪くない、普通、このままではダメ等)はメンバーそれぞれの感覚であり、お互いの意見を言葉や文字にして発信しないと誤解が生じることが多々ありました。前提情報や課題認識をチームでしっかり合わせ、そこからタスクに移ることの大切さを体感しました。

・教授の印象的な言葉で、「経験値は大切だが、過去の成功体験は間違った先入観となる場合もある」というものがありました。過去に扱った案件と類似している場合はその経験に頼ってしまうこともあると思います。しかし、Consultantは常に目の前の状況と向き合い、FactとLogicだけで仮説を立てることを意識しなければなりません。

MBAの良さの一つですが、実務ではないため、多くのケースや議論を通じて落としどころではなく最適解を考え抜く訓練を多く積むことができました。Consultantはバリューを出すため、現実解や落とし所を探るのではなく、常にベスト思考で「あるべき姿」を考え抜き、その達成に向けた戦略を描くことが求められます。多様な価値観を持ったメンバーとそれぞれが考える最適解をぶつけながら、チームとしての解を導き出すことは本当に貴重な経験でした。

【更に学びを深めるために(自戒の念を込めて)】

振り返ると、実務と比較してレビューしてもらう機会が少なかったと感じました。実務では60%程度の出来でManager等にレビューをお願いし、そこでのフィードバックから如何に最終アウトプットの品質を高められるかがAssociateの腕の見せ所でもあります。MBAでは他の課題等もあり時間もない中、課題提出やプレゼンテーションをゴールと設定し、正直その採点結果で一喜一憂することが多かったです。より学びを深め、実践力を高めるためには、TAや教授ともっとコミュニケーションを取るべきだったのかもしれません。春学期ではワーク期間も長いため、こまめにレビューを依頼し、アウトプットをブラッシュアップする機会も多く持とうと思います。

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以上、IMPACT(Core Semester)の紹介でした。

コンサル経験者/未経験者に限らず、またPost MBAでコンサルを目指さない方であっても学びの多い授業の一つだと思います。


最後に、GBSとは関係ありませんが侍ジャパン!!WBC準決勝進出おめでとうございます!!

私事ですが、この週末からマイアミ入りし、準決勝を現地で観戦します。GBSのあるアトランタからは飛行機で約2時間です。決勝戦は授業の都合上、現地で見れないのですが、野球観戦が大好きな私にとって、WBCの現地観戦は夢のような機会です。MBA留学に来れて良かったと思う理由の一つです。

それでは行ってきます!

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2ndの合否が出ておりますが、3rd(〆切:March 22, 2023もまだ受け付けております。合格者の方で他の学校と迷っている方、Waitlistからの繰り上げを目指す方、3rdにて出願する方等、お気軽にご連絡ください!

GBSのプログラムや、出願対策、アトランタ生活等、在校生がいつでもお答えしますので、以下のアドレスまでメールをお願いします! 

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2023年2月23日木曜日

通学路について

はじめまして。Class of 2023A.Tです。

Class of 2023は最終学期に入り、忙しくも卒業に向けて寂しさも増しています。

 

今回は学校への通学路についてご紹介をしたいと思います。

1) 徒歩での通学

現在エモリーMBAに通う日本人学生のうち6名(8名中)は大学近辺のアパートに居住し、徒歩通学(15-20分程度)をメインにしています。学校へのアクセスも良く、リフレッシュも兼ねて安心して通学する事が可能です。

 

2) 車での通学

日本人学生のうち1名は学校からやや離れた場所から自家用車で通学しています。学校指定の駐車場からのスクールへのアクセスも良く、学校帰りには買い物等の用事を済ませたりしながら通学する事が可能です。

 

3) 自転車+バスでの通学

私の場合は私費生で金銭的余裕が無かった事から、「①学校近隣でない(家賃の高くない)+②車なしで通える」という条件を満たすアパートから、自転車とバスを使い分けながら通学しています。当初は負担・不安に感じる事も多かった通学ですが、振り返ると色々メリットもあったと感じます。

 

    運動不足解消(自転車通学)

アパートから学校までは自転車で約25分程度ですが、アトランタは坂道が多く且つ学校付近以外は信号も少ないため、非常に良いエクササイズになります。実際エクササイズ目的で同じ道をサイクリングする方が多く、毎日顔を合わせる内に自然と仲良くなって挨拶をするようになりました。特にコアセメスターの時期は学業に忙しく生活リズムが崩れがちですので、毎日運動する時間が取れたことはコンディション維持に繋がったと感じます。また学生にも自転車通学は人気があり、どのヘルメットが良い/あの道はどう?等と会話のネタには事欠きません。

 



    英会話力向上(バス通学)

アトランタには気候が不安定な時期があるため、私は自転車通学が難しい場合にシャトルバスを使って通学をしています。多くの同級生が同じシャトルバスを使って通学をしているため、必然的に彼らとの会話が増え仲良くなります。特に最初は新しい仲間と慣れない英語で自分から積極的にコミュニケーションを取ることは私にとって負担を感じる事も多かったので、通学を通して対話の機会が自動的に生まれる事は非常に有難かったです。リクルーティング活動やプライベートまで、異なるバックグラウンドを持つ生徒との会話は色々と学びがありました(バス到着に伴い15分くらいで会話が終わるのも良かったです)

 

新しい環境で新しい生活スタイルを送ってみるのも留学の楽しみの一つだと感じます。

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エッセーの内容やインタビュー対策、アトランタでの生活について等、気になることがありましたら、在校生がいつでもお答えしますので、以下のメールアドレスまでお気軽にご連絡下さい!

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2023年2月3日金曜日

インターンシップについて

こんにちは。CO2023のTFです。卒業まで残すところわずかとなり、本当にあっという間の2年間だったとしみじみ感じております。

Emoryでのインターン事情に興味のある方のため、当ブログでは久しぶりにインターンシップについて少し触れさせて頂こうと思います。

社費生が比較的多いEmoryですが、夏季インターンシップに従事する日本人留学生は過去の卒業生も含めて少なくありません。
CO2023では6人中3人がインターンシップに参加しました。それぞれのインターンシップの概要は、

A:アメリカのベンチャー企業でリモートまたは対面でファイナンス&マーケティング関係の業務
B:外資系大手製薬企業の日本拠点でファイナンス関係の業務
C(私):派遣元企業のアメリカ拠点でオペレーション関係の業務

インターンシップの主な目的はもちろん"転職"ですが、私は社費留学&転職希望もないことから、アメリカでアメリカ人と仕事をしてみたいという単純な動機でインターンを受けることにしました。少し特殊事情ではありますが、概要と感じたことを述べてみます。

概要
テーマ:サプライチェーン改善プロジェクトの主担当
期間:5月末~7月末の約2か月間
場所:米国内。日本人はおらずローカルスタッフのみ。最後にアメリカ本社で報告会
他:拠点事務所に出勤。たまにリモートワーク。数回出張

Q1. MBAで学んだことや経験したことはインターンで活きるのか?
Yes & No。
Yesの部分については、MBAで山ほど経験した初対面とのチームワークのおかげでいろいろ鈍くなり胆力が養われ、アメリカ人とのコミュニケーションに怖気づくことがなかったように感じます。
Noの部分について、これはインターンのプロジェクトによりますが、私が担当した案件は購買関係のPJでダイレクトに役立ったMBA科目はありませんでした(少しかすったのはオペレーション系の授業で触れられていたERPくらい)。案件がファイナンスやマーケティング等であればMBAで学んだことがそのまま活かされると思います。

Q2. 英語でのコミュニケーションは?
これは純ドメの私にとってインターン前に最も恐れていたことではありますが、MBAの留学で生き残っている底力があるのであれば何とかなる思います。日系企業のアメリカ拠点ということで英語が流暢ではない日本人とやりとりすることに慣れていた(?)からかもしれませんが、私の拙い英語でも耳を傾けてくれてコミュニケーションは取れていました。もちろん文法や表現が正確であるに越したことはありませんが、それより伝えたいことを明確にして積極的に会話しにいくことが大事な気がします。

Q3. 日本と比較した仕事作法の違いは?
主観的意見ですが、コミュニケーションのベースはメールより会話だと感じました。メールは短文かつ全体周知やファイル添付に活用した程度で、あまり同僚のリスポンスはまめではなかった気がします。特にインターンの限られた期間は、とにかく人と会って名前を憶えてもらい、何を依頼したいか口で伝える、催促するのも直接会って行うか電話する、が良いかもしれません。そうなってくると英会話でのコミュニケーションということになり、Q2で述べた通りとなります。
その他、金曜日や祝前日は皆さん早く帰ります。お昼ご飯食べた後しばらくすると事務所からぽつぽつと人が減り始め、退社時間まで残ってたのが自分だけということもありました。こちらの方々は、家族や友人と過ごす時間をとても大事にしています。

Q4. 良好な人間関係を築くには?
インターンに限らずですが、ローカルのネタに強いと会話が弾んで人間関係の構築を助けてくれると思います。近場のレストランや観光地のおすすめを聞き、週末にトライして週明けに「おすすめしてくれたところ、すごく良かった!」とレポートする、というルーチンができたことでいろんな人と会話出来て何となく距離感が近づいたような気がします。その他、地元のスポーツチームのことを知っていると良いトピックとなりそうです。

Q5. インターン市場でEmoryのネームバリューは?
あります。アトランタではもちろんですが、滞在先の他州でも大体の方がエモリーのことを知っており、Top20の強さを感じました。

こちらのブログにもEmory&アトランタにおけるインターンの機会について紹介しておりますので参照ください。

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2023年1月14日土曜日

Collaborativeってどんな雰囲気?

 

こんにちは、Class of 2023 A.Kです。

1月になり、2年生にとっては最後のSemesterが始まりました。同級生たちも、大半が就職活動も落ち着き、授業に集中して臨めるということで、真剣にかつ楽しそうに授業を選んでいる様子が伺えます。



今回は、Emory GBSCollaborativeな校風についてご紹介したいと思います。

 

Emory GBSは、米国南部のスモールスクールらしい協調的で温かい雰囲気で、とてもフレンドリーな学生が多いです。


まず、Collaborativeな雰囲気を感じられるのは、チームワークです。スクールとして、Leadership育成に力を入れている中で、チームワークをとても重要視しています。1年目の最初のSemesterは、5-6人のチームにアサインされ、約4カ月間、必修科目の課題を同じメンバーで行います。チームメイトとはお互いの貢献度について評価し合い、それが成績にも反映されるので、課題の出来(結果)だけでなくチームワーク自体(過程)も大事です。各チームには2年生のコーチが2名アサインされ、よりよいチームワークを築けるよう、アドバイスやサポートをしてくれます。チームへの貢献で悪戦苦闘することが多い留学生にとって、このコーチの存在は心強いです。わたし自身、コーチにはいつもとても励まされました。 このように、スクールがチームワークに重きを置いている土台があることで、互いから学び合い、困っているチームメンバーがいたらサポートするというCollaborativeな雰囲気が醸成されているのではないかと思います。

たとえば、チームミーティングに関しては、なかなかチームミーティングで議論に入れない人がいたら、「あなたはどう思う?」と、意見を言うことを促すようなフォローをする。 また、チームワークの分担に関しては、主担当は作りしながらも、困ったことがあれば互いに助け合う。このようなチームワークの雰囲気があると、分担を決める時にも、不得意なものにも積極的にチャレンジができます。データ分析に自信がない人でも、“できるようになりたいからチャレンジしたい!”といってデータ分析を担当し、わからないところ出てきたら得意なメンバーがフォローをしたり、みんなで思考錯誤したり、とお互いに高め合えるチームワークができます。

いま振り返ると、最初のSemesterは、授業も課題も多いだけではなく、上記のようなチームワークのおかげもあり、これまでのMBA生活の中で一番濃密で充実した時間でした。自分の財産になったと思います。


また、スクール側も、学生同士が交流しやすいような環境をつくってくれます。1学年150人ほどのスモールスクールながら、International生の比率が非常に高い(40-50)ということもあり、スクール側もInternational生のInclusionは大事なことだと考えています。 入学前のオリエンテーションでは、全体のオリエンテーションの前に1週間ほど、International生向けのInternational Onboardingが行われます。International Onboardingは、助走期間のような感じで、模擬授業(教授もわざと沢山Cold callをします)や、交流パーティー、留学生ならではの様々な手続きのサポート、などInternational生が早くスクール生活に慣れるよう促してくれます。 ただ、色々とサポートはしてくれますが、受け身でいてもなんとかなるということではなく、積極性は大事です。日本のように、困っていることがないかと気遣ってくれるようなホスピタリティは基本的になく、困った時や分からない事がある時は自分で問合せて困っている事を主張する必要はあります。

毎週木曜日の夕方に行われるKEGS(Keeping Emory Goizueta Social)というイベントもEmory GBSの名物です。軽食とアルコールが用意され、同級生、先輩、教授、スクールのスタッフ達と、気軽にコミュニケーションが取れます。「今週もお疲れ様!」と互いを労いながら、ペットを連れてきたり、家族を連れてきたり、ハロウィンには仮装したり、クリスマスにはアグリーセーターを着て集まったり、とてもリラックスした雰囲気のイベントです。下の写真は、とある日のKEGSの様子です。



ちなみに、個人的な見解かもしれませんが、アトランタにいると、人の雰囲気がどことなく関西っぽいなと感じます。キャンパスビジットで初めてアトランタに来た時、空港をおりてタクシーに乗った瞬間、アトランタのタクシーの運転手さんが楽しそうに(そして容赦なく)話しかけてきて、関西のタクシーを思い出しました。キャンパスビジットでは、西海岸、アトランタ、ワシントンDCと回りましたが、アトランタはほどよく都会で人も温かいので、初めて来た気がしないような安心感を感じられました。実際に住んでみても、スーパーマーケットでレジに並んでいると、前後に並んでいる人たちが、ふとしたことでよく話しかけてきます。もともと友達なのかなと思うぐらい笑いあったり、話し込んだりしている人たちもいるので、こちらの人のコミュニケーション能力はおそるべしだなと思います。

 

 

留学前のわたしは、社内外の海外の方と一緒に仕事をする経験はありましたが、海外生活はしたことがなかったので、Competitiveな雰囲気のスクールではおそらくやっていけないだろう、と想像していました。せっかく2年間一緒に学ぶ仲間なので、同級生の顔と名前が覚えられて、1人でも生涯繋がっていられる友達も作って帰りたい、という想いもあり、Collaborative communityであることはスクール選びの大事な基準の1つでした。なので、Emory GBSを選んでよかったなぁと思っています。

Collaborativeなスクールがいいなと思う方は、ぜひEmory GBSをご検討いただけたら嬉しいです。

 


最後に、今年の2nd Roundの出願締め切りはもう終わりましたが、3rd Roundの出願締め切りは322日です。 “3rd Roundではもう遅い。渡米準備が間に合わないのではないか。“と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、全然そんなことはありません。なので、もし2nd Roundに間に合わなかったという方がいらっしゃったら、諦めずに3rd roundでの出願もご検討ください。ちなみに、わたしはスコアメイクに苦戦していたこともあり、3rd Roundでの出願でした。


エッセーの内容やインタビュー対策、アトランタでの生活について等、気になることがありましたら、在校生がいつでもお答えしますので、以下のメールアドレスまでお気軽にご連絡下さい! 

Goizueta 日本会メールアドレス: gbs.japanese-club@emory.edu