米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2013年4月23日火曜日

卒業前のイベントラッシュ


Class of 2013のAです。

いよいよ5月に卒業を控え、期末試験、プレゼン準備に追われる日々が続いてます。しかしながら、その一方で卒業前のイベントも多く開かれています。私は経営のバックグラウンドがなく、1年生の頃から勉強に時間を費やすことを余儀なくされてきたので、最後の学期くらい楽しもうと、各種イベントに足しげく顔を出しています。
ということで、過去のブログは授業紹介などが中心でしたが、今日はGBS及びアトランタのイベントについて、Officialなのもそうでないのも紹介しようと思います。

1)Japan Trip Reunion
私もJapan Tripの企画から実行に携わり、GBSのクラスメートと日本に約10日間滞在しました。手前味噌ですが、企業訪問から観光に至るまで極めて評判がよく、普段接しない1年生とも仲を深めることができました。
その結果、Japan Trip終了後に参加生徒が2回、引率教授が1回、計3回もReunion(Thank You Dinner)を開催してくれました。アトランタで1,2を争うステーキレストラン、BBQレストランなど、想像以上に気合の入ったお礼を受けて、2年間で一番感激したイベントでした。それまで、あまりGBSコミュニティに貢献できていなかったので、Japan Tripを企画したことは本当に素晴らしい経験であり、是非来年も企画されると良いなと思います。




2)Atlanta Malathon
3月中旬にアトランタのダウンタウンエリアで開催されるマラソン大会で、5k, ハーフ、フルと種別が分かれており、私はハーフに参加しました。州外からも人が集まり、今年は1万人以上の規模だったようです。人生初のマラソンであり、Japan Trip終了直後で時差ボケが残っていましたが、何とか完走できました。Japan Trip参加者からはCrazyだと呆れられましたが、良い想い出です。



3)March Madness
3月末より開かれる大学バスケNo.1を決める全米州対抗トーナメントです。全米規模で盛り上がるイベントのようです。各学生は自分の出身校や地元などのチームを応援し、大いに盛り上がります。友人に誘われたのでいい機会だと思い、行ってみました。しかし蓋を開けるとびっくり、どこかのスタジアムで観るのかと思いきや、真昼間からスト○ップバーで観戦という、完全に予想の斜め上を行く展開でした。このイベント時は、基本入場料無料、食べ物が欲しい人は$10足らずでブッフェ付(酒は別売り)という破格の安さで、しかも女性もしっかり働いている始末でした。女性の友人達も普通に参加していて、どんだけス○リップが身近なんだよと、正直驚きを隠せませんでしたが、文化的な意味で大変勉強になりました。そう、あくまで勉強の一環です。なお、ケンタッキーのルイビル大学が優勝したようです。

4)GBS Beer Olympic
3月末に開催されるチーム対抗競技です。6名のチーム+運転手代わりの友人複数を連れて、肝臓の強さを競います。紙コップを上手にひっくり返す速さを競う、隠してある各チーム指定のビールを探して、見つけたらその場で飲み干す、バットをオデコに当てて10週回ってダッシュ、など殺す気かっ、と突っ込みたくなるようなゲーム満載の過酷な競技です。酔ってて覚えてませんが、僕らのチームは確か8位/12チームと惨敗だったものの、非常に楽しかったです。帰りに皆でスキヤキを食べに行きました。アメリカ人はすき焼きが大好きです。


5)Color Run
こちらは4月初旬にアトランタのSouth Areaで開催されるイベントで、5Kほど走りつつ、様々な色を体に塗りたくるというものです。内容や開催時期から、おそらくインドのHoliという催しものに影響を受けてるのではないかと思いますが、詳細は不明です。我々2年生の卒業(見込み)祝いに、1年生が企画してくれたイベントで、最後は胴上げまでされ、嬉しい反面、卒業できなかったらどうしようというプレッシャーに。

6)Welcome Weekend
4月初旬に入学予定者向けに開催されるGBSイベントです。参加者は友人となる未来の同級生、先輩やアラムナイと顔合わせをし、GBSの一員として迎えられます。2日間に渡り、パーティーやインフォメーションセッション的な催しは勿論、Donuts Runという5Kマラソンも開かれます(私も参加しました)。アップダウンの激しいエモリーキャンパスを一周した後に振舞われるドーナツは、喉に詰まりそうになりますが、疲れていたせいか、日本比甘さ10倍のドーナツが初めて美味しく思えました。


7)Masters Golf Tournament
4月初~中旬に開催される世界で最も栄誉ある男子ゴルフトーナメントは、アトランタより東に約200kmほど行った所にあるオーガスタで開催されます。今年はラッキーなことに、決勝日のチケットが手に入ったので、友人と見学に行きました。最終日となると人も多く、特に優勝決定シーンは人だかりで、決定的瞬間を隙間からチラッとしか見ることが出来ませんでしたが、MBA生活で最も興奮したイベントの一つでした。


8)GBS Golf Tournament
GBS版Masters(?)こと、GBSのゴルフ大会です。毎年春になるとGBSの学生、アラムナイなどが集まり、4人一組でスコアを競います(ほかにもニアピン、ドラコンなどある模様)。ゴルフのラウンドは日本に較べると非常に安く、この大会は美しい景色で評判のストーンマウンテンで開催されます。

9)Steeplechase
私は参加できなかったのですが、競馬の障害物レースを観にいったようです。写真を見ると、結構おめかししている連中も多く、楽しげでした。競馬は紳士のスポーツなのでしょう。

10)Got Talent
4月中旬、GBSの一芸を有する連中が「我こそがNo.1芸達者だ!」と覇を競うイベント、Got Talentが開催されます。例年8~10組が参加し、漫談、音楽演奏、ダンスなどをお披露目し、観衆を虜にします。私達日本人は例年参加しておりますが、今年は組み体操をお披露目しました。小学生から練習している我々にとっては2~3回の練習で十分な比較的易しい演目でしたが、アメリカ人からすると「たった3回でこんなことができるのか!」と驚きだったそうです。さすが体操王国日本。優勝は逃しましたが。

11)Formal Party
4月下旬に開催されるGBSイベントです。男女ともに気合の入ったドレスアップをして、ゲストやパートナーを引き連れエレガントな雰囲気を楽しむというもの・・・と思いきや、大音量のクラブミュージックにドレスアップしていっただけという感じでした(笑)。男性はタキシード、蝶ネクタイまたは普通のスーツ、女性はイブニングドレスで決めていましたが、誰もがお構いなしで踊りまくっていました。これで社交ダンス踊るのかよ!と突っ込みたくなるような曲でも、クルクル回っているアメリカ人は愛さずにいられません。ちなみに折角のおめかしということで、パーティ前に高級ステーキレストランで食事をしたりしました。



12)Beach Week@Panama City
5月初旬、卒業を迎える学生がフロリダのビーチで最後の安らかなひと時を過ごすというものです。私は予定があり参加できそうもないのですが、多分昼はのんびり、夜は馬鹿騒ぎだと思います。アメリカ人は本当に音楽大音量のパーティが大好きです。

このように並べると、どれだけイベントがあるんだという感じですね。この他にも色んなイベントがありましたし、プライベートなパーティ、ディナー、プチ旅行など入れると、ほぼ毎日だと思います。やはり誰もが想い出作りに励んでいるのですね。私も勉強はそこそこに、残り3週間のMBA生活を思い切り楽しみたいと思います。最後の投稿ということで、ずいぶんたくさん書きましたが、今回は完全にお遊びに関する投稿でした。

A

2013年4月14日日曜日

ゴイズエタ香港支店より

Class of 2013のタツです。

ゴイズエタからの交換留学生として、香港からこのブログを書いています。アメリカ、インド、エジプト、ドイツ、チェコ、オーストリア、中国、そしてここ香港と、この2年間に色んな国とその土地の企業を見て回ることができました。高校時代は英語の勉強の必要性か全く理解できませんでしたが、いやはや、人生何が必要になるか分かりませんね。

 

さてさて、今回はその香港MBAについて少し。

私がいま交換留学しているのは、香港科技大学(ほんこんかぎだいがく)、Hong Kong University of Science & Technologyの頭文字を取って通称HKUSTと呼ばれる大学です。ゴイズエタのセメスター交換留学プログラムの詳細は、ぜひ過去ブログのセメスター留学in FranceアメリカMBA vs. ヨーロッパMBAをご覧ください。

HKUSTとゴイズエタでは、やはり学生の構成が大きく違います。インターナショナル比率が高いとはいえ、ゴイズエタではおよそ6割をアメリカ人が占めます。これに対して、HKUSTのアメリカ人比率は2割程度。中国および香港、ヨーロッパ、その他アジアがそれぞれ2割ずつの構成となっていて、HKUSTは非常に多様性に富んでいます。また、世界有数のビジネス都市である香港は、パートタイム(仕事をしながら夜間クラスや週末クラスでMBAを取得する学生)の比率が高いのも特徴的ですね。

また、中国ビジネス関連の授業が揃えられているのも嬉しいです。Marketing in Chinaという授業では、ペプシコの元マーケティングマネジャーが教鞭を取り、実際の新商品立ち上げの事例を材料に授業が進められます。China Field Tripという授業では、実際に上海に足を運び、1週間ほどかけてGM、ナイキ、上海証券取引所やCTrip (中国総合旅行サイト) などの現地企業を訪問しました。中国ビジネスの最前線を知る、大変貴重な機会だったと思います。
 

最後に、こちらはやはり食文化がアメリカとは全く違います。アメリカも、確かにステーキやハンバーガーはおいしいのですが、毎日そればかりだと日本人はどうしても飽きてしまうもの。健康面も心配。これに対し香港では、HKUSTの学食メニューだけでも、麺類からご飯類まで100種類以上から選べ、日替わり定食なんかもあります。こうした中華料理も安くておいしいのですが、街に出れば和民や一風堂、元気寿司や吉野家など、日本食レストランも多数。食事でストレスを感じることはアメリカに比べて圧倒的に少ないですね。それでも、アメリカの重量級ステーキは恋しくなってしまいますけどね。

どちらのMBAが優れている、ということはないと思います。アメリカ文化に揉まれたいならアメリカMBAの方がいいと思いますし、アジア文化を深く学びたいのであればアジアMBAの方がいいと思います。やはり最終的にはゴイズエタ同期のKoこちらで言うように、「両方経験してみてください!」というのが一番しっくりくると思います。もちろん、ゴイズエタから交換留学プログラムを使ってもいいですし、他の提携先大学からゴイズエタに交換留学に来てもらうのも大歓迎です。



★★★

先日、ゴイズエタの同級生数名が香港に遊びに来ました。Japan Tripの帰りに寄ってくれたのですが、久しぶりにゴイズエタの友人と会い、違う土地でお酒を飲むと、何とも不思議で懐かしい気持ちになりました。卒業してからも、彼らとは色んな土地でお酒を酌み交わしたいですね。まさに「朋有りて遠方より来る、亦楽しからずや」でした。

 

それにしてもアトランタの澄みわたった青い空が恋しい!

 タツ
MBA 2013

2013年4月5日金曜日

アメリカの1年制MBAについて

 
Emory1年制MBAのTomoakiです。
 

さて、来年のMBA受験に向けて、何人かの知り合いから1年制MBAについてお問い合わせをいただきました。

欧州では多くの1年制MBAを見かけますが、アメリカの1年制MBAは希少なので、僕も探すのに苦労しました。

ですので、今回はアメリカの1年制MBAについて、昨年6月入学直後に既述した記事を一年たってアップデートしてみたいと思います。
 
1年制MBAを探す際にご活用いただければ幸いです。


まずはアメリカで1年制MBAを募集しているMBA一覧です。

1.Kellogg (Northwestern)
- トップ校としては珍しく1年間MBAを採用して、internationalの生徒は5割程度です。トップ校だけあって、コンサルティング経験者や他のMBA卒業生などが多いと聞いています。

- キャンパスはシカゴ郊外のEvanstonにあり、古風な街並みに緑豊かなキャンパスで勉強できます。ただ、冬はとても寒いです。。
- GMATやTOEFLの点数だけでなく、個人の性格がKelloggにあっているかなど、Applicationで個々人の性格も見ており、出願した全員に対して面接を行うというスタイルをとっています。
-経済やマネージメントなどの授業を受講済みでないと、そもそもApplicationできないため、GMATの点数だけが高くても、入学できません。

-僕は、昨年Northwestern大学のLawschoolにも在籍していましたが、とてもいい大学です。Kelloggの友達に聞くと、2012年度は久しぶりに日本人が入学しました。ひょっとしたら、今後門戸は広がるかもしれないですね。

2. Sloan (MIT)
-こちらもアメリカを代表するトップ校です。
-Sloanの1年制は、毎年100人程度で、だいたい10人が日本人とのことです。
-企業派遣が条件で、勤務経験が最低10年必要であるため、若手向けというよりも30代が中心になると思います。
-キャンパスがいわゆる「シリコンバレー」の傍にあるので、起業家やIT関係者とも懇意になれる機会があると聞きます。

3.IBEAR(University of South California)
-IBEARというinternational student向けの1年制プログラムです。LAにあります。
-僕もキャンパスビジットしましたが、クラスの規模は60人程度で、平均33歳。カリフォルニアらしい和気藹々とした雰囲気のクラスでした。
-基本的にアメリカ人よりも、international studentが多いので、多くの国籍の人と知り合いたい人にはすばらしい大学だと思います。
-特にAdmissionが日本人の方なので、日本人にとってapplyの敷居は低いと思います。

4.Thunberbird
-International businessで有名な大学です。
-“Global management”など、多くの授業に”global”という形容詞がつくくらい海外ビジネスに特化しています。Undergradや他学部が存在せず、MBAのみで成り立っています。
-大学の性格からか、海外で仕事をしたいという国際感覚あふれた生徒が多いと思います。
-アリゾナ州・フェニックスの近くにあって、小さいながら綺麗なキャンパスに囲まれた大学です。

5.HULT
-近年成長してきているMBAです。
-サンフランシスコ、ボストン、ドバイなどにキャンパスがあって、在学中にキャンパスを変えて勉強することが可能です。
-授業の内容は高度だと聞いていますが、その反面、知名度がまだ少ないため、今後成長が期待されるMBAです。

6.Goizueta(Emory大学)
-僕が在籍しているMBAです。
-詳細は他の記事などを参照していただければですが、アトランタに拠点を置いているので、1年制プログラムではアトランタ出身者が多いという印象があります。

 他にも、学費が安くコストパフォーマンスがよいピッツバーグ大学のkutz、起業に強いボブソン大学、フットボールで有名なノートルダム大学などが1年制MBAを採用しています。
また、コーネル大学にも、理数系大学の卒業生のみを対象にした1年MBAがあります。


 次に、1年制プログラムのメリット・デメリットはどのような点が挙げられるのでしょうか。まずメリットは、次の通りです。


<メリット>
1.学費が安い。
-なんといっても、授業料が安くすみ、生活費も半分になるというのが魅力です。
-エモリー大学の1年制プログラムの学費は、$66,000。単身の場合、1年間の生活費が$32,000なので、合計$98,000で卒業できます。
-一方、2年制プログラムだと、学費が$87,000、2年間の生活費が$64,000で合計$150,100かかる計算になります。差引きで$50,000程度は安くなりますので、特に私費留学の方にはお勧めです。

2.クラスの人数が少ないため、仲良くなれる。
-例えば、エモリーMBAの1年制プログラムでの人数は48人です。2年制の生徒は1学年150人程度なので、その1/3程度になります。
-エモリー大学に限らず、どの大学も1年制プログラムは人数が少ないので、かなり生徒同士が親密になれます。例えば、Kelloggでも1年MBAは夏に1年制だけの授業があって、そこで仲良くなります。
-特に、エモリー大学では、1年制プログラムの場合、夏に”Summer Program”という3ヶ月間の集中講座が開かれるので、毎日顔を合わせるうちにかなり親密になれます。

3.クラスメイトに目的意識がある。
-1年制MBAのアメリカ人の話を聞いてみると、1年制プログラムのMBAのみにapplyしたという話をよく聞きます。1年制プログラムを選んだ理由は、学費が安い・長い間仕事から離れたくないなど人によって様々ですが、目的意識をもって1年制というプログラムを選んでいる人が2年制と比べて多いため、話をしていてとても勉強になります。
- MBAというレベルの高い環境の中でも、総じて1年制MBA生徒とは話していて、考え方や人との接し方がとても勉強になります。

4. 卒業後、2年制プログラムと同じ資格を貰える。
-1年制プログラムの卒業生も、2年制と同様の「MBA卒業生」という資格を貰えます。
-昔は、1年制と2年制の学生で就職活動をする際に、2年制の方が優遇された場合もあったようですが、現在では、1年制プログラムが普及してきたため、「1年制プログラムを選んだ理由」をきちんとプレゼンできれば、就職市場でも違いはなくなってきています。


とはいえ、逆にデメリットもあります。
それは、、、


<デメリット>
1.クラスの人数が少ない
-既述ですが、エモリー大学1年制のクラスは48人しかいません。これは卒業後のことを考えれば、デメリットにもなりえます。
-MBAのメリットの一つに、「人脈づくり」がありますが、特に在学中に仲良くなった生徒は一生モノの仲間として付き合えることができます。 その観点から、1年制はクラスの人数が少ないので、在学中の知り合いを増やす機会が2年制と比べて少なくなります。
-とはいえ、これは個人の努力でカバーすることも可能です。例えば、1年制の生徒は、夏学期が終わった後、2年制プログラムの生徒たちに合流することになります。そこで知り合いを増やすことが可能ですし、授業外のパーティーや部活動といった場での交流も可能です。

2.就職活動期間が短い。
-通常、2年制プログラムの就職活動が本格的に始まるのは、入学後半年程度たってからですが、1年制プログラムの場合は、入学した瞬間から就職活動が開始します。
-1年制プログラムの”Summer Program”は、結構ハードなので、授業をこなしながら、レジュメづくり、模擬インタビューなど就職活動の準備を始める必要があって、かなりあわただしい印象があります。

3.インターンシップができない。
-就職活動に欠かせないのがインターンシップ。夏季休暇など休みの時期に、実際に企業で働いてみるというプログラムです。
-インターンシップで採用が決まるケースも多いため、就職活動プロセスで重要視されています。2年制プログラムの場合、インターンシップを行う学生が多いです。
-1年制MBAは時間がないため、インターンシップができないまま、就職活動をする必要があります。

4.授業数が少ない
-最後に、1年制は2年制に比べて、7割程度の授業数しか取れません。
-できるだけ知識を習得したいという方にとって、この点はデメリットになりますが、逆に1年間で2年分の授業 の7割をこなすというのは、それなりの努力が必要になります。


 以上、長くなりましたが、1年制プログラムについて書いてみました。

もし、アメリカでの1年MBAをお考えの方がいれば参考にしていただければ幸いです。

2013年4月1日月曜日

クラブ活動紹介-Goizueta Board Fellows-


こんにちは、Class of 2013Yukiです。

日本は桜が満開となる素敵な季節ですね。一方、私も含め、花粉症の方にとってはツライ時期ともいえるかと思います。幸い、私はアトランタに来てから解放されたのですが、日本とはまた違った種類の花粉が飛んでいるようで、夫はこちらでも花粉症を発症しました。ただ市販で良く効く薬が売られており、それでかなり楽になるようですので、もし皆さんがアトランタに来て、こちらの花粉に反応されてしまうようでも大丈夫です。

前置きが長くなってしまいましたが、本日は、私が所属するクラブ「Goizueta Board FellowsGBF)」について紹介させていただきます。

このクラブは、Goizuetaの学生が自分たちの専門性を活かし、アトランタに拠点を置くNPO団体のBoard member に混ざって運営を支援するものです。1団体につき2-3人でチームを組み、学内で学んだことを、地元のNPO団体の支援という形で実践に移すことを目的としています。

本格的に活動するのは春セメスターなのですが、まず、秋セメスターのうちに、クラブが提示する協働可能なNPO団体(毎年10団体程度)の中から、自分の興味がある団体をクラブのリーダーシップチームに伝えます。そして、だいたい第1希望から第2希望の団体に割り振られるよう配慮がなされ、自分が協働するNPO団体とチームが決定します。ちなみにクラブのリーダーシップチームは、昨季、GBFのメンバーとして活動した経験のある学生たちで、実際にNPO団体との活動が始まると、アドバイザーとして諸々の相談に乗ってくれます。

私が関わっている団体は、「Global Growers NetworkGGN)」というところで、主に、アトランタにやって来た難民がFarmerとして自活していけるよう、トレーニングやマーケティング支援を行っています。難民支援と地産地消の促進という、一見すると関係のない事柄を結び付けて活動しているユニークな団体です。下記の写真は、資金集めのために行われたパーティーで、難民のリーダー的存在の女性が自身の体験を語っているところです。




自分が関わる団体によって、取り組むプロジェクトも変わってくるのですが、私たちはGGNが計画している新事業の採算性の検討と、今後の財務計画の策定という2つのプロジェクトに関わっています。また、こうしたプロジェクトやBoard meeting等への参加に加えて、NPOの日々の活動を知るために、一定時間のボランティアをすることもクラブ活動の一環として求められています(私たちの場合はFarmでの堆肥づくりでした)。

チームあたりの人数は少なく、私のチームも、私ともう一人、アメリカ人の学生の2人だけなので、Work loadは高めかもしれませんが、意思決定のスピードは当然速く、また、それぞれがNPOのスタッフとも密に関わることができるのも良い点だと思います。

また、クラブ全体の活動として、全チームが自分たちの取り組み内容を発表し合うイベントなども予定されており、他チームの活動内容を学ぶこともできるほか、こうしたクラブイベントにはNPO団体のメンバーも招待されるので、アトランタを拠点とするさまざまなNPOを知ることもできます。

こうした貴重な経験ができるのも、Goizuetaがアトランタで持つネットワークとレピュテーションのおかげではないかと思っています。