米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2019年2月26日火曜日

学校選びの最後の決め手

こんにちは、class of 2020のKeiです。一年前の2/23にキャンパスビジットがてらEmoryでインタビューを受けてから1年が経ちました。本日は、自分が学校を選んだ時の最後の決め手についてお話ししたいと思います。

私は幸運にも、複数校から合格をいただきました。その結果、面接対策などでWhyMBAやWhy(学校名)は準備してきたものの、実際に生活を考えるとこっちのほうが良いのでは?など、迷いが生じました。そのような最後の決断をひと押しした、私の個人的な判断基準(WhyMBAやWhy(学校名)では使えない)を紹介したいと思います。


1.治安、家族環境

第二子が面接の二週間前に生まれた私にとってはこれが一番大きな問題でした。ビジットをしたときに、同じような家族構成の先輩にアテンドしてもらい、保育園、遊ぶ場所、妻が通う英語学校、買い物など、安心して楽しい生活を過ごされているという話を聞けたことが大きな決め手となりました。

日本とは違い、家族には大きな負担をかけることになってしまうので家族のケアは非常に重要です。そのため、家族がどれぐらいその土地の生活を安心して楽しめるか、というのは自分のMBA生活の学びを最大化するためにも非常に重要なことだと思います。


2.Atlantaという都市に加え、大学自体も大きくて楽しそう

私は、受験前はEmoryという大学を聞いたことがなく、地方の小さな大学だと思っていました。アメリカの大学生らしい学生ライフに少し憧れていた私は若干その部分が気がかりでした。が、ビジット(+実際に在籍)してみて、実際はとても大きな学校であり、「毎日楽しそう」と思えたことが、意思決定を後押しする一因となりました。

在校生は1万5千人ぐらいで学部生の楽しそうなキャンパスライフも垣間見え(日本で一番多いのが日大7万人、国立で一番多いのが東大で2万7千人、1万5千人ですと名古屋大ぐらいにあたるようです)、キャンパスも広く、図書館も7個ぐらいあり、しかもその中の一つは最も美しい大学図書館の一つ、みたいな特集をされているものもあります。
Pitts Theology Library 

スポーツ施設では、1階はバスケットコートとプールとクライミングの壁、4階にインドアテニスコートとフットサル場というでっかい体育館があります。



 イベントも頻繁に行われていて、本日は英語学習でお世話になったTED、TEDxEmoryがキャンパス内で開催されていました。
  

加えて、全く無知でしたが、先日、Emory Goizueta Business Schoolが誕生100周年を迎えました。歴史ある学校のようです。



3.人も気候もあったかい

最後は若干しょうもないですが、人と気候というのも重要かと思います。

南部はみんな親切というのは聞いていましたが、実際に「アトランタの町の人はみんな微笑みかけてくれるからうれしい気分になる」と私の妻が言うほど、皆さんやさしいです。また、気候は冬まであったかい、というわけではないのですが、気温は下がったとしても氷点下1~2度ぐらいで東京ぐらいなので、四季を感じつつ生活できる良い環境だと思います。アメリカ全土のの天気予報でマイナス10度20度、時には30度というのを目にするたびに、アトランタでよかったと思う次第です。

もうキャンパスに桜が咲いていました。


私は、自分のWhyMBAを踏まえて受験した学校の中でも、最終的に上記が決め手となってMBA生活を満喫できる気がする、とEmoryを選びました。いま受験中の皆さんが最後に学校を選ぶ際の参考にしていただければ嬉しいです。あと少しかと思いますので、体に気を付けてがんばってください!

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2019年2月18日月曜日

Japan KEGSの開催

皆さんこんにちは。Class of 2019 (1 year)SNと申します。

MBA受験中の方は各校のインタビューでお忙しい方も多いかと思います。ここゴイズエタでも多くの受験生を見かける機会が増えました。実際に授業に出てみたり、在校生の話を聞くとよりイメージがつかめるかと思いますので、ご興味をお持ちの方は下部に記載の日本人会のアドレスまでご連絡頂けばと思います。

さて、今回は木曜日に開催されましたJapan KEGSについて紹介したいと思います。
そもそもKEGSとは何かというところですが、毎週木曜日の夕方に無料でビールと食事が提供される学校主催のイベントです。今回のJapan KEGSのように生徒の団体や企業がスポンサーとなって開催されるKEGSもあります。名前の由来は、Keep Everyone at Goizueta Social の略称であり、ビールの樽を示すKegともかかっているようです。MBAの学生がクラス・学年を問わず参加していることから、選択授業期間に入りなかなか会えなくなったクラスメイトと近況を話したり、これまで接点のなかった学生と親交を深める良い機会となっています。

Japan KEGSは、ゴイズエタのコミュニティに日本を知ってもらうことを目的として、昨年度に日本人会の有志によって初めて開催され、今年度は2回目の開催となりました。

それでは、早速当日の模様をお伝えしたいと思います。当日は多くのクラスメートが集まってくれ、日本への関心の高さが窺えました。


寿司を中心とした日本食の振る舞い


握りも提供したのですが、普段寿司といえばカリフォルニアロールしか見たことのないクラスメイトもおり、興味津々のようでした。

クラスメイト「(カリフォルニアロールを指して)これが寿司だろ。こっちは何?」
私「これは握り寿司。こっちが本物の鮨だよ。」
クラスメイト「そうなのか!!」

また、多くのクラスメートから質問を受けたのはいなり寿司。私の説明力が不足していたのか、英語力が不足していたのか(おそらく両方)、説明を聞くと一様に不思議そうな顔をしていました。 



利き酒コーナー

「久保田」「獺祭」「朱雀」が振舞われました! 一人で何杯も飲む人(自身を含む)もおり、日本酒ファンの増加に貢献できたかと思います。



その他、紙飛行機コンテストも開催され盛り上がりました。



今回のJapan KEGSによって、少しでも日本に興味を持ってくれるクラスメートが増えたと思いますし、私自身これまで話したことのなかった他の学年のGBS生とも話すことができ、大いに交友が広がりました。

ゴイズエタではこのように、主体性を発揮してコミュニティに貢献できる機会がたくさんあります。今回のような取り組みに限らず、ゴイズエタコミュニティの一員として多様性に貢献できるよう、今後も様々な取り組みを行っていきたいと思います。


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2019年2月14日木曜日

学校への通学手段について

こんにちは。Class of 2019のKNです。
今回は、大学への通学手段についてご紹介させていただきます。

コアの時期は授業が固まっているのですが、エレクティブの時期は授業が離れているため一度家に帰ることも多く、通学時間は意外と重要です。多くの日本人学生がエモリーポイントまたはポストに住んでいるため、こちらに住んでいるケースを中心にご紹介いたします。各アパートから学校までの経路は以下の通りです。
ポスト、エモリーポイントから学校までの経路


1. 徒歩
エモリーポイントに住んでいる学生は、タイミングがあえばバス、あわなければ徒歩で通学しています。距離は大体1マイルほどで徒歩の場合約20分ほどかかります。ポストに住んでいるほとんどの学生はバスで通学をしていますが、徒歩でも50分ほどで通学できるようです。

2. バス
エモリーの周辺は無料の大学のシャトルバスが走っています。エモリーポイントの場合いくつかの路線が通っており、学校までのバスが15分から20分に一本程度出ています。通学時間は大体5-10分ほどです。ポストの場合は、1路線のみしか通っていないため30分に一本でている程度です。所要時間は大体15分ほどです。

3. 車
日本人学生はキャンパスの近隣に住んでいるため、車を利用して通学している日本人学生はいませんが、近隣にバスが通っていなかったり、キャンパスから離れたところに住んでいる学生は車を使って通学しています。ただし学校の契約者用駐車場は年間$700程度かかり、厳しい抽選にも通らなければなりません。17時以降はビジター用駐車場が無料で使えるため、私は夜間の授業を受けるときは時々車で通学しています。

4. 自転車
自転車で通学している学生はほとんど見かけません。というのも学校には日本のように駐輪場がなく、どこかに立てかけて駐輪しなければならないようです。アメリカでは自転車は交通手段ではなく、ほぼ趣味として利用されているような印象を受けます。

5. Shared Scooter
ここ半年で学校周辺に普及してきている電動スクーター(https://www.li.me/)で、多くの学生が利用しています。スクーターはアパートや学校の周りに置いてあり、アプリでアクティベートをすることによって利用できます。値段は$0.15 / minでとても安く、好きな場所で乗り捨てできるので大変便利です。

6. スケートボード/ 電動スケートボード
時々スケートボードや電動スケートボードで颯爽と通学する学生を目にします。私も某国民的アニメの影響で、電動スケボーでの通学にあこがれ、一時期電動スケボーで通学していました。徒歩20分かかっていたところが、5分で通学できるように大変便利でしたが、電動スケボー自体がマイナーなため注目を浴びてしまうこと、重くて持ち運びが大変なことを理由に、2か月ほどで通学をやめてしまいました。アメリカンな生活をしてみたいという方はこの機会にぜひチャレンジされてみてはいかがでしょうか。


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2019年2月9日土曜日

アメリカの車事情について

こんにちは、Class of 2019SKです。
受験生のみなさんは引き続きお忙しくされているかと思いますが、体調管理には気をつけてください。キャンパスビジットをご検討される際には日本人在校生がサポートできますので、下記のアドレスまでご連絡いたければと思います。


さて、今回は受験生の皆さんがより具体的に米国での生活をイメージでき、モチベーションの維持に繋がることを期待して、こちらの車事情について書きたいと思います。

①免許の取得について
エモリー大学のあるアトランタは例に漏れず車社会であり、UberLyftといったライドシェアが普及したことで重要性は低下しているものの、家族連れでの渡航を検討されている方に限らず、単身での渡航を検討されている場合についても、生活の質の向上のために車の購入は重要です。
米国では車の購入の際に免許が必要ですので、免許の取得が第一の関門となります。韓国の免許については書類申請のみでのジョージア州での免許への書き換えが可能ですが、残念ながら、日本の免許には適用されないため、学科試験および実技試験の受験が必要となります。ただし、日本と異なり、こちらでは教習所に通うことは一般的でなく、免許センターで受験するだけ(いわゆる一発試験)ですので、最短で1日から2日での取得が可能です。学科試験の内容としても日本の免許を取得する際の試験とあまり変わりはなく(むしろ易しい?)、基本的に合格できるのですが、難度にばらつきがあるようで、落ちてしまうケースもあるようです。また、実技試験については、右側通行が不安な方もいらっしゃるかもしれませんが、人間の頭は良くできているようで、一回乗ってみれば意外とすぐに慣れてしまうようです。

②車の購入について
免許が取得できたら、いよいよ車の購入です。留学生は短期での滞在ということもあり、中古車を購入するケースが多いようです。車社会ということで中古車市場も充実しており、エモリー大学の関係者から直接購入したり、レンタカー落ちの車をレンタカー会社からの購入、現地のディーラーを経由の購入や、ウェブ専門業者からの購入も可能です。ちなみに私はウェブ専門業者から購入したのですが、ウェブ上で車の仕様や、傷の状態を写真で確認した上で注文でき、数日で指定した場所まで車を持ってきてくれるので非常に便利でした。気に入らなかったり、問題があった場合も、一定期間の返品が可能であり、非常に合理的でアメリカらしいシステムと感じました。

③ロードトリップについて
車が手元に届けばスーパーでの買い物も楽になり、生活もより充実すると思いますが、みなさんにぜひオススメしたいのがロードトリップです。アトランタからのロードトリップ先としては、

・オーランド(フロリダ)
・ニューオリンズ(ルイジアナ)
・チャールストン(サウスカロライナ)
・サバンナ(ジョージア)
・ナッシュビル(テネシー)
・デスティン(フロリダ)

等が人気のようです。どれもアメリカで人気の観光地ですが、全てアトランタから半日程度で着くので週末での観光も可能です。米国のハイウェイは真っ直ぐで、交通量も日本より少ないため、片道800km等、日本だと大変そうな距離に見えても意外となんとかなります。また、長期休暇中には、アメリカ縦断/横断も面白いかもしれません。私は冬休みにアメリカ横断をしてみたのですが、地域地域に様々な特色・文化があり、大自然に触れることもでき、非常に充実した旅となりました。

こちらでの生活が少しイメージできたでしょうか?留学にあたり、生活の立ち上げ等、不安になることも多いかと思いますが、日本人在校生がサポートしますので安心していただければと思います。

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