こんにちは。Class of 2013のAです。
早いもので秋学期もおおよそ5合目にさしかかりました。8月の頭は授業もグループワークも議論についていけずあたふたしていましたが、
大分慣れてきました。
今回は前回記事に続いて、Goizuetaの面白授業を紹介したいと思います。Goizuetaといえば一般的にLeadership、Finance、Marketing辺りに
強みがあると認識されていますが、今回ご紹介するのはMarketingのコア科目であり生徒からの評判も高いMarketing Managementです。
このクラスではマーケティングのフレームワークを学び、ケースを分析し、提案するというステップで進められます。
「戦略ありきのマーケティング」という大前提の考え方のもと、顧客・競合などの分析、ブランドマネジメント、価値分析、
プロダクトラインマネジメントなどに対応したフレームワークを駆使しながら、クラスメイトと議論を交え、10個くらいのケース
��基本的にはB to C視点)をやります。
担当する教授はGoizueta名物教授の一人であるRyan Hamilton教授です。まだ40歳未満と教授にしてはかなり若い人物ですが、
Under the age of 40の教授として世界的に評価されている人物です。(以下、参考URL)
http://www.goizueta.emory.edu/faculty/ryanhamilton/index.html
http://poetsandquants.com/2011/02/11/best-prof-ryan-hamilton/
Admissionsの人達も、彼をGoizuetaが誇る目玉教授の一人として認識しているようで、We are proud of him!と誇らしげに連発していました。
授業の進め方も工夫が凝らされており、マーケティング経験豊富な人も、マーケティングのマの字も知らない私のような生徒でも
楽しめる内容です。フレームワークに基づいて導き出したポイントを実際の世界ではいかにして効果的に演出しているのか、
当時のCMやプレゼンなどを流して分かりやすく説明してくれますし、ユーモアに富んだ発言を連発し、この教授の授業はいつも笑いに
包まれています。
��秀逸なCMが多かったので動画紹介しようと思いましたが見つかりませんでした・・・見つかったら別途UPします、すみません。)
ぶっちゃけてしまうと、入学前は「マーケティングの目玉科目=GMSC(http://www.goizueta.emory.edu/gmsc/)」くらいの認識しか
ありませんでした。しかしながら、コア科目の段階から魅力ある授業を提供して、基礎力をしっかり固め、よりレベルの高いGMSCや
その他選択科目に繋げる科目構造はなかなか良く出来ているなと思います。こういう点が、GoizuetaのMarketingの評判を支えている
のかもしれません。
以上の点から、板書の字が小さいことに目を瞑れば、この教授は本当にお奨めです!Marketingに興味ある方は是非Goizeutaで学んで
はいかがでしょう。
余談ですが、先週末にある1年生の奥さまがついに引っ越してきたので、「庄や」という日本居酒屋で歓迎会を開きました。
��誰もが知るあの庄やとは別物らしいです)日本食には困りませんが、居酒屋スタイルの店は少ないのでアメリカにいることを忘れて
楽しみました。とはいえ、一人風邪のため参加出来ず、そこは心残りでした。アトランタも少しずつ涼しくなってきて、長袖が必要な日も
ぼちぼち増えています。日本も季節の変わり目に差し掛かっているかと思いますので、日本の読者の方々も体調には気をつけて下さい。
Class of 2013 A
米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2011年9月27日火曜日
2011年9月20日火曜日
楽しいアカウンティング
Class of 2013のタツです。
ゴイズエタに入学して、はや2ヶ月が経とうとしています。アトランタの気候も、7~8月は最高気温38℃を記録するほどの真夏日が続いていましたが、最近は同24℃程度に落ち着いています。朝は少し肌寒いくらいですね。
さてさて、勉強の秋!ということで、今日は私のお気に入り、ヤン・バートン教授のアカウンティングについて書きたいと思います。私が現在履修中の必修科目(ファイナンス、アカウンティング、統計学、マーケティング、経営戦略など)では、いずれの科目でも素晴らしい教授が揃っているのですが、バートン教授のアカウンティングは特に分かり易くテンポもよく、アカウンティングの授業とは思えないほど、授業内での生徒とのコミュニケーションが盛んです。
会計学のヤン・バートン教授。ちょっとトム・ハンクス似の中年男性。
http://www.goizueta.emory.edu/faculty/janbarton/
例えば、下の写真は、彼の授業での一コマ。スライドにはレントゲン写真のようなものが写っていますが、れっきとした会計の授業中です。彼曰く、”会計は右脳で反応しろ”ということ。問題数をこなして脳のスイッチを”オートパイロット状態”に切り替えれば、会計なんて怖くない、そうです。
また、下のURLはバートン教授が授業中に紹介してくれたYouTube動画で、アメリカの即興コメディ番組 ”Whose Line Is It Anyway? (一体誰のセリフ?)”での一幕です。プロのコメディアンが大変秀逸なアカウンティング・ソング(!)を披露してくれていますので、息抜きにでもぜひどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=XSranciXOvs
本体の授業も、教科書に沿って仕訳ルールを学ぶだけのものではありません。例えば、売上計上のルールを学ぶ際には、アップルのiPhone販売のケーススタディを用いました。減価償却のルールを学ぶ際には、デルタ航空のシンガポール航空との比較ケースを用いました。中間試験ではアップルの2010年度財務諸表を用いて、実際の財務諸表をどのように読み解くかが問われました。
ゴイズエタでは、アカウンティングだけではなく、経済学やマーケティングといった他の授業でも、こうした工夫がなされています。教授陣のみではなく、1クラス約50名という少人数の編成も、こうした授業を可能にしている要因だと思います。
他の授業の様子についても追々紹介していきたいと思っていますので、お楽しみに。
タツ
Class of 2013
ゴイズエタに入学して、はや2ヶ月が経とうとしています。アトランタの気候も、7~8月は最高気温38℃を記録するほどの真夏日が続いていましたが、最近は同24℃程度に落ち着いています。朝は少し肌寒いくらいですね。
さてさて、勉強の秋!ということで、今日は私のお気に入り、ヤン・バートン教授のアカウンティングについて書きたいと思います。私が現在履修中の必修科目(ファイナンス、アカウンティング、統計学、マーケティング、経営戦略など)では、いずれの科目でも素晴らしい教授が揃っているのですが、バートン教授のアカウンティングは特に分かり易くテンポもよく、アカウンティングの授業とは思えないほど、授業内での生徒とのコミュニケーションが盛んです。
会計学のヤン・バートン教授。ちょっとトム・ハンクス似の中年男性。
http://www.goizueta.emory.edu/faculty/janbarton/
例えば、下の写真は、彼の授業での一コマ。スライドにはレントゲン写真のようなものが写っていますが、れっきとした会計の授業中です。彼曰く、”会計は右脳で反応しろ”ということ。問題数をこなして脳のスイッチを”オートパイロット状態”に切り替えれば、会計なんて怖くない、そうです。
また、下のURLはバートン教授が授業中に紹介してくれたYouTube動画で、アメリカの即興コメディ番組 ”Whose Line Is It Anyway? (一体誰のセリフ?)”での一幕です。プロのコメディアンが大変秀逸なアカウンティング・ソング(!)を披露してくれていますので、息抜きにでもぜひどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=XSranciXOvs
本体の授業も、教科書に沿って仕訳ルールを学ぶだけのものではありません。例えば、売上計上のルールを学ぶ際には、アップルのiPhone販売のケーススタディを用いました。減価償却のルールを学ぶ際には、デルタ航空のシンガポール航空との比較ケースを用いました。中間試験ではアップルの2010年度財務諸表を用いて、実際の財務諸表をどのように読み解くかが問われました。
ゴイズエタでは、アカウンティングだけではなく、経済学やマーケティングといった他の授業でも、こうした工夫がなされています。教授陣のみではなく、1クラス約50名という少人数の編成も、こうした授業を可能にしている要因だと思います。
他の授業の様子についても追々紹介していきたいと思っていますので、お楽しみに。
タツ
Class of 2013
2011年9月12日月曜日
ロードトリップ
久しぶりの書き込みになります。Class of 2012のMasaです。
F美が夏休みの過ごし方を書いていたので、私も書いてみようかと思います。
社費留学の私は「インターンシップ」と「日本への帰国」が会社から禁じられており、
また、妻子持ちの身としては一人で他国へ交換留学に行くこともままならず、
夏休み期間中ずーっとアメリカにいました。
で、何をしていたかというと、アメリカ一周ロードトリップです!
妻と二人の娘を引き連れ、走行距離2万キロ超の自動車の旅を決行。
まずはアメリカの西側に向かって主に国立・国定公園巡り。
一旦アトランタに戻って新一年生の生活セットアップのお手伝いをして、今度はアメリカ東側の大都市を巡る旅。
ひたすら地平線に向かって走ったテキサス、
白い砂丘をソリで滑ったホワイトサンズ、
暑くて干からびそうになったデスバレー、
その翌日に雪で身動きがとれなくなったヨセミテ、
砂でカメラが壊れたけど幻想的な写真がとれたアッパーアンテロープ、
子連れで1時間岩山を登ってやっと見れたデリケートアーチ、
結婚生活最大の夫婦喧嘩をしたグランドキャニオン、
バイソンが道路を横断していたイエローストーン、
ラッシュアワーに巻き込まれたNYのマンハッタン、
虹を下に見たナイアガラの滝、
・・・旅の思い出は語りつくせません。
でも何より家族と共にこの旅を経験できたことが一生の宝物になりそうです。
今、明日の授業の予習でケースを読んでいる合間にこのブログを書いているのですが、完全に気が散ってしまいました。
早く夏休みボケを治して通常モードにしなくては・・・
Masa
Class of 2012
2011年9月6日火曜日
夏季交換留学
お久しぶりです。
長~い夏休みが終わって、やっとアトランタに戻ってきたF美です
夏休み前のブログに書いた通り、
5月はアトランタ、6月はNYでインターンシップ、7月はウィーンへ短期留学、8月は日本へ里帰り…と、
なかなか忙しく充実した時間を過ごすことができました
今日は、短期留学について少し書きたいと思います
Goizuetaには夏季交換留学プログラムがあり、提携校なので原則授業料は無料で、
世界各国のBusiness Schoolへ留学することができるんです
私の場合は、Vienna University of Economics and Businessに行ってきました。
3週間で3科目を学び、単位も3科目分しっかりもらえます
私が受講したのは、
International Supply Chain Management、International Marketing、International Financeです。
3科目とも、これまでGoizuetaで受講してきたクラスよりも「International」にフォーカスしています。
特にInternational Marketingでは、各国の文化や習慣の違いを学び、
その観点からビジネス上留意すべきことをディスカッションしたりして、
各国から来ている生徒が自国の文化・習慣についてコメントしたり、私も日本について発言したり…と、
とても興味深い授業でした
私のクラスの参加者の出身国は、
インド(学校はイギリス)、アメリカ、カナダ、シンガポール、フランス、韓国、日本。
他のクラスも含めると、数え切れないほど多くの国から100名近い学生が受講しに来ており、
別のMBAに通っている日本人の方々とも知り合うことができました。
コース中には各国の生徒が食べ物等を持ち寄って自国の紹介をするイベントも有り、
学校側の運営方法にオーストリアの文化を垣間見たりもして…(笑)
とにかく、非常に有意義な機会になったと思います
それに何と言っても、
こんなに長くヨーロッパに滞在できる機会は二度と無いですよね~
ウィーンには3週間滞在し、オランダ、ドイツ、チェコ、ハンガリーにも足を伸ばしました
歴史ある建物や街並み、素晴らしい美術館やコンサートの数々、おいしいビールとワイン…
すっかりヨーロッパを堪能してきちゃいました
さて、早くもMBA生活2年目に突入。
勉強も遊びも、悔いのないように、めいっぱい頑張りたいと思います
2012 F美
長~い夏休みが終わって、やっとアトランタに戻ってきたF美です
夏休み前のブログに書いた通り、
5月はアトランタ、6月はNYでインターンシップ、7月はウィーンへ短期留学、8月は日本へ里帰り…と、
なかなか忙しく充実した時間を過ごすことができました
今日は、短期留学について少し書きたいと思います
Goizuetaには夏季交換留学プログラムがあり、提携校なので原則授業料は無料で、
世界各国のBusiness Schoolへ留学することができるんです
私の場合は、Vienna University of Economics and Businessに行ってきました。
3週間で3科目を学び、単位も3科目分しっかりもらえます
私が受講したのは、
International Supply Chain Management、International Marketing、International Financeです。
3科目とも、これまでGoizuetaで受講してきたクラスよりも「International」にフォーカスしています。
特にInternational Marketingでは、各国の文化や習慣の違いを学び、
その観点からビジネス上留意すべきことをディスカッションしたりして、
各国から来ている生徒が自国の文化・習慣についてコメントしたり、私も日本について発言したり…と、
とても興味深い授業でした
私のクラスの参加者の出身国は、
インド(学校はイギリス)、アメリカ、カナダ、シンガポール、フランス、韓国、日本。
他のクラスも含めると、数え切れないほど多くの国から100名近い学生が受講しに来ており、
別のMBAに通っている日本人の方々とも知り合うことができました。
コース中には各国の生徒が食べ物等を持ち寄って自国の紹介をするイベントも有り、
学校側の運営方法にオーストリアの文化を垣間見たりもして…(笑)
とにかく、非常に有意義な機会になったと思います
それに何と言っても、
こんなに長くヨーロッパに滞在できる機会は二度と無いですよね~
ウィーンには3週間滞在し、オランダ、ドイツ、チェコ、ハンガリーにも足を伸ばしました
歴史ある建物や街並み、素晴らしい美術館やコンサートの数々、おいしいビールとワイン…
すっかりヨーロッパを堪能してきちゃいました
さて、早くもMBA生活2年目に突入。
勉強も遊びも、悔いのないように、めいっぱい頑張りたいと思います
2012 F美
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