米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2010年12月27日月曜日

雪!



クリスマスに雪が降りました



アトランタの冬は東京より暖かいと思っていたのですが期待を裏切られました。

日本で冬服をかなり処分してきてしまったので、

サンクスギビングデーのセールで最低限の冬服を買い揃えました。

そのときに買ったダウンジャケットを毎日着ています。



冬の服装といえば、大学構内や街の中を歩いていて、

フード付きトレーナーのフードをかぶっている人をよく見かけます。

あれは飾りだと思っていたのですが、実用的な物だったんですね。

2010年12月6日月曜日

Beer Game

先日、学校で「Beer Game」なるものをやってきました。



勝った人はビールが飲み放題!…ってわけではなくって、オペレーションの授業です







1チーム4人で「生産者→卸業者1→卸業者2→小売業者」のサプライチェーンを体験



小売業者が卸業者2に注文を出し、卸業者2が卸業者1に注文を…。その注文に基づいて、生産者→卸売業者2→・・・と、ビールに見立てた1セントコインを動かしていく。



…というだけの、ごく単純なゲームなんですけど、予想外に最適な結果には終わらず、興味深かったです



というのも、マーケットの需要動向を知ることができるのは「小売業者」のみ。そして、チーム内では「注文」を通してのみしかコミュニケーションができないので、「小売業者」からの情報が「生産者」まで伝わるには時間がかかるし、「生産者」から「小売業者」までビールが届くのも時間がかかる



それぞれがたっぷり在庫を持っていれば急な受注増にもすぐに対応できますが、在庫=コストなので各自が自分の在庫を最小限に抑えようとする。でも、在庫不足で受注に対応できないと余計なコストが発生するんだけど…



そんなこんなで、結局サプライチェーン全体としては最適化されてなかったりするんですね~。







ゲームの説明を聞いた時点で種も仕掛けもわかったつもりだったのに、いざやってみると上手くいかなくて…、ホント興味深かったです。



それに、大の大人が揃ってワイワイ騒ぎながら、1セントコインを一生懸命動かしている光景はちょっと笑えました



2012 F美

2010年11月30日火曜日

Fall Festival in Goizueta

少し前になりますが、今年初めてB-SchoolでFall Festivalなるものが開催されました。



目的は社会貢献のための基金集めで、各クラブが模擬店のようなブースを出して

綿菓子やパンプキンパイなどの食べ物を振る舞ったり、仮設リンクで競技を行ったり。

わたしは飛び入りで習字をしてきました。



名前を漢字のあて字で書いてあげるもので、1回2ドルと高額ながら

募金目的なのでわりと気軽に払ってくれるのはさすがアメリカ、と変なところで感心。







写真はNichelle(ニシェル)という名前を書こうとしているところ。

「シェ」という漢字を思いつけず、中国読みなら「シェ」だろう、と

無理やり「謝」を書いてしまいましたが、未だに「シェ」っぽい漢字ないかなぁ、と考え中。

どなたかいい案お持ちでしたら、ぜひコメント下さい。


2010年11月20日土曜日

Business Writing Center

来週のサンクスギビングの休暇が終わったら、もうあっという間に学期末。この時期になると、プレゼンテーション準備、ケース課題提出などの準備に追われてきます。



そして、課題提出の度に苦労させられるのが、英語ライティングです。そんな苦手意識を少しでも克服しようと、今学期、ビジネススクールが提供している、ビジネスライティングセンターというサービスを利用し始めました。ここでは、エモリー大学の英文学科で学ぶ学生達が1対1でビジネスライティングの指導をしてくれます。センターは校舎内にあり、空いた時間に自由にアポイントをとることができます。1回50分、題材は自由、そして、無料!



さて、先日も、来週提出の課題を持参して、カウンセリングを受けてきました。情けないことに、”a”と’”the”の間違い、時制など基本的なミスが相変わらず多いです。そんな微々たるミス(?)も、ネイティブの彼らには、”weird”、だそうです。外国人が日本語の助詞などを間違っているときに感じる違和感みたいなのなのでしょうか。さらに、カウンセリングは続きます。次は、動詞、名詞などの単語のセレクションが、”weird”、だそうです。ネイティブには違ったニュアンスで伝わってしまうので違う単語を使うべきとのご指摘。その後も、文法、段落構成…、たくさんのご指摘を受けてしまいました。それにしても、繰り返し、”weird”、と言われると、結構、凹むものです。。。。



英語文法は、GMATを受験することには神経質になっていたのですが、渡米後は、「通じればいい」などという変な割り切りができてしまい、逆に退化してしまっているのが現状です。やっぱり、ビジネススクールで学んだ者として、最低限のレベルのビジネスライティング力を身につけておく必要があると実感している今日この頃です。MBA生活、残りわずか半年ですが…。



an


2010年11月15日月曜日

ゲストスピーカー三昧



アトランタも日に日に寒くなってきました。つい先日までTシャツ一枚でも暑いと感じていたのですが。。。それと共に風邪をひいている人も目立ってきました。アメリカ人の同級生は、夏はクーラーで激寒の教室をTシャツ短パンで平気そうにしているのに、冬の到来と感じたら必要以上に厚着をしていたりして見ていて面白いです(彼らも時節を大切にしているんでしょうか?)。あ、もちろん真冬でもTシャツで頑張っている、小学校の頃にたまに見かけた子のようなクラスメートもボチボチいたりしますが。。。



まあ、そんなことはさておき、先週は私にとって”ゲストスピーカー”ウィークでした。一週間で4件。ゴイズエタには頻繁にゲストスピーカーが訪れていまして、授業以外のものも含めると少なくとも隔週ぐらいでは参加機会があるのではないかと思いますが、一週間で4件も参加したのは恐らく初めてだと思います。そこで今回は、年に2度3度の大物ゲスト(ダライラマ、カーター大統領、ムハマドユヌス氏など)は置いておいて、日頃の授業におけるゲストスピーカーはどういった方が来られるのか、私の先週の例を簡単に紹介したいと思います。



Sales & Business Development(選択授業)

 P&G、コカコーラとブランドマーケティングを経験され、現在はチバビジョンでグローバルブランドマネジメントのシニアディレクターをされている女性のインクラススピーチでした。過去10年のブランドマネジメントのトレンドの移り変わりと、ソーシャルメディア等の普及が著しい昨今においてのブランドマーケティングのあり方について示唆に富んだ内容でした。



Operation Strategy(選択授業)

 ヨーロッパ最大級のIT企業であり世界各国で事業展開しているCapgeminiのプリンシパルコンサルタントの男性。彼は豊富なオフショアリング、アウトソーシングのコンサルティング経験を元に、オフショアリングのWhy, What, Whom, Where, How及び現在のトレンドなど、具体例を織り交ぜながら鋭く分析していました。(例えば、オフショア先の決定要因、地理的リスクやポリティカルリスクをどう取るのか、事業のポートフォリオ分析をどのように行うのか、オフショア先とのコミュニケーション方法は、などなど。)今一度オフショアリングの功と罪を見直し、局所的ではない、包括的な戦略のもとで判断を下す必要性を感じたよい機会でした。



Social Media and Virtual Communities(選択授業)

 グループワークとしてアトランタに本社を置く大手メディアであるCox Mediaの次世代マーケティング戦略を提案するという課題に基づき、同社の事務所を訪問し、マーケティングを担当されている方から直接現状に関するお話を聞くことができました。



Leadership Development(2年次コア)

 この日がベテランズ・デー(退役軍人の日)ということもあり、US Militaryの南部司令官(ミリタリーでは凄く偉い人らしいです)であり、Haitiの震災復旧支援で陣頭指揮を執っているKeen氏を招待し、彼の活動内容やリーダーシップ論について語っていただきました。まさかビジネススクールで軍隊のトップのお話が聞けるとは思っていなかったので、大変貴重な経験になりました。ちなみに、Keenという名前のミリタリー出身のクラスメートがいたなぁと思ったら何と彼の次男坊だそうです。



これらは、私が現在とっている科目の一例なので、他にも多種多様なゲストスピーカーがいらっしゃいます。どなたもビジネススクールの外では簡単にはお話を聞けないであろう人ばかり。 改めて恵まれた環境にいることを自覚しました。


2010年11月8日月曜日

ハロウィンふたたび

アトランタの秋も深まり先週末はハロウィンナイト。

ハロウィンを迎えるのも2回目となりましたが、去年は小職が極度の出不精であること+かぁちゃんが身重だったことからなんもせず。

今年は一念発起して、学校近くの有名なハロウィンストリートに出掛けることにしました。



ハロウィン直前に息子・娘にコスチュームを購入。

近所のパーティーシティという、その名のとおりパーティーグッズなんでも屋さんに行ったんですが、予想以上の大混雑。

コスチュームはとても現物を展示していられず、見本の写真と商品番号を掲示して注文を取り、ピックアップは別の場所でという特別態勢。

アメリカがイベント好きであることはよく理解しているつもりでしたが、あまりの賑わいにこの時点でちょっと引き気味。。。



バズ・ライトイヤーとリトル・パンプキンに扮した子供たちを連れて現場へ行ってみますと、既にあちらこちらで「トリックorトリート」が始まっていました。

他の日本人ご家族と合流し、「冷たくあしらわれたらどうしよう」なんて余計な心配をしつつ、外見からして気合の入ってそうなお宅を見定めいざ突入。

息子を偵察に送り出す念の入れようでしたが、グッジョブ息子!見事にキャンディーをゲットしました。



��歳の娘はさておき、もうじき4歳になる息子は「トリックorトリート」をいつの間にか覚えており(たぶん学校で)、他宅の子供たちに遅れを取らじと常に先陣を切り、マクドナルドのハッピーセットでもらったハロウィンバケツに並々トリートを集めました。

で、重たくなってきたら親父が運搬係。お決まりです。。。



「トリックorトリート」を体験した、という達成感と、純粋に子供たちや他のご家族と過ごしたイベントは大変楽しく、非常に充実したハロウィンナイトとなりました。

それにしても、局地的に行われるハロウィンナイト。なんとも不思議な光景ではありました。



まさ11

2010年10月31日日曜日

International Potluck



アトランタの街中も紅葉まっさかり!

渡米以前にはアメリカでこんなにきれいな木々を、

それも毎日見られるとは思いませんでした。

本当に自然があふれていることは素晴らしいです。



さて、そんな今日この頃、GoizuetaでInternational Potluckが行われました。

各国出身の生徒たちが自国料理を準備して、

それを1・2年生や教授陣とその家族が楽しむイベントです。

今年もたくさんの人が参加して、大変盛り上がりました。

最後の方は学生有志がサルサを踊ったり。

��こっちの人は本当によく踊ります。

 メジャースポーツの観客席とかでもしょっちゅう。)



かくいう日本は、

 ・だし巻タマゴ

 ・お好み焼き

 ・鶏の照り焼き

 ・たこ焼き

 ・カリフォルニアロール

 ・おにぎり

 ・焼きそば を各自が分担して準備しました。

やっぱり日本料理は人気があるのか、

かなりの量を準備したのにまっさきになくなりました。味の勝利ですね♪



といって自分は何の役にも立てていないのですが、

ご家族の皆様のご協力、日本チームの仕切りなどなど、皆様本当にありがとうございました。

イベントをみんなで楽しむこの文化は、

本当にいいものだなと感じた1日でした。



明日はハロウィン、街歩きをして各家庭の飾り付けを楽しんでみたいと思います。





KU










2010年10月20日水曜日

Emory Child Care

正式には、THE CLIFTON SCHOOLです。



本日、もうすぐ4歳になる息子の2者面談(先生vs私)をしてきました。

うちの息子は、PRE SCHOOLクラスという、日本でいうところの幼稚園でしょうか、に、入っています。

日本の幼稚園でもこういう面談するんでしょうか?



Emory Child CareはEmory HealthcareやCDC(予防医療の研究機関)などの医療関係機関(Emoryは医療で有名です)に加え、Emory大学の教職員や学生の子息も入れてくれます。

息子は2009年の10月から通っており、Toddlerクラスから始めてほぼ1年が経ちました。

Toddlerクラスの頃にも2者面談はありましたが、そのときは「通常のスピードで成長している」という主旨の面談でした。

PRE SCHOOLに上がってからも、当方としては「託児所」ぐらいのつもりでしたので、今日の面談は少々面食らいました。



まず、言語スキルの発達状況から始まり、認識能力、思考能力とかなり本格的なフィードバックを受けました。

果てはソーシャルスキルの話にまで及び、最後は、卒業(2011年4月)までにどういうことをするか、という課題設定をして終わりました。

うちの息子については、先生との共通認識のもと、「感情のコントロール」というお題を設定しました。

果たして、3歳児にどこまでできることやら。

それにしても、雰囲気こそ和やかではありましたが、かなりプロフェッショナルなフィードバックに感じました。

担当の先生にもよるのかもしれませんが、ここまで真剣に面倒を見てくれると有難いですね。

基礎教育が良くないと言われるアメリカですが、こういうところはしっかりしているのかも知れません。



日本の幼稚園等々でも似たようなことなんだろうとは思いますが、2者面談のみならず、PTA会議みたいなのが割りと頻繁にあったり、そういう会議や、各家庭が材料を持ち寄ってのクッキングパーティーや、クラス合同誕生パーティーなど、クラス単位でのイベントへの家族の噛み込み具合など、やはり「コミュニティ」という生活単位を重視するアメリカならではの雰囲気を随所に感じます。

実は先週末も、クラス主催のりんご狩りに行ってきたところです。



まぁ、とにかく、去年の今頃はどうなることかと思っていましたが、意外にもうちの息子は新しい環境にもすぐ溶け込み、今では閉園時間ぎりぎりにならないと帰ろうとしません。

お絵かきもうまくなり、歌は歌うし、英語の発音は私よりずっとまし。毎日元気一杯遊んでいて親として喜ばしい限りです。

女友達ばかりなところは少々気掛かりですが。。。

服は濡らすわ、頭まで泥砂まみれになるわ、靴は無くすわ、靴下も無くすわ、うちのかぁちゃんは至極大変です。



おっと、「O家のかあちゃん」の続きはまたこんど。。。





��011 O




2010年10月15日金曜日

WinShape





はじめまして。Class of 2012のMSです。



Pre-MBAから数えると約4ヶ月が経過しました。

来週からBlock2のExam Weekですが、最初の投稿なので入学時のことを書きたいと思います。



7月のPre-MBAとInternational Student Orientationから休む間もなく全体のOrientation Weekに突入しました。

週前半は普通のオリエンテーションでしたが、後半には一風変わったカリキュラムが用意されていました。

WinShapeという山奥のキャンプ場のようなところでの2泊3日の合宿です。

リーダーシップが云々という説明付きでしたが、要は「体を動かしながらクラスメートと仲良くなろう」という趣旨です。



秋学期のコア科目でのチームメートもこの段階で判明し、基本的にはチーム単位、クラス単位で行動します。

運動会の○○競争的なゲームから木登りや綱渡りのようなアスレチックまで様々なアクティビティが用意されていて、

運動不足の私には体力的に少々きつかったのですが、童心に帰って純粋に楽しんできました。

��写真は綱渡りをしているところです。命綱は下でクラスメートが保持してくれているのですが…正直怖かったです



オリエンテーションの翌週からはBlock 1のカリキュラムがスタート。

各授業初回から大量の課題が出て、連日Team Meetingをするようになりましたが、

比較的スムースにグループワークに移行できたような気がします。

WinShapeのおかげかもしれません。



余談:WinShapeで自分に木登りの才能があることが発覚。

   「日本から来た忍者」とか言われました。

    忍者て…日本のイメージってまだそんな感じなのでしょうか



MS

2010年10月7日木曜日

フィードバック

はじめまして、2012のF美です

予想以上に忙しい毎日ですが、とっても充実した生活を送っています





さて、タイトルの「フィードバック」の話



少し前になりますが、Pre-MBA(サマースクール)のフィードバックを学校側に提供してきました。

プログラムオフィスの担当者+Pre-MBAの先生(Geogia Tech.)+Pre-MBAの生徒でランチです



もちろんPre-MBA終了直後にもアンケートのようなものは提出しているんですが、

今回のフィードバックは、

「実際にMBAの授業を受け始めてみて、サマースクールの間に学んでおければ良かった事などがあれば教えて欲しい」

という主旨。

「速読の練習があった方が良い」とか「ネイティブスピーカーと会話する機会を増やして」などなど、

イロイロな意見が出てました

やっぱり実際に授業を受けてみてからじゃないと出てこない感想もあるし、

学校側からも「それができなかった理由」とか「例えばこういう方法はどうか?」っていう話もあったりして、

「本当に改善していこうとしてるんだな~」って事が伝わってきました



ゴイズエタに来てから、こういう「フィードバック」を求められる機会がとっても多いです。

授業でもその科目が終了すると、内容や教授を評価するシートを提出します。

しかもこのフィードバックや評価が、かなり重視されてる感じがするんですよね。



私がこれまで(日本で)体験していた「アンケート」は、

「形だけ」とか、一方通行で「どうせ書いても無駄でしょ」って思わざるを得ないものが多かったですが、

「ちゃんと聞いてくれてる。変えようとしてるんだな。」って思えるのって素敵だなって思います

2010年9月30日木曜日

Goizueta Women in Business

今日は、Goizueta Women in Business(通称GWIB 読み方は"グウィッブ")の

紹介をしたいと思います。その名の通り?Goizueta Business Schoolに通う女性の会で、

ビジネススクールのオフィシャルクラブのひとつです。



会の主旨としては、1-2年生間、在校生・卒業生間の交流が主で、

活躍している女性Executiveをスピーカーとして招くといったクラブっぽい活動もありますが、

いわゆる就職活動目的のクラブとは一線を画すものです。



直近では、プログラムオフィスのスタッフの一人の自宅を開放してもらい、

全員が料理を持ち寄って日曜にブランチをする、という会が開催されました。

写真を撮り忘れたのが痛恨ですが、

アメリカ人はフルーツかサラダかベーグルかカップケーキなど常温のものを持参、

アジア人は手料理、南米やヨーロッパの人は温かいケータリングを持参していて、

こんなときやっぱり人種の違いが出るなぁ、と感じました。



さて、広いとはいえ一般の家庭のリビングが数十人の女子でいっぱいになり、

収集がつかない事態になっていた会、食べるだけで解散か?と思いきや、

途中から自己紹介タイム。事前に「自分の意外なところ」を紙に書いて箱に入れておき、

幹事がくじのように引いてはその人が挨拶をするのを延々繰り返しました。

名前を覚えるのが苦手なので、この日にしっかり覚えられた人はあまりいませんが、

翌日から学校で顔見知りが増えてまた少し居心地がよくなったイベントでした。

たまには女子だけも、ね。



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2010年9月28日火曜日

秋学期のお気に入り授業

秋学期が始まり、早くも1か月が経とうとしております。2年生の秋学期は、コア科目は1科目のみでよいため、選択科目中心の履修となっています。今回は、選択科目の中で一番のお気に入り、"Illiquid Frontiers in Alternative Investments"をご紹介したいと思います。



お気に入りの理由はいつくかあります。



・夜間クラス

他の学校のことは詳しくわかりませんが、エモリーにはEvening MBAという社会人向けのMBAもあります。本科目は、彼らも出席できるように夜間の開講となっています。通常の授業は週2回(各75分)ですが、夜間クラスは週1回(150分)のみです。これをどう捉えるかは個人差があるかと思いますが、夜型人間の自分にとっては、比較的、楽に感じるスケジュールでもあります。



・受講生

上記のとおり、Evening MBAの社会人も出席しています。このほか、学部生(エモリーの学部は全米でも有数のトップ校だからか、若いのに優秀な学生が多いです)、さらには、Joint Degreeプログラム(ロースクールやメディカルスクールとビジネススクールをかけ持ちで受講するシステム)の学生なども混じっており、昼間の授業とは違った雰囲気があります。



・教授 (Dr Mark R. Bell)

レクチャーと関係のない項目ばかり書いてしまいましたが、もちろんレクチャーも秀逸です。マッキンゼー、大手ヘッジファンドなどの経歴がある同教授は、アトランタを拠点に活躍する現役の投資家でもあります。蝶ネクタイをトレードマークにしており、ルックスこそは一見風変わりな印象ですが、レクチャーに関しては、自らの投資経験をふまえて、難解なオルタナティブ投資を実にわかりやすく解説してくれるため、ファイナンス専攻外の学生にも十分価値のある内容です。講義以外にも、学生との個別面談をしてくれたり(もっぱら野球の話ばかりで盛り上がってしまいましたが…)、フィールドトリップを企画してくれたり、様々な形で学生のことを考えてくれる教授です。







肝心の講義内容ですが、講義タイトルのとおり、伝統的投資商品との相関性が低い非流動性資産、とりわけ、森林、石油代替エネルギー、災害再保険、絵画等について、"流動性リスク"の観点から投資分析を試みるものです。



先日の授業は、"Timber Investment"がテーマでした。事前にケースを読んで各チームがレポートを作成し、授業では、投資する派、しない派にわかれてのディスカッションが繰り広げられました。ディスカッションを促進するという名目(?)で、無料でビールまで配られて(!)、にぎやかな雰囲気で授業が進みました。

わがチームは、Timberと他資産との相関分析、効率性フロンティアの分析を行い、適正なアセットアロケーションを組むこと等で流動性リスクも極小化できる、というアプローチをとり、”投資する”との結論を導きだしましたが、中には、環境問題の高まりを背景に、近い将来木材の需要が大幅に減少し、木材価格の下落が起きるはずだ、というアプローチから、"投資しない"と結論付けるチームもいました。ファイナンス技術ではなかなか説明のできない”流動性リスク"を投資判断にどう結び付けるか、改めて、その難しさを実感した授業でした。





さて、このクラスですが、学期末に、個人課題として、新規のオルタナティブ投資(案)を提出しなければなりません。独創性のない自分は、いまだいいアイデアが浮かばずにいます。日本好きな教授が何か好きそうなネタはないか、などとずる賢いことを考えて、日本のニュースをチェックしている今日この頃です。



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2010年9月25日土曜日

Japan Fest 2010





先週末、アトランタ近郊のGwinnettで開催されたジャパンフェスタに行ってきました。



文字通り日本を紹介するお祭りなのですが、アメリカ南東部で最大規模の日本のお祭りとのことで、大勢の人で賑わっていました。例年18,000人近くもの集客があるそうです。





このお祭り、在アトランタ日本総領事館、ジョージア日米協会、ジョージア日本人商工会の企画運営ということで、他にもジョージアを代表するデルタ航空、コカコーラ、アフラック等が協賛していることもあり、縁日的なものを予想していた私にとっては、その完成度とスケールが驚きでした。



ラーメン、寿司等の食文化の紹介から、ヨーヨー釣り・輪投げ等の屋台、民芸品の出展、剣道、弓道、合気道等の武道や太鼓、民謡、盆踊り等のパフォーマンスまで実に多彩なプログラムで、家族ともども夢中になって楽しみました。2歳の娘はヨヨー釣りにチャレンジしたのですが、いまいちやり方が分かってなく、しばらく釣り紙を泳がせていたら溶けてしまったので、手掴みで2個ほど頂きました。



ちなみに、参加者や来客は日本人がほとんどなのかと思いきや、全体の7割はおそらくアメリカ人でした。武道のパフォーマンスからアニメの出展までアメリカ人によるものも多く、しかもバタ臭さのない本格的なものであったのが驚きで、日本文化の浸透を改めて感じました。



MBAのクラスメートと話をしていても、まだまだ日本に対して関心をもっている外国人は多いと感じます。最近では世界における日本の存在感が薄いというような日本のニュースもよく耳にしますが、企業文化も含めて日本の文化は本当に誇れるものであると個人的には思いますし、注目もされていると思います。問題は、その強みを強みとして認識して戦略化できるかというストラテジーの脆弱さにあるのではないかと、このところ考えたりしています。



ゴイズエタでは昨年初めてジャパントリップを開催し、今年度も先日審査に通ったようで、2月にまた開催される予定です。これから世界をリードしていく(であろう)クラスメートに日本をもっと知ってもらうためにも、微力ながら私も貢献できるように努力していこうと決意をあらたにしました。と同時に、学生は商工会の活動とはどうしても疎遠になりがちですが、機会を見つけて商工会の活動にも参加してみたいと思いました。

2010年9月13日月曜日

グループワーク

長かった?夏休みも終わり、賛否両論評価の分かれる?LeadWeekも終わり、いよいよ通常授業が始まりました。



MBAの授業にはグループワークがつきものですが、今学期は5つのクラスのうち、4つでグループプロジェクトがあります。

学期を通してグループワークを課されるものや、1つのクラスに2つのグループプロジェクトがあったりで、思いのほか忙しくなりそうです。

幅を拡げようと、マーケティングやオペレーションなど専門外にも触手を伸ばしたので、どうチームに貢献するか作戦を考えないといけません。



1年も経つと、大体仲の良い人同士でグルーピングする傾向が強くなります。

スケジューリングしやすいということで、クラス横断的に同じメンバーでグループをつくることもよく行われているようです。

私は能動的にグルーピングせず、毎度フラフラしてますが、ちょっとやり方に限界を感じつつあります。

これはこれで良い面もあるんですけどね。



Goizuetaはそのコミュニティの小ささ(生徒数の少なさ)からか、多くのグループワークでプレゼンする機会が設けられています。

伝え聞くところでは、コミュニティの大きなところではいろんなデメリットが顕在化するため、あまりプレゼンはしないところもあるんだとか。

私にとってはプレゼンは最も避けたいアクティビティでしたが、最近ではなんとなく開き直っているということもありますし、自身のスキル向上にはもちろん役立つであろうこともあり、やっとニュートラルになってきました。



とはいえ、グループワークはいいもんです。

発言しやすいですし、責任が明確になる分、成果物に対する充実感もあります。

今期はどんなグループワークになるか楽しみです。



と、いうわけで、明後日提出のグループアサインメントに戻ります。。。

3回目の授業で提出なんて、早すぎると思いません?



ま2011

2010年9月8日水曜日

Lead Week



Goizuetaの2年生はLead Weekというプログラムに参加します。

これはリーダーシップに特化した短期集中であり、

その後に続けて秋学期を通してリーダーシップを学んでいくことになります。



とはいえ久しぶりにみんなが集まるわけなので、

夏の間のインターンシップについて話したり、

雑談etcによってすごく賑やかな状態に。

また、世界各地のBusiness Schoolから交換留学に来られた方々、

そして1年生MBAも参加されるので、さらにVariety豊かになりました。

そうした新たにGoizuetaに来られた皆さまを、

2年生の面々が面白おかしく紹介するシーンもいい感じでした。





さて、このLead Weekの内容ですが、

大きくは下記3つの柱がありました。

 ①Birkman Assesment(適正・適職診断みたいなもの)

 ②Winshape(経営シミュレーションするゲーム??)

 ③Guest Speaker



②のWinshapeでは、各自がTaxi会社だの食雑貨の会社だのに割り振られ、

色々なルールに従いながらどうやって上手く利益を上げられるかというもの。

例えば銀行にお金を借りに行くためにはTaxiに乗らなきゃいけなくて、

幾つかあるTaxi会社間で値段競争が発生したりします。

��ちなみに手押しリヤカーに実際に人を乗せて動きます。)

マーケットの価格情報とか、需要予測をしながら、

各社のStrategyを決めていくことが必要になります。



ただ、途中からはルールが大雑把なのをいいことに皆が好き勝手に動き、

若干無法地帯のようになってしまいましたけれど。(笑)

とはいえ普段の授業とはまた違った珍しいアクティビティもあり、

これからまた秋学期を頑張ろうと思ったLead Weekでした。





KU




2010年8月28日土曜日

夏季交換留学プログラム

夏季交換留学プログラムで、ウィーンのVienna University of Economics and Businessに行ってきました。

3週間、週替わりで3科目学ぶもので、私の場合はInternational Project Finance、International Marketing、International Human Resource Managementを受講してきました。



これまでGoizuetaでは受講してこなかったテーマばかりだったのでいずれも興味深く、とくに第3週のInternational Human Resource Managementでは、海外進出企業において自国社員とローカル社員の扱いを並列にした場合、序列をつけた場合のPros/Consや、自国から海外に派遣されている社員のメンタリティなどに関する学問の立場からの整理を知る機会を得て、納得する部分や大いに異議を唱えたくなる部分さまざまで面白かったです。



参加者の出身国はカナダ、オーストラリア、アメリカ、フランス、ポーランド、オランダ、チリ、イスラエル、パキスタン、ベトナム、台湾、韓国と様々で、アメリカの別のMBAに通っている日本人の方々とも知り合うことができ、また少し世界が広がりました。



そしてウィーンでの長期滞在。思いのほか授業が忙しく、週末も他国を訪問していたためウィーンについてゆっくり知る機会はほとんどなかったのですが、それでも音楽と芸術にあふれる街の雰囲気を満喫し、ビールやご飯を堪能することができました。



Goizuetaでは夏季交換プログラムのほかに、学期交換留学もあり、毎年多くのクラスメートが他国での新たな世界に飛び込んでいます。今学期からブラジルや上海に行ってしまうクラスメートがいて少しさみしいですが、また再会できる日を楽しみに、お互いの健闘を祈りたいと思います。



Class of 2011 M子


2010年5月4日火曜日

Catapult Shooting



春学期も早くも終わりが近づき、各科目でファイナルプロジェクトの発表や期末試験が行われていますが、

Six Sigmaの授業では一風変わった期末試験が行われましたので紹介します。



その名も、Catapult Shooting。

Catapultとは辞書の訳は「投石機」。台にアームがついていて、アームの先にお皿があり、その皿にボールを入れて

ゴムをひっかけてひっぱり、指定された距離のいかに近くにボールを落とせるかということを競います。

アームの位置やアームをひっぱる角度などいくつか変更できる部分があり、

事前にチームに1台カタパルトが与えられて“練習”できます。

この“練習”がSix Sigmaの授業で習ったことを生かす見せ場で、各条件下で何度か試投し、それをもとに

何インチに落とすにはどの組み合わせが最適か、というデータを事前に作成しておきます。

皆「なんで練習なんて」と口では文句を言いながらも、ボールが落ちた位置が正確に分かるようにつける

ベビーパウダーで服を真っ白にしながら、何時間もかけて何度も練習しました。



そして当日。

半分遊びのような試験ですが、勝負事はみんな真剣です。

一投なげるたびに他チームから来ている“審判”が計測しますが、その結果が自分たちの判断と違うと“この審判たち

0.5インチ短めにしか計測しないから微調整しよう“と即座に作戦会議。

その結果”アームをひっぱる角度156.785”など妙に細かい指示が出て、

投げる人も大マジメに復唱してチャレンジ。

��つの距離を10投ずつ、計30投の試技を行い、見事うちのチームが優勝



なぜこんなことをやるのか?については教授曰く、“Six Sigmaを学んだ人は誰もが通る道”なのだそうです。

その真偽のほどを確かめられる日が来るのか謎ですが、こういう期末試験もありかな、と思う今日この頃です。

��後日きちんと競技当日までに至る練習の過程と、それが当日の結果にどう結びついたかというレポート提出もありましたが。。。)



Class of 2011 M子


2010年4月25日日曜日

Bad News

先日、US NewsのMBAランキングが発表されました。ゴイズエタは27位となり、大きく順位を下げてしまいました(過去平均は21位程度)。



MBA留学をする人であれば、ランキングを多かれ少なかれ意識するものだと思います。自分の場合、留学準備の段階では強く意識しておりましたが、学校選びの段階では、生活環境、学習環境などの要素が重要となり、”自分にあった学校を選ぶ方が重要であり、ランキングは意識しすぎるものではない”、という結論に至っておりました。実際、私の場合、都市環境、少人数、温暖な気候などの魅力に惹かれ、最終的にゴイズエタへの入学を決めました。



過去、クラスメイトと、ゴイズエタの志望理由について語る機会がありましたが、「少人数制に惹かれたから」、「ほどよい都会が好きだから」、「出身地だから」、などの意見が多く、意外とランキングって意識してないだな、という印象を持っておりました。



しかしながら、今回のBad Newsを受けての反応から判断すると、当校の学生は、ゴイズエタは20位前後の学校、というイメージで入学してきていたようです。結果は、よほど衝撃的だったようで、チームミーティングはこの話題で頻繁に脱線し、学生同士が意見交換する電子掲示板にもいろいろな意見が飛び交っています。



さて、肝心のランキング低下の要因ですが、どうやら、“統計上”、極端に低い就職率にあるようです。“統計上”としたのは、実態の数値が正確に反映されているようには思えないからです。この点については、すでに学生間でも大いに話題になっており、日本でいうところの就職センターが正確に数値を把握していないからではないか、という疑いから、就職アンケートの集計方法について、様々な意見が交換されています。個人的なことでは、社費学生の就職状況をどのように集計しているか、という点が気になり、学生代表に質問をぶつけてみたりしております。



ランキングの上下に振りまわされてはいけないと思いますが、仮に、ランキング低下が学生の士気を下げてしまうのであれば、やはり残念なことです。まして、それが、学校内のコミュニケーション不足から生じたものであれば、避けなくてはならない、と思います。"少数精鋭"(言いすぎ?)のゴイズエタの良さを維持するためにも、あまり在校生の評判が芳しくない、MBAプログラム事務局の名誉挽回を期待したいところです。



2011 an


2010年4月18日日曜日

選択科目履修

先日、次年度秋学期の選択科目の履修登録がありました。



ゴイズエタでは、必修であるコア科目の他に、1st year の春学期に3-4科目、2nd year の秋と春にそれぞれ4-5科目のエレクティブ(選択科目)を履修します。(もちろん、これ以上選択することも可能です。その余裕があればですが。。。



履修登録は、スケジュールに基づきオンラインで行います。みな一斉に登録をするので、IT系バックグラウンドの私はついサーバ負荷は大丈夫かとか、ネットワークは大丈夫かとか心配をしてしまいましたが、考えてみれば1学年160人の学校ですのでレスポンスも快適で、早いもの順ですが取りたい科目が取れないことは稀のようです。



履修登録では、約40科目の選択肢から、事前に配布されるコースディスクリプション、事前説明会、過去の日本人の諸先輩方の残されたありがたーいコースフィードバック、カリキュラムのスケジュール等々勘案し、またファイナンス、マーケティング等といったコンセントレーションの希望がある人は、各科目がどの区分になっているのかを気にしながら、その中で自分の趣味趣向にあった科目を選択します。



私は、特にコンセントレーションを希望している訳ではないのですが、なんとなく職業柄か、ISOM(Information System and Operation Management)エリアの科目に興味が行くようで、それらが多めになっています。



前学期は当校の看板教授の一人であるProf. Patrick NoonanによるDecision Modeling(意思決定モデリング論?)の授業を目玉に履修しましたが、これが噂に違わぬ非常に秀逸な授業でした(未だ終わっていませんが。。。



教授は元McKinseyのマネジメントコンサルタントで、授業はよくオーガナイズされています。前半はExcel Solverや@Riskなど、ややテクニカルな内容が多いのですが、特に後半は、ケースを利用しながら、例えば保険プランの選択問題から、社会貢献活動を行うべきかの判断まで、問題の整理の仕方、意思決定の手順、現実問題へのモデルの適用方法を体感することができました。まあ、それらのツールが業務へ直ぐに活かされるかはともかく、頭の中の整理の仕方として非常に参考になるのではないでしょうか?



この授業、ファイナルプロジェクトとして、現実問題と授業の内容とを絡めたグループ研究成果を最後に発表する機会があるのですが、せっかくですので、私は自身の関心のあるテーマ(業務に関係あるもの)としたいと思い、それを伝えた上で、アメリカ人2人とアジア人3人のチームを構成しました。



実はこのようにチームを編成する際にもエモリーの利点を感じる今日この頃です。スモールコミュニティーということで顔と名前も一致しやすいので、チーム参加の呼び掛けもし易く、思っていた以上に気軽にチームに参加してくれます。もちろん、自分が考えていることを事前に伝えたりと、工夫は必要だったりしますが、低レベルの私の英語力を考えると、いわゆる「ガツガツ」した(学生間の競争意識の高い)学校では敬遠されてもおかしくないかと思うのです。



正直この時期、各クラスとも佳境になってきて、プレゼンやアサインメントの嵐でなかなか思ったようにグループワークも進まないのですが、そういった中で、こういったテーマにしたことはモチベーション向上に繋がってよかったと思います。ただし、”いいだしっぺ”ですので、手は抜けませんし、毎回打合せでは、仕切りを期待されますが。。。



SO

2010年4月5日月曜日

I feel 「COCAIN」!?

今日はイースターです!

が、ナンマンダブの私はいつもと変わらぬ週末を楽しんでおります。

息子はチャイルドケア(保育園)で卵にお絵かきしたりと、異文化を楽しんだようであります。頑張れ息子!



さて、今週はManagerial Accountingにからむグループワークがあり、コカ・コーラ本社に行ってきました。

全く知らなかったのですが、コカ・コーラって、「コカイン」と「コーラ(の実)」っていう意味だったんですね。

コカインを飲んでいたとは!!!ってもちろん現在のコークには当然入っていませんが、世界一ともいえるブランドなので名前はそのままにしたそうですね。



そして、驚く無かれ、面会したのはなんとC・F・O!!!!!

グループメンバーの強力な「つて」ということはありますが、貴重な体験でした。

プロジェクトの中身は人事評価システムやインセンティブについて。

ご自身も現在の人事評価制度の構築に携わったということもあって、非常に有意義なお話を聞くことができました。

昔は月に2回は日本に行っていたそうです。

「コンニチハ」って言われて、「なんやその英語!?」って思って3秒くらい固まってしまいました。。。



こうした実企業との接点があるのもMBAの醍醐味のひとつですね。

アトランタの商業集積を考えると、超有名企業の「C」レベルに会えるかも!というのはゴイズエタの素晴らしい点だと実感します。

Accountingの授業ではたまたまでしたが、Management Practice や、まさに実企業へのコンサルがお題目のGoizueta Marketing Strategy Consultancyなど、クラスで学んだことを実業の世界で試す機会はいろいろあります。



サクラはきれいですし、やっと暖かく(暑く?昨日は30℃。。。)なってきましたし、CFOには会えましたし、アトランタに来てよかった~と幸せを噛み締める週末でありました。



��011

��家のとうちゃん

2010年3月30日火曜日

Communicationの授業



GoizuetaにはMid Semester Moduleとして、

海外を訪れて企業のマネジメントを学んだり、異なる文化を経験できることは以前にこのブログで紹介されています。

今年は初めてJapan Tripも実施されました。(皆さま、お疲れさまでした!)





さて、自分はといいますとその間アトランタに残り、コミュニケーションに関する集中コースを受講しておりました。

題して”Advanced Communication Skills for High Potentials"で、かなりの人数が参加していました。

コースの目的はずばり、「MBA卒業後の1年以内に、自分をできるやつとして周囲に認識させるためにどうすべきか?」です。

あくまでも将来のキャリア設計から考えて、いま自分はどうすべきかという考えが貫かれており、

自らの経験と比較すると非常に興味深い内容でした。このコースの内容をそのまま実践したら大変なことにもなりそうですが





主に語られた内容は、 

・どうやって上司の期待をマネジメントするか 

・如何に組織の中で”自分の仕事”だと他人に認識させるか 

・スムーズな意思決定を図るために、どういった関係者に”Pre-Wiring”すべきか

などなど、個をどうやって表現していくかという事柄です。



特に”Pre-Wiring”(根回しですね。)については、

【自分が提案者である場合】

当然積極的に実施すべき。そうしないと提案が通らず、周囲からの評価もあげられない。

【自分が会議を運営する側の場合】

もしPre-Wiringによってその会議の重要性が落ちてしまう(ex.事前に決まっている)ならば、

会議を運営するという自分の役割を確保するためにもPre-Wiringを制限すべし

といった形で、コース名が物語る通りにどう自己表現するかが最重要とされていました。





などと書いていますが、実際のところGoizuetaの生徒はとても親切なやつが多いです。

いろいろ困ったことがあればもちろん助けてくれます。

だからこそ実際のビジネスの場ではどうなっているのかを知りたいなと感じた授業でした。







さて、まったく話は変わりますが、アトランタも春めいてきました。桜をはじめとしたさまざまな花を日常生活の中で感じられます。

あたたかくもなったので週末には外出を・・・の前に宿題を片付けないといけない今日この頃です。

2010年3月22日月曜日

図書館



授業の予習・復習を何処でするかは、人それぞれで、大別すると、自宅・ビジネススクール・図書館の三つが挙げられると思うが、今回は、私自身が普段利用している図書館を紹介したい。



図書館は大学構内に8ヶ所あり、また図書館内には、間仕切りで各人の机がある自習室、資料を広げて勉強が出来る自習室、大勢で議論が出来る会議室等、各人の用途に合わせた部屋が用意されている。入学当初、色々な場所を自分なりに使用したが、その際、熱心に勉強や議論する学部生と思しき男女を見て、自分は十数年前の学部生時代に、大学の図書館に真面目に通った事なんてなかったなあ、と思ったものだ。



色々と図書館を探索している内に、その雰囲気が他と明らかに違う部屋を見つけ、好奇心にまかせて入って以来、現在までほぼ毎日利用しているのがWilliam L. Matheson Reading Room だ。ここは、所蔵する定期刊行雑誌物を読むための部屋らしいが、多くの学生は私を含め、雑誌を読むというより、専ら自分の勉強をしているようだ。この部屋の特徴は何と言っても静かな事。学生からは全く私語は聞かれず、また耳栓をしながら勉強する学生も多く見られる。先日、部屋奥にあるソファーで、雑誌を読みながら居眠りしてしまった初老の男性からのいびきがうるさい、とその男性を起こしてまで、注意をした学生がいたが、普段の生活で感じる騒々しさとは無縁の静かさだ。ちなみに、このソファーで居眠りをすると、必ず私は体調を悪くするため、あまり座らないようにしている。



また、今まであまり気にも留めなかったが、壁際にアルファベット順で整然と配列された雑誌は日本の刊行物も含め、世界中の雑誌があり、また、その分野も文学・科学・芸術等々非常に幅広い。本当にそんなニーズがあるのだろうか、と不思議にも思ったりするが、集中力が無い時に、私自身もついつい文芸春秋等の雑誌を手に取って読んでしまうので、人種のるつぼのようなこの学校では、案外、どの雑誌も読まれているのかもしれない。



試験前以外、とりわけ、午前中は、この部屋を利用する人はあまりおらず、また、その殆どが座る位置を決めているようだ。そのため、部屋全体の雰囲気に微妙な一体感があり、私もこちらに到着した際には、周囲の人に何となく笑顔で黙礼してから、着席している。冷静に考えれば、少し変な人にも思えるが。



取りとめもない事を書いたが、宿題提出期限を間近に焦った時、授業が良く理解できずに悔しい思いをした時、名案(その殆どは勘違い)を思いついた時、いつもここにいたような気がして、良く考えると自分には非常に重要な存在であり、何となく感慨深い気がする。今度、また余裕のある時にでも、あのソファーに座って、ゆっくりと雑誌を読もうと思う。


2010年3月15日月曜日

仕事選びでの優先順位



MBAに期待することは人それぞれですが、自分の人材市場における価値アップを求めない人はいないでしょう。実際のところ、大半の学生にとっての最大の関心事項は「次にどんなjob opportunityを得るか」。



学生間での話題に上がらない日はないと言っても過言ではありません。今日はこれまでの会話から感じた、仕事選びにおける価値観のcultural differenceについて記してみたいと思います。



��以下は、私が学生との会話で得た印象を主観的にまとめたに過ぎないことを念のため付記しておきます。一般論化するには無理があるのは当然です。・・・が一方で、かなり文化の違いの根本に迫っているような気もしています。





「仕事選びで何が重要か」



●アメリカ



・仕事領域:最優先事項は「どんな領域の仕事か」。日本の大企業でよく見られるjob rotationは、アメリカではあまりポピュラーとはいえないようで、FinanceならFinanceのプロの道を追求していく傾向が強い感じですね。「広くいろいろな経験を通じて成長していきたい」のようなアプローチは、ピンとこないようです。



・サラリー:サラリーは世界共通で大切な要素ですが、特にアメリカ人学生の間でこだわりを感じます。相当シビアに交渉しているようで、日本人社費派遣の自分にはなかなかついていけない世界です。MBAの授業でNegotiationが大切な科目になっているのが理解できる瞬間です。





●ヨーロッパ



・文化的なフィット感:ドイツ・イタリア・フランス人学生が一致して話していたのが、「ヨーロッパではアメリカに比べてlong-spanで就職先を考える傾向が強くて、実際のところ転職率も低い」こと。jobを渡り歩いてサラリーを上げるというよりも、同じ会社でポジションを上げることで責任権限を上げていき結果としてサラリーも上がるというイメージ。なので、"肌に合うかどうか"がとても重要だと。「考え方は日本に近いんじゃない?」とも言われました。



・Life planのベースになれるかどうか:上にも書いたように、会社が人生において占める比重が比較的高めなため、(1)組織として安定している、(2)個人の生活を制約しない、ことが大切な要素のようです。



「アメリカ人は仕事よりも家庭を取る、日本人は家庭よりも仕事を取る」とはwork/life balanceを論じる際に使われる対照図式ですが、彼らはもう少し広い人生に対する個人の価値観を尊重してもらえるかどうかが、job選びのポイントになっていると言います。ひとことでいうとflexibilityでしょうか。



「だって、仕事もちゃんとやりたいし、食事も毎日2時間楽しんで生きたいからね!」という、イタリアの金融が第一志望のボンジョルノな交換留学生は、アメリカと日本では絶対働きたくないんだとか。そりゃそうか。





●インド、中国



・キャリアにハクがつくかどうか:インド、中国人学生の間で驚くほど共通しているのが「数年後にサラリーupのプラス材料になるかどうか」という観点です。BRICsという言葉が生まれてずいぶん経ちますが、現在も経済高成長を続けている両国内では、条件を厳しく設定しなければ、job opportunityも比較的容易く得られるとのこと。そんな中、MBAに投資するのは、将来のキャリアアップのため。国際企業(特にUS company)における実務経験は、たとえ数年でも、人材市場において明確な差別要因になるのだそうです。逆に、競争も激しいので、ポテンシャルやB-school卒業というだけでは、大きな強みにはならないというのもリアルな話です。



economic downturnを受けて、特にVisa取得などのハードルもある留学生には、米国内でのいい仕事探しは厳しい状況が続いているのも事実ですが、それでも追求する価値があるということなのでしょう。







社費派遣組が大半を占める日本人留学生も、人生における優先順位とキャリアのかじ取りを常に考えるべきである点は変わりないはず。



Goizuetaの多様なcommunityは、アンテナ感度を高く持って過ごすことで、人生観を見つめなおすきっかけも与えてくれます。さて、あなたにとっては何が大切?




2010年3月8日月曜日

Around the World at Post Briarcliff



今回は、今年から新たに始まったイベント、”Around the World at Post Briarcliff”について紹介させていただきます。



まず、Post Briarcliff というのは、ビジネススクールの同級生が最も多く住むアパートのうちの一つで、私もここに住んでいます。今回の企画は、それぞれあるテーマを持った部屋を皆で飲んだり踊ったりしながら順々に訪問して楽しむという主旨で、8人がホスト役となって自分の部屋を提供し、それぞれ音楽をかけたり、食べ物や飲み物をサーブしました。



時間帯が夜8時から11時過ぎまでということで、日本人の感覚としては、当然近所迷惑なども考えてしまったり、50人程度の訪問が予想されるということで、部屋が汚れたりという懸念がありましたが、幹事の親しいアメリカ人から直接誘われたのと、イベントの題名からしてインターナショナルの生徒がある程度頑張らないと成り立たないということで、思い切ってホスト役として参加してみました。



我が家のテーマは”Japan”(そのまんまやん)、私はゲストに日本酒をしこたま飲ませるくらいしかアイデアが思いつきません。こんなときに、準備の中心となって活躍してくれるのは、いつものごとく妻です。足を向けて眠れません。今回も、前日から家の中の飾り付けや、ちょっとした食べ物の準備、新聞紙で兜を作る案や割り箸鉄砲を作る案などいろいろと考えてくれました(これらは結局陽の目をみませんでしたが)。



当日は、一年生の奥様SさんとMさん、それに近所に住む台湾人クラスメイトが助っ人に来てくれて、準備は万端。うちは11時からの出番ということで、他の部屋のイベントを偵察に行ったところ、ポーカー台を置いてカジノをやっている部屋や、クラブよろしく皆ノリノリで踊っている部屋などあり、あまりの雰囲気のギャップでうちに来る皆がしらけてしまうのではないかと心配になりました。



蓋を開けてみれば、50人までは行かなかったものの、40人くらいのクラスメイトたちが来てくれて、大盛況。個人的には皆がちゃんと靴を脱いでくれるかどうかが心配でしたが(汗)、皆快く協力してくれました。奥様たちが準備してくれたつまみも大好評で、うちが一番良かったと言ってくれたクラスメイトも何人もいました。



いつもアメリカ人の企画するイベントに乗っかって楽しんでばかり来たので、こういう形で少しでも返せる機会を利用することができて良かったと思います。



卒業、帰国まで残りわずかなので、勉強以外にもこのようなイベントを楽しんで、クラスメイトたちと良い思い出を作って帰りたいと思います。



改めて、ご協力いただいた皆様、本当にどうもありがとうございました。(来年も是非頑張ってくださいね~)





Class of 2010

HT


2010年3月2日火曜日

みんなの応援に感謝

アトランタにあるEmory Univ. MBAには、Mid-semester Moduleというユニークなプログラムがあります。

これは、まさに名前のとおり Semesterの真ん中に受講中の授業とは異なった科目が用意されていて、それぞれ好きなプログラムに参加する事ができます。

海外に行って現地の名所旧跡や企業を訪問して、その国の文化やマネジメントを学ぶプログラムや、アトランタでファイナンスやコミュニケーションのスキルをさらに伸ばすものなど様々なプログラムがあります。



今年のインターナショナルプログラムでは、私は他在校生2人とジャパンツアーたるものを計画しました。

日本の名所や世界的日本企業6社を、帯同の教授を含めて計36名で訪問します。

中にはパスポートすら持っていなかった学生も今回のツアーに参加しています。



そこで、アトランタからこのツアーに向けて出発するほんの数日前に在校生のみんなが私たち3人の健闘を祈る壮行会を開いてくれました。

ほとんどの人が Module前にある中間試験の勉強で忙しい中、家族も含めてたくさん参加してくれました。

応援してくれてありがとうという気持ちと、Emory MBAを選ぶ1つの大きな要因であった Small Communityという特長が本当に身にしみて感じる事ができた1日でした。



家族の方も含めて、みんなありがとう。

明日からツアーが始まりますが、がんばって参加者全員を日本ファンにしてみます!

2010年2月16日火曜日

アトランタ東洋マッサージ事情

この週末はまさかの大雪



金曜の15時から学校がクローズになり、

土曜日は朝から授業のはずが、閉校になってしまったためキャンセルに。

この埋め合わせ授業がどこで開催されるのかはなぞですが、

急に予定が空いたお得な週末は、マッサージにでも行ってみるか、と

近所のエスニック街(?)へ。



エスニック街という呼び方が正しいかどうかは分かりませんが、

中国・メキシコ・ベトナム・コリアンなどのレストランやショップが立ち並ぶ通りがあり、

とくに目につくのが足裏マッサージの多さです。

どこのお店も共通値段設定で足裏60分25ドル、足裏60分+ボディ60分で70ドルなど

日本人からすればかなり魅力的な価格。

しかし薄暗い店内の気配が若干不気味で、一元さんでフラッと立ち寄るには

どうもハードルが高すぎます。

なのでこちらに来てから半年間我慢していましたが、

最近ようやくネットで吟味した上でたまに行ってみるようになりました。



何軒か試して分かったことは以下:

・男性客には女性が、女性客には男性のマッサージ師がつくのが基本

・客の大半は中年男性

・マッサージ師によって技術のばらつきが大きく、大抵ツボには入らない

・店によるマッサージの基本パターンはとくになく、個人に依存

・マッサージ師はお店を転々としている。せっかく違う店を試したつもりが同じ店員がいて仰天したことも。

・足裏を押す強さに比べて、肩などを押す力の強さが半端なく強い



要は・・・イマイチなのです。

でも25ドルなら・・・とついフラフラと行ってしまう今日この頃。

でも肩コリは一向に改善しないので、もっと運動などの自助努力で血行良くしないとですね。しかし、寒いです!!Hotlantaはどこへ!!



Class of 2011 M子

2010年2月7日日曜日

平凡な週の課外活動

2011のANです。今回こそアカデミックなことを報告したいと思い、一週間を過ごしてきましたが、あまりいいネタを仕入れることができませんでしたので、今回は、昨日、今日の課外活動を報告させていただきます。



昨日は、MBA事務局との会合に参加してきました。内容は、夏季オリエンテーションのフィードバックです。エモリーのスモールコミュニティについては、当ブログでもたびたび取り上げられていますが、MBA事務局は、学生以上にスモールかもしれません。限られたスタッフで、採用活動、在校生のフォローなどを行っています。出願者の方から、エモリーのアドミッションの対応の遅さのご指摘を受けることがありますが、ショートスタッフで対応しているので、大量の出願にきめ細かな対応ができていないのかもしれません(実際、私も入学前に同じ印象をもっておりました)。ただし、入学してしまえば、彼らは身近な存在になり、気さくにカリキュラムの相談にのってくれたりします。



さて、本題に戻りますと、今回の目的は、今年入学する学生向けのオリエンテーションをいかに良くするか、でした。何でもいいから昨年のフィードバックをしてほしい、との担当者の声に、学生達はいいたい放題(もっとも、そういう連中が進んで出席しているのでしょうが…)。建設的な意見として、入学準備資料の体裁、時期等の具体的な改善案、住居選びの参考資料として在校生住居マップをつくろう、ゴイズエタ学生生活に必須の用語集をつくろう、など来年入学の学生には有益であろう案が出されました。しかし、そこで終わらないのは、さすがです。だんだんエスカレートしてきて、オリエンテーション期間中は次の日のことを考えずに飲みたいから宿題をなくしてほしい、キャンプで配布された水筒がイケてない、JB(Associate Dean)の話が長い、などの好き勝手な意見まで…



そんなこんなで約1時間半、おしゃべり好きな学生達は、好きなだけ発言し満足げに帰っていきました。ちなみに、自分は、昨年、学校の事前資料が不正確であったがゆえに校舎の駐車場の事前予約で苦労した話をし、入学前の事前資料に間違いがあるとインターナショナルの学生はとてつもなく不安になるので、資料の正確性をあげてほしい、また、ちゃんとした照会担当者を明記してほしい、との極めてまともな(?)意見を述べておきました。



今日は、前回ブログでもふれていた中国の駐米副大使の講演会に出席してきました。テーマは「米中関係(パンフレットでは、China-USの順でしたが…)」です。あまりに漠然としてテーマであり、限られた時間でどこまで具体的な話が聴けるか疑問だったのですが、ポジショントークにとどまらない意見を述べる方でもあり、なかなか有意義な時間となりました。印象に残っているのは、自国のことを、”Old country but young man”と表現し、米国とは比較にならないほどの歴史があり、GDPで世界3位(近々、日本を抜いて2位になるでしょうが…)の大国でもあるが、依然として、途上国であり、国民一人当たりのレベルでは先進国には足元にも及ばず、社会的なインフラのレベルも低い、そして、先進国に追い付くには長い時間を要する、と指摘していたことです。特に、中国都市部の雇用問題に対しては、強い危機感を示しており、年率8%の成長なしでは、高等教育を受けた若者に十分な雇用を提供できない、と述べていました。で、肝心の米中関係についてですが、中国は経済的には"Young man"なので、継続的な経済発展には米国との協調が不可欠、とする一方で、オバマ大統領のダライラマとの会談、台湾への武器輸出などの一連の問題は、"Old country"である中国の歴史に対する敬意を著しく損なうものであり、断固として許容することはできない、政治的には対等以上の立場で一言言わせてもらいます、という主張を展開していました。途上国という看板を巧妙につかいさらなる経済発展を志向する一方で、政治交渉では一歩も引かないところに、不気味なほどの中国の底力を感じてしまいました。



なお、巷を賑わせている、中国政府によるインターネット検閲問題に関する質問に対しては、「中国は市場経済こそ発展しつつあるが・・・まだ未成熟で・・・先進諸国とは諸条件が違うので同じ眼で見られてはこまる・・・外資導入なくして中国の発展はないのでGoogleに撤退してほしくない」という、何とも歯切れの悪いコメントに終始しておりました。こればっかりはやむを得ないとは思いますが。



そんなこんなで一週間も終わりです。明日は、Class 2011の同期会です。同期会という同期会は実は初めて。何気に一緒に集まる機会ってないものです。たくさん飲むぞー



2011 AN

2010年2月5日金曜日

よっ大統領!

アメリカ39代大統領でノーベル平和賞受賞者のジミーカーター氏は、ジョージアの出身でエモリー大学のfacultyでもあります。そのカーター大統領を招き、彼の人権活動に対する理解を深めるためにカーターフォーラムというイベントが毎年エモリー大学で開催されます。このイベント、エモリーのインターナショナル学生限定で、参加者は80名限定。大統領・ノーベル賞受賞者という偉大な肩書きを持つ方のイベントとしては、何ともこじんまりしたものです。



イベントは記念撮影から始まり(ミーハーな私はばっちりセンターをキープしました)、ほとんどの時間は彼の活動に関する質疑応答でした。元大統領本人が最近では一番難しい仕事の一つと言うだけあり、各国の代表という自負を持った学生からの文字通り忌憚のない質問が飛び交っていました。日本では、元首相に対して一学生が好き勝手に意見を言える場なんてなかなか無いですよね。驚いたのは、厳しい質問が投げられると、小柄で人当たりのよさそうな老人から、にわかに大統領へと変身し、鋭い眼光で沈着冷静な回答を始めます。美輪明宏ではないですが、オーラというものを久々に見た気がしました。



先日、キャンパスビジットされたアプリカントの方が、当校の印象として、群を抜いたスモールコミュニティーを挙げていただいていましたが、このようなスケールの大きな機会も用意されているわけで、こんなときにスモールスクールであることの利点が生まれるんだと実感できました。今週末は中国の駐米副大使がワシントンから講演に来ますので、注目の米中関係の行方についてホットな議論が期待できると思います。このようなイベントはしょっちゅうやっているので、出来るだけ参加していこうと思っています。



2011 SO

2010年1月26日火曜日

O家のかあちゃん  その2!

��家のかぁちゃんがシリーズになってしまったことに驚きを覚えつつ。



うちのかぁちゃんが大偉業を成し遂げました。

��3日早朝(日本では夕方)に第2子となる長女を出産しました!!!

とても「すんなり」とはいきませんでしたが、母子共に健康でホッとしました。



アトランタには日本がらみの産婦人科が無いため、出産前の定期健診等を含めエモリー大学病院を利用しました。



エモリーはビジネススクールの評価が高いことはもちろん、実はメディカル系は全国区だったりします。

実際、日本からもたくさんの研修医が勉強に来られていますし、感染病の予防や対策を行う機関では、日本でも猛威を振るっているH1N1のワクチンをつくっているそうです。



聞いた話では、アメリカでの出産はウン百万円もかかるそうな。

とても賄える金額ではありませんが、ご心配なく、エモリーの学生(及び家族)には素晴らしい保険が用意されていて、既に妊娠していても保険加入可能で、今回の出産費用も全額!!!カバーされます(されるハズ。。。)。

まぁ、保険料もそれなりに素晴らしいですが、出産費用には代えられません。



とはいっても、病気の話を英語でするのはナカナカ。。。ということもありますので、可能な分野であれば、当然日本人医師に診てもらっています。



それなりに都会で、病院のみならず、美容院や飲食系でも日系のお店を利用できるのもアトランタの大きなアドバンテッジだと実感します。



そうそう、アメリカでは出産後48時間以内に病院から追い出されます。

明日は退院手続きのため授業は欠席の予定。

已む無しです。



生まれた子供はアメリカと日本のどっちの国籍を選ぶのやら。。。

��家でグローバライズしていないのはかぁちゃんだけです。



��011 MO

2010年1月18日月曜日

2010 Spring スタート!!

楽しかった冬休みも気づけば終わり、

気づけば春学期がスタートする時期になりました。



で久しぶりにあったみんなに、Winter Breakの過ごし方を聞いてみました。

アトランタはフロリダに近いこともあって、

フロリダを訪れたInternationalの生徒も多いみたいです。

もちろん母国に帰って親孝行(?)していた学生もいますし、

アメリカ人の多くは故郷で家族と一緒に過ごしていたみたいです。



かくいう自分は英語を聞く&話す機会が明らかに減少した冬休みを経て、

英際能力がゼロリセットされていないかびくびくしながら授業スタートです・・・。



それはさておき、Goizuetaの1年目の秋学期はすべて必修課目でした。

春学期からは選択+必修科目となり、自分の興味ある授業を選べます。

人気教授の授業は早めに埋まっていってしまいますが、

意外と自分の望む通りにカリキュラムが組めるなーというのが私の感想です。

というわけで秋学期に苦楽を共にしたチームメイトも、

それぞれに自分の目指すキャリアに応じた授業を選択しています。



私は新年最初の授業でCold Callを受けるという幸先の良いスタートになってしまいました。

気合を入れなおして頑張っていきたいと思います。





2011 KU


2010年1月12日火曜日

Goizueta Real Estate Bus Tour



松の内も過ぎてしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。今年もこのブログを通じて、私達在校生がゴイズエタビジネススクールの特色やアトランタの街の魅力について紹介してまいりますので、引き続きご愛読のほどよろしくお願いいたします。

今回は、私が先日参加した“Goizueta Real Estate Bus Tour”について紹介させて頂きます。私は都市開発の仕事をしていた訳ではないのですが、教授の誠実な人柄とユーモア溢れる授業に惹かれて、この一年、都市開発財務に関する授業を受講してきました。このバスツアーは教授が教える授業の受講者から希望者を対象として教授並びに実務担当者(教授の教え子)から説明を受けながらアトランタの主だった建造物及び不動産を半日で見学するもので、学生及び教授の奥様を含む約30名が参加しました。

アトランタでは、官庁及び会社のオフィスや商業施設が集中して存在するダウンタウン、ミッドタウン、バックヘッドと呼ばれる地域の人口密度が非常に高く、この三地域は放射線状に拡がった州間高速道路を通じて半径20km程度の周辺地域内に住む人々を吸い寄せているようにも見えます。また、この三地域を除けば、私たちが通うビジネススクール周辺を始め、比較的緑に囲まれた穏やかな地域となります。

アトランタは、都市と郊外が適度に共存している街とも言えますが、無秩序に都市計画がなされた街と言った方が正確な表現となるように思います。オリンピック開催等によるここ十数年のあまりに急激な経済発展を考えれば、社会基盤の整備が追い付かなかったのも致し方ないとは思いますが、片側8車線の高速道路を出ると、片側1車線の一般道に通じる事もままあり、人間の体で言えば血液の流れが如何にも悪いという印象です。

ここ数年の間に、行政が中心となり、州間道285号線(アトランタ市を中心に半径 20kmの周辺地域を結ぶ環状線)に沿って、新しい街の拠点づくり、車輛負荷の抑制を目的として、LRT(Light Rail Transit : 現代版チンチン電車)を敷設する検討がなされているそうです。実務担当者曰く、昨今の経済情勢下で、些か停滞気味だが、アトランタの都市計画を改善させる上で、必ず前進させたいとの事。私自身はこの話を伺って、285号線全周ではなく、費用対効果を基に電車の走行地域を限定する等の工夫が必要では、という印象を受けましたが、車社会の典型であるアトランタに一石を投じるこのプロジェクトは、環境負荷の低減という意義からも今後是非進めるべきだと思いました。担当者の説明中に、渋滞中の反対車線で追突事故があり、彼のさもありなんと言った表情も印象的でした。

バスツアーに参加して、アトランタにもヨーロッパ調の建物や家々がある事や、現ミッドタウンでの大火事の歴史など、カーナビを使って目的地に辿り着く事に集中している普段の生活では知りえなかった事に気づかされ、アトランタという街を見る目がまた少し変わりました。今度、時間のある時にでも、車を止めて、家族で街をぶらぶらと散歩して、またアトランタと言う街を自分なりに観察してみたいと思います。


2010年1月1日金曜日

行く年来る年



気がつけば12月も31日。いよいよ2009年もおしまいです。



アメリカでは、クリスマスから正月にかけて故郷で家族とともに過ごす例が多いようです。もちろん、街中に出ればクリスマスのライトアップや、正月のカウントダウンイベントは見られますが、日本ほど特別な時期ではないようです。



��*)個々のイベントの演出度合いは物凄いですが・・・写真はLenox Square のMacy'sに飾られた巨大クリスマスツリーです。日本ほどきめ細やかでないので、だいたい1月上旬まで各地でクリスマスツリーが幅をきかせています(汗)



実際、新年は1月2日から仕事開始という会社がアメリカでは多いと聞きます。



日本であれば、忘年会から新年会へと宴会および諸々のイベントが続いていたものですが、自分のペースで過ごすことのできる12月はなんだかとてもいい感じです。個々の価値観やスタイルを大切にするアメリカ流がずいぶん馴染んできました。



Class of 2010の私たちはあと5ヵ月半ほどで卒業を迎えることになります。アメリカ流に慣れてはきましたが、今日ぐらいは「行く年来る年」に思いをめぐらせ、残る日々を悔いなく過ごしていきたいと思います。



Class of 2010 SY