米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2017年12月17日日曜日

休みの過ごし方



どーもこんばんは、(こんにちは?)Class of 2019Yです。
今日はMBAでの休みの過ごし方について所感を書きたいと思います。

授業や学校での生活はもちろん大事ですが、休みの過ごし方は同等もしくはそれ以上に大事と私は考えています。休みの貴重な時間をどう使うかを入学前から考えておくことはとても大切、と渡米後5ヶ月経った今改めて感じております。本音を話すかどうかは別にしてインタビューでも夏休みや冬休みにどのようなことをしたいと考えているかのイメージを持っていて、インタビューの段階で調査も出来ている人は話の説得力が増すと思います。

エモリーの場合は大きく3つの休みWinter, Spring, Summerそして各約一週間のCareer week, Thanksgiving Break, Fall Breakがありますので、計5ヶ月程の休みがあります。当然ですが、私費であるか社費であるかによって休みの過ごし方は変わってきます。私費の場合は問答無用で忙しい生活を強いられることになります。私の場合は社費で、就職活動については一部しか経験していないため、私費の学生の休みの過ごし方はクラスメートからのヒアリングを中心に 参考までに書かせて頂きたいと思います。

私費:
Summer before entrance: カンファレンスへの参加、面接、インターン決定(主にメーカー)
Career week: カンファレンスへの参加、Career trekSF, NY等)、レジュメ、カバーレター作成、Coffee chat
Winter: Ski trip(希望制学生企画)、Coffee chat、面接対策、面接、インターン決定(コンサル・投資銀行)
Spring: Mid semester module(学校主催海外渡航プログラム)
Summer: インターン

クラスメートからの情報が中心になってしまいますが、アメリカでは面接の前にCoffee chatという形で社員とネットワーキングをすることが求められています。多くの企業(特にコンサルと投資銀行)ではしっかりと社員とのネットワーキングが出来ていないと面接に呼ばれないという事態に容易に陥るようです。そのため、投資銀行を志望する学生はほぼ毎週NYに飛んでいますし、コンサル志望の学生は授業の合間を縫ってDowntownBuckheadにネットワーキングに出掛けています。(多くのコンサルティング企業はアトランタにオフィスを構えています。)メーカーの場合は、カンファレンスや学校での面接が中心となっており、ネットワーキングについては相対的に重要度が低い様です。(日本でのインターンや個別の業界について詳細に聞きたいという方がいらっしゃいましたらご連絡を頂ければ幸いです。)

社費:
Career week: 休み
Winter: Ski trip(希望制学生企画)、ACE courses(希望制授業)、Exchange program(希望制最大5日)
Spring: Mid Semester Module(学校主催海外渡航プログラム)、Exchange program(希望制最大5日程度)
Summer: Exchange program(希望制最大1ヶ月半程度)

ご参考までに私が検討した休みの過ごし方をいくつか紹介したいと思います。
1.     米国(派遣元以外)でのインターン
私の場合は米国籍を保有するため問題ありませんでしたが、学生ビザで米国に渡航した場合のインターン獲得はとても難易度が高いと聞いています。(言語の問題に加えて米国の会社に就労ビザのスポンサーになってもらう必要があるため。)また、上でも記述しましたが、米国の多くの会社ではネットワーキングを求めるため、米国でのインターンを検討する場合、休みを含めた多くの時間を就職活動に割く事になります。私は複数の会社のinformation session(いわゆる説明会)に参加しましたが、結果的にはインターン獲得までの道のりが想定以上に険しいかつネットワーキングに多くの時間を割く事になるため、時間の効率的な使い方ではないと感じ断念するに至りました。

2.     派遣元の海外支社でのインターン
会社によっては夏休みに海外支社でのインターンを義務付けている会社もあると聞いていますが、私の派遣元ではそのような制度がなく、むしろ禁止されていたため、事前に米国支社に根回しをしておく必要がありました。私の場合はNYに立ち寄った際に現地の営業部長に相談し、もしインターンをしたいとなった場合人事部に掛け合ってもらえるよう頼みこんでいました。結果的にはお願いすることにはなりませんでしたが、会社のメールアドレスを失ってからではなかなか相談しづらいと思いますので、検討されている方は事前に交渉をしておくことをお勧めします。

3.     資格の勉強
社員に専門性を求める国とだけあって米国の資格はとても充実しているなと米国に来て改めて感じています。ファイナンス関連でいうと、
Chartered Financial Analyst (CFA)
Certified Public Accountant (CPA)
Chartered Alternative Investment Analyst (CAIA)
Certified Management Accountant (CMA)
Financial Risk Management (FRM)
Certified Financial Planner (CFP)
Financial Modeling Certification等々大量にあります。
受験料が高額なものも多いですが、テキストがしっかりしているので学びがとても多く、時間があるうちに挑戦してみるというのも悪い選択ではないと感じています。

4.     Exchange program
チリ、アルゼンチン、メキシコ、イギリス、フランス等々一年中どこかでExchange programに参加することが出来ます。期間としては3日から1ヶ月半のものまで幅広くあります。旅行以外で、または旅行のついでに現地の人や学生と関わりたいという人にはお勧めかと思います。注意点としては、授業料とは別にお金が掛かるプログラムもあるということと飛行機や宿代は自費になる場合が多いということです。

5.     世界一周
6.     米国横断

色々検討した結果、私は時間を要するまたは二度と経験することが出来ない(だろう)という観点から資格の勉強・世界一周・米国横断をすることにしました。他にも家族と時間を過ごす、本を読む、Directed study(教授との自由研究)を行う、 信長の野望で天下統一する、ドラクエ全シリーズコンプリートする等々、様々な野心や野望を持って休みを過ごしている人がおり、世の中色々な人がいるものだな、と大変勉強になっています。Blackberryに邪魔されない貴重な時間はもう二度と来ないかもしれないと思うと休みも真剣勝負ですね。


年末で大変な時期かと思いますが、最後まで諦めずに頑張って下さい!

2017年12月11日月曜日

1年次のコア科目について

こんにちは。Class of 2019Shinです。

まず始めに、12/9Webinarにご参加いただいた皆さま、夜遅い時間まで大変ありがとうございました。
当日は、その前日から降り続いた大雪のせいで、学校が閉鎖されたため、日本人学生の住む住居(2つのアパートメント)をつなぎ、そのうえでWebinarを実施いたしました。そのため、音声が途切れたり、聞きづらかったりした点もあったと思います。大変失礼いたしました。
もしも、聞きづらかったことや、追加で質問したい点などありましたら、お気軽に下記メールアドレスまでお問合せいただければ幸いです。必要に応じて、Skypeなどでの個別相談も可能です。
goizueta_jp_studentgooglegroups.com
↑上記の@マークを、小文字の@にご変更ください。


さて本日は、1年次のコア科目について紹介させていただきます。

1.     各授業について
1年次のコア科目は、8月から始まる秋学期にほぼ集中しており、その学期が先週ようやく終了しました。そのため、試験が終わった先週半ばから1ヶ月程度の冬休みが始まっております。
Goizuetaは、他校のMBAプログラムと異なり、来年夏前に始まるインターンを前に基本的な知識、就職準備をするために、この秋学期中にかなりの授業を集中させるため、非常に忙しい期間でした。
Goizueta Impact (コンサル系スキル)
Managerial Economics
Managerial Finance
Marketing Management
Data & Decision Analysis
Financial Reporting & Analysis Accounting
Leading Organization & Strategy
Processes & Systems Mgmt
Goizuetaの特徴的な部分としては、コンサルティング業界に就職を希望する学生が多く集まるため、コンサルティング系の基礎スキル(問題解決・調査方法や、提案への結び付け方(ロジックピラミッド)など)に関する授業が多くなっているという点が挙げられます。ケーススタディの分析についても、実務に活用できるような教え方中心になっていると感じました。加えて、個人ワーク中心ではなく、グループワークを中心とした課題が多くありました。これも、実際のビジネスですぐにチームでの課題対応することなどを想定した上での進め方になっているようです。
各授業とも基礎的な内容だけでなく、実務に活用できるように、非常に工夫された授業形式となっております。学習の際にも、予習・復習が授業内容や課題などでうまく調整されているように感じました。
 #各授業の詳細については、今までのブログなどで紹介されているものもあるため、省略させていただきます。

2.     得た経験/学んだ点
全体を通して、グループワークが非常に多く、ネイティブとのディスカッションの機会が多かったため、その点でも非常に辛い経験ばかりだったのですが、非常にいい経験をしていると感じています。特に、私のチームはネイティブだけでなく、南米やインド系の学生もおり、かなり文化・考え方が異なる学生もいるため、ディスカッションが毎回長時間になりがちでした。まだまだ、流暢に英語をしゃべることもできず、ディスカッションを進めるにも難しい点が多いですが、MBA期間中にしっかりとディスカッションをまわすことを学び、帰国後の実務にも活かすようにしていきたいと考えております。

加えてコア科目では、経済学や、ファイナンス、アカウンティングや統計、マーケティング、サプライチェーンなどの科目も基礎的な部分から応用までかなり広い範囲を学習することができました。これらの科目については、日本で仕事をする際に独学で学んだ点もあったのですが、体系だって学習したことがなく、新しい気づきや全く知らなかったことまで多くのことを学ぶことができたと感じています。私のバックグラウンドは、コンサルティングですが、日本でコンサルティングをしていた際にも、このような知識を知っていれば、もう少し異なるアプローチができたのではないかと感じることも多々ありました。

以上、簡単に1年次のコア科目について紹介させていただきました。
このブログをご覧になっている方の中には、1月締め切りのラウンドで出願を検討されている/準備をされている方もいらっしゃるかと思います。いろいろと不安な部分もあるかと思いますが、もうひと頑張りです。もし、スコアが出てない方がいらっしゃっても、あきらめずに頑張ってください。私は、昨年の今頃はTOEFL/IELTSGMATのスコアも足りない状況でしたので、1月のラウンドでの出願をせずに、2月・3月に出願を延期することを決めたタイミングでした。。


どうか、みなさま体調にはお気をつけて、引き続き頑張ってください。

2017年11月30日木曜日

キャンパスビジット

こんにちは。Class of 2019のTomoです。
受験生の方は、先日2nd Round 2が締め切られたばかりで、既に出願された方、これから、Round 3・4に向けて、追い込みの時期を迎えている方、様々かと思います。
さて、そんな受験時期真っ只中ということで、今回はキャンパスビジットについて、書きたいと思います。

GBSでも、もちろんキャンパスビジットを歓迎しており、今年も既に何名かの方にはビジットして頂いています。
キャンパスビジットで体験できることは、大きく分けて、学校のオフィシャルのイベントと日本人在校生による生活案内の2つです。

1.学校のオフィシャルイベント
学校の公式WEBサイトから申し込んで頂くと、オフィシャルのキャンパスビジットに参加できます。受験生に対して、必ず在校生がアンバサダーとしてアサインされ、実際の授業を見学したり、ランチやコーヒーチャット等で実際の学校の様子を聞けたり、という内容になっています。
授業見学では、実際に教室の一席に座って、MBAの授業を体験でき、実際のクラスの雰囲気を知る良い機会になると思います。ただし、見学できるクラスによって、当然、授業の進め方や内容が異なるため、当たり・外れがあることは否めません・・・。ちなみに、この後、12/7から学校は冬休みに入るため、約1か月間は授業がありませんので、この期間にビジットを予定されている方は、お気を付けください。

2.日本人在校生による生活案内
学校のオフィシャルイベントの他に、GBSでは、日本人在校生による生活案内等を行っています。現在、日本人在校生は主に2か所の住居に住んでおり、その2か所の住居について、実際の部屋や住居内の施設を見て頂いたり、近くのスーパー等をご案内したりしています。実際の入学後の生活をイメージして頂けるように、というのが目的です。在校生には、独身・既婚・家族連れ・単身赴任等々、色々なパターンがおりますので、受験生の方の状況に合わせて、ご案内できます。海外生活は初めて、という方も多いと思いますので、実際にどのような場所で、どのように生活しているのかを知る、というのは、MBAライフをイメージする上でも、有意義かと思います。
ご案内の内容は、ビジットされる方のスケジュールに合わせて、予定を組みますので、ぜひお気軽にご相談ください。

私自身は、受験の際、キャンパスビジットはしなかったのですが、やはり、実際に学校や在校生の生活を自分の目で見て、体感しているのといないのとでは、自分の中のイメージの具体性に大きな差があり、今ではビジットしておけばよかったと後悔しています。ですので、受験生の皆さんも、お仕事に加え、スコアメイクや出願準備で、本当にお忙しいとは思いますが、ぜひ時間を作って、ビジットしてみてください。

詳しい内容についての質問や、スケジュールの相談等々、メールを頂ければ、ご対応しますので、ぜひ、お気軽にお問合せください。
goizueta_jp_studentgooglegroups.com

↑上記の@マークを、小文字の@にご変更ください。

2017年11月28日火曜日

Webinar開催のご案内(12月9日午後10時~)

こんにちは、Class of 2019Shigeです。

日本時間129日(土)午後10時から、第2回のGoizueta Business SchoolGBS)日本人在校生によるWebinarを行います!
前回はRound2直前、今回はRound3直前という位置付けです。

GBSへのご出願をご検討中の方、ご関心をお持ちの方はぜひともご参加いただければと思います。

当日は在校生によるMBAプログラム紹介に加え、事前に頂戴したご質問への回答をお話しさせていただく予定です。

日本人向けオフィシャルサイト(https://community.bus.emory.edu/sites/Japan/Pages/Home.aspx)のWhat’s New欄に参加フォーム、簡単な案内を載せておりますので、そちらをご参照ください。
なお、内容は第1回と同じものになる予定です。第1回にすでに参加されている方は、内容が重複する部分が多いため、質問等がある場合は別途メールでお問い合わせいただくことをお勧めします。(お忙しい時期でもありますので)
第1回で話した内容としては、ゴイズエタとはどんなところか?という一般的な情報から、このバックグラウンドに対してどんなクラスが提供されているか?まで事前にいただいた質問ベースでお話ししていました。
もちろん、Visitすべきか?すると何がわかるのか?等の基礎的な質問も歓迎しています。

ご不明な点などございましたら、日本人在校生メーリングリスト(後掲)まで何なりとご連絡ください。
皆様のご参加をお待ちしております。

1月の〆切ラッシュまで後1ヶ月となりました、受験生の皆様におかれましては体調にはくれぐれもお気を付けください。



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2017年11月21日火曜日

Social businessを学ぶ機会@GBS

皆様こんにちは。Class of 2019YOです。
今回はGBSで得られるSocial business関連の学びの機会(一部)についてご紹介させて頂きます。

1.関連授業
Social Enterprise/Impact Investing
春学期における選択科目の一つ。①Social enterpriseがプライベートセクター・パブリックセクターの中で果たす役割、②Social enterpriseが直面する組織・経営上の課題、③様々なタイプ別のSocial enterprise(例:Habitat for HumanityC.A.R.E.等の大企業/社会的起業/国際的企業 等)について学びます。
また、授業の一環で地元のSocial enterpriseにおいて20時間のボランティアを行い、その団体が抱える課題の抽出と解決策の提案を行います。
   
IMPACT 360Catalyzing Social Impact
GBSの看板授業の一つといえるのが、実際の企業に対してコンサルティングを行うHands-on型プログラムのIMPACT360です。

<参考リンク> Goizueta IMPACT

その中で、Catalyzing Social ImpactというSocial businessに特化したプロジェクトが用意されており、来期は下記プロジェクトの選択が可能です。
・アトランタ市内における”meal gap”(飢餓レベル)改善のためのロードマップ策定
・チャータースクール運営団体に対する輸送手段改善策の提案
・食に関連したSocial enterpriseの提携戦略/資金調達戦略策定
・野生生物の絶滅防止に関する戦略策定
     
Mid-Semester-Module: ニカラグア
毎年2月下旬から3月上旬にかけて、GBSではMid-Semester-Module (MSM)が開催されます。MSM1年生と2年生合同のプログラムで、10日間前後の他国への研修旅行、又はGBSで開催される集中講義の受講かどちらかを選ぶことが出来ます。

研修旅行先の一つであるニカラグアでは、コーヒー農園への訪問や、現地コミュニティにおける健康プロジェクト参加等があり、Social Businessについて実地で学ぶ機会が得られます。

<参考リンク>Social Enterprise@Goizueta MSM Trip in Central America(ニカラグア編)

2.課外活動
Social enterprise@Goizuetaという大学組織を中心に、Net Impact clubImpact investing clubNonprofit consulting clubなどのクラブが活発に活動を行っており、Social businessを学ぶ機会が提供されています。

例えばImpact investing clubSocial enterpriseを投資先としてファンドレイジング、ディールソーシング、投資戦略立案、デューデリジェンス、投資契約のプロセスを踏み、投資を行っており、実際のImpact investmentを経験することができます。


上記のように、GBSではSocial business関連の授業や課外活動に参加する機会が豊富にあります。
下記ブログ記事においてもSocial business関連の機会について紹介されておりますので、興味のある方はご一読ください。

<参考リンク>【プロジェクト型選択科目&課外活動】Social Entrepreneur & Impact Investment


GBSについてご質問やご相談等がございましたら、お気軽に以下のアドレスへご連絡下さい!
goizueta_jp_studentgooglegroups.com

↑上記の@マークを、小文字の@にご変更ください。


2017年11月13日月曜日

Webinar参加の御礼&GBSでの基調講演について

こんにちは。Class of 2018のTakuです。

まず始めに、11/11のWebinarにご参加いただいた皆さま、夜遅い時間まで大変ありがとうございました。
当日は学校概要・プログラム内容・生活環境・受験プロセス・Q&Aといった内容で構成しましたが、時間の制限もありカバーしきれなかった点もあったかもしれません。もしも追加でご質問がございましたら、日本人会メールアドレスまでお気軽にお問い合わせいただければと思います。
ところで、Webinarでは「印象的だった授業は何か」というご質問をいただきました。私から2つの授業をご紹介したのですが、口頭説明のみでやや分かりにくかったかなと感じましたので、授業名を再度以下に掲載しておきます。いずれもマクロ経済の授業です。
・The Economics Environment of Business (Raymond Hill教授)
・Global Macroeconomic Perspective (Jeffrey Rosensweig教授)
授業内容は過去の日本人ブログでも紹介されていますので、ご興味がある方は是非検索してみてください。
(・・・実はこの授業紹介を今回のブログの主題にしようと思っていたのですが、過去記事の存在を知って断念した次第です)

ということで話題を変えまして、今回は印象的だった基調講演(ゲストスピーカー)についてお伝えしたいと思います。ちなみにこちらもWebinarでいただいたご質問の1つです。

GBSおよびEmoryで聴ける基調講演は主に以下の3タイプあると思います。

1. GBSのイベントで開催されるケース
主にGBS内の講堂を使用して行われます。最近はGoizueta氏のご子息による講演があり、昨年の例ではベンツのエグゼクティブの方による自動車産業の未来に関する講演がありました。他にはEntrepreneurship Summitと称したイベントがあり、GBSの卒業生で現在はエアジョーダン(靴)の販売プラットフォームビジネスを手がける方の講演もありました。他にもクラブ主催のイベントで各界の方が講演を行っているようです。ここにもアトランタという地の利が活かされていると思います。

2. 授業の一環として行われるケース
主に選択授業で行われ、教授が人脈を活かしてゲストスピーカーを呼んできます。名物教授ともなるとゲストスピーカーも豪華になり、私が履修した授業ではCNNのExecutive VP、コカコーラの元CEOが登場したこともあります。講演内容は授業内容とリンクしたものもあれば、ビジネスマンとして知っておくべき教養について話されるものもあり、授業後も少しの時間ですが1対1で話せる機会も設けられたりします。これは小規模校ならではの特典と言えるかもしれません。

3. Emoryの他学部で開催されるケース
Emoryは南部有数の大学ということもあり、GBS外でも多くの講演が行われています。特にジミーカーター元大統領の講演は毎年行われているようです。また、基調講演とは違うかもしれませんが、昨年はEmory×Tedと称してTed Talkが開催されました。受験時代にお世話になったTedを生で聞いた時には非常に感慨深いものがありました。

以上、GBSおよびEmoryでは数多くの基調講演を聞く機会に恵まれているということをほんの少しご紹介させていただきました。アトランタ市内の他大学でも多くの講演が行われており、学外からの飛び入り聴講も歓迎されることが多いので、この他にも基調講演を聴く機会はいくらでもあると思います。

受験生の皆様におかれましては、TOEFL, GMAT, 出願対策と非常に忙しい時期かと思います。私も2年前のこの時期、とにかく焦りと不安と眠気しかありませんでした。きっとそんな思いをされている方は少なくないと思います。しかし今はとにかく自分を信じて、そして身体には気をつけて、どうか引き続き頑張ってください。

Taku

2017年11月7日火曜日

短期交換留学について(ウィーン編)

こんにちは、Class of 2018CYです。

今回はShort exchange  programについてご紹介します。
これは夏休みや冬休みといった長期休暇中にGBSの提携校が提供している短期留学プログラムのことで、
プログラムの種類は時期・行き先・期間とも多様に揃っています。
もっと時間をかけて他校で学びたいという場合は、Semester exchangeというオプションもあります。

私は今年の夏にオーストリアにあるウィーン経済大学(WU)にて、
International Summer University(ISU)というサマープログラムを受講しました。

ISU3週間のプログラムで、6つの選択科目から3つを選び、1週間で1科目ずつ受講します。
5日間で講義・課題・プレゼン(もしくはテスト)をこなすので、一つ一つを深く学ぶというわけではありませんが、
各科目とも要点を押さえて学ぶことができ、充実した内容となっています。

ISUに参加して一番良かったことは、より多様性に富んだ環境に身を置くことができたことだと思います。
クラスメイトの国籍や学校はアジア・欧州・南米・北米・アフリカと全地域にまたがり、特定のマジョリティがいない環境でした。国籍以外にも、MBA以外のGraduate Programから来ている人もいますし、年齢層も学部を卒業したばかりでこれから院に行くという人から、職歴も長くパートタイムで学位を取得中という人まで様々なバックグラウンドを持つクラスメイトと3週間を過ごしました。各々が紹介する自国の文化・国民性・商習慣はどれも興味深く、クラスディスカッションでは予想外の方向からの意見が出て来たりと、多様性あふれる環境ならではの良い経験となりました。

学習面での収穫は、アメリカ以外のマーケットに関するトピックスやビジネスについての知見を多く得られたことです。
HKUST MBAの教授によるGlobal Marketingというクラスでは中国を中心とした最新のアジアビジネスが紹介され、ブラジルやメキシコなどのEmerging Marketsでのビジネス立ち上げのポイントなどを学びました。
また、Global Strategyではウィーンの定番お菓子ブランドを持つJoseph Manner社を訪問し今後の事業戦略について提案する、という課題が出されたのですが、国や文化の影響の大きいお菓子業界について学びながら、GBSで学んだフレームワークを使って課題に取り組むという良い機会になりました。

最後に、WUのあるウィーンの街そのものもISUの魅力のひとつだと思います。
美術館・博物館・宮殿・オペラ座と見所がいくつもあるうえ、観光シーズンの7-8月はフィルムフェスティバルなどの期間限定イベントも開催されており、とにかく飽きることがありません。
平日は講義の他に課題やゲストスピーカー聴講などもあるので自由時間がたっぷりあるというわけではないのですが、
ウィーンは比較的小さな町ですし公共交通機関も発達していてどこでもすぐ行けますので、空き時間を見つけては様々な名所に通いました。
週末を利用して近隣都市に行くこともでき、ブダペスト、プラハ、ブラチスラヴァ、ザルツブルグあたりに行った人が多いようでした。

GBSでは他にも多くのExchange programを提供しています。
もっと詳しく聞いてみたいという方は、goizueta_jp_studentgooglegroups.comまでお問い合わせいただくか、

今週末11/11()に開催予定の日本人在校生によるWebinarにぜひご参加ください!