米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2015年8月29日土曜日

MBAで必要な英語力

Class of 2017Hinaです。こんにちは。

アトランタに住み始めてから約2カ月が経過し、こちらでの生活にもすっかり慣れてきました。アトランタは東京に似た気候なので、非常に過ごしやすいです(日差しは東京より強いです)
810日からMBAプログラムが始まり、授業の予習と宿題に追われていますが、充実した日々を送っています。

「実際MBAではどの程度英語力が必要なの?」と気になっているアプリカントの方も多いと思いますので、今日は私がこの2カ月間で率直に感じた「MBAで必要な英語力」について述べさせていただきたいと思います。

MBAプログラムに参加する日本人の英語力は大きく3パターンに分かれます。①海外で長年生活した経験があり、ネイティブと同等のコミュニケーションがとれるレベル、②数年間の海外経験(留学・駐在)があり、意志疎通に困らないレベル、③海外経験は旅行程度、留学・駐在の経験なし(いわゆる純ドメ)

私は③のレベルで、海外経験は旅行程度で職場でもほとんど英語を使う機会はありませんでしたので、TOEFLGMATには本当に苦労しました。

過去ブログでも紹介されているように、Emoryには6月下旬から約3週間にわたるPMELというサマースクールプログラムがあり、私もこのプログラムに参加しました。
今年度は中国・韓国・日本から合計約30名のメンバーが参加しました。サマースクール中、スピーキング能力の低さから、自分の意見を上手く表現できないことは多々あったのですが、授業内容の聞き取り、韓国人・中国人のクラスメイトとのコミュニケーションには問題を感じず、「何とかMBAでやっていけそうだな」と安心していました。

7月下旬からは他のインターナショナル生徒とアメリカ人の生徒も合流して、約2週間のオリエンテーションがあり、810日からコアプログラムがスタートしています。
812月の授業は必修科目で、この期間中はチームで提出する宿題が多く、Emoryがアサインしたチームのメンバーと多くの時間を過ごすことになります。

私のチームは中国人1名、アメリカ人3名、私の計5名です。オリエンテーション期間中にチームが発表され、メンバーの顔合わせ後、1時間程度お互いの自己紹介をしたのですが、アメリカ人メンバーのスピーキングスピードが想像以上に早く、彼らの話している内容が30%くらいしか理解できず茫然としました。
プログラム開始以降は週34日チームミーティングをしているのですが、リスニング力が改善されてきたのか、最近はミーティング中もメンバーの話している内容が分かるようになり、発言できるようになりました(ただしネイティブ同士が早口でしゃべっていると、キャッチアップするのは相当難しいです、、、)

この経験から私が強く感じたのは、MBAの初期段階においてはリスニング力が一番大事だということです。リスニング力が低いと、「相手の話している内容が分からない→何を話していいのか分からない→ミーティングで何も話せない」という負のスパイラルに陥ります。逆に相手の話している内容が分かると、自分の意見を発信できます。
チームメイトは私の拙い英語でも真剣に聞いてくれますし、上手く伝わらなかったときは「Hinaの言いたい事はこういうことだよな?」と確認してくれます(EmoryInternational比率が高いので、International studentsの意見を尊重してくれる文化があります)。

まだまだMBAプログラムは始まったばかりなので、これから自分の英語力がどれくらい成長するのか楽しみです。

アプリカントの方々は秋からはエッセイも本格化し、忙しい日々が待っていると思いますが、体調管理には気を付けてください!
アトランタに来てからゴルフを始めました。

                     

Hina

2015年8月23日日曜日

”他校との比較”の観点から、Why Emoryを考えてみる

 こんにちは。Class of 2016のKokoroです。

 2016年入学を目指されている方にとっては、GMATにも着手し、エッセイ作りも本格的に視野に入れつつある大切な時期かと思います。さて、エッセイにおける一つの重要なパートとして”Why this school?"がありますが、これは同時に作成がとても難しいところだとも思います。それもそのはず、”Why this school?"の作成者にとっては”他校との比較”が重要な視点となるものの、複数校のMBA受講経験者は極めて限定的であり、従ってアラムナイの方にお話を伺っても”他のプログラムは分からないけどうちの大学は・・・"とのdisclaimerが付された上で"Why this school?"の説明がなされることが多いことも一因にあるかと思います。

 そこで本稿においては、”他校との比較”を意識しつつ、夏期短期交換留学を経て感じたEmoryの魅力(そして自戒も込めた改善の余地がある箇所)について述べさせて頂きたいと思います。

 拙稿"国際経験の拡充"との視点から、Why Emoryを考えてみるにて述べさせて頂いた通り、夏期休暇期間に多様な短期交換留学の機会がある中において、私は7月に実施されたViennaの3週間プログラムに臨みました。本稿においては授業の内容には深く立ち入りませんが、Emoryと”他校との比較”との観点から必要な基本的な概要は以下の通りです。

【(私の)履修科目】
International Marketing、International Financial management、Sustainable Business 

【学生の構成】(各数値は概算です)
 計35名程度。
 国籍:アメリカ人25%・カナダ人20%・フランス15%・中国10%程度であり、残りはオーストラリア・ブラジル・シンガポール・ドイツ・ハンガリー・日本が各1名。
 履修時点におけるバックグラウンド:フルタイムMBA(卒業直後を含む)が50%程度、社会人且つEvening MBAが40%程度、残りが社会人の休暇を利用した短期留学。なおEmoryからの短期留学は私のみです。

【担当教授の構成】
 夏期短期交換留学を担当された方は皆がVienna大学専属の教授という訳では無く、他大学(チェコやフランスの大学等)と掛け持ちで教えている方、環境関連コンサルとの兼業の方、等がおり、教授の雇用においても多様な形態が取られていました。

(※これらの前提を踏まえ、以下に記載させて頂く内容はあくまでも(漠然とした概念としての)”他校との比較”であり、Vienna大学(の生徒・教授)との比較では無い点ご了承下さい。)

”他校との比較”を踏まえたEmoryの魅力その①
「プレゼン手法に係るトピックを体系的に学ぶ機会が充実している」
 上記3つの履修科目全てにおいて、グループワークとしてのプレゼンテーションの課題が課されていたところ、3週間の間に多くのプレゼンを見聞きする機会がありました。(もちろん個々の技量・バックグラウンドに因るところが大きい話でもあるのですが、)通常時におけるEmoryの授業における学生のプレゼンも踏まえると、客観的に見てEmoryの学生にはプレゼン実施時の”型”のようなものが身についているな、という印象を受けました。Emoryにおいては、コア科目であるManagement PracticeやGMSC(過去記事)等においてプレゼン手法について学ぶ機会があります。理論的側面においては、立ち位置や繋ぎのやり方等プレゼンに係る一挙手一投足に至るまで学ぶことができ、また、実践を通じてプレゼンの専門家からのフィードバックを受けることもできる等、Emoryにおけるプレゼン関連トピックの充実具合に改めて気づかされました。(アメリカ人の友人も、夏期インターンを通じてEmoryの学生のプレゼンレベルの相対的高さに気づいた旨の発言をしていました。)

”他校との比較”を踏まえたEmoryの魅力その②
「教授の授業運営能力が高い」
 二つ目として、Emoryの教授の授業運営能力の高さが挙げられます。私たち日本人にとり、大学教授は研究の片手間に授業をやっているというイメージが強いのですが、Emoryの教授はProfessorというよりもLecturerの色合いが強く、まさに教えることを本業とされている人が多い印象を受けます。”比較”との観点から述べると、例えばケースを用いた授業の運営のレベルに明確な差を感じました。Emoryの教授は、多様で時にはエキセントリックな意見をも建設的に取り込み、限られた時間の中において納得感を以て理論と現実の関係性を理解させる能力が高い、ということです。Emoryにおいては全ての授業において学生による授業採点がなされ、これが後に公開されるといったインセンティブが存在するところも一因かと思われ、実際学生からの評価が低い教授は容易に更迭されているようです。

”他校との比較”を踏まえたEmoryの魅力その③
「Diversityの重要性が浸透しており、これに対する配意が十分になされている」
 EmoryはCore Valueの一つとしてDiversityを掲げており、学生の間にもこの理念が浸透しています。大学としてもこれを踏まえた運営がなされており、例えばMBAの一学年全員が集まる機会において、教授がアメリカ人学生に対して「君たちはSecond LanguageにてMBAの高度な内容を学ぶことができるのか?おそらく答えはNoであろう。インターナショナルの学生はそれをしているのだ」との意識付けをしてくれたり、これを受けてアメリカ人学生もインターナショナルの学生の意見に確りと耳を傾けてくれます。(この点、英語の拙い私にはとても有難い環境だと思っております。)また、Electiveの授業にて任意にチームを組成する場面においても、性別・国籍のDiversityが義務付けられたりもします。
 ”比較”との観点から述べると、このような環境は必ずしも当たり前のものでは無いようで、Vienna大学においては英語がNativeの学生だけで議論して終わり、との場面も多々見られましたし、同じ性別・国籍の人のみで構成されているグループも多くありました。

 ここまでEmoryの相対的な魅力との観点から述べさせて頂きましたが、私は本稿においてEmoryが完璧な大学であると述べるつもりは全くありません。今次短期交換留学を経て、Emoryにおいては「アメリカ人依存に陥る可能性が高いことを念頭に置きつつ、日本人として主導権を発揮する機会を模索する」必要があるのだなということにも気づかされました。拙稿"国際経験の拡充"との視点から、Why Emoryを考えてみるにて記載させて頂いた通り、Emoryは米国の大学としてはインターナショナル比率が高い方であり、この点大きな魅力だとは感じています。ただ、半分以上がアメリカ人であるという捉え方も可能であり、例えば「優秀なアメリカ人に取り纏めをお願いしつつ、自分は特定の分野に注力しよう」といった逃げの姿勢に繋がりがちな側面も否めません。先述の通りVienna大学においては過半数を占める国籍の学生はおらず、このため語学力や国籍に関わらず主体的にリーダーシップを発揮するべき機会が多々ありました。この点アプリカントの方は、大学選びに際して国籍の比率が齎すパワーバランスも考慮されるといいかもしれません。

 以上、夏期短期交換留学における経験を踏まえ、”他校との比較”との観点から寄稿させて頂きました。冒頭に述べました通り、”Why this school?"は難しいトピックでありながらも重要であり、エッセイのみならずインタビューにおいても問われる内容でもあります。本ブログにおいても多くの学生がEmoryの特色につき述べていますが、何か個別のご質問がありましたら、遠慮なくこちらまでお問い合わせ下さいね!

Kokoro

 



2015年8月16日日曜日

MBAと現実を繋ぐ夏 夏の過ごし方(例)

Class of 2016のSHです。

ご存知の方も多いと思いますが米国MBAの特色として1年目と2年目の間に約3ヶ月の長期夏期休暇があります。多くの米国MBA学生にとってこの夏はインターンシップを通じて志望企業への就職を実現する為の最重要時期といって過言では有りません。私はこの3ヶ月間を卒業後の自己実現に向けた調整期間と位置付け、”MBAとビジネスのギャップ”、”ビジネスと現場のギャップ”を埋めるべく資金と時間を費やしました。具体的には、①アジアにおけるImpact Investmentの知識と経験の修得、②アジア諸国の現状把握、③アジアにおける人脈構築、の3つを目的として過ごしました。ここでは簡単にご案内したいと思います。

アジアにおけるImpact Investmentの知識と経験の修得
教授による紹介等を受けてシンガポール国立大学(NUS)やシンガポールに拠点を置くSocial Impact Investmentのリーディングカンパニー(調査機関、NPO、投資ファンド等)と協力して東南アジア諸国におけるImpact Investmentの市場、起業家・投資家動向、評価手法、支援策などについての学術的調査を行いました。ここでの経験により米国MBAで学ぶ内容とビジネスとのギャップを埋めることを実現しました。NUSの学生だけではなく米国からの調査ボランティア学生(Stanford, Princeton, Columbia, U-Pen, NYU等の学部生)と共に2ヶ月に渡り調査を行うだけではなく世界的にも新しいこのSocial Impact分野に関する様々な議論を昼夜問わず交わすことができました。

また、米Forbes紙で今年7月に取り上げられた、アメリカ合衆国国際開発庁USAID(U.S. Agency for International Development)、世界的な調査機関ANDE(The Aspen Network of Development Economy)とEmory Universityによる共同研究
http://www.forbes.com/sites/annefield/2015/07/28/2-3m-partnership-will-study-startup-accelerators-especially-in-emerging-markets/)についても今夏の経験等を活かして秋学期以降、教授と共に調査メンバーとして取り組む予定です。


アジア諸国の現状把握
東南アジア諸国の現状を理解する為に、シンガポールに2ヶ月程滞在してミャンマー、タイ、カンボジアなどを訪問しました。ここではMBAで学んだ内容と現場とのギャップだけではなく、上記で挙げたビジネスや主に2次情報を用いた調査と現場・実態とのギャップを埋めることができました。特にミャンマーでの取引所、地元企業、マーケット視察、カンボジアの人々の生活環境視察、孤児院でのボランティアなどは、自身の価値観に大きな影響を与えるものとなりました。一度社会に出た後に改めて時間をかけて現地を訪れ、そこに生きる人々との会話をすることは、世の中に公開されない事実を知る為にも極めて貴重であると感じました。

近年、様々な議論がなされている中国についても自身の目で確かめておきたいと思い、上海の復旦大学への交換留学をしました。当校では夏期休暇を利用した交換留学制度があり、アジアのみならず欧州や南米でこの夏期休暇を使って学ぶこともできます。復旦大学では中国の国内・国際政治、経済、金融情勢のみならずマーケティング、アカウンティング、商標・特許などの現状を学ぶと共に、米系不動産ブローカー(Cushman & Wakefield)や最大手の鉄鋼メーカーであるBao Steel等中国企業への訪問も実現しました。多くの国から集まる学生と中国について議論し合い、また中国トップレベルの教授陣から直接、中国の現状について研究・調査等に基づいた事実や考えを学べたことは二次情報では得られない情報を得る機会となりました。終戦70年の8月15日を中国で迎えたこともまた特別な経験となりました。

 


アジアにおける人脈構築
Social Impactの分野に携わるビジネスパーソン、将来アジアで活躍したいと志す多くの米国TOPスクールの学部生、復旦大学の教授陣、学生との人脈構築を実現しました。当校にも多くのアジア系学生が在籍しますがその多くが米国に留まることを希望している為、アジア域内の人脈構築はビジネススクールの枠を越えて実際に自身がアジアに身を置かない限り難しいのが実情です。

また、シンガポール滞在中に米国の最大手財団のアジア代表の方とお会いする機会があり、その方との食事や面談などを通じて、最終的には東北復興支援事業の立ち上げに協力しました。ここでは、新規事業のアイデア出しから財団、企業、NPO/NGO団体との面談セッティング、提案資料作成などに携わりました。人と人との出会いから新たなものが生み出され、ゼロからビジネスを創造する経験しました。今後もこの新規事業実現に向けて留学中に取り組んで行く予定です。


既に夏期休暇終了まで10日を切りましたが、引き続きMBA学生という立場を活かして様々な組織、企業、人と会い自己実現に向けてこの夏を充実させたいと思います。ほんの一例として少しでも皆様のご参考になれば幸いです。

2015年8月10日月曜日

【インターン関連】日本人MBA インターン獲得までの道のり



こんにちは。

Class of 2016のHazです。



㋄上旬の授業終了後早々に日本に滞在し、早くも2か月半が経過しました。今は東京でこの原稿を書いています。約3か月の夏休みももうすぐ終わりを迎え、8発末より新学期(Fall 2015)が始まります。この夏休みの間、僕は主に外資製薬企業のマーケティング本部にて、8週間のインターンに従事していました。インターンの内容は守秘義務の観点からお話は出来ないのですが、今回はインターン獲得について時系列を追って綴りたいと思います。



因みに大まかに分けて日本人MBAのインターンは以下の4パターンに分類できます。

 ① 日本で、日系企業のインターン

 ② 日本で、外資系企業のインターン

 ③アメリカで、日系企業のインターン

 ④アメリカで、米国企業のインターン



このうち今回の僕のインターンは②に該当します。①~④の詳細も面白いのですが、長くなりそうなので今回は割愛します。一つだけ例をお伝えすると、例えば、インターナショナルの学生が、④アメリカで米国企業のインターンを獲得するのは、①、②、③、と比べ格段に難しいと、他の学生の活動を見ていて感じました。というのも、そもそもフルタイムのビザを発行してくれる企業は限られており、しかも発行してくれる業界は主に投資銀行やコンサル、ITであり、これらの業界は米国人MBAにも人気となっているので必然インターン獲得の競争も激化します。※インターン自体に就労ビザは不要ですが、インターンはフルタイムオファー(卒業後の本採用)に直結するのでビザの問題が発生します。



【インターン獲得までの道のり】

~2014年6月:MBA合格を噛みしめひたすら旧友や同僚と懇親する(渡航前から既に大手投資銀行や大手コンサルが参加する事前説明会が開催されていたとは露知らず)。


2014年8月:PMELが終了しMBA本科が始まる。あまりの忙しさにインターンの”イ”の字も忘れる。


2014年9月:11月にボストンキャリアフォーラム(BCF)がある事を再認識(BCF自体は昔から知ってましたが日本人Undergradがメインのイベントだと思ってました)。MBAの夏インターンや本採用の多くが、どうやらBCFで決まるという情報をゲット(因みに大手投資銀行やコンサルはBCF前に大部分の面接が終わり、BCFは最終確認程度、という話を聞いています)。


2014年10月:エントリーシート作成に注力。ベースはMBAのCVを再利用。また、幾つかの企業では事前面談が可能だったのでSkypeやTEL等で事前面談(主に外資投資銀行のトレーディング部門やIB部門、外資製薬企業、IT)。


2014年11月初頭:ボストンキャリアフォーラム(BCF)開催。金~日の3日間ですが実質は金、土の2日。日曜日は予備日みたいな位置づけといった印象。

·        - Day 0 (木曜日):ボストン到着。夜は事前面談をした企業主催でディナー(勿論ここでもネットワーキング大事です)。

·        - Day 1(金曜日):外資製薬A社の面談、外資製薬B社の面談。その他Walk-in(事前予約等をせず、企業ブースを直接訪問し面談を依頼)での面談複数社。夜はWalk-Inで面談した外資生命保険C社主催のディナーに参加。

※因みにMBA生のインターンを募っている業界は上記の他にITやアパレル等もあります。

·       - Day 2(土曜日):外資製薬A社の面談(最終)、外資製薬B社の面談(最終)、その他Walk-in。夜は外資製薬A社主催のディナーに参加。


2014年12月:インターン結果通知受領。外資製薬A社、B社より合格を頂く。

 2014年1月:条件等を鑑み、外資製薬B社にてインターンを行う事を決定、先方へ通知。

2014年6月初頭:インターン開始

2014年7月末:インターン終了



と、こんな感じですね。
因みにGBS Class Of 2016日本人MBAでインターンを希望した人間のインターン獲得率は200%で、一人当たり2社から8週間のインターンを獲得しています。



余談ですが、私の場合エネルギー企業出身ということもあり、当初ヒューストンに本拠地を置くエネルギーメジャー(Exxon, Shell等)でのインターンを希望していました(冒頭分類した④のケースですね)。ExxonはFinance部門でMBAのインターンを募集しており、Emoryまで企業説明会に来ていたので話を聞いてみたのですが、外国人にはビザを発行しない、とはっきりアナウンスしていました。数年前にForbesの時価総額ランキングでNo1になり、更に世界中でビジネスを展開している”グローバル"なエネルギー企業であっても、本社の心臓部に外国人は入れないのだなと、やはりエネルギーは国家安全保障の一部分なのだなと、妙に納得しました。笑



 今回のBlog記事について詳細ご希望の方は別途共有メールアドレスにご連絡下さい。

 それではまた!
 

2015年8月3日月曜日

夏休み -ケルン大学への短期留学-

Class of 2016のSAMです。こんにちは。

社費留学生である私は夏休みにインターンシップをしていないため、ゴイズエタの交換留学プログラムを利用して6月の1か月間、ケルン大学(ドイツ)のCISP(Cologne Intensive Study Program)に参加してきました。アメリカとは一味違ったプログラム、またヨーロッパの文化・生を体験することができ、非常に有意義な1か月となりました。

1.学問を楽しむ
今回のプログラムはIntercultural Management、The Euro & European Monetary Policy、European Leadership in Practiceの3つの科目をそれぞれ1週間~1週間半学習していくという構成でした。アメリカとは違った視点を学べたり、またゴイズエタでは履修していないような授業を受講できたりと有益な学びの時間となりました。

a.Intercultural Management
4-Dモデルというフレームワークを用いて各国の文化的な違いを理解し上手く組織運営をするための手法を学びました。

b.The Euro & European Monetary Policy
EUの成立までの流れやEU・ユーロの意義、また現在のEUの金融政策運営について初歩的なマクロ経済学理論も踏まえつつ学びました。また、最終日にはフランクフルトへ行きドイツ中央銀行でレクチャーを聞いたり、ECBやフランクフルト証券取引所等を回るツアーが行われました。
おなじみの旧ECBビル前

フランクフルト証券取引所前のBullとBear


c.European Leadership in Practice
企業を効率よく運営するために如何に組織を作り上げるのか、また如何にリーダーシップを発揮していくのかということを具体的なロールプレイやゲストスピーカーによる実例を交えて学びました。


2.ドイツの文化を楽しむ
プログラム参加者は12名と少数で人種も日本、韓国、アメリカ、イスラエル、カナダ、アルゼンチンと欧州からの参加者はいないという状況でした。
しかし、ケルン大学にはバディシステムというものがあり留学生一人一人に対してケルン大学のドイツ人学生がアサインされて生活のサポートを行うという制度がありました。このようなシステムは形骸化しがちかと思いますが、ドイツ人の国民性なのか、このバディプログラムでアサインされた学生は本気で我々をサポートしよう、楽しませようという気概にあふれており、非常に良い交流ができるとともにドイツ人学生の普段の暮らしぶりというものも垣間見ることができました。
また、私個人としてはドイツ人家族の1室を借りるという半ばホームステイのような形で1か月を過ごしていたため、ドイツ人家庭の生活というものを間近に感じることができました。

ケルン中央駅前にそびえ立つケルン大聖堂



3.週末を楽しむ
プログラム自体は平日は朝から夕方まで授業があるものの、週末は完全に自由な時間を過ごすことができました。私はアムステルダム、パリ等に週末を利用して小旅行し、それぞれ欧州の違う文化を楽しんできました。また、最終週の週末にはケルン大学のプログラムオフィス職員が主催したボンへの小旅行に参加し、地元民ならではのスポットに訪れたり、ドイツの戦後の歴史を学んだりと有意義な時間を過ごすことができました。

ドイツで人気のスパゲッティ・アイス


4.さらに欧州を楽しむ・・・??
以前Kokoroがこちらの記事でも紹介してますが、ゴイズエタにはこれ以外にも様々な夏休みを留学した短期留学プログラムがあり、基本的には制限なくいくらでも参加できます。また、国際経験をさらに深めるという意味ではセメスター留学の機会も豊富にあり、アメリカでもそれ以外の国でも学びたいという方には魅力的なオプションが提供されています。