米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2008年12月31日水曜日
Goizuetaでの生活~其の二百五
上の写真はDubaiの工事現場の様子です。
工事現場といってもただ単に工事現場の写真をたまたま撮ったというわけではなく、関係者以外は普段は立ち入れない場所に入って工事の説明を受けることが出来たのです。
今日はEmaar Propertiesという不動産会社にいる当Goizueta Business Schoolの卒業生に一日市内を不動産の観点から案内してもらいました。
Dubaiの成長を象徴しているのはその建造物で、市内のいたるところに日本では滅多に見ることが出来ないような、大きく、高く、そしてきらびやかな建物があります。
この工事現場にもこれからそのような建物が出来るそうです。
今日一日市内を見て実感したのですが、いたるところに工事現場があり、そしてそこにはクレーンがあります。
現在世界中に存在するクレーンの30%がDubaiにあるそうです。
昨今の金融恐慌の影響をもろに受けていて、工事の多くは中止、あるいは延期され、労働者が行き場を失っているそうですが、それでも今日の工事現場のように工事が続けられているところは少なからずあります。
工場労働者の多くはインド、パキスタンから来ているそうで、サービス業ではフィリピンが多いそうです。
工場労働者は専用のアパートに住み、そこから専用バスで工事現場に来て働くというのが一般的のようです。
金融恐慌の前は不動産価格もうなぎのぼりで交渉の余地がなかったようですが、最近はだいぶ値下がりし、交渉できるようになってきたとのことでした。
人によってはこの金融恐慌が絶好のチャンスとばかりにDubaiの不動産を買って、景気が良くなったら売って一儲けしようとしているそうです。
今のところそこが見えない金融恐慌ですが、確かにそのような戦略をとればあっという間に大儲け出来るのかもしれません。
昼食はEmaar Propertiesが所有しているホテルで取り、そのホテルの敷地内を見てまわったのですが、まさに豪華絢爛そのものです。
お金を持っているとどのような暮らしが出来るかがよくわかりました。
しかもそのホテルが特別高級なわけではないというのが恐ろしいところです。
圧倒され続けて終わった一日でした。
2008年12月30日火曜日
Goizuetaでの生活~其の二百四
上の写真は昨日観に行ったJumierah Mosqueの様子です。
モスクはイスラム教寺院で、基本的にはイスラム教信者以外には開放されていません。
写真撮影もご法度なのですが、このモスクは両方ともOKです。
その意味では観光用のモスクです。
ガイドもきれいな英語を話していて、Q & A セッションもかなり慣れた様子でした。
このような寺院の存在は観光客にはありがたい限りです。
イスラム文化は日本で日本人が日常生活において触れることの出来る文化とはかなり異なるので、その文化を学べる機会は貴重なのです。
モスクのあとはショッピングモールに行きました。
しかしDubaiは人工的に発展しすぎていて、アメリカや日本にあるショッピングモールとあまり変わりません。
物価も高く、逆にアメリカや日本より高いこともあるくらいなので、値段的にお得感があるわけではありません。
モールの中は非常にきれいで、その点もアメリカや日本と同じです。
建物のつくりがイスラム風なところがあり、その点くらいが目新しいところで、それ以外はわざわざ行くほどではないという感じでした。
ただ、ショッピングモールにあったスーパーマーケットは個人的には結構興味深く、規模も大きくてありとあらゆるものがありました。
地理的にもインド人をはじめアジアからの労働者が多いので、スパイスなどはかなり充実していました。
値段も手ごろで、この程度の物価なら生活していけると思いました。
家電コーナーもあり、そこには当然のように日本製品が溢れていました。
Dubaiの気候ですが、この時期でも昼間は30度近くまで気温が上がります。
ただ、朝晩は適度に冷え込むので、軽いジャケットを羽織るくらいでちょうど良くなります。
湿度は高いのですが、この程度の気温であればあまり気になりません。
もともと砂漠のせいか、急速な発展による大気汚染のせいか、あるいはいたるところで行われている工事のせいか、空気はあまりきれいではなく、天気の良い昼間でも遠くのビルがかすんで見えます。
そのせいかどうかはわかりませんが、同級生の中にはDubaiに来てから咳が止まらない学生がいます。
何はともあれ、Dubaiもあと数日なので、学べる限りのことを学んでおきたいと思います。
2008年12月29日月曜日
Goizuetaでの生活~其の二百三
上の写真はRenfeと呼ばれているBarcelonaの鉄道です。
車内もきれいで、僕の経験では時間に遅れたことはありません。
旅行者にとっては非常にありがたい乗り物です。
27日の早朝、というか26日の深夜0時20分Barcelona初の飛行機でCairo経由でDubaiに着きました。
Dubaiに来るのは初めてなのですが、今世界で注目されている都市ということで、とても楽しみにしていました。
空港には27日の午後3時前に着きました。
まず第一印象は、暑い、ということです。
朝晩はそれなりに気温が下がるのですが、昼間は30度近くまで気温が上がることもあり、海に近いということもあってか、湿度も高いのです。
時間はあったので何とかして公共交通機関でホテルまで行こうとしましたが、いくら空港で聞いてもホテルまで公共交通機関で行く手段を知ることが出来ません。
旅行中はお金がかかるのでここでなんとしてもお金を節約したかったのですが、結局2時間近く空港で時間をつぶしてしまいました。
誰に聞いてもタクシーを使えと言われ、肝心の旅行案内デスクには人がいないので、仕方なくタクシーを使ってホテルまで行きました。
事前にインターネットで調べたときも公共交通機関の案内は見つからなかったので、本当に公共交通機関はないのかもしれません。
結局ホテルに着いたのは午後5時でした。
まだ着いていない学生が多かったので、先にチェックインしてのんびりしました。
夜行バスや夜行電車、オーバーナイトのフライトも慣れてはいるのですが、さすがに初めての場所で乗り継いで、初めての場所に着くと疲れが違います。
Cairoの空港では4時間ほど時間があったのですが、Egypt Airの係員が名前を間違えて発券したり、喫煙エリア以外でも平気でタバコをすっていたり、周りがほとんどアラブ人だったりと、驚きの連続でした。
そういう経験をするためにこの修学旅行があると言われればそれまでですが、本体と合流する前に一人でそのような場面に遭遇すると、ついついひるんでしまいます。
Dubaiですが、話に聞いていた通り、そこは大都会でした。
高層ビルが並び、ハイウェイも整備されています。
そしていたるところが工事中です。
今は新年の休暇シーズンと言うこともあり実際に工事をしているところはほとんどなかったのですが、それが本当に休暇のせいなのか、あるいはこの金融恐慌のせいなのかはわかりません。
28日は日曜日なのですが、Jumierah Mosqueを観に行く予定です。
2008年12月28日日曜日
Goizuetaでの生活~其の二百二
上の写真はSagrada Familiaです。
いわずと知れたGaudiの作品(未完成)で、Barcelonaのシンボルといっても過言ではないでしょう。
前回来たときにくまなく見て回ったので、今回は外から眺めるだけにしました。
入場料が結構高いので、あまりここらでお金を使うわけには行きません。
今日は何ということか一日雨でした。
今日だけは降って欲しくないというせっかくBarcelonaを楽しめる一日だったのに、そんな日に限って雨です。
そうは言っても降っているものは仕方がないので、かまわず外に出ました。
Barcelonaは暖かいのかなあと思っていたのですが、気温自体は結構低く、雨も降っていて風もあったので、今日はかなり肌寒い一日でした。
朝は早速上の写真のSagrada Familiaを観に行き、そのあとは海に向かって歩きました。
市内のいたるところに記念碑的な建物があり、歩いているだけでも退屈はしません。
目的地であるAquariumに着いたのですが、入館料14ユーロに怖気づいてしまいました。
今回の修学旅行はそれだけで結構お金がかかっているので、ここであまり資金をつぎ込むわけには行かないのです。
僕は水族館が結構好きなほうですし、しかも14ユーロするということはそれだけ質も高いということでしょうから、非常に入りたかったことは確かです。
しかしここはぐっと我慢して、今回はあきらめました。
今度はもっとお金をためてから来ようと誓いを新たにしました。
そのあとESADEという大学を観に行きました。
実は僕は先日終わった今学期はこのESADEにいる可能性があったのです。
就職活動があったのであきらめましたが、実際にEmory大学とESADEの交換留学プログラムに応募し、ESADEから来てもいいという返事をもらっていました。
というわけで、今回のBarcelona訪問はその失ったBarcelonaでの数ヶ月間を少しでも取り戻すという意味もあったのです。
ESADEは市の中心部から地下鉄で20分、それから歩いてもうまた15分くらいのところにあります。
案の定クリスマス休暇で建物はすべてしまっていたのですが、それは想定内です。
外から写真をたくさん撮ってきました。
僕の人生でBarcelonaに住む機会は恐らくないと思うのですが、もし半年Barcelonaにすむことが出来たらさぞかし楽しかったでしょう。
長くなりそうなので、また続けさせていただきます。
2008年12月27日土曜日
Goizuetaでの生活~其の二百一
上の写真は乗り継ぎをしたFranceのParisの空港の様子です。
日本人の性で、ヨーロッパ、しかもParisとか言われるとそれだけで圧倒されてしまいます。
なんとなくこの空港のデザインだけでさえ非常に洗練されているようで、ちょっと芸術を感じた気分になりました。
さて、僕は今SpainのBarcelonaにいます。
Barcelonaは僕が大好きな都市で、2004年に来てすっかり好きになりました。
今回はAtlantaからParis経由でのBarcelona入りです。
空港からはRefroという鉄道でBarcelona Santsという駅まで20分ほどで、2.60ユーロでした。
SantsからホテルのあるLiceuまでは地下鉄ですが、2日間の滞在なので、2日間有効のPassを買いました。
これが10ユーロです。
一回あたりの運賃は1.30ユーロです。
地下鉄は均一料金なので、3.90ユーロで、市内のほとんどのホテルまで空港からいけることになります。
そう考えると、結構お手ごろです。
地下鉄は頻繁に走っており、治安も問題ありません。
鉄道は一時間に2本なので、多少アクセスが悪いともいえますが、そんなに大幅に時間を食うわけでもありません。
僕は今回Ramblasという市の中心部の小さな安いホテルを取ったのですが、小さくて安いホテルだけに見つかるのに結構手間取り、ホテルに着いたのは結局4時過ぎでした。
早速外に出たのですが、クリスマス休暇真っ只中ということもあり、飲食店以外のほとんどの店は閉まっています。
仕方がないので港まで行くと、大きな商業施設があり、そこはそこそこ店が開いていました。
特に何か買ったわけでもないのですが、Spainという国、そして特にBarcelonaは見るものすべてが楽しいというのが印象です。
言葉で表現するのは難しいのですが、日本やアメリカでは見ることが出来ないもの、感じることが出来ないものがそこらじゅうにあふれているのです。
夜は店も開いていませんでしたし、明日のこともあるので、ホテルに戻っておとなしくしていました。
ホテルは35ユーロですが、市の中心部のアクセス抜群のロケーションを誇っており、部屋の中もかなりきれいで大満足でした。
明日はフライトが深夜なので、一日中大好きなBarcelonaを楽しみたいと思います。
2008年12月25日木曜日
Goizuetaでの生活~其の二百
上の写真は最近のISSP (International Student and Scholar Programs) Officeの様子です。
アメリカ国外に出るときは、ここに必要書類へのサインをもらいに行きます。
ご覧のように、水のペットボトルが置かれていますが、学校内にはいたるところに水やチョコレートなどのお菓子が置かれています。
決して高級品ではないのですが、かなりこまめに配置されていて、このあたりは日本ではあまりお目にかかれないところです。
さて、先日Clairmont Campusの我が家でちょっと面白いこと、というか困ったことがありました。
帰宅すると、メンテナンス完了の伝票が貼ってあります。
メンテナンスなど頼んでいないのに、どうしたんだろう、と思ってみてみると、ビルディングEの同じ部屋の伝票でした。
僕はビルディングFに住んでいるので、どうやらEとFを間違えたようです。
特に変わった様子はないので、別にいいかと思っていたところ、しばらくして洗面所の蛇口からお湯が出なくなったことに気付きました。
シャワーと台所はきちんとお湯が出ていたので、特に大きな問題はなかったのですが、それでも洗面所でお湯が使えないよりは使えたほうが良いに決まっています。
しかし、出ていたお湯を出なくするメンテナンスとはどんなメンテナンスでしょうか。
何はともあれ、誤ってメンテナンスをしたであろうこと、そしてお湯が出なくなったので出るようにしてほしいということを、今度は正真正銘僕の部屋用にメンテナンスリクエストを出しました。
翌日午前中にはメンテナンスに来たようですが、お湯はまだ出ません。
サイドリクエストを出し、やっとお湯が出るようになったのですが、今度はやたら温度が高く、これでもかというほど熱いお湯が出ます。
ただ、温度調節を真ん中くらいにすれば何とかなるので、これ以上リクエストを出すのは止めました。
Clairmont Campusはアメリカにしては珍しくメンテナンスの対応が迅速で、普段はメンテナンスの内容もそれなりにきちんとしているのですが、今回はいまいちでした。
本日夜にInternational Leadweekへ旅立ちます。
最初の目的地はBarcelonaです。
2008年12月24日水曜日
Goizuetaでの生活~其の百九十九
上の写真はWoodruff PE Centerのトレーニングスペースの様子です。
トレーニング用の機材がズラーっと並んでおり、いくらでも体を鍛えられるようになっています。
僕は体を鍛えるのが好きではない、というか正直なところ嫌いなので、野球をしたり走ったりするのに必要であると感じる最低限のトレーニングしかしませんが、アメリカ人はトレーニング好きの人が多いようです。
特に上半身を鍛えるのが好きで、下半身は細いけど上半身はムキムキ、という人を良く見かけます。
実際のトレーニングも、上半身がほとんどで、下半身のトレーニングをしている人はあまり見かけません。
特にジムに来ているような人は上半身を鍛え上げている人が多く、自分自身の上半身の貧弱さを毎回のように再認識してしまいますが、それでも上半身を鍛えようという気にはなりません。
このあたりは日本人としての血の濃さを示しているようで、やはりすべては足腰から、というのが根底にあるのです。
最近のAtlantaの天気ですが、最高気温が20度前後の日が続いたかと思いきや、おとといからガクンと寒くなり、昨日は最低気温が氷点下5度くらいまで下がったそうです。
昼間でも最高気温が10度まで行かない上に風も結構強いので、一週間前の天気がうそのようです。
また明日雨が降ってその後は暖かくなるようですが、Atlantaの冬はこのように真冬の天気と春秋のような天気が交互に来るというのが特徴のようです。
ここ数日も細かい用があって毎日のように学校に行っているのですが、さすがに同級生には一人も会いません。
教授やスタッフはちらほら見かけますが、学校内の人口密度は普段のそれとは比べ物になりません。
普段混雑しているともうちょっとすけば良いのに、と思いますが、こうも人がいないともうちょっと活気が欲しいと思ったりもします。
しかしそんな学校に行くのも今年は今日が最後で、明日からInternational Leadweekに行きます。
Atlantaを離れるのは非常に寂しいのですが、また帰ってくるので、その寂しさにも耐え忍んでいきたいと思います。
2008年12月23日火曜日
Goizuetaでの生活~其の百九十八
上の写真は昨日観に行ったNBAのDetroit Pistons対Atlanta Hawksの試合のものです。
ご覧のように、客席には多くの空席が目立ちます。
現代のスポーツビジネスにおいて、この空席の多さは非常に大きな問題です。
チケットが売り切れていても、チケットを持っている人が試合会場に来ない、ということが非常に多いのです。
当然チケットは自分で買うばかりではなく、懸賞などの方法でただで入手したり、会社などを通して割安に手に入れたりと、いろいろな入手方法が考えられます。
しかし、特にシーズン序盤の試合や下位同士の試合の場合には、チケットの入手方法にかかわらず、空席が目立ちます。
ではそうでない試合、つまりいわゆるビッグゲームではどうかというと、ここでも空席が目立つのです。
理由はいろいろ考えられますが、会社、旅行代理店など実際に試合会場に足を運ばない人が事前に多くのチケットを買い占める、ダフ屋がここぞとばかりに高値をつけたチケットが売れ残る、そしてただ単に試合を見に来る気がなくなった、などが考えられます。
いずれも非常に大きな問題なのですが、実は最後の点が一番大きな問題だという意見もあります。
現代のスポーツビジネスの最大のライバルはHDTV (high-definition television)という見方があり、相対的に試合会場へ行くインセンティブが低下しているのです。
しかし現代では逆にチケットセールスよりも観客動員数のほうが重要になってきているのです。
それは、広告販売、放映権販売、そして試合会場での食べ物、飲み物、グッズセールス、駐車場にいたるまで、観客動員数のほうがビジネスとしてのインパクトが大きいからです。
昨日の試合のチケットはチケット交換サイトで買ったのですが、一番安い10ドルのチケットしか出ていませんでした。
しかし、実際手にしてみると額面価格は30ドルでした。
つまりそれだけ価値が毀損されており、あるいはもともとの価格が高すぎ、しかも他の席はチケット交換サイトにすら出回っていないほど気に掛けられていない、ということです。
バスケットボールを楽しみながら、厳しいビジネスだなあと思ってしまいました。
2008年12月22日月曜日
Goizuetaでの生活~其の百九十七
上の写真は今日観に行ったNBAのDetroit Pistons対Atlanta Hawksの試合のものです。
写真中央に移っている背番号10の選手がMike Bibby選手です。
昨シーズン途中に移籍してきたのですが、Pointo GuardとしてHawksにうまくマッチしており、いまや欠かせない選手になっています。
そして、今日の試合でも27得点の大活躍でした。
しかもなんとスリーポイントシュートを6本すべて沈めるという神懸りぶりでした。
フィールドゴールも13本中11本決めているので、今日はまさに絶好調だったのでしょう。
Bibby選手の活躍で、見事Hawksが85対78でPistonsを下しました。
ところで、僕にとっては今日の試合は非常に不思議な感じのする試合でした。
というのも僕はもともとPistonsファンなのです。
Atlantaに来て以来懸命にHawksファンになる努力をし、ちょうど昨シーズンの終わりごろにHawksファンになったのですが、それでもまだPistonsも好きなことに変わりはありません。
Pistonsからは好きだった選手が何人かいなくなってしまい、以前ほどの情熱は注いでいないのですが、いまだに魅力的なチームです。
というわけで、どちらが得点をしてもうれしく、そして少し悔しいという試合でした。
基本的にはHawksを応援していたので、Hawksが勝って良かったのですが、Pistonsが勝ってもそれはそれでよかったのです。
しかし今日の試合はPistonsの今期の低迷振りを象徴するような試合でした。
どうも攻撃のリズムが悪く、良い体勢でシュートを打てていないので、シュートがなかなか決まりません。
そしてなんと残り40秒で5点差だったのに、ファールゲームをしにいかなかったのです。(詳しい説明は割愛しますが、バスケットボールでは、残り時間が少なく、点差が詰まっていると、わざとファールをしに行くのです。)
おかげさまで試合は非常にあっさり終わったのですが、あっさり終わってしまうとちょっと物足りなさが残ってしまうのが人情です。
Hawksファンになりながらも、Pistonsにも頑張って欲しい自分を再認識した試合でした。
2008年12月21日日曜日
Goizuetaでの生活~其の百九十六
上の写真はWoodruff PE Centerのトラックの様子です。
Woodruff PE CenterはWoodPecとよばれている、大学内の複合運動施設です。
トラックはもちろん、プール、テニスコート、バスケットボールコート、ジム、そのほか砲丸投げなども出来るようになっています。
このあたりの施設の充実振りは、さすがアメリカという感じです。
さて、水曜日に試験などがすべて終わってからというもの、毎日走っています。
それまではマラソンを走った直後である、Las Vegasに行っていた、献血をした、試験などがあった、といういいわけがあったのでかなりサボっていたのですが、もうそういうわけには行きません。
木曜日にはじめて走ったのですが、やはりブランクのあとというのはきついもので、10キロ程度走って帰ってきたあとはすぐにひざが痛くなってまともに歩けなくなりました。
一過性のものであることはわかりましたし、実際に次の日には痛みはなくなったのですが、サボることの罪の重さを再認識した次第です。
昨日は1600mのスピードトレーニングを3本走ったのですが、そこまでスピードが落ちていなかったので多少ほっとしました。
1本目は5分45秒、2本目は5分59秒、3本目は6分4秒でした。
コンスタントに、3本目以降でも6分を切れるようにしたいものです。
昨日は走った合計距離は13キロほどだったのですが、そこまで体にはこたえませんでした。
そして今日は16キロ走ったのですが、途中から左ひざが痛くなり、右足全体にもかなりハリが来ました。
というわけで、今は体がぼろぼろです。
これを乗り越えればかなりいい状態になることはわかっているのですが、その過程で怪我をしてはいけませんし、何より来週からのInternational Leadweekに行くと状態が元に戻ってしまうことは明らかです。
それはわかってはいるものの、少しでもやっておいたほうが次のレースのためになることはわかっているので、やらざるを得ないという状況です。
今は体が非常につらい状況ですが、何とか手入れをしながら走り続けたいと思います。
2008年12月20日土曜日
Goizuetaでの生活~其の百九十五
上の写真は最近のキャンパスの入り口付近の様子です。
今年は水不足が解消されたため、花壇に花が植わっています。
以前も紹介させていただきましたが、このようにキャンパス全体が清潔に、そして美しく保たれているかどうかはアメリカでは非常に重要な要素なのです。
荒れていたり汚かったりすると大学自体の価値下落の遠因になりかねません。
実際に非常に良く手入れがされていますし、手入れをしているところを良く見かけます。
僕は一昨日で試験が終わり、今学期が終了しました。
というわけで、昨日から、というより一昨日の試験が終了した後から今までに出来なかったことを片っ端から片付け始めています。
紙にやるべきことを書き出して一つ一つやっつけているのですが、これがなかなか終わりません。
というよりも一つのことをやっつけているとまたほかの事を思い出し、それを書き足しているうちに雪達磨式にやることが増えていくという状況です。
一つ一つことは非常に小さく、細かいことなのですが、何しろ数が多いですし、細かいことのほうが意外に時間がかかったりするというのが世の常です。
しかもここ数週間はマラソンからの開放感により結構荒っぽい食生活をしており、特にLas Vegasにいたときは4日間一切野菜を食べないという食生活を送っていたので、冷蔵庫の中を整理しながらこれまた中にあるものを片っ端から料理をして、食生活を改善している最中なのです。
これがまた意外に時間がかかる作業で、非常に暇な期間のはずなのにあっという間に時が過ぎていきます。
学校にも細かいながら行く用があり、毎日学校に行っています。
これなら試験だけをやっていればよかったころのほうが楽だったと半分本気で思ってしまいます。
ただ何もやることがないとそれはそれで寂しいので、これはこれでいいのかもしれません。
周りの同級生のほとんどは実家に帰るか旅行に行くかしているので、下手にやることがないと寂しさがこみ上げてきてしまいます。
来週からはInternational Leadweekという、いわゆる修学旅行のようなものに行くので、これからはその準備もしなければいけなくなります。
Goizuetaでの生活~其の百九十四
上の写真は先週Las Vegasにいたときのものです。
4日間ではありましたが、僕が泊まっていた小さなホテルから一流ホテルであり、Winter Meetingsの会場であったHilton Las Vegasまで通いました。
今となっては遠い昔のことのようであり、いい思い出でもあります。
さて、僕が泊まっていたホテルでいかにもアメリカらしいことがありました。
まず、僕は禁煙者用の部屋を希望していたのですが、喫煙者用の部屋に入れられました。
しかしこのあたりは序の口であり、アメリカ生活も一年を超えるとこの程度のことでは驚かなくなります。
しかもそこは1泊30ドル程度の安ホテル、怒るほどのことではありません。
すぐにフロントに行って部屋を変えてもらいました。
初日は午前4時にAtlantaの自分の部屋を出て午前5時半の飛行機に乗り、Charlotteで乗り換えて午前10時過ぎにLas Vegasに着き、ホテルにチェックインしてすぐに着替えてHilton Las Vegasに向かいました。
前夜は試験勉強と準備でほとんど眠れなかったこともあり、夜ホテルの部屋に帰ってきた頃には疲労困憊そのものでした。
シャワーだけ浴びて寝るか、と思ったところ、シャワーがいつまでたっても水が温かくなりません。
安ホテルではみんながシャワーを使っている時間にはお湯が出ないということは良くあるので、仕方がないと思ってとりあえず寝ました。
夜の12時ごろ起きてまた試したのですが、相変わらず温水は出ず、もう一度寝ました。
深夜2時ごろ起きてまた試したのですが、まただめで、それを朝まで続けました。
結局シャワーを浴びることが出来ず、エアコンの設定温度を一番高くしてから濡れタオルで体を拭いてしのぎました。
いい加減頭にきたので翌日フロントに行ったところ、管理人がすぐに部屋に来て、シャワーの水を確認し、「この部屋だけは赤いところにつまみを当てると冷水が出て、青いところにつまみを当てると温水が出るようになっている」と一言。
唖然として何もいえませんでした。
管理人は罪の意識も反省も何もなく、ニコニコ笑っています。
そうなるとこちらも笑うしかありません。
確かに赤が温水を示しているとはどこにもかかれておらず、僕の責任といわれればそれまでです。
アメリカの果てしなさを改めて認識した瞬間でした。
2008年12月19日金曜日
Goizuetaでの生活~其の百九十三
上の写真は先日友人と食事に行ったときのものです。
Georgia Tech出身の友人だったので、Georgia Techの近くの店でした。
Georgia Techの周りにはEmoryの周りに比べていわゆる学生向けの店が多いのですが、この店もその典型で、一人10ドルかそれ以下でまとまります。
日本の学生街に比べれば高いのですが、アメリカでは安い部類に入ります。
さて、昨日でやっと僕の今学期が終わりました。
SDA (strategic decision analysis)のtake home examとapplication portfolioの提出が午後5時だったので、昨日はその時間までSDAだけに集中しました。
最後だけにかなり集中力があったのですが、逆にこの集中力がその前にあればもっといろいろなことを効率的に前もって終わらせることが出来たのになあ、とも思います。
SDAのexamはmid-termの採点にかなり不満があり、それを教授に抗議したものの大部分は認められず1点しか回復することが出来なかったので、その反省を踏まえてこのコースの採点方法に沿った答案を作成するべく努力をしました。
これはこれで結構大変なことで、かなり時間がかかる作業でした。
試験はEメールで教授に提出したのですが、カバーページにサインをして提出しなければいけないため、Eメールを送ったあとすぐに学校に行って、教授の研究室を訪ねました。
するとすでに僕の答案をプリントアウトして見ていて、「見たところ大体よさそうだな」と一言。
なんか微妙な感じでした。
安心して良いのか、それとも「大体」というところが何か大きな誤りがあったことを意味しているのか。。。
何はともあれ、このサインにより、完全に僕の今学期は終わりました。
楽しい楽しいバケーション、というわけでもなく、周りにはほとんど誰もいないので、かなり寂しい、というのが現実です。
正直なところ、昨日までの試験に追われている時間のほうが精神的には楽でした。
これで残りは本当に最後の学期のみかと思うと、いっそうの寂しさがこみ上げてきます。
何はともあれ、今は束の間の休息を楽しみたいと思います。
2008年12月17日水曜日
Goizuetaでの生活~其の百九十二
上の写真は最近のキャンパスの様子です。
Dobbs University Centerというところで、キャンパスのちょうど中心にあります。
本屋、郵便局、カフェテリアなどがあり、物理的な面だけではなく、文字通り学生生活の中心になっています。
Business Schoolにいると行く機会はあまり多くないのですが、学部生にとっては毎日のように行っている場所のようです。
さて、今日はDerivativesのFinal Examがありました。
本格的に勉強を始めたのは昨日からなのですが、何とか仕上げることが出来、午後4時からの試験に臨みました。
がらんとした会議室で、周りに誰もいない中一人で試験を受けるというのも不思議な感じがします。
緊張感があるのかないのかわからないような感じでしたが、とりあえずまた試験が一つ終わってほっとしました。
今回のように一人だけ他の学生と別日程で試験を受けるのは初めてだったので、そういう意味ではいい経験になりました。
明日SDA (strategic decision analysis)のtake home examとapplication portfolioの提出があり、晴れて僕の今学期が終わります。
今学期が始まったのはつい昨日のことのようですし、終わってしまうのは非常に寂しい気がするのですが、試験が早く終わってほしいのは確かです。
他の学生よりも一人だけ試験が終わるのが1週間遅いというのは、非常に精神的な苦痛を伴うものです。
こうなったからには少しでも多く勉強出来てよかったと思うしかありません。
実際に時間を多く与えられているわけで、その分普段よりは多少勉強しているという気はします。
あと一日なので、歯を食いしばって勉強に励みたいと思います。
今日も最高気温は20度近くになり、風もほとんどなかったので、暖かい一日でした。
Tシャツ一枚で何の問題もなく、これぞまさにAtlantaの天気、という感じです。
心配されていた雨もあまり降っておらず、晴れ間も覗いていました。
今年は11月くらいから寒い日が続いていたので、今後はこのくらいの暖かい日が続いてくれれば、と思います。
2008年12月16日火曜日
Goizuetaでの生活~其の百九十一
上の写真は昨日行ってきたKrispy Kreme Doughnutsというドーナツやさんのものです。
友人と食事をしに行ったあとにちょっとよったのですが、僕はこのKrispy Kremeに直接行って食べるのは初めてでした。
店の外のKrispy Kremeが赤く点滅していると出来立てが食べられるということを意味しており、その出来立てあつあつを食べると全然違うという評判であります。
僕は普通の冷えたものは食べたことがあったのですが、正直なところそれほど期待していませんでした。
普通の冷えたものはそれほどおいしいというわけではありませんでしたし、アメリカでは「これは絶対においしい。」といわれたものでもそこまでおいしくはないということが非常に多いからです。
しかし、今回はいい意味でその期待が裏切られました。
僕は甘いものがあまり得意ではなく、食事のあとだからそこまでお腹が空いていたわけではなかったのですが、今回ばかりは本当においしかったです。
冷えたものとはここまで違うのかといいたくなるほどおいしく、いつもは1個食べるのに結構苦労するのですが、さくさくっと入ってしまいました。
ふんわりとしたやわらかさが抜群で、少なくとも昨日食べた限りでは非の打ち所のない味です。
次に食べたときにどういう印象を持つのかはわかりませんが、また機会があったら来ようと思える味でした。
さて、現実に戻ると僕は試験勉強真っ最中です。
明日はDerivativesの試験があります。
試験自体はそれほど難しくないはずなのですが、平均点が非常に高い試験なので、油断が出来ません。
出来る限りの準備をして望みたいと思います。
Atlantaの天気ですが、何回か紹介させていただいている通り、今年は寒い日が続いております。
去年の今頃は最高気温が20度くらいの日もあったのですが、今年はそういう日がほとんどありません。
昨日も最高気温が10度を下回り、しかも風が強かったので、非常に肌寒かったです。
しかし、今日はかなり気温が上がり、今週はこれからやっと最高気温が20度くらいの日が続くようです。
別に冬だから寒いのはいいのですが、やっとAtlantaらしくなってきたと思うとちょっとうれしい気分になります。
Goizuetaでの生活~其の百九十
上の写真は先日行ってきたLas Vegasのものです。
さすがにそこはLas Vegasだけあり、空港で飛行機を降りた瞬間からカジノがあります。
しかしふと考えてみると、Las Vegasにカジノだけを目的としてくる人はほとんどいないのではないでしょうか。
むしろ24時間開いているカジノはほかの事の合間にやればいいという感じで、予定がびっしり埋まっている人は振り返ってみるとカジノにほとんど行かなかったという人も多いのかもしれません。
そう考えると、到着後の手荷物受取所や出発前のゲートで必ず待たなければいけないところにスロットマシーンがおいてあるのは非常に合理的な判断のように思えます。
確かに、行きも帰りもつまらなそうな顔をしながらスロットマシーンに向かっている人を多く見かけました。
さて、いよいよ僕も試験勉強をし、試験を受けなければいけなくなってしまいました。
先ほどICA (Industry and Competitor Analysis)のtake home examを提出したばかりなのですが、先週からはじめてはいたものの、結局昨夜はそれにかかりきりという状況でした。
与えられた設問に沿ってCase Write-Upをするというものなのですが、このCase Write-Upはやり始めると切りがないので、どこまで手を広げ、それをどのようにまとめるかが鍵になります。
Caseそのものはそれほど複雑なものではなかったのですが、それだけに取りこぼしが許されず、文字通りCaseを隅から隅までなめるように読み込まなければなりません。
読めば読むほど新しい発見があるのでいつまで経っても読み終わらず、そうこうしているうちに時間ばかりが過ぎて行くのです。
というわけでかなり苦労しましたが、何とか終わらせることが出来ました。
あとはDerivativesの試験とSDA (strategic decision analysis)のtake home examとapplication portfolioです。
これらが終われば、はれて僕も他の学生と同じように休みに入って羽根を伸ばすことが出来るのです。
2008年12月15日月曜日
Goizuetaでの生活~其の百八十九
上の写真は一昨日の交換留学生の送別会の模様です。
今学期も数人の交換留学生がヨーロッパから来ていたのですが、彼らとの日々がもう終わってしまうと思うと、本当に時が過ぎるのは早いものだということを痛感してしまいます。
たった3ヶ月といわれればそれまでですが、毎日のように顔をあわせていてよく一緒に食事に行ったりもしていたので、あと数日でお別れといわれても実感があまり湧きません。
今はインターネットという便利なものがあるので連絡を取り続けるのはさほど難しいことではありませんが、やはり物理的に距離が離れてしまうのは寂しいものです。
というわけで、別れを惜しみながら最後の晩餐を楽しんできました。
そして僕はそのあと現実の世界に引き戻されるわけで、試験勉強をしなくてはならないのです。
来週の月曜日と火曜日にtake homeを含めて試験が3つあり、それと猛一つの課題を提出すれば僕の今学期が終わります。
教授にはそれまでに準備が間に合わなさそうだったらまた行って来いといわれているのですが、あまり先延ばしにしてもどうにかなるものでもないので、何とか火曜日までにやっつけてしまいたいと思います。
昨日はSDA (strategic decision analysis)のapplication portfolioというものをほぼ終わらせました。
これはSDAで学んだことを実際のビジネスに当てはめるというものです。
SDAはほぼゲーム理論の授業なのですが、ゲーム理論そのものが非常に実際のビジネスに当てはめやすいものなので、当てはめること事態はさほど難しいことではありません。
しかしそれをうまく説明して提出できる形に仕上げるのはそれなりに手間がかかるもので、結局かなりの時間を投資することになってしまいました。
月曜日にはICA (Industry and Competitor Analysis)のtake home examがあり、それが現時点では最優先なのですが、残念ながらそこまで手が回っていないのが現実です。
何とか頑張ってICAを早く終わらせ、それ以外の勉強に取り掛かりたいと思います。
2008年12月14日日曜日
Goizuetaでの生活~其の百八十八
上の写真は昨日のキャンパス内の様子です。
Coca-Cola Commonsと呼ばれている場所で、いつもは大勢の学生でにぎわっているのですが、Final Examもほぼ終わったせいか閑散としています。
いつもは人が多くてあいている場所を見つけるのが大変なのですが、こうも人がいないとちょっと寂しくなります。
では同級生が全くいないかというとそういうこともなく、ぱらぱらと見かけることも確かです。
その理由は試験の日程にあります。
1年目は全員がほぼ同じ授業を取っているので試験日程がかぶるということがまずなく、試験週間のうちに試験がほぼすべて終了します。
しかし2年目はほぼすべて選択科目になり、それぞれの授業が他の授業とかぶらないように試験の日程を組むため、かなり日程がばらばらになるのです。
というわけで土曜日や次の週に試験があったりすることもあり、また課題の提出が今週末のどこかのタイミングだったりもするので、学校に来て試験を受けたり勉強をしたりしている学生がいるのです。
僕は今日も学校に行ったのですが、何人かの同級生には会うことが出来、ちょっとほっとしたりもしました。
僕の場合はJob Fairに行っていたおかげで正規の試験日程に試験を受けることが出来ず、試験はすべて来週になります。
というわけで試験どころか試験勉強そのものを始めたばかりというところであり、その意味では非常に乗り遅れた気分になっているというか、勝手に仲間はずれにされたような気になっています。
ほとんどの学生はみんな開放感に浸っていて、もう実家に帰った学生もいますし、実家に帰るための準備をせっせとしている学生も数多くいます。
試験の日程ですが、きちんとした理由があれば教授はかなり柔軟に対応してくれます。
僕は今学期が始まる前、つまりその授業をとるかどうか決める前に教授に会いに行って事情を説明して了解を取り付けてたのですが、そうでなくても僕が今まで会った教授のすべては個人の意見に耳を傾けてくれます。
そのあたりは親切であるということもいえますし、お互いのビジネスのためにビジネスパートナーとして最適な判断をしているともいえるのではないでしょうか。
2008年12月12日金曜日
Goizuetaでの生活~其の百八十七
上の写真は2008 Baseball Winter MeetingsのTrade Showの様子です。
日本の会社であるSSKもご覧のようにブースを出していました。
数はあまり多くありませんが、SSKを使っているメジャーリーガーも少なからずいるのです。
さて、昨日の深夜にAtlantaに戻ってきました。
Charlotteで乗り換えたのですが、Charlotteからの便が送れ、Atlantaの空港に着いたのはちょうど深夜、家に戻ったのは午前2時前でした。
しかし、やはり自分の部屋というのはいいもので、Atlantaに戻ってくると本当にほっとします。
やはりAtlantaはいつでも僕を温かく迎えてくれるのです。
というわけで、一夜明けてすっかり現実の世界に戻ったという感じです。
そこはFinal Exam Weekであり、僕以外の学生は最後の一踏ん張りという感じです。
僕はというと今回のWinter Meetingsのために試験実施日や課題提出日を伸ばしてもらっており、そのためまだ始まったばかりという感じになっています。
こうなってしまうとちょっと乗り遅れている感じが否めないのは確かであり、他の学生が盛んに「これを仕上げれば終わりだ。」とか「明後日帰国する。」とかいう話をしているときに「さあこれからどうしてやろうか。」と考えるのとちょっと憂鬱になります。
アメリカ人は、というか日本人以外はクリスマスを含めた年末年始は故郷に帰る人がほとんどで、ここぞとばかりにあっという間に人がいなくなります。
もう帰ってしまった人もいますし、今週末までには大部分の学生が大学を離れます。
Thanksgivingに一度故郷に帰った学生もかなり多いので、それらの学生は1ヶ月も経たないうちに故郷に2度帰ることになります。
日本人の感覚からするとちょっと帰りすぎなんじゃないのという気がしてしまいますが、これは日本人以外にとっては普通のことのようで、むしろ日本人がどうかしているのだといわれてしまいます。
一般的に離婚率が高いといわれているほど家族の絆を強調するような印象があり、そのあたりはもしかしたら表裏一体なのかもしれません。
Goizuetaでの生活~其の百八十六
上の写真は今回の2008 Baseball Winter MeetingsのTrade Showでもらったアイスクリームです。
先日も紹介させていただきましたが、Trade Showでは無料サンプルが数多く配られており、このアイスクリームも当然ただです。
僕はここ数ヶ月アイスクリームを食べていなかったのですが、Winter Meetingsの期間中は最低でも2回はアイスクリームを食べていました。
食べ物は野球場で売られるものなのでほぼすべてといって良いほど不健康なものばかりですが、お金がないのでそんなことはいっていられません。
今回のJob Fairの参加者の多くが、お腹が空いたらTrade Showに行って試食をするという行動を取っており、僕も当然その一人です。
Atlantaからおにぎりなどを持ってきたこともあり、今回のLas Vegas滞在では食費をゼロに抑えることが出来ました。
そのような倹約生活も、今回のJob Fairで募集している職の給料を考えると当然のことに思えてきます。
というわけでここ数日はいまだかつてないほど不健康かつ人工的な食生活を送っていたのですが、普段の食生活は健康そのものなのでちょうどバランスが取れたといえるかもしれません。
本日はJob Fairの最終日だったのですが、Job Postingもほとんどなく、中にはもう帰ってしまった参加者もいるようです。
面接の予定も発表されてはいるのですが、Winter Meetingsでは募集だけして面接はしないというチームも多いようで、そのような場合はWinter Meetingsのあとかかってくるかもしれない電話を祈るように待つしかないようです。
当たり前のことかもしれませんが、魅力的な人材はいくつ者面接に呼ばれて朝から晩まで予定が埋まり、そうでない人はほぼ全くお呼びがかからないという状況のようです。
大事なことは、能力(多くの場合経験を含む)、やる気(無給、薄給でも働く気があるか)、そして融通性(すぐに働き始められるか)のようで、この三つのうち一つも持っていないとかなり厳しいというのが印象です。
というわけで、慌しいながらも楽しかったLas Vegas滞在も終わり、待ちに待ったAtlantaへ帰る時間になりました。
Atlantaはいつものように僕を温かく迎えてくれるでしょう。
2008年12月11日木曜日
Goizuetaでの生活~其の百八十五
上の写真は今僕が来ている2008 Baseball Winter Meetingsの会場であるHilton Las Vegasの売店の様子です。
ご覧のように、思いっきり日本語で駄菓子が売られています。
日本でも英語やそのほかの言葉が多く使われているといわれればそれまでですが、個人的にはそれらとはちょっと違う気がしています。
日本の駄菓子のレベルの高さは世界的に有名なようで、日本に来る外国人の多くはびっくりするそうです。
誰がどのような基準で言っているのかはわかりませんが、日本の駄菓子のチョコレートの味のレベルは、ヨーロッパの高級チョコレートと同等だそうです。
そう考えると日本はリッチな国ですね。
今日もWinter Meetingsは大盛況でした。
多くの野球関係者が来ており、僕があった人はあまり多くないのですが、会場で出来た友達はかなり多くの野球関係者に会ったといっていました。
殿堂入り確実といわれているGreg Maddux投手の引退会見も月曜日にWinter Meetingsで行われましたし、いくつかのトレードやFA選手との契約もまとまったようです。
さて、Job Fairですが、今回参加している約400名にして、募集しているポジションの合計も約400だそうです。
しかし、その400にはInternshipも含まれており、Internshipの多くは無給です。
そのほかのポジションでも時給制で、その場合の多くは時給10ドル以下です。
というわけで給料の面から言うと非常に低く、最低限の生活すら保障されないのがほとんどです。
正社員として採用されるためには、それなりの経験をつんでいないとまず相手にされません。
しかしいわゆるDream Jobだけあって、そこには二十歳そこそこの学生から50は超えているであろう初老の方までいろいろな人が来ています。
女性もかなり多く、ヒスパニックをはじめInternationalも大勢います。
会場に行っても面接に呼んでもらえる機会はそう多くないので、大半の時間は面接のための準備と、会場に来ているほかの参加者とのネットワーキングをすることになります。
僕にとっては明日が最終日で、明日午後の便でAtlantaに戻ります。
2008年12月10日水曜日
Goizuetaでの生活~其の百八十四
上の写真は昨日から来ている2008 Baseball Winter MeetingsのTrade Showの様子です。
野球関連の会社が一堂に会し、Trade Showを行っているのです。
僕はWilsonというスポーツブランドのファンなので、ブースに行ってきました。
Wilsonはテニスなどで有名ですが、野球用品でも老舗です。
ちなみにWilsonの主要工場の一つは日本にあり、Wilsonの、特にメジャーモデルの多くは日本で作られています。
確か福岡か大分に工場があったはずです。
しかし、なぜか同じ日本製のグローブでもアメリカで買うより日本で買うほうが高かったりするのです。
このあたりはどうも納得がいかないところであります。
野球用品以外にも、野球場でのベンチを売っている会社、食べ物や飲み物を出している会社、人形を売っている会社、サプリメントを作っている会社など、野球というビジネスにかかわっているありとあらゆる会社がブースを出していました。
ここで球団関係者に新商品を紹介し、来シーズン実際に使ってもらえるかどうかが決まるということなのでしょうか。
ちなみに食べ物の試食コーナーはかなり充実しており、夕食代を浮かせることが出来ました。
今回のWinter Meetingsに参加している学生のほとんどは僕と同じ行動を取っており、おかげで試食コーナーは異常な盛り上がりを見せていました。
完全な営業用ということでアメリカにしては試食コーナーのレベルは非常に高く、どれを食べてもとてもおいしかったです。
もしかしたら来年開場するいくつかの新球場に入る業者がこの中から出てくるのかもしれません。
Winter Meetingsは野球界のオフシーズンにとっては一大イベントです。
実際に日本の球団関係者も来ているようで、僕がテレビで見たことがある人が何人かいました。
最終である木曜日前後には多くのトレードやFA選手との契約が発表されるはずです。
そしてそれらの選手の動向が決まることによって、それ以外の選手の動向も順次決まるという流れになるようです。
昨日、今日と、いろいろな意味で勉強することばかりです。
2008年12月9日火曜日
Goizuetaでの生活~其の百八十三
上の写真は今日行って来た2008 Baseball Winter Meetingsの様子です。
僕がこのWinter Meetingsに来た目的はJob Searchなのですが、僕はアメリカでJob Fairに参加するのは始めてです。
というわけで、いろいろな経験を出来た一日でした。
このWinter Meetingsですが、Las Vegasで行われています。
というわけで、昨日は朝2時におき、4時にタクシーを呼んで空港へ行き、5時半発の飛行機でCharlotte経由でLas Vegasに入りました。
Las Vegasの空港に着いたのは現地時間で午前10時前でした。
今回はUS Airwaysを使ったのですが、スーツケースを一つ預けるだけで15ドル取られました。
一つまではただだと思っていたのでかなり痛かったのですが、他に手段がなかったので仕方がありません。
航空会社はどこも経営が厳しいと思うので仕方がないのかもしれませんが、なんとなく納得いきませんでした。
Winter MeetingsはHilton Las Vegasで行われているのですが、Hiltonは高いので歩いて15分ほどの小さくて安いホテルに宿を取りました。
Las Vegasの中心地に近いので、治安も問題ないようです。
今日は初日だったのですが、まず会場で登録をし、それからはBusiness Workshopに出席しました。
このBusiness WorkshopというのはいろいろなGuest Speakerを招いてビジネスとしての野球、そしてどうやって野球界で職を見つけるか、あるいは見つけたか、ということを講演してもらうもので、朝から夕方までやっていたようです。
僕は午後から出席したのですが、今まで聞いたことのない話をいろいろ聞くことが出来、勉強になりました。
今回のWinter Meetingsに参加している学生は約400名だそうです。
午後4時半からはいよいよJob Postingが始まり、学生のほぼ全員がそこに殺到します。
僕もいくつか履歴書をDropしてきました。
うまく行けば、明日以降面接に呼んでもらえるかもしれません。
2008年12月8日月曜日
Goizuetaでの生活~其の百八十二
上の写真は今日の朝のSDA (Strategic Decision Analysis)のTeam Meetingの様子です。
SDAのPresentationが今日の午後にあったので、午前10時に集まってその準備をしました。
もう最後の仕上げなので、どこを誰が発表するかを決めて、あとはスライドを確認しながら修正を加えるだけです。
ただ、その作業にかなり時間がかかるのは確かで、結局午後1時くらいまでかかりました。
そして午後はいよいよPresentationです。
僕たちのTeamが入っている今日の午後のスロットには6つのteamが入っていました。
全部のPresentationを聞いて、それに対するFeedbackを提出するのですが、それもpresentation中の質問とあわせて評価の対象になります。
僕たちのteamは5番目だったのですが、自分たちのpresentationが控えているのに他のteamのpresentationを聞いて、質問をし、そしてFeedbackも出すというのは結構大変なものです。
肝心の自分たちのpresentationですが、正直なところ僕個人としてはあまりうまく行きませんでした。
最初に2点肝心なことを言い忘れてしまい、それに気付いた時点から頭の中が空っぽになってしまったのです。
昨日の夜からかなり練習をしたつもりだったのですが、今考えると練習が足りなかったか、練習の仕方が間違っていたということでしょう。
いずれにせよ悔いが残るpresentationでしたが、終わってしまったものは仕方がありません。
このprojectに関してはpresentationのほかにWrite-upもあるので、気を取り直してそちらを頑張ろうと思います。
presentationがすべて終わったのは6時近くで、終わった瞬間に疲れがどっと出ました。
日本で仕事をしていたころに比べれば楽なはずなのですが、土曜日でもこのような生活になってしまうことがあるので、そのあたりを考慮すれば同等なのかもしれません。
課題の提出期限や試験が次々に迫ってきますが、その波に飲み込まれないように頑張りたいと思います。
2008年12月6日土曜日
Goizuetaでの生活~其の百八十一
上の写真は昨日のSDA (Strategic Decision Analysis)の様子です。
最後の授業ということで、ケーキが授業の最初に振舞われました。
ケーキは何人かの学生が焼いてきてくれました。
ブラウニー、チョコレートピーカンパイ、そのほかいくつかありましたが、こうやって焼いてきてくれるケーキはほぼ毎回おいしいのです。
なぜ店頭に並んでいるケーキは甘いだけで味気なくなってしまうのでしょうか。
そのほかにフォークや紙の皿などを用意する任務があったのですが、僕はそれを担当しました。
買い物に行くついでに買ってきて学校に運ぶだけなので、特にどうということはありません。
昨日で今学期の授業が終わってしまったのですが、本当に今は寂しい気持ちでいっぱいです。
まだ試験や課題はありますし、大体の同級生には学校のどこか出会うのですが、なんとなく心の中で一つの糸がぷっつり切れたような感覚です。
やることは山ほどありますし、明日もSDAのFinal Presentationがあるのですが、今ひとつ前のめりになりきれない自分がここにいます。
学校に来てもなんとなく昨日までと雰囲気が違うので、多くの同級生に実際にあっているにもかかわらず、違和感を感じてしまいます。
しかしそうは言っても課題もPresentationも試験も待ってはくれません。
今日はSports ManagementのProjectのMeetingが朝9時からありました。
午後3時からはGALAのAdvisory GroupのMeetingです。
前回のMeetingは僕は出席できなかったので、今回初めての参加になります。
どのような内容のMeetingかは全く想像が出来ないのですが、可能であれば後日また報告させていただきたいと思います。
前述の通り、明日は午後にSDAのFinal Presentationがあります。
朝10時からそのための最後のMeetingがあり、2時に教室に入って他の同級生のPresentationを聞き、4時過ぎからいよいよ自分たちのPresentationという流れになります。
2008年12月5日金曜日
Goizuetaでの生活~其の百八十
上の写真は昨日のMarket Intelligenceからのものです。
この授業を担当しているSriram Venkataraman教授が来学期からChicago Universityに行くので、当Goizueta Business Schoolでの授業は最後になります。
それを記念して、感謝の気持ちを込めて学生がケーキをプレゼントしました。
このMarket Intelligenceという授業は当校の授業の中ではもっともDemandingということで有名な授業で、Individual Assignment、Group Assignment、それに授業中のCold Call (教授が一方的に学生を指定して学生に質問をぶつけること)が当然のようにあり、またそのCold Callの内容もかなりのレベルのものが求められるというものです。
僕も学期の最初はこの授業をとるかどうか迷ったのですが、今となってはとってよかったと思えるようになりました。
Marketingについての数字をかなり扱えるようになりましたし、Case Studyを通してそれらの数字をどのように出せば良いのか、出せない場合はどうすればよいのかということを身に付けることが出来ました。
このような授業は最初は大変ですが、終わったときの充実感は相当のものがあります。
実際に学期の最初のほうは授業のたびにびくびくしていて、いつCold Callを受けるか怖がってばかりいたのですが、途中からは自分から積極的に発言できるようになり、そうなることで逆に発言しすぎということでマークされるようになって逆にCold Callを受けなくなりました。
個人的に質問をしに行っても丁寧に答えてくれますし、いろいろな意味で得るものが大きかった授業でした。
さて、今日で今学期の授業はすべて終了しました。
今学期が始まったのがつい昨日のことのように思えますが、本当に時が経つのは早いものです。
交換留学生の中には今日が最後の授業という学生もいて、それを考えるとちょっと感傷的になってしまいます。
残されたのはProject、Presentation、そして試験のみです。
Goizuetaでの生活~其の百七十九
上の写真は今日のNegotiationの授業のProfessor Hillとのものです。
今日が最後の授業でした。
毎週水曜日午後6時半からの授業で、本当は夜の授業はあまり取りたくなかったのですが、このような授業はビジネススクールの特長そのものであり、自分も興味があったので履修した次第です。
いろいろな形のNegotiationが紹介され、それに基づいて実際にNegotiationをすることによりNegotiationの仕方を学びました。
そして、今日はこのNegotiationの授業にふさわしい記念すべき日になりました。
クラスを代表して10人がNegotiationを行ったのですが、その中の2人のCo-Facilitatorをつとめたのです。
Facilitatorというのは日本語に訳すのは難しいのですが、いわゆる司会者のようなものです。
つまり、Negotiation全体の流れを把握するのはもちろんのこと、それをまとめていかなければならないのです。
当然自分の意思で立候補したのですが、Co-Facilitatorということで、いざとなったらもう一人のほうに助けてもらえるという考えがあったのは確かです。
ただ、これまではなかなかこのようなチャンスで立候補することは出来なかったので、その点では少し成長したのかもしれません。
実際にCo-Facilitatorを務めるのは容易なことではありませんでした。
まず他の9人が言っていることを正確に聞き取らなくてはなりませんし、逆に僕が言っていることを他の9人が理解できなくてはなりません。
当然他の9人が何を言い出すのかはわからないわけで、それに応じてNegotiationを仕切らなければいけないのです。
もう一人のCo-Facilitatorに頼った部分が大きかったのは確かですが、Negotiationの間中冷や汗をかきっぱなしでした。
しかし、終わってみると達成感は相当のもので、アメリカに来て約1年半でここまで来れたかと思うと感慨深いものがあります。
今学期の授業は明日で終わりなのですが、最後の学期になる来学期はこのような機会をもっと増やしていきたいと思います。
2008年12月3日水曜日
Goizuetaでの生活~其の百七十八
上の写真はDecatur Libraryのものです。
僕の住んでいるClairmont Campusから自転車で15分ほどです。
マラソンを走った翌日の28日に行って、献血をしてきました。
Thanksgivingは27日なのですが、27日と28日は休みのところが多いのです。
しかし、図書館は28日はしっかりあいていましたし、人もそれなりにいました。
献血というのは間を56日(8週間)おかなければいけないそうです。
前回が9月の初旬だったのですが、マラソンの前にやるとマラソンがつらくなりそうなので、マラソンのあとにすることにした次第です。
あと、献血に行くとお菓子とジュースが食べ放題、飲み放題なので、ちょうどマラソンのあとに不健康な食生活をするのにぴったりだったわけです。
しかし、今回の献血の主要な目的はずばり「早く走れるようになりたいから」です。
前回の経験によると、献血のあとは走るとすぐに苦しくなります。
恐らく赤血球が出来ておらず、酸素を運べないためと思われます。
しかし、そこでぎりぎりまで追い詰めておくと、数週間して赤血球が出来てくるころには体が非常にスムーズに動くようになります。
記憶は定かではないのですが、献血をすると体が新しい血を作ろうとするから体に言いという記事を以前読んだ記憶があります。
僕の個人的な経験ですが、これは正しいようで、走ったりという持久力が問われる種目には特にきくような気がします。
ちなみに僕は医者ではなく、上記の内容はあくまで個人的な感想であることを付け加えさせていただきます。
学校のほうはいよいよ最後の仕上げという感じになってきました。
最終週ということもあって新しい内容はほとんどなく、学期全体のまとめのような感じになっています。
その分presentationやprojectへの最後の追い込みが大変で、試験勉強、presentationの準備、project関係の書類の作成に追われる、という感じです。
ただ、昨年度一年間の経験がありますし、ここまで来ると出来上がりの形がだいぶ見えてくるので、その点では精神的に楽です。
取りこぼしがないように気をつけながら最後まで頑張りたいと思います。
Goizuetaでの生活~其の百七十七
上の写真は昨日の夜行ってきたFox Bros. Bar-B-Qのものです。
マラソンも終わったことですし、こういう不健康なものを食べるのもいいものです。
写真だとあまり大きさがよくわからないかもしれませんが、右奥に見えるのはスペアリブであり、かなりのボリュームです。
典型的なアメリカ料理なのですが、友人に言わせると、これは南部、特にテキサスによくある味付けだそうです。
来たに比べて甘く仕上げてあるのが特徴です。
確かに全体的に甘めで味が濃いのですが、僕は味が濃いのがもともと好きですし、僕にとっては数少ないアメリカ料理の中の好物です。
手前に見えるのはBrunswick Stewだそうで、これもかなり味が濃く、甘めの味付けでした。
でもこれもおいしかったです。
久しぶりにこういう体に悪そうな食べ物を食べるのもいいものです。
食生活が生活全体を豊かにすることは明らかですし、やはり自分の好きなことをするというのは精神衛生上いいことだと思います。
僕が走り始めたのは今年の6月からですが、11月に入った頃から急に食べ物がこれまで以上においしく感じるようになりました。
今は何を食べてもとてもおいしく、その意味では非常に幸せな日々です。
さて、今週は早くも今学期最後の週です。
ICA (Industry and Competitor Analysis)の授業は週1回の集中授業なので、今日が最後の授業でした。
課題などはかなり大変でしたが、学ぶことが非常に多い授業でした。
自分の知らないことばかりだったので、消化できていないことも多かったのですが、そのあたりはFinal Examを通して復習していきたいと思います。
教授はMcKinsey & Companyというコンサルティングファームで長い間実務経験をつんだ人なので、やはりその経験に基づいた言葉の一つ一つには重みがあります。
来週はFinal Exam Weekなので、そこでは当然Final Examがありますし、それまでにPresentationや課題の提出も数多くあります。
泣いても笑ってもあと2週間なので、最後まで悔いのないように頑張りたいと思います。
2008年12月1日月曜日
Goizuetaでの生活~其の百七十六
上の写真は先日行ったThanksgiving Dinnerの友人宅の様子です。
ご覧のように立派なテレビがありました。
何インチか知りませんが、相当大きいことは確かです。
アメリカではこのようなテレビを持っている人が結構多く、映画やスポーツを見るときの迫力は小さいテレビとは比べ物になりません。
今回招待してもらった友人の家も非常に立派な家で、若いころからこのような立派な家に住めるのがAtlantaの魅力でもあります。
僕もいつかこのような立派な家に住んで、大きいテレビを買えるようになりたいものです。
さて、本日は先日のAtlanta Marathonで感じたことを一つ紹介させていただきたいと思います。
走っているときにパワーレードを飲んでいたことは紹介させていただきましたが、それ以外にも栄養補助食品を配っています。
大会公認のものもあれば、業者が勝手に来て配っているものもあります。
個人的な意見ですが、このあたりの栄養補助食品は普段食べる限りではとても食べられたものではありません。
味も食感も食べるに耐えないのです。
しかし、20マイルを過ぎたあたりで配っていたので、それをもらって食べたところ、これがこの上なくおいしかったのです。
空腹のときに食べると何を食べてもおいしく感じるとはよく言ったものですが、体がエネルギーを欲しているときに食べると本当においしく感じるのです。
苦しい中で、本気で「この世にこれ以上おいしいものがあるのだろうか」と思ってしまいました。
走り終わって他のものを食べたあとにもう一度食べてみるとこれがまた全くおいしくないのですが、走っている途中だととてつもなくおいしく感じるのです。
最初からスポーツドリンクや栄養補助食品を持って走っている人もいて、「邪魔なのによくそんなことするなあ」と思ってしまうのですが、少しだけその気持ちがわかったような気がします。
走った後にはバナナなどが配られるのですが、確かにそれらも普段よりおいしく感じます。
しかし、何はともあれ走り終わって一番うれしいのは、何も気にせずに食べたいものを食べることが出来るということです。
今後はしばらく不健康な食生活を楽しみたいと思います。
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