米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2016年9月28日水曜日

On-boardingについて

こんにちは、2 year MBA class of 2018のCYです。

8月上旬からMBAプログラムが始まり、まもなくFall semesterの折り返しに入ろうとしています。コア(必修期間)は話に聞いていた通り本当に大変で、毎日山のような課題とリーディングに囲まれ、学校が始まってからまだ2ヶ月経っていないということに実感がわきません。

今回は、少し前の話になってしまいますがOn-boarding(入学前のオリエンテーション)について書きたいと思います。

GBSでは毎年アカデミックイヤーの始まる前に2週間(アメリカ人は1週間)のOn-boarding期間が設けられています。
1週目は留学生のみが対象で、主に各種手続きの説明やアメリカ生活に馴染むためのアドバイスを受けます。毎日午後早々に終わるスケジュールなので、学校帰りに買い出しに行ったり自動車免許の試験を受けたりと少しずつ生活立ち上げを進めることができます。
2週目からはアメリカ人も参加し、学校の雰囲気は一気に賑やかになります。ここでスタディチームのメンバーが発表され、チーム内のルールや目標設定をしたり、翌週からのacademic weekに備えてミクロ経済・会計・データ分析のFoundation classを受けます。

On-boardingの最後には、1泊2日の旅行があり様々なアクティビティを通じてクラスメイトとの親睦を深めることができます。
印象的だった体験は、木材やロープなどの材料を使って5mほどのプールの端から端を渡る方法を考えるというアクティビティです。材料を組み合わせて頑丈な橋を作る方法を考えるんだろうなと思っていたところ、「木材にロープを通してロープを伝っていこう(イメージとしては電柱の電線にぶら下がる感じ)」という一見かなり乱暴な案で進むことに。本当にうまくいくのかなと思っていたのですが、軍隊出身のクラスメイトが絶対に解けないロープの結び方を教えてくれたり、体格のいい男性陣が集まって柱を支えたりとみんなで協力した結果、なんと1回目の挑戦で成功してしまいました。こういう全く予想もしないアイディアが出てくるところや、自分が全く知らない知識・経験を持っている人がいることにカルチャーショックを受ける一方で、個人の違いがチームの強みになるというダイバーシティがもたらす力を実感する良い経験となりました。
夜のディナータイムには、Cultural Highlightというクラスメイトが自国の’文化'を披露するイベントがあります。私たち日本チームはラジオ体操を披露したのですが、クラスメイトのノリの良さも相まって拍手喝采をうけました!他にもインドチームはボリウッドさながらのダンス、中国チームは太極拳を披露するなど、大盛り上がりの夜となりました。

社会人からまた学生に戻る+しかも海外に住む、という大きな環境の変化にはそれなりのストレスがありますが、GBSでは学生が新しい環境に早く馴染めるよう生活面・学業面ともにサポートしてくれます。

以上、長々と書いてしまいましたが、今後GBSの良いところをたくさんお伝えできればと思っています。
受験生の方は、これから出願締め切りに向けて忙しさのピークがやってくるかと思いますが、体調に気をつけて頑張って下さい!


*GBSについてもっと詳しく知りたいという方にご案内です*

10/5にAGOSで学校説明会が開催されます。
当日はAssociate dean of MBA admissionsのMs. Julie Barefootと日本人卒業生が参加します。
GBSについて学校関係者から直接話を聞ける良い機会ですので、ご興味のある方はぜひお越しください!


Cultural Highlightにて、モロッコ人のクラスメイトのダンスに便乗して踊るクラスメイト達


2016年9月19日月曜日

Goizueta Leadership Coaching Fellows Programについて

Two-Year-Program 1年生のIchiです。

MBAでは、チームワークやケースディスカッションに代表される学生同士の学びの機会が特徴ですが、Emory Goizueta Business schoolにはGoizueta Leadership Coaching Fellows Programという科目があります。

これは2年生が1年生のチームに対してチーム運営に関するFeedbackを与えるというものです。(なお、その2年生の様子はExecutive Coachによって観察されて、2年生はExecutive CoachからFeedbackを受けます。)

当該Programは2年生のための科目ですが、本稿では1年生の立場で参加して学んだことを紹介します。

私のチームの担当となった2年生は、私たちのチームディスカッションの様子を観察した上で、「各人は他のメンバーから何を期待されていると予想するのか」「また他のチームメンバーに何を期待しているのか」「各人にとって最も重要なことは何か」「各人がフラストレーションを感じるのは何か」について意見を出し合い、整理するように促しました。

私のチームは、米国人男性3名、インド人男性1名、米国人女性1名と日本人1名の6名ですが、これまでチームディスカッションの際に生じた考え方や伝え方の違いは、一概に国籍や性別、職業経験に起因するものではなく、2年生から整理するように指導を受けた4点も要因となっていることが確認できました。このような方法で、各自の立場を明確にすれば互いへの理解が深まり、他者の意見を尊重しやすくなります。

特に「互いに何を期待するのか」を明確にすることで、余計な期待を持つことがなくなり、無駄な衝突を避けることができます。そして、チームワークに直接的な関係性をもたない事柄(就職活動の進捗や、家族の変化など)も少なからず他者への期待に影響することが分かりました。定期的に互いの立場を言語化して、認識することの必要性を学びました。

また、議論の中では自然とこれまでの貢献を認め合い、謝辞を伝えあう場面もありました。短期的な振り返りの機会にもなり、チームの形を整えることにつながっています。

このように同級生だけではなく、第三者である2年生から学ぶことは、1年生のチームにとって刺激的な機会になります。今後は、2年生から個人単位でFeedbackを受けて、チームワークのさらなるレベルアップが望まれます。

上記以外にも工夫を凝らしたProgramがあります。学校選びの参考にしていただければ幸いです。Goizueta Business Schoolに興味のある方はお気軽に以下のアドレスへご連絡下さい!

↑上記の@マークを、小文字の@に変更ください。
また、10月5日 (水)にアゴス・ジャパン渋谷校にて開催されるGoizueta Business Schoolの学校説明会にもぜひお越しください。

2016年9月13日火曜日

【イベント告知】Emory University Goizueta Business School(MBA)学校説明会

受験生の皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

さて、10月5日 (水)にアゴス・ジャパン渋谷校にて、Goizueta Business Schoolの学校説明会が開催されます。Associate Dean of MBA AdmissionsであるJulie Barefoot氏が来日して、学校説明を行います。登録はアゴス・ジャパンのHPからです。Julieは日本人アプリカントのことを知り尽くしたアドミッションのプロですのでいろんなことを聞くチャンスでもあると思います。弊校に興味がおありの方は、参加をご検討いただければ幸いです。

2016年9月10日土曜日

Block 1を終えて

こんにちは。Two Year Program 1年生のJunと申します。

つい先日、Block 1の試験が終わり束の間の休日を過ごしております。
今回はGBSでの学習スタイルについて書きたいと思います。

Two Year Program1学期目はCoreと言って必修科目を受講することになっています。科目はミクロ経済学、ファイナンス、マーケティングなどビジネスをする上で必要とされる基礎知識を学びます。この期間はあらかじめアサインされたチーム(1チーム5−6人)で課題をこなすことが多く、GBSの一つの特徴でもあります。チーム課題はケース分析がほとんどで、授業で学んだことを課題で活かせるよう上手くプログラムされています。私のチームはあらかじめ週2回の定例ミーティングを設けていて、その時間帯に課題に取り組みます。ケースによっては5、6時間に及ぶディスカッションをしたこともありました。それだけみんな熱心に課題に取り組んでいます。それぞれが全く異なったバックグランドを持っているのでお互い得意分野と苦手分野を補いながらたくさんのことを学んでいます。

チーム課題のほかに個人課題もあります。個人課題と言っても教授たちは仲間同士で学び合うことを非常に推奨しているので、チーメメイトや同級生たちとディスカッションしながらこなすことも多くあります。例えば、私はファイナンスのバックグランドがなく苦しみましたが、同級生に助けられながらなんとかBlock 1を乗り切りました。

また、教授たちも心強いサポートをしてくれます。科目によっては週末にレビューセッションが行われ、授業中に取り組んだ問題や宿題について丁寧に解説してくれます。また教授やTAによるオフィスアワーも設けられ、気軽に質問に行ける体制も整っています。さらに、coffee chatlunchを設定している教授もいて、授業以外の場面でも非常に近い距離にいます。

GBSCore ValueTeamがありますが、実際来てみて本当にチームワークのよさを感じております。このブログを通して皆さまにも少し実感いただけましたら幸いです。


最後に、チームメートと大学の正門での1枚