米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2010年4月25日日曜日

Bad News

先日、US NewsのMBAランキングが発表されました。ゴイズエタは27位となり、大きく順位を下げてしまいました(過去平均は21位程度)。



MBA留学をする人であれば、ランキングを多かれ少なかれ意識するものだと思います。自分の場合、留学準備の段階では強く意識しておりましたが、学校選びの段階では、生活環境、学習環境などの要素が重要となり、”自分にあった学校を選ぶ方が重要であり、ランキングは意識しすぎるものではない”、という結論に至っておりました。実際、私の場合、都市環境、少人数、温暖な気候などの魅力に惹かれ、最終的にゴイズエタへの入学を決めました。



過去、クラスメイトと、ゴイズエタの志望理由について語る機会がありましたが、「少人数制に惹かれたから」、「ほどよい都会が好きだから」、「出身地だから」、などの意見が多く、意外とランキングって意識してないだな、という印象を持っておりました。



しかしながら、今回のBad Newsを受けての反応から判断すると、当校の学生は、ゴイズエタは20位前後の学校、というイメージで入学してきていたようです。結果は、よほど衝撃的だったようで、チームミーティングはこの話題で頻繁に脱線し、学生同士が意見交換する電子掲示板にもいろいろな意見が飛び交っています。



さて、肝心のランキング低下の要因ですが、どうやら、“統計上”、極端に低い就職率にあるようです。“統計上”としたのは、実態の数値が正確に反映されているようには思えないからです。この点については、すでに学生間でも大いに話題になっており、日本でいうところの就職センターが正確に数値を把握していないからではないか、という疑いから、就職アンケートの集計方法について、様々な意見が交換されています。個人的なことでは、社費学生の就職状況をどのように集計しているか、という点が気になり、学生代表に質問をぶつけてみたりしております。



ランキングの上下に振りまわされてはいけないと思いますが、仮に、ランキング低下が学生の士気を下げてしまうのであれば、やはり残念なことです。まして、それが、学校内のコミュニケーション不足から生じたものであれば、避けなくてはならない、と思います。"少数精鋭"(言いすぎ?)のゴイズエタの良さを維持するためにも、あまり在校生の評判が芳しくない、MBAプログラム事務局の名誉挽回を期待したいところです。



2011 an


2010年4月18日日曜日

選択科目履修

先日、次年度秋学期の選択科目の履修登録がありました。



ゴイズエタでは、必修であるコア科目の他に、1st year の春学期に3-4科目、2nd year の秋と春にそれぞれ4-5科目のエレクティブ(選択科目)を履修します。(もちろん、これ以上選択することも可能です。その余裕があればですが。。。



履修登録は、スケジュールに基づきオンラインで行います。みな一斉に登録をするので、IT系バックグラウンドの私はついサーバ負荷は大丈夫かとか、ネットワークは大丈夫かとか心配をしてしまいましたが、考えてみれば1学年160人の学校ですのでレスポンスも快適で、早いもの順ですが取りたい科目が取れないことは稀のようです。



履修登録では、約40科目の選択肢から、事前に配布されるコースディスクリプション、事前説明会、過去の日本人の諸先輩方の残されたありがたーいコースフィードバック、カリキュラムのスケジュール等々勘案し、またファイナンス、マーケティング等といったコンセントレーションの希望がある人は、各科目がどの区分になっているのかを気にしながら、その中で自分の趣味趣向にあった科目を選択します。



私は、特にコンセントレーションを希望している訳ではないのですが、なんとなく職業柄か、ISOM(Information System and Operation Management)エリアの科目に興味が行くようで、それらが多めになっています。



前学期は当校の看板教授の一人であるProf. Patrick NoonanによるDecision Modeling(意思決定モデリング論?)の授業を目玉に履修しましたが、これが噂に違わぬ非常に秀逸な授業でした(未だ終わっていませんが。。。



教授は元McKinseyのマネジメントコンサルタントで、授業はよくオーガナイズされています。前半はExcel Solverや@Riskなど、ややテクニカルな内容が多いのですが、特に後半は、ケースを利用しながら、例えば保険プランの選択問題から、社会貢献活動を行うべきかの判断まで、問題の整理の仕方、意思決定の手順、現実問題へのモデルの適用方法を体感することができました。まあ、それらのツールが業務へ直ぐに活かされるかはともかく、頭の中の整理の仕方として非常に参考になるのではないでしょうか?



この授業、ファイナルプロジェクトとして、現実問題と授業の内容とを絡めたグループ研究成果を最後に発表する機会があるのですが、せっかくですので、私は自身の関心のあるテーマ(業務に関係あるもの)としたいと思い、それを伝えた上で、アメリカ人2人とアジア人3人のチームを構成しました。



実はこのようにチームを編成する際にもエモリーの利点を感じる今日この頃です。スモールコミュニティーということで顔と名前も一致しやすいので、チーム参加の呼び掛けもし易く、思っていた以上に気軽にチームに参加してくれます。もちろん、自分が考えていることを事前に伝えたりと、工夫は必要だったりしますが、低レベルの私の英語力を考えると、いわゆる「ガツガツ」した(学生間の競争意識の高い)学校では敬遠されてもおかしくないかと思うのです。



正直この時期、各クラスとも佳境になってきて、プレゼンやアサインメントの嵐でなかなか思ったようにグループワークも進まないのですが、そういった中で、こういったテーマにしたことはモチベーション向上に繋がってよかったと思います。ただし、”いいだしっぺ”ですので、手は抜けませんし、毎回打合せでは、仕切りを期待されますが。。。



SO

2010年4月5日月曜日

I feel 「COCAIN」!?

今日はイースターです!

が、ナンマンダブの私はいつもと変わらぬ週末を楽しんでおります。

息子はチャイルドケア(保育園)で卵にお絵かきしたりと、異文化を楽しんだようであります。頑張れ息子!



さて、今週はManagerial Accountingにからむグループワークがあり、コカ・コーラ本社に行ってきました。

全く知らなかったのですが、コカ・コーラって、「コカイン」と「コーラ(の実)」っていう意味だったんですね。

コカインを飲んでいたとは!!!ってもちろん現在のコークには当然入っていませんが、世界一ともいえるブランドなので名前はそのままにしたそうですね。



そして、驚く無かれ、面会したのはなんとC・F・O!!!!!

グループメンバーの強力な「つて」ということはありますが、貴重な体験でした。

プロジェクトの中身は人事評価システムやインセンティブについて。

ご自身も現在の人事評価制度の構築に携わったということもあって、非常に有意義なお話を聞くことができました。

昔は月に2回は日本に行っていたそうです。

「コンニチハ」って言われて、「なんやその英語!?」って思って3秒くらい固まってしまいました。。。



こうした実企業との接点があるのもMBAの醍醐味のひとつですね。

アトランタの商業集積を考えると、超有名企業の「C」レベルに会えるかも!というのはゴイズエタの素晴らしい点だと実感します。

Accountingの授業ではたまたまでしたが、Management Practice や、まさに実企業へのコンサルがお題目のGoizueta Marketing Strategy Consultancyなど、クラスで学んだことを実業の世界で試す機会はいろいろあります。



サクラはきれいですし、やっと暖かく(暑く?昨日は30℃。。。)なってきましたし、CFOには会えましたし、アトランタに来てよかった~と幸せを噛み締める週末でありました。



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��家のとうちゃん