米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2011年12月21日水曜日

そうだ、キャンパスビジットしよう

Class of 2013のタツです。



ゴイズエタは冬休み。

願いをかなえた後のドラゴンボールのように、同級生は散り散りに。国籍を問わず、みんな気ままな旅行に出かけたり、地元に帰ったりしているようです。









さて、お休みムードのゴイズエタとは逆に、日本にいるアプリカントの皆さまから、授業内容やキャンパスビジットに関するご質問、問い合わせを頂くことが増えてきました。いろいろな方がこのブログを読んでくださっている中で、アプリカントの皆さまが占める割合はとても高いのではないかと思います。



アプリカントの皆さまからよく聞かれるご質問の中に、「ゴイズエタの強みは?」というのがあります。それは南部最大の商業都市アトランタという地理的環境であったり、スモールスクールの協調的なコミュニティであったり、素晴らしい教授陣と相互に連携のとれたプログラムであったりするわけですが、やはりそこは”百聞は一見に如かず”の部分もありまして、できれば実際にキャンパスに来てもらいたい、という気持ちが在校生にはあります。



そこで今回は、「キャンパスビジットはしてみたいけど…」という方のために、ゴイズエタのキャンパスビジットに関するご質問の数例を紹介したいと思います。





>ビジットはいつ頃がオススメですか?

1月25日~2月28日あたりの平日(金曜はほとんど授業がないため、月~木曜日)が理想的かと思います。

キャンパスビジット自体は365日いつでもできますが、12月中旬~1月中旬は冬休みなので、授業見学ができません。2月末から3月中旬にかけては、Mid-Semester Moduleという名の特別授業&海外研修旅行期間に入ってしまいます(通常の授業は行われません)。ですので、1月25日~2月28日あたりの平日が理想的です。



>ビジット時に面接は受けられますか?

アプリケーション提出前は、いつでも可能です。

アプリケーション提出後は、Interview Invitationが必要になります。



ただし、アプリケーション提出後の場合、いつ来るか分からないInterview Invitationを待っていられない方も多いはず。そのような時は、アドミッションに"○月○日周辺にキャンパスビジットをする予定なので、Interview Invitationをもらえないか?"と直接お願いしてみましょう。必ずしもそれでInvitationがもらえるわけではありませんが、少なくともその行為が選考過程でネガティブに評価されることはないと思います。OKがもらえれば、それでキャンパスビジットの日程が組めます。



>アトランタでの宿泊場所はどこがオススメですか?

Emory Conference Center Hotelがオススメです。一泊180-200ドル程度と少し高いですが、学校から徒歩圏にあるので、キャンパスへの往復にタクシーを使う必要がありません(時間帯さえあえば、在校生も気楽に迎えに行けます)。環境もサービスも一級ですので、面接前でもよく休めます。ちなみにアトランタ空港からは車で30分程度です(つまりエモリー大学が空港から車で30分程度の位置にあるということですね)。

http://www.emoryconferencecenter.com/



Emory Innも、地理的にはオススメです。Emory Conference Center Hotelのすぐ隣にあり、同系列でありながら、一泊$120程度と比較的お安めです。ただし、こちらはホテル評価にムラがあり、隣の病院の救急車がうるさかったり、地下の部屋がmoldyだったりするとの報告もあります。もしそうだとしても気にしない、という男性向けでしょうか。





さてさて、キャンパスビジットは何だか面倒そうだという印象の方も多いと思いますが、実はそんなに難しくありません。日程さえ決まっていれば、あとは在校生メーリングリスト(goizueta-japan2012@yahoogroups.jp)に予定日程を告げて大丈夫か確認し、あとは飛行機とホテルを予約するだけです。



実は、入学後もキャンパスビジットの経験は財産になります。時間の許す方はぜひご検討ください。同じ南部の学校でも、UNC、Duke、Vanderbilt、EmoryのMBAはそれぞれ違うようですよ。



>結局、何が言いたいの?

ゴイズエタ良いとこ一度はおいで。





Class of 2013

タツ

2011年12月13日火曜日

秋学期終了!

先週めでたくExam weekも終了し、冬休みを満喫中のClass of 2012のMasaです。

昨年の秋学期は、生活セットアップや家族のケア等もあって、授業についていくのが精一杯で全く余裕がありませんでしたが、

今年の秋学期は、さすがに米国での生活にも慣れて余裕を持って勉強することができ、家族との時間も楽しむことができました。

そういうわけで今学期は「やっと終わった」というよりは「もう終わってしまった」という気持ちが強いです。

あと残すことろ一学期だけなんて信じられません。



さて、今回のブログでは、秋学期に私が受けた中から授業を二つほど紹介したいと思います。



- Negotiation

その名のとおりNegotiationについて学ぶ授業です。

最初は「如何にして交渉相手をやり込めるか」を学ぶ授業だと思っていたのですが、そうではありませんでした。

基本コンセプトは「相手と協力してトータルのパイを増やしながら自分の取り分も確保する」というもので、

策を弄して相手を打ち負かすことには否定的な考えでした。

様々な交渉テクニックについても一応学びますが、それは積極的に相手を打ち負かすためというよりも、

相手に使われたときに対処できるようにするためという意味合いが強い気がします。



この授業は基本的に実践演習形式で進められ、毎回その場でケースを渡されて

クラスメートと二人組になってロールプレイングを行うというものでした。

アメリカ人と英語で交渉をする・・・かなりハードルは高かったのですが、苦労した分、非常に良い経験ができました。






- Leading with Integrity

今学期唯一の必修科目です。コア期間はどの授業でもフレームワークやテクニックを学ぶ印象が強かったのですが、

コアが終了してからは色々な授業で倫理面の話が増えてきました。その中で、この授業はまさしく倫理をテーマにした授業でした。

ある日の授業のこと。

「企業の不正・犯罪の事例としてエンロンやワールドコムが有名だが、どの業界でも似たようなことが起こっている。例えばヘルスケア業界では・・・」

という前フリで、教授がある会社の名前を出しました。

「誰かこの会社を知っている者?」と教授がクラスに振り、数名の生徒がその企業の概要を説明していったのですが、最後の一人が

「私の父がその会社のCEOをやってました」とこたえて、クラス全員びっくりそして大爆笑

教授も苦笑いをしながら「このまま話を続けていいのかどうか・・・ある種のEthical Dilemmaだな」と

呟きながら非常にやりにくそうに授業を続けていたのが印象的でした。

��結局、その生徒のお父さんは事件前のCEOで、事件とは無関係だったようですが。)

ビジネススクールには色々な人が来ているなぁと改めて感じた出来事でした。






各授業の成績も気になるところですが、とりあえず最後の長期休暇を楽しみたいと思います

明日は何をしようかなぁ



Masa Class of 2012


2011年12月5日月曜日

Exam Week

こんにちは。

最近アトランタも冬らしい気温になってきて、朝お布団から出るのが億劫なF美です



さて、早くも2011秋学期が終わろうとしています。

今日(12/5)からはExam Weekと呼ばれ、

Final Examを始め、Team Project等のPresentationやWrite-up提出が目白押し





私は少し前倒しで、金曜日に2つのPresentationをしてきました

今日は、その2つの授業とプロジェクトの概要をご紹介したいと思います。



一つ目の授業は、Leading & Managing Change。

教鞭を取るのは、Goizuetaの名物教授の一人であるMichael Sacks教授です。

Sacks教授は大企業のコンサルティング等も手掛ける有能な教授で、

これぞ米国MBA!という見事なfacilitateで、クラスディスカッションを盛り上げかつコントロールしていきます

授業のテーマは、すごく簡単に言うと「企業や組織が変革を進める手法」で、

いくつかのフレームワークを学び、ケーススタディでその使い方を確認していきました。

Presentationはチームプロジェクトの結果を発表するためです。

各チームが自分達で企業を一つ選び、その企業の何をどのように「Change」すべきと提案するか考えるというもの。

実際にその企業の社員にインタビューをする等して情報を集め、

��何を変えれば、その企業をより良くできるか?

��実際にその変革を起こすためにはどうすれば良いのか?障害は?

などをチームで考えていくのは、実践的でとても興味深かったです



二つ目の授業は、Strategic Decision Analysis。

こちらも教鞭を取るのは名物教授で、Patrick Noonan教授です。

授業内容は完璧にorganaizeされていて、かつクラスも明るい雰囲気。

私がこれまで受けた授業の中では一番のお気に入りでした

授業のテーマは、簡単に言うと「戦略的な意思決定をどのように行うか」で、

ゲーム理論や回帰分析etc.を用いて、様々な意思決定シーンを分析します。

統計もExcelも苦手な私には予習が大変でしたけど、すごく勉強になりました。

こちらも、Presentationはチームプロジェクトの結果発表です。

チームのテーマは「授業に関連することならなんでも良し」だったので、

私のチームは「舞の海が小さな体でどう相撲に勝ったか」を分析しました

ビデオをや写真を多用したおかげか()クラスメートからの評判は上々

プレゼン苦手の私ですが、すっかり気分を良くして帰宅しました(笑)





Presentationは終わりましたが、まだWrite-upとExamが残っています

冬休みまで、もうひと踏ん張り



2012 F美