米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2009年3月31日火曜日
Goizuetaでの生活~其の二百八十
上の写真は昨日のING Georgia Marathonに行くときの様子です。
この日ばかりはMARTA (Metropolitan Atlanta Rapid Transit Authority)も朝から人が乗っていたのですが、そのほとんどはランナーでした。
というわけで、本日は昨日の続きです。
昨日の作戦は、前半は抑え目に走り、痙攣を起こす可能性を出来るだけ抑えた上で、後半そのスピードを保つ、というものでした。
前回は15マイル地点くらいから両足の太腿が張り始め、20マイル過ぎで攣ったので、今日も15マイル地点前後はかなりびくびくしていました。
しかし今回は前回のような張りがなく、痙攣を起こすことはなさそうだ、ということがわかりました。
ところが、以前からいためていた右足首の痛みは尋常ではなく、その影響で後半は明らかにスピードが落ちてしまいました。
特に17マイル地点から24マイル地点くらいまでは右足を引きずりながら走っているような状態で、普段であれば当然走るのをやめていました。
しかしこの期に及んで途中で棄権するなどという選択肢はもともとなく、歯を食いしばって走りきるしかありません。
幸い最後の2マイルくらいで、慣れてきたせいか、あるいは痛すぎたせいか、痛みを感じなくなり、何とかゴールにたどり着くことが出来ました。
走った後は預けた荷物を受け取り、配られている食べ物、飲み物をもらって、それから帰りました。
ところが、その帰り道にある下りの階段がこれまた地獄なのです。
歩いているだけでも右足首には激痛が走るのですが、下りの階段は特に厳しいものがあります。
このようなときには、エスカレーターやエレベーターが神の恵みに見えます。
今回のタイムは前回のタイムを3分強上回っているのですが、それでも3時間を目指していた僕としては、到底満足できるものではありません。
というわけで、いつもであればレースのあとに写真をとったりするのですが、疲れと失望でそんなことをする気にはとてもなれず、そのままおとなしく帰ってきました。
次回マラソンを走る機会があれば、もっときちんと事前の準備をし、何が何でも3時間を切りたいと思います。
今回のレースで水分をきちんと補給し、ペースを保てば足が痙攣する可能性を抑えられるということがわかったので、その経験だけでも次に生かしたいと思います。
明日以降もう少しだけ続けさせていただきます。
2009年3月30日月曜日
Goizuetaでの生活~其の二百七十九
上の写真は今日のING Georgia Marathonのスタート前のものです。
僕にとっては今回が2回目のMarathonとなるのですが、前回のAtlanta Marathonに続き、またも不本意な結果に終わってしまいました。
タイムは3時間14分で、目標としていた3時間には遠く及びませんでした。
スタート地点はダウンタウンだったのですが、専用駐車場はありませんし、すでに交通規制が始まっていたので付近の運転は不便になっているため、Inman ParkというMARTA (Metropolitan Atlanta Rapid Transit Authority)駅まで車で行き、そこからMARTAを使ってスタート地点まで行きました。
スタートは7時だったのですが、朝方は多少肌寒かったということもあり、写真にある通りみんな近くのOmni Hotelでトイレに行ったりストレッチをしたりしていました。
全く関係のないはず(スポンサーにもなっていないはずです)のホテルが気前よく施設を使わせてくれるあたりはさすがにAtlantaといった感じで、そのあたりののんびり感が僕は大好きです。
平気でフロアに寝転んでストレッチをしたりしているのですが、大都会、たとえばニューヨークなどではこのようなことはありえないでしょう。
僕は前回のマラソンで両足の太ももが攣ってしまったので、今日は意識的に水分を多めに取っていきました。
スタート前に2回トイレに行き、もう一度スタート直前にトイレに行こうと思っていたのですが、去年はあったスタート地点付近の仮設トイレが今年はありません。
仕方なくそのままスタートしたのですが、そのまま42.195キロ(26.2マイル)をトイレに行かずに走りきることは危険すぎると思ったので、コース中の最初の仮設トイレに入らざるをえませんでした。
この時点で今回のレースに関しては準備に失敗したということなのですが、そう考えてしまってはどうしようもないので、気を取り直して再び走り始めました。
今日は出来るだけスピードを抑え、特に筋肉に負担がかかる上り坂、関節に負担がかかる下り坂は飛ばさないようにしました。
僕はどちらかというと上り坂のほうが得意で、上り坂でスピードをだしすぎてしまう傾向があります。
そうすると筋肉に負担がかかり、痙攣を起こす原因になりかねないので、それだけは避けたかったのです。
いつものことですが、Atlantaは緩やかな坂だらけなので、走っていると本当に疲れます。
長くなりそうなので、また明日以降続けさせていただきます。
Goizuetaでの生活~其の二百七十八
上の写真は、昨日紹介させていただいたPublixの様子です。
このように、棚によっては値段の比較案内が各商品ごとに付けられています。
競争の激しさ、そして厳しさを垣間見たような気がします。
本日は明日のING Georgia Marathon 2009の前日になります。
今回は昨年のAtlanta Marathonに続いて僕の人生2度目のマラソンになるのですが、徐々に緊張感も高まってきました。
GALA (The Goizueta Advanced Leadership Academy)や怪我の影響で事前の準備は万全とはいえませんが、とにかく全力を尽くして目標の3時間切りに挑みたいと思います。
現在の心境ですが、正直なところ不安しかありません。
GALAと怪我の影響で十分な練習を積めなかったのは、やはり痛かったです。
しかもここ数日は、季節の変わり目ということもあってか、天気が非常に悪く、あまり走れていないのです。
幸い明日は晴れるようですが、雨と風は勘弁していただきたいものです。
あと、晴れていても路面が濡れている可能性があるので、転ぶことのないよう気をつけたいと思います。
僕は陸上部などの経験はなく、日常的に走り始めたのは昨年の6月なのですが、ちょっと走らない日が続いたり、体調が悪かったりすると、その影響が顕著に出ます。
右足首の怪我以外の体調面は全く問題ないのですが、やはり走り込み不足は不安です。
前回は後半に両太ももが同時に攣って非常につらい思いをしたので、今回はそのようなことがないようにしたいのですが、今回も攣ってしまうような気がします。
痙攣を避けるためには、ストレッチと水分補給が大切なので、レース直前となった今では無理な走り込みはせず、数キロにとどめて、ストレッチに専念しています。
僕が聞いた範囲内では、レース二日前からは無理な走り込みを控えて数キロのジョギングのみにし、炭水化物の多い食事を心がけるといいそうです。
僕も可能な範囲で実践してみています。
明日は7時にスタートなので、4時くらいに起床することになりそうです。
最近あまりきちんと睡眠時間を確保できていないので、今夜はしっかり寝て明日に備えようと思っています。
2009年3月28日土曜日
Goizuetaでの生活~其の二百七十七
上の写真は昨日行ったPublixというスーパーマーケットでのものです。
これは何を示しているのかというと、他社製品に対してPublixの自社ブランドはこれだけ安いですよ、ということを言っているのです。
アメリカではこういうことはよくあるのですが、やはりアメリカならではという気がします。
比較してある二つの製品は品質的にはほぼ同等といえるものであり、他社製品を仕入れていながら「その製品ではなく当社の自社製品を買ってください」というメッセージを送っているのです。
ビジネスとはことほど左様に厳しいものであるということなのでしょうか。
昨日紹介させていただいたFocus Groupですが、参加したことにはいくつかの理由があります。
まず、いつも仲良くしている友達がFocus Groupに誘ってくれたことが理由の一つ目なのですが、やはり普段仲良くしているというのは大きいものです。
僕はOnline Surveyなどを頼まれたときは、極力そのメールを見たときに答えることにしています。
友達に協力したいということもありますし、自分が友達にお願いをすることもあるので、無記名とはいえ、お互い様ということが言えると思います。
二番目の理由は、Tastingがあるということでした。
しかしこの期待は昨日紹介させていただいたとおり見事に裏切られ、体には良かったのかもしれませんが、その味はとても受け入れられるものではありませんでした。
そして最後の理由、かつ最大の理由なのですが、Focus Groupを体験してみたかったのです。
ぼくはFocus Groupの募ったことも、その対象になったこともありませんでした。
しかし、これはMarketingでは特によく使われる手法なので、いずれ自分も使うかもしれません。
そのときのために、一度経験しておくのはためになると考えたのです。
Tastingは残念だったのですが、最大の目的が達成されたので、参加した甲斐はありました。
何事もそうですが、話を聞いたり本で読んだりするだけではなく、実際に身をもって経験すると理解が深まります。
このようなことを手軽に経験でき、教授、友達を含めて周囲に質問を出来る人がたくさんいるというのもビジネススクールの魅力の一つかもしれません。
Goizuetaでの生活~其の二百七十六
上の写真は昨日参加してきたFocus Groupの様子です。
Focus GroupというのはMarketingでよく使われる手法のようで、今回はHealthy Drinkがテーマでした。
ある学生がHealthy Drinkの新製品開発に携わっており、それに関しての質問が用意され、それらに答えたり、討論をしたり、宣伝文句に対する意見を出したりし、最後にtastingがありました。
これは日本人の特徴で、中でも僕はその傾向が強いと思うのですが、日本人は極力化学的なものを摂取することを避けます。
たとえば、アメリカでは日常的にビタミン剤を摂取したり、シリアル、シリアルバー、栄養ドリンクで食事を済ませることが多く、低脂肪、カルシウムなどの栄養素が付加された製品に対する抵抗がほとんどありません。
それ対して、僕はそのようなものに対する抵抗が非常に強く、牛乳を買うときにも低脂肪あるいは無脂肪牛乳は買いませんし、他の製品も「Fat Free (無脂肪)」と書かれているものは買いません。
栄養ドリンクもスポーツをする前後に摂取するだけで、他はほぼすべて水かお茶です。
そのあたりの違いは非常に顕著に現れ、僕が「スポーツによる疲れを取る」ということに注力しているのに対し、他の参加者は「その飲み物によって日常的な栄養分を摂取する」という意識が強かったようです。
この点は、アメリカに来て2年目も後半にはなりますが、なかなか馴染めないところです。
さて、最後のお楽しみのTastingだったのですが、これが非常に残念なものでした。
5種類の候補が用意されたのですが、僕にとってはどれも受け入れがたい味であり、他の学生にとっても同じだったようです。
売りが「自然発酵」ということで、どれも微炭酸になっており、炭酸飲料の飲めない僕にはいっそう苦しいものとなりました。
このTastingを楽しみにしていた部分もあるので、ちょっとがっかりしました。
ただ、他の学生も味に関しては同じような意見だったようで、そのあたりの感覚はあまり違わないようです。
ちなみに、一番口にあわないものを飲んでから他の物を飲むと、それ以外のものがおいしく感じられます。
Focus GroupなどでTastingをするときには、その順番も非常に重要になると思いました。
2009年3月26日木曜日
Goizuetaでの生活~其の二百七十五
上の写真は昨日のWBC (World Baseball Classic)のpublic viewing(「Goizuetaでの生活~其の二百七十二」参照)の時のものです。
日本人学生の奥様が作ってくださった寿司ケーキなのですが、最高でした。
この心意気がこもった料理の腕に大和魂を感じました。
僕は心の中で、「これが日本のすばらしさなんだ!」と叫んでいました。
ちなみにこれはデザートではなく、れっきとした寿司です。
そんなWBCではありますが、public viewing当日の試合もアメリカに勝利し、その翌日の決勝でも見事に勝ち、日本は優勝を飾ってくれました。
各国の燃え方にはその特長が非常に良く現れています。
韓国はもう闘争心むき出しで、試合の前に会うと「絶対に負けない」、として試合に勝とうものなら「どうだ見たか」という感じになります。
アメリカ人のほとんどはあまり興味を持っていないのですが、野球好きはさすがに熱く、負けたあとはがっくりと落ち込んでいました。
僕に言わせれば、アメリカ代表は明らかに調整不足で全く実力が出せていないだけなのですが、負けたことよりも取り組み方とかWBCのあり方そのものを考えたほうがいいのではないか、と思ってしまいます。
で、僕を含めた日本人はというと、ひたすら静かに応援しているという感じで、他国のような表に出る熱さがありません。
このあたりは感情を表にだせるようにならないとと思うのですが、日本で教育を受けているとどうしてもそのようなことが苦手になってしまいます。
今日は朝から学校に行って、授業の前にmeetingを二つしてきました。
一つはCustomer Behaviorのteam meetingで、次回のassignmentの打ち合わせです。
今夜僕がOnline Surveyを作り、そこからassignmentに取り掛かることになりました。
もう一つはProduct & Brand Managementという授業で、Marketingのsimulationをするというものです。
市況、自社の状況を踏まえ、価格、宣伝方法、営業方針、などを決めるのです。
僕はこのようなsimulationをするのは今回が初めてなのですが、アメリカのビジネススクールなどでは結構良くやられることのようです。
実際にやってみるとなかなか楽しく、ちょっとMarketingの実感が湧いてきました。
2009年3月25日水曜日
Goizuetaでの生活~其の二百七十四
上の写真は先日のMaconでのCherry Blossom Road Race(「Goizuetaでの生活~其の二百七十」参照)からの帰りの様子です。
なんてことはないアメリカの普通の風景なのですが、牧場とか森とかの真ん中をハイウェイが突っ切っていて、その上には空がどこまでも広がっているというのが僕のアメリカのイメージなのです。
毎回すぐに飽きるのですが、それでもいつもこの風景を見るたびに、「ああ、自分は今アメリカにいるんだなあ」と思います。
さて、いよいよ人生2度目のマラソンがもうすぐそこまで迫ってきました。
こうなると、本番まではマラソンの準備の優先順位を多少上げざるをえません。
いいタイムを出したいというのも当然あるのですが、準備をきちんとしないと、マラソンは本当に危険です。
足の怪我を中心に、体のどこがどう悪くなるか予想がつきません。
というわけで、今日は授業のあとすぐに帰宅し、そのあと走りに行きました。
結局24キロほど走ったのですが、マラソンの前ですからこれくらいの距離は何回か走っておかないと42.195キロを走りきることは出来ません。
怪我をしないようにゆっくり走ったので2時間ほどかかりましたが、日常的な練習に一日2時間かかってしまうというのがマラソンの厳しいところです。
体調を整えるためには睡眠時間をきちんととったほうがいいということはわかっているのですが、睡眠時間を削って走る時間にまわしているというのが現状です。
学校のほうも今学期の後半に入ってきて、いよいよラストスパートという感じです。
これからは提出物が波のように押し寄せてきて、そのうちにFinal Presentationがやってきて、そうしているとFinal Examの時期になり、気がつくと今学期が終わっているといういつものパターンですが、今学期とこれまでの学期との違いは、今学期が終わると卒業ということです。
つまり、卒業関連のイベントも数多くあり、そのいくつかには僕も参画しているので、そちらのほうの仕事もしなければなりません。
これからも息の抜けない日々が続きそうです。
Goizuetaでの生活~其の二百七十三
上の写真は昨日のWBC (World Baseball Classic)のpublic viewingの様子です。
カリフォルニアロール、太巻き、寿司ケーキ、枝豆、鳥の唐揚げ、そして日本酒と、バラエティにとんだ日本食に日本酒もあるという魅力的なラインアップになりました。
というわけで、本日は昨日のWBCのpublic viewingの紹介の続きです。
昨夜の現地時間8時に試合が開始したのですが、ここまで来ると僕の仕事はもうほとんど終わっており、あとは試合に集中するだけです。
そして、食事も楽しみの一つです。
やはり日本食は最高ですね。
鳥の唐揚げを作るときに味見を兼ねてつまみ食いをしていたものの、やはりそれだけではお腹いっぱいにはなりません。
おかげさまで昨日は久しぶりに充実した食事を堪能することが出来ました。
日本人学生の方々、そしてその奥様、本当にありがとうございました。
実際の試合ですが、さすがに一回の表に先頭打者にホームランを打たれたときはみな静まり返りました。
スピードのある典型的な一番打者があの球をあそこに放り込めるのは、メジャーならではだと思います。
しかし、皆様御存知の通り、9-4で最終的には日本が勝ち、本日の決勝進出を決めました。
このようなイベントを企画するときにはいくつかの懸念事項があるのですが、ざっとあげると下記の通りです。
・天候による試合開催の有無と不確定な試合開始時間
・延長などにより試合時間が長くなる可能性があること
・片方のチームに大量点が入り、試合自体が淡白なものになってしまうこと
幸い昨日はこれらの懸念事項が現実のものとなることはありませんでした。
一番心配だったのは天気で、実際に昨日のLos Angelesの天気予報はあまりよくありませんでした。
観戦しているファンの方々が厚着をしていたのに気付かれた方もいらっしゃるかもしれません。
これらの懸念事項は僕らにはどうすることも出来ないことなので、起こらないことを祈るのみです。
その点、昨日は本当に幸運だったと思います。
最後になりますが、協力してくださった方々、参加してくださった方々、本当にありがとうございました。
2009年3月24日火曜日
Goizuetaでの生活~其の二百七十二
上の写真は昨日開いたWBC (World Baseball Classic)のpublic viewingの様子です。
僕はGoizueta Sports ClubのPresidentを努めさせていただいているのですが、一度はこのようなイベントをやってみたかったので、やっと成就したという感じです。
先日の韓国戦で日本が勝ち、昨夜日本とアメリカが対戦することが決まったので、そこから急いで企画し、準備をしました。
このようなイベントはタイミングが非常に難しく、「ここ」というタイミングで決行しないと、なかなか出来ません。
今回は、
・試験期間中や試験直前でないこと
・大きな課題の提出やpresentationがないであろうこと
・リクルーティングシーズンではないこと
・日曜日の夜ということで、週末でかけている学生も帰ってきているであろうこと
・他に大きなイベントがかぶっていないであろうこと
ということを踏まえての企画でした。
しかし、ふたを開けてみるとNCAA Basketball Tournamentという日本でいう甲子園のような大会があり、超強力なライバルが存在したということが判明しました。
というわけでそんなに大人数を集めることは出来なかったものの、酒と日本食で釣って人を集めました。
費用はSports Clubの予算を使い、あとは日本人学生、というかその奥様、に料理を作っていただきました。
僕も鳥の唐揚げを作ったのですが、作ってみて、揚げ物を量作るというのは結構大変だということがわかりました。
油の温度の調節が難しいですし、下手すると台所が油だらけになり、部屋中が鳥の唐揚げのにおいだらけになってしまうので、そのあたりは十分に気をつけなければなりません。
とにかく人に食べさせるものなので、火がきちんと通っているかだけには気をつけました。
昨日の夜タネを作って一晩寝かしておいたのですが、味付けも大丈夫そうでした。
試合はこちらの現地時間で夜の8時からだったのですが、唐揚げを全部揚げきるのに意外に時間がかかり、危うく遅れそうになってしまいました。
しかし何とか試合開始には間に合うことが出来、Coca-Cola Commonsと呼ばれる学校の地下レベルにある広場でみんなで試合を見始めたわけです。
長くなりそうなので、明日以降に続けさせていただきます。
2009年3月23日月曜日
Goizuetaでの生活~其の二百七十一
上の写真も昨日行ってきたCherry Blossom Road Raceの様子です。
期待ほどではなかったのですが、桜の花が咲いていました。
あと数日から一週間くらいすると満開になって、まさに「咲き誇っている」という感じになるのかもしれません。
Maconは非常にきれいで、のんびりした街でした。
アメリカの田舎を見るのは久しぶりでしたが、このようなところにすむのもいいなあと思いました。
僕は去年の11月末に人生初マラソンを走りましたが、来週末には人生二度目のマラソンが控えています。
その名もING Georgia Marathonです。
前回は目標の3時間にはるか及ばない3時間17分だったので、今回こそは3時間を切りたいと思います。
しかし、そううまくは行きそうにないというのが現状であったりもします。
まず、去年の11月から続いている右足首痛が治っていません。
毎日のようにアイシングをしているのですが、それで痛みは一時的に引くものの、走るとまた痛くなります。
恐らく今のように走り続けている以上痛みがなくなることはないのですが、フルマラソンを走りきれるかどうかはやってみないとわかりません。
そして、先日行ってきたGALAですが、その間は当然全く走ることが出来ませんでした。
6日間走らないと、いかにボートの上での生活が多くの運動を含んでいたとはいえ、状態は落ちてしまいます。
今はその一度落ちた状態を再び上げるのに必死です。
最後に、最近また野球を始めてしまったので、野球用の体作りとマラソン用の体作りの板ばさみになっているのです。
しかし、やはり走るだけより野球のほうが楽しいことは明らかで、どうしても野球用の体作りを優先してしまいます。
とは言うものの、だからといって3時間を切れないということではなく、それでも切れると信じているわけです。
特に今回のマラソンは、Emory Healthcareがスポンサーになっていることもあってか、当Emory Universityの周りもコースの一部になっているのです。
まさに留学生活の最後を飾るにふさわしいレースであり、アップダウンの激しい何コースであるとはいえ、是非とも3時間を切って有終の美を飾りたいというわけです。
というわけで、今から早速走ってこようと思います。
2009年3月22日日曜日
Goizuetaでの生活~其の二百七十
上の写真は今日行ってきたCherry Blossom Road Raceの様子です。
15キロのレースだったのですが、全体で2位に入ることが出来ました。
しかし、タイムは68分12秒という非常に微妙なものでした。
どうやら、実際の距離は17キロ程度だったようです。
このようなことは日本では信じられないことですが、アメリカでは、先日の5Kのように、よくあることなのです。
MaconはAtlantaから南に約90マイルのところにあり、片道1時間半ほどかかります。
なぜそんなことをしてまでこのレースに出たかというと、他に15Kのレースがあまりないからで、どのレースに出ようかと話しているうちに、流れで行くことにしてしまったのです。
今朝は4時半に起き、朝食を食べてから5時45分に家を出ました。
15Kですし、朝食は非常に重要です。
7時半ごろ現地に着き、その場で登録して8時半のスタートを待ちました。
今日のコースは平坦なコースであると思っていたのですが、最初の2キロくらいは坂の連続で本当に参りました。
かなり急な坂が、上り、下りと連続しています。
関節に相当な負担がかかるので、このまま15K続くのであれば棄権しようかなと本気で考えたくらいです。
幸い2キロ過ぎくらいからは平坦なコースになり、特にひざや足首の心配をする必要はなくなりました。
僕は最初は先頭を走っていたのですが、途中で抜かれ2位になりました。
最後のほうでまた抜かれ、一度3位に落ちたのですが、なんと僕を抜いたのは60歳になろうかという方でした。
その年でのあの走りは尊敬に値するものではありますが、それと勝負は別です。
若者(もうそんなに若くありませんが)が負けて入られないと思い、最後の最後でスパートをかけ、何とか2位でゴールしました。
僕は今日は60分以内で走ることを目標にしていたのですが、なんとタイムは68分12秒。
どうなっているんだろうと思い、混乱していたところ、他の人も同じように感じていたようで、どうやら距離が15Kよりも長いということがわかりました。
しかし、この国にはそのような些細なことを気にする人はいません。
僕も以前は気になっていたのですが、ここまで来ると「ああ、またか」という感じです。
何はともあれ、これまでのレースでの最高順位は3位だったので、今日はいい記念になりました。
2009年3月21日土曜日
Goizuetaでの生活~其の二百六十九
上の写真は昨日の50 days partyのときの様子です。
お世話になった教授陣とも、もうしばらくするとお別れです。
昨日は当Emory大学内で5Kの小さなレースがあったので、それに参加してきました。
参加費無料のレースなので、これほどおいしいものはありません。
これまでの5Kのベストは19分17秒なので、それの更新が目標です。
スタート直後は3位だったのですが、すぐ4位に落ちました。
2キロ地点くらいで一度3位に上がったのですが、そのあと抜かれて4位に落ちました。
後ろから来ていないことはわかっていたので、それからは3位に上がることのみに集中し、必死に追いかけました。
しかしもともと3位で走っているような人にはそれなりの走力があり、しかも僕が3位を狙っていることは当然わかっているので、相手も抜かれないように必死です。
最後にのぼりがあり、そこまでに差を詰めて最後に差すつもりだったのですが、相手もスパートをかけており、僕自身のスタミナも残りわずかになっており、そううまくはことは運ばず、4位でゴールしました。
ところがなんとタイムは21分12秒なのです。
確かに昨日は気温が高く、アップダウンも多いコースで、タイムが出にくい状況ではあったのですが、それでも21分12秒は遅すぎです。
先にゴールした人たちに聞いてみたところ、彼らのタイムも彼らの予想よりも数分程度遅いとのこと。
どうやら距離は5Kよりももう少し長かったようです。
しかし、留学してから2年目も後半となると、これはそう驚くべきことではないということがわかってきます。
このようなことは良くあることであり、みんなあまり気にしません。
そもそも無料のレースですし、そこまで期待するほうが無理ということでしょうか。
よくレースの案内に「公認コース」と書いてあるのですが、逆にそうでない場合は距離の測り方はかなり適当ということかもしれません。
僕は全体では4位だったのですが、年齢別では1位でした。
とはいっても小さいレース、そして学内のレースということもあって参加者のほとんどは20台の学生であり、僕のage groupには僕を含めて二人しかいなかったのですが。。。
というわけで、Tシャツを一枚getしてきました。
ベストの更新が出来なかったのは残念でしたが、レースの緊張感を味わい、Tシャツももらえたので、有意義なレースでした。
2009年3月20日金曜日
Goizuetaでの生活~其の二百六十八
上の写真は本日50 days partyが行われたMiller-Ward Alumni Houseのものです。
この建物は少し規模が大きく、そして普段よりは少し重要度が高いpartyなどに使われるようで、50 days partyはまさにその重要度が高いpartyだったのです。
50 days partyとはその名の通り卒業まで50 daysということです。
もうそんなところまで来てしまったのかと少し焦ったりもしますが、今はもうすぐ離れ離れになってしまう友達との別れを惜しみながらも自分のするべきことに集中するのみ、といったところでしょうか。
本日はそのまえにも面白いイベントがありました。
アメリカではいろいろな形でいろいろな資金集めが行われるのですが、募金集めにもアイデア満載という感じです。
何かというと、僕の同級生二人が音頭を取っている募金があるのですが、集まった金額によって彼らが頭髪、そして髭をそるというものです。
募金を集め始めてから彼らは髪の毛と髭を伸ばし始めており、結構な長さになっていました。
アメリカでは日本よりも髭を伸ばしている人が多いのですが、それでもそこまで伸びている人はなかなかいません。
というわけで、学校内でもかなり目立っていました。
そして目標額に達したということで、本日「頭全体を剃りおろす会」(眉毛を除く)が催されたのです。
われこそはという人たちが次々にバリカンを入れていき、髪の毛も髭もあっという間になくなっていきます。
長い間髪の毛と髭の下に隠れていた皮膚は、他の部分に比べて白くなっており、そのコントラストも印象的でした。
これまでもいろいろな形での資金集めを紹介させていただきましたが、アメリカではこのように楽しみながら資金集めをし、どのようにして注目を集めるかということを重視します。
確かにただ単に寄付を募るよりも、「募金してくれれば頭丸めます!」と言ったほうが、募金をする側にしても「もう少し出してもいいかな」と思うのかもしれません。
僕も見習って、いろいろなアイデアを、いろいろな場面で提供できるようになりたいものです。
2009年3月19日木曜日
Goizuetaでの生活~其の二百六十七
上の写真はGALA (The Goizueta Advanced Leadership Academy)の帰りのMiamiでの空港の様子です。
本当に疲れました。
昨日はPrincipled Leadershipのmeetingがありました。
teamはほとんどのコースでは自分達で誰と組むかを決めるのですが、僕がとっている科目の中では、この授業だけはteamがassignされます。
assignされると、普段はあまり組まないような友達と組むことになるので、結構面白かったりもします。
学校の中に知らない学生はほとんどいないので、突然組むことになって困るというようなことはありません。
今回のteam assignmentは、ケースを一つ読んでそのレポートをまとめるというものです。
GALA直後で他にもいろいろとやることが山積しており、一昨日学校から帰ってからcaseを一つ読みきるだけの余裕があるかどうかかなり不安だったのですが、そこまで複雑なcaseではなく、何とか読みきることが出来ました。
meetingは4時から始まったのですが、もうお互いに気心が知れているので、非常に効率的なmeetingとなりました。
5人のteamだったのですが、そのうち一人が議事録を取ることになりました。
caseの内容を、strategy、organization、financeに分け、それぞれの項目に関してどのような状況にあり、どのようにすべきかという意見を出していきます。
ここまでで、レポートの内容はほぼ決まりました。
レポート全体を三つに分け、それぞれに関して担当者を決め、残りの二人が最後の仕上げをする、ということになりました。
僕を含めてInternational Studentもいましたし、最後の仕上げをしないとばらばらなレポートになってしまうので、これは結構大事な仕事なのです。
僕は三つに分けたうちの二番目を担当することになりました。
meetingは正味40分くらいという、非常に効率的なものでした。
実際に社会に出てからも高効率的なmeetingが多いといいのですが、きっとそううまくは行かないのでしょう。
なんとなく、GALAから帰ってきたことを実感した一日でした。
2009年3月15日日曜日
Goizuetaでの生活~其の二百六十六
上の写真はGALA (The Goizueta Advanced Leadership Academy)の船上からの様子です。
本日は昨日の続きです。
二日目は昨日紹介させていただいたような一日だったのですが、実は僕は今日は船酔いになってしまい、30分ほど横になって寝ていました。
原因はいろいろ考えられるのですが、途中でお腹がすかないようにと朝ごはんをしっかり食べてしまったのがまずかったようです。
僕は普段シリアルは食べないのですが、ほかに食べるものがなかったので、シリアルを食べました。
量に加えて、普段食べなれないものを食べてしまったことが消化不良に拍車をかけたということでしょう。
10時のスタート直後からなんとなく気分が悪くなり、そのあと一度回復し、それからまた気分が悪くなって1時前後にコックピットから下の階に降りて横になり、2時前にはコックピットに戻ったのですがそこからまた気分が悪くなり、結局Sailingが終わる直前まで回復しませんでした。
というわけで、ところどころで力仕事を手伝ったのですが、頭を使う作業に関してはほぼ全く貢献できないという状況でした。
残念でしたし、悔しかったし、teammatesに対しては申し訳ない気持ちであったのですが、どうすることもできなかったというのが実際のところです。
夜は陸に上がっての食事会がありました。
食事会とはいってもそんなにたいしたものではなく、船上では今回は許されていないお酒を飲むことが主な目的です。
僕はお酒を飲まないのでその点に関してはあまり関係ないのですが、春休みに入って以来しばらく会っていない友人も多かったので、久しぶりに友人に会えるのは大きな楽しみでした。
食事に関しては、おいしかったのですが、明らかに観光客向けの価格設定がされていました。
僕は海老のScampiを食べたのですが、普通の大きさの海老が8尾くらいで30ドルでした。
他には米が出てきただけで、野菜も何もついておらず、普通に食べたら10ドルくらいだろうという感じでした。
明日は、他の一つのteamと協力して目標を達成しなければいけないという課題があり、夜はそのための朝の作戦会議の場所と時間を決めました。
今日はだいぶ苦労したので、明日は多少Sailingをしやすくなると自分達に期待しているところです。
2009年3月14日土曜日
Goizuetaでの生活~其の二百六十五
上の写真は今日のGALAの様子です。
夕日をとったのですが、やはりきれいですね。
言葉にすることは難しい美しさでした。
本日はGALAの二日目です。
二日目とは言っても、昨日はSailingを教えてもらっただけなので、自分達でSailingをするのは今日がはじめてです。
今日の課題は、4つある島の周りを出来るだけ多く周った上で、41度線を4時までに越えるというものです。
4時までに41度線を越えなければいくつ島を回っても番外になり、4時までに41度線を越えれば、いつ越えたかにかかわらず回った島の数が多いほうが勝ちとなります。
昨日の作戦会議で決まったのは、島を出来るだけ多く周り、1時になったらいくつ島を周れたかにかかわらず、とにかく41度線を目指すということでした。
今朝は6時半に起き、食事をして準備をし、10時のスタートまで練習をするということになりました。
最初の島の周りを回るまでは、Instructorに教えてもらえますが、そこからは自分達で行かなければなりません。
予想通り、最初の島までは何の問題もなくつき、その島の周りも周るのも特に問題はありませんでした。
しかし、当然のことながらInstructorに教えてもらえたからです。
その時点までは、Instructorに頼っていることは認識していながらも、自分達でもどうにかできるだろうと思っていました。
少なくとも僕は何とかなるのではないかと思っていたわけです。
ところが、Instructorの手を離れた瞬間にボートは進むのをやめ、その場をくるくると回り始めました。
各team6人なのですが、誰も何をすればいいかわかっておらず、とりあえずこうすればいいのでは、ということをしてみました。
ところがそれでもボートは進まず、止まったり、突然その場で回ったりするだけです。
あとでわかった、というかあとでやっと実感し理解するにいたったことですが、Sailingにおいては、風と帆の向きが命です。
みなそれは知っていたのですが、きちんと理解していなかったのです。
というわけで、とりあえずこうすればいいのでは、ということをいくつか試しているうちに、みなやっと少しずつどうすれば良いかがわかってきました。
そして何とか動き出したのですが、まだどう向きを変えて良いのか、どうやって速度を調節すれば良いのかが掴み切れていませんでした。
やっと二つ目の島を周ったころには、もう1時近くになっており、41度線を目指すことになりました。
そうなるとひたすら41度線に向かうだけです。
41度線へはひたすら北上するだけだったのですが、北へ向きを変えるのは特に問題はなく、あとは快適なSailingでした。
ところが、41度線には2時ごろにはついてしまい、結果的にはあと一つか二つ島を周るべきだった、少なくともそう試みるべきだった、ということになりました。
しかしその時点ではもう手遅れで、41度線についたのは他のどのボートよりも早かったのですが、島を3つ周ったボートがあったので、今日の競争では勝つことは出来ませんでした。
長くなりそうなので、また明日以降続けさせていただきます。
2009年3月13日金曜日
Goizuetaでの生活~其の二百六十四
上の写真は今日のGALA (The Goizueta Advanced Leadership Academy)の様子です。
本当にきれいな海です。
今日はいよいよGALAのSailingの初日です。
昨夜はSt. Thomasのホテルに泊まったのですが、なんと一部屋に6人で寝ました。
そういうことの出来る部屋では会ったのですが、さすがに一部屋に6人で寝たのははじめてです。
しかも近くで寝ていた友人の一人のいびきが異様にうるさく、ほぼ一睡もできないという最悪の状況でした。
しかしそうは言ってもGALAは待ってくれません。
ふらふらの状態でSt. ThomasからBritish Virgin IslandのTortolaに向かいました。
ちなみにTortolaへはフェリーで1時間くらいかかったのですが、その中ではぐっすりと寝て、夜眠れなかった分を多少取り戻しました。
Tortolaではteammateと待ち合わせをして、いよいよボートに乗り込みます。
11時ごろボートに乗り、待ちに待ったSailingが始まりました。
まずボートの中の設備などの説明があり、昼食のサンドイッチを食べました。
パンにレタス、トマト、チーズ、ハムをはさんだだけの簡単なものですが、ボートの上ではこれが御馳走です。
その場の雰囲気もあり、結構充実した昼食でした。
午後は実際にSailingをしました。
僕はSailingをするのは初めてだったのですが、僕のteammateは全員初めてであり、それはその場で教えてもらえます。
最初は右も左もわからない状況でしたが、夕方には一通りのことがわかるようになりました。
興奮と緊張が入り混じったような状態であり、今日の午後の時間はあっという間に過ぎました。
夕食は、あらかじめ料理されたものを温めただけの料理でしたが、それもボートの上では貴重な食料です。
やはり食事には雰囲気が非常に大事なもので、ボートの上でteammateと食べたということもあってか、とてもおいしく感じました。
食事のあとは本日の復習です。
まず、Sailingの感想、そしてそこで学んだことを話し合います。
今日は初日ということもあり、そこまで緊迫感はなかったのですが、明日からはいよいよteam対抗の競争が始まるので、緊迫感が出てくると思います。
それでも、天気という予想もつかず自分達ではどうすることも出来ない状況の中、何とかしてSailingをしなければいけないという状況に変わりはなく、多くのことを学びました。
個人的には、特に今日のような右も左もわからない状況では、最初は自分も他人も非常にリスク回避的になるということが印象的でした。
つまり、そのリスクを以下に早い段階で認識し、査定するかが大事だということではないでしょうか。
そのあとは、明日何をするかが発表され、明日に向けた作戦会議に入ります。
明日からはいよいよteam対抗の競争が始まります。
2009年3月12日木曜日
Goizuetaでの生活~其の二百六十三
上の写真は先日行ったOrlandoの帰りに寄ったガソリンスタンドの様子です。
ここはちょっと高かったですね。
他の場所はもう少し安かったような気がします。
今日から待ちに待ったGALA本番であります。
GALAに参加するためには、まずその場所に行かなければなりません。
というわけで、今日はカリブ海にあるSt. Thomasまで来ました。
朝7時10分発の飛行機だったのですが、結局昨夜は一睡もせずに午前3時40分に家を出ました。
一度寝てしまうと寝坊をするのが怖かったというのが本音です。
そして、歩いてMARTAのDecatur駅まで行きました。
地図で確認したところ、1時間半ほどかかる計算だったのですが、実際には50分もかかりませんでした。
駅についてしまえばこちらのもので、そのあとはMARTAで空港まで行きました。
チェックインを済ませてからは、ひたすら寝て飛行機を待ち、飛行機の中でも離陸と着陸の記憶がないほど寝ました。
Miamiで飛行機を乗り越えたのですが、Miamiの空港では空港職員がみなスペイン語を話しております。
室内だったので、屋外の気温はわからなかったのですが、空港にいる人の服装も明らかにAtlantaの人のそれとは違い、「夏」という感じでした。
Miamiの空港でもひたすら寝て、1時発のSt. Thomas行きの飛行機を待ったのですが、St. Thomas行きの飛行機の中でもひたすら寝ました。
St. Thomasへは僕は初めて行ったのですが、その空港は非常に小さく、仮設空港といった印象です。
リゾート地としてはそこそこ有名らしく、多くの観光客が訪れていました。
当然ではありますが、そこはカリブ海であり、Tシャツ一枚の世界です。
僕はいませんでしたが、Atlantaでは10日ほど前に雪が降っており、まさに別世界に来たという感じです。
St. Thomasのホテルでは久しぶりに学校の友人に会い、明日からGALAが始まるという実感が湧いてきました。
St. Thomasはアメリカ領のVirgin Islandなのですが、明日朝はイギリス領のVirgin IslandであるTortolaに向かい、いよいよSailingが始まります。
2009年3月10日火曜日
Goizuetaでの生活~其の二百六十二
上の写真は昨日行った買い物の際の買い物籠の様子です。
あと数日でGALAに行くので、それまでに必要な野菜と牛乳をとりあえず買ってきました。
GALAに関しては、また後日詳しく説明させていただきます。
というわけで、昨日の続きでありますが、草野球レベルとはいえ、ちゃんとしたトライアウトを受けたのも初めて、ドラフトにかけられ、そして指名されたのも初めてということになりました。
恐らく60人から70人くらい選手がいたと思うのですが、全体で20番目くらいで指名してもらったようです。
投手、内野の複数の守備位置を守れ、左打ちというのが大きかったようです。
実際に3チームほどからドラフト前に声をかけられました。
人間誰でもそうだとは思いますが、僕は人に見てもらえることに非常に喜びを感じる人間なので、もうまるで天にでも昇るような気分でした。
非常に楽しかったですし、予想以上に評価をしてもらったのでとてもうれしかったのですが、実際にプレーをしている最中、特に守っているときは恐怖の連続です。
なぜなら、相手が硬球だからで、まともに目にでも当たろうものならほぼ失明は確実なのです。
怪我を怖がっていては野球は出来ませんし、怪我を恐れていると逆に怪我をしやすくなるのは確かですが、かといって恐怖感を完全に拭い去ることは出来ません。
しかも参加した選手の中には190センチ、90キロ級の筋骨隆々の人も何人かおり、元プロ選手も数人含まれていたそうです。
確かに、明らかにレベルの違う人が数人いました。
そのような人が思いっきり打った打球がイレギュラーでもして体に当たったら、大怪我確実です。
昔からの癖で体で打球を止めにいってしまうのですが、それは常に大怪我と隣りあわせなのです。
僕より背が低い人でも、体の各部位の太さは明らかに僕とは違いましたし、その意味では僕はかなり場違いな存在でした。
そのわりには頑張れたとは思いますが、これからの試合のことを考えると本当に怖くなってしまいます。
しかしここまで来るとそんなことは言っていられないので、覚悟を決めてやるしかありません。硬式野球をやるのは人生で恐らく最後になるので、大怪我覚悟で気張ってこようと思います。
ちなみに明らかに格の違う人はごく少数で、素人同然の人もおり、要するに幅広いレベルの人が集まっていたわけです。
Goizuetaでの生活~其の二百六十一
上の写真は一昨日のトライアウトのグラウンドの様子です。
多少のでこぼこや芝がはげている部分はありましたが、それでも日本では滅多にお目にかかれないようなすばらしいグラウンドでした。
このあたりはアメリカで野球を出来る幸せを感じるところです。
さて、本日は昨日の続きです。
自分ではそんなに打つほうがうまく行ったという意識はなかったのですが、打撃が終わったあたりから周りにいる監督、コーチから急に声をかけられるようになりました。
僕は左打ちなのですが、どうやら左うちの内野手を欲しがっているチームが多いようです。
最初は監督、コーチが僕のほうを見て笑っているので、「何か僕は変なことをしてしまったのだろうか。」と思ったのですが、どうやら気に入ってくれたということのようでした。
というわけで、このあたりでどうやらどこかのチームには入れそうだということはわかってきました。
そのあとはピッチングがあったのですが、僕は高校時代からずっと肩を痛めていたということもあり、あまりピッチングをするつもりはありませんでした。
しかしまあせっかくの機会だからということで、約12年ぶりにマウンドの上から硬球をキャッチャーに向かって投げたわけです。
ところがこれがまた自分でも信じられないほどいい球がいき、3球ほど投げたカーブも1球はいいところに決まりました。
ただ、僕は他の選手に比べて圧倒的に体が小さく、そして細く、ほとんどの選手は僕よりはるかに速い球を投げていました。
ちなみにピッチングは一人10球です。
というわけで、意外にあっさり、そして気分よくピッチングが終わりました。
あとは各チームの監督、コーチがドラフトをし、そこで指名されるのを待つだけです。
このあたりになるといろいろなチームの監督、コーチから声をかけられ、どのポジションを守れるか、いつごろまでどのレベルで野球をやっていたか、などという質問をされました。
草野球レベルとはいえ、僕は今までの人生でいわゆるスカウトのような人に声をかけられた経験が全くないので、このときには完全に舞い上がってしまい、まるでスーパースターになったような気分でいました。
また長くなりましたので、明日以降続けさせていただきます。
2009年3月9日月曜日
Goizuetaでの生活~其の二百六十
上の写真は昨日行ってきた野球のトライアウトの様子です。
トライアウトのすぐあとに、各チームの代表者がドラフトをしているのです。
結論から紹介させていただきますと、何とか僕もドラフトにかかることが出来ました。
最近何度か紹介させていただいておりますが、ここ数ヶ月ずっと慢性的な右足痛に悩まされております。
しかしそんなものに負けてはいられないということで、昨日は朝約10キロ走ってからトライアウトに行ってきました。
ところがそのおかげでトライアウトに遅れてしまい、かなり焦ったりもしました。
しかも昨日は天気予報に反して天気が悪く、小雨が降っていてかなり芝が湿っていました。
トライアウトは最初が守備、そしてそのあとに打撃、最後がピッチングです。
遅れていったということもあり、そしてそのまえに10キロ走っていたということもあり、アップなしでいきなり守備に入りました。
もう始まっていたのですが、何とかショートのポジションには間に合いました。
ちなみにアメリカではアップなどというものはほとんどしないので、誰もそんなことは気にしません。
守備位置ごとに4球ずつノックを受けるのですが、最初のごろはジャッグルした上に大暴投をするというなんともいただけないスタートとなってしまいました。
そのあとは何とか無難にさばけたのですが、特にアピールできたわけでもなく、守備はあっさり終わってしまいました。
それから自分でアップをし、周りにいた人に頼んでキャッチボールをしてもらいました。
そのころにちょうど打撃が始まったので、守備位置につきながら自分の順番を待ちました。
僕は最後のほうだったので、ひたすらショートの守備位置で飛んでくる打球を待ちました。
最近まともに野球をやる機会があまりなかったので、こうやってなれていくしかありません。
やっと自分の順番が来たので、今度は入念に体を温めてから打席に入りました。
一人5球打つことが出来ます。
これもかなり不安だったのですが、ヒット性の打球を2本打つことが出来、うち1本は完璧にミートすることが出来ました。
長くなりそうなので、また明日以降続けさせていただきます。
2009年3月1日日曜日
Goizuetaでの生活~其の二百五十
上の写真は今日の昼にWaffle Houseで食べたワッフルです。
僕はWaffle Houseに行くのは初めてですが、ワッフルは大好物なのです。
さて、先日から実質的に始まった僕の春休みですが、僕はOrlandoに行くことにしました。
目的はずばり、Atlanta BravesのSpring Trainingを観に行くことです。
Orlandoと言えば、Disney Worldを始めとしたリゾート施設が有名で、この年の男が一人でOrlandoに何をしに行くの?と言う感じですが、BravesのSpring TrainingはまさにそのDisneyの施設内で行われているのです。
というわけで、Orlandoに行くことになったのですが、費用は徹底的に切り詰めるしかありません。
ヒッチハイクではないのですが、ちょうどOrlandoに行く友人がいたので、その友人に乗せていってもらうことにしました。
朝9時半にAtlantaを出て、休憩3回をはさみ、ひたすら来るまで南下しました。
ついたのは夜の6時ごろですが、よく6時についたなあという感じです。
車には乗っているだけなのですが、それでもかなり疲れます。
ついたときは全員ぐったりでした。
今日は天気がひどく、朝Atlantaでは雨が少し降っている程度だったのですが、そのあとは雨が強くなった上に強風が吹き、フロントガラスがバチバチ言っていました。
路面は当然濡れていますし、前が一時的にほとんど見えなくなるという最悪の状況でしたが、午後になると晴れてきました。(というか晴れている場所に出ました)
風は最後まで強かったのですが、途中まで来ると気温が明らかに高くなり、いかにもFloridaという感じでした。
ちなみに気温が高くなったときはぎりぎりでGeorgiaだったのですが。
GeorgiaとFloridaは隣接しており、Georgiaの南がFloridaになります。
午前中は雨のおかげで周りがほとんど見えなかったのですが、午後は何もないところにハイウェイが一本走っているといういかにもアメリカという風景の中をひたすら走りました。
宿は安ホテルそのものなのですが、僕にとってはそれで十分です。
食料なども全部持ってきたので、ひたすら自炊をして過ごそうと思います。
Orlandoでは4泊ほどする予定です。
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