米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2008年6月29日日曜日

アメリカ文化紹介~其の六十



上の写真は先日のNike Run Clubの様子ですが、このようにスタッフたちも非常にリラックスした感じです。

日本的に見ると仕事中なのに緊張感がないという風になるのですが、アメリカではごく普通のことです。

アメリカに来たばかりのときはかなり面食らいましたが、今となっては日本はちょっと堅苦しいなあと感じてしまいます。



さて、今日も早速朝からNike Run Clubに行ってきました。

土曜日に7時に起きると一日が非常に長く感じられ、得した気分です。

今日はIndian Runというのをやりました。

アトランタでは毎回同じコースを走るだけですが、ニューヨークでは毎回テーマが決められていて、ちょっとしたクラブ感覚を味わえます。

僕はこのIndian Runというのは初めてだったのですが、なかなか面白かったです。

まず、このIndian Runが何かということを、今日の僕の経験を基に説明させていただきます。

走る前に、走る速さによって10人ごとのグループに分けられます。

そしてその10人が一列縦隊(なんか日本語って感じですね)になります。

一列縦隊になったまま一斉に走り出すのですが、ここで一人一人の感覚がぎりぎり足がぶつからないくらいにならないといけません。(実際はかなりばらばらでしたが)

走り始めたらすぐに一番最後の人が全員を追い抜いて列の先頭に回ります。

そして列の先頭に回ったらすぐに手を上げ、それを合図にまた一番最後の人が全員を追い抜いて列の先頭に回ります。

これをひたすら繰り返すのです。

僕は今日も一番早いグループに入ったのですが、そんなにペースは速くありませんでした。

1周0.55マイル強(900m弱)の2/3をIndian Runで走り、残りを流す、というのを6周しました。

これは走っている最中にペースを変えることの練習だそうです。

普通に走っていても前の走者を追い抜いたりすることはありますし、坂を上るときは速度を保つためには力を入れなければなりません。



今日は結局8マイル弱(12キロ強)走ったのですが、朝からいいトレーニングをすることが出来ました。

ただ、おそらく今日は走っていた時点で気温が25度前後はあった上にニューヨークにしては湿度が高かったので、走るにはあまりいい条件ではありませんでした。

これからは特に水分補給には十分注意していきたいと思います。

Goizuetaでの生活~其の八十五



上の写真は先日行ったロックフェラーセンターのものです。

こういうのを見ると、「ニューヨークに来たんだなあ」と思います。

やはり大都会、世界の中心という感じがします。



さて、最近毎日のように行っているNike Run Clubですが、金曜日と日曜日はありません。

金曜日は「飲みに行け」、日曜日は「教会へ行け、そして休め」ということでしょう。

というわけで、今日は久しぶりに学校の友達と会いました。

最近誕生日を迎えた同級生が数人いて、その誕生日会がありました。

そんなに長い間あっていないわけではないのですが、毎日のように会っていた友人数週間会わないと、本当に久しぶりな感じがします。

ニューヨークは大都会で人と人との距離が少し離れているので、開放的なアトランタの空気に触れることが出来てほっとしました。

たいしたことを話したわけではないのですが、やっぱり友達って良いなあとつくづく感じました。

しかし飲み物一杯9ドルにはやはり抵抗を感じざるを得ません。

そんなに高級なところではなく、普通のバーだったのですが。

アメリカでは「日本は物価が非常に高い」という認識が一般的のようですが、僕の印象ではアメリカのほうが日本よりよっぽど物価が高いです。

特にニューヨークはこれでもかというほど高いですし、外税の上にチップを払うので、下手すると東京の倍くらいになりかねません。



アメリカと日本には違いが多くあるのですが、アメリカでは誕生日会は誕生日を迎える人間自らやることが一般的のようです。

今回も誕生日を迎えた同級生のうちの一人が幹事をしました。

といっても場所を決めて集まるだけですが。

別に予約はしませんし、日本のように開始時間が決まっていて、締めがあるわけではありません。

帰りたくなったらみんなあっという間に帰ります。

同じようなことは送別会にもいえます。

日本では送別会は送別する側が開きますが、アメリカでは送別される側が開きます。

以前アトランタから引っ越した友達は、引っ越す前にホームパーティーを開いていました。

どちらが良いということはないのですが、本人が開くと周囲が余計な気を使う必要がなくて楽なような気もします。

そのあたりは何をするにも合理性第一のアメリカならではかも知れません。

2008年6月28日土曜日

アメリカ文化紹介~其の五十九



上の写真も今日のNike Run Clubからのもので、借りた靴とそこにつけた荷物のチケットです。

荷物はNiketownに預けることが出来、そこでチケットをもらいます。

そのチケットはご覧のように靴に装着できるようになっており、余計なことを気にせず走ることが出来ます。

このあたりは本当にうまく運営されていると思います。



今日は6マイル強(約10キロ)走りました。

Central Parkの貯水池の周りを2.5周したのですが、他の人のペースが早く、あっという間においていかれました。

自分の調子が悪かったのか他の人が早かったのかしりませんが、かなり悔しかったです。

でも体は全く言うことを聞きませんでした。



さて、最近このNike Run Clubのことを散々紹介させていただきながらその目的をきちんと説明していなかったのですが、これに参加する第一の目的はずばり「友達作り」です。

ニューヨークには同級生がインターンでいっぱい来ているものの、やはりアトランタに比べて周りに友達がいないのが現状です。

しかも、ニューヨークにせっかく来たからには同級生だけとではなく、ニューヨークならではのネットワークを作りたいというのが本音です。

ネットワーク作りにはいろいろな方法がありますが、かといってそれにかけるお金はありません。

そうなると手段は限られてきて、このような無料イベントを活用するというのが有効な手段なのです。

最も一般的な手段は教会に行くことなのですが、そこにはまだ至っていません。

一緒に走ることによって、走っている間に話すこともあれば対抗心を燃やすこともあり、また走る前後には練習方法やどの靴がいい課などを話したりします。

アメリカ人は初対面のときから結構プライベートな領域まで深入りするので、こちらも逆に気兼ねなく話をすればかなり仲良くなれます。

すでに何人かの人とは顔見知り以上にはなり、毎回「また来たね」から始まっていろいろな話をするようになりました。

正直なところ今は走ること自体に一生懸命で、友達作りまで気が回っていないのですが、ニューヨークにいる間にいい友達を作れればと思っています。

ニューヨークなので、ひょっとしたらすごい人が身近にいるかもしれないと思うと、ちょっとわくわくします。

2008年6月27日金曜日

アメリカ文化紹介~其の五十八



上の写真は今朝撮ったもので、見てのとおり放水車です。

朝から丹念に水を中央分離帯の植木にかけています。

ニューヨークをはじめアメリカは全体的に日本よりも乾燥しているので、植木を維持していくためには、こまめに水をかけないといけないのかもしれません。



ニューヨークでは最近は最高気温が30度弱、最低気温が20度前後という日が続いております。

前述のとおり日本に比べて湿度が低いので、歩いていて汗だくになることはありませんし、あまり暑さは感じません。

先日一時的に最高気温が40度近くまで行ったときはどうなることかと思いましたが、その後は落ち着いてきています。

これから暑くなることはほぼ確実ではあるのですが、僕は暑いのが非常に苦手なので、少しでも気温が低くおさまってくれるのを期待してやまない今日この頃です。



さて、今日もNike Run Clubに行ってきました。

先週も行ったParagon Sportsで開催されていたものなのですが、今日もトラックを走りました。

400m、800m、1200m、をそれぞれ2本ずつです。

これを1マイル6分30秒(100mを約24秒)のペースで走るので、これはかなり厳しいです。

最近良く走っているので慣れてきているのと、今日もNikeのランニングシューズを借りて走ったことから何とかすべて規定のペース以上で走りきることが出来ましたが、かなりばてました。

最後のほうは本当に逃げ出したくなるほど辛かったです。



また今日はSportsBandという腕時計の貸し出しもありました。

これはその腕時計を装着し、センサーを靴底に仕込むことで、自動的に時間と距離を計算してくれる、というものです。

これはなかなかの優れもので、あったら楽しいだろうなあとは思いました。

今はお金がないのでとても買うにはいたりませんが。

ちなみに他のメーカーでも似たようなものが出ているらしく、これからは皆そのようなものを持っているという時代になるのかもしれません。

今日はせっかく装着したものの、苦しすぎていちいちペースを確認するにはいたりませんでした。

まだそのようなものを使いこなすには早すぎるということかもしれません。

次回このような機会があったらもっと有効活用したいと思います。

2008年6月26日木曜日

アメリカ文化紹介~其の五十七



上の写真は、今日行ったNike Run Clubのものですが、左側が今日借りて履いた靴靴、右側が自分の靴です。

ごらんのように僕は靴はReebokで、靴下はAdidasです。

Nike Run ClubといってもNike以外は認められていないなどということはなく、Nike以外の靴や洋服を着ている人もいっぱいいます。

今日は走った後にJamba Juiceのシェイクが出されたので、おかげさまで栄養バランスを整えることも出来ました。

このあたりもNike Run Clubの利点の一つです。



さて本日は昨日のMTAのバスの紹介の続きです。

ニューヨークに限ったことではありませんが、アメリカでのバス内での乗客の様子の特徴は、運転手と話をする人がいることです。

当然運転手と乗客はもともとの友達ではありません。

しかし話し好きの人は、かなり積極的に運転手と話しをします。

以前MTAのバスの一番前の席に座っていたときに突然「運転手と話をしているのか?」と聞かれました。

「していない」と答えたところ、「運転手と話をしたいから席を替わってくれ。」といわれました。

びっくりしたのですが、席を替わらない理由もないので替わったところ、突然世間話を始めました。

しかも、初対面にもかかわらずその内容は多岐に渡っていました。

最近の仕事の様子からこの前の週末に何をしたか、そのほか家族構成の紹介から家族とどういう旅行に行ったかなど、話題は尽きません。

初対面の日本人同士ならまず話さないようなプライベート情報満載で、文化の違いを痛感しました。

しかもそれを一番前で大声で話しているので、前のほうに座っているほかの乗客にはばっちり聞こえているのです。

このあたりは本当に文化の違いとしか言いようがなく、乗客同士でも初対面で話を始めたりします。

最初はかなり抵抗があったのですが、せっかくアメリカにいる以上はアメリカの文化を受け入れなければ損であることは明らかです。

というわけで、最近はたまに暇なときは隣に座っているほかの客に話しかけて時間をつぶしたりします。

このあたりはやはりアトランタのほうが開放的でのりがいいのですが、ニューヨークでも無視されるようなことはありません。



バス同様地下鉄にも大変お世話になっているのですが、そのあたりの話はまた後日紹介させていただきたいと思います。

2008年6月25日水曜日

アメリカ文化紹介~其の五十六



上の写真はニューヨークの公共交通機関であるMTAのバスのものです。

ニューヨークでは移動の手段はひたすらバスか地下鉄です。

車は持っていませんし、持つとかなり費用がかかり、また駐車場を探したりするのも大変そうです。

ニューヨークに住んでいる人はちょっとお金持ちになるとすぐにタクシーを使うようになりますが、僕にはそんな余裕はどこにもありません。



本日はMTAのバスを紹介させていただきたいと思います。

当然路線にもよりますが、アトランタと違いさすが大都会だけあってバスも頻繁に来ます。

アトランタでバスに乗るときは必ず時刻表をチェックしてから行きますが、ニューヨークではその必要は基本的にはありません。

バスの中も思いのほかきれいです。

以前はもっと汚れていて、いすなども古かったりした記憶があるのですが、今はかなり改善されているようです。

また、バス内の治安に問題があった時期もあったようですが、最近ではそういうことはあまりないようです。

ニューヨーク全体の治安も改善されているようです。

バスは結構くまなく走っているので、その意味ではかなり重宝しています。



ところが、一つ大きな問題があります。

それはバスの典型的な問題なのですが、「遅い」のです。

そして時間が計算できません。

これも路線によるのですが、多くのバスは2ブロックごとくらいに停留所があります。

人の乗り降りが激しいので、停留所でとまらないことはまずありません。

誰も待っていなくても、そして誰も「stop request」を出さなくても、運転手がバスを止める場合もあります。

そして、停留所に止まることにより、だいたい次の信号に引っかかります。

これでは時間がかかるはずです。

急ぐのならバスなんかには乗るな、ということでしょうか。



乗客の様子ですが、日本のように携帯電話を操作している人はほとんどいません。

ただ、アメリカではバス、電車内での携帯電話での通話は規制されておらず、携帯電話でずっと話をしている人は結構います。

また、寝ている人もいます。

アメリカでは、車内の治安に問題があったせいか、以前は車内で寝る人はほとんど見かけませんでした。

以前アメリカ人の友達に「日本人は車内で寝る」という話をしたときに、「日本人は働きすぎなんだ」といわれましたが、結局治安がよければ車内で寝たいのは同じのようです。

僕もよく車内で寝ます。

ちょっと長くなりそうなので、また後日続けさせていただきます。

2008年6月24日火曜日

Goizuetaでの生活~其の八十四



上の写真は今日も観に行ってしまったBravesの試合のTurner Fieldの様子です。

この三塁側の奥の最上階にあるSKY FIELDでは子供たちが遊べるようにホームベースやマウンドなどがあります。

そこで子供たちは自分たちのヒーローになりきって走り回っています。

また、アトランタは比較的暑い地方ということもあって、冷たい蒸気が噴射されている道もあり、そこを歩くとちょっとひんやりした感じになれます。



というわけで、昨日の快勝に気をよくして、今日も観に行ってしまいました。

Seattle Marinersとの三連戦の最終戦です。

今日は昨日とはうってかわり、最初からBravesペースでした。

4番のMark Teixeira選手の三本のホームランなどで8点を取った我らがBravesが8-3で快勝しました。

Teixeira選手は今シーズンこれまであまり調子が上がっていなかったのですが、これを期に頑張ってほしいものです。

個人的には、Ruben Gotay選手の2点タイムリーヒットが効いたと思っています。

この選手はNew York Metsから移籍してきた選手なのですが、僕は以前から「いい選手だなあ」と思っていました。

控え選手なのですが、守備も良いし左右打ちだし、重宝する選手だと思います。

また足をきちんと使ったプレーをするという意味で日本向きの選手であることも確かであり、もしかしたら将来日本で見ることが出来るかもしれない選手です。



Marinersのイチロー選手は無安打、城島選手は出場しませんでした。

城島選手は最後のバッターが打席に入っているときにネクストバッターズサークルにいたので、もし一人でもランナーが出ていたら最終回に打席に立っていたかもしれません。

昨日のほうが劇的な試合で面白かったのですが、今日は安心して試合を見ていることが出来ました。

どちらかだけだと疲れるか退屈してしまうかなので、両方の試合を繰り返しながらこれからも勝っていってほしいものです。



今日は日曜日だというのに、昨日に比べてお客さんの入りがいまいちだったような気がします。

デーゲームだったので、暑さと日差しを嫌がったのかもしれません。

湿度が低い分ましなのですが、最高気温が30度前後の中で昼間に試合があると、見るほうもやるほうも大変ですし、日焼けにはかなり注意しなくてはなりません。



残すところあと一日のアトランタ滞在になってしまいましたが、つかの間の休息を満喫したいと思います。

明日夜にニューヨーク向かう予定です。

2008年6月23日月曜日

Goizuetaでの生活~其の八十三



上の写真は今日観に行った野球の様子で、皆さん御存知のMarinersのイチロー選手です。

昨日アトランタに帰ってきたのですが、昨夜は興奮と嬉しさのあまり明け方まで眠れませんでした。

やはりアトランタの力は偉大です。



昨晩はここぞとばかり料理に励んだのですが、せっかくだから野球でも観に行こうかと思って我らがAtlanta Bravesの予定を調べたところ、なんとあのSeattle Marinersとの試合があるということがわかり、早速行って来たのです。

僕はアメリカではイチロー選手も城島選手も見るのは初めてです。

日本人の僕としては心の持ちようが非常に難しい試合で、イチロー選手と城島選手には活躍して欲しいけど、試合はBravesに勝って欲しい、というのが正直なところでした。

イチロー選手は2安打2盗塁の活躍。

普通の選手なら大活躍かもしれませんが、イチロー選手にとっては当たり前かもしれません。

城島選手は無安打でしたが、鋭い打球を連発していました。



今日はMariners戦ということもあってか日本人が多かったようで、その上夏休み中の土曜日だったので、観客動員数は4万7千人を越えていたようです。

中には「フクドメ」とカタカナで書かれたChicago CubsのTシャツを着ていたファンもいました。

アメリカにはいろいろな人がいます。



肝心の試合ですが、8回表まで4-1とリードされていたのを、8、9回で2点ずつ取り逆転サヨナラで勝つという、劇的な展開でBravesが勝ちました。

1回表に取られた3点は代役ショートのOmar Infante選手の2つのエラーによるものだったので、Infante選手が一番ほっとしているのではないでしょうか。

8回途中までは完全な負けゲームでかなり憂鬱でしたが、試合に勝った瞬間には本当に来てよかったと思いました。

8回裏二死無走者からのRuben Gotay選手のホームランで流れが一気に変わりました。

ホームランが出た瞬間には「これで流れが変わってくれれば」と思ったのですが、本当にそれで流れが変わってしまったのです。

僕がアトランタに帰ってきたのをBravesも祝福してくれているようで、ちょっといい気分になってしまいました。

2008年6月22日日曜日

Goizuetaでの生活~其の八十二



上の写真は昨日紹介させていただいたParagon Sportsの様子です。

バットだけでこれだけの品揃えがあるのはすごいと思います。

他のスポーツに関しても同じような感じでしたし、価格設定も適切だという印象を受けました。



さて、今日から週末を利用して、インターンの合間に一度アトランタに戻ってきました。

ニューヨークも良いですが、やはり僕にはちょっと都会過ぎます。

Emory大学周辺はアトランタの中でも特に住環境がいい地域なのですが、やはりこののんびりとした自然に囲まれた環境が僕は大好きです。

まだアトランタに来て1年弱なのですが、早くも生まれ故郷のような感じがしています。

どんなことがあっても、アトランタだけは僕を暖かく迎えてくれる、僕はそう信じています。



というわけで、今回も経費節減のためにChinatown Busに乗って帰ってきました。

バスに揺られること約13時間、ぐっすり寝て、これまで読めなかった本を読むことも出来ました。

13時間もあるとさすがに時間をもてあましてしまうこともあるのですが、時間の使い方を用意しておくと結構時間の有効活用をできるものです。



さて、アトランタに帰ってきた目的ですが、ずばり生活のためです。

具体的には、ニューヨークで何が必要かどうかがわかったので、不必要なものを持って帰り、必要なものを持って行くことにしたのです。

必要なものは、主に台所用品です。

僕は今ニューヨークでは友人宅をSubletしているのですが、そこには台所用品がほとんどありません。

買おうかとも思ったのですが、ニューヨークは物価が高いですし、使うとしても数ヶ月なのでもったいないなあと思ったわけです。

そうであれば、アトランタから持って行き、またアトランタである程度料理をしてそれをそのままニューヨークに持って行こうと考えたわけです。

それで往復の旅費200ドル分の価値があるかどうかはかなり微妙なところですが、やはり自分の家というものはいいものなので、思い切って帰ることにしました。

早速どっさりと食料品を買い込んできました。

準備万端といった感じです。

というわけで、今週末はひたすら料理に励みたいと思います。

2008年6月20日金曜日

アメリカ文化紹介~其の五十五



上の写真は一昨日観に行ったBrooklyn Cyclonesの試合の様子です。

ご覧のように竹馬に乗った「足長おじさん」がスタンドを歩いています。

いつも「人がぶつかったら転ぶのではないだろうか」と思ってみているのですが、

今まで転んだところは見たことがありません。

カメラを向けると「よしきた」とばかりにポーズをとってくれます。



さて、昨日は走った後に夕食を友人と食べに行きました。

フランス料理だったのですが、これは僕の希望によるものです。

なぜなら、僕はニューヨークのフランス料理はお食べ得だと思うからです。

日本でフランス料理を食べると値段が非常に高い割に少ししか出てきませんが、ニューヨークでは値段がそれほど高くなく、量もしっかり出てきて、しかも質の高いフランス料理が味わえます。

逆にイタリア料理は日本の方がお食べ得だと思います。

実際に僕の友人は「日本はイタリア料理がおいしいことで有名らしい」という話をどこかから仕入れてきました。

確かにそうかもしれないのですが、だからといって日本に来てイタリア料理を食べていては元も子もないような気がするのは僕だけでしょうか。

というわけで、ニューヨークにいらっしゃる機会があったらフランス料理にトライすることをお勧めします。

それなりの値段はするのですが、その割にはお得だと思います。



もう一つ昨日の出来事からですが、昨日のNike Run Clubの会場のParagon

Sportsには正直驚きました。

まず、非常にいろいろなスポーツ用品を扱っています。

しかも、商品のラインアップが充実しています。

たとえば、野球で言えばプロモデルのグローブがおいてありました。

アメリカでプロモデルのグローブがおいてある店は僕にとって初めてでした。

メジャーで活躍している選手たちが使っているモデルのグローブを触ることが出来て、思わず感激してしまいました。

しかも、古い商品はかなり思い切って値下げしています。

アメリカも昔に比べて最近は投売りはしなくなってきているのですが、ここまでの値下げは久々に見ました。

今度何かスポーツ用品が必要になったときはParagon Sportsで探してみようと思います。

アメリカ文化紹介~其の五十四



上の写真は今日行ったNike Run Clubの会場のParagon Sportsのものです。

このParagon Sportsも別にNikeの店ではなく、Nike以外の商品もたくさん売っているのですが、毎週水曜日はRun Clubの会場になっています。

僕は水曜日のRun Clubに行くのは初めてだったのですが、今日もとてもためになりました。



これで各曜日のRun Clubに一通り参加したことになるのですが、どうやら曜日によってテーマが違うようです。

Paragon SportsはManhattanのダウンタウンにあるのですが、近くにはCentral parkのような公園がありません。

どこで走るのか不思議に思っていたのですが、Manhattanの東端にあるトラックを走るようだということがわかりました。

ここは結構整ったトラックなのですが、無料で毎日開放されているようです。

そのトラックまで約2キロあるのですが、当然それを往復します。

そして、トラックではペースによっていくつかのグループに分けます。

僕は頑張って一番早いグループに入ってみました。

そのグループでは800メートル(トラック2週)を4回、1マイル6分30秒のペースで走ります。

それから200メートル(トラック半周)を4回、1マイル5分30秒のペースで走ります。

これは結構きつかったです。

ただ、スピードになれるためにはかなりいい練習であることは確かで、早い人と一緒に練習をすることが出来たので、自分の力がどれくらいかも良くわかりました。

今日も雨が降っていて体中びしょぬれになりながら走ったのですが、その中でも何とか早い人について行こうと頑張ったつもりです。

途中で左足のふくらはぎがつりかけのですが、何とかごまかしてインターバルのときに伸ばしたりしていました。



というわけで、どうやら水曜日は毎週早いペースで走る練習をするようです。

各グループにはPacerがついていて、練習内容の説明と、その練習の意義を最初に説明してくれます。

そして走っているときには逐一ペースを教えてくれます。

ここまで来るとなんとなくちょっとした陸上同好会に入っているような気がしてきます。

こういう機会は友達作りにも最適ですし、実際にいつも来ている人とは顔見知りになってきているので、これからも参加していきたいと思います。

2008年6月19日木曜日

アメリカ文化紹介~其の五十三



上の写真は今日観に行ったBrooklyn Cyclones対Staten Island Yankeesの試合の模様です。

これはMinor Leagueのsingle Aの今年の開幕試合で、Manhattanの南東に位置するBrooklynで行われました。

CyclonesはNew York Mets傘下、Yankeesはその名前のとおりNew York Yankees傘下です。

ちなみにStaten IslandはManhattanの南に位置する島で、Brooklynとともに通勤可能圏内です。

実際にManhattanにオフィスはあるけれども、住んでいるのはStaten IslandやBrooklynという人も多いです。



マイナーは日本で言う二軍に当たるのですが、そのマイナーの試合でも非常に盛り上がります。

今日は開幕戦、しかもライバルのYankees相手ということもあってか、球場はほぼ満員でした。

球場の観客席などはやはりMajor Leagueのものと比べると格段に狭いのですが、選手との距離は逆に近く、「野球場に来たなあ」という実感がわくようになっています。

外野のではバーベキューをしたり、運動場やちょっとした公園があったりして、家族で楽しめるようになっています。

このあたりもアメリカならではであり、逆に「本当に野球を観に来たのか?」と思ってしまうくらいです。

しかし、正確に言うと「野球観戦を楽しみに来た」、あるいは「野球場を楽しみに来た」のであり、楽しむ方法に決まりはないのです。

確かに、みんな本当に楽しそうにしていますし、ある意味試合そっちのけだったりします。

イニングの合間のアトラクションも、Major Leagueに比べて観客の参加率が高いですし、Tシャツやポップコーンなどが当たる確率も高くなっています。

そこで見られる戦略は明らかにMajor Leagueとは違いますし、安い入場料でそれらが楽しめるからお客さんも入るのでしょう。

一番いい席でも16ドルで入れます。

それを高いと見るかやすいと見るかは個人の判断によりますが、一度行ってみても悪くはないと思います。



試合自体は3対1でCyclonesが勝ちました。

ニューヨークにいる間にまた何回かBrooklynとStaten Islandに足を運んでみたいと思います。

2008年6月18日水曜日

アメリカ文化紹介~其の五十二



上の写真は今日行ったNY Running Co.のものです。

これはNike Run Clubと提携している、というか同じイベントなのですが、Nikeではなく、Columbus CircleというところにあるTime Warner Centerで行われています。

Niketownと距離も近く、Central Parkからも近いので、実質的にはNiketownと同じようなイメージです。

ただ、当然Nikeの店ではないので、Nike以外の商品もたくさんあります。

ほとんどの曜日にこのようなことが行われているようであり、今日も試しに行ってみたわけです。



今日は走る前にNikeの新商品の説明がありました。

説明のあとに、その説明に対する簡単なクイズが出され、それに正解するとNikeの靴下がもらえるというものです。



さて、今日は走る前から雨模様でした。

走るコースは3マイル強と5マイルが用意されていたので、僕は5マイルを走ることにしました。

Central Park内を走ったのですが、走り始めてからすぐに風が非常に強くなり、木の枝がぶんぶん揺れていました。

強風の中を走るのはかなり大変で、実際に何回か木の枝にぶつかりそうになりました。

走る前の注意では、「今日はペースを守ることを目的にしよう。レースではないので、皆同じペースで走ろう。雨は問題ないけど雷はあぶないから、雷がひどくなったらPacer(インストラクターのような人)が近道を使って帰るので着いて行くように。」とのことでした。

しかし強風のすぐ後には土砂降りの雨が待っていて、あっという間にずぶぬれになりました。

しかも雷はそこまでひどくなかったのでPacerは近道を使わない上に、早く帰りたかったようで途中からペースをあげました。

このPacerの人たちはおそらく元競技者で、恐ろしいスピードを誇ります。

というわけで、最後のほうは土砂降りの雨にもかかわらず誰もいなくなったCentral Parkを我々一団が駆け抜けるという状況になってしまいました。

僕は最後のほうはバテバテだったのですが、Pacerは涼しい顔をしています。

「ペース守るんじゃなかったの?」という感じはしましたが、今日の雨なら早く帰りたくなる気もわかります。

でも、走り終わってみれば、貴重な経験をしたと思えますし、あのペースについていけたのは自信になりました。

2008年6月16日月曜日

アメリカ文化紹介~其の五十一



上の写真は今日食べたBen & Jerry'sのアイスクリームです。

どうやら日本にはないらしいという話を聞いたことがあり、僕も普段はアイスクリームを食べないので、わざわざ食べに行ってみたわけです。

詳しいことはわからないのですが、日本には以前一度進出して撤退したという話も聞きます。

アメリカではハーゲンダッツと並んで有名なアイスクリームだそうですが、ハーゲンダッツに比べてバラエティーに富んだ味付けがしてあるのが特長だそうです。

確かに、看板やパッケージのデザインを見ていても、ハーゲンダッツが堅実、荘重なイメージを漂わせているのに対し、Ben & Jerry'sは遊び心に富んでいる快活なイメージを前面に出しています。

このあたりの差別化を互いにはっきりさせているのもアメリカらしいですね。

マーケティングの授業でつかえそうです。

しかしこのボリュームで4.09ドルでした。

値段だけ見ると高いのですが、ボリュームを考慮するとお得な感じがしなくもないという気がします。



今日はたまたま映画を見ていて気になったトピックを紹介させていただきます。

映画の中のせりふで「Kleenexをくれ」というものがありました。

これは「ちり紙をくれ」という意味です。

アメリカ人にとっては当たり前の表現なのですが、知らない人にとっては何のことかわかりません。

Kleenexというのは僕がGMSC(「アメリカ文化紹介~其の六」参照)でお世話になったKimberly-Clarkの主力商品なのですが、アメリカでは有名すぎてちり紙の代名詞になっているのです。



このように、アメリカでは常識でも日本人にとっては何のことかさっぱり、ということは結構あります。

典型的な例は動物の鳴き声です。

オリエンテーションのときに、目隠しをして動物の鳴き声を自分で出し、その鳴き声をしている他の人を探し出す、というアクティビティーがありました。

これは本当に困りました。

たとえば犬であれば、日本語なら「ワンワン」で決まりです。

しかし英語なら「bow-wow」で決まりなのです。

犬は有名だから知っていますが、他の動物も同じように違うので、手の施しようがありません。

しかもそういうことをするとはしらなかったので、準備はゼロでした。

というわけでそのときは一人取り残されてしまいましたが、おかげさまで文化の違いを痛感することが出来ました。

2008年6月15日日曜日

アメリカ文化紹介~其の五十



上の写真は今日行ったStarbucksのものです。

とはいっても、Starbucksでコーヒーを飲んだのではありません。

走りに行ったのです。

そもそも僕はコーヒーが飲めない人であります。

今日はBrooklynというManhattanから見て南東にある地区に走りに行きました。

先週行ったNiketownのほうが近いのですが、違う場所に行ってみるのもいい経験になりますし、こういうことでもないとBrooklynに行くこともなさそうなので、行ってみることにしたのです。

これもNike Run Clubの一つであり、Nikeの人が来ていました。

Nikeはいろいろなことをやっていますね。



今日走ったのはそのBrooklynにあるProspect Parkという公園です。

ここは一周が4マイル(約6.4キロ)弱で、Starbucksからの往復を含めるとちょうど4マイルになります。

というわけで4マイル走る予定だったのですが、途中でなぜか迷ってしまい、というか一周したのに気づかずにスタート地点を通り過ぎてしまい、結局6,7マイル走ったと思います。

しかし4マイルでは多少物足りないのは確かなので、結果としてはいい距離でした。

Prospect Parkですが、Central Parkよりも込んでいないですし、汚れてもいないですし、公園の周りの交通量も少ないですし、環境としてはずっといいと思います。

ただ僕の場合は家から多少遠くなるのが難点です。

あと参加者がアトランタ並みの10人弱だったのもちょっと気になりました。

人数が少なくても走ることに変わりはないのですが、やはり人数が多いほうが早い人がいる確率は高くなるわけで、そういう人に引っ張られることによって成長したりするからです。

ちなみにBrooklynは野茂英雄投手らが在籍したLos Angeles DodgersがLos Angeles移転以前に本拠地を置いていた場所です。

そういう意味では日本人にとって多少縁のある地区かも知れません。



ニューヨークは一時の熱波がようやくおさまって、多少過ごしやすくなってきました。

今日も走っていて気持ちよかったです。

最近走ってばかりですが、ニューヨークは実はランナー天国でもあるということがわかったので、これからももう少しこのネタを引っ張らせていただきたいと思います。

アメリカ文化紹介~其の四十九



上の写真は最近良くお世話になっているニューヨークのNiketownです。



さて、今日は走ることからもNike Run Clubからも少し離れて、ニューヨークでの生活に少し触れてみたいと思います。

昨日の昼ですが、友人と食事に行きました。

中学生のころからの友人で、彼はアメリカ人なのですが、オフィスが互いに歩いて5分も離れていません。

というわけで、彼が紹介してくれた日本食レストランに行きました。

僕はアメリカでは日本食を食べに行くことはほとんどないのですが、思えばニューヨークで日本食を食べに行くのは人生で2回目であります。

友人はとんこつラーメンと牛丼セット、僕はちゃんぽんを食べました。

どれも結構本格的な味で、日本の味をしっかり守っているという感じがしました。

最近はアメリカでも日本本来の味に近いものが提供されるようになってきている気がします。

たまに「おでんラーメン」のようなものがあってびっくりしますが。

名前のとおり、ラーメンの上に串に刺したおでんがのっているものです。

悪くはありませんが、日本ではあまり見かけませんね。



これはニューヨークに限ったことではないのですが、アメリカでの日本食は高いのが難点です。

昨日の昼食は税金、チップを含めて合計30ドル位しました。

日本で食べれば合計2000円はしません。

たまにだからかまいませんが、毎日その値段を出し続ける気にはなりませんね。

ただ日本食が大人気であることは確かなようで、店はお客さんでいっぱいでした。

日本人も当然多くいましたが、半分くらいは日本人以外でした。

アメリカ人をはじめとしたアジア人以外の箸をもともと使わない人たちも、ぎこちないながらも一生懸命箸を使っていました。

僕からすれば無理せずにフォークを使えばいいのに、と思ってしまうのですが、彼らとしてはそれは日本文化へ敬意を示していることの証でもあるようです。



このようにちょっと昼を一緒に、とかいうことが出来るのがニューヨークのいいところではあります。

アトランタでも出来ないことはないですが、アトランタだとどこかのレストランに車で集合することになります。

アトランタもアメリカ有数の大都市ではあるのですが、やはりニューヨークには到底かないません。

2008年6月13日金曜日

アメリカ文化紹介~其の四十八



上の写真も今日行ったNike Run Clubのものです。

なんか最近この話題ばかりになっておりますが、今日もどうしてもお伝えしたいことがあるのでこのネタにしました。



アトランタでは毎回コースが決まっているのですが、ニューヨークではどうやら毎回コースが変わるようです。

今日は坂を練習するコースで、Central Park内の坂がある場所まで行ったら、そこをひたすら繰り返し駆け上がりました。

短い坂(約200m)を5回、長い坂(約500m)を3回走りました。

これは結構全力で走るのでかなり疲れました。

いつものことですが、走る前には今日走るコースとその意義の説明があり、準備体操をみんなでします。

このあたりはアトランタにはないところです。

そしてお待ちかねの走った後の食べ物飲み物ですが、今日は残念ながらジャンボシェイクはありませんでした。

その代わりに、ココナッツジュースがありました。

これは単なるココナッツジュースで、甘味料などが何も足されていないものです。

体にはいいのかもしれませんが、ちょっと味気なかったことは否定できません。



とここまでは普通のNike Run Clubです。

しかし、今日は非常に驚いたことがありました。

上の写真の真ん中の旗に何とかいてあるか読めるでしょうか。

「Shoe Trials」と書いてあるのです。

何かと思って聞いてみたところ、なんとNikeの靴を借りて走ることができるのです。

当然無料です。

せっかくなので、僕は今日は靴を貸してもらってそれで走りました。

実は僕はいつもはランニングシューズではなく、テニスシューズのような普通のスニーカーで走っています。

つまり、普通のランニングシューズよりも重いのです。

そのおかげで今日はかなり体が軽く感じました。

やはりNikeが売り出そうとしているランニングシューズだけあります。

数に限りがありますし、特に靴の場合はサイズが合わないと履くことが出来ませんが、ここで靴を借りればただでNikeの靴を履いて走ることが出来る上に、このためにわざわざ靴を持参する必要がありません。

このあたりのマーケティングのうまさもアメリカならでは、あるいはNikeならではだなあと思いました。

これからますますNike Run Clubにはまりそうです。

アメリカ文化紹介~其の四十七



上の写真は昨日のNike Run Clubの様子です。

このような感じで世界の大都会ニューヨークにあるNiketownに、なぜか「さあいっちょはしろうか」という雰囲気が漂い始めるわけです。

それを見ているほかのお客さんは「なんだかわからんがとにかく迷惑だ」といわんばかりにこちらを眺めているのです。

このあたりの混沌とした感じもちょっと面白かったりします。



さて、話が前後してしまいましたが、先週の土曜日のNike Run Clubの最終回です。

何がいいたいかというと、皆非常に早いということです。

しかも、僕に言わせれば狂っているとしか言いようがない走り方をします。

なぜなら、彼らはしゃべりながら走るからです。

それもたまに一言二言としゃべるのではなく、少なくとも土曜日はずっとしゃべっていました。

それでもかなりのスピードで走っているのです。

当然ですがずっとしゃべっているということはそれにあわせて呼吸をしなければいけなくなるので、規則的な呼吸は出来ません。

つまり呼吸は不規則ながらも猛スピードで走り続けるのです。

僕は話すことなどとても出来ず、自分が一生懸命走るのに精一杯です。



また走っていて気がついたのですが、僕と他のランナーでは歩幅が明らかに違います。

悲しいかな日本人を含めたアジア人は胴長短足であることは否定できず、僕もその例に漏れていないわけです。

しかも、彼らはばねが違います。

特に早い人を近くで見ると、長距離なのにまるで跳ねているかのように走ります。

そんな走り方で、僕が一生懸命走っているその横を悠然と走っているのです。

その美しいランニングフォームを見ていると、自分が情けなくて泣きたくなるくらいです。

というわけで、ニューヨークで走っていると周りがすごすぎて自己嫌悪に陥りそうになります。

とはいえ、前向きに捉えれば、そのようなランナーと一緒に練習を出来るだけで光栄であるわけで、自分にとっては将来的にプラスになるはずです。

逆にそう信じないととても参加する気にはなりません。



なんか最近走ることばかりブログに書いてしまっていて当校と全く関係なくなってしまっていますが、ここまで来てやめるわけにもいかないので、明日もまたNike Run Clubに行って打倒エリートランナーに燃えて来たいと思います。

2008年6月12日木曜日

アメリカ文化紹介~其の四十六



上の写真は、今日のNike Run Clubの戦果です。

というわけで、予想通り土曜日の感想のまとめが終わっていない中で、本日の話を先にさせていただきます。



本日もNike Run Clubに行ったのですが、今日はなぜか3マイルと5マイルの2コースだけでした。

どうやらニューヨークでは走るコースが毎回少しずつ変わるようです。

僕は8マイルを走るつもりだったのですが、仕方なく5マイル走りました。

ただ、結果としてはそれでよかったような気もします。

なぜならニューヨークの今日の最高気温はまたもや40度近くまで行っており、夕方とはいえ明らかに30度は超えていました。

そんな酷暑の中を走るのがいかにつらいかは走り始めてはじめて実感しました。

疲れ方がぜんぜん違います。

5マイルというと8キロくらいなのですが、5,6キロ走った時点でもうへとへとでした。

わき腹は痛くならなかったのですが、息が苦しくてたまりませんでした。

僕はどうしても走るとなると一生懸命走ってしまうので、8マイルにしていたら途中で走れなくなっていたかもしれません。



参加者もさすがニューヨークで、100人弱いたのではないでしょうか。

集まり具合もさすが都会で、6時半の開始には皆きちんと合わせてきます。

そしてきちんと6時半には今日走るコースの説明が始まりました。



そして終了後ですが、土曜日同様食べ物と飲み物が準備されていました。

具体的には、フルーツ盛り合わせ、ベーグルと菓子パンおよびそれにつけるチーズとジャム、水、そして上の写真のジャンボシェイクです。

今日のジャンボシェイクはMango & Peachの一種類でした。

土曜日はStrawberryとMangoの二種類だったのですが、そのときの話ではジャンボシェイクは普段はないとのことでした。

しかし今日もなぜかジャンボシェイクの登場、というわけで、ビタミン不足の僕には願ったりかなったりでした。

しかもなぜか今日はジャンボシェイクが大量にあまり、もったいないから持って帰れといわれる始末。

ここぞとばかりに4つも持って帰って来ました。

それでもまだ残っていましたが。

ちなみに現場では二つ平らげてきました。

おかげさまで夕食代を浮かすことが出来た上に栄養バランスまで整えてしまうことができたわけです。

本当に今日は行って良かったと思いました。

今後も出来るだけ行って、走るついでに栄養補給もしてこようと思います。

2008年6月10日火曜日

アメリカ文化紹介~其の四十五



上の写真は先日友人と食事をした際にとったものです。

マンハッタンの南端からニュージャージーを取ったものですが、なかなか風情があると思うのは僕だけでしょうか。



さて、ニューヨークですが、めちゃくちゃ暑いです。

今日は最高気温が37度あったらしく、命にかかわるのではないかと思うほどの猛暑です。

特に正午前後は日陰がなくなるので、外に出るとまさにそこは灼熱地獄です。

アトランタに比べれば夏の暑さはましだと思っていたのですが、そうはうまくいかないようです。

この暑さはあと数日続くようなのですが、何とか早く収まってほしいものです。



さて、本日は昨日の続きでニューヨークのNike Run Clubの続きです。

走り始めたらアトランタと違うことがもっとありました。

まず、皆早いということです。

僕は8マイルを走ったのですが、最初のほうはあまり早くありませんでした。

ところが徐々に早くなってきて、最後のほうはとうとう置いていかれてしまいました。

なぜ途中からあんなに早くなったのか正直理解できていないのですが、皆かなりの猛者であることは確かです。

8マイルを走るほどの人はもともとかなりのランナーであるだけ、という可能性は否定できませんが。

そもそもアトランタでは7マイルを走る人は僕を含めてもほんの数人しかいません。

しかも途中で、水分補給休憩が入ります。

単なる公園の噴水機ですが。

僕にとってはちょっと走りにくかったです。

長距離を走るときに途中で下手に休憩が入ると走りにくいものなのですが、一緒に走った人たちは休憩のたびに早くなったような気がします。

一度止まってからまた走り出すのにはかなりの力を使うので、少なくとも僕は嫌いです。

苦しくなったときでも、やむなくスピードを歩く程度に落とすことはありますが、止まったり歩いたりすることはまずしません。



一緒に走った人のうち何人かと少し話をしたのですが、ある人はフルマラソンを何回か完走しているそうで、ベストタイムは3時間8分だそうです。

そういわれたときにはさすがに「そりゃかなうはずないわな」と思ってしまいました。



また長くなったので明日行こう続けたいと思いますが、明日もまたNike Run Clubに行く予定なので、その話をまとめさせていただくかもしれません。

2008年6月9日月曜日

アメリカ文化紹介~其の四十四



上の写真は昨日友人と食べたアイスクリームです。

せっかくアメリカにいるので、星条旗のコーンにしました。



さて、昨日は朝9時からのNike Run Clubに参加しました。

このブログでも何回か紹介させていただいているNike Run Clubですが、アトランタにあるものはニューヨークにもあるだろうと思って調べたところ、ちゃんとありました。

Central Parkの少し南にあるNiketownがスタート地点です。

しかしこのNike Run Club、アトランタとニューヨークでは違うことがいろいろありました。

まず人数が違います。

土曜日8時半と土曜日9時という30分の差があるとはいえ、昨日は約50人くらいいました。

アトランタでは土曜日は10人いるかいないかです。

そして、アトランタではNiketownの前からなんとなくスタートする感じなのに対して、ニューヨークではCentral Parkまで一緒に行って、そこで簡単な準備体操をします。

ちなみに走り終わった後もCentral Park内のちょっとしたスペースを使って「はい、これで今日は終わりです。」といったような場面があります。

アトランタでは走り終わった人が勝手にNiketownに帰ってきて、少し休んだらそれぞれ帰りたいときに帰るという感じです。



そして、走る距離ですが、アトランタでは3、5、7マイルなのに対し、ニューヨークでは3、5.5、8マイルです。

走る距離も都会は規模が違うということなのでしょうか。

基本的に自分で好きなように走ればいいのですが、走る前に走る距離にしたがってグループ分けし、初めての人などコースを知らない人が迷わないようにします。

それぞれのグループにNiketownの人がついて、その人についていけば問題ないようになっています。

そのあたりもアトランタにはない点です。

アトランタではそもそもNiketownの人は一人しか走りません。



ちなみに昨日はNew York Road Raceという有名な(といわれました)ロードレースの50回記念大会が行われていて、そのゴールの瞬間を見ることが出来ました。

僕はなぜ突然止まってゴールの瞬間を待ちだしたのか理解できず、最初は正直なところ不満だったのですが、実際にゴールの瞬間を見て納得しました。

10キロを30分強で女性ランナーが走っていて、実際にランナーの中にはオリンピック選手もいたそうです。

確かに、めちゃくちゃ早かったです。

僕もいつかああいう風に走れるようになりたいなあと思いました。(無理ですが)

長くなりましたので、また明日行こう続けさせていただきたいと思います。

2008年6月8日日曜日

アメリカ文化紹介~其の四十三



上の写真は本日昼に友人と食事に行ったときのものです。

中華料理だったのですが、さすがにニューヨークはアトランタと違って値段が高いです。

ニューヨーク州とニュージャージー州の境を流れるハドソン川(Hudson River)のほとりだったのですが、今日は天気も良かったので、外で食事をしました。

日本でも屋外で食事が出来るところは多くありますが、アメリカ人は本当に外で食事をするのが好きです。

炎天下でも平気で外で食事をしたりするので、そのあたりは正直なところちょっとついていけなかったりします。

今日は最高気温が30度を超え、湿度もアメリカにしては高かったような気がしますが、風が吹いていた上にちょうど木の下に入って陰になっていたので助かりました。

下手すると一日であっという間に日焼けしてしまいます。



さて、友人のうち二人は金融機関に勤めているのですが、彼らいわく現在の金融危機は相当長引くだろうということでした。

各企業が問題を抱えている上に、原油高が響いているとのこと。

確かに、僕が去年アメリカに来たころと今では全く雰囲気が違います。

アメリカの景気が悪くなると日本にも影響が及ぶのは自然の摂理のようなものなので、せっかく景気が回復してきた日本から来たものとしては、何とか景気が悪くならないようにと祈るのみです。

彼らいわく、実際にアメリカの大手金融機関は新卒者の内定を取り消しているとのことでした。

人を切らなければいけないときに新しく人を雇っている暇はないということなのでしょう。



このような話を聞いていると、数年前(もっと前?)の日本にそっくりです。

特に金融機関への入り口が極端に狭くなっているのは、同じといってもいいほどです。

このあたりはビジネススクールにとっても重要な問題で、果たして今金融業界、特に投資銀行(Investment Banking)業界を目指している学生が多くを占める中、彼らの就職先が確保されない可能性があるからです。

その意味ではどの学校も苦しいことには変わりないので、各学校というよりはビジネススクール業界全体にとっての問題なのかもしれません。

何はともあれ、就職活動の真っ最中のものにとっては、景気が良いに越したことはないということを最近しみじみと感じています。

アメリカ文化紹介~其の四十二



上の写真はなんとあのWall Streetです。

Wall Streetといえば世界の金融の中心地、さぞ仰々しいのだろう、というイメージがありますが、実際にはそんなことはなく、はっきり行って単なる狭い路地です。

自分がはじめて行ったときもかなりがっかりしました。

確かに、金融の中心地であるために派手である必要はないのかもしれません。

しかも、実際に以前Wall Streetに本拠を置いていた金融機関の多くはすでに移転してしまっているそうです。

とはいえ、やはりWall Streetというだけで「ニューヨークに来たなあ」という感じがします。

僕と同じように考える人は多いようで、Wall Streetに行くといつもWall Streetを一目見ようと来た人が大勢います。

こういうものは一度観ておきたいものであることは確かです。



さて、ニューヨークの気候ですが、月曜日にこちらについて以来比較的過ごしやすい陽気が続いています。

月曜日と火曜日は多少暑かったのですが、水曜日以降は涼しい毎日です。

しかしなぜか明日から30度を越す猛暑になるようで、今からそれだけは勘弁して欲しいと願っているところです。

ニューヨーク、というかマンハッタンは川に挟まれていることもあって風が比較的強いのですが、30度を超えてしまえば暑いことに変わりはないでしょう。

僕は暑いのが苦手なので、これは応えそうです。



昨日に引き続きニューヨークとアトランタを少し比較してみます。

ニューヨークは一言で言うと「ひたすら騒々しい」という印象です。

人も車も多いので当たり前のことではあるのですが、パトカーや消防車のサイレンが四六時中鳴り響いています。

都会はどこもそんなものなのかもしれませんが、やはりアトランタのような静かなところから来ると、最初はかなり違和感がありました。

そのほかにもチベット問題のデモや、道端でのちょっとした音楽など、アトランタでは滅多に遭遇しないものによく遭遇します。

ニューヨークを歩いてみてふと気がついたのは、車道の広さはあまり変わらないということです。

特に東京などと比べるとニューヨークは車道がゆったり取られており、車線の数も多いですし、一つ一つの車線の幅も結構あるような気がします。

これはもしかしたら大型バスやトラック、そしてリムジンが走ることを想定しているからかもしれません。(あくまで個人的な推測です)

そんなわけで、アトランタからニューヨークに出てくると、興味が尽きることがありません。

2008年6月7日土曜日

アメリカ文化紹介~其の四十一



上の写真は皆さん御存知の牛角です。

先日もお伝えしたとおり、僕は今ニューヨークに来ています。

ここはアトランタと違って大都会、はっきり言って何でもあります。

しかし牛角まであったのには驚きました。

町を歩いていても日本人が多いです。



アトランタは田舎ではないのですが、やはりニューヨークと比べると田舎のような感じがしてしまいます。

そもそもアトランタにはいわゆる「市街地」ものがあまりありません。

オフィス街というようなものもあまりなく、小規模なそれらがダウンタウンに多少集まっている、という感じです。

その点ニューヨークは東京のようにどこまで行ってもオフィスや店が並んでいます。

アメリカでは実はアトランタのような都市の構造が普通で、ニューヨークなどはいわゆる「都会ならでは」の部類に入るのです。

しかしアトランタではダウンタウンを歩いていても(そもそもダウンタウンにあまり行かないのですが)日本語を耳にすることはほとんどありませんし、日本系の店もそう多くはありません。

その点ニューヨークは目を凝らしてみれば、いくらでも有るといえるくらい日本系の店があります。

飲食店、本屋、旅行代理店、レンタルビデオ店、スーパーマーケットまであります。

アトランタとは比べ物になりません。

日本料理店も「Japanese Vietnamese」のようないわゆるAmerican Japaneseから、店内の女性は着物を着ているような純度の高そうな日本料理店まで幅広くあります。

お金がないのでなかなかそのような店に行くことは出来ませんが、どの店も盛況のようです。

外から見ただけですが、日本人はもちろんのこと、箸を器用に使っている外国人もいました。



そういえば先日アメリカのニューヨークガイドを見ていたところ、「日本を探せ」というような感じの特集がありました。

日本人は他の外国人と違って、いわゆる「Chinatown」のような、「ここに行けば日本のものを探すことが出来る」という場所を作っていないのです。

その分日本をニューヨークで探すことは難しいようです。

確かに、日本料理店なども一箇所に集まっている場所があるわけではなく、いろいろな場所に散在しています。

ニューヨークで日本探しをしている外国人がいるのかと思うと、ちょっと嬉しくなりました。

2008年6月5日木曜日

アメリカ文化紹介~其の四十



上の写真は先日Bravesの試合を見に行ったときのOakland AthleticsのKurt Suzuki選手です。

お気づきのとおり日系人で、今年はここまでOakland Athleticsの正捕手といえる活躍をしております。

本当かどうか知りませんが、僕のベネズエラ人の友人いわく、日本語を話せるそうです。

Suzuki選手はアメリカ人ではありますが、同じ日本にルーツを持つ人間として、頑張って欲しいと思います。



さて、先日も紹介させていただいた(「アメリカ文化紹介~其の三十八」参照)Chinatown Busを、もう少し詳しく紹介させていただきたいと思います。

Chinatown Busとは中国系の人々が経営するバス会社の総称です。

(そう定義されているかどうか知りませんが、僕の回りではそういう理解になっています)

その特徴は、ずばり値段です。

Chinatown Busを使えば、格安で大都市間を移動できます。

たとえば、以前使ったBoston-New Yorkは10ドルでした。

4時間くらいかかった記憶があるのですが、空港へ行く時間と、そこで待つ時間を考えるとそう変わりません。

Chinatown Busは通常市街地から出るので、むしろChinatown Busのほうが時間がかからないかもしれないのです。

ただ、一つ問題があるのは、事故や故障などで遅れる可能性があるということです。

飛行機も遅れる可能性はあるのですが、飛行機よりその可能性は高いような気がします。

Chinatown Busのおかげで東海岸の主要都市は格安で移動できます。

AtlantaまできているChinatown Busはそれほど多くなく、そのため値段もそこまで安くないのですが、それでもお得になっています。

その名前からして中国人しか乗らないのかと思われる方も多いと思いますが、そんなことはありません。

僕は何回もChinatown Busに乗っているのですが、中国人がいなかったことすらあります。

運転手もヒスパニック系で、乗客に中国人どころかアジア人すら僕以外にいないこともありました。

バスの車体は高級なものをつかっていることはないのですが、そこまでひどいというわけでもありません。(ぼろぼろのバスも2回ほどありました。)

というわけで、皆さんもアメリカに来て旅行をする機会があり、なおかつお金がないときにはChinatown Busを使ってみてはいかがでしょうか。

アメリカ文化紹介~其の三十九



上の写真はBuford HighwayにあるALDIというスーパーマーケットです。

アメリカには、日本と同じように、たくさんのスーパーマーケットがあって互いに競争しています。

日本との違いは、一目で戦略の違いがわかることです。

僕はこのALDIというスーパーマーケットに入ったことがないのですが、何でもヨーロッパ系(ドイツ系?)のスーパーマーケットだそうで、ヨーロッパのものが安価に手に入るそうです。

その戦略は一目瞭然、棚がないのです。

また、販売スタッフもいないそうです。

要するに、棚と棚を整理するコストを削っているのです。

「欲しいものがあったら自分で探してください、その分こちらは安く提供しているのですから。」という方針のようです。



そのほかにもKroger、Publix、Whole Foodsなどが僕の住んでいる地域にはあります。

Krogerは24時間営業で安価ではあるのですが、生ものなどの鮮度は落ちるかな、という印象です。

Publixは24時間営業ではなく、価格もちょっと高めですが、鮮度ではKrogerの上を行き、また自社ブランドの品質が良いような気がします。

Whole Foodsは徹底的に品質にこだわっており、有機栽培の野菜などが豊富においてあります。

当然その分値段は高いのですが、それはそれだけの値段を払う価値はあると思える品質です。

体に気を使う人はお金をかけてでもWhole Foodsに行く人が多いのですが、そこではいまや健康メニューの代名詞ともなった寿司もおいてあります。

先日ベネズエラ人の友人とWhole Foodsに行ったのですが、その友人は寿司を頼んでいました。

具を選んで注文するあたり、かなり食べ慣れているようです。

ヒスパニック系のスタッフが巻物を作っていたのですが、これが以外にも手馴れた手つきで、てきぱきと作っていました。

細かいところを見れば多少手荒いのは致し方ないのですが、これほど要領よく作るとは思っていなかったので、ちょっと驚いてしまいました。

「僕は日本人だけど、あなたの寿司技術は一流だ。」というと、嬉しそうににっこり笑ってウィンクをしてくれました。

このあたりの明るさはヒスパニックならではです。

2008年6月4日水曜日

アメリカ文化紹介~其の三十八



上の写真は先日Bravesの試合を見に行ったときの様子です。

試合中のイニングの合間のアトラクション(というほどでもありませんが)の一つとして、球場の天気予報が紹介されます。

華氏表示なのがいかにもアメリカという感じですね。

そのあたりに関しては、また後日紹介させていただきたいと思います。

ちなみによく見ていただくとわかりますが、このオーロラビジョンは三菱電機製です。

このオーロラビジョンは数年前にパネルを入れ替えたもので、高解像度スクリーンとしてちょっと話題になりました。

日本人としてちょっと誇らしかった記憶があります。



さて、昨夜は友人と食事をして、そのあとインターンのためにニューヨークに向かいました。

ニューヨークへ行く日がなかなか決まらなかったため、飛行機の値段が高騰してしまい、仕方がないのでChinatown Busで行くことにしました。

Chinatown BusはBuford High WayというところにあるFarmers Marketから出ています。

このChinatown Busというのはいろいろな会社が経営しているバスの総称です。

そのあたりについてもまた日を改めて紹介させていただきたいと思います。

8時に出発だというので、余裕を見て7時ごろにFarmers Marketに着いたのですが、もう中は人でいっぱいでした。

それからバスで揺られて15時間ほどでニューヨークに着きました。

着いたのはニューヨークのChinatownです。

途中で何回かトイレ休憩がありましたが、ほとんどずっと眠っていたので覚えておりません。

ワシントンDCで一度とまった記憶がありますが、基本的には直行便で、途中では乗降用の停車はしません。

乗っているのはほとんどが中国人で、車内アナウンスもほとんどは中国語のみといういい加減さでした。

ちなみに僕が今まで乗ったChinatown Busでは、むしろ中国人を見なかったことのほうが多いくらいで、その意味でも今回は初めての経験でした。

社内は決して快適とはいえないのですが、僕はバスや電車、飛行機の中で眠れる人なので、あまり気にはなりません。

結構ぐっすり眠ることが出来ましたし、あとは見たい動画をコンピューターに入れておいて、それを見て時間をつぶしました。

ニューヨークはアトランタと違って大都会、まさに別世界です。

2008年6月2日月曜日

アメリカ文化紹介~其の三十七



上の写真は先日のWNBAのDreamの試合の様子(「アメリカ文化紹介~其の三十三」参照)前です。

どうやら写真右のほうに移っている私服の女性はベンチ入りしていない選手のようです。

NBAの場合はスーツで観戦することが多いようですが、もしかしたらドレスコードが違うのかもしれません。



さて、本日は以前紹介させていただいたWNBAの可能性(「アメリカ文化紹介~其の三十四」参照)の続きです。

この試合ではSean Kingstonという歌手を呼んでハーフタイムにミニライブが行われたのですが、これは必ずしも万人に受け入れられているわけではないと思います。

純粋に試合だけを観に来た人から見れば、歌手を呼んでくる費用の分入場料を安くして欲しいと考えるでしょう。

しかし、いわゆるそのような「玄人」は、NFL、NBA、MLBを含めて、そんなに多くはないというのが現状なのです。

よって、昨今のアメリカのプロスポーツはあらゆる面で「素人」受けするように作り変えられてきています。

イニングの合間のアトラクションや、ポストシーズンの拡張が象徴です。

つまり、スポーツではなく、スポーツを基にしたエンターテイメント化しているのです。

そうすることによって、そのスポーツのことを良く知らない「素人」ファンまでも巻き込むことが出来、その中で「玄人」ファンが阻害されてしまうのは致し方ないことなのです。

素人をターゲットにすることにより市場の拡大を図れますし、素人は数も多く、短い時間でひきつけることが可能だからです。

しかし、そのようなファンを根付かせるためには、玄人受けするコンテンツを提供しなければいけません。

そしてそれは一つ一つのプレーを含めた試合内容に他ならないのです。

素人はちょっと飽きるとすぐに離れていってしまいます。



というわけで、今のアメリカのプロスポーツはこのようなジレンマを大なり小なり抱えていると思うのですが、今回のDreamの試合はまさにそのジレンマを象徴したような試合でした。

それでも、アメリカでここまで注目されている女子のチームスポーツは他に思い当たりませんし、バスケットボールは誰でも気軽に、低コストで出来る楽しいスポーツです。

僕も微力ながらこれからもDreamを応援していきたいと思います。

Goizuetaでの生活~其の八十一



上の写真は昨日の夜友人と行ったインド料理店です。

ここに来るのは2度目なのですが、おいしいです。

インド料理といえばカレーですが、カレーには当然のごとくさまざまな種類があり、中には飛び切り辛いものもあるようですが、そうでないものもあります。

そしてこの店には牛肉料理と豚肉料理はありません。

その代わり山羊や子羊の肉の料理はおいてあります。

インド人にはベジタリアンが多く、また宗教上牛と豚は食べないそうです。

しかし、完全なベジタリアンから鳥までは食べるベジタリアンまで幅広くいるそうで、どこでどう区切られているのかはまだ知りません。

どうやら出身地方によって異なるようです。



今日の朝はNike Run Club(「Goizuetaでの生活~其の六十一」参照)に行ってきました。

今日の朝はかなり暖かく、アメリカにしては湿度もありました。

7マイル(約11キロ)走ったのですが、この程度の距離であればいい汗をかいたと思える範囲内でした。

これがハーフマラソンくらいになると、今日の天気では暑くて暑くてたまらないでしょう。

コースを覚えてきたのでだんだん7マイルが短く感じられるようになって来ましたが、タイムは思ったように伸びていません。

いつも50分をきりたいと思っているのですが、50分強にうまいことおさまってしまうのです。

人間とは不思議なもので、7マイルほどの距離であっても、同じように一生懸命は知ると毎回ちょうど同じタイムになるのです。

一生懸命頑張るだけではなく、頭を使って正しいトレーニングに勤しまなければタイムは伸びないということでしょうか。



そして午後はPiedmont Parkでのソフトボールでした。

今日はさすがに暑かったですが、楽しくソフトボールをすることが出来ました。

今日は大敗だった(スコアは覚えていません)のですが、それでも大いに盛り上がるあたりはさすがアメリカ人です。

エラーや凡退を繰り返しては本気になって怒れるあたり、僕も見習わなければなりません。

例え遊びとはいえ、それくらいの気合を込めなければいけませんね。

アトランタではひたすら平和な日々が続いております。