米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2023年1月14日土曜日

Collaborativeってどんな雰囲気?

 

こんにちは、Class of 2023 A.Kです。

1月になり、2年生にとっては最後のSemesterが始まりました。同級生たちも、大半が就職活動も落ち着き、授業に集中して臨めるということで、真剣にかつ楽しそうに授業を選んでいる様子が伺えます。



今回は、Emory GBSCollaborativeな校風についてご紹介したいと思います。

 

Emory GBSは、米国南部のスモールスクールらしい協調的で温かい雰囲気で、とてもフレンドリーな学生が多いです。


まず、Collaborativeな雰囲気を感じられるのは、チームワークです。スクールとして、Leadership育成に力を入れている中で、チームワークをとても重要視しています。1年目の最初のSemesterは、5-6人のチームにアサインされ、約4カ月間、必修科目の課題を同じメンバーで行います。チームメイトとはお互いの貢献度について評価し合い、それが成績にも反映されるので、課題の出来(結果)だけでなくチームワーク自体(過程)も大事です。各チームには2年生のコーチが2名アサインされ、よりよいチームワークを築けるよう、アドバイスやサポートをしてくれます。チームへの貢献で悪戦苦闘することが多い留学生にとって、このコーチの存在は心強いです。わたし自身、コーチにはいつもとても励まされました。 このように、スクールがチームワークに重きを置いている土台があることで、互いから学び合い、困っているチームメンバーがいたらサポートするというCollaborativeな雰囲気が醸成されているのではないかと思います。

たとえば、チームミーティングに関しては、なかなかチームミーティングで議論に入れない人がいたら、「あなたはどう思う?」と、意見を言うことを促すようなフォローをする。 また、チームワークの分担に関しては、主担当は作りしながらも、困ったことがあれば互いに助け合う。このようなチームワークの雰囲気があると、分担を決める時にも、不得意なものにも積極的にチャレンジができます。データ分析に自信がない人でも、“できるようになりたいからチャレンジしたい!”といってデータ分析を担当し、わからないところ出てきたら得意なメンバーがフォローをしたり、みんなで思考錯誤したり、とお互いに高め合えるチームワークができます。

いま振り返ると、最初のSemesterは、授業も課題も多いだけではなく、上記のようなチームワークのおかげもあり、これまでのMBA生活の中で一番濃密で充実した時間でした。自分の財産になったと思います。


また、スクール側も、学生同士が交流しやすいような環境をつくってくれます。1学年150人ほどのスモールスクールながら、International生の比率が非常に高い(40-50)ということもあり、スクール側もInternational生のInclusionは大事なことだと考えています。 入学前のオリエンテーションでは、全体のオリエンテーションの前に1週間ほど、International生向けのInternational Onboardingが行われます。International Onboardingは、助走期間のような感じで、模擬授業(教授もわざと沢山Cold callをします)や、交流パーティー、留学生ならではの様々な手続きのサポート、などInternational生が早くスクール生活に慣れるよう促してくれます。 ただ、色々とサポートはしてくれますが、受け身でいてもなんとかなるということではなく、積極性は大事です。日本のように、困っていることがないかと気遣ってくれるようなホスピタリティは基本的になく、困った時や分からない事がある時は自分で問合せて困っている事を主張する必要はあります。

毎週木曜日の夕方に行われるKEGS(Keeping Emory Goizueta Social)というイベントもEmory GBSの名物です。軽食とアルコールが用意され、同級生、先輩、教授、スクールのスタッフ達と、気軽にコミュニケーションが取れます。「今週もお疲れ様!」と互いを労いながら、ペットを連れてきたり、家族を連れてきたり、ハロウィンには仮装したり、クリスマスにはアグリーセーターを着て集まったり、とてもリラックスした雰囲気のイベントです。下の写真は、とある日のKEGSの様子です。



ちなみに、個人的な見解かもしれませんが、アトランタにいると、人の雰囲気がどことなく関西っぽいなと感じます。キャンパスビジットで初めてアトランタに来た時、空港をおりてタクシーに乗った瞬間、アトランタのタクシーの運転手さんが楽しそうに(そして容赦なく)話しかけてきて、関西のタクシーを思い出しました。キャンパスビジットでは、西海岸、アトランタ、ワシントンDCと回りましたが、アトランタはほどよく都会で人も温かいので、初めて来た気がしないような安心感を感じられました。実際に住んでみても、スーパーマーケットでレジに並んでいると、前後に並んでいる人たちが、ふとしたことでよく話しかけてきます。もともと友達なのかなと思うぐらい笑いあったり、話し込んだりしている人たちもいるので、こちらの人のコミュニケーション能力はおそるべしだなと思います。

 

 

留学前のわたしは、社内外の海外の方と一緒に仕事をする経験はありましたが、海外生活はしたことがなかったので、Competitiveな雰囲気のスクールではおそらくやっていけないだろう、と想像していました。せっかく2年間一緒に学ぶ仲間なので、同級生の顔と名前が覚えられて、1人でも生涯繋がっていられる友達も作って帰りたい、という想いもあり、Collaborative communityであることはスクール選びの大事な基準の1つでした。なので、Emory GBSを選んでよかったなぁと思っています。

Collaborativeなスクールがいいなと思う方は、ぜひEmory GBSをご検討いただけたら嬉しいです。

 


最後に、今年の2nd Roundの出願締め切りはもう終わりましたが、3rd Roundの出願締め切りは322日です。 “3rd Roundではもう遅い。渡米準備が間に合わないのではないか。“と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、全然そんなことはありません。なので、もし2nd Roundに間に合わなかったという方がいらっしゃったら、諦めずに3rd roundでの出願もご検討ください。ちなみに、わたしはスコアメイクに苦戦していたこともあり、3rd Roundでの出願でした。


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