米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2013年12月29日日曜日

セメスター交換留学(2013秋学期)

ご無沙汰しております、Class of 2014 のTです。

秋学期は、提携校とのセメスター交換留学プログラムを利用し、欧州MBA校に留学(留学の留学?)していました。
結論が先になりますが、「百聞は一見に如かず」、何事も実際に自らの目で見てみることで大変勉強になりました。先輩方同様に、交換留学は本当におすすめのプログラムです。
先輩方、同級生も、直近のこのブログにて多数の交換留学体験談(こちらこちらこちら) を書かれていますので、私も、自らの経験(主に行って良かった点)を簡単に書きたいと思います。
(あくまで、個人の感想ですので、参考までに。)  


学生構成 
   94%の学生が留学生という高比率、出身国も40ヶ国以上で、より多様性に富んでいます。(他欧州MBAも少なくとも8割以上は留学生と聞きます。)
   皆が概ね自国で大学の教養過程(大学教育も国によって大きく異なる)を終えているため、同じ教科書を読んで同じ授業を受けているにもかかわらず、そこから出てくるアウトプットの違いが大変興味深かったです。 (例えば、給与金銭交渉では、先進諸国、途上国学生そしてアングロサクソン、ラテン等々の違いがとても興味深かったです。金銭的要求、福利厚生&教育環境要求等々違いがありました。)
   さらに、先輩も書いてらっしゃるように、学生たちがより成熟して、落ち着いている印象を受けました。それは米国のMBA学生と比較しての平均年齢の高さ、職歴の長さといった具体的数値からも現れていると思いました。
   また、多くの同級生が慣れない異国の地での生活ということで、共に少なからず生活に不安を持つ仲ということもあってか、横のつながりがより深かった気も個人的にはしています。


エグゼクティブ授業   
   先輩も書いてらっしゃるように、一般的に、欧州MBAは、学生のビジネス経験に重きを置くため、仕事と並行でのMBA取得プログラムがより豊富でした。
   留学先MBAでは、その一つに、企業幹部向けのパートタイムのエグゼクティブMBAがあり、MBA学生の私も幸いにも最終的に受講を認めてもらいました。(「ダメ」とはルールに書いてなかったので、熱烈に交渉し、最後は半場強引に履修登録と。。。笑)。    
   当初、同級生のCVを見て、年齢、経歴の格差に少し愕然としましたが、結果的には、現時点ではMBA最高の授業となるものでした。
   今までの授業に比べてより視点が上がり、実際の企業幹部はどのように企業統治、意思決定等を行うか大変勉強になりました。また、会社は誰のものか?(株主?家族?国?労働者? 米国では当然株主。。。)という点の議論も、大陸文化、英米文化等々哲学チックな話も出てきたりと、多様な学生構成ならではの議論、学びがありました。  


教授構成   
   私が受講した授業のほとんどが、他MBA校からの客員教授?によって行われていました。(留学時期が選択授業学期ということもあると思います。)その為、「先週まで、欧州の他MBA校で同じくエモリーから交換留学に来ている学生を教えていたよ」なんて言う教授もいました。
   当初は、大学側の教授保持数の低さは「問題」では?と思っていたのですが、むしろ結果的には大変良い恩恵を受けたと思っています。なぜなら、教授に対する評価が直ぐに反映され、授業内容の変更のみならず、教授の交代スパンが早いということです。(客員であるため、評価ダメなら直ぐに首を切りやすいとか?笑。)
   また、学生の評価は数値、コメントともすべて翌年度以降の学生に公開されていましたので、授業履修登録には大変役立ちました。(生々しい罵声的なコメントもしっかりと見れる。笑。) 一度Tenureを取れば教授の雇用が守られている米国の大学から見て、このオープン差には驚きでした。



以上、あくまで個人的に感じた点で良かった部分を長々と書いてきましたが、、、

総合的に比較した場合には、先輩方同様に、どちらのMBAが優れている、ということはないと思います。
アメリカ文化に揉まれたいならアメリカMBAの方がいいと思いますし、より広く学びたいのであれば教授&学生の多様性の面からも欧州MBAの方がいいと思います。(←先輩のお言葉を拝借させていただきました。)

いずれも、個々人の留学時期、留学場所等で大きく変わると思いますので、先輩方もおっしゃるように、「両方経験してみてください!」というのが一番しっくりくると思います。


最後になりましたが、 受験生の皆様、卒業生の皆様、そして興味を持ってブログを読んで頂いている皆様にとって、2014年も素晴らしい一年になることを、在校生一同 祈念致します。

2013年12月27日金曜日

ゴイズエタにおけるファイナンス その3

どうもClass of 2014のKeitaです。


私は単身赴任で留学中のため、この冬休みは日本で過ごしております。既婚者の方は家族全員で渡米することのメリットももちろんありますが、日本的な雇用システムの中で配偶者のキャリアを途切れさせない、という意味などを考慮すれば、単身赴任での留学という選択肢もあろうかと思います。ちなみに当校Goizueta Business Schoolのあるアトランタへは、デルタ航空が毎日直行便を運航しているので帰省はかなりしやすいです。年末年始の航空券は決して安いとは言えませんが… デルタ航空のハブ空港としてのアトランタはこちらの記事をご参照ください。


さて、今回は秋学期に取りましたファイナンス科目を実際に受けての感想を書かせて頂きます。過去に、「その1」、「その2」をお届けしましたが、その2で履修開始時にご紹介した科目のうち、「Frontiers and Illiquidity in Alternative Investments」の感想です。


結論から申し上げますと、「アメリカで金融を学ぶ」という観点から非常に満足度の高い授業でした。世界で最も規模が大きく、機能としても発達した金融市場のアメリカにおいて、最先端の投資動向に触れることが出来ました。世界の他の国、地域ではなかなか深くは学べない内容なのではないかと思います。授業ではアート、再保険、代替エネルギーをIlliquid Alternative Investments(非流動性代替投資)として学びましたが、それらを通じて、他の資産の場合でも金融資産としてどう評価するのか、というフレームワークを学びました。そしてそのフレームワークを、ビットコイン、ウィスキー、中世の城等々に当てはめたらどう考えられるんだろう?といったことを検討しました。


また、その中でヘッジファンド、プライベートエクイティファンドの近年の動向やその戦略の収斂、またこの領域における(U)HNWIの増加などといった投資家環境についても学べました。


加えて、Dr. Mark Bellという先生(マッキンゼーや大手ヘッジファンドを経て、在アトランタのヘッジファンドのCIO)ご自身ももちろん大変素晴らしいのですが、その人脈からゲストスピーカーも大変に豪華です。ハーバードビジネススクールのケーススタディの主人公が現れたりしました。なお、先生はヘッジファンド業務もあってか日本には大変に興味を持っていて、幸いにして一緒にお寿司を食べに行ったり、隠し扉から入る会員制のバーに連れて行ってもらったりしたのも非常に良い思い出です。知的好奇心に溢れる方だからか、日本酒の製法やウィスキーについてかなり細かく聞かれたのには驚きましたが…


私自身、アジアのビジネススクールを検討したこともあったのですが、最新の金融投資環境について学ぶことが出来たことから、アメリカのビジネススクールに来て本当に良かったと実感できた授業となりました。金融で優れたビジネススクールは当校以外にももちろんたくさんありますが、当校のプログラムも自信を持っておススメできます。ファイナンスについて学びたいアプリカントの方々におかれましては、是非当校も選択肢の1つに加えて頂ければと思います。


さて、最後になりましたが、今年も残すところあと数日となりました。恐らく当ブログの更新はこれで年内は最後になると思いますが、読んで下さった方々には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。アプリカントの方々におかれましては、年末年始も不休でアプリケーションの準備等あろうかと思いますが、お体に気を付けて取り組んで下さればと存じます。年末年始もご質問等あれば、もちろん対応させて頂きますので、遠慮なくメーリングリストにメールをお寄せ下さい。


それでは良いお年を。

Class of 2014 Keita

2013年12月23日月曜日

Marketing Strategy & CRM

Class of 2014のTEDです。

そろそろクリスマスですね。アメリカでもホリデーシーズンまっただ中で街がにぎわっています。

この時期は何をするのもお金がかかりますが、実は2月は航空券が一番安い時期でもあります。ということは、キャンパスビジットのベストシーズンですね!! エモリーは引き続きビジット受付中です。スケジュールに応じて、日本人在校生によるキャンパス&生活環境ツアーを実施できますので、気軽に在校生メーリングリスト(goizueta-japan2014@yahoogroups.jp)にご一報ください。なお、ホテルの詳細などは公式ホームページ過去のポストも参考にしていただけると幸いです。

さて、秋学期も終わったことですので、印象に残った授業を紹介したいと思います。僕は「Marketing Analytics」という分野を専門としています。広義にはマーケティングなのですが、旧来のPhysiological/Behavioral Marketing と異なり、データ分析を行い定量的に意思決定することが特徴です。今回はその分野の中心的授業である「Marketing Strategy & CRM」を紹介したいと思います。

担当教授である Michael Lewis はナイスガイであり、春学期には彼が率いるプロジェクト(Marketing Analytics Consultancy)に参加したため、個人的にも仲良しでもあります。大学での講義以外でも外部でコンサルティングを行っているためネットワークが広く、授業でも実際に存在する企業のデータを利用するため非常に実践的な学習ができます。



今回受講したCRMの授業では、NYCに店舗展開するCentury21というファストファッション(ZARAやForever21のような業種)のロイヤリティプログラムのコンサルティングに取り組みました。具体的には、CLV分析やRFM分析といった手法を用いて顧客をセグメント化して、それぞれのセグメントの行動特性に合わせて異なるマーケティングプランを提案しました。

このような Marketing Analytics という分野はアメリカでも非常に新しい分野で、このスキルを持った人材への需要が非常に高まっています。近い将来に日本でも同じトレンドが来ることは確実でしょうから、ビジネススクール選定にあたってもMarketing Analyticsへの強みという視点で、プログラムを見てみても良いかもしれません。

Goizuetaがこの分野で強みを発揮できている背景には、Goizueta Marketing Analytics Center の存在があります。これは定量的マーケティングのリサーチセンターであり、新しい分析手法や授業の開発を行っています。全米でもトップクラスの研究機関であるため、優秀な教授が集まっているのも魅力です。


現時点で、以下の授業が提供されています。

  • Marketing Strategy and Customer Relationship Management 
  • Digital and Social Media Strategy 
  • Market Intelligence and Customers Insights 
  • Marketing Analytics Consultancy (External Project) 
  • Syndicated Data Analysis 

市場の動きが速い分野ですので、授業も柔軟に変更されます。実際に、Digital and Social Media StrategyとMarketing Analytics Consultancy は昨年始まったばかりのクラスです。どのクラスも実践に重きを置いており、僕も受講したMarketing Analytics Consultancy は、SASという統計ソフトを用いて実企業にコンサルを行います。学生は生データの収取から統計ソフトのコーディングまで自ら行い、最終的には戦略提案を行います。リサーチセンターの話では、現時点ではアメリカのMBAにおいて、Marketing Analyticsの分野でここまでハンズオン型のコンサルプロジェクトを提供しているのはGoizuetaだけのようです。

上記の授業の具体的な内容を知りたい場合は、ぜひメーリングリストまで質問を頂ければと思います。

Class of 2014 TED

2013年12月16日月曜日

Goizueta MBAはココがすごい!(選択科目編)

Class of 2014 のRockyです。
今回も引き続き、”授業”に関して簡単にご紹介したいと思います。

一年生の春学期からは、選択科目が中心になります。特定の分野を中心に受講する人もいれば幅広に様々な分野の授業を取る人もいます。一年生の間から将来のキャリアに合わせて授業を組み立てられるところが、魅力の1つです。履修登録に関しては、MATが書いてくれてます。
http://goizueta-japan.blogspot.com/2013/11/mat-1-leader-development-mp-electives.html

さて、私がこの二年生の秋学期に受講していた選択科目について書きたいと思います。あくまでも一例です。こちらのページの「FACULTY & RESEARCH」のタブの下「Academic Areas」より各分野の授業が見られます。http://goizueta.emory.edu/index.html

■Leading and Managing Change
変化に関する意思決定の成功例や失敗例を学ぶ授業。
組織変更、技術革新、その変化の度合いが企業・グループ・国の内外にどんな影響を与えたのかが書かれたケースを読んで、授業中に議論。どの部分が成功だったのか失敗だったのかを定性的・定量的に議論しまくる。答えのない(=答えが無数にある)ケースが多いために、場合によっては、ふわっとした感じで終わりがちだが、この授業のいいところは教授なりの回答を言ってくれるので非常に納得。チームでは、身の回りの題材(チームメイトの仕事上の変化の失敗例)を取り上げ、授業で学んだスキームに沿って「ここが失敗の原因だった、こうすれば成功したのでは?」という提案書を作成。

■Integrated Marketing Communication
広告に関するイロハを学ぶ授業。
テレビ、ラジオ、ポスターなどの従来の広告からソーシャルネットワークやプロダクトプレースメントなどの比較的新しい広告方法まで企業やブランドがどういう戦略(目的、ターゲット、コスト等すべての因子を考慮)を持って広告を打つのかを議論。チームでは、広告戦略が失敗していると思われる企業を選択し、全く新しい戦略を練る。最後に広告の専門家をゲストに招いてプレゼンを行い、フィードバックをもらう。

■Investment Banking
基本的なバリエーション計算の復習から様々な実例を元に投資銀行マンが具体的にどのように価値をはじいているのかを学ぶ授業。
LBO、IPO、M&A、PEファンドのケースを投資銀行マン、当該企業、ステークホルダーなど様々な目線で議論。チームでは、ケースに基づいてバリエーション計算を行うが、プレゼンマテリアルを求められ、ページ数制限の中で投資銀行のピッチ同様、いかに見やすく論理的に書かれているのかが評価される。

ご興味わきましたでしょうか?個人的には、どの授業も学びが多かったので満足しています。
他の選択科目で実際に受けてみてどうだったの?というご質問がございましたらこちらまで。
https://community.bus.emory.edu/sites/Japan/contact/Pages/contact.aspx

Rocky

2013年12月10日火曜日

Goizueta MBAはココがすごい!(必修科目編)

こんにちは!Class of 2015のグッチです!私が前回ブログを書いたのは8月ということで、私たちClass of 2015のメンバーにとっては初めてのセメスターとなる、2013年秋学期が始まって間もないころのことでした。気が付けばもう12月、秋学期も、授業は先週の木曜(12月5日)に終わり、今日(12月9日)から3日間の期末試験を残すのみとなりました。本当にあっと言う間です。

ということで、今回は、あと2つ残っている試験がうまくいくことを祈る意味も込めて、この秋学期をアカデミックな視点から振り返ってみたいと思います!

2013年秋学期は8月12日(月)~12月11日(水)の4ヵ月間で、3つのブロックと呼ばれる期間に分かれていました。1ブロックの授業は4~5週間行われ、その後1週間程度の試験期間がある、ということが繰り返されます。そして今、今学期最後の試験期間に至っているというわけです。

Goizuetaでは、全ての必修科目を1年生の秋学期で履修することになっており(Leadership関連の必修科目については1年生春学期および2年生秋学期にも1科目ずつあります)、私たちClass of 2015はこの4ヵ月間で8つの必修科目を履修しました。履修した科目は次の通りです。


① Economic Analysis for Managers(経済学)

② Managerial Finance(ファイナンス)

③ Data and Decision Analytics(統計学)

④ Marketing Management(マーケティング)

⑤ Management Practice(学んだ知識を応用していかに問題を解決するか?という総合的な科目)

⑥ Financial Reporting and Analysis(会計学)

⑦ Leading Organization and Strategy(組織・戦略論)

⑧ Process and Systems Management(オペレーション)


各授業についてもう少し詳しく知りたい方は、過去の記事をぜひご覧下さい。①~⑤についてはこちら(④のマーケティングについては、今年から担当がManish Tripathi教授に変更になりました)、⑥と⑦にについてはそれぞれこちらこちらをご覧下さい。

どの授業もそれぞれ単体で充分に素晴らしく、多くの学びを得ることができるのですが、さらにGoizuetaでは、学期の中でそれぞれの科目を履修する時期を適切にコーディネートすることで科目間の相互作用を促し、学生たちがより多くの学びを効果的に得られるよう絶妙な配慮がなされています。



8科目全ての授業が4ヵ月間ずっと行われていたわけではなく、上の図にあるように時期をずらして行われたのですが、このスケジュールが、非常によく考えられたものなのです。

例えば、ブロック1で学んだ経済学の知識や考え方が、ブロック2から始まる組織・戦略論の授業で企業分析をする際に使われたり、ファイナンスの授業で学んだ資本コストに関する指標が会計学の授業でも登場し、企業の財務諸表から導き出される指標との関連性が説明されたりします。また、マーケティングで学んだ需要予測の方法論や、組織・戦略論で学んだ企業全体の戦略を考える際のフレームワークは、オペレーション戦略を考える際にも重要でした。

それぞれの知識に何度も触れることでその定着度が高まるのはもちろんのこと、知識を断片的なものとしてではなく、有機的に結び付けて学ぶことができます。

そして極めつけは4ヵ月間を通して授業が行われたManagement Practiceの授業です。この授業は、他の授業で学んだ知識を活かして、ビジネスにおける実際の問題をどのように解決するかということを、文字通りPracticeするような授業です。最終課題は、秋学期に学んだことを総動員して行うプレゼンでした。

このようにGoizuetaのMBAプログラムは、必修科目の時点からビジネスについて実践的かつ総合的な知識・スキルを身に付けることができる非常に質の高いものになっています。
ぜひみなさまにも実際のところを肌で感じていただければと思いますので、キャンパスビジットにどうぞお越し下さい!

あいにく今学期の授業は終了してしまいましたが、2014年春学期の授業は1月13日(月)から始まります。また、授業がない間もお問い合わせには喜んでお応えさせていただきますので、日本人在校生メーリングリストまでお気軽にご連絡下さい!


今年もあとわずか、今年度の受験を考えていらっしゃる方は、出願のピークに入りますね。日本はかなり寒くなっているとのこと、体調には充分留意され、ぜひ万全の態勢で臨んで下さいね。



Class of 2015
Gucci

Process Analysis & Six Sigma

Class of 2014のTEDです。

みなさまいかがお過ごしでしょうか?当時のことを思い出すと、テストスコアが揃ってきてエッセーに注力すると同時に、キャンパスビジットも計画するなど、忙しい時期だった記憶があります。

今年はすでに数名の方がビジットに来ていただいていますが、これからもどしどしビジットを受付中です。スケジュールに応じて、日本人在校生によるキャンパス&生活環境ツアーを実施できますので、気軽に在校生メーリングリスト(goizueta-japan2014@yahoogroups.jp)にご一報くださいね。

また、ホテルの詳細などは公式ホームページ過去のポストも参考にしていただけると幸いです。


さて、学校でたまたま面白そうなプロジェクトを見つけたので紹介したいと思います。彼らは遊んでいるわけではなく、Process Analysis & Six Sigmaというクラスのファイナルプロジェクトに取り組んでいます。この授業はオペレーション系で特に品質管理に焦点を当てたクラスです。




彼らは、手前の木製の機械でボールを飛ばして、その距離の統計を取りデータ分析(回帰分析)することで、ボールの平均飛距離とばらつきを可視化しようとしています。授業内では教授の言った飛距離どおりにボールを飛ばせたチームが優勝するゲームを行います。このゲームを通じて、試行を繰り返して統計をとり外れ値を減らして行く、という品質管理の手法を学ぶことを目的としています。

この授業の担当教授であるGeorge Eastonは、Six Sigmaのプロで日本の自動車業界にも精通しています。彼が所属するISOMという分野では意思決定分析やオペレーションを扱っており、面白い教授がたくさんいます。

エモリーと言えば、ファイナンスとマーケティングに強いと言われますが、それだけじゃないぞ、ということで紹介してみました。


Class of 2014 TED


2013年12月2日月曜日

ある学生のThanksgiving Dayの過ごし方

こんにちは、Class of 2015のヤッシです。もうすぐ私たち1年生にとって初めてのセメスターが終わろうとしていますが、その前にThanksgiving Day(11/28)を挟んだ連休(11/2712/1)がありました。今年の当校では、1年生は5連休、2年生は1週間の連休です。この期間、多くのアメリカ人は実家に帰って家族と過ごし、Thanksgiving Day当日である木曜日は七面鳥を焼いて食べ、また金曜日には「ブラックフライデー」と呼ばれる激安セールに繰り出して買い物をするそうです。私はというと、アメリカ文化にならって、七面鳥を買ってきて食べ、ショッピングモールと大型スーパーをはしごして買い物を楽しみました。

特に七面鳥は、クリスマスシーズンなどでは日本でも買うことは可能のようですが、「七面鳥って何?」というレベルの私にとってはとても印象深いものでした。スーパーで買ってきた七面鳥は、「肉」というより「鳥!」といった状態で、最初の下準備をするのはややおっかなびっくりの状態でした。。。しかし、その分、食べるときにはありがたみも感じられるというもの。焼き上がった七面鳥を前にした気分は、まさにThanksgiving!でした。

また、ブラックフライデーの日は、予想以上の大幅な値引き(店によっては全品5〜8割引!)があったので、普段よりお得感の高い買い物ができ、大満足でした!ブラックフライデーは、ショッピングに出かける人がかなり多いようで、店側も頑張ってくれているようです。実際、私の行ったショッピングモールも、夜中12時(!)に開店するほどの熱の入りようでした。

他の日は、のんびり家族で過ごし、連休を満喫しました。連休後は、1週間を挟んですぐに試験ですが、しっかり充電できたので、きっちり乗り切れるはず!(と願っています!)
試験でも、いい点をGivingされたいなあ。。。

ヤッシー


2013年11月25日月曜日

来春学期の履修科目登録イベント(!?)


こんにちは。既に誰も呼ばないMATことまっちゃんです。
イベント続きで恐縮ながら我々1年生も秋学期の必修科目のみの期間が終わり、初めての選択科目の履修登録を経験しました。今回はその選択科目の内容やクリック勝負にかける熱い(?)思いをお伝えしたいと思います。

まず選択科目の履修と言いましたが、厳密に言うと来春学期の履修要件は以下のとおりです。

  • Leader Development 【必修】
  • MP Electives
  • Mid-Semester Modules
  • その他選択科目 (5科目まで)

誰もが受講をするLeader Development、Mid-Semester Modulesと呼ばれる2月下旬から3月上旬にかけての短期間プログラム、すべての学生がひとつは履修しなくてはならないMP Electives、最大5科目まで履修が可能な選択科目からなります。
履修登録の仕方としてはすべて自身でWeb経由でせねばならず、しかもその登録のルールが早い者勝ちなので、人気のある授業を受けたい場合は履修登録が可能となるまさにその時間からのクリック勝負にかけることになります。

その中でも特に熾烈な競争なのがMP ElectivesのGMSC(Goizueta Marketing Strategy Consultancy )というコースなのですが、私としては何としてもGMSCを履修したかったので同級生とともに図書館のLAN接続のデスクトップPCを占拠しその時に備えました。
もちろん学内どこでもWi-Fiは使えますし、自宅でも登録はできるのですが、PCのスペックの差の問題やWi-FiよりもLAN直結のほうが多少なりとも早いだろう(ホントか??)ということで図書館を選びました。
結果的に無事に履修することが出来ましたが、周囲も同じことを考える同級生で溢れていたので、履修登録が終わったあとは自然と歓声が湧き起こり辺りは興奮に包まれました。このクリック勝負はまるでGMATのスコアをみる直前のドキドキ感で久しぶりに本当に緊張しました。

ここでなぜGMSC?GMSCとは?ということについて簡単にお話します。
GMSCとはゴイズエタビジネススクールの看板授業で20年以上の長い歴史を有します。実際のクライアントにプロジェクトベースでコンサルを行う形式なのですが、そこでは実際に学んだマーケティングの知識やファイナンス・回帰分析の知識などを活かすことができるということに加え、まさに現地の企業と一緒にプロジェクトを行うことができるということに魅力を感じ選択しました。
確かに授業自体は非常にディマンディングで、週次のGMSCに関わる3コマの授業・ミーティングに加え、毎日のようにチームミーティングを行わなくてはならないということでハードなのですが、何事にも替え難い経験ができるであろうと思いトライすることにしました。

次にMid-Semester Modulesについてお話します。
こちらは名前の通り学期中に行う短期間のプログラムでアトランタベースで行うプログラムと、海外(アメリカ国外)に行ってビジネスインタビュー等の会社訪問を行うプログラムに大別されます。
私は今回、ソーシャルビジネスやサステイナビリティーについて学ぶNicaragua/Costa Rica Trekを選択しましたが、海外プログラムとしては他にはインド、シンガポール、アルゼンチンといったところを訪問するプログラムもあります。
今年は地域的なバランスや前回Japan Trekが開催されたということもあり、今回は残念ながらJapan Trekは開催されません。しかし我々は来年入学してくる皆さんと一緒に次年度こそまたJapan Trekを開催できるよう準備を行ってゆきたいと思っています。このようなことを企画、運営してゆけることも大きな経験になると思います。

上記GMSCやMid-Semester Modulesについては過去のブログでもいろいろ触れられていますのでご興味があれば以下リンクなどもご覧ください。
http://goizueta-japan.blogspot.com/search?q=GMSC
http://goizueta-japan.blogspot.com/search?q=Mid-Semester

最後に選択科目について簡単に触れたいと思いますが、こちらは色々な選択基準があるかとお思います。
自分の業務経験を理論的に学習、深堀りするべく業務に関連した科目を選択することもできれば逆に今後の自分の選択肢を広げるべく未経験で是非ともトライしたい領域にチャレンジするということもできます。また、比較的ワークロードの低いものからハードなものまでたくさんあるので、他の教科との兼ね合いでワークロードの調整もひとつの観点かもしれません。
そんな中、ご参考まで私が選択した科目を科目名だけご紹介します。
  • Entrepreneurship
  • Strategic Decision & Analysis
  • Managerial Accounting
  • Market Intelligence
  • Distressed Investing 
私はファイナンス出身者なので、比較的単位が取りやすく、かつ、本格的に学びたいファイナンス系の科目と全く経験のないマーケティング系、こちらも経験のないストラテジー系のものをバランスよく履修してみたつもりです。実際の授業内容や感想などは今後機会があればまたご紹介をさせて頂きたいと思います。

アトランタもだいぶ寒くなってきて葉っぱは赤く変わり冬到来という感じです。
日本にいらっしゃる方々もだいぶかなり寒くなったとお感じになられているのではないでしょうか。今年も残り1ヶ月少々、健康に気をつけて過ごして下さいね。




まっちゃん




2013年11月18日月曜日

International Potluck!!


イベント続きとなりますが、11月8日(金)に開催されたInternational Potluckの様子をお届けしたいと思います。International Potluckは、IBA(International Business Association)が主催している恒例行事であり、ゴイズエタの学生が出身国の料理を準備し、参加者に振る舞うイベントです。ゴイズエタにおける食のワールドカップであるこのイベントには、日本からも毎年出展しており、日本食に対する注目の高さもあり、毎年好評を得ているところです。過去記事はコチラコチラをどうぞ。

今年は日本からはチラシ寿司、たこ焼き、みたらし団子を出品することとしました。社会人になってしまうとなかなか共同でイベントに取り組む機会がなくなりますので、こうしたイベントは学生時代の文化祭を思い出させ、なんだか懐かしい気持ちにさせてくれます。

しかしながら、やってみると意外と大変なもの。。。我々のミッションは、限られたリソース制約のなかで、参加者に対して日本を最大限アピールすることが目標となりますが、そうすると何を出品すべきか?、安価で材料を調達する方法は?、100~200食程度作る必要があるため円滑な生産体制は?などなど細かく考えなければいけないことが盛り沢山です。規模こそ小さいものの、さながら企業活動における一プロジェクトのようになり、こうした学内イベントからもリーダーシップやチームワークの大切さを学ぶことができます。

無事調理も終わり、大学に料理を持参。6時になりInternational Potluckスタート。たこ焼きを実演で焼きながら、並べられたチラシ寿司やみたらし団子を参加者に勧めていきます。「キレイなチラシ寿司!」、「ベジタリアンでも食べられるものは?」、「もう一度たこ焼きを食べたい!」など日本食に対する様々な反応がありました。在校生&奥様方の愛情がふんだんに注がれ、手間暇かけて作られた日本料理は、参加者に美味しく食べて頂き、今年も日本料理は大好評でした。

International Potluckを含め、学生主導で開催されるイベントも多く、学生の創意工夫次第でイベントに発展性をもたらすことができます。他のイベントと同様、今回も開催までは色んな苦労がありましたが、今年も在校生家族を含めたオールジャパンの創意工夫が込められた良いPotluck Partyになったのではないかと思います。

マーシー






2013年11月10日日曜日

Halloween Party at Sweet Water Brewery

こんにちは♪
Class of 2015のさやです!

今回はGoizuetaで先日行われたHalloween Party兼Semi Formal Partyをご紹介したいと思います♪
毎年Fall Semesterには、Semi Formal Partyといってみんなドレスアップするイベントがあるのですが、今年はたまたまHalloweenと日程が近いということもあり、普通のドレスではなく、ハロウィンの仮装をして参加をするというドレスコードがありました!

場所はSweet Water というアトランタでは有名な地ビールがあるのですが(たくさん種類があって美味しいですよ♡)、そこのBreweryで行われました!

http://sweetwaterbrew.com





果たしてアメリカ人の高い仮装クオリティについていけるかしらと心配になりましたが(笑)、いざ行ってみると私の甘っちょろい仮装(ティファニーで朝食をのオードリーヘップバーン)でも温かく迎え入れてくれました!



友達グループでコスチュームを揃えたり(忍者タートルズ)、カップルでコスチュームを揃えたり、衣装を手作りしたりと本当に工夫を凝らしているclassmateばかりでした!


左からベティードレーパー(有名なドラマのキャラクター)、Baywatch(有名なドラマシリーズ)、HP12C(当校ファイナンスのクラスで半強制的に・笑、買わされる計算機)


Goizuetaにはこのようにsocial eventを企画/運営してくれるGoizueta Student Advisory Board というClubがあります。
そしてそのGoizueta Student Advisory Boardが毎週行われるKEGS(学校側から無料でビールとピザなどが配られる学校でのイベント/学年・セクションを超えて友達を作る絶好のチャンス!)やGradschool Eventといって他の大学院(Law School, Med School, Public Health School 等々)との合同イベントなどを開催してくれるのです!

イベント好きな方は是非是非、入学後参加してみてはいかがでしょうか?








2013年11月5日火曜日

GBSアラムナイ同窓会in東京

Class of 2013卒業生のタツです。先日、東京のとあるホテルの小さな宴会場で、GBSアラムナイ同窓会がありました。その様子を少しだけ。


当日の卒業生参加者は25名ほど。「え、そんなに小さいの?」と思われるかもしれませんが、確かに小さいです。もともとゴイズエタは、フルタイムの一学年全体で150人、うち日本人は平均3-5名というスモールスクール。日本人留学生4名が30年続いたと仮定し、うち8割が連絡可能で、半数が東京都在住と仮定すると、4×30×0.8×0.5=48名がGBSアラムナイ会@東京の母体数ということになります。うーん。やはり小さい。それにもう少し参加率も上がるといいですね。

しかし、大きければいいというものでもないのは、日本の大学と一緒です。この日は、アドミッションヘッドのJulie Barefoot氏をゲストに迎え、普段の仕事ではお目にかかれないような方々と、ゴイズエタらしい和やかな雰囲気の中で、ゆっくりとお話をすることができました。金融やコンサルに限らず、広告や物流など幅広い分野で活躍している大先輩と、今後もこうしてお話ができる機会があると思うと、毎年楽しみになります。

私は、ゴイズエタを卒業してはや半年が過ぎようとしています。それでも、アトランタの青い空や、キャンパスの緑、校舎の白、そして共に過ごした友人たちを思い出すことがよくあります。先輩方も、アトランタでの日々が懐かしいと話していました。現在のアトランタの風景は、1980-90年代の卒業生が覚えている当時のものとは大きく違っていると思います。それでも、一所懸命過ごした日々の思い出というのは、色褪せないものだと思います。MBA受験生の方も、合格後はそのような思い出をゴイズエタで作り、ぜひ卒業後はその新しい思い出をこの小さなアラムナイコミュニティーに伝えに来てください。

在校生のみならず、卒業生一同、お待ちしています!

タツ
Class of 2013 Alumni

2013年10月30日水曜日

MBA妻の暮らし その1

こんにちは。

アトランタもすっかり秋です。
森に囲まれた大学ではそこらじゅうに紅葉や、
冬支度にいそがしいリスを見ることができます。
富有柿や梨、さんまなどの秋の味覚も楽しんでいます。

HSの妻、サトエリと申します。
子どもが1才半ごろに夫と同時に渡米して、
あっというまの4カ月。

今回は”MBA妻”の暮らしについて、すこし、紹介いたしますね。


★日々の暮らし
クラス割の関係で、夫の学校が始まるのはなんと朝の8時!
夫たちはみな、お弁当持参で通学しています。
なぜなら学食があまりおいしくない上に・・・高いのです。

がんばる奥さまは6時前に起きて(私は7時)
お弁当を作り、夫を見送り
子どもを保育園に送ります。
そのあとは束の間の自由な時間?!
教会が開いている無料の英語教室に通ったり、習い事をして過ごします。
アメリカ人に英語で生け花を習う、という不思議な体験もできますよ。

帰宅する夫は、頭を使うからか?いつもお腹がぺこぺこ
手抜きができないからか、
日本よりも、ごはんの調達、準備には時間がかかりますので
いつもキッチンにいる気がします。
でも、キッチンはとんでもなく広くて快適です。

子どもがいる家庭は、お父さんの勉強時間を確保するのが課題となっているようです。
夕飯をすませ、早く子どもを寝かしつけて
お父さんが勉強できる環境を整えるのがMBA妻の大事なお仕事です。


★ 奥さま同士の関係って?
なかなか気になるこの話題?!
年齢もバラバラですが、渡米して最初に会ったときに
「敬語はなし、ちゃん付けで呼びあおう」と決めたせいか
気楽な関係です。

食材を分けあったり、体調を崩した時に相談したりとても心強い存在です。
ハロウィンが近づくこの頃では、かぼちゃを彫ってジャックオランタンを作ったり。
つい先日は、モンブラン作りに挑戦しましたよ。

わが子も、やはり「日本語が通じるお友達」の存在はうれしいようで、子ども同士も会うのをとても楽しみにしています。


★ 移動はバスと電車
なんとわたくし、MBA妻の中で唯一、免許を持っていません。
それでも、大学のキャンパス周辺に住んでいるので、
EMORYの無料シャトルバスやアトランタの公共バスに乗り、
日々のお買いものやあそびに出かけています。
電車、バスのアプリが優れもので、
現在地情報や、あと何分で到着するかがスマートフォンで分かり、とても安心です。
2年間、免許がなくてもだいじょうぶそう、と思っています。

(もちろん、夫は免許と車を持っています。
家庭で一人も車を運転できない、となるとそれはさすがに大変そうです)

噂に聞いていたとおり、南部の人びとはとてもフレンドリーで
たくさん話しかけてくれるので、子どもはうれしそう。
私には良い英会話のチャンスです。

ほかにも、奥さまから見たアトランタ が気になるかと思いますが
私からはこの辺で。
日本と、アメリカの保育園事情に詳しいメンバーもいますので
いつしかご紹介できるかと思います。
気になる話題があったら、どうぞリクエストくださいね。


それでは、See you next time!

2013年10月21日月曜日

アトランタ生活を10倍楽しくする方法

読者のみなさんこんにちは!
胡散臭いタイトルとともに、最早誰からもその名で呼ばれていないClass of 2015のHenryがお届けします。

何を隠そう、今週は秋学期Block 2の期末試験の真っ最中で、薄暗い図書館に篭もり、日の目を見るのを待ちわびながら、日夜勉強に励んでいます。
ちなみに秋学期のコア科目については、過去の投稿で、Block 1の授業(Marketingのみ、今年から教授がManish Tripathiに変更。)、および、Block 2から始まった経営戦略(現名称:Leading Organization and Strategy)、会計学の紹介がされていますので、あわせてご覧ください!



さて、話を本題に戻し、「アトランタ生活を10倍楽しくする方法」について、妻の視点も含めながら(テスト勉強からの現実逃避も兼ねながら、、)最新のアトランタ事情をご紹介したいと思います!
(奥様方の生活については、是非、合わせて過去の記事もご一読ください。)

1.英会話スクール(ESL)での自分磨き

エモリー周辺には質の高いESLを提供している教会や図書館がたくさんあり、私の妻は多いときで週4日(月〜木)、複数のクラスに出席しています。授業料はどこも無料で、先生たちは全員ボランティアだそう。こうした場を提供してくださる方々に感謝!!

学力向上はもちろんのこと、ビジネススクール関係者以外の日本人をはじめとし、中国、韓国、メキシコ、ブラジル、ロシア、フランスなど、様々な国から来ている人たちと交流を深めることが出来ます。今回は、そのいくつかをご紹介します。


Westminster Church

毎週月曜日、18:45からのクラスです。何を隠そう夕食が振る舞われることもあり、宿題の量が多くない週は、妻だけでなく私も出席しています。上級、中級、初級とクラスが別れており、個々のレベルにあった授業を受けることができます。

周りの受講者は、アトランタ市内の大学に研究員として勤めている方や、大学院生、その家族、など、多岐に渡ります。


First Alliance Church

午前中の授業が行われる火曜、木曜に加え、水曜には夕方のクラスも設けられているため、上記のWestminster同様、余裕のある週は私も出席しています。(もちろん夕食付き。ただし、1人あたり2ドル。)

このクラスの特徴としては、ESLだけでなく、テーマに沿って議論するクラス(例えば、夫婦、親子、健康)に分かれており、私達は夫婦のクラスに出ています。ここでは、夫婦にまつわる日常の些細ないざこざ(?)について話しあったり、お互いの長所・短所、あるいは趣味趣向について知ってることと知らないことを明らかにして夫婦関係を見直したりと、すごくためになります。難点は、ネイティブスピーカーもクラスに参加しており、議論のペースが早くなるとついていけなくなることですが、それも良い訓練かと思います。

DeKalb County Library

我々の住むDeKalb郡にもいくつか公共の図書館が存在し、Chamblee、Decatur、Dunwoodyなどのいくつかの場所でESLクラスが開催されているようです。私は参加したことがないのですが、妻曰く、リーディングの教材の質が高いらしいです。

TOEFLなどの試験対策をしてくれるクラスもあるようです。


2.たまにはカフェでのんびり


基本的に食事は家で済ましているのですが、たまには外に出かけて、気分を換えつつコーヒーや軽食を楽しみたいこともあります。

Sweet Hut


2012年オープンの、Buford Highway沿いにあるパン屋+カフェ。香港系の店らしく、店内は中国人らしき人たちで賑わっています。菓子パン、惣菜パンともにクオリティが高く、ベタですが、ソーセージパンとカレーパンがお気に入りです。


Joy Cafe


Buckheadにあり、パンケーキや卵料理など、いわゆるアメリカンな朝食〜ブランチが楽しめるカフェ。リューベンサンドイッチなるものを食べたのですが、ボリューム、値段とも申し分なく、とても満足できました。サイドメニューのハッシュドポテトも美味でした。

カップケーキも有名らしいですが、そこまで手を伸ばす気にはなれません。


Five Guys

カフェではないのですが、Class of 2014の先輩方から紹介してもらって以来、かなりハマっているハンバーガー・レストランです。


ハンバーガーといえばアメリカを代表する国民食で、チェーン店も数えきれないくらい存在するのですが、これまで行った中では一番オススメできます。
数年来日本でも流行っている、ハワイ風のアボカドを使ったデカ盛りバーガーとは異なり、正統派なチーズバーガーが楽しめます。なにげに、無料でついてくる落花生もやみつきになり、止まりません。
(ちなみに、この記事を書くまでアトランタローカルだと思い込んでいたのですが、発祥はバージニアとのこと)


3.事前のキャンパスビジットで情報収集

「備えあれば憂いなし」ということわざにあるように、早め早めの情報収集で準備を進めていくことは、憂いを取り除くどころか、その後の生活をより一層豊かにしていくことにつながります!

ということで、アトランタ、EmoryでのMBA生活を何倍も楽しくするためにも、受験期間中にキャンパスに訪れ、授業を体験し、そこで学ぶ学生たちとの会話を通じて、強い刺激を受けられることをオススメします!

今年も既に多くの方々からキャンパスビジットに関するお問い合わせをいただいていますが、仕事に勉強にと忙しい合間をぬってのイベントとなりますので、HPの情報や、過去の投稿に目を通しながら、じっくり計画を立てていただければと思います!
当校の日本語サイトから随時質問を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください!

やや宣伝っぽく、最早、妻の視点も関係なくなってしまいました。。。。
とはいえ、私の場合、キャンパスビジットへは妻にも同行してもらって(もちろん授業見学等は除く)、その街の雰囲気、住みやすさ、日本食の手に入りやすさなど、入学先を決める際に、アカデミックな面以外で、心強いセカンド・オピニオンを求めることができました。全ての方にオススメできることではありませんが、スケジュール等で都合がつく方は、検討してみてはいかがかと思います!

ラストは、ビジットに来たくても来られない方々のためにも、大学紹介ビデオで締めくくりたいと思います。
またお会いしましょう!

Class of 2015
Henry




2013年10月16日水曜日

Goizuetaの秋 ~the 14th Dalai Lama来る!~

こんにちは、2年生のSYです。
すっかり秋らしくなってきましたね。

アメリカでも日本と同様に、文化、スポーツ、芸術の秋となります。

例えば文化といえば、我がEmory Universityでも、先週の10/8-10にかけて、ダライラマ14世を招聘して様々なテーマについてご講演頂きました。

私が拝聴したのは、Ethicsに関するご講演。なんと彼は英語で話すのです。しかも、時折ジョークを交えて!
彼の英語は決してうまくはないけれど、彼の信仰や信念に基づく種々のお話は、非常に示唆に富み、心に沁みました。
(ご興味のある方は、こちらをご参照ください。)

ところで、なぜEmory Universityはダライラマ14世を呼ぶことができたのでしょう?
それはきっと、本校がDiversityを本当に大事にしているからだと私は思います。
Emory Universityの一員である事に感謝しています。



さてさて、秋といえば勉強。ですね。
せっかくMBAに来ていますので、1つ面白い授業をご紹介いたします。

Leading and Managing Change という Professor Rodney Lacey による授業です。

皆さんの会社で、組織変化がうまくいった事例はありますか?恐らく少ないと思います。なぜなら、これまでの過去データが示す通り、組織変化の7は失敗しているからです。

この事実に基づき、本授業ではCase Studiesとして“失敗経験”のみが選ばれています。これらを読み解き、各週に学んだ理論を基に分析していく形で授業は進んでいきます。

また理論の定着を図るために、初回の授業時に提出した“自分自身の組織での組織変化の失敗例”について、学んだ理論に当てはめて分析していきます。

1セメスターは12週間で構成されていますので、すなわち1つの失敗例に対して12の理論を用いて多面的に分析できるのです。

理論を自身の経験とリンクさせる事で、驚くほど理論の定着率が増すんですよ!びっくりです!

恐らく組織変化に関する授業はどのMBAスクールでも提供されると思いますが、授業の進め方、理解のさせ方は、手前味噌ですが、さすがThe Economist19位!!(祝)になる学校だなーと関心させられます。


Diversityに富み、かつハイレベルな講義をしてくれる学校を、覗いてみたいと思いませんか??

そう思われた方は、ぜひCampus Visitしてください!!
そして、実感してください!

在校生一同、皆様の visit を心よりお待ちしています!

SY


2013年10月7日月曜日

Goizueta Nonprofit Consulting


今週は、カルチョの国から再びベースボールの国に戻ってお伝えします。MLBは現在プレーオフ真っ最中、我らがアトランタ・ブレーブスもナショナルリーグディビジョンシリーズでLA・ドジャースと死闘を繰り広げております。一方、Goizueta2年目のFall Semesterもいよいよ本格化、私自身も公私ともに日々熱い戦いを繰り広げております。そんな訳で今週は私の新たなる挑戦?今年から参加しているクラブ活動Goizueta Nonprofit Consulting(GNC)についてご紹介いたします。


GNCは昨年までGoizueta Board Fellowsという名前で、アトランタで活動するNPOに学生を派遣し、ボードメンバーとしてその運営をサポートするサービスを提供してきました(詳しくはこちら)。今年からクラブ名を変更し、よりNPO運営のコンサルティングをメインとする組織に生まれ変わりました。GNCの目的は、①MBAプログラム、プロフェッショナルキャリアを通じて得たスキル、経験を地域社会に還元する、②NPOへのコンサルティングを通じて実践能力を磨く、③地域社会のリーダー達とのネットワーク形成、④ボードメンバーとして組織運営の経験を積むことにあります。


昨年までとの違いは、一言で言えばコンサルティングに更に力を入れ、クラブの運営体制を整備したことですが、主な変更点は学生の数をNPO当たり原則2人→4人のチームに増員、コンサルティング業界等で働く当校アルムナイがアドバイザーとしてチームに参加、コンサルティングの基礎トレーニングセッションを設置、Goizueta Social Enterprise Centerのバックアップを受け、ケースコンペティション形式の最終プロジェクト発表会を設けたこと、プロジェクトの質を上げるため年間コンサル先を9団体から4団体に絞り込んだこと等が挙げられます。なお、今年の対象NPOは、①Global Growers Network, ②Lifecycle Building Center , ③Jewish Family & Career Services, ④Gwinnett Community Clinicとなっています。具体的な活動スケジュールは以下のとおりです。

9月-11月 Preparation & Introduction 
プロジェクトチームメンバーの発表、取組むべき経営課題の確定、NPO活動へのボランティア参加、NPOボードミーティングへの参加

12月 Leadership Training
コンサルティングトレーニング

1月-4月 Project Execution
NPOとともに経営プロジェクトの策定(各自40-48時間のコミットが求められる)

4月 Project Close
経営プロジェクト発表会。GNC Leadership team(クラブ自体の運営を担当する学生チーム)や教授、アルムナイ等による審査の結果、最優秀プロジェクトに選ばれたNPOにはGoizueta Social Enterprise Centerから賞金が授与される。


アメリカで暮らし始めて1年3ヶ月が経ちましたが、日々の生活でアメリカ人の社会貢献意識の高さに驚かされることが多々あります。私も縁あってアトランタに来たからには、残りの留学生活、何らかのカタチで学校、地元アトランタに恩返しをしていきたいと思っていますが、GNCもその機会の一つとなりそうです。

このブログを通じて、毎週当校の魅力を様々な視点からお届けしていますが、Small School in Big Cityという、この有りそうでなかなか無いポジション、アトランタという街、Goizueta Business Schoolという学校には、あなたのMBA Lifeを豊かにする機会がたくさん待っています。是非ビジットしてお確かめください。在校生一同お待ちしております!

Class of 2014
G

P.S.
WHAT'S NEWにてご案内の通り、10月20日(日)にアドミッション責任者Julie Barefootがアゴス・ジャパン様(東京渋谷区)にて説明会を開催いたします。Julieはアドミッション担当者として長年日本人のリクルーティングに関わっており、日本人のアプリカントの方とお会いできる機会をとても楽しみにしております。当校にご関心のある方は是非お気軽にご参加ください。