米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2014年1月27日月曜日

MBA? NBA!

皆さん、こんにちは!
冬が意外に好きなSYです。

なぜって?
もちろん、バスケットボールの最高峰、NBA(National Basketball Association)のシーズンだからです!

11月中旬から4月までは、毎日のようにNBAが無料で放送されています。
我らがAtlanta Hawksが所属する東地区の試合から始まり、それが終わる頃に中地区の試合、さらに西地区へとシームレスに放映されるため、その気になれば、一日中NBAを見続けることだってできるのです。

なんたる贅沢。。。

ただ、そんなNBAも、生での観戦には到底かないません!

というのも、先日Atlanta Hawks vs Miami Heatの試合を日本人のクラスメイト数人と共に観戦してきたのですが、鼻血がでるほどの興奮でした!!

レブロン・ジェームスってご存知ですか?
去年の覇者、Miami Heatの絶対的エースです。
http://www.youtube.com/watch?v=hmWMz10Ftko

彼のプレイはもはやこの世のモノとは思えないレベルでしたが、それでもHawksはHeatから値千金の勝利をもぎ取り、現在イースタンカンファレンス東南地区の第2位(Miamiが1位)に位置付けています。
(写真は、Miamiの速攻シーンです。NBA歴代3ポイントシュート成功数第1位のレイ・アレンがボールを運んでいます。)


バスケットコートで2メートルを越す選手達が「キュキュッ」とバッシュの音を鳴らし、稲妻のような速さでダンクをするシーンを想像してみて下さい。

この興奮が、Door to Doorで30分で体験できます。
This is Atlanta! This is Emory!

Emory,来たくなりました!? ぜひ来て下さい! 
ビジット時についでにNBA観戦、、、なんて事も、可能かも知れませんね!?


以上、MBAではなく、マニアックなNBAの情報でした!

SY






2014年1月17日金曜日

アメリカの民主主義とは?(The Washington Campus)

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。Class of 2014のGです。
MBA受験シーズンの中、アプリカントの方々からGoizuetaについてお問い合わせをいただく一方で、気がつけば自分の留学生活はあと僅か。完全燃焼目指してコスモを燃やす今日この頃です。


さて、年明け早々、記録的な大寒波に見舞われたアメリカ東部ですが、そんな中、私は愛する家族をアトランタに残し、体感気温マイナス20度を下回る極寒のDCへと向かいました。アメリカの政治について学ぶためワシントンキャンパスに参加したのです。




ワシントンキャンパスとは、Goizuetaを含む全米17のビジネススクールにより運営されるNPOが提供する政治学習プログラムのことで(詳しくはこちら)、選択科目のひとつとして履修ができます。そもそもは、Ford政権で経済顧問を務めたWilliam Seidman氏が、当時、政策立案過程にビジネスリーダーが関与する機会が乏しかったことに問題意識を持ったことがきっかけとなり、1978年にスタートしました。その後、35年間ビジネススクールの学生に、政府の仕組みと機能、政策立案プロセスへの関わり方、アメリカが抱える課題と、政策がビジネスに与えるインパクトなどについて教えています。プロフラムはDCにおいて5日間の集中講義で行われ、年間を通じて複数回開催されています。


私が参加した今回のプログラムでは下記のトピックについて、政策コンサルタント、議員、ロビイスト、官僚、報道関係者、大学教授など各分野の専門家から、現場の裏話も交えレクチャーを受けました。特に、ソーシャルメディア利用の巧拙が政策よりも大統領選挙の結果を左右したという話が、アメリカの民主主義を考える上で特に興味深かったです。その他には、演習としてチームごとに予算削減、選挙対策シミュレーションゲームを行ったり、連邦議会、議員会館の見学などを行いました。


①アメリカ議会の仕組みと現議会の課題
②大統領の役割
③行政の機能と規制
④ロビイストの役割
⑤予算策定と財政赤字問題
⑥メディアと政治
⑦貿易政策とビジネスの関係
⑧現役議員との対話
⑨課税政策
⑩金融危機と規制
⑪消費者保護
⑫医療保険制度改革
⑬エネルギー政策
⑭中国とのビジネス
⑮ソーシャルメディアと政治


プログラム全体を通して、主にビジネスの視点から、国民(企業)の意思がどのようにして立法に至り、行政を通じてルールが運用されていくのか、そのプロセスと主要なプレーヤー達を直に把握することができるようになっています。私としては、改めて民主主義とは何か、アメリカの民主主義がいかに機能しているのか(or機能していないのか)について、その歴史と今、背景にあるアメリカ人の価値観について理解を深めることができ、大変有意義でした。また、政治的にも経済的にも日本と切っても切れないアメリカという国について、日本側からではなくアメリカの識者の視点から学ぶことができた点も今後のビジネスを考える上で収穫になった気がします。これからGoizuetaで学ばれる方々も機会があれば、是非履修されることをおすすめします。
それにしても、極寒のDCからアトランタに帰ってきて、その暖かさにホッとしました。南部最高!!


P.S. 今年もキャンパスビジットのピークシーズンが近づいてまいりました。私達にできることがあれば、全力でサポートさせていただきますので、どしどし在校生までご連絡ください。お待ちしております!