米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2009年5月9日土曜日

Goizuetaでの生活~其の三百十七



上の写真は先日当Emory UniversityのWoodruff PE Centerのトラックで行われたATC All-Comers Track & Field Meetsの様子です。

これはいわゆる陸上の競技会でありまして、単なる競走だけではなく、ハードルや棒高跳びなどもあります。

競技会といってもそんなにハイレベルなものではなく、一般市民も参加できる、手軽なものです。



というわけで、せっかく自分が通っている学校でやっていることですし、参加してきたわけです。

僕は400mと1500mに参加し、タイムはそれぞれ68秒と5分18秒でした。

400mのタイムは正直なところ評価のしようがなく、100m平均で17秒と考えると、400mの練習はしたことないし、まあそんなものかなあ、という感じです。

1500mのほうは結構頑張ったと思います。

きちんと計ったことはないのですが、1600mのベストが5分50秒くらいなはずなので、それよりは早いペースで走ることが出来たということでしょう。

この競技会は、それほどハイレベルではないといっても、大半の人は僕のような素人ランナーよりは格段に早い経験者です。

実際に大学のtrack teamに入って走っている人も多く、400mでは40秒台、1500mでも4分台中盤を出していました。

それがどれほどの速さかはわからないのですが、僕よりも格段に早いことは確かです。

そのような人たちに引っ張られていいタイムが出たことは確かだと思います。

勝てないとわかっていてもすぐに負けを受け入れることが出来ないのが人間でありまして、そういう人たちと走ると、最後の最後まで力を搾り出すのです。

走った直後はもう気が遠くなるほど苦しいのですが、僕は自分に厳しいタイプではないので、そういう思いは一人で走っているときはなかなか出来ません。



このような機会があると、自分がいかに未熟であるかがよくわかりますし、走り方やアップの仕方を見ていると勉強にもなります。

当然年齢や素質も大きく関係しているので、努力の仕方を変えたからといって彼らに追いつけるということにはならないのですが、少しでも近づけるようにしていきたいと思います。

Goizuetaでの生活~其の三百十七



上の写真は先日当Emory UniversityのWoodruff PE Centerのトラックで行われたATC All-Comers Track & Field Meetsの様子です。

これはいわゆる陸上の競技会でありまして、単なる競走だけではなく、ハードルや棒高跳びなどもあります。

競技会といってもそんなにハイレベルなものではなく、一般市民も参加できる、手軽なものです。



というわけで、せっかく自分が通っている学校でやっていることですし、参加してきたわけです。

僕は400mと1500mに参加し、タイムはそれぞれ68秒と5分18秒でした。

400mのタイムは正直なところ評価のしようがなく、100m平均で17秒と考えると、400mの練習はしたことないし、まあそんなものかなあ、という感じです。

1500mのほうは結構頑張ったと思います。

きちんと計ったことはないのですが、1600mのベストが5分50秒くらいなはずなので、それよりは早いペースで走ることが出来たということでしょう。

この競技会は、それほどハイレベルではないといっても、大半の人は僕のような素人ランナーよりは格段に早い経験者です。

実際に大学のtrack teamに入って走っている人も多く、400mでは40秒台、1500mでも4分台中盤を出していました。

それがどれほどの速さかはわからないのですが、僕よりも格段に早いことは確かです。

そのような人たちに引っ張られていいタイムが出たことは確かだと思います。

勝てないとわかっていてもすぐに負けを受け入れることが出来ないのが人間でありまして、そういう人たちと走ると、最後の最後まで力を搾り出すのです。

走った直後はもう気が遠くなるほど苦しいのですが、僕は自分に厳しいタイプではないので、そういう思いは一人で走っているときはなかなか出来ません。



このような機会があると、自分がいかに未熟であるかがよくわかりますし、走り方やアップの仕方を見ていると勉強にもなります。

当然年齢や素質も大きく関係しているので、努力の仕方を変えたからといって彼らに追いつけるということにはならないのですが、少しでも近づけるようにしていきたいと思います。

2009年5月7日木曜日

Goizuetaでの生活~其の三百十六



上の写真はDriving Centerの写真です。

外見は平和そのものですが、その中では不満が渦巻いていたりします。



本日は昨日の続きです。

というわけで、実地試験が終わりました。

申し上げたとおり試験の出来は散々だったのですが、まだ落ちたと決まったわけではありません。

ここはなんとしてでも試験官の裁量で合格にしてもらうしかありません。

実際に、僕はコーンをなぎ倒したわけでも、その上踏みつけたわけでも、信号無視をしたり車をぶつけたりしたわけではありません。

STOPサインで引っかかったのは確かですが、それだけで落とされると決まったわけではありません。

試験官の指示に従わなかったことがありましたが、それも無視したというようなことは決してなく、聞き取れなかっただけということは明らかですし、試験官もそれはわかっているはずです。

実地試験のあと、試験官にいろいろと質問をされました。

いつもこういう場面があるのかはわからないのですが、この質問への答え方で合否が決まるのではないか、という気はしました。

というわけで、自分が犯したすべてのミスを列挙し、それに対して考えうるすべての理由、あるいは言い訳を述べ、その上で「しかしそれは自分が犯したミスであり、その責任は自分にあり、その責任は自分でとるつもりである。」といいました。

そうしているうちに試験官の機嫌は徐々に良くなっていき、何とかなりそうだという雰囲気が出てきました。

最後に「自分にはいろいろと至らぬところがあったが、懇切丁寧に指導、指示して頂き、本当に感謝している。」といいました。

それがきいたかどうかはわかりませんが、何とかぎりぎりで実地試験を突破することが出来ました。

僕の最終的な点数は75点だったのですが、合格ラインは70点か75点のはずなので、いずれにしても本当にぎりぎりだったと思います。

しかし、何はともあれ合格することが唯一最大の目標なので、その目標を達成することが出来て本当に良かったです。

レンタカー屋さんまではまた自分で車を運転したのですが、ここも全く問題はありませんでした。



僕は日本生まれの日本育ちですから、家庭、学校、会社などで怒鳴られたりすることには十分に慣れています。

しかし、「また次に何か言われたときにうまく聞き取れないのではないか。」と考えると、手に震えがきたりしてしまうわけです。

そんな中でも、何とか運転免許を取ることが出来ました。

精神的に非常に疲れた一日でした。

Goizuetaでの生活~其の三百十五



上の写真は、昨日運転免許を取りに行ったときに使ったレンタカーです。

一番安く、一番小さいものだったのですが、今となってみると思い出深い車だったりします。



というわけで、本日は昨日の続きであります。

試験が始まったのですが、まずウィンカーを出したり、消したり、というのを指示に従ってやらなければいけません。

しかし、アクセントが強くてあまり理解できません。

聞き直したのですが、そうすると大声で叫びだしたりして、ますますわからなくなります。

御機嫌は斜めどころかまっさかさまであり、明らかにピンチでした。

最初に駐車をしたのですが、昨日練習したときは何も問題なかった駐車がうまく出来ません。

それもそのはず、明らかに手が震えているのです。

しかし、ここで落ちるわけには行かないので、何度も切り返しながらやっとのことで駐車をクリアしました。

隣にいる試験官は、明らかに「なんだこの下手くそは」という顔をしています。

ただ、そうなってしまったものは仕方がないので、気を取り直してDriving Centerの外に出ました。

そう入っても手の震えはまだ止まらず、その影響で車体事態が安定していません。

試験官からは「とにかくいうとおりに運転すればいい」といわれていたのですが、真っ直ぐ進むところでは、機嫌が悪かったせいか何も言ってくれないのです。

そうなるとますます不安になってしまい、ますます挙動不審になってしまいます。

途中でSTOPサインが同じ地点の道の両側に出現しました。

きっちり一度止まって出発すると、「なぜ止まらないんだ!」と怒鳴られました。

道の両側にあるだけだと思ったのですが、2度止まらなければいけなかったようです。

しかしどう考えても同じところに二つもSTOPサインがあるのはおかしいのですが、そういうことは言っていられないので、平身低頭しながらそのまま進みました。

もうこの時点では汗びっしょりで、呼吸をするのも試験官の顔色をうかがわなければ出来ないといった感じでした。

Driving Centerに戻ってきてからも指示が聞き取れずに2回ほど怒鳴られ、完全に参ってしまいました。

明日以降もう少し続けさせていただきます。

2009年5月6日水曜日

Goizuetaでの生活~其の三百十四



上の写真は今日行ってきたDriving Centerのものです。

あとで詳しく紹介させていただきますが、アメリカのDriving Centerというのは日本のそれとは似ても似つかないものであります。

ご覧の通り、コーンが豪快になぎ倒されていますが、これでも合格だったそうです。

他が良かったということなのかもしれませんが、さすがにここまで豪快になぎ倒して、それで合格というのは、いかにもアメリカという感じですね。



今日は友人に付き添ってもらい、まず車をかりに行きました。

借りた車はシボレーでした。

生まれて始めて運転する外車、そしてアメ車であります。

僕はレンタカーをアメリカでかりるのは初めてだったのですが、思った以上に時間がかかり、試験開始時間に間に合うかどうか微妙なタイミングになりました。

しかし、ここまで来たらやるしかないので、とりあえず外に出てDriving Centerに向かいました。

しばらく運転していなかったのですが、普通の道を走る分には問題ありませんでした。

ハイウェイにも乗ったのですが、車線変更なども、友人の助けもありスムーズに出来ました。

そして何とか予約した時間までにはDriving Centerに着き、試験のための受付をしました。

この受付を含め、Driving Centerというのは対応が非常に悪いことで有名なのですが、今日の場合は受付の対応は非常に良かったです。

特に問題もなく、揚げ足を取られるようなこともなく、すぐに試験を受ける場所へ向かうことが出来ました。

1時40分の予約をしていたのですが、試験が始まったのは2時過ぎです。

しかし、友人の中には数時間単位で待たされたというケースもあるようなので、ましなほうだと思います。

ところが、ここからが大問題でした。

試験官のアクセントが非常に強く、言っていることの半分くらいしか聞き取れないのです。

聞き返していたのですが、そのたびに明らかに機嫌が悪くなり、何回も怒鳴られてしまう始末です。

小心者の僕はすっかり縮み上がってしまい、運転どころではなくなってしまいました。

しかしそういうことは言っていられないわけで、なんとしてでも試験を突破しなくてはなりません。

長くなりそうなので、また明日以降続けさせていただきます。

2009年5月5日火曜日

Goizuetaでの生活~其の三百十三



上の写真は昨日友人といったベトナム料理店のものです。

この店の様子は何度か紹介させていただいておりますが、Buford Hwyという通り沿いにある店で、友人達とよく行くのです。

非常に安い店で、みんなで行ってたらふく食べても10ドルちょっとしかかからず、その気になれば6、7ドルくらいで済ますことも出来ます。

ベトナム料理を始めとするアジア料理はなかなかアメリカ人の口には合わないのですが、それでも慣れてくれば食べてくれるようであります。

もうそろそろ卒業ということもあり、この一週間はこのような思い出作りでいっぱいになりそうです。

試験も終わったということで、久しぶりに友人と楽しい時間を過ごすことが出来ました。



さて、アメリカの学校はどこもそうらしいのですが良くも悪くもメリハリが非常に利いています。

先週までは試験や課題などに追い回されていたのですが、それが終わると、当たり前といえば当たり前ですが、何もやることがなくなります。

なんとなく大海に放りだされたような気分になり、ちょっと寂しかったりもします。

というわけで、こういうときにこそ普段出来ないことをやるしかありません。

そこで、僕は明日免許を取りに行くことになりました。

日本でいう仮免許は持っているのですが、本物の免許は持っていなかったのです。

しかし、このいわゆる日本でいう免許センターみたいなところが非常に評判が悪く、日本人のみならず、外国人全般、そしてアメリカ人ですらひどい目にあうというのが通説であります。

僕は仮免許を本免許に切り替えるために、実地試験を受けなくてはなりません。

まずその予約を取るのすら大変なのですが、僕は運良く予約を取ることが出来ました。

ただ、それは明日失敗するとまた予約を取り直すのが非常に大変であることを意味しています。

というわけで、僕は今試験や課題とはまた違った形でのプレッシャーを感じているのです。

明日は何とか実地試験を突破して、アメリカで初めての本免許を取得できるように頑張りたいと思います。

普通にやれば何の問題もないはずなのですが、何事もそううまくは行かないのがこの世の常のなので、慎重を期したいと思います。

2009年5月4日月曜日

Goizuetaでの生活~其の三百十二



上の写真は今日観に行った野球の試合のものです。

試験も終わったことですし、Atlanta生活もあとわずかということで、Houston Astros対Atlanta Braves戦を観に行ったわけです。



しかし、この写真は今日デビューしたNew York Metsの高橋建投手のものです。

これはどういうことでしょうか。

最近Bravesの試合は雨での中断が多いのですが、今日も2回表終了後雨で中断になったのです。

「また中断かあ」と思っていたのですが、中断中New York Mets対Philadelphia Phillies戦の中継がオーロラビジョンで時間つぶしとばかりに始まったのです。

仕方なくそれを見ていたところ、高橋投手がブルペンで投球練習を始めた様子が紹介され、しかもMetsの先発投手がコントロールを乱しています。

「これはもしや・・・」と思っていたのですが、ついにデビューを飾り、その生中継をオーロラビジョンで見ることが出来ました。

高橋投手のようなケースは一度も登板せずにマイナーに逆戻り、ということも多いので、デビューできて本当に良かったと思います。

しかもきっちり抑えたので、次の登板機会も与えられる可能性が高くなりました。

いつもは憂鬱な気分になる雨での中断ですが、試験が終わって時間もあったところですし、今日はちょっと得した気分になりました。



今日の試合は5-1でBravesが敗れました。

それにしても今日の試合は本当に見所のない試合でした。

実は今日は川上投手の先発が予定されていたのです。

しかし、肩の疲労ということで川上投手の先発はなくなり、しかも雨での中断により両先発投手は早々と降板し、両チーム、特にBravesは拙攻の連続。

まずい守備も重なり、最後まで盛り上がりにかけました。

3時半試合開始だったのですが、試合が終わったのは8時でした。

日本人にとっては高橋投手のデビュー戦の中継を見ることが出来たので多少は価値がありましたが、そこに特別な興味を抱いていない他の方は本当にがっかりしたことでしょう。

明日以降は気を取り直して、活気のある試合をしていただきたいものです。

2009年5月2日土曜日

Goizuetaでの生活~其の三百十一



上の写真は当校のエレベーターの押しボタンです。

普通に生活していると細かいことが気になったりするもので、このエレベーターはその良い例です。

日本は電子機器が進んでいるとかいわれていますが、日本にいるとあまりそういうことは感じないものです。

しかし、アメリカにいるといろいろなところで「実は日本って進んでいるんだなあ」と気が付いたりします。



身近なもので日本とアメリカで差があると実感するのは、携帯電話とエレベーターです。

そのエレベーターですが、気のせいかもしれませんが、まず遅いのです。

待てども待てどもなかなか来ないし、来たところで移動するのにどれくらいかかっているんだといいたくなります。

そして、何より不思議なのがボタンです。

日本にいたときにアメリカ帰りの人がエレベーターのボタンをたたくように何回も押しているのを見て不思議に思っていたのですが、その気持ちが非常によく理解できます。

押しても押しても認識してくれないのです。

十分に押し込まないで、半分くらい押し込んだところで一度止めると認識してくれたりします。

そんなことはいちいちしていられないので、そうなると何回も押さざるをえないのです。

開閉のボタンに関しては、ほぼ機能していません。

日本だと開閉のボタンを使うのが普通ですが、アメリカでは使う人はほとんどいません。

「アメリカ人はあくせくしていないんだなあ」などと考えていたのですが、アメリカ人に聞くと「どうせきかないんだから押しても意味がない」とのことです。

確かに、人が入ろうとしているのにエレベーターが閉まろうとすると、日本人は「開」のボタンを押しますが、アメリカではほぼ間違えなく手と足で扉を止めにかかります。

ボタンが如何に信頼されていないかということでしょう。

アメリカ人はそんなエレベーターに不満を持っていないかというと、非常に大きな不満を抱いているのです。

それなのに改善されないあたりは、日本人にとってはなかなか理解できないところです。

しかしそんなアメリカ文化も、2年近くいると、慣れる、というかあきらめて気にならないようになりました。

これも郷に入っては郷に従えということなのでしょうか。

Goizuetaでの生活~其の三百十



上の写真は先日行ってきた献血の様子です。

献血をすると、ご覧のようなジュースやお菓子を食べたいだけ食べられます。

僕はあまり甘いものが得意ではないのですが、好きな人にとってはたまらないでしょう。

とはいってもそれが理由で献血をする人はまずいないと思いますが。

やはり、献血をすると栄養が必要になるようで、特に水分を良くとるようにといわれます。

置いてあるジュースも非常にケミカルなジュースで、あまりそういうものは好きではないのですが、その場で何本も飲み、また数本持って帰って飲むようにしています。

家に帰ってからも出来るだけ水分を多めに取って、食事も特に栄養バランスを重視します。

特に水分が不足すると、人によっては気分が悪くなったり体調を崩したりということがあるようです。

ちなみに僕は今のところ大丈夫です。



本日朝にDecision Modelingのtake home examとapplication portfolioの提出があり、これで学校の勉強はすべて終わりました。

終わってしまうと本当にはかないものです。

昨夜はほぼ徹夜でした。

勉強で徹夜をすることも、もう人生でないと思うと、うれしいはずなのですが、ちょっと寂しかったりもします。

ただ、いつまでも学生をやっているわけには当然行かないので、やはり非常にうれしいことなのでしょう。

これからは1週間何もない日々が続き、それから卒業式になります。

そして卒業式の後は、あっという間にみんなばらばらになってしまいます。

先日も少し書かせていただきましたが、本当に信じられません。

毎日当然のように顔を合わせていた同級生の多くとはこれが最後になってしまうのです。

卒業式を含めた卒業イベントは3日間続くのですが、その前にもいろいろな人が呼びかけて集まったりするはずです。

出来るだけ参加して最後の思い出を作り、卒業後も交流を続けられるようにしたいと思います。

このブログを書かせていただくのもあと約10日となってしまいました。

あとわずかとなりましたが、最後までGoizuetaの様子を紹介させていただきたいと思います。