米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2020年2月16日日曜日

アトランタにおけるペットとの生活

こんにちは。Class of 2021のHYです。

MBA受験中の方は各校のインタビューでお忙しい方も多いかと思います。エモリーでも受験生を見かける機会が増えました。実際に授業に出てみたり、在校生の話を聞くとよりイメージがつかめるかと思いますので、ご興味をお持ちの方は下部に記載の日本人会のアドレスまでお気軽にご連絡ください。

さて、今回はアトランタにおけるペットとの生活についてご紹介したいと思います。
ちなみに私は日本から愛犬2匹を連れて渡米しております。

まず最初に、こちらに来て驚いたことは、日本と比較すると犬を飼っている人をよく見かけるということです。
大学においても、サポートドッグや訓練犬は大学敷地内は言うまでもなく、校舎内にも入れます(商業施設でも同様の扱いです)ので、本当によく見かけます。
テスト期間中には、学生のストレスを癒すために、セラピードッグとの触れ合い会が開催されることもあります。

そういう環境ですので、愛犬と一緒に散歩をしていると非常によく話しかけられます。
我が家の愛犬たちは、アメリカに来て以降急に人見知りが発生し、見慣れない人・犬には吠えてしまうようになったので、その場ではなかなかこみいった話まで発展できませんが、同じアパートの同じ棟の人だと顔見知りになり、その後あった際にはエレベーター内でお話しするようになったりします。

アトランタ(アメリカでは?)では、無料で開放されているドッグランが数多くあり、私も週末や授業が早く終わる平日の夕方に訪れています。
日本のドッグランは土日だと盛況ですが、平日だと数も少なく犬同士の触れ合いがなかなかできませんが、その点こちらは平日の夕方でもかなり人がいます。
私がよく利用するドッグランは、同級生で利用している人もおり、話すきっかけにもなります。
アメリカ育ちの犬は、本当によくしつけがされており、犬種問わず人懐っこい犬が多いので、犬好きの方ならドッグランを訪れるだけで癒されること間違いなしです。

次に、ペットとの生活において切っても切れない、動物病院について紹介したいと思います。
主に病院を利用するのは予防接種の時かと思いますが、アメリカでは動物病院と予防接種に特化した簡易クリニックのようなものがあります。
そして多くの人は予防接種だけであれば、後者を利用するそうです。
それもそのはず、前者と後者では値段が圧倒的に違うからです。
後者の簡易クリニックでは日本と比較して同程度かちょっと高いぐらいという感じです。
一方、前者の動物病院で予防接種をしようとすると驚きの価格を請求されることになります。
渡米間もないころ、そのことを知らなかった私は、近くの動物病院に行き、今までの(日本の)経験から1万円行くか行かないかぐらいだなと思いながら、レジに行き、請求額は「4~~」と言われ、よく聞き取れなかった私は「40ドルちょっとか・・・かなり安いな」と思い、クレジットで支払い、あとで確認すると400ドルを余裕でオーバーしており、愕然としました。
後で聞いて分かったことですが、アメリカにおける動物病院の立ち位置は、本当に病気になった時等にいく場所らしく、予防接種については上述の簡易クリニックにいくことが多いそうです。

最後に、犬種によっては必須となる、トリミングサロンについてです。
我が家の愛犬のうちの1匹は、トイプードルとマルチーズのミックスなので定期的なトリミングが欠かせません。
日本と同様、アメリカにおいてもかなりの数のトリミングサロンがあります。こればっかりは口コミをもとに試していくしかありません。ペットストアーに併設されているトリミングサロンから、個人経営のサロンまで色々とあります。
個人的には、ペットストアーに併設されているトリミングサロンについては、一度利用した経験と、他の犬がトリミングされている最中の様子を観察している限りでは、あまり良い印象がありません。
ロケーションが便利で、そのため利用者が多く、数を捌く必要があるので、機械的に対応していくしかないのかもしれませんが、ただただ短くカットしているという感じです。
いずれにせよ、トリミングサロンを試す際には口コミを確認しつつ、犬を飼ってる人に聞くといいと思います。(実際散歩をしている時に、どこのトリミングサロンを利用しているのかと突然聞かれることもあったります。)

人間と違い、情報があまりないので、ペットを連れて渡米するという方はお気軽にご相談いただければと思います。

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2020年2月3日月曜日

Emoryにおけるヘルスケア分野の学習機会


こんにちは。2年生のSkywalkerです。果たして存在するのかも分かりませんが、読者のみなさまいかがお過ごしでしょうか?私?私はもちろんぼちぼちです。

この時期のMBA受験生はほぼApplicationを終え、Interviewの準備真っ只中の方やInterviewInvitationを心待ちにして悶々としている方など、いずれにせよストレスフルな生活を過ごされていることかと推察します。本日はそんな皆様に向け、やや遅まきながらもよく質問を受ける「Emoryにおけるヘルスケア分野の学習機会」というテーマで書かせていただきます。ちなみに私のバックグラウンドはまったくヘルスケアではないのですが、現在校生間ではなぜだかヘルスケア担当みたいになっています。世の中は理不尽ですね。そんな私が分からないところを色々調べたりもしたので、ぜひ読んでください。

さて、まずは学校が明示的に発表しているヘルスケア関連の学習機会です。
ご存じかもしれませんが、EmoryにはMBA/MPHというDual Degreeが存在します。通常のMBAより1 Semester 多く必要になりますが、MPH単体ではUS News5位にランクされるほど名声のあるプログラムで、ヘルスケア特化の統計学や、疫学のほか、保険制度について学習することができます。私のコアチームのメンバは元々IBでしたが、ヘルスケア×ファイナンスの分野を極めてみたいということでこのDual Degreeを専攻していました。また、Dual Degreeを取らずとも、MBA自体にもヘルスケア系の授業が存在します。以下その例です。

The Business of Healthcare
アメリカのヘルスケアシステム、特に医療保険制度について学ぶ授業です。
Healthcare Org Tech Management
ここ2年程開講されているのか不明ですが、病院、製薬企業等のオペレーション改善策や事業拡大計画の分析、イノベーション等について扱う授業です。
IMPACT 360 Healthcare
Emory看板授業のIMPACT(ご存じない方はこちらをご覧ください)の一つで、Emory Hospitalに対するコンサルティングを行う授業です。

このうち、私は、IMPACT 360 Healthcareを履修しました。テーマは毎年変わりますが、当時Emoryが導入しようとしていた遠隔治療のオペレーション分析を行いました。MPH/MBAMD/MBAの学生も多く履修しており、Healthcareに関する知見をチームからも得ることができます。ちなみにこの授業についてはこちらの過去ログにより具体的な活動内容について書かれた記事もありますので、ぜひご覧ください。

そのほか、クラブ活動としてGoizueta Healthcare Associationが存在し、ケースコンペティションの開催などを行っていたり、あまり詳細は知りませんが、Emory University/Georgia Tech Healthcare Innovation Programなるものも存在するようです。

ここまでの情報はWebなどでも拾えるため、そんなもん知ってまんがな、という方向けに、続いては隠れたヘルスケアとのかかわりです。こちらの記事にもあるとおり、アトランタはEmoryCDCの存在もあり、単体で全米でもヘルスケア系のStartupが集まる地域となっています。また、上記の記事ではNashvilleが一番に挙げられていますが、アトランタとの距離、南部最大都市としてのアトランタのプレゼンスから、事実としてNashvilleStartupがアトランタまで投資機会を求めてやってくることもままあり、Emoryではヘルスケア系のStartupとかかわれる機会が非常に多く存在します。

たとえば、私が昨セメスターに受講したEntrepreneurial Practicumという授業では(授業の概要はこちらをご覧ください)、医療機関向けIoTプラットフォームの会社やスマートピルの会社等のコンサルティングの機会や、Raise Forumというピッチイベントに向け、整形外科向けのHandy Imaging Deviceを開発している会社、服薬管理APPを開発している会社を評価する機会がありました。教授によると、同イベントへ応募してくるStartup70%近くがヘルスケア関連とのことです。

また、学外でも、現在私が行っているインターン先のVCには、たくさんのヘルスケア系StartupからのApplicationが届き、それらの評価を行っています。さらに、私の夏のインターンはEmory MBAの卒業生がCEOを務めている関係で見つけてきたのですが、病院向け患者エンゲージメントプラットフォームを提供しているStartupだったほか、そのCoworking Officeには他3社のヘルスケア系Startupが在籍していました。以上のように、アトランタ/Emoryでは非常に多くのヘルスケア系Startupと接する機会が存在します。

いかがでしたでしょうか?意図的にヘルスケアと関わろうとしたわけでない私でさえこのありさまなので、ヘルスケアへの興味・関心が高い方には絶好の学校なのではないでしょうか。この記事が少しでもアプリカントの皆さんのお役に立てば幸いです。内容について何かご質問がありましたら以下の宛先にご連絡ください。それでは!

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