米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2013年3月25日月曜日

子持ち留学生の皆様にとって気になる学校&幼稚園情報!!

皆さん、こんにちは!もうすぐ四月ですね!
日本では、もうそろそろ桜が咲く頃でしょうか?

Class of 2014 子持ち留学生のS.Yです。
桜を見ると、入学や卒業の時の甘酸っぱい思い出が今でも甦ります。
きっとこのブログをごらんの皆さんも、満開の桜を見ながら、ごくごく近い未来の甘い留学生活を思い描かれている事と思います。

私の息子(6歳)も、もし日本にいたら、幼稚園の卒園を迎える時期です。
ところがここはアメリカ。9月始まりなので、この季節は1週間のスプリングブレイクがあるくらいで、日本のような特別な季節では全くありません(笑)

という訳で、今回は、子持ち留学生の皆様にとって気になる学校&幼稚園情報!!をお届けいたします。

(年間スケジュール)
秋 8月上旬から中旬;新年度スタート!
冬 12月中旬から1週間のクリスマス休み。新年は1月2日からスタート(涙)
春 3月中旬から4月初旬に1週間のスプリングブレイク
夏 5月下旬にフィニッシュ。6月-8月上旬まで、サマーブレイク。
  その間、サマーキャンプという2週間から1ヶ月程度の任意の特別授業があります。
   

ですので、6月下旬のPre-MBA English Courseの時からお子さんをアメリカに連れてこられる方がいらっしゃったら、お子さんをサマーキャンプに入れる事が可能ですし、8月のMBAスタート時から連れてこられるとなると、ちょうど学校が始まった時期から入学できる感じですね。

 
(学校の選択肢)
小学校や幼稚園の選択肢につきましては、公立からNPO法人、私立まで多岐にわたります。

例えばうちの長男と長女は、これまでDHUMP(Druid Hills United Methodist Preschool)という教会に付随するNPO法人の幼稚園に通っております。価格は公立と私立の中間くらいで、とっても優しい担任の先生と、音楽や体育、美術、そして生物の先生までいらっしゃって、二人とも毎日楽しく通っています。
http://www.dhump.org/Admissions.htm

ちなみにお子さんがアメリカの学校に適応できるか悩んでおられる方がいらっしゃいましたら、Don't worryです。いまで渡米してから8ヶ月ですが、入学当初こそ戸惑っていましたが、すでに息子は完全に友達となじんでいます。比較級、過去形を使いこなし、It's gonna be...なんて事をペラペラっとしゃべってしまいますので、むしろ私が息子から学びたいくらいです。。。写真は、一番乗りでpre schoolに到着して、さっそく一人で遊び始めた長女です。

ちょうど昨日、日本人の友人やPreschoolのお友達とご家族をお招きし、息子のBirthday PartyをPost BriarcliffのActivity Centerで行いましたので、その時の写真をアップします。Easter Sundayにちなんで、Egg Hunt(隠した卵ケースを子供達が探し、卵の中に入っている番号札と一致するプレゼントを渡します)を行いました。家族ぐるみでの日米交流が容易にできるのも、温かい人の多い南部ならではの醍醐味です!!



 
 
長男は、9月より近所の公立の小学校(Briar Vista Elementary School)に入学予定です。この小学校は公立ではめずらしく、モンテッソーリを取り入れている小学校です。自由な校風、上級生との交わりの多さを考慮すると、のんびり屋でマイペースのわが息子にはぴったりなのかなと思っています。場所はPost Briarcliffから徒歩10分、車で5分に位置しています。
私立で有名な小学校兼幼稚園としましては、Clifton Elementary Schoolが挙げられます。プレスクールもあります。韓国人のクラスメイトもお子さんをここへ預けていますが、評判はとても良いです。ただ、値段が張りますので、会社から費用の出ない私には手の出せない学校でした。。。
 
その他、日本語メインの学校と致しましては、聖学院ウィンターチャペル・インターナショナルスクールがあります。
私立ですので、授業料は多少かかると思います。また、Dunwoodyという北部の街にありますので、Post Briarcliffからですと、約14マイル、時間にして25分程度かかってしまいます。
さらに、仮にどの学校に入られたとしましても、土曜日に任意で日本語学校に通わせることもできますので、日本語教育に関しましては心配後無用です。
実際、アトランタに住む私の友人のお子さんは、平日は近所の公立小学校に、週末は日本語学校に毎週通っているそうです。
 http://www.gjls.org/

(Pre-K)
 Pre-Kってご存知ですか?
順番としましては、Pre-K(年中)⇒Kindergarten(年長)⇒Elementary School(小学校)です。うちの息子はKindergartenからでしたので、あまり詳しくないのですが、Pre-Kに関しては、公立に入れると無料という情報もあります。ただしこれは、3月のうちに登録して当たった人だけが該当するそうです。難しそうですね。。。
http://www.atlantapublicschools.us/Page/982
ただ、無料ではありませんが、もちろんNPOや私立でもPre-Kのお子さんも扱っていますので、ご安心ください。


この他にも、いろいろな学校がありますので、ご予算、就業時間、カリキュラムなどの条件から、皆さんのお子さんにとってのベストスクールをお探しください!


 S.Y

2013年3月13日水曜日

日本再発見Goizueta in Japan!!


2年ぶりにGoizuetaJapanTripが復活いたしました。日本人在校生5名(二年生2名、一年生3名)のチームで半年間かけて準備を行いました。中国、インドの台頭におされ、日本のプレゼンスが低下している中、見事、学校審査、学生向けプレゼンテーションに成功。申込が殺到し、ウェイトリストが出る程の人気ぶりでした。最終的に引率教授、学校職員を含む37名で3月上旬に10日間のツアーを行いました。
先週のブログでもご紹介したとおり、Goizuetaでは2月下旬から3月中旬にかけての春休み期間に必修科目Mid Semester Moduleを設け、海外研修プログラムを提供しています。教授や外部団体が主催するプログラムが多い中、JapanTrip100%日本人学生で企画、運営しています。

JapanTripの目的は、米国人学生(もしくは他国の留学生)に日本のビジネス、文化を伝えることですが、限られた時間の中で最大限にStudy Hard, Play Hardするため、以下の点に敢えてフォーカスしました。
 まず、ビジネスについては、日本企業のグローバル戦略または外資企業の日本市場における戦略を学ぶことをテーマに、幅広く各産業のリーディングカンパニー6社へ訪問し、各社の戦略を伺い、意見交換を行いました。事前に日本市場を題材としたケーススタディを学習し、日本市場の特性を踏まえた上で訪問先企業の分析をグループごとに実施。各自が課題認識を整理し、ミーティングに臨みました。各社からはトップマネジメントとして経営を担われている方々、研究開発の最先端を担われている方々にご出席いただき、学生の想像を遥かに超えるまさに業界の最先端を行くお話を伺うことができました。感動のあまり、その場で先方に就活を始めるアメリカ人学生もいるほどでしたが、日本人の私自身も本当に心が揺さぶられることがあり、このトリップを企画して良かったと心底思いました。また、各企業の方々には、アメリカのMBA学生に世界で活躍する日本企業の姿をご披露していただき、本当に感謝しております。
 次に、文化については、東京、名古屋、京都、奈良、広島、大阪の名所、世界遺産、大相撲観戦、カラオケなど、24時間体力の許す限り回りました。皆、一様に日本の美しさ、歴史、新幹線等交通インフラの正確性、そして日本人の礼儀正しさ、ホスピタリティに感激していました。私も海外の人の目を通して、改めて日本の良さを再認識することがで、より一層、日本が好きになりました。食事については、しゃぶしゃぶ、すき焼き、櫃まぶし、焼肉、寿司、懐石、お好み焼き、釜飯、ラーメン、牡蠣等を回りました。総じて日本料理は美味しいと評判でしたが、一番人気はやはり、すき焼き、その次はラーメン、寿司、しゃぶしゃぶでした。番外編としては長野のおやきが一部の学生の間でヒットしてました。

私はJapanTripを通じてアメリカのMBA学生に日本を紹介することを留学期間中のテーマのひとつにしていましたが、今回、素晴らしい仲間と出会い、その目的が実現できて本当に幸せです。参加した全てのメンバーから日本人オーガナイザーに「ありがとう」の言葉を貰いましたが、特に最終日の打ち上げ後に 同級生のGregが「こんな素晴らしい旅は人生でもう二度と経験できないだろう」と言ってくれたことは忘れられません。今後、ゴイズエタに進学される方でご興味のある方には是非、今回のノウハウを引き継いでいきたいと思います。人生最高の旅をまた来年もやりましょう!
Class of 2014 G


最後に、ご多忙の中、私たちの訪問を快よく受け入れてくださった企業の皆様、トリップをサポートしていただいたアルムナイ、在校生の皆様、旅行代理店のTさんはじめJapanTripの運営に協力していただいた皆様、そして、引率を快く引き受けてくれたManish教授、JeffJapanTripを選んでくれたGoizueta仲間全員に、この場を借りて改めてお礼を申し上げます。次回もよろしくお願いいたします!

Goizueta Japan Trip2013企画者一同

2013年3月6日水曜日

【アメリカ大陸の中心から合格祝いを叫ぶ(Mid Semester Module)】



春の訪れを感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。何校か合格を勝ち取った皆さん も、まだまだ追い込みをかけている皆さんも、最後まで後悔の無いように頑張って下さい!

さて、アトランタは日本より暖かいという印象を皆様お持ちかと思いますが、今日はさらに暖かい、というかむしろ暑い国、ニカラグアからの投稿です。Hola!(携帯で投稿しているため、一部見づらい点はご容赦下さい。)

と、前置きはさておき、今日はゴイズエタの春の目玉プログラムの1つ、Mid Semester Module(以下、MSM)」をご紹介します。ゴイズエタでは2月下旬から3月中旬まで春休みなのですが、この間の一部の期間を用いてMSMと言う必修科目が課されます。(それなら春休みと呼ばないで、と言いたいんですが。。)

MSMでは、アトランタでの集中講義・海外研修のどちらかを選択することになります。私は後者からニカラグア/コスタリカの中米トリップを選んだ関係で、本日の実況中継fromニカラグアに至りました。ちなみに今年は中米以外にも、ブラジル、南ア、インド、日本という選択肢がありました。場所によって日数、出発のタイミング、トリップで学ぶ内容等が違い、中米トリップでは計14日間でニカラグアからコスタリカまでのバスの旅となります。


…、ニカラグアってどこよ??という方。かく言う自分も、行くと決まるまであまり知らなかったのですが、北米と南米の結合部分でゴチャっと国が密集してる中米諸国の1つです。旅行者が愛用する某"地球の●き方"には、絶対立ち入ってはいけない交差点、魔の十字路を含め、治安は中米最悪との記述もありますが安全な街にしか滞在しないのでそこはご安心を。

さて、ジャパントリップのように完全に学生がオーガナイズする研修もありますが、私の参加するニカラグア・コスタリカの中米海外研修では主に、現地NGO団体引率のもと、貧困国におけるビジネスの実情や恵まれない人々の社会進出に向けた取り組みを学ぶのがメインです。MSMの中でも特にボランティア色が濃い行き先と言えます。また、多くの訪問先が小規模団体や村の学校ということもあり、スモールスクールのゴイズエタにあって更にスモールグループの、学生10名+教授での計14日間のトリップとなります。

〜主な内容〜
・コーヒービジネスを題材とした貧困国と富裕国とのビジネスの比較
・女性の健康促進に向けた取り組み支援
・養護施設や貧困エリアの子供が通う学校でのボランティア活動
(・オフの日はサルサレッスン、サーフィンレッスン)
などなど。

特に、ニカラグアの主要産業であるコーヒービジネスについては、トリップ前の数回のミーティングや現地の農場訪問を通じて、産業の構造や現状抱える課題を学んで来ました。コーヒーの栽培に用いる肥料には化学肥料とオーガニックの肥料とがあるようで、ニカラグアのように、一戸辺りの経営規模が小さい場合、安価な化学肥料を使うケースが大きかったようです。化学肥料で生産したコーヒーは最終の市場取引価格が乱高下しやすく、農家の経営を圧迫することもあり、オーガニック肥料による栽培に変えていくことが大事だということでした。ただ、オーガニック肥料による栽培の場合、末端価格は安定し、かつ総所得も増加する見込みが高い反面、オーガニックである旨の証明書発行手続きや肥料作りの手間、生産量の低下などもあり、苦労も多いようです。トリップ中は村の小学校も訪問したのですが、当日は現地の劇団による子供向けの演劇が行われており、その中でも有機栽培による食物の優位性を教えるなど、教育レベルで国民の意識改革を進めている点が印象的でした。

個人的には、これまで単発のボランティアには何度か参加したことはあるのですが、NGO団体の成り立ちや思想、具体的なビジネスモデルにまで本格的に関わったことが全くなかったので、NGOってこういった形で社会貢献してるのか、と視野を広めるきっかけになりました。

と、マジメな話はここまでで、研修の間はもちろん朝から晩まで英語付けです。私のように家族で来ている者にとっては実は初めての経験かもしれません。あと、毎日夕食後は飲みに出掛けたり、同級生からダンスを教わったり、夜中までポーカーに夢中になったり。夜の活動だけ見ればまさに大学生の合宿です。10人という少人数だからこそ、こういったナイトライフも全員で楽しめて最高のトリップを過ごしてます。


以上、MSM実況レポートでした。(来週もどこかの国から実況レポートが入るかもしれません。)

Class of 2014 Ken2