米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2008年10月31日金曜日

Goizuetaでの生活~其の百四十五



上の写真はHalloweenのかぼちゃ彫りの様子です。

今日学校で授業の後に行われ、みんなでかぼちゃを掘りました。

アメリカでは一年の中でも大きな行事の一つなので、盛大とまでは行きませんでしたが、しっかり祝っていました。

特に留学生にとってはアメリカを実感する行事の一つで、今日は学校に仮装をしてくる学生もいました。



さて、昨日はNegotiationのクラスで、Graded Negotiationがありました。

Negotiationは週一回水曜日午後6時半からのクラスで終わるのは9時過ぎになります。

やはり授業が終わったときに外が暗く、そして寒いというのは嫌なものですが、それでも履修する価値のある授業です。

授業内容は非常に面白く、そのまま「交渉をいかにするか」ということを学びます。

今回のGraded Negotiationは中間試験のようなもので、指定されたペアで指定されたNegotiationを行い、交渉の結果獲得した得点がそのまま成績評価につながります。

Graded Negotiationは3回あり、今回が2回目でした。

Negotiationの詳しい中身は紹介できないのですが、やはりうまく考えられているケースでした。

交渉は1対1で行うのですが、顔を知っている相手とはいえ、かなり緊張します。

成績評価につながるからというのも一因ですが、やはり交渉ごとというのは、たとえそれが仮のものであっても緊張するものです。

逆に、一度このGraded Negotiationを一緒にやると、そのあとはかなり仲良くなります。

交渉には性格がかなり反映されるので、よりお互いを深く知ることが出来るからではないでしょうか。

結果としては、昨日のGraded Negotiationはうまく行ったと思います。

それは僕が高得点を獲得したという意味ではなく、お互いがお互いを尊重しあって、その中で最善を尽くし、それが交渉の結果に反映されたとお互いが認めたということです。

場合によっては収拾が付かない状態で交渉が終わってしまうこともあるので、お互いが気持ちよく交渉を終えることが出来たというのは、その交渉がうまく行ったという証拠です。

緊張はしましたが、終わってみたら気持ちがよかったGraded Negotiationでした。

2008年10月30日木曜日

Goizuetaでの生活~其の百四十四



上の写真は最近のキャンパスの様子です。

ここ数週間は一週間に一回雨が降るというパターンが続いています。

結構一日中しっかり降るので、水不足が少しは解消しているのかもしれません。

しかしそれ以外の日は非常に天気がよく、ご覧のように空は真っ青です。

アメリカ、というかアトランタに来て思うのは、「空が広い」ということです。

日本の、特に東京などの都会ではどうしてもビルが多く、空を広く見ることが出来ないのですが、その点アトランタは平和そのもので、あまり顔を上げなくても空を見ることが出来ます。

普段はあまり気がつきませんが、小さな幸せの一つです。



さて、最近アトランタはなぜか寒い日が続いています。

最低気温が1度という日もあり、最高気温も低い日は10度台前半です。

アトランタは比較的暖かいはずなのですが、何が起こってしまったのでしょうか。

いくらなんでも寒くなるのは早すぎといった感があるので、もう少し暖かくなってほしいものです。



昨日も紹介させていただきましたが、本日はMarket IntelligenceのGroup Assignmentの提出があります。

昨日のmeetingが終わったあと、担当者が原稿を仕上げ、それをメールでまわして全員で順番にチェックしました。

前回の課題の点数が自分たちが思っていた程よくなかったので、今回はより一層気合が入っています。

僕は深夜の2時ごろからチェックをしました。

この段階に入ると、ほぼ形になっていますし、やることは決まっているので精神的には楽です。

あとは如何に自分たちがやったことを的確に表現できるかにかかっています。



明日はSports Managementのtake home examの提出があります。

この試験は授業の内容を正しく理解できていれば難しくないのですが、そもそも授業の内容を正しく理解することがそんなに簡単ではありません。

かなりテクニカルな内容を扱っているので、ただ単に「スポーツ大好き」というだけではどうにもならない内容です。



そして、今日はNegotiationのクラスでGrade Negotiationがあります。

これに関してはまた後日紹介させていただきます。

2008年10月29日水曜日

Goizuetaでの生活~其の百四十三



上の写真も昨日のInternational Graduate Student Receptionの様子です。

いろいろな料理がありましたが、僕は海老が好きなので、海老のカレーを食べました。

今の経済状態では海老はなかなか買えないので、このような機会は本当に貴重です。



さて、本日は非常にハードな一日となりました。

まず朝9時からSDA (Strategic Decision Analysis)の課題であるNegotiation (交渉)をパートナーとしました。

これは、指定されたパートナーと課題とされたケースについて実際にNegotiationをするというもので、ビジネススクールではよく出される課題です。

相手はアメリカ人だったのですが、やはり交渉事はアメリカ人に一日の長があり、非常に手ごわかったです。

その後SDAの授業に出て、そのあとはMarket IntelligenceのTeam Meetingがありました。

これは明日提出の課題のためなのですが、結局3時間くらいかかっても終わりませんでした。

午後にはSports Managementの授業があり、その後またMarket IntelligenceのTeam Meetingをし、結局終わったのは6時過ぎでした。

お陰様で何とか形にはなりましたが、非常に疲れた一日でした。

最後のドラフトを担当者が深夜までにメールで流し、それを全員でチェックして、明日提出するという流れになりました。

時間はかかりましたが、理解が深まりましたし、4人いるとそれぞれに得意分野や独特の視点があるので、楽しいことも確かです。



しかしそれで今日一日が終わったというわけではなく、明日のReading Assignmentと明後日提出のSports ManagementのTake Home Examがあります。

今学期も後半に入ってきて慌しい日々が続いていますが、このような日々が12月まで続くことはほぼ確実です。

ただ、それでこそビジネススクールですし、それくらいでなければ留学している意味がないのも確かです。

というわけで、この慌しい日々を出来る限り充実させていきたいと思います。

2008年10月28日火曜日

Goizuetaでの生活~其の百四十二



上の写真は、今日行って来たInternational Graduate Student Receptionの様子です。

Emory Universityの大学院に来ている留学生が集まり、各国の料理が出されました。

日本料理としてはカリフォルニアロールが出されていましたが、これは寿司ではあっても日本の料理ではないですね。

でも、今やカリフォルニアロールは日本料理の代表といった感もあります。

ジャマイカが専用のテーブルを出していたので、初めてジャマイカ料理を食べました。

鳥が中心でしたが、なかなかおいしかったです。



Emory Universityおよび当Goizueta Business Schoolではこのような催しが時々行われます。

あまり他の大学院の学生と知り合う機会はないので、このような機会は貴重です。

ビジネススクールは一学年240人ほどなので、すべての国から学生が集まっているわけではありません。

たとえば、ビジネススクールには今はイタリアからの留学生はいないのですが、今日は早速Neuroscienceを専攻しているイタリア人と仲良くなってきました。



さて、本日はICA (Industry and Competitor Analysis)で今学期前半のPeer Evaluationがありました。

これは、各学生の授業参加の評価を相互にするもので、今回は全員の名前が書いてある紙を渡され、各学生に点数をつけるというものでした。

授業に著しく貢献しており、上位25%にはいると思われる学生には1、その下の25%に入ると思われる学生には2、そのまた下の25%に入ると思われる学生には3、そこまでのどこにも入らない、あるいは授業への貢献が全くないと思われる学生には8をつけます。

すべての数字を同じ数だけつけなければいけないということはなく、大体同じくらいになるようにと勧められているだけです。

このような方法はビジネススクールではよく取られるのですが、やはりクラスメートを評価する、しかも相対的に評価をするというのはあまり簡単なことではありません。

実際に評価をしてみるとどの学生が貢献をしていてどの学生が貢献をしていないかはっきりわかってくるものではありますが、だからといって普段の仲の良さを完全に排除できるかといわれれば、疑問が残ります。

しかし、それでも評価を下さなければいけないわけで、それも必要とされる能力なのです。

ビジネススクールにいるということを改めて実感した一日でした。

2008年10月27日月曜日

Goizuetaでの生活~其の百四十一



上の写真は最近よく紹介させていただいているソフトボールの試合の様子です。

ご覧のように、全くソフトボール用の服装はしておりません。

ユニフォームなどは当然なく、みな好きな服装をしてきます。

その中で僕だけは野球用の格好をフルにしているので、かなり目立ってしまうことは確かです。

ただ、それが一番なれていて動きやすい服装ですし、汚れても気にならないので、自分にとってはベストです。

いろいろな格好をされて一番困るのは、自分のチームの選手と相手チームの選手の区別が付きにくくなることです。

カットに入って振り向きざまボールを投げるときに、つい相手の選手に向かって思いっきりボールを投げてしまったことがあり、ちょっと冷やりとしました。



ソフトボールの試合中は自分たちのチームはもとより、相手チームとも雑談をします。

それもちょこちょこしゃべるのではなく、チーム同士で和気藹々という感じです。

どうも日本育ちの僕にはなじめないのですが、お互いに仲良くやるのはいいことです。

汚い野次はほとんどないのですが、かといって全くないわけでもありません。

あからさまに相手に向かって野次を飛ばすのではないのですが、チーム内で相手のことをいろいろ噂しているのが聞こえてきます。

野球の格好をしているとその対象になりやすいことは明らかで、「あの野球用のズボンはいているふざけたやつをどうにかしろ」というような会話はよく聞こえてきます。

別にそれで体当たりをされたりボールやバットをぶつけられたりするわけではないのですが、何しろ相手は僕より数段体が大きい人ばかりなので、怖いことは確かです。



試合が終わった後は「Good game!」といいながら相手チームと握手をします。

これも文化の違いの問題で、日本ではこれが整列になるわけです。

ただ、実際に握手をすると相手チームとの距離が縮まった気がすることも確かで、僕が好プレーをしたときには握手の際にたたえてくれますし、「野球用のズボンかっこいいな」などとちょっかいを出してきたりもします。

そんな楽しかったソフトボールも終わってしまったのですが、また機会があったら同じ仲間とソフトボールを楽しみたいと思います。

2008年10月26日日曜日

Goizuetaでの生活~其の百四十



上の写真は昨日行われたInternational Potluckの様子です。

とは言っても単なる人ごみの写真になってしまって申し訳ありません。

何はともあれ、ご覧のような大盛況でした。



このInternational Potluckは、各国からの留学生が自国の料理を通じてその文化を紹介するというものです。

というわけで、1階のCoca-Cola Commonsには所狭しと各国の料理が並べられ、異文化空間を大いに楽しみました。

日本はというと、半分以上手作り、残りの寿司などはケータリングという形で料理を出しました。

やはり寿司は大人気であっという間になくなり、そのほかでは鳥の唐揚げが人気でした。

意外に人気がなかったのがおにぎりで、「単なる米か」という感じであまり興味を惹かなかったようです。

おにぎりこそが日本の食文化の象徴といっても過言ではないと思うのですが。。。

6時から始まったのですが、お陰様で日本料理は大人気で、7時ごろにはすべてなくなってしまいました。

あとになって考えてみると、もうちょっと量があってもよかったという気もしますが、何はともあれ全部なくなったのでほっとしました。

ちなみにインド料理は7時になってもまだ到着しておらず、そのあたりの時間の感覚の違いは、それぞれの国の文化の違いを如実に反映していました。

日本はお酒も多少用意していたのですが、それもあっという間になくなってしまいました。



8時ごろにはどの国の料理もほぼなくなり、Commonsはダンスフロアと化しました。

ブラジルはダンサーを呼んでおり、そのダンサーがサンバを披露しました。

このあたりになるともうそれがInternational Potluckであるかどうかはどうでもよくなり、いつもどおりのパーティーになります。

特にClass of 2010は木曜日に試験が終わったばかりだったので、緊張感から一気に開放されていたようです。

このInternational Potluckは当校の一年間のイベントの中でも主要なものの一つで、教授や学校スタッフも少なからず参加します。

まさにコミュニティー全体が一つになって楽しんだ夜でした。

Goizuetaでの生活~其の百三十九



上の写真は今日のInternational Potluckで取った写真です。

全員ではありませんが、ソフトボールで一緒だったチームメイトとのものです。



さて、そのソフトボールですが、この前の日曜日に準決勝があり、12-9で敗れてしまいました。

たかがソフトボール大会ではあるのですが、悔しく悔しくて全く眠ることが出来ず、いまだに3時間以上続けて眠ることが出来ない状態です。

どんな精神をしているのだと自分でも思いますが、とにかく気がつくと汗をかいてはっと目が覚めるという状態です。

特に当日夜は明け方まで興奮が収まらず、ほぼ睡眠ゼロという状態で学校に行く羽目になりました。

というわけで、このブログで紹介させていただくのもつらすぎてすぐには出来なかったのですが、いつまでもそう言ってはいられないので、写真を撮ったことを期に紹介させていただいた次第です。

体調は全く問題ないのですが、このままだといつか体調を崩しそうなので、そろそろちゃんと連続睡眠を取れるようになりたいものです。



ソフトボール大会はあくまでソフトボール大会なのですが、僕にとってはソフトボール以上の非常に大きな意味があります。

それは非常に単純なことで、「友達を作る」ことが出来るからです。

同級生のチームなので当然ソフトボールをする前から全員知っていたのですが、かといって全員とそこまで仲がいいわけでも、お互いによく知っていたわけでもありません。

しかしソフトボールをはじめとしたスポーツ、あるいはほかの課外活動を一緒にすると、ぐっと距離を縮めることが出来るのです。

こちらがあまり気にしていないようなことまで丁寧に気を使ってくれたりしますし、ちょっとしたお願いをしたりしてもあっという間に返事をしてくれたりします。

僕は車を持っていないのですが、ことあるごとに「車だそうか?」と言ってきてくれますし、朝の挨拶の仕方からして親密度が違います。



そのような意味でも最高の仲間と最高の結果=優勝したかったのですが、現実はそう甘くはありませんでした。

ソフトボール大会はこれで終わりですが、これからもクラスメートともっと仲良くなれるように頑張りたいと思います。

2008年10月24日金曜日

Goizuetaでの生活~其の百三十八



上の写真は本日当校で行われたLeadership Speaker Seriesの様子です。

The Bank of New York MellonのCIOであるLeo Grohowski氏を招き、最近の金融危機について約1時間のスピーチをしてもらいました。

ここのところ株価の落ち込みが激しいのですが、こういうときこそ投資の機会であることが多く、冷静に状況を判断して短期的な株価の変動や他のプレーヤーの動きに惑わされないことが重要である、とのことでした。

ただ、それが出来ないのが世の常であり、またそれに成功した人だけが残って、そうしようとして失敗した他人は市場を去るというのが金融の世界なので、やはり素人には手の出しにくい状況であることは確かです。



Sports ManagementではAtlanta FalconsのCFOであるGreg Beadles氏を招いて新球場建設に関する講義が行われました。

最近のプロスポーツの成功の鍵はこの新球場建設にかかっているといっても過言ではありません。

新球場を建設することで、ファンの注目をひきつけ、チケットの単価を上げ、広告収入や球場の命名権収入を期待することも出来ます。

Atlanta Falconsも今新球場の建設を検討しているところで、アトランタでは旬なトピックの一つです。

最近は新球場建設に税金を投入することが多く、逆に言えばそれだけプロスポーツの魅力が増しているということかもしれません。

アメリカというところはそのあたりは非常に単純で、税金の投入が議会を通らないことがそのチームの移転の引き金になったりします。

逆に税金の投入が議会を通れば、それは長期的にそのチームがその都市に残ることが確実になります。

最近のアメリカは非常に景気が悪いので、税金をそういうところに投入してもいいものかと思ってしまいますが、アメリカではプロスポーツチーム、中でもNFLのチームを引きとめられるのなら税金投入くらい仕方がない、というように考える人も多いようです。

確かに、今大人気のNFLのチームが地元からなくなるということはファンにとっては非常にショックでしょうし、税金という形で間接的に新球場建設資金を拠出するとなると、抵抗感も薄れるのかもしれません。

Goizuetaでの生活~其の百三十七



上の写真は本日のキャンパスの様子です。

1階にあるニューヨーク証券取引所の昔のトレーディングデスクで、Class of 2010のDIA (Decision and Information Analysis)の試験の回収が行われているところです。

一年目では最も緊張感が高まっている時期のひとつであり、「そういえば去年自分もこんな感じだったなあ。」と思い出してみたりします。

DIAは必修科目の一つであり、実用性も高いためみんなかなり一生懸命取り組みます。

そのため競争はかなり厳しく、良い成績を取るのが大変な科目の一つです。



さて、他人のこともいいのですが、自分もやることがたくさんあるというのが今日この頃です。

本日はMarket Intelligenceでteamでの課題が出され、その提出期限は一週間後です。

金曜日と土曜日にはその課題に取り組むためのTAによるreview sessionがあり、その後にはteam meetingがあります。

明日はSports Managementのクラスでtake home examが出されます。

提出期限は一週間後なのですが、内容が非常に専門的なので、かなりの準備が必要です。

SDA (Strategic Decision Analysis)では来週水曜日に提出する課題があり、そのためのmeetingを明日行うことになりました。

また、金曜日にはInternational Potluckがあり、そこではGoizueta Historianとしての仕事があります。

これが結構大変そうで、かなり時間を食いそうであります。

International Potluckに関しては、また後日詳しく説明させていただきたいと思います。



というわけで、金曜日は基本的に授業はないのですが、恐らく朝から晩まで学校にいることになりそうです。

しかもこの調子だと土曜日、そしてひょっとすると日曜日も学校に行かなければならないかも知れず、週末が完全につぶれてしまいそうな気がしてきました。

ただ、これが特別なことかというと実はそうでもなく、週末学校に行くと実は多くの同級生が学校にいたりします。

それだけ学校を中心に充実した生活を送っているということかもしれません。

2008年10月22日水曜日

Goizuetaでの生活~其の百三十六



上の写真は最近のキャンパスの様子です。

最近は多少涼しくなってきたどころか、朝晩は寒いくらいです。

最低気温は10度以下になることが多く、5度という日もありました。

冬です。。。

しかし最高気温は20度を超え、昼間はTシャツ一枚で十分です。

ただ、そこで油断をしていると夕方過ぎから急速に気温が下がってきます。



今日はSDA (Strategic Decision Analysis)というクラスで価格設定のケーススタディがありました。

具体的には、一定価格制と変動価格制の比較です。

郵便料金などがその例であり、千代田区から千代田区に葉書を送るのと、千代田区から沖縄県に葉書を送るのではかかるコストは違うはずです。

しかし、実際に支払う郵便料金は一定です。

つまり、郵便料金の総和がコストの総和に一致すると仮定すると、千代田区に葉書を送るときには実際にかかるコスト以上の郵便料金を支払っており、逆に沖縄県に葉書を送るときには実際にかかるコスト以下の郵便料金ですんでいることになります。

このような競争を企業側からゲーム理論の枠組みで分析するというのが本日のケースでした。

非常に単純ではあるのですが、それでいて奥深い、よく出来たケースだったと思います。

結論としては、何らかの形で結託が可能である場合には一定価格制の方が企業にとって望ましく、結託が可能ではない競争状態下においては変動価格制の方が企業にとって望ましいということでした。

今日の授業は一年目に必修科目として履修したEconomicsやDIA (Decision and Information Analysis)の内容もかなり的確に反映させたものであり、その意味では非常に完成度の高いものでした。

毎回そううまく行くわけでもなく、また毎回そうされても面白くないのですが、たまには今日のようなきれいな授業も気持ちがいいものです。



さて、早くも今学期の後半になってしまいました。

時が経つのは早いもので、これからは学期末のpresentationの準備に追われることになりそうです。

しかも僕はまだ中間試験がすべて終わっていないので、そちらとの両睨みの日々になりそうです。

Goizuetaでの生活~其の百三十五



上の写真は昨日のジョージア日本人商工会のソフトボール大会の時のお昼の様子です。

ご覧のようにおにぎりやおかずが所狭しと並べられています。

日本食はおいしいですし、体にもいいとわかっているので、安心して思う存分食べられます。



さて、本日はDerivative Asset ManagementとICA (Industry and Competitor Analysis)の課題の提出がありました。

Derivative Asset Managementのほうは大体出来ていたのですが、あまり自信がなかったためいろいろ確認していたらかなり時間がかかってしまいました。

計算はすぐに出来たのですが、あまりにすぐ出来てしまったのでこんなに簡単なはずはないと思って確認をし始めました。

いくら確認しても間違えが見つからなかったので、とうとう最後はその計算であっているという結論にたどり着いたのですが、かなり不安です。

日本で教育を受けてきた人間としては計算そのものには不安はないのですが、逆にアメリカでは計算能力はあまり重要視されず、そのため計算が面倒な課題が出されにくいという側面があります。

そのようなときには、逆に不安になってしまうということが往々にしてあり、堂々巡りに終始してしまうということが珍しくありません。



ICAはToys "R" Usのケースライティングでした。

僕はこのケースライティングというのが非常に苦手なのですが、何回もやっているうちに何とかそれなりに出来るようになってきます。

とくにこのICAではそのケースをかなり掘り下げて解説をし、それを基にディスカッションをするので、しっかり準備をしていけばどこの準備が足りていてどこの準備が足りていなかったのかがわかるようになっています。

その意味では、僕にとって非常に有益な授業です。

ICAに限ったことではありませんが、ディスカッションをする際には自分の職務経験に基づいた発言が重視されるので、世界中から集まっている学生のさまざまな実体験に基づいた意見を聞くことが出来ます。

このあたりもビジネススクールの醍醐味といえるかもしれません。

2008年10月21日火曜日

Goizuetaでの生活~其の百三十四



上の写真は今日行ってきたジョージア日本人商工会のソフトボールの様子です。

優勝を目指したものの、結局6位に終わってしまいました。

全部で何チーム出場していたかを考えてみたのですが、僕自身は把握していませんでした。

これはジョージア日本人商工会の年に1回のイベントだそうで、毎年この時期に開催されているそうです。



去年は参加しなかったのですが、今年はたまたま声を掛けていただくことが出来、参加してきました。

僕たちのチームは3試合戦ったのですが、最初の2試合はなんと打順が四番でした。

僕は自分の人生において4番以外はすべて経験したことがあるのですが、4番だけはありませんでした。

メンバー表を見たときに、自分の名前がどこにもなく、「名前間違えられたかな」と思ってよく見てみると、4番のところに名前があったという次第です。

なぜ4番になったのかは全くわからないのですが、いずれにしても良い記念になりました。

4番タイプではないのですが、やはり野球やソフトボールをやる以上4番というのは特別なものです。

4番としては4打数3安打2四球で、何とか形にはなりました。



今回の大会には主に企業がチームを出していたようです。

Mariettaというところにある5つフィールドがあるスポーツコンプレックスで行われたのですが、会場全体が日本語に包まれていました。

普段日本人や日本社会に触れることがあまりない僕としては、「こんなに日本人がいるのか」といった感じでした。

僕にとって今回非常にうれしかったのは、チームメイトの御家族が全員用にお弁当を用意してきてくれたことです。

当然日本食であり、金平ごぼうやおでん、玉子焼き、鳥のから揚げ、おにぎりなど僕が普段ほとんど口にすることが出来ないものばかりでした。

特に玉子焼きの味付けと焼き加減は絶妙で、一人でいくつも食べてしまいました。

あまり日本食が恋しくなったりはしないのですが、やはりこういう機会に日本食を食べると、非常に懐かしくなります。

試合と試合の間でとてもお腹が空いていたこともあり、いつもよりちょっと多めに昼食を取らせていただきました。

さて、結局一日中ソフトボールをしていたのですが、明日は課題の提出が2つあります。

両方ともまだ終わっていないので、これから仕上げたいと思います。

2008年10月19日日曜日

Goizuetaでの生活~其の百三十三



上の写真は昨日Cafe 101という中華料理屋に学校の同級生たちといったときの写真です。

このCafe 101という店はBuford HighwayというEmory Universityから北東に20分くらいいったところにあり、中国人や台湾人からの評価も高く、しかも安いという店です。

おまけに店の中も結構きれいで、非常に使い勝手のいい店です。

Cafe 101に行くのは昨日で3回目だったのですが、行くたびにまた来ようと思います。

同級生で食事をしに行くことは僕はあまりないのですが、だからこそたまには行ってみようとふと思いつき、行きたかったCafe 101に行くことを勝手に企画した次第です。

4, 5人集まればいいかと思っていたのですが、8人も来てくれて、これぞ幹事冥利に尽きるという企画になりました。



今日は最近のアトランタの天気を少し紹介させていただきます。

アトランタは比較的温暖なのですが、東海岸ということもあり、西海岸のように一年中温暖というわけではありません。

7, 8月は猛暑が続くことも多く、冬はそれなりに寒くなります。

ただ、雪が降ると大ニュースになるくらいですので、東京などと比べるとかなり暖かい冬だと思います。

四季があるのですが、最近ちょうど秋が始まったという感じでしょうか。

その証拠かどうかわかりませんが、最近は1週間に1回くらい雨が降ります。

アトランタでは木々が青々としているのですが、雨はあまり降らず、慢性的な水不足に悩まされているような状態です。

1週間に1回でも雨が降るとよく降っていると感じてしまうほどなのですが、一日中きちんと降っているので、多少水不足解消に貢献しているのかもしれません。

雨が降ると傘を差す人も当然多くなるのですが、それを見て感じるのは「傘が大きい」ということです。

確かに大きければ大きいほど濡れる可能性は低くなるわけで、アトランタのようにスペースをあまり気にしなくて良い場所では逆に小さい傘を差す必要がないのかもしれません。

僕はもともと余り傘を差さない人で、雨が降っていてもそもそも歩く距離がそんなにないのでずぶ濡れになることはありません。

ただ、あの大きな傘を見ていると、一度は差してみたいなあと思ったりもします。

2008年10月18日土曜日

Goizuetaでの生活~其の百三十二



上の写真は先日Atlanta Thrashersの試合を観に行ったときのものです。

CNN Centerが試合会場であるPhilips Arenaの隣にあるのですが、そこに子供たちがホッケーを出来るスペースが設けられていました。

当然アイスホッケーではありませんでしたが、子供たちが少しでもアイスホッケーに親しめるようになっていました。



本日は先日のGALA (The Goizueta Advanced Leadership Academy)でのちょっとした現象を紹介させていただきたいと思います。

GALAでWinshapeに行ったのはExam Weekの直前でした。

僕はそんなに試験がないのですが、確かに課題などはいつもより多めです。

そんな中で、Winshapeに今回行った同級生の多くは教科書やReading Assignmentを抱え込んで、「バスの中でやるんだ」とか「夜やるんだ」と意気込んでいました。

僕が一つ言えることは「絶対にそんなことやらない」ということです。

大体こういうときに勉強をする人はいません。

僕がそう言っても、「いや、今回は絶対に勉強する。」と子供のようなことを言っています。

ちなみに平均年齢は約30ですが。

夏休みの宿題を夏休み明けにやるのと同じで、勉強は帰ってからするしかないのです。

そんなことは小学生のころに身につけておくべき処世術だと僕は思うのですが、ここではそうではないようで、出発する前はみな試験と宿題の話しばかりしていました。

しかし、ふたを開けてみると案の定みな全く勉強していませんでした。

そうあるべきだと思います。

バスの中ではしゃべり続けるか、そうでなければ眠るしかないわけで、着いてしまえば勉強などする気になるわけがありません。

さすがに途中でみなあきらめ、今度は「帰ってから自分が如何に一生懸命勉強するか」という話をしていました。

なるようになるということは30年生きていればわかると思うのですが。

ただ、だからといってやらなくて良いわけではなく、試験も宿題も待ってくれません。

というわけで、僕も僕の同級生たちもさすがに今週1週間は勉強一色という感じでした。

2008年10月17日金曜日

Goizuetaでの生活~其の百三十一



上の写真は昨日僕が住んでいるClairmont CampusのSAAC (Student Activity & Academic Center)であった大統領選挙のテレビ中継のパブリックビューイングの様子です。

そのようなものがあることは直前まで知らなかったのですが、僕は残念ながら大統領選挙のことをほとんど知らないので、せっかくの機会だから勉強しようと参加してみた次第です。

大統領選挙はやはりアメリカではかなり盛り上がっており、多くの学生が参加していました。

ちなみに今日はLaw Schoolで大統領選のための上院議員による公開討論会があり、それにも行ってきました。

大統領選が近いということもあって、大統領選のイベントは目白押しです。



さて、本日はSDA (Strategic Decision Analysis)のtake home quiz (持ち帰り試験)の提出日でした。

一週間前には渡されていたのですが、この手のものはやればやるほど疑問が湧いてきて、結局ぎりぎりまで粘らざるをえなくなってしまいます。

昨日もパブリックビューイングに行かなければ良かったのですが、結局行ってしまったため大幅に睡眠時間を削る羽目になりました。

ただ、やはりせっかくアメリカにいるからには大統領選のことなどもある程度知っておきたいですし、アメリカの学生が大統領選、そして政治というものにどのような問題意識を持っているかを確認したかったので、その意味では行ってよかったと思います。

結局試験を提出したのはLaw Schoolでの公開討論会も終わった9時前で、最後はあきらめの境地という感じでした。

いつもは土壇場になってどうしてもわからなかった疑問が解決したりするのですが、今回に関してはそのような神風のような現象はなく、割り切るしかないといった感じでした。



ちょうど今が中間試験の時期なのですが、僕は今週はこのSDAしかありませんでした。

再来週に二つ試験があるはずなのですが、まだ詳細は発表されていません。

どんな時でも平和そのもののアトランタですが、さすがに試験のときは学校内は多少ピリピリしています。

そんな学校にも、週明けにはまたいつもののんびりとした雰囲気が戻っていることでしょう。

2008年10月16日木曜日

Goizuetaでの生活~其の百三十



上の写真は日曜日にGALAの一環としてWinshapeに行くときの様子です。

総勢80名ほどだったので、写真に写っている大きさのバス2台で移動しました。



写真では見えにくいかもしれませんが、みんな大量に荷物を積み込んでいます。

なぜならWinshapeにはベッドとマットレスはあるものの、枕や毛布が一切ないからです。

一応サバイバルっぽいこともするからなのかもしれませんが、これは僕にとっては非常に迷惑です。

なぜならアメリカは常にどこでもエアコンががんがんに効いており、夏であっても、いや逆に夏であればこそ室内が寒いことが多いからです。

それが僕にとって今回のWinshapeでの一番の懸念でした。

ちなみにエアコンはどこであってもきっちり付いています。

確かについていてくれたほうが付いていないよりいいのですが、アメリカ人とは体感気温が格段に違うのが難点です。

アメリカのエアコンにやられると一発で風邪を引くことは明らかだからです。

ちなみに僕は過去10年ほど一度もまともな風邪を引いていないので、今度風邪を引いたらどうなるのだろうといつもびくびくしています。

僕は寝袋を持っておらず、寝袋を誰かからかりようと思ったのですが、調達できませんでした。

お金がないこともあり、寝袋を買うという選択肢は最初からなく、仕方がないのでスノーボードジャケットをはじめ、上着をたくさん持っていきました。

おかげさまで夜は何とか体温を保つことが出来、体調を崩すことはありませんでした。

多くのアメリカ人は寝袋から枕までほぼ完璧に備えて来ていました。

そういった姿がちょっと微笑ましかったのは確かです。



アメリカ人はハイキングとかキャンプが好きで、それが出来る機会に恵まれているせいか、寝袋をもっている人が非常に多く、よく使っているようです。

僕も何回か友達に借りたことがあるのですが、寝袋に入っていると体勢は窮屈でも体温を保てるので、体調を崩すリスクをコントロールすることが出来ます。

また、家が大きく自分の車での移動に慣れているせいか、旅行するときの荷物が比較的大きく、ごついというのも特徴です。

僕はというと軽いスポーツバッグ一つでした。

やはり日本のような国で育つと、「如何にスペースを有効活用するか」というすべが自然に身に付きます。

そんなところも観察しているとちょっと面白かったWinshapeでした。

2008年10月15日水曜日

Goizuetaでの生活~其の百二十九



上の写真は、昨日に引き続きGALAのWinshapeの様子です。

日曜日から泊りがけでWinshapeに行ってきたのですが、日曜日の夜の食事は自分たちで作りました。

メニューとレシピは用意されているのですが、そこからは自分たちで料理をします。

料理の一つ一つは非常に簡単なのですが、何しろ80人分を作らなければいけなかったので、かなりの量になりました。

時間制限も設けられていて、その制限内で作り終わらなければならないばかりか、台所の清掃も完了させなければなりません。

6人で一つのチームが構成されているのですが、僕はその中で料理担当になりました。



というわけで、今回のWinshapeにおいて、僕にとっても一番大きな舞台はこの料理になりました。

さて、僕の仕事はというと、サラダ用のモッツァレラチーズとキュウリを切ることでした。

非常に単純な作業なのですが、何しろ料が半端ではありません。

ひたすら切って切って切りまくりました。

その後はバジルを刻み、デザートのアップルパイ用にりんごの皮をむきました。

結局それだけで制限時間の75分のほとんどが経過したので、その時間はほぼ包丁を片手に過ごしていたことになります。

僕は何とか怪我をせずにすみましたが、案の定包丁で手を切った同級生もいました。

僕も危ない場面が何度かあったので、無事に帰ってこれてよかったです。

最後はばたばたでしたが、何とか制限時間内に料理が終わり、夕食にありつくことが出来ました。

昼食を取ったのが午前11時半だったのですが、夕食は8時だったので、かなりお腹が空いていました。

典型的なアメリカの食事のメニューではありましたが、自分たちで作ったということもあり、いつもよりはおいしく感じられました。



GALAではこのような共同作業を通じて、リーダーシップの発揮の仕方、役割分担の決め方、制限時間が設けられたときの時間配分の仕方などを学びます。

ただ、料理に関しては、実は日本では小学校のころにすでにやっていることのような気がします。

部活の合宿や夏の林間学校、あるいは調理実習などでカレーなどを作った経験が日本人の多くの方はあると思うのですが、まさにそのような感じです。

アメリカで同級生と一緒に料理をする機会があるとは思っていなかったので、良い思い出になりました。

2008年10月14日火曜日

Goizuetaでの生活~其の百二十八



上の写真は昨日から泊りがけで行ってきたGALA (The Goizueta Advanced Leadership Academy)の様子です。

GALAについては先日も紹介(「Goizuetaでの生活~其の百十三」参照)させていただきましたが、その名の通りリーダーシップを磨くための活動でありまして、来年3月には4日間のセーリングに行きます。



今回はそのGALAの活動の一環としてWinshapeに行きました。

Winshapeには去年の授業が始まる前にオリエンテーションで一度行ったのですが、写真にあるように木に登ったり、そこから飛び降りたり、はたまたフリスビーゴルフ(ゴルフボールの代わりにフリスビーを使うゴルフ)をしたり、ということが出来る場所です。

Atlantaから車で2時間くらいのRomeという町にあり、自然に満ち溢れたすばらしい場所です。

GALAの活動自体もそうですが、このWinshapeに行くこともかなり楽しみでした。

今回のWinshapeにおいてGALAのチームが発表され、チーム対抗でいろいろなアクティビティーに挑戦し、その合計得点を競い合いました。

その中でチームメイト同士の相互理解を深めるとともに、リーダーシップの重要性と発揮の仕方、どのようなリーダーシップがどのような状況で必要とされるか、コミュニケーションのとり方などを学んでいきます。

ランチタイムの時には午前中の活動を振り返るための課題も出され、常にチームワークが改善されるように促されます。

このような機会が与えられないと、あえて過去を振り返るということを人間はあまりしないので、うまくデザインされているなあと思いました。



さて、僕自身のチームへの貢献度ですが、もっぱら体を使う、というか高いところに上るアクティビティーにおいてのものでした。

アメリカ人の中には高いところが苦手な人が多く、高いところに上らなくてはいけないと知った瞬間に凍ってしまうような人も多いのです。

そういう時は僕の出番であり、「死ぬわけじゃないんだから」と思ってとりあえず木に登り、そのアクティビティーに挑戦します。

ちなみにちゃんと命綱は付いており、死ぬことはまずありません。

今日は一日中外でいろいろなアクティビティーに挑戦していたので、帰りのバスでは爆睡してしまいました。

授業の宿題などもたまっているので、これから取り掛かろうと思います。

2008年10月13日月曜日

Goizuetaでの生活~其の百二十七



上の写真は昨日僕の部屋で食べたインド料理です。

インド人の同級生が作ってくれたので、僕の部屋に招待してみんなでインド料理を堪能しました。



さて、明日と明後日はReading Dayということで授業がなく、これがちょっとした「秋休み」となります。

というわけで、昨日はちょっとリラックスできる一日となりました。

午前中には、Annual 5K Race Judicataを走りました。

先週に引き続いてレースを走ったのですが、これもEmory UniversityのLaw Schoolが主催しているものです。

今回は全体で3位に入り、タイムは17分31秒でした。

ただ、今回は公称5キロだったのですが実際に5キロなかったことは確かであり、4.7キロくらいだったと思います。

というわけで、実際に5キロ走ると19分くらいのペースだったのではないでしょうか。

他の上位入賞者に聞いても、ちょうど自己ベストより1分半くらい早いということでした。

昨日は結構調子が良かったので、出来ればちょうど5キロを走って自己ベストを更新したかったです。

走った後にはピザが用意されていたので、ピザを8切れ食べてきました。

レースの後にピザを用意するというのはさすがアメリカという感じですが、やはりせっかくあるので食べないという選択肢はありませんでした。

しかも大量に余っていたので、主催者側も「お願いだから食べてくれ」という感じであり、そこまで言われてしまうと頑張って食べてしまうわけです。



午後は同級生たちとバスケットボールをしました。

今年度に入ってみんなでバスケットボールをするのは初めてです。

やるときは毎週のようにやるのですが、年度が始まったばかりということもあり、なかなか集まる機会がありませんでした。

僕個人としてはバスケットボールをするのは約半年振りであり、なんだかちょっと懐かしい感じもしました。

最近良く走っているということもあり、スタミナは抜群で、まるで高校生のときのようです。

いくら走っても疲れず、どんな相手にも走り負けないというのはちょっとした快感です。

バスケットボールをするときはほぼ全員僕よりうまいので、走り勝つことくらいでしか活路は見出せません。

心身ともに充実した一日でした。

2008年10月12日日曜日

Goizuetaでの生活~其の百二十六



上の写真は昨日観に行ったNHLのAtlanta Thrashersの今シーズン開幕戦のものです。

試合は見事にThrashersが7-4でWashington Capitalsに勝ちました。

シュートの数では40-31と完全に負けていて、試合も素人目には完全にCapitalsペースかと思っていたのですが、あれよあれよという間に3点を先制し、そのあと4-4まで追いつかれたものの、終盤に3点連取して勝ちました。

Thrashersのキーパーがうまかったのか、はたまたCapitalsのシュートが下手だったのかわかりませんが、Thrashersがたまに打つシュートはさくっと入り、Capitalsのシュートはなかなか入らないという展開でした。



NHLは乱闘が非常に多いのですが、今回の試合も試合終盤には乱闘が続出し、そのような意味でも楽しむことが出来ました。

アイスホッケーというスポーツの性質からして小競り合いが起こるのは止むを得ないことであり、そこから乱闘に発展するのは時間の問題で、NHLの合計60分という試合時間は乱闘にまで発展するのに十分な時間なのです。

それもアイスホッケーというエンターテイメントの一構成要素であり、当然ファンもそれを楽しみにしているという部分があるのです。

いろいろな意味で、アイスホッケーは氷上の格闘技そのものです。



今回は一応Goizueta Sports Clubの活動の一環として試合を観に行きました。

最終的に試合を観に行ったのは20名でしたが、まあまあの人数だったと思います。

Atlanta SpiritというAtlanta Hawks (NBA)とAtlanta Thrashersを持っている会社に直接コンタクトを取り、チケットを手配してもらいました。

特にSports ClubのPresidentという立場を使う必要はなかったのですが、そういう立場を一応提示したほうが相手も対応しやすいと考え、使わせていただいた次第です。

逆に言うと、アメリカで、特にAtlanta Spiritのような大きな会社と直接コンタクトを取る機会というのはビジネススクールにでもいないとなかなかないので、これを機会にいい経験をさせてもらいました。

2008年10月11日土曜日

Goizuetaでの生活~其の百二十五



上の写真は先日ソフトボールの練習に行ったときのMARTA (Metropolitan Atlanta Rapid Transit Authority)の様子です。

あまり便利ではないのですが、僕のように車を持っていない者にとってはいざというときに頼りになる存在です。



本日も僕の授業の進み具合の紹介の続きです。

昨日は発言の数は増えているものの、貢献度はあまり高くないということを紹介させていただきました。

これは非常に重要な問題なのですが、それでも一番いけないことは、授業に貢献できる発言が出来ないからという理由で発言自体をしない、あるいはしようとしないことであると考えているので、貢献度は二の次にしてとりあえず発言をしようと考えている次第です。

貢献度の高い発言をしているかどうかは、教室の空気ですぐにわかります。

教授の反応もそうですが、本当に「なるほど!」という発言が出来たときは、学生からの反応が違うのです。

そのような発言の機会をこれから増やしていければと考えています。

一番簡単発言の仕方は、質問をすることです。

その中でも簡単なのは、「今なんと言ったのか?」、「黒板になんと書いてあるのか?」といったようなものです。

そのような質問は僕はしたことありませんが、黒板に省略して書かれた文字を指して、その意味を聞くことは結構あります。

省略されると、実はアメリカ人でもわかっていないことが多いので、その意味ではこの質問が一番貢献度が高いのかもしれません。

特に自分がInternational Studentであることを考えると、このような質問からはじめて徐々に数を増やし、内容を濃くしていかないと、いつまでたっても発言の数を増やすことが出来ないような気がします。

去年に比べて、自分の興味のある授業を取れていることもあって発言の数自体は増えてきているのですが、そこで気付いたことがあります。

発言を良くしていると、教授が何か授業の進行に必要な発言を期待していて、その発言がなかなか出てこないときに、発言を良くする人を見て発言を促すことがあるのです。

今学期に入ってはじめてそのような対象に入るという経験をしたのですが、非常に名誉なことではありながら、その期待にこたえる発言は出来ませんでした。

今後はそのような期待にこたえられるような努力と準備をしていきたいと思います。

Goizuetaでの生活~其の百二十四



上の写真はこの間の日曜日に行ったソフトボールの練習のグラウンドの様子です。

練習は朝8時からだったので、そこから逆算して予定を立てたところ、5時半に起きて食事をしてから家を出るということになってしまいました。

それでもこのようなきれいなグラウンドでソフトボールの練習を出来るのだから本当に幸せです。

ちなみに今回のグラウンドは内野の土が結構軟らかく、日本に近い感じでした。

アメリカは一般的に土が非常に固く、スパイクでどんなに走り回ってもほとんどほれないようなところが多いのです。

しかし、外野の芝は本当にきれいでした。



さて、本日は先日の僕の授業の進み具合の紹介(「Goizuetaでの生活~其の百二十二」参照)の続きです。

各授業で1回以上発言をすることを目標にしていると紹介させていただきましたが、それでは僕は各授業で1回以上発言できているのでしょうか。

答えは「Yes and No」であります。

正確な数は数えていませんが、平均1回以上は発言しているはずです。

しかし、いまだに発言をしていない授業もあります。

つまり、発言しやすい授業、そしてその中でも発言しやすい回があり、その一方で発言しにくい授業、あるいは手を上げても滅多に指名してくれない授業もあるのです。

僕は主にSports ManagementとICA (Industry and Competitor Analysis)で数を稼いでいます。

両方とも発言が非常にしやすく、他の学生も多くの発言をしています。

発言をするときに大事だと自分で思うことは、何か思いついたらとりあえずすぐに手を上げるということです。

そうしないとどんどん乗り遅れてしまい、すぐに次のテーマに移ってしまったりします。

すぐに手を上げて、そこですぐに指されると、結局うまくまとまっていない発言に終始してしまうことが多いのは確かです。

しかし、逆の言い方をすれば、何か発言の機会があったときにすぐに自分の考えや経験をまとめて授業に貢献できる形で表現すること、そしてそのための普段からの準備が求められているのです。

発言をしているうちに、その発言が教室全体から評価されているかどうかがすぐにわかるようになります。

残念ながら僕の発言は現時点ではあまり授業全体に貢献している方ではありません。

また長くなりましたので、後日続けさせていただきたいと思います。

2008年10月9日木曜日

Goizuetaでの生活~其の百二十三



上の写真は昨日のソフトボールの試合の様子です。

夜9時からの試合ということで、完全なナイターでした。

ご覧のようにグラウンド全体(100m×200mくらい)が照明に包まれており、ボールが見えにくいなどということは全くありません。

照明の角度もきちんと計算されており、照明が目に入ったり、ボールが影に入ったりすることもほとんどありません。

そのような意味では、かなり立派な照明設備だと思います。

ただ、単なる大学院生のソフトボール大会でこのような立派な照明設備を使うべきかと考えると、ちょっと疑問が湧いてきます。

具体的な数字はわかりませんが、かなりお金がかかっていることは確かだと思います。



さて、肝心の試合ですが、昨日は決勝トーナメントの準々決勝でした。

15-5でコールド勝ちしたのですが、途中までは5-2とリードされるという非常に嫌な展開でした。

初回の2点先制したのですが、すぐその裏に4点取られ、さらに1点追加されたのです。

しかし4回になぜか突如打線が爆発し、一挙に12点を取り、5回にも1点を取りました。

アメリカ人は結構あっさりしているので、相手はもう完全にあきらめムードに入っており、逆転されてからは一発狙いで力みまくっていました。

そうなると打てるボールも打てなくなってしまうのが世の常で、あっさり凡退を繰り返し、5回コールドになったというわけです。

個人的には3打数1安打とあまりいいところはありませんでしたが、守備ではエラーをしませんでしたし、とにかく勝てたのでまた次の試合に向けて頑張りたいと思います。

決勝トーナメントということで、当然負ければそこで終わりです。

優勝するためにも、そして今のチームメイトと少しでも長くソフトボールをするためにも、本当に勝ててよかったです。



さて、今日はMarket Intelligenceの2回目の個人の課題の提出でした。

昨日はソフトボールから11時前に帰ってきてから、結局明け方まで課題に取り組んでいました。

そうは言ってもソフトボールに行かないという選択肢は最初からないことは明らかで、そこでソフトボールに行かないようでは何のためにビジネススクールに来ているかわからないわけです。

結局仮眠程度に明け方少し寝て、起きてから最後の仕上げをしました。

何はともあれ、課題も提出できましたし、ソフトボールの試合にも勝てたのでほっとしました。

2008年10月8日水曜日

Goizuetaでの生活~其の百二十二



上の写真は、僕が住んでいるClairmont Campusにある僕のメールボックスです。

このメールボックスに入らない郵便物があるときは、ご覧のように鍵が置かれていて、その鍵で他の大きなメールボックスを開けて荷物を受け取るという仕組みになっています。

そしてその鍵はそこに掛けっ放しにしておくのです。

そんなことをして盗まれないのかと思ってしまいますが、当Emory大学は治安が非常にいい地域にあるので、そのような心配はないようです。



本日も最近の僕自身の授業の進み具合を紹介させていただきたいと思います。

先日(「Goizuetaでの生活~其の百十七」参照)も紹介させていただいたとおり、僕は今学期6つの授業を取っています。

どれも興味がある授業ばかりなのでいっそう充実した学生生活を送れていることは確かです。

ビジネススクールにはいろいろな特徴がありますが、その一つに「授業への貢献度」で評価されるというものがあります。

要するに、授業中の発言によって評価されるということです。

僕は良い成績を取るためにも、そして何より自分自身が授業から少しでも多くのことを学ぶために、各授業で1回以上発言することを目標にしています。

ただ、発言をするということは簡単なことではありません。

日本の大学で授業を受けていたときも何十人、何百人という学生がいる中から授業中に発言をするのはかなり勇気のいることでしたし、それがアメリカという異文化、異言語の環境であればなおさらです。

しかしそういってばかりいては何の発言も貢献も出来ず、何も学べずに2年間終わってしまうので、とりあえず思いついたら手を上げて、何でも良いから発言することにしています。

悲しいことに、そうでもしないと、この年になると本当に何の進歩も望めないのです。

実際に、教授もInternational Studentの場合は多少甘めに見てくれることがあって、少し待ってくれたり、注意深く聞いてくれたり、また言い換えたあとに「こういうことをいいたいのか?」と聞いてくれたりします。

そのあとには「Exactly」と一言言えば良いので、非常に楽です。

というわけで、International Studentにとっても発言をしやすい環境は整えられており、逆に「Internationalだから」といういいわけは通用しない環境におかれているのです。

このあたりは非常にビジネスライクで、アメリカらしいところです。

長くなりましたので、また明日以降続けさせていただきます。

Goizuetaでの生活~其の百二十一



上の写真は先日の今年度のInternational Leadweekの説明会の様子です。

このInternational Leadweekとは修学旅行のようなもので、今年はドバイ・カイロ、ブラジル、中国と三つのInternational Leadweekがあります。

僕は昨年度は東南アジア (「授業紹介~其の二十三」など参照)に行ったのですが、今年はドバイ・カイロに行こうかなあと今のところ考えております。



このInternational Leadweekも、学生主体で進められます。

まず、学生自体がどこに行ってみたいかを提案し、その目的にあった教授を探してきます。

教授はInternational Businessにかかわっている場合が多く、それぞれに強い分野や強い地域があります。

そして、International Leadweekもそれに準じたテーマになることが多いようです。

実際の下調べや準備などは学生がやるのですが、学校を代表して各国の企業を訪問したりするので、場合によっては教授が窓口となって企業に連絡を取ることも多いようです。



僕にとってこのInternational Leadweekの主目的は友達を作ること、そしてそれらの友達とより仲良くなることです。

日本でいう「同じ釜の飯を食う」ではないですが、やはり一日中一緒にいて2週間近くを一緒に過ごすと、それまでとは違った仲の良さがうまれてきます。

そういう意味で、このInternational Leadweekは非常に貴重なのです。

昨年度のInternational Leadweekでも、それまであまり話したことがなかったクラスメートと仲良くなり、そのあとの学生生活をよりいっそう充実させることが出来ました。

今回は去年から一緒の同級生もそうですが、今年入ってきたOne-Year MBAやClass of 2010とも仲良くなることが出来ればと考えております。

僕は今までアフリカに入ったことがないので、もちろんその意味でもアフリカに行くのは非常に楽しみです。

卒業してからだとアフリカに行く機会はなかなかないと思うので、今回は絶好のチャンスです。

ただ、僕はラテンアメリカに行ったこともなく、ブラジルにも行きたいと考えております。

そのあたりをどうするかはまた今後紹介させていただきたいと思います。

2008年10月6日月曜日

Goizuetaでの生活~其の百二十



上の写真は最近の当校のキャンパスの様子です。

ご覧のように、青々とした芝が広がっています。

昨日紹介させていただいたClairmont CampusのFieldにも、本来このような芝が広がっているべきなのです。

早く元に戻ってもらいたいものです。



さて、昨日はStarlight Run for the Kids 5Kに出てきました。

これはEmory UniversityのLaw Schoolが主催しているそうで、お蔭様でBusiness Schoolの学生はただで出ることが出来ました。

しかも会場は当校の敷地内で、いつも走っている湖の回りなどでした。

大学の敷地内に湖があるというのもすごい話ですが、アメリカでは珍しくないことなのかもしれません。

タイムは19分17秒で、5キロでは初めて20分を切ることが出来ました。

全体では5位だったのですが、今回も年齢別で1位になることが出来ました。

小さなレースだったので年齢別に分かれて表彰されることは知らなかったのですが、やはり表彰してもらえると嬉しくなってしまいます。

これを励みに、また頑張りたいと思います。



小さいレースだけあって、しかも場所が開放的なアトランタということもあってか、レース自体が非常に緩いものでした。

まず、実際のコースが事前に説明されたコースと違いました。

ボランティアが立っていて指示をしてくれたので大きな混乱はありませんでしたが、ちょっと動揺しました。

しかもボランティアの中には携帯電話で話をしている人もいます。

「ここを曲がれ」と指示をするだけなので別に問題ないのですが、このあたりも日本ではありえないことだと思います。

コースは閉鎖されていたわけではないので、一般の人も普通に歩いたり走ったりしていて、犬の散歩をしている人もいました。

場所によっては狭くなっているので、うまくよけないとタイムロスをしてしまいます。

湖の周りは2周するのですが、最初から歩いている人もいるので、彼らを追い抜くのも大変です。

話をしながら歩いていると後ろから走ってくるランナーに気付かなかったりするので、彼らが横に並んで歩いているときは後ろから声をかけなければなりませんでした。

そんなこんなでしたが、週末の午後を楽しむことが出来ました。

2008年10月5日日曜日

Goizuetaでの生活~其の百十九



上の写真は最近のClairmont CampusのFieldの様子です。

先日紹介(「Goizuetaでの生活~其の百十五」参照)させていただいたように、卒業生関連のイベントがあり、そのためのプレハブ小屋の解体作業をしているところです。

写真の左側と右側で明らかに芝の色が違うのですが、やはりプレハブ小屋が建っていた場所は芝が相当痛んでいます。

時間がかかるのは仕方がないので、もとの美しい芝に戻してもらいたいというのが学生の願いです。



さて、昨夜はCMC (Career Management Center)のイベントに行きました。

これはMidtownのAtlantic StationというところにあるGeisha Houseで行われました。

Geisha Houseといっても芸者さんがいるわけではなく、多少着物、あるいはそれに似た服を着たウェイトレスがたまにいるというだけです。

日本の文化に親しんでもらうのは非常にありがたいことなのですが、誤解が多いことも確かであり、「侍は今どれくらい日本にいるのか。」とか聞かれたりします。

そもそもアメリカ人が想像している侍自体が実在していた侍、あるいは武士とかけ離れているようなところがあり、僕としては微妙な心境です。

Geisha Houseでは模擬カジノを楽しむことが出来、模擬カジノと日本食を楽しみながら、卒業生を含めた各会社のリクルーターたちとネットワーキングをするのです。

どのような会社が来ていたのか詳しいことまでは覚えていないのですが、IBMやDeloitteなど一般的に有力企業といわれている会社から多くの人が来ていました。

僕はその中でも、特に卒業したばかりのClass of 2008に会うのが楽しみで、実際につい数ヶ月前まで毎日のように会っていた上級生と再会することが出来ました。

みなそれぞれの道を歩んでいるようですが、やはりビジネススクールでの2年間は夢のようだったと口をそろえて言っていました。

その思い出をよみがえらせるためにも、昨日のようなイベントは就職活動とはまた違った意味で貴重です。

Class of 2008にはアトランタにいる限りまた会う機会があると思うので、その機会をまた楽しみにしたいと思います。

Goizuetaでの生活~其の百十八



上の写真は昨日の大学院対抗のソフトボールの試合の様子です。

ご覧のようにみな服装はばらばらで、ソフトボール用の服装をしている人などいません。

ちなみに僕だけは、野球のズボンをはいて、野球のストッキングまでしています。

この大会で僕のような服装をしている人は他にいません。

それが慣れているからそういう服装をしているだけなのですが、かなり浮いていることは確かです。



肝心の試合ですが、昨日は9-8で延長さよなら負けしてしまいました。

通算成績は2勝2敗で、結局プレーオフに出られることになったから良かったのですが、そうでなければ、眠れない夜になるところでした。

どうもこういうことで負けてしまうと悔しくて数日間は非常に寝つきが悪くなる、というのが最近のパターンです。

最終回までは8-6で勝っていたのですが、最終回の裏に追いつかれ、延長戦に入った8回にサヨナラ負けを喫してしまいました。

僕は個人的にも3打数1安打1四球、走塁ミスが二つと、最悪の出来でした。

チーム全体にミスが出ることはいつものことなのですが、走塁ミス二つはかなり致命的な場面で出たので、本当にプレーオフに出られることになってほっとしました。

僕のチームは僕以外はほぼ全員アメリカ人なのですが、彼らのすごいところは負けていようと、競っていようと、常に雑談をし、笑いながらプレーできるところです。

これは一生懸命やっていないということでは必ずしもなく、平常心を常に保てているということだと思います。

しかも相手チームとじゃれあいながら試合をしているので、日本の少年野球とかではありえないことです。

かといって真面目にやっていないわけではなく、真剣に投げ、打ち、そして走ります。

いつも真似しようと思って、試合の最初のほうは相手チームの選手に話しかけたりするのですが、すぐに試合に入り込んでしまって相手チームの選手などと話をする気にはならなくなります。

アメリカ人のメンタリティーを学ぼうとは常に思っているのですが、なかなかうまく行きません。

しかし何はともあれ、プレーオフにいけることになって良かったです。

チーム一丸となって、優勝を目指したいと思います。

2008年10月3日金曜日

Goizuetaでの生活~其の百十七



上の写真は先日のAtlanta Falconsで行ったボランティア(「Goizuetaでの生活~其の百八」参照)のあとの子供のフットボール試合からの一コマです。

ご覧のように、子供のチアガールも来て練習していました。

もしかしたらこの中に将来NFLのチアガールとして活躍する子がいるのかもしれません。



本日は今年度、今学期の僕の授業の進行状況を紹介させていただきたいと思います。

僕は今学期6つの授業を取っています。

平均で5つ取れば卒業できるのですが、取りたい授業が6つあったこともあり、思い切って6つとってみました。

せっかく高い授業料を払っているので、元を取っておきたいという気持ちも確かにあります。

しかし、中途半端になってしまっては元も子もないので、難しい選択ではありました。

同級生は5つとっている人がほとんどですが、6つ取っている人もたまにはいます。

7つとっている人もいますが、ごく少数だと思います。

どの授業を取るかにもよるのですが、やはり6つ取るとかなり大変です。

まず、授業の予習、復習だけで、精一杯という状況になります。

そして、試験や課題が授業一つ分だけ多くなります。

というと毎日死にそうなくらい苦しい思いをしているように聞こえますが、そうでもありません。

2年目になると必修の授業がなくなり、選択科目だけになります。

つまり自分がとりたい授業を取れるようになるので、予習も復習も、そして試験や課題もそれはそれで面白かったりもします。

何より、一年目よりReadingもWritingもスピードが格段に上がっています。

これは自分でも驚くばかりで、今思うと去年はかなり時間がかかっていました。

やはり1年間頑張ると違うということでしょうか。

逆にそれで違わなかったら何のためにここにいるのかわからないということもいえます。

とはいっても、まだまだアメリカ人に比べればスピードはかなり劣るので、何とかアメリカ人レベルになれるように頑張りたいと思います。

そのような感じで、1年目も楽しかったのですが、2年目はさらに楽しくなりました。

早くも今年度が始まってから1ヶ月が過ぎ、中間試験の話もちらほら出始めました。

そのあたりはまた日を改めて紹介させていただきたいと思います。

2008年10月2日木曜日

Goizuetaでの生活~其の百十六



上の写真は先日のMBA 2009 Class Meetingの様子です。

これはいわゆるホームルームのようなもので、僕の認識が正しければ、各セメスターに1回づつ開かれるはずです。

簡潔に申し上げると、これは意見交換の場です。

Associate DeanとMBA Officeのスタッフ、そして学生が「どのようにすればより良い学校になれるか。どのような点を改善すべきか。」などということを話し合います。

いわば自由に意見が言える場なので、貴重な機会です。

僕も学校のEメールに関して使いにくいところがあるので、改善してほしいという意見を出しました。

そのほか、学校のプログラムに関する意見から学生用においてある冷蔵庫の設置場所の変更までありとあらゆる意見が出されました。

意見を言う場が設けられているので、意見があったら言わなければなりません。

不満があってもそれを抱えているだけでは意味はなく、それによってどのように自分が置かれている環境、学校そのものを改善していけるかが大切であるということでしょう。



さて、本日Market Intelligenceの初めての個人の課題を提出しました。

昨日はSE Asiaのinternational lead week (「授業紹介~其の二十三」など参照)のときの教授および参加者と軽く飲みに行ったこともあり、結局昨日の深夜までかかってしまいました。

ビジネススクールに留学しているからには学校の勉強だけでは意味がなく、ネットワーキングこそが一番大事だと思っているので、このような機会には軽く顔を出すだけでもいいから出来るだけ参加することにしています。

Market Intelligenceでは早くも2回目の個人の課題が出され、提出は一週間後というハードスケジュールです。

ただ、どうせやるなら集中的にやってくれたほうが効率がいいことは確かなので、ありがたいとも言えます。

TA (teaching assistant)も個人的に質問に答えてくれますし、昨日は教授に連絡を取って個人的に質問をしに行きました。

おかげさまでだいぶ理解できるようになりました。

どの課題もそれなりに大変ではありますが、サポート体制は整っているので、自分で努力をすればどうにかなるようになっているというのが僕の印象です。

2008年10月1日水曜日

Goizuetaでの生活~其の百十五



上の写真は先日のClairmont Campusでの卒業生イベントの様子です。

かなり大掛かりな工事が行われ、Fieldにプレハブでありながらプレハブとは思えない立派な仮設のイベント会場が出来てしまいました。

イベントをやってくれるのはいいのですが、長い間Fieldが使えませんし、芝が傷むので、別の場所でやってほしいというのが本音です。

アメリカは芝生が非常に多く、特にアトランタは人口密度がそこまで高くなく、気候がよいことから、芝生がきれいに整っている場合が多いのです。

しかし、逆に芝生の状態をあまり気にかけないことも多く、今回も別に芝を大切にしようという配慮はありませんでした。

そのあたりは文化の違いということで、仕方がないのかもしれません。



本日は先日のMarket IntelligenceのReview Session (「Goizuetaでの生活~其の百十二」参照)の紹介をさせていただきます。

今回のReview Sessionは、今週水曜日(明日)に提出のIndividual Assignmentのためのものでした。

Review SessionはTAが行うのですが、TAはMBAの学生です。(Ph. Dの学生の場合もたまにあります。)

ということは、僕のクラスメートであるわけで、僕も良く知っている友達です。

前学期に同じ授業をとって、成績が良く、TAをやりたいという学生がやっているということのようです。

金曜日と土曜日は基本的に同じ内容のReview Sessionだったのですが、理解できないところがあったので今回は両方出ました。

まだすべてをきちんと理解できたわけではありませんが、おかげさまでだいぶ理解が進みました。

やはり知っている相手だと質問もしやすいですし、相手も答えやすいようです。

このほかにも教授のOffice Hour、TAのOffice Hourがあり、その時間に質問をすることが出来ます。

自分でアポイントメントを取れば、それらの時間以外にも質問をすることが出来ます。

逆に言えば、これらの機会を生かさずに「理解できなかった」というような状態は許されないわけです。

おかげさまで何とか課題も出来そうな気がしてきました。