米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2008年3月31日月曜日
Goizuetaでの生活~其の五十二
上の写真は今日一緒にING Georgia Marathonを走った友達とのものです。
マラソンといっても僕が走ったのはハーフマラソンで、距離にして21キロ強です。
かなりピンボケしていて申し訳ありません。
というわけで、本日はハーフマラソンを走ってきました。
朝4時40分におきて軽く朝食をとり、準備をしてから5時20分にClairmont Campusの駐車場で友達と待ち合わせました。
それからその友達の友達を迎えに行って、DecaturというMARTA(「アメリカ文化紹介~其の十五」参照)の駅に行きました。
そこから地下鉄でダウンタウンの「Dome / GWCC / Philips Arena / CNN Center Station」という駅まで行き、会場であるCentennial Parkまで歩きました。
途中でトイレに行くためにCNN Centerに入ったのですが、なぜか女子トイレの列よりも男子トイレの列のほうが長く、なかなか進みません。
すると男子トイレから出てきた人が、「なぜか使われていないトイレがあるが別に壊れているわけではないので、列なんか気にせずトイレに入ってしまえ。」と言ってくれました。
かなり待ちそうだったので冷ややかな視線をしのんでその辺りにいた人数人と列を無視してトイレに入ってみるとそのとおり、なぜか使われていない便器があります。
理由はわかりません。
何はともあれこれで時間をかなり節約することが出来たのですが、本当に不思議な現象でした。
ちなみにアメリカ人でも不思議がっている人がいました。
しかしそれでも7時のスタート時間に間に合わなさそうだったので、会場中を駆けずり回ることになり、やっとのことで荷物を預けました。
この時点で友達とははぐれたと言うか、お互いがお互いを気にしていられない状況になりました。
そのあとスタート地点に行き、何とか時間通りにスタートすることが出来ました。
サマータイムの影響もあり、朝7時だとまだかなり暗かったです。
結論としてはタイムは1時間39分08秒で、ベストタイムであった1時間45分強を更新することが出来ました。
本当はもっといいタイムが出たような気がしていたので、ちょっと残念ですが、それでもベストタイムを更新できたので良しとしましょう。
レース中はかなり面白いことがたくさんあったのですが、長くなってしまったのでまた明日以降続けさせていただきます。
2008年3月30日日曜日
Goizuetaでの生活~其の五十一
上の写真は昨日見に行ったNBAのときのものです。
昨日はZvee Geffen君と二人でNBAのBulls対Hawks戦を見に行きました。
Bullsというのは皆さん御存知のスーパースターMichael Jordanがいたチームで、一時期日本でもかなり人気になりました。
しかし今となっては弱小チームでしかなく、同じく弱小であるHawksといい勝負です。
そんなHawksも今年はちょっと頑張っており、もしかしたらPlayoffに出られるかもしれないという状況にあります。
というわけで、本日はHawksにとってどうしても負けられない一戦でありました。
結論から言うとわれらがAtlanta Hawksは106-103で勝ちました。
しかし途中では一時20点以上の差をつけたものの、第4Qの最後のほうには1点差にまで追い詰められるという大苦戦でした。
試合としては大いに盛り上がったし、勝ったのでよかったのですが、これで負けていたら目も当てられません。
今日の試合では先日Hawksに移籍してきたMike Bibby選手が大活躍でした。
しかし本来のエースであるJoe Johnson選手にいつもの切れがなく、大事なところでシュートをはずすどころか、シュートまでもいけないことがよくありました。
Bibby選手の30点がなかったら本日の勝利はありえなかったでしょう。
実際に今のHawksはBibby選手の影響が非常に大きく、Bibby選手が得点をしなくても、コートにいるかどうかでHawksのパフォーマンスは大きく変わりました。
(バスケットボールは一度ベンチに下がってもまた試合に出られるので、頻繁に選手交代をし、最近のNBAでは主力選手でも試合中に何回かベンチに下がって休憩を取ります。)
それこそチームスポーツの醍醐味で、数字に表れないチームワークの重要性というようなものを感じました。
試合は全体的に非常に面白かったです。
その理由は、両チームとも比較的若く、そして弱いチームだからです。
多くの選手が怪我を恐れず一生懸命プレーし、激しいぶつかり合いも厭いませんでした。
さて、で本日ですが、Welcome Weekendというイベントがあり、そこにボランティア、パネリストとして参加しました。
また明日は朝7時からING Marathonを走ることになっております。
ちなみにハーフですが。
そして午後にはいよいよ野球の公式戦初戦があります。
すべては一度に紹介しきれないので、また明日以降紹介させていただきたいと思います。
2008年3月29日土曜日
Goizuetaでの生活~其の五十
上の写真はSkydiving(「Goizuetaでの生活~其の四十八」参照)の飛行機から飛び降りるときの様子です。
ここまで高いと、まったく実感がありません。
というわけで、本日はSkydivingの続きです。
飛行機から飛び降りて自由落下を続けていると途中で落下速度が一定になるらしいのですが、僕はそれを感じることが出来ませんでした。
というかのどが渇きまくっていたので、そっちに気をとられていて、落下速度まで気が回らなかったのです。
最初はしばらく自由落下し、そして途中でパラシュートを開きます。
すると突然落下速度が落ち、空中に浮いているような気分になります。
これこそまさに絶景で、そこら中一帯が思いのままに見渡せます。
そして呼吸も楽になり、口を閉じることでのどの乾きも和らぎます。
それからはインストラクターがパラシュートを操作して右回転、左回転の仕方を教えてくれます。
地上に近づくと、本当に豆粒ほどにしか見えなかった人や建物が実際の大きさに近づき、不思議な形をしていたものが実は森だったということもわかるようになります。
パラシュートを開いているものの、実際には結構なスピードで落下しています。
よって、足で着地すると足を怪我する危険性があるということで、斜めに移動しながらすべるようにしてお尻で着地します。
着地したあとはしばらく体が浮いているような不思議な感覚を楽しむことが出来ます。
というわけで、何とか死ぬこともなく、また怪我をすることもなく、Skydivingを楽しむことが出来ました。
Skydivingをする上で一番気になるのが安全です。
まず、初心者の場合は必ずインストラクターがつきます。
そしてがっちりとインストラクターとつながれます。
パラシュートはインストラクターについており、インストラクターがパラシュートを開きます。
インストラクターがパラシュートを開かなかったときは自動制御装置でパラシュートが開き、それでもそれが壊れていたときは予備のパラシュートが開くそうです。
ただ、実際にインストラクターが背負っているものを見ると、そんな制御装置とかがついているようにはとても思えません。
要するに信じるかどうかで、「他の人が生きて帰ってきたんだから、自分も大丈夫に違いない。」と思うほかないのです。
何はともあれ、とても貴重な経験が出来ました。
また機会があるはずなので、今後もSkydivingを楽しみたいと思います。
皆様もアトランタ、あるいはアメリカにいらっしゃった際はSkydivingに挑戦してみてはいかがでしょうか。
Goizuetaでの生活~其の四十九
お待たせしましたが、上の写真はやっとSkydiving(「Goizuetaでの生活~其の四十八」参照)の様子です。
しつこいようですが、いうなればSkydivingとは「ただ落ちているだけ」です。
当然怖いのですが、思ったほど怖くありませんでした。
怖がっても仕方がないと腹をくくっていたことと、怖がる暇もなかったことによると思います。
聞くところによると、高所恐怖症の人でもSkydivingは大丈夫という人もいるそうなので、高所恐怖症の方でもトライする価値はあると思います。
もう一ついえることは、飛行機から下を見てもよく見えないので、あまり現実感がないということがあります。
つまり、どれくらい高いか実感がわからず、すなわちどれくらい怖がっていいのかがわからないのです。
まず、Skydiving上から飛行機で飛び立ちます。
この飛行機というのがいかにも頼りなさそうなやつで、本当に不安になります。
しかしとりあえず飛び立ち、高度を上げていきます。
かなり不安な小型プロペラ機なのですが、何しろこっちにはパラシュートとインストラクターがついているので、爆発でもしない限り墜落しても大丈夫だという妙な安心感があります。
で、実際にSkydivingですが、とりあえず飛行機から落ちます。
後ろにはインストラクターがしっかりつながれています。
僕は何も考えずにとりあえず飛び降りたのですが、実際には怖がって飛び降りることが出来ない人もいるそうです。
しかし、問題ありません。
そのような人はインストラクターに突き落とされるそうです。
最初は上を向きます。
怖いというよりも、どうなっているのかわからないという感じで、インストラクターに強制的に姿勢を直されるのに従うのみです。
その後下向きになって、写真はそのときのものです。
この下向きになるのが結構つらいのですが、一番つらいのは口です。
かなり頑張らないと息が出来ず、息をしようと口をあけるとあっという間にのどが干上がります。
おかげで今もかなりのどが痛いです。
よく覚えていないのですが、落ちている時間は結構あり、普通にものを考えられそうな時間はあります。
飛行機から飛び降りざるを得なくなった(そんなことは普通はありえないのですが)ときでも、飛び降り自殺をするときでも、ある程度の高度があれば、意外に時間はあります。
ただ、呼吸の問題とゴーグルをしていなければ目もあけていられないという問題があります。
そして、それによる精神的不安の増長、あせり、という悪循環が予想されます。
そこでパニック状態に陥ると、人間かなり苦しいのかもしれません。
例によって長くなりましてので、明日以降続けさせていただきます。
2008年3月27日木曜日
授業紹介~其の五十八
上の写真は先日の野球のトライアウト(「Goizuetaでの生活~其の四十六」参照)の様子です。
この方々も服装はまったく統一されていませんね。
人によっては、よく見るとサッカーのスパイクを履いていたりします。
機能は同じなのでまったく問題ないのですが、やはり日本では考えにくいことかもしれません。
さて、本日は最近あまり紹介していなかった授業の進行状況などをまとめて紹介させていただきます。
先日から少し紹介させていただいておりますが、先週の金曜日にはStrategic Managementの試験のほかにInformation, Technology, and Operations(「授業紹介~其の四十」参照)のcase assignmentがありました。
これはcaseを読んで、それについている設問に自分なりに答えるというものです。
単純ではあるのですが、自分なりに焦点を当て、どうしてそこに焦点を当てたのか、そこを改善することでどのような効果が期待できるのか、などを説明します。
caseの内容、授業で紹介されたこと、そして自分のバックグラウンドとそれに基づく自分の考えを使って答えなければなりません。
そして昨日はManagerial Accountingのtake home examの提出がありました。
基礎的な設問もあるのですが、「与えられたデータをどう分析し、その分析に基づいてどのような経営判断を下すか。」という問題に多くの得点が配分されるようになっています。
僕はこのManagerial Accountingが非常に苦手でして、かなり苦労しました。
これでMidtermの試験やassignmentは終わったのですが、これからは各授業でのpresentationが多くなります。
そして、そのためのmeeting漬けの毎日になります。
授業はそんな感じなのですが、僕は今週の日曜日にING Marathonを走ることになっております。
ハーフ(21キロ強)なのですが、僕にとってはかなりつらいものです。
これまで2回(両方とも日本で)走ったことがあるのですが、毎回最後のほうは地獄の中をさまよっているような気分です。
今回はそういう思いをしなくていいように少し練習をしているのですが、その程度ですぐに効果が期待できるとは思いません。
あまり日がないですが、出来る限り練習をして、少しでもいいタイムを出したいと思います。
これまでのベストタイムは1時間45分ほどなので、それを更新するのが目標です。
授業紹介~其の五十七
上の写真は先日行われたG+のpresentation(「授業紹介~其の五十六」参照)のevaluation sheetです。
このように、presentationのあとには写真のようにコメントつきの評価をされます。
これは同級生からの評価で、ビジネススクールでは同級生を評価するというのはよくあることです。
これをもとに次回以降の改善を試みるのです。
というわけで、本日は先日紹介させていただいたG+のpresentationの続きです。
presentation前日の夜は徹夜はしませんでしたが、原稿を頭に叩き込み、何回も練習しました。
presentation当日の朝も、6時に起きて練習をしました。
やはり一晩寝ると忘れてしまうので、この朝の練習は効果的です。
かなり眠たかったことは確かですが。
そしていよいよ本番です。
人によってpresentationをする時間帯が違うのですが、僕は朝8時からのスロットでした。
自分で順番の希望を出すことが出来たので、一番最初を希望して、一番最初にpresentationをしました。
僕はこのような場合はほとんどの場合最初か最後を希望することにしていて、実際には、ほぼ毎回最初を希望しています。
最初にpresentationをするメリットは以下のとおりです。
・聞き手がpresentationに飽きていないので、聞いてくれる
・presentationのあとに質問を受けつけそれに答えなければいけないのですが、その質問がまだ陳腐化していない
・積極的だという印象を与えることが出来る
・失敗しても許されやすい
・他人のpresentationを聞いている間に自分のpresentationのための記憶が薄れるということがない
・他人のpresentationを集中して聞ける
・何より早く緊張から開放される
で、本番の出来ですが、まあまあといったところでしょうか。
やはり本番になると緊張してしまいますし、瞬間的に記憶が飛んだりするので、なかなか練習どおりには行きません。
つまってしまったり、いい間違えてしまったり、意識的に使っていたbody languageが止まってしまったりしました。
自分のpresentationが終わったあとは、安心してほかの同級生のpresentationに聞き入ることが出来ました。
その中でも、アメリカ人の同級生のpresentationは特に勉強になります。
彼らもかなり緊張していることは確かで、途中で記憶が飛んだりしているのですが、それでもpresentation skillはみなかなり高いものがあります。
まず、論点を整理するのが非常にうまいです。(これには日本語と英語の言語体系の違いもかなり大きく影響していますが)
そして、途中で記憶が飛んだときでもきちんとその前後をつなげることが出来ます。
また、body languageをはじめとした声以外の部分での伝達手段を非常に有効的に使います。
何よりも、何が起こっても常に堂々としています。
これは単に横柄であるということではなく、presentationでは大切なことなのです。
日本人は一般的に(日本語で話しても)presentation能力がないといわれますが、やはり日米では相当な差があると実感せざるを得ませんでした。
2008年3月26日水曜日
Goizuetaでの生活~其の四十八
上の写真は一昨日の野球のトライアウトの様子です。
このピッチャーは昨日紹介させていただいた統一されていない服装の人の典型で、ユニフォームも着ていなければ野球用のズボンもはいていません。
日本ではかなりありえないことですが、アメリカではそんなことを気にする人はいません。
僕は昨日紹介させていただいたとおり、遅れて試合に参加しました。
グラウンドに着くと「まあ入れ」といわれたので、グラウンドに入って急いでウォームアップをしました。
しかし、2本ダッシュをしただけで「ライトへ行け」と言われました。
運良く打球を飛んでこず、次の攻撃のときにやっとキャッチボールを始めました。
するとすぐに「お前の番だから打て」と言われました。
その次の回からは3回セカンドの守備に就き、5回ほどの守備機会を何とか無難にこなせました。
判断ミスは何回かあったものの、難しい打球や早い打球は飛んできませんでした。
打席は3回周ってきたのですが、運良く2本ヒットを打つことが出来ました。
3回とも実質的にはぼてぼての内野ゴロだったのですが、アメリカのグラウンドは硬いのでよくはねるのです。
あとは一生懸命走って何とかセーフにしました。
全体的な印象としては、恐れていたほどピッチャーの球は速くありませんでした。
おそらくピッチャーをやるような人はほぼ全員かなりの経験者で、みなちょっと変な投げ方をしています。
おそらく過去に怪我をしたのでしょう。
そのせいでスピードも切れもなかったのだと思います。
彼らがあの体で怪我をしないでいたら、恐ろしい球を投げていることだと思います。
逆にキャッチャーの肩はよく、恐ろしい球を二塁に送球してきました。
その人がピッチャーやったら打てないと思うのですが。
打球も早い打球が飛んでくることはあまりないのですが、ジャストミートしたときの打球の速さは恐ろしいものがあります。
バッティングフォームは意外にみな普通でした。
あと、プレーの最中でもそれ以外でも、基本的にあまり全力疾走はしません。
ランナー一塁でピッチャーゴロを打ったときに走らない人までいました。
当然余裕でダブルプレーです。
日本の、特に高校野球などでは考えられないことです。
練習試合とはいえ、ちょっとやりすぎではないかと思いました。
明日はSkydivingの紹介をさせていただく予定です。
2008年3月24日月曜日
Goizuetaでの生活~其の四十七
上の写真は昨日の野球のトライアウトのベンチの様子です。
ベンチもやはりアメリカ風ですね。
昨日は、野球のトライアウトに行くために朝5時半におきました。
一番最初の組でSkydivingをするためです。
7時過ぎに家を出て、8時に友人宅近くでピックアップしてもらい、Skydivingに行きました。
9時にSkydiving場に到着し、9時半の組で飛びたかったのですが、Skydiving場側の手違いで12時まで待たされてしまいました。
結局飛び終わってSkydiving場を出たのが1時過ぎ、2時から始まったトライアウトに参加できたのは3時半でした。
何のために5時半におきたのかわかりませんでしたが、遅れはしたもののトライアウトに参加できたので、良しとしましょう。
本日もまだSkydivingの写真が手に入っていないので、野球のトライアウトの話をさせていただきます。
今日はトライアウトといっても単なる練習試合で、それに参加させてもらうだけでした。
結論から言うと、合格とも不合格とも言われていないのですが、来週からの公式戦に来いといわれたので、野球が出来ることにはなりました。
こちらの野球は何から何まで日本と違います。
まず、グラウンドは当然内野まで天然芝です。
しかも、日本のグラウンドのように酷使されていないので、芝がはげているということはなく、きれいな芝が一面に広がっております。
内野の土は、非常に固く、ほれてしまうことはほとんどありません。
マウンドも硬かったです。
そして服装ですが、ばらばらです。
最後の打席などは、帰りの支度を済ませている人がいて、完全な私服で打席に立っていました。
それでなくても、みな思い思いの服装をしてきます。
サッカーのスパイクを履いていた人もいました。
公式戦では、背番号とチーム名が入っているジャケットだけはそろえるそうです。
道具を大切に使用などという概念はまったくなく、グローブ、バット、ヘルメットなどは投げたい放題に投げつけ、時にはけります。
ヘルメットにはひびが入っており、これは本当にあぶないからやめて欲しいと思いました。
ベンチの中では、柿の種(お菓子ではなく本物)を食べまくり、その殻は地面に吐き出します。
よって地面は非常に汚れています。
長くなりましたので、実際のプレーなどは明日以降改めて紹介させていただきたいと思います。
2008年3月23日日曜日
Goizuetaでの生活~其の四十六
本日は待ちに待ったSkydivingでした。
前回(「Goizuetaでの生活~其の八」参照)は飛べなかったのですが、今回はやっと飛ぶことが出来ました。
感想は、とにかく「未体験ゾーン」の一言に尽きるのではないでしょうか。
なんともいえない快感です。
本当はものすごく怖かったのですが、そういう姿勢を見られるのはちょっと受け入れがたいものがあるので、努めて強気に振舞っていたつもりであります。
しかし、そんな心配は無用であり、怖がっている暇はありません。
まず、飛行機に乗ります。
これが小型のプロペラ機でありまして、なんとも頼りないのです。
椅子などはなく、壁も薄っぺらいのが一枚。
そして、その壁もところどころへこんだりしています。
いつ何があってもおかしくありません。
そんな飛行機に寿司詰め状態で乗り込みます。
それから上空まで行って、そこから飛び降ります。
インストラクターとしっかりつながれているのですが、有無を言わせず放り投げられます。
自然落下をしばらくしたあとパラシュートを開きます。
そこからはゆらゆらとゆれながら(それでも結構早いのですが)落ちてきます。
Skydivingというのは要するに落ちているだけなのですが、周辺いったいを見渡すことが出来るし、感覚としては空中に浮いている感覚です。
今日は写真がなかったのですが、また明日以降アップさせていただき、その時にまた様子を詳しく紹介させていただきます。
そのSkydivingのあとなのですが、先日紹介させていただいた野球のトライアウト(「Goizuetaでの生活~其の四十三」参照)に行きました。
上の写真はその様子です。
昨日いきなり電話がかかってきて、今日トライアウトがあるといわれました。
今日来れないとプレーが出来ないといわれたので、行くしかありませんでした。
Skydivingから直行というかなりの強行日程でしたが、遅れたものの、何とか参加することが出来ました。
アメリカだから当然なのですが、天然芝です。
しかも内野まで。
こんな環境で硬式野球を出来るなんて、夢のようです。
本日はいろいろなことがあってとてもすべては紹介しきれないので、また明日以降紹介させていただきたいと思います。
幼稚園とビジネススクール
09のHiroです。久々の投稿です。
元々、私の留学生活の2つの大きな懸案事項は、私の英語力と子供の教育でした。
前者はいまだ懸念の域を出ていませんが、後者についてはこれまで満足しています。
2人の子供は現在、日本人の経営する幼稚園に通っています。
上の子はPre-Kといって、日本の幼稚園の年中~年長にあたるクラスにいます。
Pre-Kクラスの人数は20人で、内半数が日本人といわゆるハーフ(片親が日本人)、半数がアジア人・アメリカ人等です。
先生はアフリカ系アメリカ人と香港系アメリカ人の2人で、教育は英語で行われています。
この幼稚園は、なかなか面白いところです。
年中行事のたびに「パーティー」と称して、行事に関する歌を歌ったりした後、父母が持ち寄った食べ物をみんなで食べたりします。
この行事の数が半端じゃありません。
アメリカにある幼稚園なので、ハロウィン、サンクスギビング、クリスマス、コロンブスデー、キング牧師バースデー、バレンタインデー、セントパトリックスデー、イースター等と祝う上に、日本人経営なので、盆踊り、ひな祭り、こどもの日も祝います。中国人の子供も結構いるので、旧正月もお祝いします。
他にも毎月の誕生会もあるので、月に2回くらいはパーティーをしています。
写真は、先日ひな祭りのパーティーがあって、担任の先生(写真右側)に頼まれて、我が家からひな人形を供出した時のものです。
日本文化を他国の子供たちにも分かってもらうのは、いいことだと思うので協力しました。その他にも、妻がおにぎりの作り方を、子供たちに講習する会などもありました。
なお、幼稚園はいくつかの観点でビジネススクールによく似ています。
��つめは、前述の通りパーティーやら行事やらがとても多くあります。
��つめは、学校によって強い個性があって、教育内容がまったく違ったりします。
��つめは、ダイバーシティはあるのですが、言葉の壁は高く、同じ国の人同士で結構固まってしまったります。。(もちろん人によります)
2008年3月22日土曜日
授業紹介~其の五十六
上の写真は昨日のKegの様子です。
いつもはビールをはじめとした飲み物用のカップは当然のごとくただなのですが、この日だけは1ドルでした。
というのも、環境対策運動の一環で、自分でカップを持ってくる日だったからです。
僕も自分でマグカップを持っていきました。
アメリカは日本に比べて環境への意識はかなり遅れていますが、それでも最近はこのような運動も見かけるようになって来ました。
さて、本日はG+のMidterm Presentationがありました。
短いcase(4-7ページ)を読んで、そこから自分で状況設定を考え、コンサルタントになったつもりでその状況におけるpresentationをするというものです。
僕はDeloitte(デロイト)というコンサルティングファームのcaseを選びました。
このpresentationでは主張の中身よりも、presentation skillに重点が置かれます。
留学生、特にアジア人にとっては非常に難しい課題ではありますが、逆にこれこそがビジネススクールでしか経験できないことであり、その意味では非常に大きなチャンスです。
昨日Strategic Managementの試験があったので十分な準備は出来ませんでしたが、それでもcaseを読み込み、原稿を作り、facilitator(TAのようなもの)からアドバイスをもらい、昨日の夜は友人と二人で練習をしました。
練習では、お互いのpresentationのリハーサルをし、互いに気づいた点を指摘しあいました。
チェックポイントは
・自然な導入が出来ているか
・キーポイントが確実に聞き手に伝わるように表現されているか
・要点を適切に強調できているか
・全体が自然な流れになっているか
・自然な形で結論を述べてpresentationを締めくくれているか
・適切なbody languageをつかえているか
・聞き手全体に目を配れているか
・presentation中に自然な動き(一箇所に立ったままではなく、ある範囲内を自然に移動する)が出来ているか
・規定の時間内に収まっているか
などです。
これはとても役に立ちました。
やはり客観的な視点はいつなんどきでも有用ですね。
長くなりましたので、また明日行こう続けさせていただきます。
ちなみに明日はいよいよSkydivingです。
2008年3月21日金曜日
授業紹介~其の五十五
上の写真は昨晩行ったTarciana Caricio(中央)さんの誕生パーティーです。
試験前日ではあったのですが、誘われたので行ってしまいました。
勉強しなければいけないとわかっていても、やはり誘われるとうれしくて行ってしまいますね。
Tarcianaさんはブラジル出身で、僕と同じ留学生です。
International Orientationから一緒ですし、GMSC(「アメリカ文化紹介~其の六」参照)ではteammateなので、ふだんから仲良くしてもらっています。
TarcianaさんはGMSCではleaderを務めているしっかり者で、いつも積極的に仕事をし、teamをまとめてくれています。
試験前日ということもあり、パーティーにはちょっと顔を出してあいさつをしたらすぐに帰ろうと思っていたのですが、楽しかったし食べ物もおいしかったので1時間半もいてしまいました。
そもそもTarcianaさん本人は準備から後片付けまでしているはずなので、一体いつ勉強しているんだという感じです。
ブラジル料理はおいしいです。
その中で不評な食べ物が一つだけありました。
つまみとして置かれていたわさび風味のカシューナッツです。
なぜそれがあったのかはわからないのですが、みんな嫌がっていました。
僕が食べておいしいというと、「ありえない」という顔をされました。
そこまで風味がきつかったわけではないのですが、やはり慣れないとだめということでしょうか。
というわけで、何はともあれ本日はStrategic Management(「授業紹介~其の四十五」など参照)の試験がありました。
試験そのものは全くつかみどころのない試験で、持ち込み可であるものの持ち込んだものを見ている暇はないし、そもそもすべての問題を解き終わることができませんでした。
しかも問題にどこまで詳細に解答すればいいのか分からないので、非常に苦労しました。
しかし、何はともあれ試験が終わったので、ほっと一息です。
と言いたいところですが、明日はG+のMidterm Presentationがあります。
原稿は準備しましたが、presentationの準備はまだしていません。
今夜必死にやるしかないと思っております。
2008年3月20日木曜日
Goizuetaでの生活~其の四十五
上の写真はSkydivingのSign up sheetです。
そうです、今週の土曜日に、前回できなかった(「Goizuetaでの生活~其の八」参照)Skydivingがあるのです。
早速申し込んできました。
このようにMBA Officeに張ってある紙に名前を書き込むだけです。
今から楽しみです。
感想などはまた報告させていただきます。
本日は昨日のFantasy Baseballの紹介を続けさせていただきます。
印象としては、思ったよりもずっと面白かったです。
まず、いわゆる日本で言う「野球馬鹿」がアメリカにもいるということがわかりました。
僕は選択可能な選手ほぼ全員を知っていて、われながら「無駄な知識だなあ」と思ってしまったのですが、友人も僕に近いものがありました。
人によっては専用雑誌を買って自分でノートを作ってくる気合の入れようで、物見遊山的な僕の心構えとは大違いでした。
控えの選手を含めて22人まで指名するのですが、最初の10巡目くらいまではみな真剣です。
多少無駄口はたたくものの、雰囲気は張り詰めていました。
普段の授業よりもよっぽど緊張感がありました。
時間にして約2時間でしたが、あっという間でした。
ビジネススクールにおける課外活動の一環ともいえますが、これは完全に遊びですね。
でも、友達作りには最高です。
今回はみなもう友達になっている人ばかりでしたが。
Fantasy Baseballに関しては、今後も何か新しい発見などがあったら紹介させていただきたいと思います。
そうこういっているうちに、Strategic Management(「授業紹介~其の四十五」など参照)の試験が明日に迫ってしまいました。
かなりつかみ所がない試験で、試験勉強の段階でかなり苦労しています。
得意な人には簡単そうな試験ですが、僕の頭にはあまりすんなり入ってきません。
何とか本日一日頑張って明日の試験では全力を出し切りたいと思います。
2008年3月19日水曜日
Goizuetaでの生活~其の四十四
上の写真はDraft会議の様子です。
何かというと、Fantasy BaseballのDraft会議をしているのです。
Decaturという地下鉄の駅の近くのTaco Macという電源とワイヤレスネットワークがあるレストランで、みんなでノートパソコンを持ち込んで行いました。
さて、Fantasy Baseballですが、まずこれが何かを説明させていただきます。
一言で言うと「自分で作った仮想チームの得点を競う」ゲームです。
いろいろな方式があるようですが、今回は僕たちがやっている方式を説明させていただきます。
まず、今回は12人のメンバーが集まりました。
Goizuetaの卒業生、上級生、同級生たちです。
その12人が一つのリーグを形成します。
そして、それぞれがチームを作ります。
チームは今回のドラフト会議で決まります。
ドラフト会議のルールは簡単で、下記のとおりです。
・コンピューターが順番を決め、その順番に従って選手を選ぶ。
・すでに選ばれた選手を選ぶことは出来ない。
・最終的には各ポジションが選手で埋められていないといけない。
このドラフト会議で選ばれた選手たちの打率やホームラン、防御率などを点数化して、その合計を競うのです。
実際にシーズンが始まると選手が不調になったり怪我をしたりするので、トレードが出来たりもするらしいのですが、まだそこまでルールを理解していないので、後日改めて紹介させていただきます。
僕はこのFantasy Baseballをするのは初めてですが、これはアメリカではかなり人気があります。
僕も人気があるということは知っていたのですが、正直なところあまり興味はありませんでした。
一つ一つのプレーを点数化するのは不可能ですし、チームワークなどが反映されていないので、あまり興味がわかなかったのです。
ただ、友達に誘ってもらったので、せっかくだから自分が興味がないことにも挑戦してみようと思った次第です。
有料のものもありますが、今回は無料のものでした。
当然Baseballに限らず、Football、Basketballもあります。
長くなったのでまた明日以降紹介をもう少し続けさせていただきますが、こんなことをしている場合かといわれると、まったくそんなことはありません。
木曜日の試験対策は相当遅れています。
というわけで、これから真面目に勉強したいと思います。
授業紹介~其の五十四
上の写真は最近のキャンパスの様子です。
芝がすっかり茶色になっていますね。
芝生には季節を通して緑を保つものとそうでないものがあるそうで、ここの芝は季節によって色が変わるもののようです。
近くから見ると、早くも少しだけ緑が見えてきています。
さて、昨日のブログで先週末雨が結構降ったようだと紹介させていただきましたが、結構降ったどころではなかったようです。
竜巻が発生したようで、ダウンタウンでは屋根が飛んだりもしたそうです。
結構被害が大きかったということですが、不幸中の幸いで、Emory大学周辺は大きな被害はなかったようです。
確かにそんなことが起こってもおかしくないと思えるような雷雨でした。
さて、本日から早速授業が始まりました。
本当に早いものです。
今日はMarketing Managementの授業があり、内容は先日のtake home exam(「授業紹介~其の五十二」参照)のreviewでした。
この手のものはいわゆる解答はなく、主張がきちんとしていて、それが論理的に説明されており、授業で紹介された手法をきちんと理解した上で使っていれば正解とみなされます。
そうはいっても大筋でだいたいこうなるというパターンはいくつかに絞られており、今日はそれらが紹介されました。
自分が書いたこととだいたい同じでしたが、それをきちんと説明できたかといわれると、ちょっと自信がないといわざるを得ません。
結構不安になってしまいました。
また、ほかの学生が自身のアイデアを紹介したりもしたのですが、これは結構勉強になり、そんな考え方もあるのかと納得するものも数多くありました。
caseの本当にいいところはこういうところかもしれません。
さて、今週は試験、ケースライティング、プレゼンテーションがそれぞれ一つずつあるという結構タフは一週間です。
特に試験はつかみ所がないので、またまた相当苦労しそうです。
あまり時間もありませんが、しっかり準備して臨みたいと思います。
2008年3月17日月曜日
授業紹介~其の五十三
上の写真は先日に引き続きKegの様子です。
このような簡単なゲーム(手鞠みたいなものを向こう側の穴に入れるゲーム)の板もなぜか学校にあり、このようなもので遊んだりしています。
昨日予告させていただいたとおり本日は野球のトライアウトを受けに行く予定だったのですが、雨のため中止になってしまいました。
雨のためというかグラウンドコンディション不良でしょう。
昨日は結構遅い時間まで断続的に雨が降っており、一昨日からのトータルだとかなりの量になるので、仕方がないかもしれません。
しかし、僕はつい先ほど連絡を受けるまで当然あるものだと思っていたので、今はかなり複雑な心境です。
がっかりしたのと、緊張感から開放されてほっとしたのと、でもすっきりした開放感ではないというのと、なんというかかんというか非常に微妙な心境です。
春休みの最後の日でもあるので何とか受けておきたかったのですが。
地図もプリントアウトして、道具もかばんに入れて、完璧な準備を整えていたので、その準備を解くのが非常に残念です。
しかし、そうもいっていられないので、気を取り直して行きたいと思います。
というわけで、明日からまた授業が始まります。
ちょうど一年目の最後の四分の一が始まります。
そう考えると非常に早いです。
今週は早速試験一つ、レポート一つ、プレゼンテーションが一つあります。
すべてそれほど難しくはありませんが、決して簡単ではありません。
きちんと準備をしていけば大丈夫そうではありますが、ちょっと油断をすると大変なことになりそうですし、高得点を獲得するためにはかなりの準備が必要です。
またそれぞれについて終わったら報告させていただきたいと思います。
何はともあれトライアウトの緊張感からは開放されましたが、今度は課題の緊張感と戦わなくてはならないのです。
なんとも後味の悪い春休みになってしまいましたが、また気合を入れなおして明日から頑張りたいと思います。
2008年3月16日日曜日
Goizuetaでの生活~其の四十三
上の写真は最近のClairmont Campusの様子です。
最近はすっかり暖かくなり、外に出るのが気持ちいい日が続いています。
アトランタは風があまり吹かないので、この時期は曇ってさえいなければ自然と過ごしやすい日になります。
ところが、昨日の夜だけは別でした。
これでもかというほど雷が鳴り、滝のような雨が降り続けました。
ほぼ一晩中続いていたのではないでしょうか。
あまり神経が細やかでない僕は熟睡していましたが、音に敏感な人や雷が怖い人にはたまらない夜であったことでしょう。
寝る前も起きた後も雷雨でした。
さて、僕は今何気に少し緊張しております。
なぜなら、明日僕は生まれて始めて野球のトライアウトを受けに行くからです。
トライアウトといっても別にメジャーのどこかの球団のものではなく、いわゆる日本で言うところの単なる草野球です。
しかし、アメリカですから当然硬式です。
日本では相当な条件がそろわないと遊びで硬式野球をすることは出来ませんが、アメリカでは逆に硬式しかありません。
しかも、まだトライアウトの会場にはいったことがないのですが、当然芝生の球場でしょう。
日本では天然芝の球場でプレーできることはプロでもなかなかないですし、芝生の球場であっても芝の状態が良いということはあまりありません。
というわけで、期待と不安と緊張が入り混じったような状況なのですが、何より一番大きいのは「恐怖」です。
はっきり行ってデッドボールが当たって骨折したりするくらいは怖くないですし、デッドボールが頭に当たってもヘルメットがあるので死ぬことはまずありません。
しかし、守っているときにイレギュラーしたボールが目に当たったりしたら失明する可能性は十分にあります。
そう考えると、非常に怖くなってしまいます。
そんなリスクを犯してまで野球をやる価値があるのかと考えると確かに微妙ですが、「硬式野球」と「芝生」の魅力は代えがたいものがあり、トライアウトを受けに行くことにしたのです。
しかし、果たしてこのトライアウトは受けたあとに「はい、不合格です。さようなら。」といわれることはあるのでしょうか。
結果が出たら、いずれにしてもまた報告させていただきたいと思います。
2008年3月15日土曜日
アメリカ文化紹介~其の二十二
写真はスパイスであります。
先日作ったカレー(「Goizuetaでの生活~其の四十二」参照)が気に入ったので、自分で材料を調達したしだいです。
調達先はfarmers market(「Goizuetaでの生活~其の六」参照)であります。
しかし、安いと思いませんか。
そんなに高くはないだろうと思っていましたが、こんなに安いとは思いませんでした。
日本でスパイスを探し回ったことはないのでわかりませんが、これよりは相当高いのではないでしょうか。
アメリカでは一般的に安いのか、それともfarmers marketが安いのかはわかりませんが、とにかく安かったです。
というわけで、最近カレー三昧です。
飽きるまではしばらく続くことでしょう。
さて、物価の話になったので、日米の物価について感じるところを簡単に述べさせていただきたいと思います。
レストランでの値段ですが、僕の感覚ではアメリカのほうが高いです。
たとえば中華料理屋だと、一皿10ドルから15ドル位します。
日本だと600円から1000円くらいかなあと思います。
ただ、量がアメリカのほうが多いのでなんともいえません。
しかしアメリカは外税で、しかもチップを払うので、メニューに載っている値段の20%から30%増しになってしまうのです。
日本は今はどこも内税なので、それもあって高く感じるのかもしれません。
逆に言うと、いわゆる日本で言うような大衆料理屋というものがアメリカにはなく、アメリカでそれにあたるものはフードコートに入っているような店になり、マクドナルドとかになるのです。
味に関しては、好みの問題もありますが、個人的には日本のほうが数段上という印象です。
高くておいしいものはあっても安くておいしいものというのはほとんどありません。
資本主義の原則どおりといわれればそれまでですが。
日本では昼の定食などは1000円以下で済むものがたくさんありますが、アメリカではきちんとして店に入ってしまうとだいたい10ドル以上かかってしまいます。
そう考えると、200円でさばの塩焼きと御飯を食べることが出来た社員食堂が懐かしく思えてしまう今日この頃です。
2008年3月14日金曜日
アメリカ文化紹介~其の二十一
上の写真も昨日に引き続きKegの様子です。
このように犬を連れてきたり、子供をつれてきたりして一週間の疲れを癒すのです。
ほかの学校の事はわからないのですが、Goizuetaでは授業は基本的に木曜日に終わります。
月曜日と水曜日、そして火曜日と木曜日に授業があり、金曜日には授業はありません。
ただ、その分金曜日は補講があったりmeetingがあったり、そのほかのイベントがあったりとして、何のかんの言って金曜日も学校に行くというパターンが非常に多いです。
土曜日もそんな感じで、学校に行くのは自分だけかと思うと、結構人がいたりします。
さて、本日はClairmont Campusの近くにある湖(「Goizuetaでの生活~其の二」参照)にジョギングをしに行ったのですが、多くの人が散歩をしていました。
その中には、犬を連れている人も多くいました。
結構大型の犬も多く、怖くない振りをしているものの、結構怖い思いをしているというのが実際のところです。
放し飼いにしていることはまずなく、必ず紐でつながれているのですが、それでもにらまれると怖いです。
特に狼に近い犬は怖いですね。
アメリカは御存知のとおり、ペット大国です。
その代表は、なんと言っても犬です。
犬はアメリカでは非常に手軽に手に入り、日本のように買うということはまずないそうです。
欲しいと思った犬があったらそれをインターネットで検索すれば、だいたい出て来るそうで、あとはそれをとりに行くという形態のようです。
「日本のようにペットショップで高いお金を出して買うというのは、アメリカ人にとっては信じられないことだ」と、日本に住んでいたことがある同級生に言われました。
ちなみに、犬に限らず動物でも人間でも相手をよく見て行動することに変わりはないようです。
先日友人宅にクリスマスの飾りをはずすのを手伝いに行きました。
だいぶクリスマスから経っていますが。
そこには犬がいて、僕が行くと毎回飛び掛ってきます。
ところが、僕が大きなはしごを運ぶのを見た瞬間、飛び掛るどころかほえることもしなくなりました。
アルミなので大きい割りにかなり軽いのですが。
「こいつできるな」と思ってくれたのでしょうか。
2008年3月13日木曜日
アメリカ文化紹介~其の二十
上の写真はKegの様子です。
Kegとは毎週木曜日に開かれるちょっとしたパーティーです。
そんなに大げさなものではなく、ビールとコーラとポテトチップス程度で、写真のようにフットボールを投げたりして遊んでいます。
さすがにアメリカ人はみなフットボールを投げるのがうまいです。
先日サマータイムが始まりました。
正確に言うと、先週末のどこかで1時間だけ時間が早まりました。
おそらく土曜日の夜です。
週末は時間はあまり関係ないので、どのタイミングであったかはあまり気にしていないのが実際です。
というわけで、日本にはないサマータイムです。
ちなみに、日本でもかなり前に一時期やったことがあるそうです。
日本的に言うともうすぐ春分の日なので、サマータイムへ切り替わるのもうなづけます。
確かに最近朝起きるといやに暗いということがよくあります。
これはちょうどサマータイムに切り替わったからですね。
朝型人間の僕は休みの日でもたいてい朝が来ると目が覚めます。
日本でも最近よく話題に登っているサマータイムですが、アメリカでは当たり前のことであります。
では日本ではなぜサマータイムが導入されないのか、自分なりに少し考えてみました。
世間(や国会)でどのような議論がされているのかわかりませんが、二つの理由が思い浮かびました。
一つは新しいことを始めることに関する費用です。
何事も新しく始めるときはいろいろと大変なものです。
特に日本は変化を嫌うので、サマータイムの導入になんとなく消極的になってしまっているのではないでしょうか。
かかりそうな費用はいくらでも見つけられますし、逆に便益を数値化するのは難しいものですね。
二つ目は、地理的な問題です。
日本は確かに狭い国ですが、端と端を見ると、結構広がっていたりするのです。
これは個人的に最近改めて気づいた点ですが、北海道と沖縄でも結構東西南北に離れているし、離島を含めるとなおさらです。
何はともあれ、サマータイムも始まり、アトランタは本格的に暖かくて過ごしやすい日々が続くようになって来ました。
2008年3月12日水曜日
アメリカ文化紹介~其の十九
上の写真は先日友人といったレストランです。
典型的なアメリカンバーベキューの店で、味付けは南部風だそうです。
南部風のほうが一般的に味が濃く、甘みがあると友人は言っていました。
経済状況が厳しいこともあり、僕はあまり外食はしません。
が、せっかく誘ってもらったし、時間があるときだったし、こういう機会でもないとアメリカ料理を食べることはないので、久しぶりに外食してみたわけです。
友人いわく「ここの料理はうまい」とのことでした。
確かに、決して食べられない味ではなく、それなりにおいしかったです。
アメリカ料理はたまに本当に味気がないものがあり、塩コショウすらしていないのではないかというものもあるのですが、今回はそういうことはありませんでした。
ちなみに、ケーキなどだととことん甘いだけで味に深みがまったくないものがあったりします。
それはさておき、今回の料理はAmerican Barbecueとのことでした。
内容は単純で、Barbecueの味付けをした肉が出てきます。
自分でBarbecueをするわけではありません。
Barbecueという味の定義が僕には良くわからないのですが、日本的に言うといわゆる「甘辛」の「甘」を強くした感じでしょうか。
照り焼きに味が近く、照り焼きがアメリカで人気があるのが分かる気がします。
肉も特に硬くなく、サイドディッシュとして頼んだ定番のフレンチフライ(日本で言うフライドポテト)もそれなりでした。
しかし毎日これを食べ続けられるアメリカ人はすごいよなあ、と思っていると、その友人自身が「毎日これを食べ続けるわけには行かない」と言っていました。
味の問題ではなく、太るからだそうです。
ではなぜ毎日食べ続けられる料理がアメリカ料理には存在しないのだろうと不思議に思ってしまいますが、彼らはシリアルやオートミール、クラッカー(別にチーズを乗せたりするわけではなく、単なる普通のクラッカーのみ)で食事を済ませることにより、バランスを保っているようです。
日本では考えられないことですが、一日三回食事のたびに、たとえ簡単なものであっても料理をすることはアメリカ人にとっては考えられないことなのでしょう。
というわけで、日本人でありお金もない僕は、これからも質素な自炊生活を続けたいと思います。
2008年3月11日火曜日
アメリカ文化紹介~其の十八
上の写真は、Clairmont Campusのfieldの写真です。
真ん中の芝がはげた部分をおじさんが補修しているところです。
春休みということもあり、人があまり入らない時期なので、このような時期を使って欲しいなどが行われます。
gymの開館時間も短くなっています。(それでも午前8時から午後8時まであいています。)
日本では芝生があると入ってはいけないという場合が多いですが、アメリカではそんなことはまずありません。
芝生は踏みしめてなんぼです。
Clairmont Campusのfieldは真ん中がいつもはげています。
スパイクを履いてサッカーや野球やフットボールをやるから当然かもしれません。
スパイクが引っかかって芝がはげるのを見ていると「あーあ」という気がしてしまいますが、アメリカでは一切気にしません。
アメリカでは一般的に、履物にあまりこだわらないという印象があります。
たとえば、gymのフロアに入るときに靴を履き替えません。
日本では体育館に入るときに靴を履き替えるのは当然ですが、そのようなことをしている人を見たことがありません。
ベッドから出て、靴を履き、そのまま家を出てgymのフロアでバスケットボールをしたりします。
それでも、きちんと掃除をしているせいか、フロアが汚いなんてことはありません。
今日フロアの電気をつけてもらったときに、受付のお姉さんがブーツをカツカツ言わせながらフロアに入っていったのを見たときはさすがにどうかと思いましたが。
では、家で靴を脱ぐというのはアメリカ人の目にはどう映るのでしょうか。
日本人にとっては靴を履いて家の中に入るのはとても抵抗があることです。
僕の印象では、アメリカ人にとって靴を脱いで家の中に入るというのはそれほど抵抗があることではないようです。
まず、アメリカ人でも家の中で靴をはかない人もいます。
これは必ずはかないということではなく、たとえばシャワーを浴びたあとに靴をはかないで家の中をうろうろしたりするのです。
つまり、アメリカ人は家の中で必ず靴を履いているわけではありません。
また、以前ブラジル人の家にパーティーに行ったときには、みんな玄関で普通に靴を脱いでいました。
それがブラジル文化なのかどうかは知りませんが、そのようなときも特にアメリカ人が違和感を感じているという雰囲気もなかったのです。
結論としては、単純に「アメリカ人は履物にあまりこだわらない」ということでしょうか。
2008年3月10日月曜日
Goizuetaでの生活~其の四十二
春休みに入ったので、せっかくだから何か新しいことをしようと思いました。
で、どうせなら役に立つことをしようと思い、新メニューに挑戦することにしました。
ずばり、カレーです。
上の写真はまさにそのカレーです。
軽く前置きをさせていただきますと、僕は今までカレーを作ったことがありません。
なぜならカレーがそれほど好きではないからです。
1億総カレー好きといわれる日本人としては珍しいかもしれません。
僕が子供のころ、我が家ではカレーは食べるものがないときに仕方なく出てくるメニューだったので、カレーという食事はいわゆる「はずれ」という認識があったわけです。
味としては、別に嫌いなわけではなく、特に好きではないという程度です。
しかし、一人暮らしをしている日本人はよくカレーを作るらしいので、その波に乗り遅れまいと挑戦することにしました。
肉も野菜もきちんと取れますし、ご飯が進むことも間違えないですし。
で、せっかくならカレールーを使わずに本格インドカレーを作ってみようと、インド人に「今度カレーを作ってみようと思っている」と相談しました。
答えは、「任せろ、簡単だ。」でした。
というわけで、Neel君(「アメリカ文化紹介~其の十四」参照)からスパイスを5種類もらって、簡単な作り方を教えてもらいました。
あとは、インターネットで適当に検索し、各材料を入れるタイミングなどを確認しました。
その結果が上の写真です。
盛り付け方法はわからなかったので、伝統的日本カレーライス風にしました。
作るのが簡単だった割にはうまく出来ました。
米は以前パエリヤ用に買ったブラジル米を使いました。
スパイスをきちんと調合するだけでこんなにうまく出来るとは思いませんでした。
一番時間がかかったのはたまねぎとにんにくのみじん切りですが、それ以外は本当にすぐです。
スピードカッターがあれば、本当にあっという間に出来るでしょう。
順番どおりに火を通していくだけですから。
せっかくなので、今後はさまざまなほかのバージョンのカレーにも挑戦していきたいと思います。
ちなみに本日はアトランタにしては気温が低くて風が強く、肌寒い一日でした。
その意味でも、カレーにぴったりの日でした。
2008年3月9日日曜日
Goizuetaでの生活~其の四十一
いよいよ本日から本格的に春休みです。
休み明けの課題などを確認してみたのですが、、、「かなりあるな」というのが実感です。
どう考えても休んでいる暇はないようです。
上の写真は昨日紹介させていただいた「建物対抗節電競争」のチラシです。
最近はこのチラシが学校のあらゆるところに張られています。
昨日は同級生がtake home examを受けた様子を紹介させていただきましたが、状況としてはそんなに深刻なものではなく、基本的にみな集中しているものの、結構無駄口もたたきながら試験を受けています。
ちなみに設問はいわゆるレポート形式なので、カンニングはしようがありません。
その中でなぜかアメリカンジョークの話になり、突然「ジャパニーズジョークを紹介しろ」といわれました。
「相変わらず振りがきついな」と思いながら「日本の駄洒落は一般的に日本語の音に依存しているから紹介するのは難しい」と一応言い訳をしてみました。
しかし、そこで引き下がっては大和魂が廃ると思い、何とかいいのはないかと考えたところ、一つ思いついたので、思い切って紹介してみました。
御存知の方も多いと思いますが、森元首相がクリントン元大統領に「How are you?」といおうとしたところ間違えて「Who are you?」といってしまったというやつです。
(クリントン元大統領は森元首相のジョークだと思い「I am Hillary's husband.」と返したところ、森元首相はクリントン元大統領は「I am fine, thank you. And you?」といったに違いないと考え、満足そうに「Me too.」と返したそうです。)
ちなみに僕はこれが本当にあった話なのかどうかは知りません。
結果、大受けでした。
本当にうまいこと思いついてよかったです。
日本人に限らず英語が母国語でない人は当然英語で苦労することが多いのですが、中でも苦労が多いのがジョークです。
アメリカではかなり真面目な場であっても、気の利いたジョークを盛り込むことが求められます。
今後はアメリカンジョークの腕も磨いていきたいと思います。
2008年3月8日土曜日
Goizuetaでの生活~其の四十
本日は実質的な春休み一日目であります。
まだGMSC(「アメリカ文化紹介~其の六」参照)のmeetingがあるので、正式にはまだ春休みではありません。
しかし、それもそこまで重くないので、気分はすっかり春休みです。
というわけで少しゆっくりしようかと思っていたところ、朝友人からメールが来て、ボランティアをしないかといわれました。
せっかくだからいい人になろうと思い、ボランティアをすることにしました。
やはりせっかくビジネススクールに来たからにはextracurricular activity(課外活動)も可能な範囲で積極的に取り組みたいものであります。
具体的な内容は確認せずに行ったのですが、なんとその内容は超簡単でした。
「不必要な電灯を消して回る」です。
10分で完了しました。
しかも「食べ物があるから勝手に食え」とのことでした。
というわけで本日の写真はその食べ物と一緒にボランティアをした同級生たちです。
たった10分でとてもいい人になった気分になれ、しかも食べ物にありつけるという非常に有意義な時間でした。
しかもいつもは全く味気のないパイナップルですが、今日のはきちんと味があり、おいしかったです。
パイナップル好きの僕にはたまりません。
ではなぜ本日このようなボランティアがあったのかというと、現在「建物対抗節電競争」が行われており、その一環でした。
最近はどの部屋に行っても薄暗く、特に天気が悪くて曇っている日はかなり難儀します。
先日気付かずにコンピュータールームが暗いので電気を一気につけたら、注意されてしまいました。
謝ってすぐにすべて消しましたが。
アメリカは環境保護に対する意識が日本などと比べると低いのですが、それでも最近はこのような取り組みをするようになってきたということでしょうか。
写真に写っている同級生の3人はdirected study(後日紹介させていただきます)のtake home examを受けています。
うち一人はクラシックを聞きながら取り組んでいたりもします。
その傍らで僕はおとなしくブログを書いていたりするのです。
そんなこんなで待ちに待った春休みになんとか突入しそうであります。
授業紹介~其の五十二
昨日に続いて警察官の写真であります。
しかしかっこいいですね。
こういうのは本当にアメリカならではです。
サングラスかけている警察官なんて日本では見かけませんから。
さて、本日午前8時の期限ぎりぎりにMarketing Managementのtake home examを提出しました。
提出はメールです。
図表を入れてA4で8枚になりました。
字数制限は3000字(語)だったのですが、悔しかったのでぴったり3000語にしました。
最後は(最初からかもしれませんが)青息吐息でしたが、何とか仕上げることが出来ました。
夜はそれなりに寝ましたが、朝おきてから再度確認をして、それから提出しました。
しかし読み返してみると、わけがわからないことが書いてあったり(自分で書いたのですが)、同じようなことが何度も書いてあったり、いくら直しても直し足りません。
内容的にも書いているときにはかなりいいことを書いているつもりだったのですが、読み返してみると正直なところたいしたことは書かれておらず、これでいいのかと思いつつも提出期限は迫ってきます。
しかし、何とか気を取り直して体裁だけは整えました。
授業で紹介された内容も、可能な範囲で盛り込んだつもりです。
提出したあとは、やはり一気に疲れが出ました。
ただ、非常に面白かったことも確かであります。
正直なところ、Marketingというものがこんなに面白いとは思いませんでした。
日本ではMarketingというものはほとんど認知されていませんが、アメリカではかなり浸透しており、Marketingという概念がない会社はないといってもいいほどではないでしょうか。
Marketingの教授はだいたいコンサルティングを実際にしており、事業会社での職歴がある教授もいます。
今習っている教授も本職ではなく、普段はコンサルティングなどの仕事をしています。
その意味でも、やっている間は大変でしたが、結果はどうあれ充実感と満足感のあるtake home examでした。
2008年3月6日木曜日
授業紹介~其の五十一
上の写真は見てのとおり警察官です。
警察官がこんな乗り物に乗ってうろうろしているのですから本当に不思議な国です。
ちなみにこの警察官はキャンパス内にいました。
写真を取らせてくれというと「なぜだ?」ときかれたので、ブログに載せるためだといったところ「変なブログじゃないだろうな」といわれたので、その心配はないと答えました。
「しかし俺の写真を載せてどうするんだ」といわれたので、日本的にあんたは非常に面白いといいたかったのですが、そうも言えず「いやあんたちょーかっこいいぜ」というと、満足そうに写真を取らせてくれました。
昨日に続き、Marketing Managementのtake home examの緊張感を何とか伝えさせていただきたいと思います。
このexamは字数制限が3,000字なのですが、まだ1,000字しかかけていません。
内容の骨格は考えたので、基本的には出来るはずなのですが、どのように肉付けしていくかをこれから考えていかなければなりません。
しかもやっていくうちに自分の組み立てた論理が矛盾しているのに気づいたりして、一人で勝手に大混乱したりしています。
その混乱をこれまた一人で収拾すると、それが終わったころにはかなり時間がたっていたりもします。
3,000字というとA4で7枚くらいになり、辻褄をきちんと合わせながらそれを書くのは僕にとってはなかなか大変な作業であります。
提出期限まであと20時間ほどですので、何とか必死こいて仕上げたいと思います。
このexamを提出すれば、めでたく春休みに入って一息つくことが出来ます。
同級生何人かに話を聞いたところ、もちろん具体的な内容の話は出来ないのですが、だいたいの人がもう終わっている、あるいはほぼ完成しているという状況であり、どうやら僕はかなり遅れているようです。
何とか残された時間で頑張りたいと思います。
2008年3月5日水曜日
授業紹介~其の五十
上の写真は先日紹介させていただいたBeer Game(「Goizuetaでの生活~其の三十七」参照)の様子です。
このようにいつものことながら学生はものを食べながらの授業(講義ではありませんでしたが)でした。
さて、当校は来週一週間が春休み(学校って感じですね)なのですが、今週はExam Weekであります。
あまりExam(試験)がないので今日まで知りませんでした。
授業によって評価方法はさまざまで、教室に定められた時間に集まって行う筆記試験、take home exam、個人およびグループでのプレゼンテーション、レポート、授業への参加などがあげられます。
だいたいの場合はそれらをいくつか組み合わせたものが全体の評価となります。
Exam Weekということは知らなかったのですが、そういわれてみれば一つ試験があります。
それはMarketing Managementのtake home examです。
その名のとおり持ち帰りの試験で、このご時世だとメールで送られてメールで送り返すという形式になります。
ちなみにHonor Code(「Final07-fall~其の六」参照)があるので、当然カンニングや上級生にアドバイスを請うなどということは出来ません。
今回のexamは5ページほどの短いcaseが配られ、そのcase writingを提出する、というものです。
条件は「講義で紹介された手法を必ず盛り込むこと」です。
つまり、講義で紹介された手法をきちんと理解して使っていれば、提案が論理的に説明されている限り問題ないというわけです。
提出期限が二日後に迫ってきており、例によって結構やばい状況です。
この授業は非常に面白いので毎回の授業は非常に楽しいのですが、授業で扱ったcaseは記憶しているものの、分析手法はあまり記憶していないのが実情であり、その点でかなり苦労しています。
春休み前は試験はそれだけですが、春休み後にもいくつか試験があるので、またビジネススクールの緊張感をお伝えしたいと思います。
2008年3月4日火曜日
Goizuetaでの生活~其の三十九
上の写真はGMSCのclient dinner(「Goizuetaでの生活~其の三十七」参照)の様子です。
同級生たちも普段に比べればかなりきちんとした格好をしていますね。
今日は朝9時からMarketing Managementのteam meetingがありました。
今度グループプロジェクトがあるので、その準備のためです。
プロジェクトのテーマはジョニー・ウォーカーに決まりました。
僕は酒が全く飲めないのでジョニー・ウォーカーは聞いたことはあってもそれが何か知らなかったのですが、ウィスキーのブランドだそうです。
アメリカでは若者の間ではウィスキー自体があまり人気がないらしく、アメリカでの若者に対するMarketing stragetyをアジアを中心とした諸外国での例を使いながら提案することになりそうです。
本日は、学校での学生の服装を紹介させていただきます。
平均年齢30とはいえそこは学校なので、服装はかなりラフです。
ジーパン率はかなり高く、スウェットパンツやジャージで学校に来る学生もいます。
あと、野球帽をかぶっている学生もよく見かけます。
夏を中心に春から秋はビーチサンダルをはいてる学生がかなり多くなります。
男女を問わずかかとが高い靴を履いている学生は少ないのですが、これは運転をするせいかなあと考えたりしています。
サングラスは必須で、ほぼ全員年中通して持ち歩いているのではないでしょうか。
女性の化粧率はかなり低く、ほぼ全員ノーメイクです。
よって化粧をしている女性はかなり目立ちます。
日本の大学では逆にほぼ全員きれいにメイクをしている記憶がありますが、アメリカ人は日本(を含めたアジア)に来ると、いつもきれいに化粧をしている女性に驚くそうです。
男性でも眉を剃ったりしている人は見かけたことがなく(女性ですらあまり眉を剃っていませんが)、ピアスをしている人もほとんどいません。
逆にひげを生やしている、あるいは無精ひげになっている人は日本に比べると多く、毎日格好いいなあと思いながら見ています。
男性は短髪が多く、みな刈り上げています。
日本では最近刈り上げている人が減ってきているような印象があるので、アメリカに来てすぐはちょっと違和感があるかもしれませんね。
全体的には、非常にラフで個性的、というか単純に自分が快適でいられる服装をするという感じでしょうか。
2008年3月3日月曜日
Goizuetaでの生活~其の三十八
上の写真は先日紹介させていただいたBeer Game(「Goizuetaでの生活~其の三十七」参照)の様子です。
授業の一環とはいえ、こんなゲームを平均年齢30で3時間近くかけてやるのですから、ちょっと不思議な気分になったものであります。
さて、昨日ニューヨークから帰ってきました。
紹介させていただいたとおり収穫の多いニューヨーク滞在でした。
アメリカに来てから半年ちょっとですが、アトランタに戻ってくるとほっとします。
本日はアトランタから見たニューヨークという観点で、少しお話をさせていただきたいと思います。
まず、当たり前の話ですが、アトランタから比べるとニューヨークは大都会です。
単純には比較できませんが、ニューヨークとアトランタの関係は、東京と福岡の関係のようなものではないかと思っております。
アトランタも都会であることに変わりはないのですが、大都会ではありません。
しかもアトランタは都会にしては珍しく中心部分に人口などが集中していないので、いわゆる「都会」といったイメージの地域が非常に狭く、その分周囲に広がっているのです。
その点ニューヨークはまさに大都会、何もかもマンハッタンに集中していて、まさに世界の中心です。
あのエネルギー、緊張感、そしてそこから生まれるなんともいえない魅力はアトランタにはありません。
買い物、ミュージカル、そのほかなんでもありますし、遅い時間まで店もレストランも開いていて、24時間人通りがあります。
その分町は汚れていて、交通渋滞もすさまじいものがあります。
その点アトランタは平和な田舎都市という感じです。
交通渋滞も場所と時間帯によってはかなりひどいのですが、それでもニューヨークに比べたらはるかにましだと思います。
あとは気候が違います。
ニューヨークは本当に寒かったです。
しかも川に挟まれているせいか風が強く、寒さが身にしみます。
その点アトランタはもうぽかぽか陽気で、人によっては早くもTシャツ短パンです。(ちょっとやりすぎだと思いますが)
というわけで、一言で言うと「ニューヨークは都会中の都会、アトランタは田舎の中の都会」という感じでしょうか。
アトランタは今日も温暖でのんびりとした一日になっております。l
授業紹介~其の四十九
上の写真も昨日に続いてGMSCのclient dinner(「Goizuetaでの生活~其の三十七」参照)の様子です。
食べ物コーナーにはこんなに素敵な花まで用意されます。
そんなところにお金をかけなくても。。。
さて、本日は昨日に続いてニューヨークでの病院訪問です。
ここで、どうしてニューヨークという場所でも今回のような病院訪問をアポなしでして、それなりの成果を得られたかを勝手に自己分析してみたいと思います。
・先日も紹介させていただきましたが、病院に限らず、大学での活動、特にビジネススクールの活動に協力するのはそれなりに有意義なことであるという認識があること。
・最初に出自を明らかにし、アカデミックな目的であることを明言したこと。
・セキュリティをとおってきた人間に対して今すぐ出ていってくれとは言えないこと。ちなみにそういうことを言うと訴訟リスクが発生します。アメリカでは人々は常にリスクを考えて行動します。今すぐ出て行ってくれというかとは何回もされましたが。
というわけで、かなりドキドキながら何とか病院訪問を成功させることができました。
アトランタとの病院の違いは、やはり都会の病院だけあってセキュリティが非常に厳しいこと、そしてアトランタの病院の人々のほうが多少親切かなあと思いました。
これは病院そのものの違いではなく、地域の違いが大きいと思います。
特にアトランタはアメリカの中でも開放的な文化で有名な都市です。
それでも僕が対応してもらった人々はみな親切な方ばかりでした。
この場を借りて(その人たちがこのブログを読んでいるわけはありませんが)感謝の意を表させていただきたいと思います。
僕は日本でもあまり病院に行かない人(馬鹿は何とかといいますね)だったので日本の病院をよく知っているわけではないのですが、日本の病院とアメリカの病院の決定的な違いが一つ発見しました。
それは「病院の匂い」がしないことです。
日本だと、病院に入ると何の臭いか知りませんが必ず「病院の匂い」がしますね。
それがアメリカではなく、ほかの匂いがするわけでもありません。
その点は日本と大きく違うなあ、と思いました。
何のかんの言って、終わった後は大満足の病院訪問でした。
2008年3月2日日曜日
授業紹介~其の四十八
上の写真は昨日に続いてGMSCのclient dinner(「Goizuetaでの生活~其の三十七」参照)の様子です。
これはclientの一覧ですね。
毎年変わりますが、大体こんな感じの会社がclientになります。
で、本日ですが、はるばるニューヨークで病院訪問をしました。
先日紹介させていただいた病院訪問(「授業紹介~其の四十二」参照)のニューヨーク版です。
ちなみに病院名など具体的な内容は伏せさせていただきます。
事前にアポイントメントをとりたかったのですが、いまどきはどこも大代表レベルしかメールアドレスを公開しておらず、アポイントメントをとらずに完全な飛び込みでの病院訪問および実地調査になりました。
teammateと話した事前の予想では、ニューヨークという場所からして病院の人に話を聞くのはまず無理だろうということになっておりました。
しかし、わざわざ飛行機使って時間と金をかけてニューヨークまで来て、何も得ずにしっぽを巻いて帰るわけにはいきません。
というわけで何とか気合いを入れて周れるだけ病院を回りました。
とはいうものの、はっきりいって今日の病院訪問は度胸試しの要素がかなり強く、自分でもどうなるか全く予想がつきませんでした。
ですが、結論から言うと二人の人に話を聞くことができ、ほかの二人の人とは来週電話で質問をさせてもらうというアポイントメントをとってきました。
これはかなり大きな戦果で、単なる飛び込みでここまでのものを得られるとは正直自分でもかなり驚きました。
それでも実際にかなり苦労したことは間違えなく、
・たらいまわしにされる
・露骨に嫌な顔をされる
といったことは多くありました。
良い気分はしませんが、当然の反応であったので特に気にはなりません。
こちらはひたすら下手に出てお願いするのみです。
そうすると気持ちは通じるもので、質問に答えてくれたり、電話をつないでくれたりするものです。
またもや長くなってしまいそうなので、明日以降続けさせていただきたいと思います。
2008年3月1日土曜日
授業紹介~其の四十七
上の写真は昨日に続いてGMSCのclient dinner(「Goizuetaでの生活~其の三十七」参照)の様子です。
このように会場内にバーができて、水からワインまでふるまわれました。
今となっては全く驚かないのですが、学校の中のイベントでこのようなことが行われるのは、アメリカならではというかビジネススクールならではですね。
さて、本日は昨日まで何度か紹介させていただいたとおりInformation, Technology, and Operations(「授業紹介~其の四十」参照)の試験がありました。
正直ヤバかったです。
やっていったところはできたのですが、それ以外の何をすればいいのか分からなかった部分はもろに不安が的中してしまい、半分くらいは何をすればいいのか分からない状態でした。
試験問題そのものはたいして難しくない、というか簡単だったので、平均点も高いことが予想され、かなり苦しい状況に追い込まれてしまいました。
終わってしまったことは仕方がないのですが、今後の課題などで何とか取り返したいと思います。
さて、まったく関係ないのですが、昨日突然部屋(Clairmont Campusの家の中の自分の部屋)から閉め出されました。
どういうことかというと、部屋を出て台所へ行き、帰ってきたら扉があかなかったのです。
ものすごくびっくりしました。
鍵もIDも財布も持っていません。
仕方がないのでHousing Officeに行ったところ、「よくあるんだよね」といった感じでお兄ちゃんがカギを持って部屋まで来てあけてくれました。
どういうことかというと、ドアを開けた時に強く開けすぎて、そのはずみでドアノブのカギの部分が壁に当たってボタン上のカギが押されてしまい、それでロックされたらしいのです。
そう言われてみればいつ起こってもおかしくない状況だったのですが、本当にびっくりしました。
「狼狽」という感じでしたね。
そんなこともありましたが、本日は本当にヤバい試験でした。
来週も課題の提出がいくつかあるので、気合いを入れなおして頑張りたいと思います。
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