米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2025年2月24日月曜日

Global Health Case Competitionの振り返り

こんにちは。Class of 2026M.Tです。

Fall Semesterの振り返り(後半)の更新がまだできていませんが、春学期が始まり、ネタがどんどん溜まっていっているので、後半の振り返りはS.Aにお任せして、今回は学内ケースコンペティションについて紹介します!

 

コンペ概要

先月末(124日(金)〜21日(土))にEmory Global Health Institute主催のGlobal Health Case Competitionリンク)に参加しました。今年で17回目を迎え、これまでにEmory 9学部から1000人以上の学生が参加しているそうです。

 

今年のテーマは「Longing for Belonging: Addressing the loneliness epidemic in the US(米国で蔓延する孤独への取り組み)」でした。孤独問題は米国だけではなく、世界的に注目を集めている公衆衛生の課題です。115本のタバコを吸うことと同じくらい有害であることや、心血管疾患、認知症、脳卒中、うつ病、不安障害のリスクを高める要因であるとも報告されています。本コンペでは、孤独に対する取り組みを国際的な視点から分析し、アメリカにおける3つの介入案を提案せよというお題が課されました。

 

上位3チームがファイナルに進み、当日発表される追加課題の内容を盛り込み、最終発表に挑みます。1~3位のチームには賞金が付与され(1位$30002位$20003位$1000)、さらに1位のチームはEmory Morningside Global Health Case Competitionリンクという他大学も出場するコンペへの出場権が得られます。

 

チームメンバー

3つの異なる学部からチームを構成することが条件であり、以下の5人のメンバーと参加しました・

Rollins School of Public Health の学生3名(日本人+トルコ人+ナイジェリア人)

College of Arts &Scienceの学部生(アメリカ人)

Laney Graduate SchoolPhD生(ウガンダ人)

 



振り返り

124日(金)にお題が発表され、25日から1週間毎日23時間程、対面やオンラインでミーティングを実施し、調査、介入案の提案、資料作成を進めていきました。授業の予習・課題とコンペの両立で体力的にタフで、参加を決めた昨年の自分を後悔する瞬間もありましたが、コンペ当日は達成感を感じながら終えることができました。

 

参加して良かった点・

・チーム内唯一のMBA生として腹をくくって、介入策の予算配分やROIの算出を担当したことは良い経験となりました。恥ずかしながら、グループ課題ではいつもファイナンスバックグラウンドの友人や得意な子に任せて、逃げていました。笑 自ら手を動かすことで、興味や疑問が生まれ、深く勉強してみたいと思うきっかけとなりました。

 

・プレゼンが最大の弱点なので、場数を踏むという意味で良い機会となりました。また、秋学期に教授からたくさんフィードバックをもらっていたので、その改善点を反映する良い機会ともなりました。

 

・コンペ後、チーム内で振り返りと相互フィードバックをしたことで、自分は何が得意で何が苦手であるかを再認識する機会となりました。フィードバックは宝だ!と、ある教授は良く言っているのですが、その通りだと思います。

 

印象的だった言葉

「世界が直面する課題は特定の学問分野や職業だけで解決できるものではなく、異なる視点を持つチームが協力して解決策を見出すことが求められる。」

これは講評の際に述べられた言葉で、本コンペを通じて強く実感したことでもあります。介入策とそのステークホルダーを考える過程で、ある組織にとって有益であることが、別の組織にとっては不利益となる例がありました。そのため、ステークホルダーを理解すること(どのような視点を入れる必要があるのか見極めること)、それらを巻き込んで議論することがいかに重要であるかを学べたことは、本コンペに参加した収穫です。

 

最後に

私はヘルスケアバックグラウンドということで、このようなケースコンペに参加しましたが同級生は様々な学内・学外コンペに参加しています!学校選びをする際には、どんなケースコンペがあるのか調べてみると良いかもしれません!今回、残念ながらファイナルに進むことはできなかったので、来年リベンジしたいと思います!

 

 

受験生の皆さんへ

GBSのプログラムやアトランタ生活についての質問があれば、在校生がいつでもお答えします

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2025年2月2日日曜日

ついに最終学期!~Spring Semester 2025~

こんにちは。Class of 2025のN.Kです。

長いようであっという間だったMBA生活もついに最終学期を迎えました。本日のブログでは、そんな私の最終学期の過ごし方についてご紹介したいと思います。


📚 授業編

GBSの2年目はすべて選択科目となり、私は卒業に必要な残り4単位を履修しています。春学期が始まって2週間ほどですが、特に面白そうな授業をピックアップしてご紹介します!

① AI in Marketing

この授業では、マーケティングにおけるAIの急成長する役割を探求し、顧客獲得・維持・関係構築という3つの要素を軸にAIの活用を学びます。特に、カスタマージャーニーを通じたデータ活用やマーケティング介入の最適化に焦点を当てています。

授業では、以下のような問いをもとに議論が進みます:
✅ マーケティング介入を支援するために、顧客について何を知るべきか?
✅ データから実行可能なインサイトを導き出すための適切なツールや手法は?
✅ マーケティング・テクノロジーやAIで、どこまで自動化が可能か?

この授業は Special Topics というカテゴリーの新設コースで、最新のAI技術を体系的に学べる貴重な機会です。マーケティングにおけるAIの活用は今後ますます重要になるため、非常に実践的な内容だと感じています!

② Global Macroeconomic Perspectives

世界経済、金融、地政学、人口動態のトレンドがビジネスに与える影響を理解し、国際ビジネスに必要な分析ツールを学ぶコースです。経済発展やマクロ経済政策が企業戦略にどう影響するのかを多角的に議論します。

主なトピックは以下の通り:
📌 マクロ経済指標の分析(GDP、インフレ率、金利、貿易収支など)
📌 地政学的リスクとビジネスの関係(政策変動、国際関係、紛争の影響)
📌 グローバルな貿易・投資の流れと規制(関税、移民、サプライチェーン変化)
📌 パンデミック後の経済回復、政府の財政赤字と債務の動向

私のように インフラ開発や国際プロジェクトに関わるエンジニアにとっても、経済動向の理解は欠かせません。 高速道路やインフラ投資にはマクロ経済や財政政策が深く関わるため、この授業の学びを将来のキャリアに活かしたいと考えています。


🏡 日常生活編

卒業後の配属先はまだ決まっていませんが、少しずつ帰国準備を進めています。
🛫 持ち帰るもの・処分するものの整理
🚗 車の売却手続き
🐶 愛犬を日本に連れて帰るための書類準備 等々

アトランタに珍しく雪が降りました

リストアップすると想像以上にやることが多く、スケジュールを立てて計画的に進める必要があると痛感しています。同時に、残りのアメリカ生活をしっかり満喫したいという気持ちも強まっています!

そして、最後の目標はボディメイク!
昨年9月からジムに通い始め、5ヶ月で約8kg減量しました。春学期にはスポーツ大会(サッカー、卓球、テニス、バスケなど)があるので、クラスメイトの足を引っ張らないよう 高校時代の体重に戻す ことを目標に頑張ります!


🎉 受験生の皆さんへ

2nd Round、3rd Roundに挑戦する皆さま、最後まで諦めずに頑張ってください!

GBSのプログラムや出願対策、アトランタ生活についての質問があれば、在校生がいつでもお答えします!

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それではまた!