米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2010年5月4日火曜日
Catapult Shooting
春学期も早くも終わりが近づき、各科目でファイナルプロジェクトの発表や期末試験が行われていますが、
Six Sigmaの授業では一風変わった期末試験が行われましたので紹介します。
その名も、Catapult Shooting。
Catapultとは辞書の訳は「投石機」。台にアームがついていて、アームの先にお皿があり、その皿にボールを入れて
ゴムをひっかけてひっぱり、指定された距離のいかに近くにボールを落とせるかということを競います。
アームの位置やアームをひっぱる角度などいくつか変更できる部分があり、
事前にチームに1台カタパルトが与えられて“練習”できます。
この“練習”がSix Sigmaの授業で習ったことを生かす見せ場で、各条件下で何度か試投し、それをもとに
何インチに落とすにはどの組み合わせが最適か、というデータを事前に作成しておきます。
皆「なんで練習なんて」と口では文句を言いながらも、ボールが落ちた位置が正確に分かるようにつける
ベビーパウダーで服を真っ白にしながら、何時間もかけて何度も練習しました。
そして当日。
半分遊びのような試験ですが、勝負事はみんな真剣です。
一投なげるたびに他チームから来ている“審判”が計測しますが、その結果が自分たちの判断と違うと“この審判たち
0.5インチ短めにしか計測しないから微調整しよう“と即座に作戦会議。
その結果”アームをひっぱる角度156.785”など妙に細かい指示が出て、
投げる人も大マジメに復唱してチャレンジ。
��つの距離を10投ずつ、計30投の試技を行い、見事うちのチームが優勝
なぜこんなことをやるのか?については教授曰く、“Six Sigmaを学んだ人は誰もが通る道”なのだそうです。
その真偽のほどを確かめられる日が来るのか謎ですが、こういう期末試験もありかな、と思う今日この頃です。
��後日きちんと競技当日までに至る練習の過程と、それが当日の結果にどう結びついたかというレポート提出もありましたが。。。)
Class of 2011 M子