こんにちは。Class of 2025のTAです。
今回は、京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下、京都iCAP)の菅野様に本学へご訪問いただき、同社の取り組みをご説明いただく機会がありました。MBA、MPH、PhDなど、さまざまな日本人学生が集まる貴重な場となりましたので、共有いたします。
京都iCAPは、京都大学が100%出資するベンチャーキャピタルであり、以下のような大学研究に基づく新技術を活用した事業化支援を行っています。
1. 研究成果を基にしたベンチャーへの投資
国立大学の研究者や起業家が設立するベンチャー企業に対して、出資や経営支援を実施
2. 共同研究成果を基にしたベンチャーへの投資
国立大学と企業の共同研究から生まれるベンチャー企業に対し、ジョイント・ベンチャーの形で支援。
3. 研究成果とベンチャー企業・起業家をマッチングして行う投資
技術課題を持つベンチャー企業や起業家と大学教授の研究内容をマッチング。成長促進や社会的価値創出を目指して出資および経営支援を実施。
今回のセッションでは、上記3に関連し、EIR(Entrepreneur In Residence)という制度を中心にご説明いただきました。この制度は、起業を目指す人材がVCや事業会社などに一定期間所属し、その組織のネットワークを活用しながら起業を目指すもので、京都iCAPにて起業へ取り組む事例を紹介いただきました。
※参考資料: 経済産業省「客員起業家(EIR)制度 Entrepreneurs In Residence の活用に関するガイダンス」
医療、インフラ、商社、官公庁など、さまざまなバックグラウンドを持つ学生が参加し、同制度について活発な質問が飛び交いました。多様な視点から意見が交わされ、非常に充実した時間となりました。
また、会終了後は近隣のレストランで懇親会が行われ、他学部の学生とも交流を深めることができました。スモールスクールならではの学内外のつながりが広がる機会が多いのも、本学の魅力の一つです。